JPH0441470A - モノクロルアセトニトリルの製造法 - Google Patents

モノクロルアセトニトリルの製造法

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Publication number
JPH0441470A
JPH0441470A JP14532890A JP14532890A JPH0441470A JP H0441470 A JPH0441470 A JP H0441470A JP 14532890 A JP14532890 A JP 14532890A JP 14532890 A JP14532890 A JP 14532890A JP H0441470 A JPH0441470 A JP H0441470A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
acid ester
group
glycolonitrile
chloroformate
mol
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP14532890A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuro Nakahama
中浜 哲朗
Takashio Sato
佐藤 高潮
Fukuo Nakagawa
中川 福雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nitto Chemical Industry Co Ltd filed Critical Nitto Chemical Industry Co Ltd
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はモノクロルアセトニトリルの製造法に関し、更
に詳しくは極性溶媒の存在下グリコロニトリルとクロル
ギ酸エステルからモノクロルアセトニトリルを製造する
方法に関する。
モノクロルアセトニトリルは有機合成原料、医薬農薬用
原料として産業上有用な物質である。
〔従来の技術〕
従来、モノクロルアセトニトリルの製法にはいくつかの
方法が知られている。例えば特公昭6337782号公
報にはアセトニ) IJルを塩素と高温で連続的に紫外
線を照射し、触媒の存在下で反応する方法が記載されて
いる。この方法はモノクロルアセトニトリルの優れた製
法であるが塩素化を反応途中で止め、未反応のアセトニ
) IJルをリサイクル使用すること、また反応系に紫
外線を万遍なく照射する必要性があることなどから製造
装置が複雑化し、大型なものとなり、工業的製法として
は必ずしも有利な方法とはいえない。
また特公昭55−29985号公報にはグリコロニトリ
ルとホスゲンの反応によりモノクロルアセトニトリルを
製造する方法が記載されている。
しかし、ホスゲンは有害性、危険性が特に大きいため特
定化学物質として主に健康障害を防止する衛生対策の面
からの法規制が適用されていることから、ホスゲンの取
扱いには安全衛生上、必要ないろいろな措置を講じなけ
ればならない。しだがって、常時、任意の場所でホスゲ
ンを入手してモノクロルアセトニトリルを製造すること
は容易なことではなく、この点がホスゲンを原料として
使用する製造法の問題点となっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は、上記のような従来法が有する問題点を解決す
るためになされたもので、その目的とするところは工業
的に実施するのに有利なモノクロルアセトニトリルの製
造法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意撓討を進
めた結果、グリコロニトリルの塩素化にクロJLz −
f [12エステルを用いれば、モノクロルアセトニト
リルが高収率で得られ、しかも安全衛生の面からも容易
に実施しうることを見出し、この知見に基づいて本発明
をなすに至った。
すなわち、本発明によるモノクロルアセトニトリルの製
造法は、グリコロニトリルと一般式CIC00R(式中
、RはC1〜6のアルキル基、シクロヘキシル基、フェ
ニル基、ベンジル基、アリル基、ジエチレングリコール
基、C1〜6のクロルアルキル基又はC+〜6のアルキ
ルフェニル基を示す)で表わされるクロルギ酸エステル
とを極性溶媒中で反応させることを特徴とするものであ
る。
本発明の方法に用いる前記−船蔵で表わされるクロルギ
酸エステル化合物としては、具体的にはクロルギ酸メチ
ル、クロルギ酸エチル、クロルギ酸プロピル、クロルギ
酸ブチル、クロルギ酸シクロヘキシル、クロルギ酸−2
−クロルエチル、クロルギ酸−3−クロルプロピル、ク
