JPH10339389A - 推進管用シール材および推進管の接合構造 - Google Patents

推進管用シール材および推進管の接合構造

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JPH10339389A
JPH10339389A JP9151222A JP15122297A JPH10339389A JP H10339389 A JPH10339389 A JP H10339389A JP 9151222 A JP9151222 A JP 9151222A JP 15122297 A JP15122297 A JP 15122297A JP H10339389 A JPH10339389 A JP H10339389A
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JP
Japan
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propulsion
propulsion pipe
thin portion
pipe
rubber ring
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JP9151222A
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English (en)
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Yoshihiko Nakanishi
嘉彦 中西
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 薄肉部20に推進管用シール材16を装着す
る際には、推進管12の管端面に係止部26を沿わせた
状態で肉薄部20の外周面にゴム輪部22を配置する。
推進管用シール材16が装着された肉薄部20をカラー
14に挿入する際には、カラー14によってゴム輪部2
2が管軸方向へ押されるが、ゴム輪部22と一体に形成
された係止部26が推進管12の管端面に係止されるの
で、ゴム輪部22の位置ずれは生じない。 【効果】 ゴム輪を位置決めするための溝を肉薄部20
に形成する必要がないので、肉薄部20に十分な強度を
持たせることができ、推進力に対する耐荷力を大きくで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は推進管用シール材およ
び推進管の接合構造に関し、特にたとえば推進工法によ
って敷設される2つの推進管の接合部に用いられる推進
管用シール材およびそのような推進管用シール材を用い
た推進管の接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来の推進管の接合構造の一例
が、実公平6−19902号に開示されている。この従
来技術は、管体3の端部外径を縮径して肉薄部を形成
し、肉薄部の外周に溝部3bを形成してこれにパッキン
部材4を装着し、2つの推進管のそれぞれの肉薄部を管
体3の外径とほぼ同じサイズの外径を有するカラー5に
挿入して突き合わせるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、接合部
の外周面に凹凸が生じるのを防止できるものの、肉薄部
にパッキン部材4を位置決めするための溝部3bを形成
しなければならなかったので、溝部3bが形成された部
分において肉薄部が極めて薄くなり、推進管の推進力に
対する耐荷力が小さくなるという問題点があった。
【0004】この問題点を解消するための手段として、
ゴム輪接合に代えて接着接合することが考えられるが、
接着接合では、一度接合した接合部を容易に引き離すこ
とができないので、施工性の面で別の問題を生じる恐れ
があった。それゆえに、この発明の主たる目的は、接合
部の強度を大きくして推進力に対する耐荷力を大きくで
きる、推進管用シール材および推進管の接合構造を提供
することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、推進管の
肉薄部に装着される推進管用シール材であって、肉薄部
の外周面に配置されるかつ幅方向に部分的に形成された
止水部を有するゴム輪部、および剛性を有するかつゴム
輪部の幅方向一方端部に一体に形成されて推進管の管端
面に係止される係止部を備える、推進管用シール材であ
る。
【0006】第2の発明は、第1の発明の推進管用シー
ル材を用いて2つの推進管を接合する推進管の接合構造
であって、一方の推進管の管端部外径を縮径して設けら
れるかつゴム輪部の幅と等しいかそれより長い幅を有す
る第1肉薄部、および他方の推進管の管端部内径を拡径
して設けられる第2肉薄部を備え、第1肉薄部に推進管
