JPH0439890Y2 - - Google Patents

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JPH0439890Y2
JPH0439890Y2 JP2968788U JP2968788U JPH0439890Y2 JP H0439890 Y2 JPH0439890 Y2 JP H0439890Y2 JP 2968788 U JP2968788 U JP 2968788U JP 2968788 U JP2968788 U JP 2968788U JP H0439890 Y2 JPH0439890 Y2 JP H0439890Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、浴槽、洗面台、流し台等の水平なデ
ツキ板上に水平面内で回転自在になるように取付
られる吐水口に関するものである。
〔従来の技術〕
浴槽上縁のデツキ板上に吐水口本体を回転自在
に取付けることで吐水口本体が入浴時の邪魔にな
つたり身体に衝突する危険がないようにした吐水
口は例えば実公昭59−385号公報に記載された構
造のものがある。このものについて第7図に従い
簡単に説明すると、浴槽上縁の水平なデツキ板a
より給水管bを上方に突出させ、該給水管bの外
周面に雄螺子cを形成し、先端に浴槽への吐水口
部dが設けられた吐水口本体eの基端部に回転軸
筒fを固着し、該回転軸筒fを給水管b中に垂下
すると共に、カバー体jの上縁部に該回転軸筒f
の外周に形成した鍔gに係合する内方突出縁hを
形成し、該カバー体jをその下部内周に形成され
た雌螺子kにより前記雄螺子cに螺合することに
より吐水口本体eを水平面内で回転自在なるよう
にしたものである。なおmはその回転範囲を制限
するため給水管b内に固着したストツパ、nは該
ストツパに当接するように回転軸筒fの下縁に延
設した突片である。またoはカバー体jの下面に
敷いたシート状パツキン、pはカバー体jの上面
に介在させたスリツプリングである。
〔従来技術の欠点〕
しかるに上記のように構成された回転式吐水口
では次に列記したような欠点がある。
(イ) カバー体jを回転させて給水管bに螺子込む
過程で該カバー体jの下面が浴槽のデツキ板a
を引掻いて摺り疵を付けるおそれがある。この
疵はカバー体jの意匠が上方より見て真円形で
ある場合は常に該カバー体jの下面によりかく
れているので比較的問題はないが、それ以外の
形状では商品価値をそこなう。このためカバー
体として真円以外の自由にデザインを採ること
のさまたげとなつていた。
(ロ) これもカバー体jの意匠が上方より見て真円
形であるときは問題とはならないが、それ以外
の形状のカバー体を用いた場合に、給水管bに
カバー体を螺子込み締め付けたとき該カバー体
の正面が浴槽のどの方向に向いて固定させるか
判らない。このためカバー体として真円以外の
自由なデザインのものを採用することができな
い。
(ハ) 吐水口本体eを回転させたときその回転トル
クがスリツプリングpを介してカバー体jが共
回りするおそれがあるので該カバー体jの螺着
がゆるんで外れるおそれがある。このような外
れを防ぐためにはカバー体jを相当固く締め付
ける必要があるが、そうするとデツキ面上をさ
らに深く疵付けるおそれがありそれが該デツキ
板表面のコーテイングを剥れさせ腐食の原因と
なるおそれがある。
〔考案の目的〕
本考案上記欠点を解消し、取付上、使用上優れ
ると共にカバー体の自由な意匠を採ることを可能
とする回転式吐水口を提供しようとするものであ
る。
〔目的を達成するための手段〕
本考案の回転式吐水口は上記目的を達成するた
め、浴槽、洗面台等の水平なデツキ板から上方に
突設され外周に雄螺子が刻設された給水管と、上
端部寄り外周に鍔が形成された回転軸筒と、基端
部に前記回転軸筒の上端が螺合固着される吐水口
本体と、前記給水管の雄螺子に螺合するナツト部
材と、上方開口に内径を小さくした掛止縁が形成
され前記ナツト部材及び給水管を被うように形成
されたカバー体とを具備し、カバー体の掛止縁を
吐水口本体と回転軸筒の鍔との間に挟入すると共
に該回転軸筒の鍔より下方を給水管中に回転自在
に嵌合し、さらにカバー体を少なくとも給水管に
対し回転不能に固着してなることを特徴とするも
のである。
〔作用〕
カバー体を給水管に対し回転不能に固着するこ
とにより該カバー体の固定方向が一定にできると
共に吐水口本体との共回りが防止できる。また、
カバー体は回転することなく固着されるので円形
以外の形状であつてもデツキ板表面に疵を露呈さ
せることがない。
〔実施例〕
次に本考案の第1実施例を第1図〜第5図に示
した浴槽用の湯水混合栓について説明する。
図中、1は浴槽、2はその上縁の水平なデツキ
