JP2006307989A - 地下埋設管の更生管及び更生方法 - Google Patents

地下埋設管の更生管及び更生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006307989A
JP2006307989A JP2005131801A JP2005131801A JP2006307989A JP 2006307989 A JP2006307989 A JP 2006307989A JP 2005131801 A JP2005131801 A JP 2005131801A JP 2005131801 A JP2005131801 A JP 2005131801A JP 2006307989 A JP2006307989 A JP 2006307989A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
segment
pipe
plate
circumferential
circumferential flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005131801A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4179619B2 (ja
Inventor
Hideyoshi Kimura
栄喜 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2005131801A priority Critical patent/JP4179619B2/ja
Publication of JP2006307989A publication Critical patent/JP2006307989A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4179619B2 publication Critical patent/JP4179619B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pipe Accessories (AREA)
  • Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)

Abstract

【課題】 地下埋設管内に円管を周方向に分割したセグメントを搬入し、各セグメントを周方向及び長さ方向に、少ないボルト結合によって接続結合し、内周面がセグメントの内面板のみの面一当接衝合した流水性の良い更生管を構築する。

【解決手段】 セグメント3として、湾曲形態の内面板29に両側縁の軸フランジ16及び前後の円周フランジ15A,15Bを外方に突出し、内面板29の前端には、嵌入板30を、後端には、嵌入溝G3を配置しておき、セグメント3相互の円周方向接続は、両側縁の軸フランジ16相互の短尺ボルト19での接続により、セグメント3相互の前後方向接続は、セグメント3の後端の嵌入溝G3へのセグメント3前端の嵌入板30の嵌入と、前後セグメント相互の後円周フランジ15Bを介した長尺ボルト17での締着で結合して、内周面が、各セグメントの内面板29のみの当接衝合形態の、面一で平滑な更生管とする。

