JP2001082675A - 管路の補修方法 - Google Patents

管路の補修方法

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JP2001082675A JP25450599A JP25450599A JP2001082675A JP 2001082675 A JP2001082675 A JP 2001082675A JP 25450599 A JP25450599 A JP 25450599A JP 25450599 A JP25450599 A JP 25450599A JP 2001082675 A JP2001082675 A JP 2001082675A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 裏込め材の注入時に支保を組んだり水圧をか
ける等の耐圧対策が不要で、比較的強度の低い安価な裏
込め材を用いても、腐食等による痛みの激しい既設管に
適用して高い強度を与えることのできる管路の補修方法
を提供する。 【解決手段】 マンホールから搬入した樹脂板11を、
マンホールまたは既設管内で筒状に形成し、同じくマン
ホールから搬入した高剛性材料からなる補強部材121
a,121bを、筒状に形成した樹脂板11の外周に対
して一体化させつつその外周に沿ったリング状に組み立
てることで、樹脂製の表面材とその外周に一体化された
補強リング12a,12bを有してなる筒状の補修部材
1を順次組み立てつつ、その各補修部材ユニット1を軸
方向に接合することにより、補修部材1自体の強度を従
来に比して飛躍的に向上させ、それ自体で裏込め材の注
入圧に耐え、かつ、補修後の管路の強度を分担させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、下水道管路等の既
設管路の補修方法に関し、特に、人が管路内に入って作
業可能な口径800mm以上の大口径管路を補修するの
に適した管路の補修方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば下水道の大口径管を開削すること
なく補修する方法として、従来、片面にリブが形成され
た塩化ビニル製の帯状プロファイルを既設管内で螺旋状
に巻回して製管するとともに、その内側から支保材を組
んだ状態で、既設管とプロファイルとの間に裏込め材を
注入する方法や、同じく塩化ビニル製のやや幅広の帯状
(ストリップ)材を管内で螺旋状に巻回して既設管内面
に沿わせるとともに、既設管の内面との間に裏込め材を
注入する際の注入圧を低く抑えるために、帯状材を巻回
する前に、既設管内面の上部に裏込め材注入用ホースを
通すスペースを形成するためのスペーサを取り付ける方
法、あるいは、スタッドのついたポリエチレンチューブ
を既設管内に引込み、裏込め材の注入時にチューブ内に
水圧をかけることによって、そのチューブの変形を防止
する方法等が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来の管路の補修方法においては、裏込め材の注入時
に支保材を組んだり、水圧をかけたり、あるいは前もっ
て裏込め材注入用ホースを通すためのスペーサを設ける
など、多大な労力と時間を要し、その費用も膨大なもの
となってしまう。
【0004】また、以上の従来の管路の補修方法では、
いずれも、補修部材自体の強度が低く、裏込め材との一
体化によって必要強度を得るような構造となっているた
め、帯状プロファイル等の補修部材の裏込め材に接する
側の面にリブを密に配する必要があり、その多数のリブ
の存在によって裏込め材が十分に行き渡らないという問
題がある。ここで、その問題を解決するために、およ
び、裏込め材の注入圧を低減させるために、裏込め材に
流動化材が添加されるのであるが、その分のコストが上
昇するという問題がある。更に、必要強度を裏込め材側
に頼っているが故に、裏込め材に相応の強度が要求され
る結果、その価格が高価なものとなるという欠点もあ
る。更にまた、補修部材自体の強度が低いために、既設
管の痛みがひどくその強度が著しく低下している場合の
補修に供するには不適当である。
【0005】本発明はこのような従来の管路の補修方法
における諸問題点を一挙に解決すべくなされたもので、
裏込め材の注入時に支保を組んだり水圧をかける等の耐
