JPH0441069B2 - - Google Patents

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JPH0441069B2
JPH0441069B2 JP58183454A JP18345483A JPH0441069B2 JP H0441069 B2 JPH0441069 B2 JP H0441069B2 JP 58183454 A JP58183454 A JP 58183454A JP 18345483 A JP18345483 A JP 18345483A JP H0441069 B2 JPH0441069 B2 JP H0441069B2
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optical recording
copolymer
recording medium
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Noryoshi Nanba
Shigeru Asami
Toshiki Aoi
Kazuo Takahashi
Akihiko Kuroiwa
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TDK Corp
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    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
    • G11B7/24Record carriers characterised by shape, structure or physical properties, or by the selection of the material
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    • GPHYSICS
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    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B7/00Recording or reproducing by optical means, e.g. recording using a thermal beam of optical radiation by modifying optical properties or the physical structure, reproducing using an optical beam at lower power by sensing optical properties; Record carriers therefor
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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の背景 技術分野 本発明は、光記録媒体、特にヒートモードの光
記録媒体に関する。 先行技術 光記録媒体は、媒体と書き込みないし読み出し
ヘツドが非接触であるので、記録媒体が摩耗劣化
しないという特徴をもち、このため、種々の光記
録媒体の開発研究が行われている。 このような光記録媒体のうち、暗室による画像
処理が不要である等の点で、ヒートモード光記録
媒体の開発が活発になつている。 このヒートモードの光記録媒体は、記録光を熱
として利用する光記録媒体であり、その1例とし
て、レーザー等の記録光で媒体の一部を融解、除
去等して、ピツトと称される小穴を形成して書き
込みを行い、このピツトにより情報を記録し、こ
のピツトを読み出し光で検出して読み出しを行う
ピツト形成タイプのものがある。 このようなピツト形成タイプの媒体、特にその
うち装置を小型化できる半導体レーザーを光源と
するものは、これまで、Teを主体とする材料を
記録層とするものが大半をしめている。 しかし、近年、Te系材料が有害であること、
そしてより高感度化する必要があること、より製
造コストを安価にする必要があることから、Te
系にかえ、色素を主とした有機材料系の記録層を
用いる媒体についての提案や報告が増加してい
る。 例えばHe−Neレーザー用としては、スクワリ
リウム色素〔特開昭56−46221号、V.B.Jispson
and C.R.Jones、J.Vac.Sci.Technol.、18(1)105
(1981)〕や金属フタロシアニン色素(特開昭57−
82094号、同57−82095号)などを用いるものがあ
る。 また、金属フタロシアニン色素を半導体レーザ
ー用として使用した例(特開昭56−86795号)も
ある。 これらは、いずれも色素を蒸着により記録層薄
