JPH0336629Y2 - - Google Patents

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JPH0336629Y2
JPH0336629Y2 JP1984119487U JP11948784U JPH0336629Y2 JP H0336629 Y2 JPH0336629 Y2 JP H0336629Y2 JP 1984119487 U JP1984119487 U JP 1984119487U JP 11948784 U JP11948784 U JP 11948784U JP H0336629 Y2 JPH0336629 Y2 JP H0336629Y2
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JP
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tube
pipe
outer tube
socket
fixed
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JP1984119487U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、下水管と他の下水管とを接続するた
めのいわゆるヤリトリソケツトに関するものであ
る。
〔従来の技術とその問題点〕
この種の下水管用ヤリトリソケツトは、管継手
の一種であつて、主として固定された既設管に対
し新設管を接続するときに、その管継引を新設管
の外周上でスライドさせたり、また、管継手内で
新設管端をスライドさせたりして新旧両管を接続
させるものである。例えば、既設の下水管の布設
替工事において、既設の鉄筋コンクリート製のい
わゆるヒユーム管、または陶管(以下、単にヒユ
ーム管という)が破損された場合、これを撤去
し、新設の硬質塩化ビニール樹脂管で代替し接続
させる場合がある。また、最近の交通事情等によ
り、下水管の深い部分を先に本埋設し、この下水
管に仮に接続させて埋戻しした浅い下水管、また
は桝の部分を、その後、再度掘削して本埋設する
場合がある。
このように管布設工事においては、既設のヒユ
ーム管に対し新設の塩ビ管のごとく管種が異なる
と、両者はそのままでは接合できない。また、既
設の下水管と新設の管の外径等の寸法が異なる場
合も容易に接続できない。
しかも、これらの管を接続した結果、その接合
部分が不完全であれば雨水などの流入と同時に周
囲の土砂が管内に流入し、ひいては道路の陥没事
故を誘発することにもなう。したがつて、これら
の不都合をなくすためにヤリトリソケツトが用い
られている。
従来のヤリトリソケツトは、例えば、外側管
と、この外側管に内嵌される内側管とからなり、
この外側管の上流側の外周にゴムリングを嵌装す
る環状溝を膨出形成するとともに、前記の内側管
の上流側に受口を形成したヤリトリソケツトにあ
つて、前記外側管の下流側にはその内径が縮径さ
れた差し口を設け、これらの受口および差し口の
部分を除き、内・外側管を重合させるようにした
ヤリトリソケツトが提案されている(実開昭57−
16683号公報第5図、第6図および第7図参照)。
しかしながら、かかるヤリトリソケツトでは、
外側管には受口をプラスしているので、それだ
け、重合した状態のヤリトリソケツトの全長が長
寸となり、したがつて相当大きな空間(例えば、
同公報で示されているごとく浄化槽を撤去した空
間)にしか使用できないし、殊に、管種を異にす
る管とは接続できない、という問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
そこで本考案は、かかる不都合を解消するため
に案出されたもので、その要旨とするところは、
合成樹脂製の外側管と、該外側管に管全長が重合
してスライド良好に内嵌される合成樹脂製の内側
管とからなり、該外側管の上流側の外周にこれら
の内・外側管をシールするためのOリングを嵌装
した環状溝を膨出形成するとともに、その下流側
をそのままにして差し口とする一方、前記内側管
の上流側管端に拡径したラツパ部を形成して内・
外側管重合時、外側管の管全長とラツパ部の軸方
向長とからなる軸方向長で構成するとともに、該
ラツパ部を、ヒユーム管または陶管等の管種を異
にする固定管の管端に、モルタルを充填介在し
て、外嵌・当接させ、しかも、前記ラツパ部と固
定管の管端側とを緊締して固定する固定手段を設
けたことを特徴とする管種を異にする下水管用ヤ
リトリソケツトにある。
〔作用〕
内・外側管の管長が同じであるので、重合した
とき、外側管の管全長とラツパ部の軸方向長とか
らなつて短寸に構成でき、補修しようとする狭い
空間に持ち込むことができる。そこで、合成樹脂
製のラツパ部をヒユーム管等の固定管の管端に外
嵌・当接する。次いで、このラツパ部と固定管と
で形成された空間にモルタルをつめた後、ラツプ
部と固定管の管端側とを緊締して両者を固定する
とともに、外側管の下流側をスライドさせて引き
出し、他の合成樹脂管の受口へ差し込み、その
後、直ちに埋め戻しを行う。
(実施例〕 以下、本考案の構成を実施例により詳細に説明
する。第1図示は本実施例のヤリトリソケツト1
を重合させた状態であつて、内側管11とこれに
外嵌する外側管12とから構成され、この外側管
12の上流側の外周に環状溝13を形成し、この
環状溝13にゴム製のOリング14を嵌着して
内・外側管11,12をシールする。また、外側
管12の下流側は、下流側の下水管15の受口部
16に挿入するようそのまま差し口としている。
また、内側管11の上流側の一端にはラツパ部
(またはベルマウス部)17を形成し、外径を異
にするヒユーム管19の管端のストツパーとして
