JPH044421B2 - - Google Patents

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JPH044421B2
JPH044421B2 JP10198587A JP10198587A JPH044421B2 JP H044421 B2 JPH044421 B2 JP H044421B2 JP 10198587 A JP10198587 A JP 10198587A JP 10198587 A JP10198587 A JP 10198587A JP H044421 B2 JPH044421 B2 JP H044421B2
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concrete pipe
fixing member
wall surface
lining
adjacent
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JP10198587A
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  • Sewage (AREA)
  • Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はコンクリート管本体内にプラスチツ
ク製のライニング板を添設するコンクリート管と
その製造方法に関する。
〈従来の技術〉 下水道用や工業排水用などに用いられるコンク
リート管は、その内面がその中を流れる流通物よ
り発生するガス等の影響により腐食する。この場
合、コンクリート管本体内にプラスチツク製のラ
イニング材を入れて、複数のライニング材を円筒
状に組立てて、コンクリート管本体の内壁面とラ
イニング材の間隙に充填材を充填するようにして
いる。このようにしてコンクリート管本体の内壁
面を補修するのである。
〈発明が解決しようとする問題点〉 従来のこのようなライニング材を用いるコンク
リート管の製造方法では、円筒状のライニング材
のコンクリート管本体への位置決めができず、前
記間隙を一定にできない。このため充填材の層は
円周方向においてまちまちになり、ライニング板
の取付固定作業性が悪い。したがつて、充填材層
の極端にうすいところが生じその部分のライニン
グ材の保持力も期待できない。
この発明は上記問題点を解消するためになされ
たものであり、充填材層が正確で所定の厚みにで
き、しかもライニング材の固定が容易なコンクリ
ート管とその製造方法を提供することを目的とす
る。
〈問題点を解決するための手段〉 第1図を参照する。
コンクリート管本体1の内壁面12の側には連
結固定部材20を固設する。この連結固定部材2
0のコンクリート管本体1の中心側よりみた壁面
には、連結溝24,25が形成してある。
これらの連結溝24,25は、第4図乃至第7
図に示すようにコンクリート管の管軸方向に沿つ
て通した奥広がりの形状である。
少くとも一部の隣接のライニング板4,4の隣
接の分割縁7,7には接合片6,6が突設されて
いる。各接合片6,6は分割縁7,7に沿つてお
り、それらの頭部を幅広としている。これらの接
合片6,6は連結溝24,25にそれぞれ嵌合さ
れた状態で一部のそれらの隣接のライニング板
4,4が連結固定してある。
〈作用〉 複数のライニング板4を連結固定部材20を介
してコンクリート管本体1の内壁面12に対して
固定し、そのあと内壁面12とライニング板4の
間に充填材を充填する。
これにより各ライニング板4はしつかりと、し
かも内壁面12と連結固定部材20の局に対応し
た所定の間隔を保つて固定できる。そして充填作
業性も良くなる。
〈実施例〉 第1図はこの発明の実施例を示している。
コンクリート管は、コンクリート管本体(以下
本体という)1と、ライニング管体2およびこれ
らの間に充填された充填材3を備える。
本体1は通常の下水道や工業排水路として用い
られるものである。ライニング管体2は、等分割
された複数のプラスチツク製のライニング板4か
らなる。各ライニング板4は第1図と第2図に示
すように、内表面は平滑であるが外表面には複数
条のリブ5と接合片6を有している。実施例で
は、リブ5は9つあり、接合片6は分割縁7に沿
つて左右2つある。いずれのリブ5も接合片6も
ライニング板4の一方の面に突出していて長さ方
向もしくは本体1の管軸方向に沿つて形成されて
いる。リブ5は頭部が大径部又は幅広部8になつ
ている。また、接合片6の頭部も断面三角形の大
径部又は幅広部9となつている。
寸法例をあげれば、本体1の内径が1000mmであ
る場合、ライニング管体2の内径は約900mmの硬
質プラスチツク製の管体であり、各ライニング板
4は、その管軸方向の長さが2乃至3mであると
ともに幅W(第1図参照)は314mmのものが9枚と
なる。
なお第2図では隣接のリブ5,5にスペーサ1
0,11が必要に応じて着脱自在に取付けてあ
る。これらのスペーサ10,11の当接面10
a,11aは第1図の本体1の内壁面12に当接
するようになつている。ただし第1図には図面の
簡略化のためにスペーサ10,11は図示を省略
している。つまりスペーサ10,11は各ライニ
ング板4を第1図のように添設した場合に、それ
らの中間部がういたりしずんだりしないように、
中間部を内壁面12に対して支持させるためのも
のである。
各ライニング板4は、第1図に示すように分割
縁7,7が隣接している。9つのラニング板4の
うち4ケ所では、分割縁7,7の接合縁6,6が
接合部材13により接合されている。詳細には第
3図に示してある。接合部材13内には水密用の
パツキング14が設けてある。
9つのライング板4のうち別の5ケ所では、分