圧対策を必要とすることなく、また、流動化材等を添加
することなく裏込め材を既設管と補修部材との間に十分
に行き渡らせることが可能で、更に、裏込め材の強度を
従来に比して低くして安価な裏込め材を用いても、腐食
等による痛みの激しい既設管に適用して補修後の管路の
強度を十分に高くすることのできる管路の補修方法の提
供を目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の管路の補修方法は、マンホールからの搬入
が可能な樹脂板を、マンホールまたは既設管内で当該既
設管の内周面に略沿うように筒状に形成するとともに、
上記マンホールから搬入した高剛性材料からなる複数の
補強部材を、上記筒状に形成した樹脂板の外周に対して
一体化させつつその外周に沿ったリング状に組み立てる
ことにより、樹脂製の表面材とその外周に一体化された
補強リングを有してなる筒状の補修部材を順次組み立て
つつ、所要長さが得られるように各補修部材を互いに軸
方向に接合し、接合後の補修部材の外面と既設管の内面
との間に裏込め材を注入することによって特徴づけられ
る(請求項1)。
【0007】ここで、本発明においては、上記樹脂板の
具体的な形態として、所定長さの筒体を周方向に複数に
分割した形状を有したものとし(請求項2)、あるい
は、可撓性を有する平板とするとともに、その1枚を巻
回することによって筒状に形成するようにしたもの(請
求項3)を採用することができる。
【0008】また、本発明において、樹脂板と補強部材
との一体化構造としては、樹脂板の既設管内面に向く面
に、軸方向に沿って伸びる複数のパイプ状部材を一体化
するとともに、その各パイプ状部材に挿入されるシャフ
トを介して、補強部材を樹脂板に一体化する構造(請求
項4)や、樹脂板の既設管内面に向く面に、軸方向に沿
って伸びる複数のリブを形成するとともに、補強部材
を、その各リブに形成された貫通孔に挿入した状態で樹
脂板に一体化する構造(請求項5)を採用することがで
きる。
【0009】本発明は、補修部材自体に十分な強度を持
たせることによって、裏込め材の注入時における圧力に
よる補修部材の変形を防止すべく支保を組んだり水圧を
かけることを不要とするとともに、腐食等の痛みの激し
い既設管に対しても十分な強度を付与することを可能と
し、しかも、裏込め材との一体化による強度を得るべく
多数のリブを密に配することが不要となることから、流
動化材を添加することなく補修部材と既設管の間での裏
込め材の流動を容易化させようとするものである。
【0010】すなわち、本発明においては、既設管の内
周面に沿って配置される補修部材として、表面材として
の樹脂板と、その樹脂板の外周側、つまり既設管内面側
に向く面に一体化される高剛性材料からなる補強部材に
よって構成されたものが用いられ、樹脂板および補強部
材はマンホールから搬入可能な形状・寸法とされる。そ
して、補強部材は、筒状に形成された樹脂板の周囲に沿
ったリング状に組み立てられて補強リングとされるた
め、補修部材自体の強度が従来に比して大幅に向上し、
補修部材自体の強度によって裏込め材の注入時における
圧力に対して十分に耐えて有害な変形を生じることがな
く、かつ、補修後には外水圧または土圧に抗する役割を
担う。従って、裏込め材の強度を特に高くすることな
く、腐食等の激しい既設管に用いても十分な強度を与え
ることができる。また、補修部材自体の強度を高くする
ことにより、裏込め材に対して一体化すべく補修部材の
裏込め材との接触面に必要以上のリブを設けることが不
要となり、裏込め材の注入時にその流動を妨げることが
ない。
【0011】また、本発明方法においては、以上のよう
な高強度の補修部材は、樹脂板と補強部材とに適宜に分
割してマンホールから搬入し、マンホールまたは既設管
内において筒状に組み立てられるため、開削を行うこと
なく大口径管路の更生が可能となる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
好適な実施の形態について述べる。なお、以上の実施の
形態においては、補修対象管が円形断面の場合について
述べる。図1は本発明を適用した管路の補修方法に用い
られる補修部材の複数ユニットを互いに軸方向に接合し
た状態を示す部分断面正面図であり、図2はその左側面
図である。
【0013】この例における補修部材の1ユニット、つ
