JPH0442235Y2 - - Google Patents

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JPH0442235Y2
JPH0442235Y2 JP17917986U JP17917986U JPH0442235Y2 JP H0442235 Y2 JPH0442235 Y2 JP H0442235Y2 JP 17917986 U JP17917986 U JP 17917986U JP 17917986 U JP17917986 U JP 17917986U JP H0442235 Y2 JPH0442235 Y2 JP H0442235Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、舶用二重反転プロペラのプロペラ軸
系における軸受のための潤滑装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、通常の一軸船において、特にプロペラ
重量が大きく軸受面圧が非常に大きい場合やプロ
ペラ軸の低回転等の理由で、すべり軸受による油
滑潤が成立しない場合に第3図に示すような静圧
軸受が用いられている。
すなわち、プロペラ5′を後端に装着されたプ
ロペラ軸1′は、スタンフレーム6′を貫通して配
設され、同スタンフレーム6′に圧入された軸受
ブツシユ2′により支承されている。そして、こ
の軸受ブツシユ2′の内周には、軸受メタル(主
にホワイトメタル)3′が設けられるとともに、
上記内周面の最下端にはポケツト8′が形成され
ており、同ポケツト8′に、給油管7′を通じて図
示しない高圧油ポンプから高圧の潤滑油を供給す
ることで、静圧軸受が構成されるようになつてい
る。
なお、プロペラ軸1′は、図示しない推進用原
動機に連結されて同原動機により回転駆動され
る。
また、図中の符号4′はシール装置を示す。
このような静圧軸受によれば、プロペラ5′の
重量によりプロペラ軸1′がたわんで、片当たり
を生じうる軸受ブツシユ2′の内周面の最下端に
おいて、ポケツト8′から高圧の潤滑油が供給さ
れ、同潤滑油によりプロペラ軸1′は強制的に浮
上させられ、潤滑が行なわれるようになるので、
片当たり等の不具合の発生が防止されるのであ
る。
上述のような静圧軸受は、従来、舶用二重反転
プロペラ軸系にも適用されている。これは、原理
的に油膜が形成され難い等速反転する内・外軸間
に、超低速片当り状態においても二重反転軸受を
成立させるためである。
二重反転プロペラ軸系においては、第4図に示
すように、外軸軸受16′に支承される管状の外
軸12′と、同外軸12′内に支承される内軸1
1′とがそなえられ、これらの内軸11′と外軸1
2′とは互いに反対方向へ回転駆動される。
そして、このような二重反転プロペラ軸系にお
いて、内軸11′に、図示しない油圧源より高圧
の潤滑油を導く潤滑油通路13′を形成し、同潤
滑油通路13′を内軸11′に放射状に形成した複
数の穴14′に連通させるとともに、これらの穴
14′の内軸11′外周における開口部に、オリフ
イス絞りの機能を有する小穴付きねじ15′を絞
め込むことにより、静圧軸受が構成されている。
ここで、第4図においては、静圧軸受の一部を構
成する軸受メタルや軸受ブツシユは図示を省略さ
れている。
このような静圧軸受では、図示しない油圧源か
ら潤滑油通路13′および穴14′を経由して高圧
の潤滑油が内軸11′と外軸12′との間に供給さ
れて、軸受が形成されるとともにその潤滑が行な
われる。
なお、通常、内軸11′と外軸12′とは、第4
図に示すように、たわみにより最下部で接触する
可能性が高いため、この最下部付近に高圧の潤滑
油を確実に供給することが要求される。したがつ
て、複数の穴14′を放射状に形成されているほ
か、潤滑油通路13′および穴14′に極めて多量
の潤滑油を供給するようにしている。
〔考案が解決しようとする問題点〕 ところで、上述の舶用二重反転プロペラ用軸受
潤滑装置において、潤滑油通路13′および穴1