割縁7,7の接合片6,6は連結固定部材20に
固定されている。この連結固定部材20は長尺物
で本体1の内壁面12に本体1の管軸方向に沿つ
て固設されている。詳細には第4図に示してあ
る。
連結固定部材20は本部材21とスペーサ22
およびアンカ金具23を有している。本部材21
はスペーサ22をはさんで2本のアンカ金具23
により内壁面12に固定してある。本部材21
は、2条の連結溝24,25を有している。これ
らの連結溝24,25は本体1の管軸方向に沿つ
て奥広がりの形状となつている。各連結溝24,
25には接合片6,6の大径部もしくは幅広部
9,9が嵌合されている。各連結溝24,25内
にはそれらにそつて帯状のパツキング30,30
が入つている。
上述した構造のコンクリート管を作るに際して
は、第1図の補修を要する本体1の内壁面12に
5つの連結固定部材20を固設する。このうちの
2つの連結固定部材20は比較的近ずいている。
次に、第3図の接合部材13を4つ用いて隣接
のライニング板4,4の接合片6,6を接合す
る。このようにして2枚のライニング板4,4か
らなる単位を4つと、1枚のライニング板4を前
記5つの連結固定部材20で固定する。すなわ
ち、接合部材13により固定されていない隣接の
接合片6,6を第4図に示すよう連結固定部材2
0に連結固定するのである。
このようにしてライニング管体2が本体1の内
部に設けられる。このときのライニング管体2の
各ライニング板4と内壁面12との間隙Sは円周
方向のどこでも一定で正確である。この間隙Sに
このあとセメントミルク等の充填材3を充填して
硬化させることによりこの発明のコンクリート管
は完成するのである。間隙Sは充填材3の層厚は
一定で所望の値に設定できる。
ところで、第4図の連結固定部材20の本部材
21は本部材21の長手方向に区画突条40を有
している。この区画突条40があるので各接合片
6,6を別々に連結溝24,25に嵌合できる。
このことは重要である。つまり、従来の連結部
材は隣接のライニング板の接合片が1つの溝中に
互いに接した状態で嵌挿され、ライニング板の一
方のみを連結部材の溝中に挿入してもこの溝内で
固定できない。このため2つの隣接の接合片を同
時にこの溝内に挿入する必要があつた。しかし、
この発明の連結固定部材20ではそのようなこと
はなく、ライニング板4の添設作業性がよい。
また第4図で示すスペーサ23の厚み又は連結
固定部材20全体の高さを変えることで、内壁面
12とライニング板4の間隙Sをあらかじめ調整
できる。
第5図〜第8図は連結固定部材の別の実施例を
示している。
第5図の連結固定部材120はスペーサを有し
ない。その他の部分は第4図の連結固定部材20
と実質的に同じである。
第6図の連結固定部材220もスペーサを有し
ない。第7図の連結固定部材320は1つのアン
カー金具23で内壁面12に固定されている。
第8図の連結固定部材420は中間の区画突条
を有しない。
〈発明の効果〉 以上説明したようにこの発明によれば、コンク
リート管本体の内壁面に連結固定部材を固設し、
この連結固定部材には奥広がり形状の連結溝をコ
ンクリート管の管軸方向に沿つて通し、この連結
溝に少くとも一部の隣接のライニング板の隣接の
分割縁に沿つて突設した接合片を嵌合し、これら
の接合片は頭部を幅広とし、少くとも一部の隣接
するライニング板を連結固定するので、コンクリ
ート管本体の内壁面とライニング板の間隙(間
隔)が正確で円周方向に一定にでき、所望の値に
設定することもでき、ライニング板の固定旋工作
業が容易でかつ作業性を向上できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のコンクリート管を示す断面
図、第2図は1つのライニング板の一部を示す斜
視図、第3図は接合部材と一対の接合片を示す断
面図、第4図は連結固定部材と一対の接合片を示
す断面図、第5図〜第8図は別の連結固定部材を
示す断面図である。 1……本体、2……ライニング管体、3……充
填材、4……ライニング板、6……接合片、9…
…幅広部、12……内壁面、20……連結固定部
材。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 コンクリート管本体の内壁面に沿つてコンク
    リート管の円周方向に分割された複数枚のプラス
    チツク製のライニング板が充填材を介して添設さ
    れているコンクリート管において、 上記コンクリート管本体の内壁面の側には連結
    固定部材が固設され、この連結固定部材のコンク
    リート管本体の中心側からみた壁面には、コンク
    リート管の管軸方向に沿つて全通した奥広がり形
    状の連結溝が形成され、上記連結溝には、上記少
    くとも一部の隣接するライニング板の隣接する分
    割縁に沿つて突設された頭部を幅広とした接合片
    が嵌合された状態で、上記少くとも一部の隣接す
    るライニング板が連結固定されていることを特徴
    とするコンクリート管。 2 コンクリート管本体の内壁面に連結固定部材
    を固設し、コンクリート管本体の管軸方向に沿つ
    て全通した奥広がり連結溝に、プラスチツク製の
    ライニング板の隣接する分割縁に沿つて突設され
    た幅広の頭部を有する接合片を嵌合し、このあと
    前記ライニング板とコンクリート管本体の間に充
    填材を充填することを特徴とするコンクリート管
    の製造方法。
JP10198587A 1987-04-27 1987-04-27 コンクリ−ト管とその製造方法 Granted JPS63268832A (ja)

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