まり補修部材ユニット1は、全体として長さLの円筒形
をなすものであって、長さLの円筒を周方向に3等分し
た形状を有する3個の樹脂板11と、その3個の樹脂板
11を円筒状に組み合わせた状態で、その周囲に沿って
配置される複数の補強リング12a,12bを主体とし
て構成されており、各補強リング12a,12bは、そ
れぞれ後述する3個の円弧状の補強部材121a,12
1bをリング状に組み立てたものである。
【0014】樹脂板11は例えば高密度ポリエチレン製
であり、図3に展開状態における要部の正面図(表面
図)を示し、図4および図5にはそのA−A断面図およ
び平面図を示すように、平板状材料を断面円弧状に賦形
した本体部11aの片面に、軸方向(母線方向)に沿っ
て伸びる複数のパイプ状部材11bとT形のリブ11c
が周方向(円弧方向)に一定の間隔を開けて一体化され
ているとともに、母線方向両端部の対向2辺に規則的な
切欠きを有する軸方向接続用フランジ部11dが形成さ
れ、他の対向2辺には周方向接続用フランジ部11eが
形成されている。なお、図1においては、図面の煩雑化
を避けるためにリブ11cについてはその図示を省略し
ている。
【0015】補強リング12a,12bを構成する補強
部材121aおよび121bは、鋼材を用いた高剛性部
材であり、互いに略同等の円弧形状をしており、図6に
補強部材121aを代表させてその正面図を示すよう
に、その厚さ(図6における紙面に直交する方向への寸
法)は一様であって、円弧に沿って複数の貫通孔120
が形成されている。補強リング12aおよび12bは、
1個の補強部材ユニット1に対してそれぞれ4個ずつ用
いられ、中央に4個の補強リング12aが、両端部にそ
れぞれ2個ずつの補強リング12bが用いられる。
【0016】各補強リング12a,12bと樹脂板11
との接合一体化は、図7に樹脂板11のパイプ状部材1
1bの軸方向に沿った断面図を示すように、補強リング
12aについては、樹脂板11に形成されているパイプ
状部材11bのうち、一直線上に並ぶ3個のパイプ状部
材11bの間の2箇所と、それらの両端部の2箇所にそ
れぞれ配置した状態で、各パイプ状部材11bおよび各
補強リング12aの貫通孔120をともに貫通するよう
に、両端に雄ねじが形成されたシャフト13aを挿入
し、その各雄ねじ13aにナット14aを締結すること
によって行われている。一方、補強リング12bについ
ては、各補強部材ユニット1の両端のそれぞれにおい
て、各軸方向接続用フランジ部11dの内側端面に沿っ
て1個と、それよりも若干内側によった位置に1個が配
置される。そして、これらの補強リング12bは、隣り
合う補修部材1ユニット1の各端部に2個ずつ配置され
たものについて、軸方向接続用フランジ部11dを挟ん
でそれぞれの貫通孔120に共通のシャフト13bを挿
入してその両端部に形成されている雄ねじにナット14
bを締結することによって、樹脂板11に対して一体化
され、また、このシャフト13bおよびナット14bに
よって、隣り合う補修部材ユニット1どうしが軸方向に
接合一体化される。なお、図7においてSはスペーサで
あり、Rは軸方向フランジ部11d間に形成された空隙
に埋設した止水パッキンである。
【0017】3個の樹脂板11および複数の補強部材1
21a,121bを周方向に互いに一体化するための構
造は、図8に周方向接合部における断面図を示すよう
に、各各樹脂板11の周方向接続用フランジ部11eを
突き合わせた状態で、その両側に、軸方向に伸び、か
つ、その方向に複数の貫通孔150が形成された周方向
接続用金具15を配し、その各周方向接続用金具15の
貫通孔150のそれぞれにボルト16を貫通させ、ナッ
ト17を締結することによって行われる。この周方向接
続用金具15は、補強部材121aの両端部の内側に形
成されている切欠き部U(図6参照)に嵌まり込んだ状
態で補修部材ユニット1に固定される。また、周方向に
隣り合う補強部材121aどうし、および121bどう
しは、図1に示すように、各補強部材121a,121
bの突き合わせ部分に補強部材接続用金具18を当てが
って、その金具18の両側において補強部材121aま
たは121bに対してボルト締めすることにより、相互
に強固に一体化され、補強リング12aまたは12bと
される。なお、Rは周方向フランジ部11e間に形成さ