膜としたものであり、媒体製造上、Te系と大差
はない。 しかし、色素蒸着膜のレーザーに対する反射率
は一般に小さく、反射光量のピツトによる変化
(減少)によつて読み出し信号をうる、現在行わ
れている通常の方式では大きなS/N比を得るこ
とができない。 また、記録層を担持した透明基体を、記録層が
対向するようにして一体化した、いわゆるエアー
サンドイツチ構造の媒体とし、基体をとおし書き
込みおよび読み出しを行うと書き込み感度を下げ
ずに記録層の保護ができ、かつ記録密度も大きく
なる点で有利であるが、このような記録再生方式
も、色素蒸着膜では不可能である。これは、通常
の透明樹脂製基体では屈折率がある程度の値をも
ち(ポリメチルメタクリレートで1.5)、また表面
反射率がある程度大きく(同4%)、記録層の基
体をとおしての反射率が、例えばポリメチルメタ
クリレートでは60%程度以下になるため、低い反
射率しか示さない記録層では、検出できないから
である。 色素蒸着膜からなる記録層の読み出しのS/N
比を向上させるためには、通常、基体と記録層と
の間に、Al等の蒸着反射膜を介在させている。 この場合、蒸着反射膜は、反射率を上げてS/
N比を向上させるためのものであり、ピツト形成
により反射膜が露出して反射率が増大したり、あ
るいは場合によつては反射膜を除去して反射率を
減少させるものであるが、当然のことながら、基
体をとおしての記録再生はできない。 同様に、特開昭55−161690号には、IR−132色
素(コダツク社製)とポリ酢酸ビニルとからなる
記録層、また特開昭57−74845号には、1,1′−
ジエチル−2,2′−トリカルボシアニンイオダイ
ドとニトロセルロースとからなる記録層、さらに
はK.Y.Law、et al.、Appl.Phys.Lett.39(9)718
(1981)には、3,3′−ジエチル−12−アセチル
チアテトラカルボシアニンとポリ酢酸ビニルとか
らなる記録層など、色素と樹脂とからなる記録層
を塗布法によつて設層した媒体が開示されてい
る。 しかし、これらの場合にも、基体と記録層との
間に反射膜を必要としており、基体裏面側からの
記録再生ができない点で、色素蒸着膜の場合と同
様の欠点をもつ。 このように、基体をとおしての記録再生が可能
であり、Te系材料からなる記録層をもつ媒体と
の互換性を有する有機材料系の記録層をもつ媒体
を実現するには、有機材料自身が大きな反射率を
示す必要がある。 しかし、従来、反射層を積層せずに、有機材料
の単層にて高い反射率を示す例はきわめて少な
い。 わずかに、バナジルフタロシアニンの蒸着膜が
高反射率を示す旨の報告〔P.Kivits、et al.、
Appl.Phys.Part A26(2)101(1981)、特開昭55−
97033号〕がなされているが、おそらく昇華温度
が高いためであろうと思われるが、書き込み感度
は低い。 また、チアゾール系やキノリン系等のシアニン
色素やメロシアニン色素でも高反射率が示される
旨の報告〔山本他、第27回応用物理学会予稿集
1p−P−9(1980)〕がなされており、これにも
とづく提案が特開昭58−112790号になされている
が、これら色素は、特に塗膜として設層したとき
に、溶剤に対する溶解度が小さく、また結晶化し
やすく、さらには読み出し光に対してきわめて不
安定でただちに脱色してしまい、実用に供しえな
い。 このような実状に鑑み、本発明者らは、先に、
溶剤に対する溶解度が高く結晶化も少なく、かつ
熱的な安定であつて、塗膜の反射率が高いインド
リン系のシアニン色素を単層膜として用いる旨を
提案している(特願昭57−134397号、同57−
134170号)。 また、インドリン系、あるいはチアゾール系、
キノリン系、セレナゾール系等の他のシアニン色
素においても、長鎖アルキル基を分子中に導入し
て、溶解性の改善と結晶化の防止がはかられるこ
とを提案している(特願昭57−182589号、同57−
177776号等)。 さらに、光安定性をまし、特に読み出し光によ
る脱色(再生劣化)を防止するために、シアニン
色素に、クエンチヤーを添加する旨の提案を行つ
ている(特願昭57−166832号、同57−168048号
等)。 ところで、色素の1つとして、下記一般式
〔〕で示されるポリメチン色素が知られている
〔J.Am.Chem.Soc.80 3772〜3777、Helu.Chim.
Acta24369Eなど〕。 また、この色素は、電子写真有機光電導体用の
増感色素として有用であることも知られている
〔特公昭58−32373号〕。 一般式〔〕 {上記一般式[]において、 R1は、水素原子、アルコキシ基または置換も
しくは非置換のアミノ基を表わし、A、Bおよび
Cは、それぞれ、置換または非置換のフエニル基
またはアルキル基を表わすが、 A、BおよびCのうちの少なくとも一つは
【式】であり、 nは1または2であり、 X-はアニオンを表わす。} 従つて、このようなポリメチン色素を用いて光
