JPS62268799A - 舶用二重反転プロペラ用軸受潤滑装置 - Google Patents

舶用二重反転プロペラ用軸受潤滑装置

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JPS62268799A
JPS62268799A JP11207386A JP11207386A JPS62268799A JP S62268799 A JPS62268799 A JP S62268799A JP 11207386 A JP11207386 A JP 11207386A JP 11207386 A JP11207386 A JP 11207386A JP S62268799 A JPS62268799 A JP S62268799A
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oil
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Katsumi Yonekura
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Noboru Toge
峠 昇
Hitoshi Imamura
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Sadao Asanabe
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佐木 邦夫
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、舶用二重反転プロペラのプロペラ軸系におけ
る軸受のための潤滑装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に、通常の一軸船において、特にプロペラ重量が大
きく軸受面圧が非常に大きい場合やプロペラ紬の低回転
等の理由で、すべり軸受による油潤滑が成立しない場合
に第8図に示すような静圧軸受が用いら九でいる。
すなわち、プロペラ5′を後端に装着されたプロペラ軸
1″は、スタンフレーム6″を貫通して配設され、同ス
タンブレーム6′に圧入された軸受ブツシュ2′により
支承されている。そして、この軸受ブツシュ2′の内周
には、軸受メタル(主にホワイトメタル)3′が設けら
れるとともに、上記内周面の最下端にはポケット8″が
形成されており、同ポケット8′に、給油管7′を通じ
て図示しない高圧油ポンプから高圧の潤滑油を供給する
ことで、静圧軸受が構成されるようになっている。
なお、プロペラ軸1′は、図示しない推進用原動機に連
結されて同原動機により回転駆動される。
また、図中の符号4′はシール装置を示す。
この上うな静圧軸受によれば、プロペラ5′の重量によ
りプロペラ軸1′がたわんで、片当たりを生じうる軸受
ブツシュ2′の内周面の最下端において、ポケット8′
から高圧の潤滑油が供給され、同潤滑油によりプロペラ
軸1′は強制的に浮上させられ、潤滑が行なわれるよう
になるので、片当たり等の不具合の発生が防止されるの
である。
上述のような静圧軸受は、従来、舶用二重反転プロペラ
軸系にも適用されている。これは、原理的に油膜が形成
され難い等速反軒する内・外輪間に、超低速片当り状態
においても二重反転軸受を成立させるためである。二重
反転プロペラ軸系においては、第9図に示すように、外
輪軸受16′に支承される管状の外輪12′と、同外軸
12″内に支承される内軸11′とがそなえられ、これ
らの内軸11′と外輪12′とは互いに反対方向へ回転
駆動される。そして、このような二重反転プロペラ軸系
において、内軸11′に、図示しない油圧・源より高圧
の潤滑油を導く潤滑油通路13′を形成し、同潤滑油通
路13′を内軸11″に放射状に形成した複数の穴14
′に連通させるとともに、これらの穴14′の内軸11
′外周における開口部に、オリフィス絞りの機能を有す
る小穴付きねじ15′を絞め込むことにより、静圧軸受
が構成されている。ここで、Ij49図においては、静
圧軸受の一部を構成する軸受メタルや軸受ブツシュは図
示を省略されている。
この上うな静圧軸受では、図示しない油圧源から潤滑油