4′から内軸1′と外軸2′との間に極めて多量の
潤滑油を供給する場合、これに応じて十分な大き
さの排油路を確保しておかないと、排油圧が上昇
して種々の問題が生じる。
つまり、十分排油できないと給油圧と排油圧と
の圧力差が小さくなるため、静圧軸受部に形成さ
れる油膜厚が減少して潤滑状態の悪化を招いた
り、潤滑油路および潤滑油室内の圧力が上昇する
ため、内軸と外軸との間の各シール装置に大きな
負荷がかかり、同シール装置の損傷を招く恐れが
ある。
ところが、上述の排油路は、外軸を貫通して設
けなくてはならずは、外軸に十分な大きさの排油
路を設ければ、外軸の強度低下を招くという問題
点も生じる。
本考案は、これらの問題の解決をはかろうとす
るもので、外軸の強度を確保しながら十分な排油
路を設けることができるようにした舶用二重反転
プロペラ用軸受潤滑装置を提供することを目的と
する。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案の舶用二重反転プロペラ用軸
受潤滑装置は、船尾に設けられた二重反転プロペ
ラ軸系において、内軸と、同内軸の外周に内軸軸
受としての静圧軸受を介して配設された管状の外
軸と、同外軸を支承する前部外軸軸受および後部
外軸軸受とをそなえるとともに、上記内軸の内部
から同内軸外周への複数の給油孔を通つて上記静
圧軸受へ供給された潤滑油を同静圧軸受から上記
の外軸と内軸とのすき間へ導いて排出しうる内軸
軸受用潤滑油排出系をそなえ、上記内軸軸受用潤
滑油排出系が、上記前部外軸軸受よりも前方で上
記外軸の管壁において軸心に対し互いに略等角度
(例えば180度)をなす位置に形成された複数(例
えば2個)の第1排油孔と、上記の前部外軸軸受
と後部外軸軸受との間で上記外軸の管壁において
軸心に対し互いに略等角度(例えば180度)をな
すとともに上記第1排油孔に対し位相差を有する
位置に形成された複数(例えば2個)の第2排油
孔とをそなえて構成されたことを特徴としてい
る。
〔作用〕 上述の本考案の舶用二重反転プロペラ用軸受潤
滑装置では、内軸の内部から複数の給油孔を通つ
て上記内軸の静圧軸受に供給された潤滑油は、外
軸の管壁においてそなえられた複数の第1排油孔
と第2排油孔とを通じて十分に排出される。
また、上記の第1排油孔および第2排油孔がと
もに軸心に対して略等角度をなす位置に設けられ
ていて、しかも、上記の第1排油孔と第2排油孔
とが互いに位相差を有して形成されているので、
上記各排油孔の形成による外軸の強度低下が低減
される。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としての舶
用二重反転プロペラ用軸受潤滑装置について説明
すると、第1図はその模試的な縦断面図、第2図
aは第1図のa−a矢視断面図、第2図bは
第1図のb−b矢視断面図、第2図cは第1
図のc−c矢視断面図である。
第1図に示すように、本実施例の二重反転プロ
ペラ軸系においては、前側プロペラ4を後端にそ
なえた管状の外軸2が、スタンフレーム15を貫
通して配設され、同スタンフレーム15の内周面
と外軸2の外周面との間に介装された前部外軸軸
受としての船首側外軸軸受8および後部外軸軸受
としての船尾側外軸軸受9により支承されてい
る。これらの軸受8,9のうち船首側外軸軸受8
は通常の船尾管軸受として構成される一方、船尾
側外軸軸受9は静圧軸受として構成される。
また、後側プロペラ3を後端にそなえ、内軸内
給油通路17を有する内軸1が、外軸2内を貫通
し同外軸2と同心的に配設され、外軸2の後端部
内周面と内軸1の外周面との間に介装された船尾
側内軸軸受7により支承されるとともに、外軸2
の前端部内周面と内軸1の外周面との間に介装さ
れた船首側内軸軸受6により支承されている。
これらの内軸軸受6,7は、いずれも外軸2の
内周に装着された軸受ブツシユ6a,7aと、各
軸受ブツシユ6a,7aの外周に設けられた図示
しない軸受メタルとからなる静圧軸受として構成
される。