記録媒体を構成することが考えられるが、このよ
うなポリメチン色素を用いて記録層を形成すると
きには、反射層を積層することなく、単層膜で
も、書き込みと読み出しを基体を通して行えるこ
とが確認された。しかし、書き込み後の読み出し
の際の読み出し光のくりかえし照射によつて、色
素が脱色し、読み出しのS/N比が劣化してしま
う再生劣化が大きく、実用に耐えないという欠点
がある。 発明の目的 本発明の主たる目的は、再生劣化が改善され
た、前記したポリメチン色素を含む記録層を有す
る光記録媒体を提供することにある。 このような目的は、下記の本発明によつて達成
される。 すなわち本発明は、 色素の組成物からなる記録層を基体上に有する
光記録媒体において、 色素が下記一般式〔〕で示される化合物からな
り、色素の組成物中にクエンチヤーが含有され、
前記色素の再生光による劣化を防止したことを特
徴とする光記録媒体である。 一般式〔〕 {上記一般式[]において、 R1は、水素原子、アルコキシ基または置換も
しくは非置換のアミノ基を表わし、 A、BおよびCは、それぞれ、置換または非置
換のフエニル基またはアルキル基を表わすが、 A、BおよびCのうちの少なくとも一つは
【式】であり、 nは1または2であり、 X-はアニオンを表わす。} 発明の具体的構成 以下、本発明の具体的構成について詳細に説明
する。 本発明の光記録媒体の記録層中には、上記一般
式〔〕で示されるポリメチン色素の1種以上が
含有される。 上記一般式〔〕において、R1は、水素原子、
アルコキシ基、置換または非置換のアミノ基を表
わす。 この場合、アルコキシ基としては、メトキシ、
エトキシ等の低級アルコキシ基が好適である。 また、アミノ基としては、非置換体、モノ置換
体であつてもよいが、ジ置換体であることが好ま
しい。そして特に、メチル、エチル、置換(ハロ
ゲン等)もしくは非置換のベンジル基を有するジ
置換アミノ基が好ましい。 これらのうち、R1としてはアミノ基であるこ
とが好ましい。 一方、A、BおよびCは、それぞれ、置換また
は非置換のフエニル基またはアルキル基を表わ
す。 アルキル基としては、メチル、エチルが好適で
ある。 また、フエニル基としては、上記
【式】の他の、非置換フエニル基やハ ロゲン等で置換されたフエニル基であつてよい。 ただし、A、BおよびCのうちの1〜3個は、
【式】でなければならない。 さらに、nは1または2である。 そして、X-のアニオンとしては、I-、Br-
ClO4 -、BF4 -
【式】等いずれ であつてもよい。 次に、上記一般式〔〕で示されるポリメチン
色素の具体例を挙げる。 このような色素は、J.Am.Chem.Soc.803772〜
3777(1958)や、Helu.Chim.Acta 24369E等に
従い合成される。 さらに、このような色素は、通常、単量体の形
で記録層中に含有させられるが、必要に応じ、重
合体の形で含有させられてもよい。 この場合、重合体は、色素の2分子以上を有す
るものであつて、これら色素の縮合物であつても
よい。 例えば、−OH、−COOH、−SO3H等の官能基の
1種以上を、1個または2個以上有する上記色素
の単独ないし共縮合物、 あるいはこれらと、ジアルコール、ジカルボン
酸ないしその塩化物、ジアミン、ジないしトリイ
ソシアナート、ジエポキシ化合物、酸無水物、ジ
ヒドラジド、ジイミノカルボナート等の共縮合成
分や他の色素との共縮合物がある。 あるいは、上記の官能基を有する色素を、単独
で、あるいはスペーサー成分や他の色素ととも
に、金属系架橋剤で架橋したものであつてもよ
い。 この場合、金属系架橋剤としては、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のアルコキ
シド、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のキレート
(例えば、β−ジケトン、ケトエステル、ヒドロ
キシカルボン酸ないしそのエステル、ケトアルコ
ール、アミノアルコール、エノール性活性水素化
合物等を配位子とするもの)、 チタン、ジルコン、アルミニウム等のシアレー
トなどがある。 さらには、−OH基、−OCOR基および−COOR
基(ここに、Rは、置換ないし非置換のアルキル
基ないしアリール基である)のうちの少なくとも
1つを有する色素の1種または2種以上、あるい
はこれと他のスペーサー成分ないし他の色素とを
エステル交換反応によつて、−COO−基によつて
結合したものも使用可能である。 この場合、エステル交換反応は、チタン、ジル
コン、アルミニウム等のアルコキシドを触媒とす
ることが好ましい。 加えて、上記の色素は、樹脂と結合したもので
あつてもよい。 このような場合には、所定の基を有する樹脂を
用い、上記の重合体の場合に準じ、樹脂の側鎖
に、縮合反応やエステル交換反応によつたり、架
橋によつたりして、必要に応じスペーサー成分等
を介し、色素を連結する。 このような色素は、本発明の効果をそこなわな