通路13′および穴14′を経由して高圧の潤滑油が内
軸11′と外輪12゛との間に供給されて、軸受が形成
されるとともにその潤滑が行なわれる。
なお、通常、内M11゛と外輪12゛とは、第9図に示
すように、たわみにより最下部で接触する可能性が高い
ため、この最下部付近に高圧の潤滑油を確実に供給する
ことが要求される。したがって、複数の穴14゛を放射
状に形成されているほか、極めて多量の潤滑油を供給す
るようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしなから、上述のような従来の舶用二重反転プロペ
ラ用軸受潤滑vcr!tでは、高圧油の力によって内軸
11゛を強制的に浮上させているために、高圧油の供給
が短時間でも停止すると、内軸11’と外輪12゛との
間で焼付きを起こす。例えば高圧油の供給は、電動機駆
動の高圧油ポンプにより行なわれるのが一般的であり、
船舶において常用および補助発電機が何らかの理由で同
時に停止してしまい船内電源が喪失し結果的に高圧油ポ
ンプも停止してしまうなどの理由によって、高圧油の供
給が停止すると、極めて短時間のうちにも軸受は焼付き
を起こし航行不能となってしまう。
本発明は、このような問題点を解決しようとするもので
、船内電源喪失等により高圧油の供給が停止した場合に
、その供給停止から船体を停止させる(内軸の回転をゼ
ロにする)までの間、軸受の焼付きを確実に防止できる
ようにして、静圧軸受を十分な安全性および信頼性をも
って二重反転プロペラ軸系に採用できるようにした、舶
用二重反転プロペラ用軸受潤滑装置を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本発明の舶用二重反転プロペラ用軸受潤滑装
置は、船尾に設けられた二重反転プロペラ軸系において
、内軸と、同内軸の外周に配設された軸受ブツシュと同
軸受ブツシュに設けられた軸受メタルとからなる静圧軸
受と、同静圧軸受の外周に配設された管状の外輪とをそ
なえるとともに、高圧の潤滑油を上記内軸の内部を経由
して上記静圧軸受へ供給する潤滑油供給系をそなえ、上
記軸受ブツシュにおいて、上記軸受メタルよりも後方の
端部に、自己潤滑性の樹脂系材料からなる軸受材が装着
されていることを特徴としている。
〔作 用〕
上述の本発明の舶用二重反転プロペラ用軸受潤滑装置で
は、高圧の潤滑油の供給が停止してから船体を停止させ
るまでの間、軸受メタルよりも後方の軸受ブツシュra
部に装着された軸受材が内軸あるいは外輪と片当たりす
るようになるが、この軸受材は自己潤滑性の樹Irff
系材料からなるため、上記の内軸あるいは外輪との間で
焼付きを生ずることはない。
〔実施例〕
以下、図面により本発明の実施例について説明すると、
第1〜4図は本発明のtlS1実施例としての舶用二重
反転プロペラ用軸受潤滑装置を示すもので、第1図はそ
の縦断面図、第2図はそのl’部を拡大して示す縦断W
J図、第3図は第2図のlll−。
■矢視断面図、tj114図はtpJ2図のIV−IV
矢視断面図であり、第5〜7図は本発明の第2実施例と
しての舶用二重反転プロペラ用軸受潤滑装置を示すもの
で、第5図はその要部を拡大して示す断面図、第6図は
第5図のVl−Vl矢視断面図、第7図は第5図の■−
■矢視断面図である。
第1図に示すように、本発明の第1実施例の装置が適用
される舶用二重反転プロペラにおいては、府側プロペラ
4を後端にそなえた管状の外輪2が、スタン7レーム1
6を貫通して配設され、同スタン7レーム16の内周面
と外輪2の外周面との間に介装された船首側外結帖受1
2および船尾側外軸軸受13により支承されている。こ
れらの軸受12.13はいずれも通常の船尾管軸受とし
て構成される。
また、後側プロペラ3を後端にそなえ、内軸自給油通路
18を有する内軸1が、外輪2内を貫通し同外軸2と同
心的に配設され、外輪2の後端部内周面と内軸1の外周
面との間に介装された船尾側内軸軸受14により支承さ
れるとともに、外輪2の前端部内周面と内軸1の外周面
との間に介装された船首側内軸軸受11により支承され
ている。
これらの内軸軸受11.14は、第1〜3図に示すよう
に、いず代も内軸1の外周に装着された軸受ブツシュ1
1d、14dと、各軸受ブツシュ11d。