れた空隙に埋設した止水パッキンである。また、図1に
おいては、図面の煩雑化を避けるために周方向接続用金
具15およびボルト16等については図示を省略してい
る。
【0018】さて、以上の補修部材ユニット1を構成す
る部品である樹脂板11および補強部材121a,12
1b等は、例えば補修対象管路が1号人孔(マンホー
ル)を有するものである場合には、そのストレート部の
直径900mmを通過する大きさとされ、搬入に当たっ
てはマンホールの蓋の部分のみを拡開する。そして、こ
れらの各部品はマンホールに搬入された上で、そのマン
ホールおよびそれに通じる既設管内において長さLの円
筒形の補修部材ユニット1に組み立てられ、更にその補
修部材ユニット1を軸方向に接合して図1の状態とされ
る。また、この実施の形態においては、補修部材ユニッ
ト1の組立並びに軸方向への接合作業は、既設管内に下
水隔離装置が挿入されて下水の流れない領域が形成さ
れ、その下水隔離領域において行われる。以下、その具
体的な手法について述べる。
【0019】図9は、既設管P内に下水隔離装置2を挿
入し、その周囲に形成される下水隔離領域で樹脂板11
や補強部材121a,121b等の部品を用いて円筒形
の補修部材ユニット1を組み立てていく状態を示す模式
的断面図であり、図10はそのA−A断面図である。
【0020】下水隔離装置2は、筒状本体21aにアウ
ターシール21bとインナーシール21cが設けられた
止水プラグ21と、その止水プラグ21の筒状本体21
aの下流側端面部に取り付けられる下水隔離用筒体22
とを主体として構成されている。
【0021】アウターシール21bおよびインナーシー
ル21cは、それぞれ外部からエアを供給することによ
って膨張するシールであって、アウターシール21bは
筒状本体21aの外周に沿って設けられた複数のドーナ
ツ状ホース等によって構成され、エアを供給して膨張さ
せることによって、既設管Pの内面に対して水密に当接
する。また、インナーシール21cは筒状本体21aの
内面に周囲が気密に固定された袋状体であり、エアを供
給して膨張させることによって、筒状本体21aの内側
空間を水密に封止することができる。
【0022】下水隔離用筒体22は、既設管P内におい
て止水プラグ21に対して取り付けられる。その取付け
作業は、止水プラグ21のアウターシール21bおよび
インナーシール21cにエアを供給して既設管P内の下
水の流れを一時的に止めた状態で行われ、その作業にお
いて下水に触れることがない。下水隔離用筒体22を取
り付けた後、インナーシール21c内のエアが排出され
る。これにより、既設管P内を流れてきた下水は、止水
プラグ21の筒状本体21aおよび下水隔離用筒体22
の内部を流れ、下水隔離用筒体22の周囲には下水が流
れない領域、つまり下水隔離領域が形成される。
【0023】以上のような下水隔離装置2を、図9に示
すように、止水プラグ21が既設管P内に補修対象管路
の上流側に位置するマンホールHに近接してその上流側
に位置するように固定し、下水隔離用筒体22がマンホ
ールHのインバート部に位置するように装着した状態
で、前記した補修部材ユニット1を構成する樹脂板11
および補強部材121a,121b等をマンホールH内
に順次搬入して、3つの樹脂板11を円筒形に組み立て
つつ、その周囲の規定位置に補強部材121a,121
bを沿わせてリング状に組み立て、かつ、シャフト13
a,ナット14a等により、円筒形に組み立てられた樹
脂板11に対して一体化し、周囲に複数の補強リング1
2a,12bを有してなる円筒状の補強部材ユニット1
を完成させる。1つの補修部材ユニット1を完成させる
と、その補修部材ユニット1を既設管Pの下流側に移動
させ、上記と同様の手順により次の補修部材1を組み立
て、先に組み立てた補修部材ユニット1に対して軸方向
に接合していく。なお、補修部材ユニット1を組み立て
た後に下流側に移動させる場合、図9に示すように下流
側からワイヤ3で引っ張るとよい。
【0024】以上の作業により、補修対象管路長に等し
い長さの補修部材ユニット1の接合体が得られたら、例
えばその両端部に妻型枠を装着し、各補修部材ユニット
1の外周面と既設管Pの内周面との間にモルタル等の裏
込め材を注入して、作業を終える。
【0025】以上の方法において特に注目すべき点は、
マンホールHおよびそれに通ずる既設管P内で円筒形に