板である。デツキ板2の下方には湯栓3、水栓4
が設けられ、該湯栓3のハンドル5および該水栓
4のハンドル6がデツキ板2の透孔7,8を貫通
し上方に突出している。湯栓3、水栓4の2次側
は逆T字形の混合給水具9に接続され、その真中
より上方へ延びる給水管10がデツキ板2の透孔
11を貫通し垂直に上方に突出している。給水管
10の外周には雄螺子12が刻設されているほ
か、上端部外周の相対する上面を平行に断裁して
非円形部分13,13を形成している。14は雄
螺子12に螺合されデツキ板2の下面に圧着する
フランジである。15はナツト部材で、該ナツト
部材は外周に環状溝16が形成され上縁部外周に
は回転工具(図示せず)を係合するための切欠1
7,17が形成されている。該ナツト部材15は
デツキ板2より突出する給水管10の雄螺子12
に螺合されフランジ14と共にデツキ板2を挟着
すべく締め付けられている。18,19はその各
挟着部に介在させたパツキンである。20は上端
部寄り外周に鍔21が形成された回転軸筒、27
は基端部に該回転軸筒20の上端22が螺合固着
された吐水口本体である。23はその螺合部に配
された水封用Oリング、24,24は回転軸筒2
0の略下半部の外周に止着されたOリング、25
は該回転軸筒20の下端に延設された突片、2
6,26は給水管10中に固着されたストツパで
ある。カバー体28はナツト部材15および給水
管10を被い得るよう略々方形箱状に形成されて
おり、その上端開口には内径を小さくして掛止縁
29が一体に形成され、また、その相対する内壁
面に形成した取付片30,30にビス31,31
により環状板形の回転止め32が水平に止着され
ている。回転止め32は内径が給水管10の外径
と略一致しその相対する部位に前記非円形部分1
3,13に当接する直線状の合致部33,33が
形成されている。またカバー体28の背面に螺子
孔を設けこの螺子孔にビス34を螺合している。
なお35,35はカバー体28の内部に一体に形
成されたナツト部材15の外周面に当接し得る添
支片である。
しかして該カバー体28は吐水口本体27の基
端部に回転軸筒20の上端22を螺合するに際し
てその鍔21上に掛止縁29を係合させ該掛止縁
29上にスリツプリング37を介在させて螺着す
る。それから回転軸筒20を給水管10中にその
上端開口より挿入しOリング24,24を該給水
管10の内面に摺接させて水密を図ると共に回転
止め32を給水管10の外周に嵌合し、該カバー
体28をもつてナツト部材15および給水管10
を隠蔽する。そしてビス34を螺入しその先端を
環状溝16に当接させることにより該カバー体2
8をデツキ板2上に止着する。
この回転式吐水口では、吐水口本体27を第5
図に示したように水平面内で回転でき入浴の邪魔
にならないようにできる。その回転可能範囲は突
片25がストツパ26,26に衝止することで制
限される。吐水口本体27を回転させたときスリ
ツプリング37を介してカバー体28に回転力が
伝達するが該カバー体28内に止着された回転止
め32が給水管10の非円形部分13,13に回
転不能に当接しているため該カバー体28は絶対
に共回りすることはない。また、ビス34はナツ
ト部材15の外周に形成された環状溝16に当接
するものであるので、該ナツト部材15の回転に
よる締付固定位置がどのようであろうと常にカバ
ー体28の正面を浴槽中心に向けて固定できる。
そしてカバー体28は固定するに際し回転させな
いでよいためデツキ板2の表面を疵付けるおそれ
がない。
第6図は本考案の第2実施例を示したものであ
る。即ちこの実施例は給水管10の背部に半球状
の凹部36を形成し、ビス34の先端をこの凹部
36に圧着させることによりカバー体28をこの
給水管10に対してのみ止着してなるものであ
る。このようにしてもカバー体28の共回りは防
止することができ所期の目的は達成できるが、こ
の場合ナツト部材15が外部からの振動等のため
に弛むのを防ぐことはできない。その点、第1実
施例はカバー体28が給水管10に対し回転不能
に止着されそのカバー体とナツト部材15とがビ
ス34により止着されているためナツト部材15
が弛むおそれもない。
なおフランジ14はナツト部材15とともにデ
ツキ板2を挟着できるようにしたことでは該ナツ
ト部材15が必要以上に締めつけられデツキ板2
がこれにより凹むのを防ぐと同時にデツキ板2上
面に疵が付着するのも防ぐ。
〔考案の効果〕
以上の実施例について説明したように本考案の
回転式吐水口の構成によれば、カバー体が非円形
形状であつても従来のようにカバー体周囲のデツ
キ板上に摺り疵を露呈させるようなおそれはな
く、常に正しい方向にカバー体を固定することが
できるので自由なデザインを可能にすると共に、
