JPH0729353Y2 - トンネル内配管用強化プラスチック複合管の構造 - Google Patents

トンネル内配管用強化プラスチック複合管の構造

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JPH0729353Y2
JPH0729353Y2 JP1990099097U JP9909790U JPH0729353Y2 JP H0729353 Y2 JPH0729353 Y2 JP H0729353Y2 JP 1990099097 U JP1990099097 U JP 1990099097U JP 9909790 U JP9909790 U JP 9909790U JP H0729353 Y2 JPH0729353 Y2 JP H0729353Y2
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straight
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tunnel
reinforced plastic
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一夫 御園
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Kubota Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、主としてトンネル内等の狭隘な所に敷設され
た強化プラスチック複合管の構造に関するものである。
〔従来の技術〕 従来、強化プラスチック複合管は内面が平滑で水の流れ
がよく、また耐食性、耐久性に優れており、軽量でもあ
ることから、農業用水道や下水道用の管渠として、広く
使用されている。
しかして、従来の強化プラスチック複合管の構造は、第
3図A、同Bに示すようなカラータイプ(第3図A)と
ソケットタイプ(同B)の2種類のものがあるが、いず
れも継手部の外径が管直部の外径よりも大きくなってい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記従来の管の構造では、例えば第4図に示すようにト
ンネル内等狭隘な場所に管を敷設する場合、継手部の出
っ張り分だけトンネルの内径を大きくするか、あるいは
管径の小さい管を使用せざるを得ず、トンネル内径と管
外径との間にできる空隙(第4図の11)が大きくなり不
経済となる。
もっとも、管継手部の出っ張りを無くし、トンネル内径
と管外径との間にできる空隙を小さくするものとして、
管端に管の肉厚内で受口及び挿口を形成するものが提案
されているが(例えば実開昭59−160984号)、受口及び
挿口を形成する部分の径変化状態が階段状とされている
ため、この部分に応力が集中し易く、無理な外力が加わ
るとその部分が破断され易い欠点があった。
また、受口と挿口との嵌合長さが短いため、管に曲げ力
が働いた時の継手部の強度が不足し、僅かな荷重増大で
も継手部が離脱することがある欠点があった。
この考案は、上記問題を解決するもので、管の通水力を
変えることなく、管継手部の出っ張りをなくしてトンネ
ル内径と管外径との間にできる空隙を極力小さくし、強
化プラスチック複合管をトンネル内に敷設する場合の経
済性を高めると同時に、継手部での曲げ力に対する耐久
性も向上でき、施工も容易なトンネル配管用強化プラス
チック複合管を得ることを目的としてなされたものであ
る。
〔課題を解決するに至った技術〕
この課題を解決するために本考案は、管の一端に、滑ら
かに拡径するテーパ状拡大部を介して内径を管直部の内
径より管壁の厚さの略半分大きくした直管状の受口部を
設け、他端には、滑らかに縮径するテーパ状縮小部を介
して外径を管直部の外径より管壁の厚さの略半分小さく
した直管状の挿口部を設け、受口部と挿口部の間に止水
用のガスケットを嵌装し、継手部の内径及び外形が管直
部と略同一となるようにしたことを特徴とするものであ
る。
〔作用〕
このようにすることによって、管の内径は従来の管と変
わることはないので、管の通水能力は従来の管と同一と
なる。また、管外径は直部と同一となり、受口の出っ張
りがなくなるので、管外径とトンネル内径との間隙を極
力小さくすることができる。また、直管内径部から受口
あるいは直管外径部から挿口に至るまでの間は、滑らか
に拡径するテーパ状拡大部又は滑らかに縮径するテーパ
状縮小部を設けたため応力集中を避けることができ、継
手部における強度を高めることができる。
さらに、受口と挿口は共に直管状とされているため、重
合部の長さが十分に長くなり、曲げ力が作用しても容易
に離脱することはなく信頼性が高まる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例について、図面に基づいて説明
する。
第1図は本考案の一実施例として呼び径D13200mmの強化
プラスチック複合管の構造を示す断面図である。1は管
の直部であり、2は管の一端の内径を管直部内径より、
滑らかに拡径するテーパ状拡大部を介して、管壁の厚さ