【選択図】 図1

Description

本発明は、下水道管等の地下埋設管にひび割れや腐蝕等の損傷が生じた場合、開削することなく、埋設管内に更生管用分割セグメントを搬入し、埋設管内で各セグメントを結合してリングを形成し、該リングを順次接続して新しく更生管を敷設し、埋設管機能を回復する技術に関するものであり、土木技術分野に属するものである。
地下埋設管の更生方法として、埋設管より少し細い管を分割した形態の多数のセグメントを埋設管内に搬入し、該分割セグメントを周方向、及び長さ方向に結合接続することにより、埋設管内に新規円管を敷設する技術が既に提案(特開平10−148296号)され、従来例として存在する。
図7、図8は、該従来例図であって、図7(A)はセグメントの分解斜視図であり、図7(B)は、セグメントの内面の平面図であり、図7(C)は、セグメントの一部破断端面図であり、図8(A)は、セグメントの周方向接続形態断面図であり、図8(B)は、セグメントの長さ方向接続形態断面図であり、図8(C)は、図7(B)のC−C線での説明図である。
即ち、従来例は、セグメントが図7(A)に示す如く、管を周方向に分割したスキンプレートを含み、スキンプレートは、長さ方向前後端に、内側樋壁、底板、及び外側樋壁から成る2個所の樋状部を備え、スキンプレートの周方向両端にはスキンプレート直線縁及び樋状部端に亘るフランジを溶接一体化してセグメントとしている。
そして、該セグメントには、図7(B)に示す如く、樋状部の前後底板には、アジャストボルト取付け用ナット、及びメネジ付き支持金具を配置すると共に、一方の底板には裏込め注入口を配置している。
また、前後の樋状部の外側樋壁には、対応位置に複数のボルト孔を配置し、左右各フランジにも、樋状部での対応位置にボルト孔を配置している。
そして、各セグメントの周方向結合は、図8(A)に示す如く、各セグメントのアジャストボルト取付け用ナットにアジャストボルトを取付けて、埋設管内周と略等間隙を保って、両セグメントをフランジ間にゴムパッキングを介して当接し、両フランジを、樋状部のボルト孔を介してボルト、ナット締着し、更生管リングを形成する。
また、各セグメントの長手方向結合は、図8(B)に示す如く、前後のセグメントをゴムパッキングを介して樋状部の外側樋壁同士を当接して、外側樋壁のボルト孔を介してボルト、ナット締着する。
そして、樋状部の底板上での各セグメントの周方向結合、長さ方向結合、アジャストボルトによる埋設管内周との間隙調整を行い、裏込め注入口からの埋設管内面と更生管外面との間隙への充填材注入を行った後、図8(C)に示す如く、樋状部に蓋板を、皿ネジでのメネジ付き支持金具への締着により張設するものである。
特開平10−148296号公報
従来例にあっては、各セグメントの周方向結合は、セグメント側端部のフランジ相互のボルト孔を介した樋状部の凹部内スペースでのボルト、ナット締着であり、また、各セグメントの長さ方向結合も、樋状部の凹部内スペースでの外側樋壁相互のボルト、ナット締着であり、アジャストボルトによる間隙調整も、樋状部の凹部スペースでの作業であるため、狭いスペース内でのボルト、ナット締着は、狭いスペース内での多数の異なった作業となり、煩雑、且つ困難で非能率な作業であった。
そして、セグメント相互のボルト、ナット締着の作業に必要な樋状部の凹部の深さ、及び幅を確保する必要があるため、スキンプレートで形成される更生管内周径は、樋状部の存在によって、埋設管内周径よりも、樋状部底板と埋設管内周との間隙(+)樋状部の凹部深さ、だけ小となり、更生管内径は、セグメント相互のボルト、ナット締着用の樋状部深さのデッドスペースにより、埋設管内径よりかなり小径となる問題がある。
また、従来のセグメント相互の結合は、前後の直立形態の外側樋壁相互、左右端の直立形態のフランジ相互のボルト、ナット締着であること、及び更生管内周面は平坦性が必須であることより、セグメントに、ボルト締着用の樋状部の配置が必須となるが、樋状部も最終的には蓋板でスキンプレートと面一と仕上げる必要があり、管内空間での溶接作業は危険なので実施出来なく、従って、蓋板の適正取付けも煩雑である。
しかも、蓋板をネジ手段(皿ネジ)でスキンプレートと面一に取付けても、衝接界面の若干の隙間は避けられず、蓋板から樋状部への水の流入、滞留が生じ、樋状部での水の腐敗や酸性濃度の高まりで、悪臭の発生、及び更生管腐蝕の原因となる。
本発明は、結合用の樋状部も蓋板も不要な新規なセグメントを用い、各セグメント相互の周方向、長さ方向の結合の簡単な構造を採用し、管内空間での組立て手段を簡素化すると共に、ボルトナットの使用数も最小限とし、しかも、埋設管内径に対する更生管内径の小径化も最小限に抑制出来、且つ、内周面に凹凸の無い、流水機能に優れた埋設管用の更生管を提供するものである。
本発明の更生管は、例えば図1に示す如く、地中の埋設管1内に、円管を周方向に分割したセグメント3を周方向及び長さ方向に接続して形成した更生管2であって、セグメント3は、湾曲形態の内面板29に、両側縁の軸フランジ16、2個一対の長尺ボルト孔21R,21Lを備えた前後の円周フランジ15A,15B及び高さ調整片4を外方に突出し、内面板29の、前端には嵌入板30を、後端には嵌入溝G3を備え、セグメント3相互の円周方向接続は、両側縁の軸フランジ16相互の短尺ボルト19での結合により、セグメント3相互の前後方向接続は、前セグメント3の後端の嵌入溝G3への後セグメント3前端の嵌入板30の嵌入と、前後セグメント3相互の後円周フランジ15Bを介した長尺ボルト17の締着で結合した更生管である。
尚、各セグメント3は、埋設管1の径に応じて4分割タイプ、3分割タイプとすれば良く、埋設管1の内径が1000mm以上であれば、4分割とすればマンホールからの搬入が可能である。
この場合、各セグメント3を円周方向に接続して得られる更生管のリングRは、内周面が内面板29のみの当接衝合形態の円管となり、更生管のリングRを長さ方向に接続した更生管2の内周面は、各セグメント3の内面板29のみが周方向及び長さ方向に段差無く、面一に当接衝合した管面を提供し、流水機能の優れた更生管となる。
更に、軸フランジ16及び前後の円周フランジ15A,15Bは、セグメント3の補強リブ機能を奏し、長尺ボルト17は更生管2の強度付与に有効である。
従って、更生管2は、十分な強度を備え、且つ、内面2fは従来の樋状部の蓋板の如き別板材が存在せず、内面板29のみの面一の平坦湾曲形態であるため、管内の流水が平滑となる。
しかも、各セグメント3の、周方向接続は、セグメント外表面の軸フランジ16で簡便に実施出来、長さ方向接続は、嵌入板30の嵌入溝G3への嵌入と、長尺ボルト17の円周フランジ15A,15Bを貫通したボルト、ナット締着で達成出来るため、少ない締着ボルト数によって、セグメント3の外周後端での簡単な作業となる。
そして、前後セグメント3相互を嵌入接続としたため、従来の如き接続用の樋状部が不必要となり、セグメント3相互の前後、左右のボルト締着作業は、従来の、樋状部の凹部内での各セグメント相互の円周方向結合、及び前後方向接続作業と比べて、締着用ボルト使用数が格段に少なくなり、しかも、ボルト締着作業は全て開放域での作業で可能となり、簡便、且つ容易な作業となり、作業性が格段に向上する。
しかも、更生管2内周面には、従来の更生管の樋状部の如き、流水の侵入、滞留個所が存在しないため、滞留水による悪臭、更生管腐蝕の発生も全く無い。
また、本発明更生管2は、セグメント3相互の前後方向(長さ方向)の長尺ボルト17での締着結合が、前セグメント3の後円周フランジ15Bから後方へ延出した長尺ボルト17の、後セグメント3の円周フランジ15A,15Bを貫通した後円周フランジ15Bへの締着結合で実施する。