用シール材を装着して第1肉薄部を第2肉薄部に挿入し
た、推進管の接合構造である。
【0007】第3の発明は、第1の発明の推進管用シー
ル材を用いて2つの推進管を接合する推進管の接合構造
であって、一方の推進管の管端部外径を縮径して設けら
れるかつゴム輪部の幅と等しいかそれより長い幅を有す
る第1肉薄部、他方の推進管の管端部外径を縮径して設
けられるかつゴム輪部の幅と等しいかそれより長い幅を
有する第2肉薄部、および第1肉薄部および第2肉薄部
の外周に配置されるカラーを備え、第1肉薄部および第
2肉薄部のそれぞれに推進管用シール材を装着し、第1
肉薄部および第2肉薄部のそれぞれをカラーの一端およ
び他端から挿入して突き合わせた、推進管の接合構造で
ある。
【0008】
【作用】推進管の肉薄部に推進管用シール材を装着する
際には、係止部を推進管の管端面に沿わせた状態でゴム
輪部を肉薄部の外周面に配置する。推進管用シール材が
装着された肉薄部をカラーに挿入する際には、カラーに
よって推進管用シール材のゴム輪部が管軸方向へ押され
るが、このときゴム輪部と一体に形成された係止部が推
進管の管端面に係止されるので、ゴム輪部の位置ずれは
生じない。肉薄部をカラーに挿入した後は、肉薄部とカ
ラーとの隙間が止水部によって封止される。
【0009】
【発明の効果】第1〜第3の発明によれば、係止部を推
進管の管端面に係止させることによってゴム輪部の位置
ずれを防止できるので、ゴム輪を位置決めするための溝
を肉薄部に形成する必要がない。したがって、接合部の
強度を大きくすることができ、推進力に対する耐荷力を
大きくすることができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1に示すこの実施例の推進管の接合構造1
0は、簡単に言えば、図2に示すような推進管12どう
しをステンレス等からなるカラー14で接合する接合部
に、図3に示すような推進管用シール材16を介挿した
ものである。推進管12(図2)は、所定肉厚で所定長
さを有する本体18を含み、本体18の両端部には、外
径を縮径することによって肉薄部20が設けられる。肉
薄部20の幅は、シール材16のゴム輪部22の幅と等
しいかそれより長く設定される。推進管12の材質とし
ては、塩化ビニル等のような合成樹脂や鉄等のような金
属が用いられ得るが、これらに限定されるものではな
い。なお、推進管12を塩化ビニルで形成した場合に
は、200mmの口径に対して、本体18の肉厚が7mm程
度に設定され、肉薄部20の肉厚が4mm程度に設定され
る。
【0012】シール材16(図3)は、推進管12の肉
薄部20の外径とほぼ同じサイズの内径を有するかつ肉
薄部20の幅と等しいかそれより短い幅を有するゴム輪
部22を含み、ゴム輪部22の外周面には、断面略半円
状の複数の止水部24が幅方向に部分的に形成される。
また、ゴム輪部22の一方端部から内側へ突出して、推
進管12(肉薄部20)の管端面に沿う係止部26がゴ
ム輪部22と一体に形成される。係止部26の内径は、
推進管12の内径とほぼ同じサイズに設定され、係止部
26の内部には、ステンレスや硬質プラスチック等のよ
うな硬質材料からなる補強部材28が埋め込まれる。
【0013】補強部材28は、図4に示すように、複数
の孔30を有するリング状に形成され、係止部26のゴ
ムが孔30に充填されることによって、ゴム部分(ゴム
輪部22を含む。)と一体化される。したがって、係止
部26には、補強部材28によって十分な剛性が付与さ
れる。推進管12どうしを接合する際には、まず、接合
する2つの推進管12のそれぞれの肉薄部20にシール
材16を装着する。すなわち、係止部26を推進管12
(肉薄部20)の管端面に沿わせた状態でゴム輪部22
を肉薄部20の外周面に配置する。そして、2つの推進
管12のそれぞれのシール材16が装着された肉薄部2
0をカラー14の一端および他端に仮挿入し、ジャッキ
等のような推進装置で推進管12を地中へ向けて管軸方
向へ押圧する。すると、2つの推進管12の肉薄部20
がカラー14内へ完全に挿入されるとともに推進管12
の管端どうしが突き合わされる。
【0014】肉薄部20をカラー14内に挿入する際に
は、シール材16のゴム輪部22がカラー14によって
管軸方向へ押されるが、このときゴム輪部22と一体に
形成された係止部26が推進管12の管端面に係止され
るので、ゴム輪部22の位置ずれは生じない。2つの推
進管12どうしを接合した後は、カラー14によって圧
縮された複数の止水部24によってカラー14と肉薄部
20との隙間が封止される。
【0015】この実施例によれば、ゴム輪を位置決めす
るための溝を肉薄部20に形成する必要がないので、肉
薄部20に十分な強度を持たせることができる。したが
って、推進力に対する耐荷力を大きくすることができ