い範囲で、他の色素と組み合わせて記録層を形成
してもよい。 記録層中には、必要に応じ、樹脂が含まれてい
てもよい。 用いる樹脂としては、自己酸化性、解重合性な
いし熱可塑性樹脂が好適である。 これらのうち、特に好適に用いることができる
樹脂には、以下のようなものがある。 () ポリオレフイン ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ4−メ
チルペンテン−1など。 () ポリオレフイン共重合体 例えば、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エ
チレン−アクリル酸エステル共重合体、エチレ
ン−アクリル酸共重合体、エチレン−プロピレ
ン共重合体、エチレン−ブテン−1共重合体、
エチレン−無水マレイン酸共重合体、エチレン
プロピレンターポリマー(EPT)など。 この場合、コモノマーの重合比は任意のもの
とすることができる。 () 塩化ビニル共重合体 例えば、酢酸ビニル−塩化ビニル共重合体、
塩化ビニル−塩化ビニリデン共重合体、塩化ビ
ニル−無水マレイン酸共重合体、アクリル酸エ
ステルないしメタアクリル酸エステルと塩化ビ
ニルとの共重合体、アクリロニトリル−塩化ビ
ニル共重合体、塩化ビニルエーテル共重合体、
エチレンないしプロピレン−塩化ビニル共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体に塩化ビニ
ルをグラフト重合したものなど。 この場合、共重合比は任意のものとすること
ができる。 () 塩化ビニリデン共重合体 塩化ビニリデン−塩化ビニル共重合体、塩化
ビニリデン−塩化ビニル−アクリロニトリル共
重合体、塩化ビニリデン−ブタジエン−ハロゲ
ン化ビニル共重合体など。 この場合共重合比は、任意のものとすること
ができる。 () ポリスチレン () スチレン共重合体 例えば、スチレン−アクリロニトリル共重合
体(AS樹脂)、スチレン−アクリロニトリル−
ブタジエン共重合体(ABS樹脂)、スチレン−
無水マレイン酸共重合体(SMA樹脂)、スチレ
ン−アクリル酸エステル−アクリルアミド共重
合体、スチレン−ブタジエン共重合体
(SBR)、スチレン−塩化ビニリデン共重合体、
スチレン−メチルメタアクリレート共重合体な
ど。 この場合、共重合比は任意のものとすること
ができる。 () スチレン型重合体 例えば、α−メチルスチレン、p−メチルス
チレン、2,5−ジクロルスチレン、α,β−
ビニルナフタレン、α−ビニルピリジン、アセ
ナフテン、ビニルアントラセン、などあるいは
これらの共重合体、例えば、α−メチルスチレ
ンとメタクリル酸エステルとの共重合体。 () クマロン−インデン樹脂 クマロン−インデン−スチレンの共重合体。 () テルペン樹脂ないしピコライト 例えば、α−ピネンから得られるリモネンの
重合体であるテルペン樹脂や、β−ピネンから
得られるピコライト。 () アクリル樹脂 特に下記式で示される原子団を含むものが好
ましい。 式 上記式においてR10は、水素原子またはアルキ
ル基を表わし、R20は、置換または非置換のア
ルキル基を表わす。この場合、上記式におい
て、R10は、水素原子または炭素原子数1〜4
の低級アルキル基、特に水素原子またはメチル
基であることが好ましい。 また、R20は、置換、非置換いずれのアルキ
ル基であつてもよいが、アルキル基の炭素原子
数は1〜8であることが好ましく、また、R20
が置換アルキル基であるときには、アルキル基
を置換する置換基は、水酸基、ハロゲン原子ま
たはアミノ基(特に、ジアルキルアミノ基)で
あることが好ましい。 このような上記式で示される原子団は、他の
くりかえし原子団とともに、共重合体を形成し
て各種アクリル樹脂を構成してもよいが、通常
は、上記式で示される原子団の1種または2種
以上をくりかえし単位とする単独重合体または
共重合体を形成してアクリル樹脂を構成するこ
とになる。 (xi) ポリアクリロニトリル (xii) アクリロニトリル共重合体 例えば、アクリロニトリル−酢酸ビニル共重
合体、アクリロニトリル−塩化ビニル共重合
体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、ア
クリロニトリル−塩化ビニリデン共重合体、ア
クリロニトリル−ビニルピリジン共重合体、ア
クリロニトリル−メタクリル酸メチル共重合
体、アクリロニトリル−ブタジエン共重合体、
アクリロニトリル−アクリル酸ブチル共重合体
など。 この場合、共重合比は任意のものとすること
ができる。 () ダイアセトンアクリルアミドポリマー アクリロニトリルにアセトンを作用させたダ
イアセトンアクリルアミドポリマー。 (xi) ポリ酢酸ビニル () 酢酸ビニル共重合体 例えば、アクリル酸エステル、ビニルエーテ
ル、エチレン、塩化ビニル等との共重合体な
ど。 共重合比は任意のものであつてよい。 () ポリビニルエーテル 例えば、ポリビニルメチルエーテル、ポリビ