この場合、セグメント3の前後円周フランジ15A,15Bには、2個一対のボルト孔21R,21Lが存在するため、後円周フランジ15Bの2個のボルト孔21を、長尺ボルト先端の締着と後端の締着とに使い分けることが出来る。
そして、長尺ボルト17は、前後セグメント3の各後円周フランジ15B間をボルト締着するため、長尺ボルト17の配置位置を選択することにより、更生管2の大きな前後連結強度が得られる。
また、本発明更生管2にあっては、図2に示す如く、丸パイプ9を前後の円周フランジ15A,15B間に貫通固定し、図1に示す如く、前セグメント3の後方への延出長尺ボルト17を、後セグメント3の丸パイプ9内を挿通して後セグメント3の後円周フランジ15Bに締着するのが特に好ましい。
この場合、長尺ボルト17は、丸パイプ9内への挿入を介した後円周フランジ15Bのボルト孔21への嵌入となるため、長尺ボルト17の後円周フランジ15Bへの嵌入締着作業がスムーズとなる。
しかも、丸パイプ9は、前後円周フランジ15A,15Bに固定しているため、セグメント3の強度向上機能をも奏する。
また、丸パイプ9は、図2に示す如く、後円周フランジ15Bから前円周フランジ15Aを貫通突出し、且つ、前後円周フランジ15A,15Bに一体化固着するのが好ましい。
この場合、丸パイプ9は長尺ボルト17の被覆保護機能を奏するため、前端9Fが前セグメント3の後円周フランジ15Bと当接しても良いが、丸パイプ9の突出部P9によって前後セグメント3相互の内面板29相互の当接衝合に干渉しないように配慮すべきである。
しかし、丸パイプ9の前端9Fが、前セグメント3の後円周フランジ15Bの後面と1mm程度の間隙を生ずる程度に突出部P9を前方に延出しておけば、丸パイプ9の存在は、前後セグメント3相互の内面板29の当接衝合に干渉することなく、長尺ボルト17の締め付け限界を規定し、長尺ボルト17の過剰締め付けによる後円周フランジ15Bの撓み変形も阻止出来る。
従って、丸パイプ9の前端9Fの前円周フランジ15Aからの突出形態は、丸パイプ9の前後円周フランジ15A,15Bのボルト孔21R,21Lへの嵌入固着作業が容易であると共に、丸パイプ9の前端が突出しているため、前セグメント3から後方へ突出した長尺ボルト後端17Bの、丸パイプ前端9Fへの最初の挿入作業が容易となり、長尺ボルト17の後セグメント3の後円周フランジ15Bへの嵌入、ナット18締着作業が容易となる。
また、本発明更生管2にあっては、図3に示す如く、嵌入板30は、内面板29の前部外面に、押え板31を介して止着して内面板前端29Fから突出させ、嵌入溝G3は、内面板29の後部外面に、スペーサー32を挟着して押え板33と内面板29とで形成するのが好ましい。
この場合、スペーサー32は、嵌入板30と同厚、又は若干厚い板材を採用すれば、嵌入板30の嵌合溝G3が簡便に形成出来る。
この場合、図4に示す如く、嵌入板30の嵌入溝G3への嵌入は、内面板29の管径方向の面一を規制し、前後セグメント3相互の内面板29の当接衝合位置規制は、内面板の前端29F、後端29Bである。
従って、嵌入板30とスペーサー32とを適切に選択することにより、嵌入板30と嵌入溝G3の所望の形態での形成が容易となり、嵌入板30は、突出長d5が、嵌入溝G3の深さd6より浅く、且つ、幅W30が、内面板29の幅W29より狭い寸法であれば、セグメント3相互の嵌入作業が内面板29のみの当接衝合形態で実施出来る。
勿論、セグメント3相互の、前後結合の強度は長尺ボルト17が負担し、周方向結合強度は軸フランジ16相互の結合が負担し、嵌入板30は単に挿入嵌合のガイド機能を奏するに過ぎないため、製作上、嵌入溝G3幅より狭くしても、或いは、細幅の分割嵌入板としても、更生管2の前後、左右結合強度に支障は生じない。
また、本発明更生管2にあっては、図1に示す如く、セグメント3の外面に配置した高さ調整片4が各セグメント3と埋設管1との間隙GSを規定し、セグメント外面3fと埋設管内面1fとの間隙GSを裏込め材CMで充填一体化するのが好ましい。
この場合、円周フランジ15A,15B、及び軸フランジ16は、セグメント3の補強リブ機能を奏する点、及びこれら各フランジ15A,15B,16が裏込め材CMの流動延展の支障となる点より、高さ調整片4の突出高さh4は、これら各フランジ15A,15B,16より高く調整するのが好ましい。
また、裏込め材CMは、注入充填により硬化するものであり、典型的にはセメントモルタルである。
従って、高さ調整片4の高さh4を適切に設定することにより、更生管2は、各フランジ15A,15B,16の設定強度を保持した状態で埋設管1の内周と裏込め材CMによって一体化出来、高さ調整片4の高さh4を、円周フランジ15A,15Bの高さh5及び軸フランジ16の高さh16より若干大とし、セグメント3への注入口5の配置を、各セグメント3外周面3f全域に裏込め材CMが充填出来るように、例えば、リングRの頂部に適正配置することにより、更生管2の埋設管1内への配置は、埋設管内径1Dに対する更生管内径2Dの縮径を極力押えた形態での配置も可能となり、従来例(図7、図8)での埋設管に対する更生管の縮径配置よりも、縮径の少ない更生管配置も可能となり、縮径の自由度も向上する。
更生管2の形成方法の発明は、図2に示す如く、円管を周方向に分割した湾曲形態の内面板29の前端外面には嵌入板30を、後端外面には嵌入溝G3を形成し、且つ、内面板29の外面側には、両側縁の軸フランジ16と、2個一対の長尺ボルト孔21R,21Lを備えた前円周フランジ15A及び後円周フランジ15Bと、高さ調整片4を立設すると共に、前後円周フランジ15A,15B間に丸パイプ9を貫通配置したセグメント3を用意し、最初の更生管リングR1は、図5に示す如く、各セグメント3を周方向に当接しながら各軸フランジ16の前後のボルト孔22への短尺ボルト19の締着で形成し、第2リングR2以降の各リングRの形成は、前後接続にあっては、前セグメント3の嵌入溝G3への後セグメント3の嵌入板30の嵌入と、前セグメント3の後円周フランジ15Bから後方へ突出した長尺ボルト17の後セグメント3の丸パイプ9を貫通しての後円周フランジ15Bへの締着で実施し、円周方向接続にあっては、各セグメント3の軸フランジ16相互の後部のボルト孔22への短尺ボルト19締着で実施する。
この場合、長尺ボルト17は、図1に示す如く、各セグメント3当り2本で十分である。
そして、長尺ボルト孔21R,21Lを一対としたため、長尺ボルト17は、後円周フランジ15Bの一方のボルト孔21Lを長尺ボルト後端17Bのボルト締着に用い、他方のボルト孔21Rを長尺ボルト前端17Fの締着に用いることとなり、後円周フランジ15Bの近傍位置での作業となって作業性が良く、後円周フランジ15B上では、長尺ボルト後端17Bの前方への引張り応力と、長尺ボルト前端17Fの後方への引張り応力の作用点も近接しているため、後円周フランジ15Bの湾曲変形も最小限に抑制出来る。
従って、本発明によれば、各セグメント3相互による円周方向接続によるリングRの形成は、両側縁の軸フランジ16相互の短尺ボルト19での締着のみであり、各セグメント3相互の前後方向接続は、2本の長尺ボルト17での締着のみであるため、従来例(図7、図8)と比べて、ボルトナットの使用数が大幅に減少出来、且つ、セグメント3の外周後端部の開放域でのボルトナット締着作業となるため、作業性が、従来方式(図7、図8)より大幅に向上する。
しかも、各セグメント3相互の前後方向接続手段は、内面板29の外面側での嵌合板30と嵌合溝G3との差し込み式嵌合での実施となるため、嵌合作業は容易となり、且つ、更生管2の内周面は、湾曲平滑面の内面板29のみの、相互の当接衝合形態となって流水機能の優れた面一となる。