る。なお、上述の実施例では、推進管12(図2)どう
しをカラー14で接合する場合を示したが、たとえば図
5に示すように、推進管32の一方端部に内径を拡径す
ることによって薄肉部34を設け、この薄肉部34に他
の推進管32のシール材16(図3)が装着された肉薄
部20を挿入して、推進管32どうしを直接接合するよ
うにしてもよい。
【0016】また、上述したシール材16では、断面半
円状の止水部24をゴム輪部22の外周面にのみ形成し
ているが、止水部24の形状等は、これに限定されるも
のではない。すなわち、止水部24は、たとえば図6に
示すように、ゴム輪部22の外周面および内周面の両方
に形成されてもよいし、図7に示すように、ゴム輪部2
2の外周面に断面略鋸歯状に形成されてもよい。また、
図8および図9に示すように、ゴム輪部22の外周面も
しくは外周面および内周面の両方に管端へ向かうにつれ
て小さくなるように形成されてもよい。止水部24を管
端に向かうにつれて小さくなるように形成した場合に
は、カラー14(図1)または肉薄部34(図5)に挿
入する際の抵抗を小さくすることができるので、よりス
ムーズに挿入できる。
【0017】さらに、図示しないが、ゴム輪部22の一
部または全部を水膨張ゴムで形成し、推進管12内の水
や外部から侵入しようとする水で水膨張ゴムが膨張する
ことによってシール材16の止水性が向上するようにし
てもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】推進管を示す図解図である。
【図3】推進管用シール材を示す図解図である。
【図4】補強部材を示す斜視図である。
【図5】この発明の他の実施例を示す図解図である。
【図6】他の推進管用シール材を示す図解図である。
【図7】他の推進管用シール材を示す図解図である。
【図8】他の推進管用シール材を示す図解図である。
【図9】他の推進管用シール材を示す図解図である。
【符号の説明】 10 …推進管の接続構造 12 …推進管 14 …カラー 16 …推進管用シール材 20 …薄肉部 22 …ゴム輪部 24 …止水部 26 …係止部 28 …補強部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】推進管の肉薄部に装着される推進管用シー
    ル材であって、 前記肉薄部の外周面に配置されるかつ幅方向に部分的に
    形成された止水部を有するゴム輪部、および剛性を有す
    るかつ前記ゴム輪部の幅方向一方端部に一体に形成され
    て前記推進管の管端面に係止される係止部を備える、推
    進管用シール材。
  2. 【請求項2】請求項1記載の推進管用シール材を用いて
    2つの推進管を接合する推進管の接合構造であって、 一方の推進管の管端部外径を縮径して設けられるかつ前
    記ゴム輪部の幅と等しいかそれより長い幅を有する第1
    肉薄部、および他方の推進管の管端部内径を拡径して設
    けられる第2肉薄部を備え、 前記第1肉薄部に前記推進管用シール材を装着して前記
    第1肉薄部を前記第2肉薄部に挿入した、推進管の接合
    構造。
  3. 【請求項3】請求項1記載の推進管用シール材を用いて
    2つの推進管を接合する推進管の接合構造であって、 一方の推進管の管端部外径を縮径して設けられるかつ前
    記ゴム輪部の幅と等しいかそれより長い幅を有する第1
    肉薄部、 他方の推進管の管端部外径を縮径して設けられるかつ前
    記ゴム輪部の幅と等しいかそれより長い幅を有する第2
    肉薄部、および前記第1肉薄部および前記第2肉薄部の
    外周に配置されるカラーを備え、 前記第1肉薄部および前記第2肉薄部のそれぞれに前記
    推進管用シール材を装着し、前記第1肉薄部および前記
    第2肉薄部のそれぞれを前記カラーの一端および他端か
    ら挿入して突き合わせた、推進管の接合構造。
JP9151222A 1997-06-09 1997-06-09 推進管用シール材および推進管の接合構造 Withdrawn JPH10339389A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028356A (ja) * 2001-07-17 2003-01-29 Mitsubishi Cable Ind Ltd 管継手構造
CN102822586A (zh) * 2010-01-04 2012-12-12 洛克英技术公司 用于在酸性环境中使用的机械附接配件
CN107420640A (zh) * 2017-09-07 2017-12-01 北京市常青市政工程有限公司 顶管施工用端部保护装置及顶管施工用钢管间连接装置

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