組み立てられた各補修部材ユニット1は、その外周に沿
って鋼材等の高剛性材料からなる複数の補強リング12
a,12bが一体化された構造を有しているため、それ
自体の強度が高く、裏込め材の注入圧に対して十分に耐
えることができる点であり、これにより、支保を組んだ
り内側から水圧をかけるといった裏込め材注入圧に対す
る耐圧のための工法が不要となる。また、補修部材ユニ
ット1自体の強度が高いが故に、腐食等によって既設管
Pの強度が弱くなっていても、補修により十分な強度を
付与することが可能となるとともに、裏込め材として高
強度のものを用いる必要もなくなり、更には、裏込め材
との一体化を図るために補修部材に設けるリブの数は従
来のものに比して少なくすることができる結果、裏込め
材に流動化材を添加することなく、補修部材と既設管P
の間に裏込め材を十分に行き渡らせることが可能とな
る。
【0026】また、以上の実施の形態のように下水隔離
装置2を用いた工法を採用すると、補修部材ユニット1
の組み立て並びに軸方向への接合のための作業は下水隔
離領域で行うことが可能となり、しかも、その組み立て
作業を通じて下水の流れを止める必要がないため、流量
の多い下水道や流れの速い下水道に対しても、危険を伴
うことなく作業を行うことができる。
【0027】本発明は、補強部材ユニットの表面材を形
成する樹脂板の構成、補強リングの分割数、および、樹
脂板と補強リングとの一体化のための構成等について
は、上記した実施の形態に限定されることなく、他の構
成を採用することができる。以下にその例を示す。
【0028】図11は他の実施の形態における補修部材
ユニット30の他の構成例を示す外観図で、図12はそ
の補強リング32に沿って切断した軸直交断面図であ
る。この例における補修部材ユニット30は、可撓性を
有する1枚の樹脂板31と、4つの円弧状の補強部材3
21をリング状に組み立ててなる補強リング32によっ
て構成されている。
【0029】樹脂板31は、その両端部を相互に突き合
わせるように円筒状に巻回し、その突き合わせ部分を筒
長方向融着材311によって接合されることにより円筒
体とされている。この樹脂板31は、例えば高密度ポリ
エチレンを材質とし、図13に展開状態における外観図
を示すように、円筒体に巻回された状態で外周側となる
面に、円筒体の軸方向に沿って伸びる複数のリブ31a
が形成されており、その各リブ31aには補強部材32
1を通すための複数の貫通孔31bが形成されている。
【0030】筒長方向融着材311は、両側面部に樹脂
板31の端部が嵌まり込む溝がそれぞれ形成され、その
各溝に近接して加熱用ニクロム線が配置され、ニクロム
線への通電により樹脂板31の両側縁部に対して融着す
る、いわゆるエレクトリックフュージョンタイプの接合
材である。
【0031】補強リング32を構成する4個の円弧状の
補強部材321は、それぞれ鋼材等の高剛性材料からな
り、これらは補強部材結合材322によって相互に繋ぎ
合わされて補強リング32となる。補強部材結合材32
2は、補強部材321と同等の鋼材等からなる高剛性材
料製のパイプ状の部材であって、両端面に開口している
孔に補強部材321の両端部を挿入して、ノック式の抜
け止め機構等によって4個の補強部材321を周方向に
繋ぎ合わせるようになっている。
【0032】以上の補修部材ユニット30は、先の例と
同様にその各構成部品がマンホールHから搬入され、マ
ンホールHとそれに通ずる既設管P内で組み立てられる
のであるが、その組み立てに当たっては、マンホールH
を通過できるように適当に巻回ないしは湾曲された状態
で搬入された樹脂板31を、両端部を突き合わせるよう
に円筒状に巻回してその各端部を筒長方向融着材311
の溝に差し込み、加熱用ニクロム線に通電して相互に接
合するとともに、その状態で外周に位置する各リブ31
aの孔31bにそれぞれ補強部材321を通し、その端
部どうしを補強部材結合材322で4個の補強部材32
1をリング状に結合することにより、円筒状の樹脂板3
1の周囲に補強リング32が一体化された補修部材ユニ
ット30を得る。
【0033】そして、以上のように組み立てられた補修
部材ユニット30は、先の例と同様にその複数個が軸方
向に接合されることによって、既設管Pの補修対象管路
長に等しい長さとされた後、その外周面と既設管Pの内
周面との間に裏込め材が注入される。