しかも、軸フランジ16、前後円周フランジ15A,15Bが補強リブ機能を奏し、丸パイプ9も補強機能を発揮するため、強固な更生管が高能率で形成出来る。
また、更生管形成方法の発明にあっては、図1に示す如く、前円周フランジ15A及び後円周フランジ15Bが各対応位置に2個一対のボルト孔21R,21Lを備え、2個一対のボルト孔21R,21Lの一方には、丸パイプ9を配置して前セグメント3からの長尺ボルト17の貫通、締着に用い、他方には、後円周フランジ15Bから後方への長尺ボルト17突出用に用いるのが特に有利である。
この場合、長尺ボルト17の後円周フランジ15Bからの突出は、図4に示す如く、長尺ボルト17の前端17Fを後円周フランジ15Bの前面側でナット18で止着すれば良い。
また、前セグメント3からの長尺ボルト17の後セグメント3への締着は、図1に示す如く、後セグメント3の丸パイプ9内を貫通して後端17Bを後円周フランジ15Bの後面側に突出させてナット18で締着すれば良い。
従って、各セグメント3全ての前円周フランジ15A及び後円周フランジ15Bに、等間隔の2個一対のボルト孔21R,21Lを配置しておくことにより、丸パイプ9の前後円周フランジ15A,15Bの貫通固着、長尺ボルト17の前セグメント3の後円周フランジ15Bへの前端17Fの固定、及び長尺ボルト17の丸パイプ9貫通による後セグメント3の後円周フランジ15Bへの後端17Bのナット止着が、図1の如く、2個一対のボルト孔21R,21Lの交互使用により、各リングR毎に軸フランジ16の千鳥状配置で容易に実施出来、リングRの補強リブとしての軸フランジ16の分散配置により、更生管2の全体を均斉強度に出来る。
また、更生管形成方法に使用するセグメントにあっては、セグメント3の丸パイプ9は、後端9Bを後円周フランジ15Bの長尺ボルト孔21R(21L)に接合し、前端9Fを前円周フランジ15Aの長尺ボルト孔21R(21L)から貫通突出し、且つ、前後円周フランジ15A,15Bと溶接固着しておくのが有利である。
この場合、丸パイプ9は、前後円周フランジ15A,15Bの補強機能を奏し、更生管2の強度増強に有益であると共に、前後セグメントの接合時に、丸パイプ9の前円周フランジ15Aからの突出前端9Fが各長尺ボルト後端17Bの丸パイプ9への挿入作業を容易とする。
また、本発明の更生管形成方法に使用するセグメント3は、図3に示す如く、前円周フランジ15Aを内面板29の前端29Fから間隔LFを保って立設し、後円周フランジ15Bを内面板後端29Bから間隔LBを保って立設し、且つ、前後円周フランジ15A,15Bを軸フランジ16と一体化固着し、嵌入板30を押え板31により内面板29の外面先端から突出し、嵌入溝G3を内面板29の外面後端にスペーサー32を介した押え板33により備えているのが好ましい。
この場合、スペーサー32、押え板31,33、嵌入板30は、共に内面板29同様の湾曲面板である。
そして、図4に示す如く、前セグメント3の後円周フランジ15Bと後セグメント3の前円周フランジ15Aとでセグメント3の前後の嵌合部6を形成することとなり、典型的には、間隔LFは押え板31の幅(標準:40mm)であり、間隔LBは押え板33の幅(標準:80mm)であり、且つ、丸パイプ9の突出部P9はLB+LFであれば、丸パイプ前端9Fが後円周フランジ15B面に当接することとなる。
しかし、前後セグメントの当接衝合は内面板29の後端29Bと前端29Fとでのみ規定すべきであるため、実質上は、丸パイプ9の突出部P9は、前後セグメント3,3の内面板29相互の当接衝合に干渉しないように寸法選択し、また嵌入板30の突出寸法d5も嵌入溝G3の深さd6より若干小(d5≦d6)と寸法選択すれば、施工が適正、且つ容易となる。
従って、図4に示す如く、嵌入溝G3が後円周フランジ15Bの外方の間隔LBの領域に自由端として存在するため、自由端として突出している嵌入板30の嵌入作業も容易となる。
しかも、前後セグメント相互の嵌合部6を構成する円周フランジ15Bの外方域(間隔LB)も、円周フランジ15Aの外方域(間隔LF)も、共に内面板29の積層補強形態となって十分な強度を備え、幅L6(間隔LB+間隔LF)の嵌合部6は、左右セグメント3相互の軸フランジ16の後端の間隔LBでの短尺ボルト19による円周方向締着、及び長尺ボルト17による前後セグメント3相互の後円周フランジ15B,15B間の前後方向接続により、更生管2としての十分な接続強度を提供する。
また、本発明の更生管の形成方法にあっては、セグメント3は、高さ調整片4を調整して円周方向結合によりリングRを形成し、セグメント3の適所に配置した口金具10の注入孔5から裏込め材CMをセグメント外面3fと埋設管内面1fとの間隙GSに充填するのが好ましい。
尚、図1に示す如く、高さ調整片4は、各セグメント3に配置する必要があるが、口金具10は、裏込め材CMの充填作業面から、例えば、リングRの1つ置きのリングR上部のセグメント3に一個所等、配置すれば良い。
この場合、高さ調整片4は、典型的には、図2に示す如く、調整ボルト13とメネジ付き支持金具14であって、支持金具14を内面板29の外側面上に立設溶接したものであり、口金具10は、内面板29に注入孔(図示せず)を穿孔し、該注入孔と注入口5とを整合させて内面板29の外面上に溶接固定すれば良い。
また、裏込め材CMは、典型的には、セメントモルタルである。
従って、各セグメント3は、高さ調整片4での調整によって各セグメント外面3fと埋設管内面1fとの間隙が均斉に保持出来、裏込め材CMの更生管2外周への均斉充填が可能となり、裏込め材CMの均斉充填固化によって、新規更生管2の埋設管1への均斉な一体化固定が可能となる。
また、本発明の更生管形成方法にあっては、長尺ボルト17は、前セグメント3の後円周フランジ15Bの前面で、ナット18により前端17Fを止着し、後セグメント3の丸パイプ9を貫通して後円周フランジ15Bの後面で、ナット18により後端17Bを止着するのが好ましい。
この場合、各セグメント3には、接続結合作業前に、図4に示す如く、予め長尺ボルト17の前端17Fを後円周フランジ15Bの2個一対のボルト孔22の一方のボルト孔22の前面側に溶接固定したナット18に螺着して、長尺ボルト17を後円周フランジ15Bから後方へ延出させておく。
従って、図1に示す如く、既設リングRのセグメント3に対する後セグメント3の接続作業は、突出形態の各延出長尺ボルト17の後端17Bへの後セグメント3の各丸パイプ9の嵌合と、引続く後セグメント3の前進、及び最終位置での後セグメント嵌入板30の前セグメント嵌入溝G3への嵌入作業となり、前後セグメント3相互の嵌合接続後は、長尺ボルト17の後円周フランジ15Bの後面に突出した後端17Bにナット18を螺着することにより、前後セグメント3相互は強固に結合出来る。
従って、セグメント3相互の前後方向の接続結合作業が、埋設管1内での狭い空間の下に簡単、且つ容易に実施出来る。
本発明の更生管2は、内周面2fが各セグメント3の内面板29のみの円周方向及び前後方向に、面一に当接衝合した更生管2となるため、流水機能の優れた更生管となる。
また、軸フランジ16及び前後の円周フランジ15A,15Bは、セグメント3相互の結合機能を奏すると共に、セグメント3の補強リブ機能を奏し、前後セグメント相互を結合する長尺ボルト17の強固な連結結合と相俟って、十分な強度を備え、且つ内周面の平滑、面一で流水性に優れた更生管が得られる。