14dの外周に設けられた軸受メタル11a、14aと
からなる静圧軸受として構成される。
そして、内軸1は図示しない反転装置に連結されるとと
もに、外輪2も外輪継手10および2つ割れ中空軸9を
介し図示しない反転装置に連結されており、これらの内
軸1と外輪2とは、上記反転装置を介して図示しない主
機に接続され、プロペラ3.4を互いに反対方向に回転
駆動しうるようになっている。
一方、外輪用シール装Wt6および7が、それぞれ船外
および船内におけるスタン7レーム16と外輪2とのす
き間を閉塞するよ)に設けられるとともに、内軸用シー
ル装置5および8が、それぞれ、船外および船内におけ
る内軸軸受14お上り11の各軸受ブツシュ14d、l
idの一端側で、外輪2と内軸1とのすき間を閉塞する
ように設けられており、これらのシール装置5.8は、
外輪2.内紬1およびスタンフレーム16それぞれの相
対的な軸方向移動を防止するほか、軸受11〜14にお
ける潤滑油のリークを防止するようになっている。
上述のような舶用二重反転プロペラ軸系の軸受を潤滑す
るための本発明の第1実施例の装置においては、第1〜
3図に示すように、内軸1の内部に形成される内軸自給
油通路18は、その船首側端部において図示しない給油
管に接続されるとともに、内軸軸受11.14付近にお
いて、内軸1から軸受ブツシュ11d、14dにわたっ
て放射状に多数形成され軸受メタル11a、14aの外
周に連通する給油孔19に接続されていて、図示しない
潤滑油タンクから図示しない高圧油ポンプおよび給油管
を介し内軸自給油通路18に流入する潤滑油が、給油孔
19を通り軸受メタル11a、14aの外周に至るよう
に、潤滑油供給系がそなえられる。
虫た、この第1実施例では、第1.2および4図に示す
ように、軸受ブツシュ14dの外周においで、軸受メタ
ル14aよりも後方の端部に、自己潤滑性の樹脂系材料
からなる軸受材14cが装着されている。
一方、外軸2には、船首側外軸軸受12と外軸用シール
装置7との間付近(すなわち内軸軸受11および14の
軸受ブツシュ14cの他端I)において、同外軸2の内
側と外側とを連通し外軸2と内軸1とのすき間から潤滑
油を排出しうる潤滑油排出系としての排油孔20が形成
される。
また、船首側外軸軸受12と外輪用シール装置7との間
付近には、外軸2とスタン7レーム16とのすき間から
潤滑油を排出するための排油管21が設けられ、二の排
油Ir!21は図示しない潤滑油タンクに接続されてい
る。
ところで、第1〜4図に示すように、内軸軸受11.1
4における軸受ブツシュ11d、14dの壁部内には、
輪受ノタルIla、14aの外側から内軸用シール装置
8あるいは5へ向けて流出した潤滑油を潤滑油排出系と
しての排油孔20gIIへ案内するために、潤滑油案内
路としての排油孔11b。
14bがそれぞれ複数形成されている。
これらの排油孔11b、14bは、軸受ブツシュ11d
、14dが内軸1への圧入に耐えうるだけの接触面積を
有する一方で、潤滑油の排出を十分に行なえるだけの通
過面積を持つように、軸受ブツシュ1lcl、14dの
軸方向に形成される。
なお、潤滑油案内路を軸受ブツシュlid、14dの内
周部の排油溝として形成してもよい。
また、第1図中の符号15はロープが一ド、17は機関
室の後部隔壁を示している。
本発明の第1実施例としての舶用二重反転プロペラ用軸
受潤滑装置は上述のごとく構r!i、′¥−れているの
で、通常作動時には、図示しない潤滑油タンクに貯蔵さ
れる潤滑油が、図示しない高圧油ポンプにより加圧され
て送り出され、図示しない給油管から内軸1の内軸自給
油通路18内へ送給される。
このようにして、給油通路18に送給された高圧の潤滑
油は、同給油通路18内を船首部から船尾部へ向かって
流れ、多数の給油孔19から内軸軸受11.14の軸受
メタルlla、14aの外周へ流出し、これらの内軸軸
受11.14を潤滑するとともに、その圧力により内軸
1を浮上させ同内軸1と軸受メタルlla、14aとの
間に油膜を形成する。
そして、内軸軸受11.14の軸受メタル11a。
14aの外周に供給された高圧の潤滑油は、これらの内
軸軸受11.14を潤滑した後;軸受ブツシュ11 d
、 14dノーH1lllニll内軸用シール装置8゜
5へ向けて流出するものと、軸受ブツシュ11d。