ロルギ酸アリル、クロルギ酸ジエチレングリコール、ク
ロルギ酸フェニル、クロルギ酸ベンジル、クロルギ酸エ
チルフェニル、クロルギ酸エチルフェニル、クロルギ酸
プロピルフェニル、クロルギ酸ブチルフェニルなとが挙
げられる。これらのクロルギ酸エステルは一種、あるい
は二種以上混合して使用することができる。
クロルギ酸エステルの使用量は、グリコロニトリル1モ
ルに対して1〜5モルの範囲、好ましくは1〜2モルの
範囲で用いるのがよい。
本発明の方法に用いる溶媒としては、N、N−ジメチル
ホルムアミド(DMF) 、N−メチルホルムアミド、
ホルムアミド、N、N−ジメチルアセトアミド(DMA
c) 、N−メチルピロリドン(NMP) 、N−メチ
ルピリドン、1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン
(DMI) 、N、N。
N’、N’−テトラメチル尿素、ジメチルスルホキシド
等の極性溶媒を挙げることができる。これらの溶媒は一
種あるいは二種以上混合して使用することができる。
極性溶媒の使用量はクロルギ酸エステル1モルに対して
1〜10モルの範囲、好ましくは1〜5モルの範囲で用
いるのがよい。
本発明の方法を実施するに当っては、グリコロニトリル
と極性溶媒の混合液中にクロルギ酸エステルを添加する
方法、またはクロルギ酸エステルと極性溶媒の混合液中
にグリコロニトリルを添加する方法、または極性溶媒に
グリコロニトリルとクロルギ酸エステルを同時添加する
方法のいずれの方法をとることができる。反応は温度−
30℃〜150℃の範囲、好ましくは20℃〜100℃
の範囲で行うことができる。本反応は温和な温度で容易
に進行する。反応時間は0.5〜8時間の範囲、好まし
くは2〜5時間の範囲で行なうことができる。
反応後、反応液からのモノクロルアセトニ) IJルの
単離、精製は常法によって行なうことができる。例えば
、反応液を蒸留し、副生アルコール、溶媒を分離して主
生成物モノクロルアセトニ) IJルを得るなどの方法
を採用することができる。分離された副生アルコールは
クロルギ酸エステルの原料として使用することができ、
また溶媒は精製して再度反応に使用することができる。
以下、本発明を実施例をもって具体的に説明するが、本
発明はこの実施例のみに限定されないことは言うまでも
ない。
〔実施例1〕 攪拌器、還流冷却器、滴下ロート、および温度計を備え
た11フラスコ中にグリコロニトリル60gおよび溶媒
DMF110gを仕込み、液温を40℃の温度に保ちな
がらクロルギ酸フェニル156.5 gを1時間で滴下
した。クロルギ酸フェニルの滴下終了後反応液を60〜
70℃に加温し約1時間C02ガスの発生が認められな
くなるまで熟成した。次いで反応液を減圧蒸留してモノ
クロルアセトニトリルを単離した。その結果、純度99
%以上無色のモノクロルアセトニトリル72.1g1収
率95.5%(クロルギ酸フェニルに対して)を得た。
〔実施例2〜4〕 実施例1のクロルギ酸フェニルの代わりにクロルギ酸メ
チル、クロルギ酸プロピル、クロルギ酸ベンジルをそれ
ぞれ用い、実施例1と同様にしてニクロルアセトニトリ
ルを合成した。その結果を表1に示す。
〔実施例5〜8〕 実施例1のDMF溶媒の代わりにDMAc、NMP、D
MIをそれぞれ用い、実施例1と同様にしてクロルアセ
トニトリルを合成した。その結果を表2に示す。
表  2 〔発明の効果〕 本発明に用いる原料クロルギ酸エステルは、グリコロニ
トリルに対する反応性が高く、また毒性が小さく取扱い
上安全な物質である。
本発明によれば、反応系に紫外線を照射する必要がなく
、また毒性が極めて強いホスゲンを原料゛とすることな
く、容易にモノクロルアセトニトリルを高収率で得られ
る。本発明によるモノクロルアセトニトリルの製造法は
工業的に極めて有利な方法である。
特許出願人  日東化学工業株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)グリコロニトリルと一般式ClCOOR(式中、
    RはC_1〜_6のアルキル基、シクロヘキシル基、フ
    ェニル基、ベンジル基、アリル基、ジエチレングリコー
    ル基、C_1〜_6のクロルアルキル基又はC_1〜_
    6のアルキルフェニル基を示す)で表わされるクロルギ
    酸エステルとを極性溶媒中で反応させることを特徴とす
    るモノクロルアセトニトリルの製造法。
JP14532890A 1990-06-05 1990-06-05 モノクロルアセトニトリルの製造法 Pending JPH0441470A (ja)

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