JP2511762Y2 - ライニングされた既設管 - Google Patents

ライニングされた既設管

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JP2511762Y2
JP2511762Y2 JP1989142432U JP14243289U JP2511762Y2 JP 2511762 Y2 JP2511762 Y2 JP 2511762Y2 JP 1989142432 U JP1989142432 U JP 1989142432U JP 14243289 U JP14243289 U JP 14243289U JP 2511762 Y2 JP2511762 Y2 JP 2511762Y2
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strip
fitting
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康 北山
直機 北橋
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Sekisui Chemical Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、例えば下水路等の老朽化した管渠を更生さ
せるため、既設管の内周面をコーティングするためのラ
イニング部材によってライニングされた既設管に関す
る。
(従来の技術) 例えばヒューム管を用いた下水路においては、管内に
汚水が長時間滞留することがあり、このような場合、硫
化水素ガス等の腐食製ガスが発生し、管壁のコンクリー
ト部を損傷してしまうことがある。このため、管内周面
は、塩化ビニル樹脂等の合成樹脂製のライニング材でラ
イニングされる。
従来、このような合成樹脂製のライニング材は、一般
には次のようにして管内周面に取り付けられている。ま
ず、内周面型枠の外周面全面に、例えば塩化ビニル製等
のライニング材をあらかじめ貼付けておき、この型枠と
外側のスチールセグメントの間にコンクリートを打設す
る。そして、コンクリートが硬化した後に内側型枠のみ
を撤去することにより、ライニング材が管内周面に接着
される。
ライニング材の形態としては、帯状体の両端部に隣接
する側縁部同士を接合するための嵌合機構を設けたもの
や、帯状体本体とその隣接する側縁部を接合する専用の
嵌合用帯状体を用いたものがあるが、いずれも、前記し
た内側型枠の外周面に張り付ける際に上方(外側)から
押し付けることによって嵌合させる構造となっている。
(考案が解決しようとする課題) ところで、以上のようなライニング材による新管敷設
時の管内周面のライニングは、老朽化して損傷の激しい
管を更生させることにも有用であるが、上記した従来の
ライニング材の構造では、既設管の内側から貼り付けて
いく場合、帯状体側縁部相互の接合が不可能もしくは極
めて困難である。
本考案はこのような点に鑑みてなされたもので、その
目的とするところは、既設管の内側から、その内周面を
容易に連続的にライニング可能なライニングされた既設
管を提供するにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案のライニングされ
た既設管は、内周面にライニングされた既設管であっ
て、全体として帯状をなし、管体内周面への貼着面側に
長手方向に沿う複数本のリブが形成され、かつ、その両
側縁部に、上記貼着面側に立ち上がった後に縁部外方に
曲がり、その先端が上記貼着面と反対側に戻る形状の嵌
合部が形成されてなる帯状体本体が、既設管内でその内
周面に沿い螺旋状に貼着されて、その帯状体本体を側縁
部に沿って並設した状態で隣接する2つの上記嵌合部
に、該嵌合部に嵌合し得る突条を有する嵌合用帯状体
が、既設管内で上記貼着面と反対側から嵌合されて、上
記帯状体と嵌合用帯状体との貼着面と反対側の面が、略
平滑な面に形成されているにより特徴づけられる。
(実施例) 第1図は本考案実施例の帯状体本体の部分外観斜視図
で、第2図は同じく嵌合用帯状体の外観斜視図である。
帯状体本体10は平板状の本体部11と、その本体部11の
一面側に長手方向に沿ってのびる互いに平行な複数本の
リブ12、および本体部11の両側部に沿って形成された嵌
合部13からなっている。
リブ12は断面T字形をしており、その先端は本体部11
と平行で、かつ、一様な高さを持っている。
嵌合部13は、本体部11からリブ12の配設側に立ち上が
って、リブの高さと同じ高さのところで側縁外方に直角
に曲がり、再び本体部11側に直角に曲った先端部13aを
持ち、これによって凹部13bが形成されている。また、
先端部13aの更にその先端には内側に張り出した突部13c
を有している。
嵌合用帯状体20は、第2図に示すように、その断面が
全体として略C字形をなし、両側面と背面が平面で形成
され、正面側には帯状体本体10の嵌合部13の先端部13a
が同時に2つ分嵌り込む溝21が形成されているととも
