JP2571770Y2 - 合成樹脂製コルゲート管 - Google Patents

合成樹脂製コルゲート管

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JP2571770Y2
JP2571770Y2 JP1992065499U JP6549992U JP2571770Y2 JP 2571770 Y2 JP2571770 Y2 JP 2571770Y2 JP 1992065499 U JP1992065499 U JP 1992065499U JP 6549992 U JP6549992 U JP 6549992U JP 2571770 Y2 JP2571770 Y2 JP 2571770Y2
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進三 松山
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  • Joints That Cut Off Fluids, And Hose Joints (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、道路、宅地、グラン
ド、ゴルフ場等の排水や下水道用汚水、構造物の裏込排
水や法面排水などの排水管として好適に使用される合成
樹脂製コルゲート管に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂製のコルゲート管には古くから
種々のものがあるが、大別して環状の山部と谷部とを交
互に有するものと、螺旋状の山部と谷部とを交互に有す
るものとの2種類であり、前者はブロー成形による管壁
が薄肉の比較的小口径のものが多く、後者は巻付け方式
により成形され、厚肉で大口径のものが多い。
【0003】巻付け方式により成形された所謂螺旋状の
コルゲート管は、通常ソケットによって管の接続が行わ
れていた。
【0004】図2はソケットを用いたコルゲート管の接
続を示す斜視図であって、図中10,11はコルゲート
管である。この接続構造は、コルゲート管10,11の
各々の管端を突き合わせ、その外周に軟質ゴムのシート
13を巻付け、その外側を金属製のソケット12で覆っ
て該ソケット12の周方向の両端に設けられたフランジ
部21,21により一方のフランジ部の複数個の小孔に
ボルトを挿入して他方のフランジ部の小孔に挿通したナ
ットでフランジ部21,21を締め付ける。図3はこの
ようにコルゲート管10,11を接続した状態を表す斜
視図である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】上記従来の接続構造で
は、コルゲート管の管端が凹凸の山部と谷部とから成る
ため、軟質のゴムシートをパッキン代わりに使用して
も、水密製が充分ではなく水洩れしやすいという問題が
あった。また、螺旋状の山部と谷部を有するコルゲート
管の外周に軟質シートを巻くことは、実際の作業ではき
わめて煩わしい問題が多い。例えば、軟質シートは該管
の山部のみに接触すること、しかも該山部が螺旋状にな
っていることから、管にシートが固定できず、常に山の
上にシートを載せた状態になるので、ほとんどパッキン
の役目をしない場合があるという問題があった。また、
該管の最も端の部分は他の部分に比べて変形しやすく、
保管の仕方によっては、管口が円形を成していない場合
もあった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の合成樹脂製コル
ゲート管は上記問題に鑑みなされたもので、螺旋状の山
部と谷部とを交互に有するコルゲート管の少なくとも一
方の端の二山以上の山部に亘ってその外周に、該管と略
同質の合成樹脂製の帯体を該管の端からはみ出さないよ
うに且つ谷部を埋めないように具備一体化したものであ
って、上記のような問題を有していた管接続が容易に行
える螺旋状コルゲート管を提供することを目的とする。
【0007】
【作用】本考案の合成樹脂製コルゲート管では、合成樹
脂製の帯体によって管端が補強される。そして、該帯体
は管端の谷部に埋まらないように具備一体化され、管端
が凹凸のない平滑な外周となるので、その帯体の上から
軟質シート等を巻き、その上からソケット等を用いて管
接続を行えば、軟質シートが帯体全体に密着して添うた
め水密性が大幅に改善される。更に、帯体が存在するこ
とで、軟質シートが谷部に落ち込むことがなく、軟質シ
ートが巻き易く、接続作業も簡単に行え、作業性向上と
作業時間の短縮につながる。また、管端の山部にかかる
荷重も帯体によって数個の山に分散されるので、管端に
大きな荷重がかかったとき変形しにくく、衝撃強度も大
となる。その上、帯体が管端からはみ出さないように具
備一体化されているので、帯体のはみ出し部分が割れる
心配がなく、また、帯体が谷部に埋まらないように具備
一体化されているので、帯体の樹脂量を節約できる
【0008】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0009】図1は本考案の合成樹脂製コルゲート管の
一実施例を示す一部切欠要部断面図である。
【0010】図1に於いて1は合成樹脂製コルゲート管
であって、高密度ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等の熱
可塑性合成樹脂によって造られたもので、公知の製造方
法によって造られたものであって、2は山部、3は谷部
である。該コルゲート管は管内面にも内壁5によって平
滑に造られている。山部2及び谷部3は交互にしかも螺
旋状を成しており、該管1の端部には帯体4が山部2に