14dの他端側へ流出するものとに分かれる。
ここで、後者の軸受ブツシュ11d、14dの他端側へ
流出した潤滑油は、外軸2と内軸1とのすき間を通って
、外軸2に形成された排油孔20から外軸2の外側へ排
出される。
また、前者のシール装置li!5.8へ流出した潤滑油
は、同シール装置5,8を潤滑した後、軸受ブツシュl
id、14dの内周部に形成された排油孔11b。
14bを通って、軸受ブツシュ11d、14dの他端側
へ案内されるので、この潤滑油も、後者の潤滑油ととも
に排油孔20から外軸2の外側へ排出されるようになる
上述のようにして外軸2と内軸1とのすき間から外軸2
の外側に排出された潤滑油は、外軸用シール装置7およ
び外軸軸受12を潤滑した後、排油管21を通じて図示
しない潤滑油タンクへ排出される。
一方、万一、船内電源喪失等により高圧油ポンプが停止
したり高圧給油管が破損したりして高圧油の供給が停止
した場合には、後側プロペラ3の重量による内軸1のた
わみのため、軸受ブツシュ11d、14dfii部に装
着された軸受材11c、14cが片当たり状態で外軸2
の内周面に接触するが、これらの軸受材11c、14c
は、自己潤滑性の樹脂系材料からなるので、片当たり状
態となっても外軸2に焼付くことはなく、各軸受材11
c、14eが徐々に摩耗し軸受メタルIla、14aと
外軸2の内周面とが接触するまでの間、内軸軸受11゜
14における焼付きの発生が防止される。
したがって、軸受材11c、14eの厚さを適当に設定
することにより、高圧油の供給停止後から船体を停止さ
せるまでの間、内軸軸受11.14における焼付きが発
生するのを確実に防止できるようになり、静圧軸受とし
ての安全性およびIII性が大幅に向上するのである。
また、内軸1と外軸2との開における高圧の潤滑油の排
出が確実に行なわれるようになるので、内軸軸受11.
14として静圧軸受を、シール装置5.8の損傷を招く
ことなく採用できるようになり、内軸軸受11.14に
おいて、常に(低速回転時においても)片当たり角、軸
受荷重に関係なく、油膜を形成することが可能となる。
したがって、片当たり等による焼付きを確実に防止でき
、二重反転プロペラの軸系における潤滑性能が向上する
。また、片当たり性を改善するために内軸1の軸径を大
きくする必要がなく、その軸径をルール径以下に抑える
ことができるため、二重反転プロペラ紬系全体を、容易
に且つ低コストでフンバクトに構成でき、プロペラ性能
の向上にら寄与しうる。
次に、本発明の第2実施例としての舶用二重反転プロペ
ラ用軸受潤滑装置について説明する。この第2実施例も
第1実施例とほぼ同様に構成されているが、本発明のt
jS2実施例の装置が適用されル舶用二重反啄プロペラ
においては、第1実施例における内軸軸受11.14と
は異なる静圧軸受が採用されている。すなわち、ttS
5〜7図に示すように、その内軸軸受22は、外軸2の
内周に装着された軸受ブツシュ22dと、同軸受ブツシ
ュ22dの内周に設けられた軸受メタル22aとからな
る静圧軸受として構成される。
なお、第5〜7図には船尾側の内軸軸受22のみを示し
ているが、船首側の内軸軸受も同様に構成される。また
、上述した内軸軸受22以外の部分はこの第2実施例の
二重反転プロペラ軸系においても第1実施例のものと全
(同様に構成されている。
上述のような舶用二重反転プロペラ軸系の軸受を潤滑す
るための本発明の第2実施例の装置においては、Pt5
5.6図に示すように、第1実施例とほぼ同様、内軸1
の内部に形成される内軸自給油通路18は、その船首側
端部において図示しない給油管に接続されるとともに、
内軸軸受22付近において、内軸1に放射状に多数形成
され軸受メタル22aの内周に連通する給油孔19に接
続されていて、図示しない潤滑油タンクから図示しない
高圧油ポンプおよび給油管を介し内軸自給油通路18に
流入する潤滑油が、給油孔19を通り軸受メタル22a
の内周に至るように、潤滑油供給系がそなえられる。
また、この第2実施例では、第5,7図に示すように、
軸受ブツシュ22dの内周において、軸受メタル22a
よりも後方の端部に、自己潤滑性の樹脂系材料からなる
軸受材22cが装着されている。
なお、図示はしないが、第1実施例と同様、外軸2には
、外軸2と内軸1とのすき間から潤滑油を排出しうる潤