ニルエチルエーテル、ポリビニルブチルエーテ
ルなど。 () ポリアミド この場合、ポリアミドとしては、ナイロン
6、ナイロン6−6、ナイロン6−10、ナイロ
ン6−12、ナイロン9、ナイロン11、ナイロン
12、ナイロン13等の通常のホモナイロンの他、
ナイロン6/6−6/6−10、ナイロン6/6
−6/12、ナイロン6/6−6/11等の重合体
や、場合によつては変性ナイロンであつてもよ
い。 () ポリエステル 例えば、シユウ酸、コハク酸、マレイン酸、
アジピン酸、セバステン酸等の脂肪族二塩基
酸、あるいはイソフタル酸テレフタル酸などの
芳香族二塩基酸などの各種二塩基酸と、エチレ
ングリコール、テトラメチレングリコール、ヘ
キサメチレングリコール等のグリコール類との
縮合物や、共縮合物が好適である。 そして、これらのうちでは、特に脂肪族二塩
基酸とグリコール類との縮合物や、グリコール
類との脂肪族二塩基酸との共縮合物は、特に好
適である。 さらに、例えば、無水フタル酸とグリセリン
との縮合物であるグリプタル樹脂を、脂肪酸、
天然樹脂等でエステル化変性した変性グリプタ
ル樹脂等も好適に使用される。 (xi) ポリビニルアセタール系樹脂 ポリビニルアルコールを、アセタール化して
得られるポリビニルホルマール、ポリビニルア
セタール系樹脂はいずれも好適に使用される。 この場合、ポリビニルアセタール系樹脂のア
セタール化度は任意のものとすることができ
る。 () ポリウレタン樹脂 ウレタン結合をもつ熱可塑性ポリウレタン樹
脂。 特に、グリコール類とジイソシアナート類と
の縮合によつて得られるポリウレタン樹脂、と
りわけ、アルキレングリコールとアルキレンジ
イソシアナートとの縮合によつて得られるポリ
ウレタン樹脂が好適である。 (xi) ポリエーテル スチレンホルマリン樹脂、環状アセタールの
開環重合物、ポリエチレンオキサイドおよびグ
リコール、ポリプロピレンオキサイドおよびグ
リコール、プロピレンオキサイド−エチレンオ
キサイド共重合体、ポリフエニレンオキサイド
など。 (xii) セルロース誘導体 例えば、ニトロセルロース、アセチルセルロ
ース、エチルセルロース、アセチルブチルセル
ロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロ
キシプロピルセルロース、メチルセルロース、
エチルヒドロキシエチルセルロースなど、セル
ロースの各種エステル、エーテルないしこれら
の混合体。 () ポリカーボネート 例えば、ポリジオキシジフエニルメタンカー
ボネート、ジオキシジフエニルプロパンカーボ
ネート等の各種ポリカーボネート。 () アイオノマー メタクリル酸、アクリル酸などのNa、Li、
Zn、Mg塩など。 () ケトン樹脂 例えば、シクロヘキサノンやアセトフエノン
等の環状ケトンとホルムアルデヒドとの縮合
物。 () キシレン樹脂 例えば、m−キシレンまたはメシチレンとホ
ルマリンとの縮合物、あるいはその変性体。 () 石油樹脂 C5系、C9系、C5−C9共重合系、ジシクロペ
ンタジエン系、あるいは、これらの共重合体な
いし変性体など。 () 上記()〜()の2種以上の
ブレンド体、またはその他の熱可塑性樹脂との
ブレンド体。 なお、自己酸化性、熱可塑性等の樹脂の分子量
等は、種々のものであつてよい。 このような樹脂と前記の色素とは、通常、重量
比で1対0.1〜100の広範な量比にて設層される。 このような記録層中には、クエンチヤーが含有
される。 これにより、読み出し光のくりかえし照射によ
るS/N比の再生劣化が減少する。 また、明室保存による耐光性が向上する。 クエンチヤーとしては、種々のものを用いるこ
とができるが、特に、再生劣化が減少すること、
そして色素結合樹脂との相溶性が良好であること
などから、遷移金属キレート化合物であることが
好ましい。この場合、中心金属としては、Ni、
Co、Cu、Mn、Pd、Pt等が好ましく、特に、下
記の化合物が好適である。 (1) アセチルアセトナートキレート系 Q1−1 Ni()アセチルアセトナート Q1−2 Cu()アセチルアセトナート Q1−3 Mn()アセチルアセトナート Q1−4 Co()アセチルアセトナート (2) 下記式で示されるビスジチオ−α−ジケトン
ここに、R(1)〜R(4)は、置換ないし非置換のア
ルキル基またはアリール基を表わし、MはNi、
Co、Cu、Pd、Pt等の遷移金属原子を表わす。 この場合、Mは−電荷をもち、4級アンモニ
ウムイオン等のカチオン(Cat)と塩を形成し
てもよい。 なお、以下の記載において、phはフエニル
基、ψは1,4−フエニレン基、ψ′は1,2−
フエニレン基、benzは環上にてとなりあう基
が互いに結合して縮合ベンゼン環を形成するこ
とを表わすものである。
【表】 (3)下記式で示されるビスフエニルジチオール系 ここに、R(5)およびR(6)は、水素またはメチル
