JPH0439307B2 - - Google Patents

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JPH0439307B2
JPH0439307B2 JP59204558A JP20455884A JPH0439307B2 JP H0439307 B2 JPH0439307 B2 JP H0439307B2 JP 59204558 A JP59204558 A JP 59204558A JP 20455884 A JP20455884 A JP 20455884A JP H0439307 B2 JPH0439307 B2 JP H0439307B2
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JP
Japan
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rice
water
minutes
moisture content
steaming
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JP59204558A
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JPS6181756A (ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、生産時間が短かく、注湯復元性、す
なわち湯戻りが速く、歩留の良い即席乾燥米の製
造法に関する。 即席乾燥米を製造する方法として、α化した米
を水分含量の高い状態にして30分間以上調湿した
後乾燥する方法が知られている。 (特開昭56−151471,56−151472,58−
220658,59−85263号)この方法で得られた乾燥
米は湯戻りが速く、復元後の食感も優れたもので
ある。しかし、この方法は二次浸漬を行つた後30
分間以上も調湿する為歩留が悪いこと、更に比較
的低温(60℃〜80℃)で長時間(3〜5時間)か
かつて乾燥する為に一層生産性が低下する欠点を
有していた。 本発明者らは、このような従来法の欠点を解決
することを目的として種々研究した結果、短時間
の二次浸漬のみで調湿工程を省略しても予めα化
米を温水でほぐしておくこと、及び乾燥を100℃
以上の熱風により水分の低下を急速に行うことに
より、従来法の欠点を解決することができ、優れ
た乾燥米が得られることを見い出し、本発明を完
成するに至つた。 本発明に用いる米は、特にその起源、種類及び
品質を問う所でなく、例えば国内産米、国外産
米、軟質米、或は古米、古々米が用いられる。 これらの精白米を水洗した後、水に約30分予備
浸漬する。この場合、調味液を加えてもよい。水
或は調味液の量は、米に対する重量比で0.7倍な
いし1.7倍であればよく、1.1倍ないし1.4倍が普通
である。この調味液に溶解されるものとしては、
食塩、砂糖、しようゆ、味淋、酢、清酒等の調味
料、ならびに界面活性剤および砂糖以外の糖類、
或はプロピレングリール等の多価アルコール等の
物質が用いられる。 α化する方法としては蒸煮と炊飯による方法が
ある。蒸煮の方法は種々の方法が考えられるが、
ネツトコンベアーを用いる場合には1cm〜5cm位
の厚さに均一に広げ飽和蒸気で蒸煮する。蒸煮時
間と蒸煮米の水分は直線関係にあるが、浸漬米の
水分が30%とすると、30分で37%、1時間で41
%、2時間で49%となり、これ以上蒸煮しても、
蒸煮によつて水分含量を上げることはできず、通
常の炊飯米と比べると非常に少い。α化後の水分
含量が50%以上になるようにするには蒸煮中に、
例えば20分後、30分後にそれぞれ温水を大量に散
水して吸水させると40分蒸煮後には61%となり、
炊飯米と同じレベルまで吸水させることが出来
る。 またネツトコンベアーの一部が水タンクの中を
移行するような工程とし、蒸煮米をお湯の中を通
過させ、蒸煮、浸漬、蒸煮を行うことによつて
も、蒸煮米の水分65%となり、炊飯米の状態と同
じ含水率の蒸煮米を得ることができる。 炊飯してα化する場合には、電気釜炊飯等の通
常の加熱方法でも圧力釜炊飯等の加圧加熱方法で
もよい。炊飯して水分含量50%以上のα化米を得
るには、米に対する水の量が重量比で1.5倍ない
し20倍、好ましくは2倍ないし2.5倍となるよう
に加水して炊飯し、α化する。 炊飯終了後の15分程度の蒸らす工程について