滑油排出系としての排油孔(第1図の符号20参照)が
形成されるほか、外軸2とスタンフレーム(1図の符号
16参照)とのすき間から潤滑油を排出するための排油
管(!ll’t1図の符号21参照)が設けられ、この
排油管は図示しない潤滑油タンクに接続されている。
ところで、第5〜7図に示すように、内軸軸受22にお
ける軸受ブツシュ22dの外周部には、軸受メタル22
aの外側から内軸用シール装置5へ向けて流出した潤滑
油を潤滑油排出系としての排油孔側へ案内するために、
潤滑油案内路としての排油溝22bが複数形成されてい
る。
これらの排油溝22bは、軸受ブツシュ22dが外軸2
への圧入に耐えうるだけの接触面積を有する一方で、潤
滑油の排出を十分に行なえるだけの通過面積を持つよう
に、軸受ブンシュ22dの軸方向に形成される。
なお、潤滑油案内路を軸受ブツシュ22dの壁部内の排
油孔として形成してもよい。
本発明の第2実施例としての舶用二重反転プロペラ用軸
受憫滑v装置は上述のごと(構成されてぃるので、第1
’l19施例とほぼ同様の作用効果が得られるが、この
第2実施例では、通常作動時には、内軸内給油通路18
および給油孔19を通じ内軸軸受22の軸受メタル22
aの内周に供給さ八た高圧の潤滑油は、これらの内軸軸
受12.15を潤滑するとともに、その圧力により内軸
1を浮上させ、外軸2と軸受メタル22aとの間に油膜
を形成する。そして、軸受ブツシュ22clの−ya側
における内軸用シール装置5へ向けて流出するものと、
軸受ブツシュ22dの他端側へ流出するものとに分かれ
る。
ここで、後者の軸受ブツシュ22dの他端側へ流出した
潤滑油は、外軸2と内軸1とのすき間を通って、外軸2
に形成された排油孔から外軸2の外側へ排出される。
また、前者のシール装置5へ流出した潤滑油は、同シー
ル装flt5を潤滑した後、軸受ブツシュ22dの外周
部に形成された排油溝22bを通って、軸受ブツシュ2
2dの他端側へ案内されるので、この潤滑油も、後者の
潤滑油とともに排油孔から外軸2の外側へ排出されるよ
うになる。
一方、万一、船内電i!!1失等により高圧油ポンプが
停止したり高圧給油管が破損したりして高圧油の供給が
停止した場合には、後側プロペラ3の重量による内軸1
のたわみのため、軸受ブツシュ22dの後′4部に5!
着された軸受材22cが片当たり状態で内軸1の外周面
に接触するが、これらの軸受材22cは、自己潤滑性の
樹脂系材料からなるので、片当たり状態となっても内軸
1に焼付くことはなく、各軸受材22cが徐々に摩耗し
軸受メタル22aと内軸1の外周面とが接触するまでの
間、内軸軸受22における焼付きの発生が防止される。
したがって、軸受材22cの厚さを適当に設定すること
により、高圧油の供給停止後から船体を停止させるまで
の間、内軸軸受22における焼付きが発生するのを確実
に防止できるようになり、第1実施例と全く同様の効果
ないし利点が得られるのである。
なお、上述した本発明の第1お上りtjIJ2の実施例
では、いずれも、軸受材11e、14cあるいは22c
を軸受ブンシ、11d、14dあるいは22dの後端部
にのみ装着し、軸受ブツシュlid、14dあるいは2
2dの他の部分には軸受メタル11a。
14aあるいは22aを装着するようにしているが、こ
れは、この後端部が最も片当たりを生じ易い部分だから
であるほか、軸受材11c、14c、22eが膨潤性を
有し方向安定性の悪いり(脂系材料であり、高圧油を供
給される静圧軸受部分にこの樹脂系材料は不適だからで
ある。
〔発明の効果〕
以上詳述したように、本発明の舶用二重反転プロペラ用
軸受潤滑V装置によれば、船尾に設けられた二重反転プ
ロペラ軸系において、内軸と、同内軸の外周に配設され
た軸受ブツシュと同軸受ブツシュに設けられた軸受メタ
ルとからなる静圧軸受と、同静圧軸受の外周に配設され
た管状の外軸とをそなえるとともに、高圧の潤滑油を上
記内軸の内部を経由して上記静圧軸受へ供給する潤滑油
供給系をそなえ、上記軸受ブツシュにおいて、上記軸受
メタル上りも後方の端部に、自己潤滑性の樹脂系材料か
らなる軸受材が装着されるという簡素な構成で、万一、
高圧油の供給が停止した場合でも、停止後、船体を停止
させるまでの開、静圧軸受の焼付きを確実に防止でき、