基、エチル基などのアルキル基、Clなどのハロ
ゲン原子、あるいはジメチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基などのアミノ基を表わし、 Mは、Ni、Co、Cu、Pd、Pt等の遷移金属原
子を表わす。 また、上記構造のMは−電荷をもつて、4級
アンモニウムイオン等のカチオン(Cat)と塩
を形成してもよく、さらにはMの上下には、さ
らに他の配位子が結合していてもよい。 このようなものとしては、下記のものがあ
る。
【表】 この他、特開昭50−45027号や昭和58年9月5
日付の特許願に記載したものなど。 (4) 下記式で示されるジチオカルバミン酸キレー
ト系 ここに、R(9)およびR(10)はアルキル基を表わ
す。また、MはNi、Co、Cu、Pd、Pt等の遷移
金属原子を表わす。 Q4−1R(9)、R(10)/C4H9 M/Ni (5) 下記式で示される化合物 ここに、Mは、遷移金属原子を表わし、Q1は、
【式】または
【式】を 表わし、Catは、カチオンを表わす。
【表】 この他、特願昭58−125654号に記載したもの。 (6) 下記式で示される化合物 ここに、 Mは、遷移金属原子を表わし、 Aは、S、
【式】または
【式】を 表わし、 R(11)およびR(12)は、それぞれ、CN、COR(13)
COOR(14)、CONR(15)、R(16)またはSO2R(17)を表
わし、 R(13)〜R(17)は、それぞれ、水素原子または置換
もしくは非置換のアルキル基もしくはアリール基
を表わし、 Q2は、5員または6員環を形成するのに必要
な原子群を表わし、 Catは、カチオンを表わし、 nは1または2である。
【表】 この他、特願昭58−127074号に記載したもの。 (7) 下記式で示される化合物 ここに、Mは、遷移金属原子を表わし、 Catは、カチオンを表わし、 nは1または2である。 Cat Q7−1 Ni 2〔(n−C4H93N Q7−2 Ni 2〔n−C16H33(CH33N〕 この他、特願昭58−127075号に記載したも
の。 (8) ビスフエニルチオール系 Q8−1 Ni−ビス(オクチルフエニル)サ
ルフアイド (9) 下記式で示されるチオカテコールキレート系 ここに、Mは、Ni、Co、Cu、Pd、Pt等の遷移
金属原子を表わす。 また、Mは−電荷をもち、カチオン(Cat)
と塩を形成していてもよく、ベンゼン環は置換
基を有していてもよい。 Cat Q9−1 Ni N+(C4H94 (10) 下記式で示される化合物 ここに、R(18)は、1価の基を表わし、 lは、0〜6であり、 Mは、遷移金属原子を表わし、 Catは、カチオンを表わす。
【表】 この他、特願昭58−143531号に記載したもの。 (11) 下記の両式で示される化合物 ここに、上記一般式〔〕および〔〕におい
て、 R(20)、R(21)、R(22)およびR(23)は、それぞれ水
素原子または1価の基を表わし、 R(24)、R(25)、R(26)およびR(27)は、水素原子ま
たは1価の基を表わすが、R(24)とR(25)、R(25)
R(26)、R(26)とR(27)は、互いに結合して6員環を
形成してもよい。 また、Mは、遷移金属原子を表わす。
【表】 この他、特願昭58−145294号に記載したもの。 (12) 下記式で示される化合物 ここに、Mは、Pt、NiまたはPdを表わし、
X1、X2、X3、X4は、それぞれ、OまたはSを
表わす。 X1 X2 X3 X4 Q12−1 Ni O O O O Q12−2 Ni S S S S この他、特願昭58−145295号に記載したも
の。 (13) 下記式で示される化合物 ここに、R(31)は、置換もしくは非置換のアルキ
ル基またはアリール基であり、 R(32)、R(33)、R(34)およびR(35)は、水素原子ま
たは1価の基を表わすが、R(32)とR(33)、R(33)
R(34)、R(34)とR(35)は、互いに結合して6員環を
形成してもよい。 また、Mは、遷移金属原子を表わす。
【表】 この他、特願昭58−151928号に記載したもの。 (14) 下記両式で示される化合物 ここに、R(41)、R(42)、R(43)およびR(44)は、それ
ぞれ、水素原子または1価の基を表わすが、
R(41)とR(42)、R(42)とR(43)、R(43)とR(44)は、互い
に結合して6員環を形成してもよい。 また、R(45)およびR(46)は、水素原子または1
価の基を表わす。 さらに、Mは、遷移金属原子を表わす。
【表】 この他、特願昭58−151929号に記載したもの。 (15) 下記式で示される化合物 ここに、R(51)、R(52)、R(53)、R(54)、R(55)
R(56)、R(57)およびR(58)は、それぞれ、水素原子
または1価の基を表わすが、 R(51)とR(52)、R(52)とR(53)、R(53)とR(54)、R(55)
とR(56)、R(56)とR(57)およびR(57)とR(58)は、互い
