JPH0533831Y2 - - Google Patents

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JPH0533831Y2
JPH0533831Y2 JP6957887U JP6957887U JPH0533831Y2 JP H0533831 Y2 JPH0533831 Y2 JP H0533831Y2 JP 6957887 U JP6957887 U JP 6957887U JP 6957887 U JP6957887 U JP 6957887U JP H0533831 Y2 JPH0533831 Y2 JP H0533831Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はコンクリート管用ライニング板の連
結構造に関する。
〔従来の技術〕
下水道用や工業排水用などに用いられるコンク
リート管は、その内面がその中を流れる流通物よ
り発生するガス等の影響により腐食する。この場
合、コンクリート管本体内にプラスチツク性のラ
イニング板を入れて、複数のライニング板を円筒
状に組立てて、コンクリート管本体の内壁面とラ
イニング板の間隙に充填材を充填するようにして
いる。このようにしてコンクリート管本体の内壁
面を補修するのである。
このような隣接するライニング板は、それらの
接合片どうしを連結部材で連結するようになつて
いる。たとえば実開昭61−98028号公報や実開昭
61−160392号公報に開示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、このような連結構造では、隣接の接合
片と連結部材間の水密性及び結合力が弱く耐久性
に欠けていた。
〔考案の目的〕
この考案は上記問題点を解消するためになされ
たものであり、水密性及び結合力を確実に得るこ
とができるコンクリート管用ライニング板の連結
構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
第1図〜第3図を参照する。
各ライニング板4の分割縁7には、その分割縁
7に沿つて連続してコンクリート管の半径方向に
頭部を大径とした接合片6が突設されている。隣
接のライニング板4,4の隣接する接合片6,6
は、長手方向に合通して奥部を大径とした連続溝
25に嵌挿された状態で結合されている。この連
続溝25は長手の連結部材13に形成されてい
る。この連続溝25の奥部には接合片6の頭部が
当接するクツシヨン材14が設けられている。こ
のクツシヨン材14は、連結部材13と同時押出
し成型により固着された状態で設けられている。
〔作用〕
クツシヨン材14が連続溝25に存在すること
により、クツシヨン材14の水密性と弾力性を用
いて連結構造又は連結部分の水密性及び結合力が
向上する。
〔実施例〕
第1図はこの考案の連結構造を備えたコンクリ
ート管を示している。
コンクリート管は、コンクリート管本体(以下
本体という)1と、ライニング管体2およびそれ
らの間に充填された充填材3を備える。
本体1は通常の下水道や工業排水路などとして
用いられるものである。ライニング管体2は、等
分割された複数のプラスチツク製のライニング板
4からなる。各ライニング板4は第1図と第2図
に示すように外表面には複数条のリブ5と接合片
6を有している。リブ5は9つある。接合片6は
左右に2つある。各ライニング板4の内表面は平
滑である。リブ5と接合片6は管軸方向に沿つて
平行に突出して設けられている。
リブ5は頭部が幅広部又は大径部8となつてい
る。また接合片6の頭部も断面三角形の大径部又
は幅広部9となつている。第2図ではライニング
板4の一部分が示してあるが、実際は管軸方向に
のびた長方形状板のものである。
各ライニング板4は第2図に示すように、分割
縁7,7を有している。これらの分割縁7,7は
前記接合片6,6を有している。第3図と第4図
を参照すると、隣接の接合片6,6は連結部材1
3により結合されている。連結部材13内には、
クツシヨン材14が設けてある。このクツシヨン
材14は、連結部材13と同時押出成型により固
着された状態で設けられている。連結部材13と
クツシヨン材14はライニング板4と同じ長さで
あり、長手帯状である。クツシヨン材14は好ま
しくは水膨張性材料で作られているが、これに限
らない。クツシヨン材14は水密用と結合力を強
化するために設けられている。
第1図にもどると、8つのライニング板4は8
つの連結部材13で結合されている。第3図と第
4図に示すように連結部材13の連続溝25が長
手方向又は管軸方向に形成されている。この連続
溝25は奥部が大径もしくは幅広となつており、
隣接の接合片6,6の頭部の大径部9,9がはま
りこんでとれないようになつている。連続溝25
内のクツシヨン材14にはこれらの大径部9,9
がくいこんでいる。このクツシヨン材14の弾力
により大径部9,9は連結部材13にはめこんだ
方向と反対方向(第3図では下方向)に押付けて
これにより連結部材13と接合片6,6の結合力
を強化している。また、このクツシヨン材14の
存在により、連結部材13と接合片6,6間の水
密性を確保している。また、連結部材13の外面
には突条30が形成されている。この突条30は
連結部材13の長さ方向に形成されている。
