JP7063697B2 - 既設管の更生構造および更生方法 - Google Patents
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Description
特許文献1~3に開示された更生方法では、帯状体を螺旋状に巻くとともに帯状体の隣接する巻き部分の縁同士を嵌合させて更生管を製管して既設管の内周に配置し、既設管と更生管との間にモルタル等からなる裏込め材を充填している。
上記構成によれば、既設管の内面が滑らかであっても、介装部材を介して既設管と更生管を一体化することができる。しかも鋼製リングが不要であり、コストを低減できる。
上記構成によれば、介装部材を既設管に強固に固定できる。
上記構成によれば、更生管の滑らかな内面を維持することができる。
上記構成によれば、既設管と更生管を、より一層確実に一体化することができる。
上記構成によれば、更生管は帯状体を螺旋状に巻くことにより構成されるので、既設管の軸方向に伸縮可能であり、地震等の際に変形や破壊を免れる。
上記構成によれば、介装部材と帯状体が確実に係合され、ひいては既設管と更生管をより一層確実に一体化することができる。
上記構成によれば、充填材とアンカーボルトにより既設管と更生管の一体化を図ることができる。しかも鋼製リングが不要であり、コストを低減できる。
上記構成によれば、介装部材も既設管と更生管との一体化に寄与することができる。
上記方法によれば、更生管を製管する過程で、更生管と介装部材を係合することができる。
他の具体的態様では、さらに、上記充填材を充填する工程の後で、アンカーボルトを、上記既設管と上記充填材を貫通させて上記既設管に打ち込む工程を備えている。
なお、介装部材20の軸方向位置合わせは、旧更生管12の線状痕(帯状体の継目)を目安にするので、事前の測定を必要としない。
帯状体41は、幅方向の一方側の縁に雌型嵌合部43を有し、他方の縁に雄型嵌合部44を有している。
最後に図6に示すように、既設管10の内周と更生管40の外周との間に、モルタル等の裏込め材50(充填材)を充填する。この裏込め材50の硬化により既設管10の更生が完了する。
なお、更生管40は帯状体41で螺旋状に巻いて構成しない場合でも、軸方向に伸縮可能な構造例えばベローズ構造にするのが好ましい。
図7に示すように、本実施形態の既設管10Aは、強化プラスチック管等の樹脂製管からなるので、その内周面が平滑であり、裏込め材が付着しにくい。
介装部材20Aは、ベース部21と長手方向に間隔をおいて配置された平板形状の突起22Aとを有している。
更生管40の製管の際、帯状体41の各巻き部分41aの2つの突条42間に、介装部材20Aの突起22Aが入り込んで係合される。突起22Aは、更生管40を既設管10Aの内周から離隔する役割も担う。
本実施形態の介装部材20は、アンカーボルト31が貫通していること、更生管40と係合していることにより、更生管40と既設管10を離隔させる役割を果たすだけではなく、更生管40と既設管10の一体化に寄与することができる。
既設管に打ち込まれるアンカーボルトは、既設管を突き抜けていてもよい。
介装部材は、端部を重ねることなく軸方向に並べてもよいし、間隔をおいて軸方向に並べてもよい。
充填材は、既設管と更生管との間において、軸方向に間隔をおいて充填してもよい。また充填材として衝撃吸収材を用いてもよい。
更生管は短冊状の板材を繋ぎ合わせることにより構成してもよい。
既設管は、下水道管に限られず、上水道管、農業用水管、ガス管等であってもよい。
20,20A 介装部材
21 ベース部
22,22A 突起
22b 返し部
30 固定手段
31 アンカーボルト
40 更生管
41 帯状体
41a 巻き部分
42 突条(係合部)
42a 引掛部
50 裏込め材(充填材)
Claims (7)
- 既設管を更生する構造であって、