そして、内軸1は図示しない反転機構に連結さ
れるとともに、外軸2も2つ割れ中空軸5などを
介し図示しない反転機構に連結されており、これ
らの内軸1と外軸2とは、上記反転機構を介して
図示しない主機に接続され、プロペラ3,4を互
いに反対方向に回転駆動しうるようになつてい
る。
なお、外軸用シール装置11および12が、そ
れぞれ船内および船外におけるスタンフレーム1
5と外軸2とのすき間を閉塞するように設けられ
るとともに、内軸用シール装置10および13
が、それぞれ、船内および船外における内軸軸受
6および7の各軸受ブツシユ6a,7aの一端側
で、外軸2と内軸1とのすき間を閉塞するように
設けられており、これらのシール装置10〜13
は、外軸2、内軸1およびスタンフレーム15そ
れぞれの相対的な軸方向移動を防止するほか、軸
受6〜9における潤滑油のリークを防止するよう
になつている。
上述のような舶用二重反転プロペラ軸系の軸受
を潤滑するために、本実施例の装置においては、
第1図に示すように、内軸1の内部に形成される
内軸内給油通路18が、その船首側端部において
図示しないロータリジヨイントを介し図示しない
高圧潤滑油源に接続されるとともに、内軸軸受
6,7付近において、内軸1から軸受ブツシユ6
a,7aにわたつて形成され図示しない軸受メタ
ルの内周に連通する複数の放射状給油孔18に接
続されている。
また、外軸軸受9の内周には、図示しない高圧
潤滑油源に接続された高圧給油管22が連通接続
されている。
一方、外軸2の外周における船首側外軸軸受8
と外軸用シール装置11との間には、油室27が
形成され。外軸2の管壁には、第2図aに示すよ
うな一対の第1排油孔19a,19aが、内軸1
と外軸2とのすき間と、油室27とを連通するよ
うに形成されている。なお、この排油孔19a,
19aは、互いに180度をなすように対角に形成
されている。
また、外軸2の外周における船首側外軸軸受8
と船尾側外軸軸受9との間には、油室28が形成
され、この船首側外軸軸受8と船尾側外軸軸受9
との間の外軸2の管壁には、第2図bに示すよう
な一対の第2排油孔19b,19bが、第2図c
に示すような一対の第3排油孔19c,19cと
が、内軸1と外軸2とのすき間と、油室28とを
連通するように形成されている。
なお、第2排油孔19b,19bは、第1排油
孔19a,19aより適当な距離だけ船尾側に離
隔して、また、第3排油孔19c,19cは、第
2排油孔19b,19bより適当な距離だけ船尾
側に離隔してそれぞれ配設されている。
また、第2排油孔19b,19bおよび第3排
油孔19c,19cは、ともに第1排油孔19
a,19aと同様に、互いに180度をなすように
対角に形成されている。
さらに、第2排油孔19bは第1排油孔19a
に対して位相差を有するように形成され、第3排
油孔19cも第2排油孔19bに対して位相差を
有するように形成されている。
特に、本実施例では、第1排油孔19aと第3
排油孔19cとが鉛直方向に向けて形成され、第
2排油孔19bが水平方向に向けて形成されてい
るため、第1排油孔19aと第2排油孔19bと
の位相差および第2排油孔19bと第3排油孔1
9cとの位相差がともに90度となつている。
そして、油室27には同油室27内の潤滑油を
図示しない潤滑油タンクに排出しうる排油管20
が連通接続されていて、油室28には、同油室2
8内の潤滑油を図示しない潤滑油タンクに排出し
うる排油管21が連通接続されており、これらの
第1排油孔19a、第2排油孔19b、第3排油
孔19c、排油管20,21および油室27,2
8により内軸軸受用潤滑油排出系が構成されてい
る。
なお、本実施例では、排油管21および油室2
8によつて外軸軸受用潤滑油排出系と構成されて
いる。
また、内軸軸受6,7における軸受ブツシユ6
a,7aの外周部には、軸受メタルの内側から内
軸用シール装置10あるいは13へ向けて流出し
た潤滑油を排油孔19側へ案内するために、排油
溝6b,7bがそれぞれ複数本形成されている。
同様に、船尾側外軸軸受9における軸受ブツシユ
