JP2654659B2 - 螺旋巻管の継手構造 - Google Patents

螺旋巻管の継手構造

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JP2654659B2 JP3715388A JP3715388A JP2654659B2 JP 2654659 B2 JP2654659 B2 JP 2654659B2 JP 3715388 A JP3715388 A JP 3715388A JP 3715388 A JP3715388 A JP 3715388A JP 2654659 B2 JP2654659 B2 JP 2654659B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は管壁が連続した中空螺旋条によって形成され
ている螺旋巻管の継手構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来から、管同士を接続させる際に、その対向端部間
を水密にシールするには、対向した管の端部外周面間に
スリーブを被嵌し、該スリーブの内周面と管の外周面間
に環状シール材を介在させることが広く採用されてい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながらこのような継手構造によれば、スリーブ
の被嵌によって継手部の径が増大し、施工上に支障をき
たすことが生じるばかりでなく、螺旋巻管、特に、管壁
が螺旋状に巻回してなる突条によって形成されている螺
旋巻管には、環状シール材を被着させても、該シールの
内周面と螺旋状突条間の周溝間に空間が生じてシール効
果を奏することができないものである。
従って、このような螺旋巻管の継手を行うためには、
両螺旋巻管の対向端部における螺旋状周溝をパテ材など
によって埋設して端部外周面を平坦面に形成したのち、
半割りスリーブを両螺旋巻管の端部平坦外周面間に被嵌
し、これらの半割りスリーブの対向縁部に突設したフラ
ンジ部間にシール材を介在させた状態でボルトナット等
によって締めつけることにより接続しているが、大口径
の螺旋巻管の場合にはこのような継手構造を採用するこ
とが作業性の点からも困難であり、その上、上記同様、
継手部の径が増大して施工上に支障をきたすことがあっ
た。
さらに、上記の継手構造はいずれにしても螺旋巻管の
外周面のみをシールしているものであって、螺旋条部が
中空である場合には螺旋巻管の対向端面を突き合わせた
場合における互いに接合した中空螺旋条部の頂部切断端
面や溝部をシールすることができても中空螺旋条部の互
いに接合した底部切断端面は何らシールされておらず、
そのため、上記シール部以外の螺旋巻管の一部が破損し
た場合にはその破損個所から浸入した水が中空螺旋条部
内を通じて上記底部切断端面の隙間から管内に流水した
り、さらには管内を流動する流体が上記底部切断端面の
隙間から中空螺旋条部内に入って該中空螺旋条部内を伝
って漏出する虞れが生じるという問題点があった。
本発明はこのような問題点を解消し、所望長さの螺旋
巻管同士を一連に連続した状態に精度よく接続できる螺
旋巻管の継手構造を提供することを目的とするものであ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の螺旋巻管の継手
構造は、接続すべき螺旋巻管の対向端部に中空螺旋条部
を半部分、その頂面から底面に亘って周方向に螺旋状に
切欠形成して中空内部が管軸方向に露呈した開口部を設
け、これらの開口部の開口端を互いに当接させることに
より形成される中空螺旋条部内にパッキンを螺旋状に嵌
着してなることを特徴とするものである。
〔作用〕
開口端部の管壁を形成する中空螺旋条部は、その半部
分を周方向に螺旋状に切欠して中空内部が露呈した開口
部に形成しているので、互いに接続すべき螺旋巻管の対
向端面を接合すると、これらの開口部によって両螺旋巻
管の管壁と同一形状の中空螺旋条部が形成される。
この両螺旋巻管を接続する際に、一方の螺旋巻管の螺
旋状開口部に、中空螺旋条部の中空内部を充足する形状
を有する棒状のパッキンを嵌め込むと、該パッキンの肉
厚方向の一半部が全長に亘ってこの螺旋巻管の開口部内
に嵌着し、他半部が開口部から突出して状態となる。こ
の突出他半部に他方の螺旋巻管の螺旋状開口部を嵌着す
ると、両螺旋巻管はパッキンを介して接続し、該パッキ
ンを内装した部分は前述したように両螺旋巻管の管壁と
同一形状の螺旋条部を形成する。
このように接続した両螺旋巻管は、パッキンによって
その周方向の接合端部が内部から閉塞され、管外からの
水の浸入や管内からの流体の漏出を防止する。又、長さ