また、各セグメント3の、周方向接続は、軸フランジ16で簡便に実施出来、長さ方向接続は、嵌入板30の嵌入溝G3への嵌入と、長尺ボルト17の円周フランジ15A,15Bを貫通したボルトナット締着で達成出来るため、従来(図7、図8)の更生管と比較して、少ない締着ボルト数と、セグメント3の外周後端での簡単な作業によって形成可能な、作業性に優れた更生管が提供出来る。
また、前後セグメント3相互が嵌入接続であるため、内面板29の内面には、従来の樋状部の如き接続結合用領域の配置が不要であり、従来の更生管(図7、図8)より遥かに接続結合の作業性が向上し、しかも、更生管2内面には、従来の樋状部の如き、流水の侵入、滞留する個所が存在しないため、滞留水による悪臭、及び更生管腐蝕の発生しない、流水性、耐久性に優れた更生管となる。
また、本発明の更生管の形成方法は、各セグメント3相互の前後方向接続は、前端の内面板29の外面に沿った嵌合板30と、後端の内面板29の外面に沿った嵌合溝G3との差し込み嵌合での実施となるため、前後方向接続の作業性は、従来の樋状部内での接続作業に比して、格段に向上する。
そして、更生管2の内周面は、湾曲平滑面の内面板29のみの、相互の面一の当接衝合形態となって、流水機能の優れた更生管2が形成出来る。
しかも、内面板29の外面側の、軸フランジ16、前後円周フランジ15A,15Bが補強リブ機能を奏し、丸パイプ9も補強機能を発揮するため、長尺ボルト17による前後セグメント相互のボルト締着と相俟って、強固な更生管が高能率で形成出来る。
本実施例は、図1に示す如く、内径1Dが1650mmの下水道管の埋設管1に対し、内径2Dが1530mmの更生管2の敷設に就いて詳述する。
更生管2は、円管を分割したセグメント3を埋設管1内に搬入し、セグメント3相互を円周方向に接続結合して第1リングR1を形成し、形成リングRの後端に次のセグメント3群を前後方向に接族結合して第2リングR2を形成する仕方で構築するものである。
従って、セグメント3は、マンホールから埋設管1内に搬入する必要があるため、本実施例の内径1650mmの埋設管1用のセグメント3は、4分割タイプで実施する。
〔セグメント3の構造(図2、図3)〕
セグメント3は、図2、図3に示す如く、湾曲方形平板の内面板29の外面(表面)29s側に、両側縁には軸フランジ16を、前部には前円周フランジ15Aを、後部には後円周フランジ15Bを立設固定し、内面板29の前端には嵌入板30を突出し、後端には嵌入溝G3を配置したものである。
そして、前円周フランジ15Aと後円周フランジ15Bとには、2個一対の長尺ボルト17用のボルト孔21を、左側及び右側の2個所で対向配置し、両側縁の軸フランジ16には、後円周フランジ15Bより後方に出た部位に短尺ボルト19締着用のボルト孔22を配置し、且つ、内面板29の外面29s側には高さ調整片4を配置したものである。
〔セグメント3の製作(図2、図3)〕
セグメント3は、下水道管など、硫化水素が発生し、金属が腐蝕し易い環境下での使用となるため、構成材は、ステンレス鋼の耐薬品性に優れたJIS、SUS304を採用する。
内面板29は、肉厚2mm、長さL29が500mm、幅W29が内径1530mm円管の4分割円弧の幅を備えた方形円弧平板を準備する。
また、内面板29の外面(表面)29s側には、図3に示す如く、両側縁には、高さh16が50mm、厚さ3mmの軸フランジ16を、前端では、内面板29前端と揃え、後端では、内面板後部が突出長d6(標準:40mm)突出する形状に直立形態で溶接固定し、両側の軸フランジ16間には、高さh15が50mm、厚さ3mmで、両側に2個一対の長尺ボルト孔21R,21Lを備えた前後の円周フランジ15A,15Bを、前円周フランジ15Aは、内面板前端29Fを長さLF(標準:40mm)突出させ、後円周フランジ15Bは、内面板後端29Bを長さLB(標準:80mm)突出させた形態に、直立形態で軸フランジ16及び内面板表面に溶接固定する。
また、内面板29の、前円周フランジ15Aの前側外面上には、図3(A)の如く、厚さ4mm、幅80mmの嵌入板30と、厚さ3mm、幅40mmの押え板31とを、積層形態で前円周フランジ15Aの前面に当接し、スポット溶接固定して、嵌入板30が、内面板前端29F及び押え板31前端から長さd5(標準:40mm)突出した形態とする。
また、内面板29の、後円周フランジ15Bの後側の外面上には、厚さ4mm、幅40mmの湾曲板材のスペーサー32を挟んで、厚さ3mm、幅(LB)80mmの押え板33をスポット溶接により、後円周フランジ15B及び内面板29に固定し、内面板29と押え板33との隙間に深さd6(標準:40mm)の嵌入溝G3を形成する。
また、図2(A)に示す如く、前後円周フランジ15A,15Bには、長尺ボルト孔として、右側長尺ボルト孔21Rと左側長尺ボルト孔21Lの2個一対を、各ボルト孔21R,21Lの孔芯Oc間の中間線CLが、両側の軸フランジ16から内面板幅W29の1/4の寸法位置の2個所、即ち、各セグメント共、両側の軸フランジ16から、セグメント3の幅の1/4寸法内側位置で、中間線CL相互がセグメント3幅の1/2寸法幅を使った形態に2個所配置し、2個一対の長尺ボルト孔21R,21Lのうち、右側の長尺ボルト孔21Rのみに、セグメント幅W29の1/2寸法間隔で2本の丸パイプ9を嵌着固定したセグメント3R群と、左側の長尺ボルト孔21Lのみに、セグメント幅W29の1/2寸法間隔で2本の丸パイプ9を嵌着固定したセグメント3Lとの2タイプを準備する。
そして、各セグメント3R,3L共、後円周フランジ15Bの丸パイプ9を装着していない長尺ボルト孔21R(21L)には、後円周フランジ15Bの前面に、図4(A)に示す如く、ナット18を溶接(MP)して固着しておく。
セグメント3R、セグメント3Lは、丸パイプ9の配置位置が異なるのみであり、丸パイプ9の長尺ボルト孔21R,21Lへの嵌着固定は、丸パイプ9を、図3(A)に示す如く、前円周フランジ15Aの長尺ボルト孔21R(21L)に貫通して、後端9Bを長尺ボルト孔21R(21L)に位置合せして後円周フランジ15Bに当接し、又はボルト孔21R(21L)に嵌合し、前端9Fを前方に突出した状態で、丸パイプ9外周を各円周フランジ15A,15Bに溶接(MP)すれば、長尺ボルト17挿通用の丸パイプ9は、前後円周フランジ15A,15Bと剛構造一体化固着となる。
尚、標準仕様にあっては、丸パイプ9は、外径17.3mm、肉厚2mm、長さ496mmであって、前後セグメント相互を当接衝合して長尺ボルト17を締め付ける前の状態では、丸パイプ前端9Fが前セグメント15Bの後面と1mmのボルト締め付け代を備えた長さであり、長尺ボルト孔21R,21Lの径は18mm、孔芯Oc間寸法は30mmである。
また、セグメント3R,3Lの何れにも、図1に示す如く、後円周フランジ15Bの近傍位置、且つ、軸フランジ16の近傍位置で内面板29の外面29sに、調整ボルト13を螺着したメネジ付き支持金具14を、1セグメント当り2個溶接立設する。
また、更生管2の各リングRの1つ置きのリングRに注入口5を配置し、該注入口5からセメントモルタル等の裏込め材が注入出来るように、セグメント3Rの4つに1つ、或いはセグメント3Lの4つに1つの割合で、図1に示す如く、注入口5を備えた口金具10を、内面板29の注入開口(図示せず)に整合させて内面板29の外面29s側に溶接固定し、裏込め材CM注入用のセグメント3R(3L)を準備しておく。
〔更生管の敷設(図1)〕
第1リングR1、即ち、更生管2の最前端のリングR1の敷設は、セグメント3Lの軸フランジ16の、前円周フランジ15Aから前方に突出した部分にも、後円周フランジ15Bから後方に突出した部分と同様のボルト孔22を穿孔し、図5に示す如く、各セグメント3Lをそれぞれ両側の軸フランジ16を当接して、短尺ボルト19とナット20により軸フランジ16相互を強固に締着し、第1リングR1を形成する。