静圧軸受を十分な安全性および信頼性をもって二重反転
プロペラ軸系に採用できるようになる。
また、静圧軸受の採用に上り、内軸の軸径をルール径以
下に抑えることができるため、二重反転プロペラ紬系全
体を、容易に且つ低コストでコンパクトに構成できるよ
うになり、プロペラ性能が大幅に向上する利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1〜4図は本発明の第1実施例としての舶用二重反転
プロペラ用軸受潤滑装置を示すもので、Pt51図はそ
の縦断面図、ttS2図はその要部を拡大して示す縦断
面図、第3図は第2図の■−■矢視断面図、第4図は第
2図のIV−IV矢視断面図であり、第5〜7図は本発
明の第2実施例としての舶用二重反転プロペラ用軸受潤
滑装置を示すもので、第5図はその要部を拡大して示す
断面図、第6図はtIS5図のVl−Vl矢視断面図、
第7図は第5図の■−■矢視断面図であり、第8図は通
常の一紬船における静圧軸受を示す縦断面図であり、第
9図は静圧軸受による従来の舶用二重反転プロペラ用軸
受潤滑装置の要部を示す横断面図である。 1・・内軸、2・・外軸、3・・後側プロペラ、4・・
前側プロペラ、5・・内軸用シール装置、6.7・・外
軸用シール装置、8・・内軸用シール装置、9・・2つ
割れ中空軸、10・・外軸継手、11・・船首側内軸輪
受(静圧軸受)、l1m・・軸受メタル、llb・・排
油孔、lie・・自己潤滑性の樹脂系材料からなる軸受
材、lid・・軸受ブツシュ、12・・船首側外軸軸受
(船尾管軸受)、13・・船尾側外輪軸受(船尾管軸受
)、14・・船尾側内紬軸受(静圧軸受)、14m・・
軸受メタル、14b・・排油孔、14c・・自己潤滑性
の樹脂系材料からなる軸受材、14d・・軸受ブツシュ
、15・・ロープが−ド、16・・スタン7レーム、1
7・・磯閏室の後部隔壁、18・・内軸自給油通路、1
9・・給油孔、20・・排油孔、21・・排油管、22
・・船尾側内紬軸受(静圧軸受)、22a・・軸受7タ
ル、22b・・排油溝、22c・・自己潤滑性の樹脂系
材料からなる軸受材、22d・・軸受ブツシュ。 復代理人 弁理士 飯 沼 義 彦 第2図 第3図 第4図 $5図 第8図 第9図

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)船尾に設けられた二重反転プロペラ軸系において
    、内軸と、同内軸の外周に配設された軸受ブッシュと同
    軸受ブッシュに設けられた軸受メタルとからなる静圧軸
    受と、同静圧軸受の外周に配設された管状の外軸とをそ
    なえるとともに、高圧の潤滑油を上記内軸の内部を経由
    して上記静圧軸受へ供給する潤滑油供給系をそなえ、上
    記軸受ブッシュにおいて、上記軸受メタルよりも後方の
    端部に、自己潤滑性の樹脂系材料からなる軸受材が装着
    されていることを特徴とする、舶用二重反転プロペラ用
    軸受潤滑装置。
  2. (2)上記軸受ブッシュが上記内軸の外周に装着されて
    いる特許請求の範囲第1項に記載の舶用二重反転プロペ
    ラ用軸受潤滑装置。
  3. (3)上記軸受ブッシュが上記外軸の内周に装着されて
    いる特許請求の範囲第1項に記載の舶用二重反転プロペ
    ラ用軸受潤滑装置。
  4. (4)上記軸受ブッシュの一端側で上記の外軸と内軸と
    のすき間を閉塞するシール機構と、上記軸受ブッシュの
    他端側で上記の外軸と内軸とのすき間から潤滑油を排出
    しうる潤滑油排出系とをそなえ、上記軸受メタルの外側
    から上記シール機構へ向けて流出した潤滑油を上記潤滑
    油排出系へ案内すべく上記軸受ブッシュに潤滑油案内路
    が形成された特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記
    載の舶用二重反転プロペラ用軸受潤滑装置。
JP11207386A 1986-05-16 1986-05-16 舶用二重反転プロペラ用軸受潤滑装置 Expired - Lifetime JPH0613319B2 (ja)

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