いる。このラツパ部17の外周端には鈎状突起1
8を複数個装着している。なお、内・外側管1
1,12はいずれもブロー成形で安価に成形し、
内側管11の外径を150mmとすれば、これに嵌合
する外側管12の全長は195mm、ラツパ部17の
開口部径は210mmとしている。
本実施例を使用するには、第1図示のごとく、
内・外側管11,12を重合した状態で、ラツパ
部17ををヒユーム管19の管端に第1図中a方
向にスライドさせて外嵌し、ラツパ部17の内周
とヒユーム管19の外周との空間にモルタルを充
填する。次いで、外側管12をスライドさせて引
き伸ばし、既設の硬質塩ビ製の下流側の下水管1
5の受口部16に、外側管12の下流側を差し口
として挿入する。この受口部16内にはOリング
20を嵌着し、外側管12の下流側と受口部16
とをシールする。そして、鈎状突起18にワイヤ
ー(図示せず)を係止し、このワイヤーを適宜箇
所に引つ張つて取付け、モルタあの未硬化の状態
でも、埋め戻しの土砂によつて内側管11が反a
方向に妄動するのを防いでいる(殊に内・外側管
11,12の間は良好にスライドするから、埋め
戻しの土砂が当たれば反a方向に移動しやすい)。
その結果、既設のヒユーム管19と下流側の下水
管15とは接続ができる。
なお、ヒユーム管19は陶管であつてもよく、
モルタル21が充填され接着可能であればよい。
また、鈎状突起18の代わりにラツパ部17の小
径部外周に焼きなまし鉄線等を巻きつけて、その
端部を適宜箇所に固定してもよい。更に、内側管
11のラツパ部17の反対側には、その外周に外
側管12の引伸し限界ラインを周設してもよい。
〔考案の効果〕
本考案によれば、次の諸効果を奏する。
内・外側管を重合したとき外側管の管全長と
ラツパ部の軸方向長とからなる最短寸のヤリト
リソケツトで形成したので、接続しようとする
管端が固定されていて、しかも、狭い接続空間
でも工事が容易にできる。
内側管の上流側の管端に拡径したラツパ部を
形成したので、内・外側管が同長で重合して
も、外側管をを把持するとともに、内側管のラ
ツパ部を他の手で把持してスライドさせて容易
に引伸ばすことができ、取扱いが容易となる。
前記に加えて、外側管には特に差し口を設
けておらず、その下流側がそのままで差し口と
なつているので、それだけ、ヤリトリソケツト
の短寸化ができ、狭い接続空間でも工事ができ
る。
殊に、ラツパ部と管種を異にする固定管の管
端側とを緊締して固定する固定手段を設けたの
で、内・外側管がスライド容易であつて、しか
もモルタルが未硬化で接着されていない状態で
も(つまり養生期間を置かずに)、埋め戻しを
することができ、工事の能率が向上するととも
に、信頼性のある接続工事ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の一部断面側面図、第
2図は同実施例の使用状態断面図である。 11……内側管、12……外側管、14……O
リング、17……ラツパ部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂製の外側管と、該外側管に管全長が重
    合してスライド良好に内嵌される合成樹脂製の内
    側管とからなり、該外側管の上流側の外周にこれ
    らの内・外側管をシールするためのOリングを嵌
    装した環状溝を膨出形成するとともに、その下流
    側をそのままにして差し口とする一方、前記内側
    管の上流側管端に拡径したラツパ部を形成して
    内・外側管重合時、外側管の管全長とラツパ部の
    軸方向長とからなる軸方向長で構成するととも
    に、該ラツパ部を、ヒユーム管または陶管等の管
    種を異にする固定管の管端に、モルタルを充填介
    在して、外嵌・当接させ、しかも、前記ラツパ部
    と固定管の管端側とを緊締して固定する固定手段
    を設けたことを特徴とする管種を異にする下水管
    用ヤリトリソケツト。
JP11948784U 1984-07-31 1984-07-31 下水管用ヤリトリソケツト Granted JPS6132886U (ja)

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JP11948784U JPS6132886U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 下水管用ヤリトリソケツト

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JP11948784U JPS6132886U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 下水管用ヤリトリソケツト

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Publication Number Publication Date
JPS6132886U JPS6132886U (ja) 1986-02-27
JPH0336629Y2 true JPH0336629Y2 (ja) 1991-08-02

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ID=30678356

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JP11948784U Granted JPS6132886U (ja) 1984-07-31 1984-07-31 下水管用ヤリトリソケツト

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