の略半分径を大きくして成形した受口部であり、3は管
の他端の外径を管直部外径よりも滑らかに縮径するテー
パ状縮小部を介して外径を管直部の外形より管壁の略半
分小さく成形した挿口部であり、4は受口部内径と挿口
部外径との間に嵌装された止水用ガスケットを示す。
なお図においてTは直管部1肉厚で64mm、D2は挿口部3
外径で3254mm、D3は受口部2内径で3268mm、D5は受口部
2外径で3328mm、Pは受口部3の深さ(受口及び挿口の
直管部の長さ)で270mm、Lは管1の有効長で4000mmで
ある。
ガスケット4は、管挿口部3の端面外周上に接着されて
おり、これを受口内に挿入することによって管同士を接
合し、ガスケット4の作用によって継手部の水密性を確
保することができる。その一方、管の内面には突起を生
じないので水の流れがスムースであり、通水能力が確保
できる。また、外面にも出っ張りができないので、トン
ネル内径ぎりぎりいっぱいの管を敷設することができる
ので、トンネル断面を有効に活用することができると同
時に、トンネル内面と管外面との隙間(第2図11)を小
さくすることができ、経済性を高めることができる。ま
た、テーパ状拡大部またはテーパ状縮径部を設けたため
応力集中が避けられ、直管状とされた受口及び挿口の重
なり部分の長さPが十分大きくされているので曲げ力に
対する強度も優れる。
管の成形は、次のように行なう。
先ず、管の内面形状に合わせ受口部に膨らみを付けた芯
金上に、フィラメントワインディング法により内面強化
プラスチック層(以下、FRP層という。)を成形し、次
いで、この上に管の外面形状に合わせ挿口部に凹みを付
けた金枠(ただし、金枠の内径は、管の外面FRP層の厚
さだけ小さくしてある)をセットし、内面FRP層外面と
金枠内面との間に樹脂モルタルを流し込み、モルタルが
硬化した後金枠を外し、モルタル層外面に更にFRP層を
成形して管を成形する。管の両端面を加工した後、最後
に挿口部端面外周面にガスケットを接着して完成するも
のである。
〔効果〕
以上のように本考案になる強化プラスチック複合管で
は、管の内・外面に出っ張りがないので、管内の水の流
れがスムースであると同時に、トンネル内径に対して従
来の管よりも径の大きな管を敷設するか、あるいは、管
の径に対するトンネル内径を小さくすることができる。
また、管直部から受口及び挿口に至る径変化部分にはテ
ーパ状拡大部またはテーパ状縮径部を設けたため応力集
中が避けられ、さらに受口及び挿口を直管状としたた
め、相互の重なり部分の長さPが十分大きくされている
ので継手部に作用する曲げ力に対する強度も優れる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案になる強化プラスチック複合管の継手
部を含む断面図、第2図は本考案になる強化プラスチッ
ク複合管をトンネル内に敷設した時の状況を示す一部断
面図、第3図A、Bは従来の強化プラスチック複合管継
手部の断面図で第3図Aはカラータイプ、同Bはソケッ
トタイプを示す。第4図は、従来の強化プラスチック複
合管をトンネル内に敷設した時の状況を示す一部断面図
である。 1……管直部、2……受口部、3……挿口部、4……ガ
スケット、10……トンネル壁、11……トンネル内面と管
との隙間

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】管の一端に、滑らかに拡径するテーパ状拡
    大部を介して内径を管直部の内径より管壁の厚さの略半
    分大きくした直管状の受口部を設け、他端には、滑らか
    に縮径するテーパ状縮小部を介して外径を管直部の外径
    より管壁の厚さの略半分小さくした直管状の挿口部を設
    け、受口部と挿口部の間に止水用のガスケットを嵌装
    し、継手部の内径・外形が管直部と略同一となるように
    したことを特徴とするトンネル内配管用強化プラスチッ
    ク複合管の構造。
JP1990099097U 1990-09-20 1990-09-20 トンネル内配管用強化プラスチック複合管の構造 Expired - Lifetime JPH0729353Y2 (ja)

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JPH0456291U JPH0456291U (ja) 1992-05-14
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59160984U (ja) * 1983-04-15 1984-10-27 日東工事株式会社 推進用二層硬質合成樹脂パイプ
JPH0723755B2 (ja) * 1986-12-26 1995-03-15 東燃株式会社 繊維強化複合樹脂管の製造法

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JPH0456291U (ja) 1992-05-14

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