【0034】図14に、2つの補修部材ユニット30を
軸方向に接合した状態の外観図を示す。補修部材ユニッ
ト30の軸方向への接合に際しては、円筒状の樹脂板3
1の端面どうしが端面融着材312によって相互に接合
されるとともに、その接合状態において各補修部材ユニ
ット30の接合位置に最も近い補強リング32どうし
が、補強リング連結部材323によって周方向複数箇所
において連結される。
【0035】端面融着材312は、全体としてリング状
をなし、その本体部分は、下水道管渠のたるみや多少の
カーブに追随するために曲げることのできる柔軟な材
料、例えば低密度ポリエチレン等によって構成され、そ
の両端部には筒状に巻回された樹脂板31を差し込むこ
とのできる溝が周方向に形成されており、全周を通じて
加熱用のニクロム線が埋め込まれた構造を有し、前記し
た筒長方向融着材311と同様にエレクトリックフュー
ジョンタイプの接合材である。
【0036】補強リング連結部材323は、補強部材3
21等と同様の高剛性材料からなり、両端部近傍にそれ
ぞれ補強リング32が嵌まり込む切欠き部が形成され、
その各切欠き部に補強リング32を嵌め込んだ状態で、
切欠き部に付属させたロック機構付きのバーによって切
欠き部の開口端を塞ぐことにより、その両端部が互いに
隣接する補修部材ユニット30の両端に位置する補強リ
ング32に対して固定されるようになっている。
【0037】以上の補修部材ユニット30においても、
樹脂板31の周囲に高剛性材料からなる複数の補強リン
グ32が一体化されているため、先の例における補修部
材ユニット1と同様に、それ自体の強度が極めて高く、
先の例と同等の作用効果を奏することができ、また、前
記した下水隔離装置2を用いた工法の採用により、補修
部材ユニット30の組立作業を下水隔離領域において行
うことができ、流れの多い、あるいは流れの速い下水道
管でも危険を伴うことなく作業を行うことができる。
【0038】なお、以上の各実施の形態においては、既
設管が円形断面である場合について述べたが、例えば矩
形渠(ボックスカルバート)や馬蹄形渠(アーチカルバ
ート)に対しても本発明を等しく適用することができ、
その場合、補修部材ユニット1,30は組立によりその
管渠の断面形状に応じた形状となるように形成すればよ
く、また、下水隔離装置2を用いる場合においても、対
象とする管渠の断面形状に応じた断面形状のものを用い
ればよい。
【0039】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、既設管
内でその内面に略沿った補修部材を配置し、その補修部
材と既設管の間に裏込め材を注入する管路の補修方法に
おいて、既設管内に補修部材を配置するに当たり、マン
ホールから搬入した樹脂板を、マンホールおよびそれに
通ずる既設管内で筒状に形成して既設管内面に略沿わ
せ、同じくマンホールから搬入した高剛性材料からなる
複数の補強部材を筒状に形成した樹脂板の周囲に対して
一体化させながらその外周に沿ったリング状に組み立て
ることによって、樹脂製の表面材とその外周に一体化さ
れた補強リングを有する筒状の補修部材を順次組み立
て、所要長さが得られるように複数の補修部材を互いに
軸方向に接合していくため、従来の管路の補修方法に比
して補修部材自体の強度が大幅に高く、それ自体で裏込
め材の注入圧に十分に耐えるため、従来の工法のように
支保を組んだり、あるいは内側から水圧をかける等の耐
圧のための工事が不要となり、工費を大幅に削減するこ
とができる。
【0040】また、補修部材の高強度化により、腐食等
により強度が著しく低下している既設管の補修に適用し
ても、特に高強度の裏込め材等を用いることなく十分な
強度を付与することができるとともに、従来のように裏
込め材との一体化によって強度を得るべく多数のリブを
密に配する必要がないため、流動化材を添加した裏込め
材を用いることなく、裏込め材の充填度を高くすること
ができ、裏込め材として安価な材料を選択することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した管路の補修方法に用いられる
補修部材ユニット1の複数個を軸方向に接合した状態を
示す部分断面正面図である。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】図1の補修部材ユニット1に用いられている樹