方向の接合端面は適宜の接着剤或は目止剤を塗布するこ
とによって封止すればよい。
〔実 施 例〕
本発明の実施例を図面について説明すると、(1)
(2)は接続すべき合成樹脂製の螺旋巻管で、比較的大
口径の長尺螺旋巻管を所望長さに切断して得られたもの
である。
螺旋巻管は、その管壁が中空の螺旋条部(3)によっ
て形成されてあり、第1図に示した螺旋巻管(1)
(2)においては、その螺旋条部(3)が一定のピッチ
を存して連続螺旋状に巻回した突条を形成していると共
にそのピッチ間が螺旋状の溝となった谷部(4)を形成
してあり、該谷部(4)の内周面と螺旋条部(3)の内
周面とが面一に連続して全長に亘って同一径の管内周壁
面を形成しているものである。
このような螺旋巻管を得るには、例えば、仮想円柱上
に配設した数本の成形用回転軸上に半溶融状態の合成樹
脂帯状材を、先に巻回した帯状材の端縁部に次に巻回す
る帯状材の対向端縁部が重合するように螺旋状に連続巻
回しながら形成されるものであり、中空の螺旋条部
(3)は合成樹脂帯状材に突条部を長さ方向に形成して
おくことによっても得ることができるが、成形用回転軸
上で形成することも可能である。
このようにして製造される長尺の螺旋巻管を直径方向
に円形状に切断すると、中空の螺旋条部(3)及び谷部
(4)は管軸に対して傾斜しているので、これらの螺旋
条部(3)から谷部(4)に亘って切断されて谷部
(4)による管壁肉厚部の端面と奥行きが徐々に変化し
た螺旋条部(3)の中空部の開口端面が垂直面上に現
れ、従って、所望長さの螺旋巻管を多数本作製したの
ち、任意の螺旋巻管同士の端面を接合しても、肉厚が一
定である円形管のように端面が完全に合致することな
く、ずれが生じることになる。
このため、上記した螺旋巻管(1)(2)の両端部に
は中空螺旋条部(3)の中央部を頂面から底面に亘って
一回り(一巻き)分だけ螺旋状に切断してその半部分を
除去し、残りの半部分によって奥行きの深さが一定の管
軸方向に開口した螺旋状開口部(5)が形成されてあ
る。
この螺旋状開口部(5)の周方向の切断始端と切断終
端とは1ピッチだけずれてあり、その端部間は管の長さ
方向に切断されて前後に隣接する中空螺旋状部の対向側
壁の端面(6)と谷部(4)断面とが垂直面上で連続し
て露出している、(7)(8)は螺旋状開口部(5)の
内外壁の切断端面である。
このように両開口端を形成している螺旋巻管(1)
(2)を接続する際に、対向する開口部を互いに当接さ
せると、両螺旋巻管(1)(2)の螺旋開口部(5)
(5)の内外端面(7)(8)及び長さ方向に形成され
た谷部端面(6)が互いに全面的に合致して、中空螺旋
条部(3)を半割りした形状の両開口部(5)(5)の
合致により中空螺旋条部(3a)が形成され、両螺旋巻管
(1)(2)の中空螺旋条部(3)が一連に連続するこ
とになる。
(9)は上記開口部(5)(5)の接合によって形成
される中空螺旋条部(3a)内に嵌着したゴム、軟質合成
樹脂等の弾性材料よりなるパッキンで、中空螺旋条部と
同一断面形状に形成されていると共に長さは中空螺旋条
部(3a)を完全に充満できる長さ、即ち、螺旋状に一巻
きして開口部(5)(5)の接合端面が全長に亘って封
止できる長さの棒状ないしは有端環状に形成されてあ
る。
なお、このパッキン(9)を中空螺旋条部(3a)の周
長よりも長く形成して、その両端部を両螺旋巻管(2)
(3)の中空螺旋条部(3)(3)内に嵌入させること
により、接続強度を増大させることもできる。
このようなパッキン(9)を中空螺旋条部(3a)内に
嵌着して両螺旋巻管(1)(2)を接続するには、ま
ず、一方の螺旋巻管(1)の螺旋状開口部(5)に、パ
ッキン(9)の肉厚方向の一半部を全長に亘って嵌着し
たのち、該開口部(5)から突出したパッキン(9)の
他半部に他方の螺旋巻管(2)の螺旋状開口部(5)を
嵌着すればよい。
こうして両螺旋巻管(2)(3)を接着したのち、長
さ方向の接合端面、即ち、谷部(6)の接合端面を適宜
の接着剤或いは目止剤を塗布することによって密着、閉
止させる。
又、必要に応じて周方向の接合端面、即ち、開口部
(5)の内外端面同士を接着剤によって一体的に接続さ
せれば、両螺旋巻管(1)(2)が強固に連結するもの
である。
この連結をより強固に行うには、例えば、一方の螺旋
巻管(1)の外周の接続端部に該螺旋巻管の形状と同一
形状の硬質合成樹脂製或いは金属製の螺旋短管(図示せ
ず)を被嵌しておき、上述したように両螺旋巻管(1)
(2)を接続後、この螺旋短管を螺旋巻管(1)の外周
面に摺接させながら回動させてその半部分を他方の螺旋
巻管(2)の外周面に被嵌させればよい。又、両螺旋巻
管(1)(2)の端部螺旋状周溝間にこれらの周溝に嵌
合する部材を連続螺旋状に巻装し、該部材を周溝に一体