吐水口本体の回転でカバー体が共回りするおそれ
がなく長期にわたり所期の取付状態を維持できる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示した回転式吐
水口本体の縦断面図、第2図は第1図のA−A線
断面図、第3図は第2図のB−B線断面図、第4
図は第2図のC−C線断面図、第5図は浴槽への
取付状態を示した平面図である。第6図は本考案
の第2実施例を示した断面図である。第7図は従
来の回転式吐水口の縦断面図である。 1……浴槽、2……デツキ板、10……給水
管、12……雄螺子、13……非円形部分、14
……フランジ、15……ナツト部材、16……環
状溝、20……回転軸筒、21……鍔、27……
吐水口本体、28……カバー本体、29……掛止
縁、32……回転止め。34……ビス。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 浴槽、洗面台等の水平なデツキ板から上方に
    突設され外周に雄螺子が刻設された給水管と、
    上端部寄り外周に鍔が形成された回転軸筒と、
    基端部に前記回転軸筒の上端が螺合固着される
    吐水口本体と、前記給水管の雄螺子に螺合する
    ナツト部材と、上方開口に内径を小さくした掛
    止縁が形成され前記ナツト部材及び給水管を被
    うように形成されたカバー体とを具備し、カバ
    ー体の掛止縁を吐水口本体と回転軸筒の鍔との
    間に挟入すると共に該回転軸筒の鍔より下方を
    給水管中に回転自在に嵌合し、さらにカバー体
    を少なくとも給水管に対し回転不能に固着して
    なることを特徴とした回転式吐水口。 (2) 給水管の上端部外周に非円形部分を形成し、
    ナツト部材の外周に環状溝を形成し、カバー体
    の内側に該非円形部分に当接する回転止めを設
    けると共に、先端が環状溝に当接するビスを該
    カバー体の背面より該カバー体内に螺入してな
    ることを特徴とする請求項1に記載の回転式吐
    水口。 (3) デツキ板の下面に圧着しナツト部材とともに
    該デツキ板を挟着するフランジを給水管の外周
    に設けてなる請求項1または2に記載の回転式
    吐水口。
JP2968788U 1988-03-04 1988-03-04 Expired JPH0439890Y2 (ja)

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JP2968788U JPH0439890Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

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JP2968788U JPH0439890Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

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JPH01138961U JPH01138961U (ja) 1989-09-22
JPH0439890Y2 true JPH0439890Y2 (ja) 1992-09-18

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ID=31254112

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JP2968788U Expired JPH0439890Y2 (ja) 1988-03-04 1988-03-04

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JP (1) JPH0439890Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336758A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Mym Corp 埋込式水栓

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005336758A (ja) * 2004-05-25 2005-12-08 Mym Corp 埋込式水栓

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JPH01138961U (ja) 1989-09-22

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