に、その両側壁は帯状体本体10の嵌合部13の凹部13b形
状と等しい形状の突条22a、22bによって形成されてい
る。
以上のような帯状体本体10と嵌合用帯状体20は、第3
図に示すように、2つの帯状体本体10、10をその側縁部
を密着させて並設した状態で、本体部11側から嵌合部13
に向けて嵌合用帯状体20を押し込むことにより、第4図
に示すように2つ先端部13a、13aが溝21に嵌り込み、か
つ突条22a、22bがそれぞれ凹部13b、13bに嵌り込んで、
いわゆるオス・メスロック機構の原理で両帯状体本体1
0、10を接合することができる。
そして、このような嵌合状態では、帯状体本体10の本
体部11と嵌合用帯状体20の背面が同一面上に揃って平滑
な面を形成するように、両者の寸法が定められている。
以上の本考案実施例は帯状体本体10のリブ12側が接着
剤によって既設管の内周面に貼着され、隣り合う嵌合部
13が既設管の内側から押し込まれる嵌合用帯状体20によ
って接合される。このとき、嵌合用帯状体20による機械
的な結合と併わせて接着剤で接着することが望ましい。
既設管に対する本考案実施例の貼着方法としては、第
5図に断面図で示すように、帯状体方法10を既設管30内
でその内周面に沿わせて螺旋状に貼り付けると同時に、
その帯状体本体10の隣接する2つの嵌合部に嵌合用帯状
体20を嵌合する方法が採用される。
なお、本考案は上記した実施例に限定されることな
く、帯状体本体の嵌合部の形状および嵌合用帯状体の形
状は、例えば第6図および第7図に示すような変形が可
能である。
第6図に示すものは、帯状体本体の嵌合部の先端側の
一面を断面ジグザグ状にしたもので、第7図に示すもの
は同じ嵌合部の先端のジグザグ状の部分をなくした例を
示し、いずれも嵌合用帯状体はそれに合わせた形状とし
ている。第6図に示す例では、先の実施例と同様に嵌合
用帯状体による機械的結合に加えて接着剤を用いること
が望ましいが、第7図に示す例では機械的結合が期待で
きないので専ら接着剤による接着によって結合する必要
がある。
また、帯状体本体のリブの形状については、前記した
ような断面T字形のほか、断面が長方形状、台形状、正
方形状、逆台形状等としてもよいことは勿論である。
帯状体本体および嵌合用帯状体の材質としては、塩化
ビニル、ポリオレフィン等の可撓性を有する合成樹脂を
用いることができる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、管体内周面に
貼着される帯状体本体の両側縁部に嵌合部を設け、この
帯状体本体を側縁部に沿って並設した状態で隣接する2
つの嵌合部に管体内側から嵌り込む帯状嵌合体を設けた
ので、既設管内で内側から、帯状体本体をその内周面に
螺旋状に貼り付けると共に、その帯状体本体の隣接する
2つの嵌合部に嵌合用帯状体を嵌合するようにして、容
易に連続的にライニングすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案実施例の帯状体本体10の部分外観斜視
図、第2図は同じく本考案実施例の嵌合用帯状体20の部
分外観斜視図、第3図はその帯状体本体10と嵌合用帯状
体20の嵌合方法の説明図、第4図はその嵌合状態を示す
端面図、第5図は本考案実施例の既設管への貼着方法の
説明図、第6図および第7図はそれぞれ本考案の他の実
施例の要部端面図である。 10…帯状体本体、11…本体部、12…リブ、13…嵌合部、
20…嵌合用帯状体、30…既設管。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内周面にライニングされた既設管であっ
    て、 全体として帯状をなし、管体内周面への貼着面側に長手
    方向に沿う複数本のリブが形成され、かつ、その両側縁
    部に、上記貼着面側に立ち上がった後に縁部外方に曲が
    り、その先端が上記貼着面と反対側に戻る形状の嵌合部
    が形成されてなる帯状体本体が、既設管内でその内周面
    に沿い螺旋状に貼着されて、 その帯状体本体を側縁部に沿って並設した状態で隣接す
    る2つの上記嵌合部に、該嵌合部に嵌合し得る突条を有
    する嵌合用帯状体が、既設管内で上記貼着面と反対側か
    ら嵌合されて、 上記帯状体と嵌合用帯状体との貼着面と反対側の面が、
    略平滑な面に形成されていることを特徴とするライニン
    グされた既設管。
JP1989142432U 1989-12-08 1989-12-08 ライニングされた既設管 Expired - Lifetime JP2511762Y2 (ja)

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JP4540162B2 (ja) * 1999-01-21 2010-09-08 株式会社奥村組 空洞構造体曲がり部の覆工施工法
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