上記既設管の内周にライニングされた更生管と、上記既設管と上記更生管の間に充填された充填材と、を備え、
上記更生管が、帯状体を螺旋状に巻くとともに隣接する巻部分の側縁を嵌合の手段で連結することにより構成され、上記帯状体の幅方向両側縁から離れた箇所には、上記帯状体の長手方向に延びるとともに径方向外方向に突出する複数の突条が幅方向に離間して形成され、
さらに上記既設管の周方向に間隔をおいて配置された複数の介装部材を備え、各介装部材は、前記更生管の複数の巻部分にわたって上記既設管の軸方向に延びるベース部と、このベース部から径方向内方向に突出するとともに軸方向に離れた複数の突起を有し、
上記介装部材のベース部が固定手段により上記既設管の内面に固定され、上記介装部材の複数の突起が上記更生管の複数の巻部分の上記突条間にそれぞれ入り込んでいることを特徴とする既設管の更生構造。 - 上記固定手段がアンカーボルトを有し、このアンカーボルトが上記介装部材の上記ベース部を貫通して上記既設管に打ち込まれていることを特徴とする請求項1に記載の既設管の更生構造。
- 上記更生管が上記アンカーボルトを覆っていることを特徴とする請求項2に記載の既設管の更生構造。
- 既設管を更生する構造であって、
上記既設管の内周にライニングされた更生管と、上記既設管と上記更生管の間に充填された充填材と、を備え、
上記更生管が、帯状体を螺旋状に巻くとともに隣接する巻部分の側縁を嵌合の手段で連結することにより構成され、上記帯状体の幅方向両側縁から離れた箇所には、上記帯状体の長手方向に延びるとともに径方向外方向に突出する複数の突条が幅方向に離間して形成され、
さらに上記既設管の周方向に間隔をおいて配置された複数の介装部材を備え、各介装部材は、前記更生管の複数の巻部分にわたって上記既設管の軸方向に延びるベース部と、このベース部から径方向内方向に突出するとともに軸方向に離れた複数の突起を有し、上記ベース部が上記既設管の内面に固着されており、
上記更生管が、上記介装部材の突起により上記既設管の内周から離隔された状態でライニングされ、
上記介装部材の複数の突起が上記更生管の複数の巻部分の上記突条間にそれぞれ入り込んでおり、
さらに、上記更生管と上記充填材と上記介装部材のベース部を貫通して上記既設管に打ち込まれたアンカーボルトを備えていることを特徴とする既設管の更生構造。 - 既設管を更生する方法であって、
帯状体を螺旋状に巻くとともに上記帯状体の隣接する巻部分の側縁を嵌合の手段で連結することにより更生管を製管し、この更生管により上記既設管の内周をライニングするライニング工程と、
上記既設管と上記更生管の間に充填材を充填する工程と、
を備え、
上記帯状体の上記帯状体の幅方向両側縁から離れた箇所には、上記帯状体の長手方向に延びるとともに径方向外方向に突出する複数の突条が、幅方向に離間して形成され、
さらに、上記ライニング工程に先立ち、複数の介装部材を、周方向に間隔をおいて上記既設管の内面に固定する工程を備え、
上記介装部材は前記更生管の複数の巻部分にわたって上記既設管の軸方向に延びるベース部と、このベース部から径方向内方向に突出するとともに軸方向に離れた複数の突起を有し、上記ベース部が上記既設管の内面に固定され、
上記ライニング工程では、上記介装部材の複数の突起を、それぞれ上記帯状体の複数の巻き部分の上記突条間に入り込ませながら上記更生管を製管することを特徴とする既設管の更生方法。 - 上記介装部材を上記既設管に固定する工程では、アンカーボルトを上記介装部材のベース部を貫通させて上記既設管に打ち込むことを特徴とする請求項5に記載の既設管の更生方法。
- さらに、上記充填材を充填する工程の後で、アンカーボルトを、上記既設管と上記充填材を貫通させて上記既設管に打ち込む工程を備えたことを特徴とする請求項5に記載の既設管の更生方法。
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