脂板11の展開状態における要部の正面図(表面図)で
ある。
【図4】図3の平面図である。
【図5】図3の右側面図である。
【図6】図1の補修部材ユニット1に用いられている補
強部材121aの正面図である。
【図7】各補強部材121a,121bと樹脂板11と
の接合一体化の説明図で、樹脂板11のパイプ状部材1
1bの軸方向に沿って切断した要部断面図である。
【図8】各樹脂板11および補強部材121a,121
bを周方向に互いに一体化するための構造の説明図で、
その周方向接合部における断面図である。
【図9】本発明を適用した管路の補修方法において、既
設管P内に下水隔離装置2を挿入した状態を示す模式的
断面図である。
【図10】図9のA−A断面図である。
【図11】本発明の他の実施の形態において用いられる
補修部材ユニット30の他の構成例を示す外観図であ
る。
【図12】図11の補強リング32に沿って切断した軸
直交断面図である。
【図13】図9の補修部材ユニット30に用いられてい
る樹脂板31の展開状態における外観図である。
【図14】図9の補修部材ユニット30の2個を互いに
軸方向に接合した状態を示す外観図である。
【符号の説明】
1,30 補修部材ユニット 11,31 樹脂板 11a 平板状の本体部 11b パイプ状部材 11c T形のリブ 11d 軸方向接続用フランジ部 11e 周方向接続用フランジ部 12a,12b 補強リング 120 貫通孔 121a,121b 補強部材 13a,13b シャフト 14a,14b,17 ナット 15 周方向接続用金具 16ボルト 18 補強部材接続用金具 2 下水隔離装置 21 止水プラグ 21a 筒状本体 21b アウターシール 21c インナーシール 22 下水隔離用筒体 31 樹脂板 31a リブ 31b 貫通孔 311 筒長方向接合材 312 端面接合材 32 補強リング 321 補強部材 322 補強部材結合材 323 補強リング連結部材 H マンホール P 既設管
フロントページの続き (72)発明者 槇本 太司 兵庫県加古川市加古川町稲屋514−10 (72)発明者 東 克彦 大阪府茨木市水尾2−3−6 (72)発明者 堅田 真史 大阪府吹田市岸部北1−4−1 Fターム(参考) 3H025 DA02 DB12 DC02 EA01 EB13 ED02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マンホールからの搬入が可能な樹脂板
    を、マンホールまたは既設管内で当該既設管の内周面に
    略沿うように筒状に形成するとともに、上記マンホール
    から搬入した高剛性材料からなる複数の補強部材を、上
    記筒状に形成した樹脂板の外周に対して一体化させつつ
    その外周に沿ったリング状に組み立てることにより、樹
    脂製の表面材とその外周に一体化された補強リングを有
    してなる筒状の補修部材を順次組み立てつつ、所要長さ
    が得られるように各補修部材を互いに軸方向に接合し、
    接合後の補修部材の外面と既設管の内面との間に裏込め
    材を注入する管路の補修方法。
  2. 【請求項2】 上記樹脂板が、所定長さの筒体を周方向
    に複数に分割した形状を有していることを特徴とする請
    求項1に記載の管路の補修方法。
  3. 【請求項3】 上記樹脂板が可撓性を有する平板であっ
    て、その1枚を巻回することによって筒状に形成するこ
    とを特徴とする請求項1に記載の管路の補修方法。
  4. 【請求項4】 上記樹脂板の既設管内面に向く面に、軸
    方向に沿って伸びる複数のパイプ状部材が一体化されて
    いるとともに、その各パイプ状部材に挿入されるシャフ
    トを介して、上記補強部材が樹脂板に一体化されること
    を特徴とする請求項1、2まはた3に記載の管路の補修
    方法。
  5. 【請求項5】 上記樹脂板の既設管内面に向く面に、軸
    方向に沿って伸びる複数のリブが形成されているととも
    に、上記補強部材は、その各リブに形成された貫通孔に
    挿入された状態で上記樹脂板に一体化されることを特徴
    とする請求項1、2、または3に記載の管路の補修方
    法。
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