に結合して6員環を形成してもよい。 R(59)は、水素原子または置換もしくは非置換
のアルキル基もしくはアリール基を表わす。 Xは、ハロゲンを表わす。 Mは、遷移金属原子を表わす。
【表】 この他、特願昭58−153392号に記載したもの。 (16) 下記式で示されるサリチルアルデヒドオキ
シム系 ここに、R(60)およびR(61)は、アルキル基を表わ
し、Mは、Ni、Co、Cu、Pd、Pt等の遷移金属
原子を表わす。
【表】
【表】 (17) 下記式で示されるチオビスフエノレートキ
レート系 ここに、Mは前記と同じであり、R(65)および
R(66)は、アルキル基を表わす。またMは−電荷
をもち、カチオン(Cat)と塩とを形成してい
てもよい。
【表】 (18) 下記式で示される亜ホスホン酸キレート系 ここに、Mは前記と同じであり、R(71)および
R(72)は、アルキル基、水酸基等の置換基を表わ
す。 R(71)、R(72) Q18−1 3−t−C4H9、5−t−C4H9、6−OH N
i (19) 下記各式で示される化合物 ここに、R(81)、R(82)、R(83)およびR(84)は、水
素原子または1価の基を表わすが、 R(81)とR(82)、R(82)とR(83)、R(83)とR(84)は、互
いに結合して、6員環を形成してもよい。 R(85)およびR(88)は、それぞれ、水素原子また
は置換もしくは非置換のアルキル基もしくはア
リール基を表わす。 R(86)は、水素原子、水素基または置換もしく
は非置換のアルキル基もしくはアリール基を表
す。 R(87)は、置換または非置換のアルキル基また
はアリール基を表わす。 Zは、5員または6員の環を形成するのに必
要な非金属原子群を表わす。 Mは、遷移金属原子を表わす。
【表】 この他、特願昭58−153393号に記載したもの。 (20) 下記式で示される化合物 ここに、R(91)およびR(92)は、それぞれ水素原
子、置換または非置換のアルキル基、アリール
基、アシル基、N−アルキルカルバモイル基、
N−アリールカルバモイル基、N−アルキルス
ルフアモイル基、N−アリールスルフアモイル
基、アルコシキカルボニル基またはアリーロキ
シカルボニル基を表わし、 Mは、遷移金属原子を表わす。
【表】 この他、特願昭58−155359号に記載したもの。
この他、他のクエンチヤーとしては、下記のよ
うなものがある。 (21) ベンゾエート系 Q21−1 既存化学物質3−3040〔チヌビン
−120(チバガイギ−社製)〕 (22) ヒンダ−ドアミン系 Q22−1 既存化学物質5−3732
〔SANOLLS−770(三井製薬社製)〕 これら各クエンチヤーは、色素1モルあたり
0.01〜12モル、特に0.1〜1.2モル程度含有される。 なお、クエンチヤーの極大吸収波長は、用いる
色素の極大吸収波長以上であることが好ましい。 これにより、再生劣化はきわめて小さくなる。 この場合、両者の差は0か、350nm以下であ
ることが好ましい。 このような記録層を設層するには、一般に常法
に従い塗設すればよい。 そして、記録層の厚さは、通常、0.03〜10μm
程度とされる。 なお、このような記録層には、この他、他の色
素や、他のポリマーないしオリゴマー、各種可塑
剤、界面活性剤、帯電防止剤、滑剤、難燃剤、安
定剤、分散剤、酸化防止剤、そして架橋剤等が含
有されていてもよい。 このような記録層を設層するには、通常、基体
上に所定の溶媒を用いて塗布、乾燥すればよい。 なお、塗布に用いる溶媒としては、例えばメチ
ルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、シク
ロヘキサノン等のケトン系、酢酸ブチル、酢酸エ
チル、カルビトールアセテート、ブチルカルビト
ールアセテート等のエステル系、メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ等のエーテル系、ないしト
ルエン、キシレン等の芳香族系、ジクロロエタン
等のハロゲン化アルキル系、アルコール系などを
用いればよい。 このような記録層を設層する基体の材質には、
特に制限はなく、各種樹脂、ガラス、セラミツク
ス、金属等いずれであつてもよいが、書き込み光
および読み出し光に対し実質的に透明であるもの
が好ましい。 また、その形状は使用用途に応じ、テープ、ド
ラム、ベルト等いずれてあつてもよい。 なお、基体は、通常、トラツキング用の溝を有
する。また、必要に応じ、蓄熱層や光吸収層など
を有するものであつてもよい。 また、基体用の樹脂材質としては、ポリメチル
メタクリレート、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、
ポリカーボネート樹脂、ポリサルフオン樹脂、ポ
リエーテルサルフオン、メチルペンテンポリマー
等の、みぞ付きないしみぞなし基体が好適であ
る。 これらの基体には、耐溶剤性、ぬれ性、表面張