9aの外周部には、同軸受ブツシユ9aの内側か
ら外軸用シール装置12へ向けて流出した潤滑油
を油室28側へ案内するために、排油溝9bが複
数本形成されている。
なお、第1図中の符号14はロープガード、1
6は機関室の後部隔壁を示す。
本考案の一実施例としての舶用二重反転プロペ
ラ装置は上述のごとく構成されているので、図示
しない高圧潤滑油からの高圧の潤滑油は、内軸内
給油通路17および高圧給油管22にそれぞれ送
給される。
内軸内給油通路17に送給された潤滑油は、同
給油通路17内を船首部から船尾部へ向かつて流
れ、複数の放射状給油孔18から内軸軸受6,7
の軸受ブツシユ6a,7aの内周へ流出し、これ
らの内軸軸受6,7を潤滑する。
そして、内軸軸受6,7の軸受ブツシユ6a,
7aの内周に供給された高圧の潤滑油は、これら
の内軸軸受6,7で潤滑した後、各軸受ブツシユ
6a,7aの一端側における内軸用シール装置1
0,13へ向けて流出するものと、軸受ブツシユ
6a,7aの他端側へ流出するものとに分かれ
る。
ここで、後者の軸受ブツシユ6a,7aの他端
側へ流出した潤滑油は、外軸2と内軸1とのすき
間を通つて、外軸2に形成された第1排油孔19
a、第2排油孔19b、第3排油孔19cを通つ
て外軸2の外側における首側外軸軸受8よりも前
方の油室27あるいは船首側外軸軸受8と船尾側
外軸軸受9との間の油室28へ排出される。
また、前者のシール装置10,13へ流出した
潤滑油は、同シール装置10,13を潤滑した
後、軸受ブツシユ6a,7aの外周部に形成され
た排油溝6b,7bを通つて、軸受ブツシユ6
a,7aの他端側へ案内されるので、この潤滑油
も、後者の潤滑油とともに各排油孔19a,19
b,19cから外軸2の外側における油室27,
28へ排出されるようになる。
上述のようにして外軸2と内軸1とのすき間か
ら外軸2の外側に排出された潤滑油は、外軸用シ
ール装置11、船首側外軸軸受8および船尾側外
軸軸受9の前端側を潤滑した後、排油管20,2
1を通じて図示しない潤滑油タンクへ排出され
る。
一方、高圧給油管22に送給された潤滑油は、
外軸軸受9の後部における内周下端に供給され、
外軸2を強制的に押し上げ同外軸軸受9を潤滑す
るとともに静圧軸受として機能させた後に、油室
28へ向けて流出するものと、外軸用シール装置
12へ向けて流出するものとに分かれる。
ここで、前者の油室28へ向けて流出した潤滑
油は、同船首側外軸軸受8の後端側をも潤滑した
後、油室28に連通する排油管21から排出され
る。
また、後者の外軸用シール装置12へ向けて流
出した潤滑油は、同シール装置12を潤滑した
後、軸受ブツシユ9aの外周部に形成された排油
溝9bを通つて油室28へ案内され、排油管21
を通じて前者の潤滑油と合流し、図示しない潤滑
油タンクへ排出される。
このように、本実施例によれば、内軸内給油通
路17内に大量に供給される潤滑油は、放射状給
油孔18を通じて船首側内軸軸受6、船尾側内軸
軸受7の潤滑に供された後、内軸1と外軸2との
すき間から、第1排油孔19a、第2排油孔19
b、第3排油孔19cを通じて排出されるため、
大量に供給される潤滑油の排出が極めて順調に行
なわれるのである。
これにより、静圧軸受としての船首側内軸軸受
6、船尾側内軸軸受7への大量の潤滑油供給を行
ないながら静圧軸受を円滑に動作させることがで
きるとともに、排油圧の上昇が防止されるため、
内軸用シール装置10の損傷も防止されて潤滑性
能を大きく向上できる。
また、外軸2における各排油孔19a,19
b,19cが、外軸2の軸方向に沿つてそれぞれ
離隔して設けられていることと、第1排油孔19
aと第2排油孔19bとの位相差および第2排油
孔19bと第3排油孔19cとの位相差がそれぞ
れ設けられていることにより、外軸2の強度低下
が抑えられ、軸系としての信頼性が向上する。
なお、船首側外軸軸受8を隔壁として使用し、
同外軸軸受8の前後に油室27,28がそれぞれ
形成されて、それぞれ、上記油室27,28を経
由し排油管20,21から別個に排出されるよう