に接着させることによって連結させることもできる。
次に、第4図及び第5図は、本発明の別な実施例を示
すもので、上記実施例においては中空螺旋条部(3)に
よって谷部(4)から突出した突条を形成しているが、
本実施例においては、谷部を形成することなく断面矩形
状の中空螺旋条部(3)の対向側壁を互いに密着させて
内外周面が平滑面となる螺旋巻管(1)(2)に形成し
ているものである。
このような螺旋巻管(1)(2)の接続においても上
記実施例と同様な継手構造を採用している。
即ち、螺旋巻管(1)(2)の両端部において、その
中空螺旋条部(3)の中央部を一回り(一巻き)分だけ
螺旋状に切断してその半部分を除去し残りの半部分によ
って奥行きの深さが一定の螺旋状開口部(5)が形成さ
れてある。
この螺旋状開口部(5)の周方向の切断始端と切断終
端とは1ピッチだけずれてあり、その端部間は管の長さ
方向に切断されて接合端面(6)に形成されてある。
(7)(8)は螺旋状開口部(5)の内外壁の切断端面
である。
このような螺旋巻管(1)(2)を中空螺旋管部
(3)の断面形状と同形のパッキン(9)を介して接続
すると、両螺旋巻管(1)(2)の螺旋開口部(5)
(5)の内外端面(7)(8)及び長さ方向に形成され
た接合端面(6)が互いに全面的に合致して、中空螺旋
条部(3)を半割りした形状の両開口部(5)(5)の
合致により中空螺旋条部(3a)が形成され、両螺旋巻管
(1)(2)の中空螺旋条部(3)が一連に連続するこ
とになる。
その他の構成及びパッキン(9)を介しての接続方法
は前記実施例と同様である。
なお、螺旋巻管(1)(2)の螺旋開口部(5)を完
全に1回り状態となるように形成することなく、第6図
に示すように、1回りに近い状態まで形成してその両端
間を管の長さ方向に傾斜する直線状切断端面(6a)とし
ておくことによっても両螺旋巻管(1)(2)をパッキ
ン(9)を介して確実に接合することができるものであ
る。
又、螺旋巻管(1)(2)は合成樹脂製管に限らず、
金属製中空螺旋巻管であっても本発明を採用することが
できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明の螺旋巻管の継手構造によれば、
接続すべき螺旋巻管の対向端部には、中空螺旋条部を半
部分、その頂面から底面に亘って周方向に螺旋状に切欠
形成して中空内部が管軸方向に露呈した開口部が形成さ
れ、これらの開口端を互いに当接させることにより形成
される中空螺旋条部内にパッキンを嵌着してなるもので
あるから、スリーブによる継手方式を採用することがで
きない螺旋巻管同士の接続を確実に行うことができ、し
かも、開口端部の管壁を形成する中空螺旋条部は、その
半部分を周方向に螺旋状に切欠して中空内部が露呈した
開口部に形成しているので、互いに接続すべき螺旋巻管
の対向端面を接合すると、これらの開口部によって両螺
旋巻管の管壁と同一形状の中空螺旋条部が形成され、従
って一連の螺旋巻管の外観を呈すると共に内周面におい
ても同一面で連続して流体の流動性や配管作業等に何ら
の悪影響を及ぼすことがない。
さらに、パッキンは両螺旋巻管の開口部間に亘って連
続的に嵌着、内装されているので、該パッキンによって
中空螺旋条部同士の頂部と底部との両接合端面を確実に
封止することができ、従って、外部からの水等の浸入を
防止できるのは勿論、従来から中空螺旋条部を有する螺
旋巻管の大きな欠陥であった管内を流動する流体が中空
螺旋条部の中空部の接合端面間の隙間から中空螺旋条部
を流通して漏出する事態を確実に防止することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は例1の継
手構造を示す分解斜視図、第2図は接続した両螺旋巻管
の側面図、第3図はその継手部の断面図、第4図は例2
の側面図、第5図はその継手部の断面図、第6図は本発
明のさらに別な実施例を示す側面図である。 (1)(2)……螺旋巻管、(3)……中空螺旋条部、
(4)……谷部、(5)……螺旋状開口部、(6)
(7)(8)……切断端面。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接続すべき螺旋巻管の対向端部には、中空
    螺旋条部を半部分、その頂面から底面に亘って周方向に
    螺旋状に切欠形成して中空内部が管軸方向に露呈した開
    口部が形成されてあり、これらの開口端を互いに当接さ
    せることにより形成される中空螺旋条部内にパッキンを
    螺旋状に嵌着してなる螺旋巻管の継手構造。
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