力、熱伝導度等を改善するために、基体上にプラ
イマーをコーテイングすることもできる。 プライマーとしては、例えば、チタン系、シラ
ン系、アルミ系のカツプリング剤や、各種感光性
樹脂等を用いることができる。 また、記録層上には、必要に応じ、各種最上層
保護層、ハーフミラー層などを設けることもでき
る。ただし、記録層は単層膜とし反射層を記録層
の上または下に積層しないことが好ましい。 本発明の媒体は、このような基体の一面上に上
記の記録層を有するものであつてもよく、その両
面に記録層を有するものであつてもよい。また、
基体の一面上に記録層を塗設したものを2つ用
い、それらを記録層が向かいあうようにして。所
定の間隙をもつて対向させ、それを密閉したりし
て、ホコリやキズがつかないようにすることもで
きる。 発明の具体的作用 本発明の媒体は、走行ないし回転下において、
記録光をパルス状に照射する。このとき記録層中
の色素の発熱により、色素が融解し、ピツトが形
成される。 このように形成されたピツトは、やはり媒体の
走行ないし回転下、読み出し光の反射光ないし透
過光、特に反射光を検出することにより読み出さ
れる。 この場合、記録および読み出しは、基体側から
行つても、記録層側から行つてもよいが、基体を
とおして行うことが好適である。 そして、一旦記録層に形成したピツトを光ない
し熱で消去し、再書き込みを行うこともできる。 なお、記録ないし読み出し光としては、半導体
レーザー、He−Neレーザー、Arレーザー、He
−Cdレーザー等を用いることができる。 発明の具体的効果 本発明によれば、読み出し光による再生劣化が
きわめて小さくなる。 そして、耐光性も向上し、明室保存による特性
劣化が少ない。 そして、消去および再書き込みを行うようなと
きにも特性の劣化が少ない。 また、反射層を積層しなくても基体をとおして
書き込みと読み出しを行うことができる。 そして、溶解性が良好で、結晶化も少ない。 発明の具体的実施例 以下、本発明の具体的実施例を示し、本発明を
さらに詳細に説明する。 実施例 1 下記表1に示される色素D、樹脂R、クエンチ
ヤーQとを用い、表1に示される割合にて所定の
溶媒中に溶解し、直径30cmのアクリルデイスク基
板上に、0.07μmの厚さに塗布設層して、各種媒
体を得た。 この場合、表1において、NCは、窒素含量
11.5〜12.2%、JIS K 6703にもとづく粘度80秒
のニトロセルロースである。 さらに、用いた色素は、上記にて例示したNo.の
ものを用いた。 加えて、用いたクエンチヤーは、上記にて例示
したもののNo.で示される。 そして、表1には、R/Dの重量比と、Q/D
の重量比とが併記される。 このようにして作成した各媒体につき、1mW
の半導体レーザー(830nm)読み出し光を1μsec
巾、3KHzのパルスとして、静止状態で5分間照
射した後の基体裏面側からの反射率の変化(%)
を測定した。 これらの結果を表1に示す。
【表】
【表】 表1に示される結果から、本発明の効果があき
らかである。 実施例 2 実施例の媒体No.2〜6を用い、実施例1と同様
に書き込みを行つたのち、赤外線ヒーターを用
い、媒体を150℃、15秒間加熱して消去を行つた
ところ、各媒体とも、くりかえし何回もの消去、
再書き込みが良好にできることが確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 色素の組成物からなる記録層を基体上に有す
    る光記録媒体において、色素が下記一般式[]
    で示される化合物からなり、色素の組成物中にク
    エンチヤーが含有され、前記色素の再生光による
    劣化を防止したことを特徴とする光記録媒体。 一般式[] {上記一般式[]において、 R1は、水素原子、アルコキシ基または置換も
    しくは非置換のアミノ基を表わし、 A、BおよびCは、それぞれ、置換または非置
    換のフエニル基またはアルキル基を表わすが、 A、BおよびCのうちの少なくとも一つは
    【式】であり、 nは1または2であり、 X-はアニオンを表わす。} 2 色素の組成物中に樹脂が含まれる特許請求の
    範囲第1項に記載の光記録媒体。 3 R1は置換または非置換のアミノ基である特
    許請求の範囲第1項または第2項に記載の光記録
    媒体。 4 クエンチヤーが遷移金属キレート化合物であ
    る特許請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか
    に記載の光記録媒体。 5 記録層に反射層が積層されていない特許請求
    の範囲第1項ないし第4項のいずれかに記載の光
    記録媒体。 6 基体をとおして書き込みと読み出しを行う特
    許請求の範囲第1項ないし第5項のいずれかに記
    載の光記録媒体。
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