この場合、前円周フランジ15Aの前側での短尺ボルト19の締着作業は、第1リングR1の前方側に作業員が入り込んで作業すれば良い。
尚、第1リングR1用のセグメント3にあっては、丸パイプ9の前円周フランジ15Aから前方に突出した部分は、そのままでも切落しても良い。
また、第1リングR1での丸パイプ9は、単に前後円周フランジ15A,15Bの補強棒として機能するに過ぎないが、第1リングR1構成各セグメント3Lの2個一対の長尺ボルト孔21R,21Lのうち、丸パイプ9装着位置の隣の後円周フランジ15Bの長尺ボルト孔21Rには、図4(A)に示す如く、前円周フランジ15Aの前面にナット18が固定してあり、各セグメント3には、予め該ナット18に長尺ボルト17(標準:外径10mm、長さ535mm)前端17Fを螺入定着し、長尺ボルト17を後円周フランジ15Bから後方へ延出した状態で第1リングR1を形成する。
次いで、第2リングR2の形成は、図1に示す如く、第1リングR1をセグメント3L、で形成した場合には、セグメント3R群を用いる。
即ち、セグメント3の前後方向接続結合は、前セグメント3が左側の長尺ボルト孔21Lに丸パイプ9を装着し、右側の長尺ボルト孔21Rから長尺ボルト17を後方に延出したセグメント3Lである場合は、後セグメント3として右側の長尺ボルト孔21Rに丸パイプ9を装着し、左側の長尺ボルト孔21Lから長尺ボルト17を後方に延出したセグメント3Rを用い、第1リングR1の各セグメント3Lから延出している長尺ボルト17に、図4(A)に示す如く、後セグメント3Rを前進させて、丸パイプ9を嵌挿前進させる。
そして、後セグメント3Rの前端の嵌入板30を前セグメント3Lの後端の嵌入溝G3に嵌入して前セグメントの内面板後端29Bと後セグメント内面板前端29Fとを当接衝合し、同時に、後セグメント3Rの丸パイプ9を貫通して後円周フランジ15Bの後面に突出した前セグメント3Lの長尺ボルト17後端17Bを、図1の如く、ナット18の螺合により後円周フランジ15Bの後面に締着固定する。
尚、前セグメントの内面板後端29Bと後セグメントの内面板前端29Fとが隙間無く当接衝合した状態では、丸パイプの突出部P9の前端9Fは、前セグメントの後円周フランジ15Bの後面に対し、1mm前後の隙間を有しているが、長尺ボルト17の締着は、丸パイプ前端9Fが後円周フランジ15Bの後面と当接するまで締め付ける。
従って、長尺ボルト17は、前端17Fが前セグメント3Lの後円周フランジ15Bの前面に溶接固定したナット18で確保され、後端17Bが後セグメント3Rの後円周フランジ15Bの後面でナット18により螺合固定され、前セグメント3Lの後円周フランジ15Bと、後セグメント3Rの後円周フランジ15Bとを緊締確保し、同時に、丸パイプ9は、長尺ボルト17の過度の締め付けによる後円周フランジ15Bの湾曲変形を阻止すると共に、前後の後円周フランジ15B間での支持棒機能を発揮し、更生管2を補強する。
そして、図6に示す如く、各後セグメント3Rを各前セグメント3Lに前後接続結合する毎に、各後セグメント3R相互を、軸フランジ16相互の当接形態で、軸フランジ後部のボルト孔22への短尺ボルト19とナット20での螺着により一体化固定し、第1リングR1の後部に第2リングR2を形成する。
以降、順次後続リングRを接続一体化して必要長の更生管を形成し、最後尾のリングRは、長尺ボルト17の装着しないセグメント3で形成すれば良い。
尚、セグメント3L,3Rの接続に際しては、セグメント後部の高さ調整片4の調整ボルト13を手作業で調整しながら順次接続すれば良い。
また、各リングRの前後1つ置きに、注入口5を備えたセグメント3を、リングRの上部構成セグメントとして適用する。
そして、各リングRの接続した更生管が形成出来れば、適所に配置された注入口5に更生管2内から注入ホース(図示せず)を接続して、セメントモルタルをセグメント外面3fと埋設間内面1fとの間隙に注入充填固化し、注入口5をセグメント内面板29の内表面と面一に埋込みボルト(図示せず)等で閉止し、更生管内周面に存在する、軸フランジ16相互の当接線や、内面板29相互の前後左右の当接衝合線に硬化性合成樹脂液(標準:シリコン溶液)を塗布する。
本発明更生管の敷設施工は、1リングRの形成に際して、使用ボルト数は、前後セグメント3相互結合の長尺ボルト17が、1セグメント毎に2本の計8本使用であり、左右セグメント相互結合の短尺ボルト19が、4個のセグメント3の相互の軸フランジ16後部での4本使用であり、従来例(図7、図8)が1セグメント当り前後2個の樋状部を備え、各樋状部の前後方向の外側樋壁相互の左右2個所でのボルト締着、4セグメント相互のフランジの前後端2個所でのボルト締着、及び前後樋状部の2枚の蓋板の各2個所での皿ネジでの締着と比較して、ボルトナット締着が格段に合理化出来る。
しかも、従来の樋状部の狭い凹部内での煩雑、且つ、困難な締着作業と比較して、本発明は、前後セグメントを嵌合形態とし、各セグメント後端の開放部での締着作業であるため、セグメント相互の左右方向及び前後方向のボルトナットによる接続結合作業が、従来のものより遥かに容易であり、作業性が遥かに向上する。
しかも、本発明の更生管2は、内周面が内面板のみの面一当接衝合となって、流水性に優れたものとなる。
本発明更生管の全体斜視図である。 本発明に用いるセグメントの説明図であって、(A)は外面斜視図、(B)は内面斜視図である。 本発明に用いるセグメントの説明図であって、(A)は、図2(A)のA−A線視図、(B)は、図2(A)のB−B線視図、(C)は、図2(A)のC−C線視図、(D)は、図2(A)のD−D線視図、(E)は、図2(A)のE−E線視図である。 本発明のセグメント結合説明図であって、(A)は、前後セグメントの嵌合寸前の断面図、(B)は、前後セグメント相互の結合状態断面図、(C)は、セグメント相互を円周方向に結合したリングの側面図である。 本発明の第1リング概略説明図であって、(A)は、正面図、(B)は、(A)のB−B視側面図である。 本発明の第2リング形成説明図であって、(A)は、第1リングへのセグメントの嵌合途中状態図、(B)は、第1リングに第2リングを接続した状態図、(C)は(B)のC−C線視図である。 従来例図であって、(A)は、セグメントの分解斜視図、(B)は、セグメントの一部切欠側面図、(C)は、セグメントの内面図である。 従来例図であって、(A)は更生管横断面図、(B)は、セグメント相互の前後接続部縦断面図、(C)は、樋状部と蓋板の関係説明断面図である。
符号の説明
1 埋設管
1f,2f 内周面(内面)
2 更生管
3,3L,3R セグメント
3f セグメント表面(外面)
4 高さ調整片
5 注入口
6 嵌合部
9 丸パイプ
9B 丸パイプ後端(後端)
9F 丸パイプ前端(前端)
10 口金具
13 調整ボルト
14 メネジ付き支持金具(支持片)
15A 前円周フランジ(円周フランジ)
15B 後円周フランジ(円周フランジ)
16 軸フランジ
17 長尺ボルト
17B 長尺ボルト後端(後端)
17F 長尺ボルト前端(前端)
18,20 ナット
19 短尺ボルト
21,21R,21L 長尺ボルト孔(ボルト孔)
22 ボルト孔
29 内面板
29B 内面板後端(後端)
29F 内面板前端(前端)
29s 内面板表面(外面)
30 嵌入板
31,33 押え板
32 スペーサー
CM 裏込め材
G3 嵌入溝
GS 間隙
LB,LF 間隔
MP 溶接
Oc 孔芯
P9 丸パイプ突出部(突出部)
R,R1,R2,R3 リング