上述した構造のコンクリート管を作る際には、
第3図に示すように、隣接のライニング板4,4
の接合片6,6を一連結部材13で結合する。こ
の場合、工具で突条30をたたいて連結すると結
合操作が容易である。このようにしてライニング
管体2を作る。第1図の本体1の内壁面12に対
面してライニング管体2を配置する。このあと両
者間に充填材3、たとえばセメントミルクやグラ
ウト剤等を充填して硬化させる。このとき、必要
に応じてライニング管体2に直径方向に支持体を
設けて支持してもよい。
第5図は別の実施例を示している。第1図の実
施例と同じところには同じ符号を付す。この場合
のライニング管体102は、16のライニング板
104,144からなる。ライニング板104は
第6図に拡大して示してある。ライニング板14
4は第7図に示してある。
ライニング板104はリブ105と外向き形の
接合片106と内向き形の接合片166を有して
いる。ライニング板144はリブ145と外向き
形の接合片106,106を有している。
第6図の隣接する接合片166,166は第8
図に示すように連結部材113により連結されて
いる。この連結部材113の連続溝125にはク
ツシヨン114が設けてある。また第7図の隣接
する接合片106,106は第9図に示すように
連結部材133により連結されている。この連結
部材133の連続溝155にはクツシヨン144
が設けてある。これらのクツシヨン材114,1
44は前記クツシヨン材14(第4図参照)と同
じようなものであり、各接合片166,106の
頭部の大径部はクツシヨン材114,144にく
いこんでいる。
このようなコンクリート管を作るに際しては、
第5図と第8図と第9図を参照すると、まず隣接
のライニング板104と144そして144と1
44の隣接する各接合片106,106をいわゆ
る内向きの連結部材133(第9図参照)で連結
する。この連結部材133により隣接する接合片
106,106を完全に固着できる。つまり、ク
ツシヨン材144の水密性と弾性を用いているの
である。次に、いわゆる外向きの2つの連結部材
113で隣接の接合片166,166を結合す
る。この場合第5図のライニング管体102の内
側から連結部材113を直径方向に押すだけで両
接合片166,166を容易に連結できる。な
お、いずれのクツシヨン材114と144も連結
部材と同時押出成型により固着された状態で設け
られている。
ところでこの考案は上記実施例に限定されるも
のではない。ライニング板の使用数や連結部材の
形状やその使用数は実施例以外に実用新案登録請
求の範囲において種々変えることができる。
〔考案の効果〕
この考案のよれば、各ライニング板の分割縁に
沿つて接合片を突設し、この接合片の頭部を半径
方向に大径としており、隣接のライニング板どう
しの隣接する接合片が、長手方向に合通して奥部
を大径として連続溝を有する連結部材内に嵌挿さ
せた状態で結合し、前記奥部にクツシヨン材が連
結部材と同時押出成型により固着させた状態で設
けられていて、接合片の頭部がクツシヨン材に当
接するので、隣接するライニング板間の結合力を
クツシヨン材の弾力で強化し、しかもクツシヨン
材により水密性を確保できる。これにより、この
種のコンクリート管を容易かつ確実に形成でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考慮の連結構造の実施例を備えた
コンクリート管を示す断面図、第2図は1つのラ
イニング板の一部を示す斜視図、第3図は連結部
分の断面図、第4図は同連結部分の一部を示す斜
視図、第5図はこの考慮の別の実施例を備えたコ
ンクリート管を示す断面図、第6図と第7図は別
のライニング板の一部を示す斜視図、第8図と第
9図は別の連結部分を示す断面図である。 1……コンクリート管本体、2……ライニング
管体、3……充填材、6……接合片、7……分割
縁、13……連結部材、25……連続溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コンクリート管本体の内壁面に沿つて、コンク
    リート管の円周方向に分割された複数枚のプラス
    チツク製のライニング板が、その上記隣接するラ
    イニング板の分割縁どうしが連結部材により連結
    された状態で添設されてなるコンクリート管用ラ
    イニング板の連結構造において、上記各ライニン
    グ板の分割縁にはこの各分割縁に沿つて連続して
    コンクリート管の半径方向に頭部を大径とした接
    合片が突設され、上記隣接するライニング板どう
    しの隣接する接合片どうしは、長手方向に全通し
    て奥部を大径とした連続溝を有する長手の連結部
    材の上記連続溝内に嵌挿された状態で結合され、
    上記連続溝の奥部には上記接合片の頭部が当接す
    るクツシヨン材が連結部材と同時押出成型により
    固着された状態で設けられていることを特徴とす
    るコンクリート管用ライニング板の連結構造。
JP6957887U 1987-05-12 1987-05-12 Expired - Lifetime JPH0533831Y2 (ja)

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