具備一体化されている。該帯体4は巾が少なくとも二山
以上に亘って山部2の外周を覆っており、該管1の端か
らはみ出さず、且つ、管端部の谷部3に埋まることな
く、山部2の外周に熱融着されているか、又は接着剤で
完全に密着しており、両者は一体化している。
【0011】該帯体4の厚みは1〜10mmであって各
種のポリエチレンやポリ塩化ビニル等の合成樹脂によっ
て造られている。帯体4の厚みはコルゲート管本体の大
きさにより変化するもので、該管の直径が200mm程
度の場合は1mm前後の厚みがあればよく、該管の径が
1000〜1500mmの場合は7〜10mmの厚みの
帯体4が必要となる。該帯体4は予め管体を成形してお
き、それを輪切りにして使用してもよいが、大径の場合
はシートをコルゲート管に巻付け熱融着又は接着により
一体化する。ブロー成形などにより、管体を形成してそ
れを輪切りにし、それを帯体4とする場合は、コルゲー
ト管の山部2の外径よりも僅かにその内径を大きく造っ
ておき、コルゲート管の山部2を帯体4に挿通して、帯
体4を加熱し、管体を収縮させ、山部2と密着させるよ
うにしてもよい。この場合は山部2の外周に接着剤等を
塗布しておくことが望ましい。
【0012】大口径のコルゲート管の場合は、コルゲー
ト管の製造時のコルゲート管自身が高温を保っている間
又は帯体4が押出成形などによって製造されている溶融
時に、又はコルゲート管も帯体も両者の製造時に両者を
熱融着させることにより一体化できる。
【0013】本考案に於いて帯体4をコルゲート管の山
部2の二山以上の意味は、螺旋状の山部の少なくとも二
山に完全に掛かっている所があればよいということであ
る。仮に一山だけにしか帯体4が融着していない場合
は、帯体4の谷部に掛かる部分を押すと傾き不安定とな
る。即ち、帯体4が数山に亘ってその山部の外周に一体
化されていれば、帯体4が不安定になることはない。
【0014】本考案の帯体4を有するコルゲート管同士
の接続は次のように行う。管端の山部の開口部にシール
剤等の充填材を詰める。そして谷部と帯体4との間にも
同様に充填材を充分詰める。突き合わされた二本のコル
ゲート管の端面の間にパッキンを介在させるとともに、
両管端の帯体4を包む大きさの軟質ゴムなどのシート材
を帯体4の周囲に巻付け、場合によってはエポキシ径の
接着材などを介して帯体4にシート材を接着し、その外
側を金属製のソケット等を用いて管端を強固に締め付け
固定する。このようにすれば水密性も良好で作業時間も
従来のものよりはるかに速くなるので工期が短くて済
む。
【0015】コルゲート管の両端に帯体4が具備一体化
されている場合はコルゲート管同士の接続が容易である
ことは上述のとおりであるが、通常の工事の場合、定尺
寸法のコルゲート管ばかりを使用するとは限らず、一方
の端には帯体が具備一体化されているが、他端は途中で
管を切断したときは帯体が存在しない場合も多くある。
しかしながら、コルゲート管の少なくとも一方の端に帯
体4が具備されていれば、帯体4のある部分の接続は帯
体4が存在するが故にきわめて容易にできる。この場
合、該管の他方の端は、螺旋状の管継手(不図示)等を
使用することにより比較的容易に接続可能となる。すな
わち、コルゲート管の端部が螺旋状の場合、該螺旋状に
嵌合可能な螺旋状を持つ継手を成形しておき、シール材
を又は接着剤等を介在させて挿着する。この時継手をコ
ルゲート管に対して螺子様に回転させればよい。しかし
他のコルゲート管を該継手の一方に接続する場合は、該
継手付きのコルゲート管が非常に重くて回転させること
は不可能である。従って、継手の他方は円筒状としてお
き、帯体を具備した本考案のコルゲート管の管端を該円
筒体にパッキン、シール剤等を介在させて差込み接続す
る。
【0016】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
の合成樹脂製コルゲート管は帯体によって管の端部が補
強されているので、端部が変形しにくく、衝撃によって
も破壊されにくいという利点を有する。また帯体が管端
からはみ出していないので帯体が割れる心配がなく、且
つ、該帯体は谷部に埋まらないように具備一体化されて
いるので、帯体の樹脂量を節約することができると共
に、管端が凹凸のない平滑な外周となって管同士の接続
が簡単に短時間で行えると同時に、水密性が大幅に向上
するという顕著な効果を奏する。そして、特に大口径の
排水管などに於いては、本考案は予想以上の大きな効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の要部を示す一部切欠断面図
である。
【図2】従来のコルゲート管の接続を示す斜視図であ
る。
【図3】従来のコルゲート管を接続した状態を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1 コルゲート管 2 山部 3 谷部 4 帯体

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状の山部と谷部とを交互に有するコ
    ルゲート管の少なくとも一方の端の二山以上の山部に亘
    ってその外周に該管と略同質の合成樹脂製の帯体を
    管の端からはみ出さないように且つ谷部を埋めないよう
    具備一体化したことを特徴とする合成樹脂製コルゲー
    ト管。
JP1992065499U 1992-08-25 1992-08-25 合成樹脂製コルゲート管 Expired - Fee Related JP2571770Y2 (ja)

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