になつているが、船首側外軸軸受8は、本来面圧
および外軸2の片当たり角が小さいため、それほ
ど潤滑(軸受メタルの冷却)される必要はなく、
ほぼ遊んだ状態となり、油膜切れによる焼付き等
の心配はほとんどない。
なお、本実施例では、第3排油孔19cを設け
たが、潤滑油の供給量によつては、第3排油孔1
9cを設けなくてもよく、また、逆に第4排油路
等の他の排油路をさらに設けるようにしてもよ
い。また、排油路の位相差もさまざまに設定する
ことができる。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案の舶用二重反転プ
ロペラ用軸受潤滑装置によれば、潤滑油の排油系
路が十分確保されるため、内軸の静圧軸受部に大
量の潤滑油を供給することができ、静圧軸受の確
実な作動を得ることができるとともに、内軸のシ
ール装置の損傷も防止されるのである。
また、外軸における排油経路が第1排油孔と第
2排油孔とに分けられてそれぞれ外軸の軸方向に
離隔して設けられ、さらに対をなす各排油孔が互
いに略等角度の位置に配置され、かつ第1および
第2排油孔が位相差を有するため、外軸の強度が
確保されるのである。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案の一実施例としての舶用二
重反転プロペラ用軸受潤滑装置を示すもので、第
1図はその模式的な縦断面図、第2図aは第1図
のa−a矢視断面図、第2図bは第1図の
b−b矢視断面図、第2図cは第1図のc−
c矢視断面図であり、第3図は通常の一軸船に
おける静圧軸受を示す縦断面図であり、第4図は
静圧軸受による従来の舶用二重反転プロペラ用軸
受潤滑装置の要部を示す横断面図である。 1……内軸、2……外軸、3……後側プロペ
ラ、4……前側プロペラ、5……2つ割れ中空
軸、6……船首側内軸軸受(静圧軸受)、6a…
…軸受ブツシユ、6b……排油溝、7……船尾側
内軸軸受(静圧軸受)、7a……軸受ブツシユ、
7b……排油溝、8……前部外軸軸受としての船
首側外軸軸受(船尾管軸受)、9……後部外軸軸
受としての船尾側外軸軸受(静圧軸受)、9a…
…軸受ブツシユ、9b……排油溝、10……内軸
用シール装置、11,12……外軸用シール装
置、13……内軸用シール装置、14……ロープ
ガード、15……スタンフレーム、16……機関
室の後部隔壁、17……内軸内給油通路、18…
…放射状給油孔、19a……第1排油孔、19b
……第2排油孔、19c……第3排油孔、20,
21……排油管、22……高圧給油管、27,2
8……油室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 船尾に設けられた二重反転プロペラ軸系におい
    て、内軸と、同内軸の外周に内軸軸受としての静
    圧軸受を介して配設された管状の外軸と、同外軸
    を支承する前部外軸軸受および後部外軸軸受とを
    そなえるとともに、上記内軸の内部から同内軸外
    周への複数の給油孔を通つて上記静圧軸受へ供給
    された潤滑油を同静圧軸受から上記の外軸と内軸
    とのすき間へ導いて排出しうる内軸軸受用潤滑油
    排出系をそなえ、上記内軸軸受用潤滑油排出系
    が、上記前部外軸軸受よりも前方で上記外軸の管
    壁において軸心に対し互いに略等角度をなす位置
    に形成された複数の第1排油孔と、上記の前部外
    軸軸受と後部外軸軸受との間で上記外軸の管壁に
    おいて軸心に対し互いに略等角度をなすとともに
    上記第1排油孔に対し位相差を有する位置に形成
    された複数の第2排油孔とをそなえて構成された
    ことを特徴とする、舶用二重反転プロペラ用軸受
    潤滑装置。
JP17917986U 1986-11-21 1986-11-21 Expired JPH0442235Y2 (ja)

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