Claims (12)

  1. 地中の埋設管(1)内に、円管を周方向に分割したセグメント(3)を周方向及び長さ方向に接続して形成した更生管(2)であって、セグメント(3)は、湾曲形態の内面板(29)に、両側縁の軸フランジ(16)、2個一対の長尺ボルト孔(21R,21L)を備えた前後の円周フランジ(15A,15B)及び高さ調整片(4)を外方に突出し、内面板(29)の、前端には嵌入板(30)を、後端には嵌入溝(G3)を備え、セグメント(3)相互の円周方向接続は、両側縁の軸フランジ(16)相互の短尺ボルト(19)での結合により、セグメント(3)相互の前後方向接続は、前セグメント(3)の後端の嵌入溝(G3)への後セグメント(3)前端の嵌入板(30)の嵌入と、前後セグメント(3)相互の後円周フランジ(15B)を介した長尺ボルト(17)の締着で結合した更生管。
  2. セグメント(3)相互の前後方向の長尺ボルト(17)での締着結合が、前セグメント(3)の後円周フランジ(15B)から後方へ延出した長尺ボルト(17)の、後セグメント(3)の円周フランジ(15A,15B)を貫通した後円周フランジ(15B)への締着結合である、請求項1の更生管。
  3. 丸パイプ(9)を前後の円周フランジ(15A,15B)間に貫通固定し、前セグメント(3)の後方への延出長尺ボルト(17)を、後セグメント(3)の丸パイプ(9)内を挿通して後セグメント(3)の後円周フランジ(15B)に締着した、請求項1又は2の更生管。
  4. 丸パイプ(9)は、後円周フランジ(15B)から前円周フランジ(15A)を貫通突出し、且つ、前後円周フランジ(15A,15B)に一体化固着した、請求項3の更生管。
  5. 嵌入板(30)は、内面板(29)の前部外面に、押え板(31)を介して止着して内面板前端(29F)から突出させ、嵌入溝(G3)は、内面板(29)の後部外面に、スペーサー(32)を挟着して押え板(33)と内面板(29)とで形成した、請求項1乃至4のいずれか1項の更生管。
  6. セグメント(3)の外面に配置した高さ調整片(4)が各セグメント(3)と埋設管(1)との間隙(GS)を規定し、セグメント外面(3f)と埋設管内面(1f)との間隙(GS)を裏込め材(CM)で充填一体化した、請求項1乃至5のいずれか1項の更生管。
  7. 円管を周方向に分割した湾曲形態の内面板(29)の前端外面には嵌入板(30)を、後端外面には嵌入溝(G3)を形成し、且つ、内面板(29)の外面側には、両側縁の軸フランジ(16)と、2個一対の長尺ボルト孔(21R,21L)を備えた前円周フランジ(15A)及び後円周フランジ(15B)と、高さ調整片(4)を立設すると共に、前後円周フランジ(15A,15B)間に丸パイプ(9)を貫通配置したセグメント(3)を用意し、最初の更生管リング(R1)は、各セグメント(3)を周方向に当接しながら各軸フランジ(16)の前後のボルト孔(22)への短尺ボルト(19)の締着で形成し、第2リング(R2)以降の各リング(R)の形成は、前後接続にあっては、前セグメント(3)の嵌入溝(G3)への後セグメント(3)の嵌入板(30)の嵌入と、前セグメント(3)の後円周フランジ(15B)から後方へ突出した長尺ボルト(17)の後セグメント(3)の丸パイプ(9)を貫通しての後円周フランジ(15B)への締着で実施し、円周方向接続にあっては、各セグメント(3)の軸フランジ(16)相互の後部のボルト孔(22)への短尺ボルト(19)締着で実施する、埋設管(1)内への更生管(2)の形成方法。
  8. 前円周フランジ(15A)及び後円周フランジ(15B)が各対応位置に2個一対のボルト孔(21R,21L)を備え、2個一対のボルト孔(21R,21L)の一方には、丸パイプ(9)を配置して前セグメント(3)からの長尺ボルト(17)の貫通、締着に用い、他方には、後円周フランジ(15B)から後方への長尺ボルト(17)突出用に用いる、請求項7の更生管の形成方法。
  9. セグメント(3)の丸パイプ(9)は、後端(9B)を後円周フランジ(15B)の長尺ボルト孔(21R,21L)に接合し、前端(9F)を前円周フランジ(15A)の長尺ボルト孔(21R,21L)から貫通突出し、且つ、前後円周フランジ(15A,15B)と溶接固着した、請求項7又は8の更生管の形成方法。
  10. セグメント(3)は、前円周フランジ(15A)を内面板(29)の前端(29F)から間隔(LF)を保って立設し、後円周フランジ(15B)を内面板後端(29B)から間隔(LB)を保って立設し、且つ、前後円周フランジ(15A,15B)を軸フランジ(16)と一体化固着し、嵌入板(30)を押え板(31)により内面板(29)の外面先端から突出し、嵌入溝(G3)を内面板(29)の外面後端にスペーサー(32)を介した押え板(33)により備えている、請求項7乃至9のいずれか1項の更生管の形成方法。
  11. セグメント(3)は、高さ調整片(4)を調整して円周方向結合によりリング(R)を形成し、セグメント(3)の適所に配置した口金具(10)の注入孔(5)から裏込め材(CM)をセグメント外面(3f)と埋設管内面(1f)との間隙(GS)に充填する、請求項7乃至10のいずれか1項の更生管の形成方法。
  12. 長尺ボルト(17)は、前セグメント(3)の後円周フランジ(15B)の前面で、ナット(18)により前端(17F)を止着し、後セグメント(3)の丸パイプ(9)を貫通して後円周フランジ(15B)の後面で、ナット(18)により後端(17B)を止着する、請求項7乃至11のいずれか1項の更生管の形成方法。
JP2005131801A 2005-04-28 2005-04-28 地下埋設管の更生管及び更生方法 Active JP4179619B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005131801A JP4179619B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 地下埋設管の更生管及び更生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005131801A JP4179619B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 地下埋設管の更生管及び更生方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006307989A true JP2006307989A (ja) 2006-11-09
JP4179619B2 JP4179619B2 (ja) 2008-11-12

Family

ID=37475107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005131801A Active JP4179619B2 (ja) 2005-04-28 2005-04-28 地下埋設管の更生管及び更生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4179619B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100045370A (ko) * 2008-10-23 2010-05-03 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 세그먼트의 연결 방법 및 연결구
KR20100130542A (ko) * 2009-06-03 2010-12-13 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 기설관의 갱생 공법
CN107023713A (zh) * 2017-05-12 2017-08-08 成都金玉雄辉建筑工程有限公司 平整密封式顶管
CN107420641A (zh) * 2017-05-12 2017-12-01 成都金玉雄辉建筑工程有限公司 一种密封环对接的顶管
JP2018150999A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 積水化学工業株式会社 既設管内での安全確保方法および既設管用シェルター

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58176397A (ja) * 1982-04-09 1983-10-15 株式会社クボタ セグメント及びその製造方法
JPS59215293A (ja) * 1983-05-19 1984-12-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 円筒胴体製造法
JPH06303640A (ja) * 1993-01-26 1994-10-28 Philips Electron Nv 画像信号を再生および処理するための装置とそのような装置のための回路配置
JP2001082675A (ja) * 1999-09-08 2001-03-30 Ashimori Ind Co Ltd 管路の補修方法
JP2001263542A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk 管路修復用ブロック体及び管路修復工法
JP2001311387A (ja) * 2000-05-01 2001-11-09 Ashimori Ind Co Ltd 既設管路の補修方法およびそれに用いる補修材並びに管路
JP2004052485A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Shonan Plastic Mfg Co Ltd 管路補修工法
JP2004353446A (ja) * 2002-01-23 2004-12-16 Shonan Plastic Mfg Co Ltd 流路施設修復用ブロック体並びにこれを用いた流路施設修復工法
JP2005299711A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Shonan Plastic Mfg Co Ltd 更生管及びその敷設方法

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58176397A (ja) * 1982-04-09 1983-10-15 株式会社クボタ セグメント及びその製造方法
JPS59215293A (ja) * 1983-05-19 1984-12-05 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 円筒胴体製造法
JPH06303640A (ja) * 1993-01-26 1994-10-28 Philips Electron Nv 画像信号を再生および処理するための装置とそのような装置のための回路配置
JP2001082675A (ja) * 1999-09-08 2001-03-30 Ashimori Ind Co Ltd 管路の補修方法
JP2001263542A (ja) * 2000-03-15 2001-09-26 Shonan Gosei Jushi Seisakusho:Kk 管路修復用ブロック体及び管路修復工法
JP2001311387A (ja) * 2000-05-01 2001-11-09 Ashimori Ind Co Ltd 既設管路の補修方法およびそれに用いる補修材並びに管路
JP2004353446A (ja) * 2002-01-23 2004-12-16 Shonan Plastic Mfg Co Ltd 流路施設修復用ブロック体並びにこれを用いた流路施設修復工法
JP2004052485A (ja) * 2002-07-24 2004-02-19 Shonan Plastic Mfg Co Ltd 管路補修工法
JP2005299711A (ja) * 2004-04-07 2005-10-27 Shonan Plastic Mfg Co Ltd 更生管及びその敷設方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20100045370A (ko) * 2008-10-23 2010-05-03 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 세그먼트의 연결 방법 및 연결구
KR101634142B1 (ko) 2008-10-23 2016-06-28 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 세그먼트의 연결 방법 및 연결구
KR20100130542A (ko) * 2009-06-03 2010-12-13 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 기설관의 갱생 공법
KR101691037B1 (ko) 2009-06-03 2016-12-29 가부시키가이샤 쇼난 고세이쥬시 세이사쿠쇼 기설관의 갱생 공법
JP2018150999A (ja) * 2017-03-13 2018-09-27 積水化学工業株式会社 既設管内での安全確保方法および既設管用シェルター
CN107023713A (zh) * 2017-05-12 2017-08-08 成都金玉雄辉建筑工程有限公司 平整密封式顶管
CN107420641A (zh) * 2017-05-12 2017-12-01 成都金玉雄辉建筑工程有限公司 一种密封环对接的顶管

Also Published As

Publication number Publication date
JP4179619B2 (ja) 2008-11-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101216391B1 (ko) 프리스트레스 강선을 이용한 실드터널 세그먼트 구조 및 이를 이용한 실드터널 세그먼트 라이닝 체결방법
JP4179619B2 (ja) 地下埋設管の更生管及び更生方法
JP2003314197A (ja) 管渠の補修方法、及び管渠内補修部構造
KR101116389B1 (ko) 센터링 작업이 용이한 접합구조를 가진 phc 말뚝과 강관의 복합말뚝
KR20180007293A (ko) Phc 말뚝 연결장치 및 그 제조방법
KR20050000710A (ko) 콘크리트말뚝의 이음을 위한 말뚝 연결장치
JP2011099278A (ja) 法面安定化用アンカーボルトの補修方法と補修具
JP4584068B2 (ja) 地下道路の分岐部または合流部のためのトンネル構造の施工法
KR20180007292A (ko) Phc 말뚝 연결장치
CN207714747U (zh) 一种钢筋混凝土柱模板加固夹具
JP4448816B2 (ja) コンクリート製管体および推進工法
JP2013036269A (ja) Sc杭
KR102107793B1 (ko) 보강토 옹벽블럭의 고정 장치
JP2818078B2 (ja) 水路トンネル内面の補修構造
KR101568982B1 (ko) 시트파일에 형성되는 케이블 통과홀의 차수보강공법
KR101773392B1 (ko) 하수관용 맨홀 연결구 및 그 맨홀 연결구를 이용한 하수관 연결방법
CN210484903U (zh) 一种水泥管
JP2002266594A (ja) トンネル覆工板およびその施工方法
KR101701696B1 (ko) 종방향 강선 인장 체결용 양방향 숫소켓모듈을 갖는 터널용 세그먼트 조립체 및 이를 이용한 터널
JP2006291535A (ja) 柱の補強金具及び当該補強金具の固定方法
KR102268288B1 (ko) 충진캡이 구비된 파형복합관 조립체 및 그 제조방법
KR200298689Y1 (ko) Phc말뚝의 이음시공을 위한 구속력이 증대된 말뚝 연결구
CN219012648U (zh) 一种隧道初支锁脚锚管与拱架连接加强装置
KR101960698B1 (ko) 지하 공동구 이음 구조
KR20120108381A (ko) 파일의 선단지지력 보강장치

Legal Events

Date Code Title Description
A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20080410

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080516

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20080514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080522

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080609

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080731

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080825

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080825

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4179619

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110905

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120905

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130905

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250