は、この工程を入れても入れなくても良く、本法
の場合は、この工程を省略しても品質的には何ら
問題ない。炊飯米を水に直接投入し、軽くかき混
ぜながら米粒をときほぐす。この場合の水の温度
は低温でもよいが、その後の乾燥効率を考慮すれ
ば70℃程度の温水が好ましい。 水中でほぐす場合には、重量比で米粒の2〜3
倍の水を加え、水粒が離ればなれの状態になるよ
うに緩やかに攪拌するか、水中に入れシヤワーで
かたまりを充分にほぐせばよい。浸漬時間は米粒
のほぐしが出来る程度の短時間(5分程度)でよ
いが、工程の都合で30分程度浸漬されていても若
干収率が低下する以外特に不都合はない。 従来法では二次浸漬に続いて調湿工程を行つて
いたが、本法によれば調湿工程を省略しても品質
的には何ら問題とはならない。 このようにして得られた水分含量の高いα化米
を100℃以上の熱風、好ましくは115℃〜125℃程
度の熱風で乾燥する。この場合の乾燥に要する時
間は30分以内、出来れば20分程度で乾燥するのが
望ましい。乾燥時間が長びくと食感が硬くなり、
好ましくない。一般に100℃以上の熱風で乾燥す
ると変色したり香りが変化したりして好ましくな
いと考えられていたが、本発明のように水分含量
を高く炊飯した後、短時間で熱風乾燥することに
よつて目的とする乾燥米を得ることができるよう
になつた。 以上説明したような方法によれば、生産時間を
著しく短縮出来ると共に収率の向上をはかること
が可能となる。更には従来法と何ら遜色のない湯
戻り性のよい品質の即席乾燥米を得ることが出来
る。 実施例 1 精米350gを洗米したのち、20℃の水に30分間
予備浸漬した。水切り後、770mlの水を加えて電
気炊飯釜にて炊飯し、α化した。炊飯後蒸らすこ
となく70℃の温水3中に投入し、軽くほぐし
た。米粒がほぐれたら直ちに水を切り、常圧下
120℃にて20分間熱風乾燥し、即席乾燥米(試験
区A)を得た。 精米350gを洗米したのち、20℃の水に30分間
予備浸漬した。水切り後、350gの水を加えて電
気炊飯釜にて炊飯し、α化した。炊飯後15分間蒸
らしたのち、40℃の温水3中に投入し、5分間
浸漬した。水切り後、この浸漬α化米粒をビニー
ル袋に密封し、40℃の恒温槽にて30分間放置し
た。これを常圧下60℃にて3時間熱風乾燥し、即
席乾燥米(試験区B)を得た。 予備浸漬から乾燥終了までの処理時間の比較を
表1に示した。
【表】 実施例 2 実施例1と同様の方法で即席乾燥米(試験区
A,B)を得た。 次に即席乾燥米A及びB50gを各々発泡スチロ
ール容器に入れ、沸騰水250mlを加えた後、蓋を
して、2,4,6及び8分間湯戻しした。この復
元米粒を約25gずつ取り出し、しかる後速やかに
この復元米粒の硬さを官能検査(10名のパネル)
によつて評価した。官能検査のコントロールには
通常炊飯米を用いた。結果を表2に示した。
【表】 硬い 硬い ルと同じ らかい かい

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 α化後の水分含量が50%以上になるようにし
    てα化した米をほぐし、更に30分未満の時間水浸
    漬した後、水分含量2%ないし15%になるまで
    100℃以上の熱風で乾燥することを特徴とする即
    席乾燥米の製造法。 2 100℃以上の熱風で乾燥する時間が30分以内
    である特許請求の範囲第1項記載の製造法。
JP59204558A 1984-09-28 1984-09-28 即席乾燥米の製造法 Granted JPS6181756A (ja)

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JP59204558A JPS6181756A (ja) 1984-09-28 1984-09-28 即席乾燥米の製造法

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JPS6181756A JPS6181756A (ja) 1986-04-25
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02142442A (ja) * 1988-11-21 1990-05-31 Ajinomoto Co Inc 中間水分米及びその製造法
JP5454886B2 (ja) * 2009-10-13 2014-03-26 株式会社サタケ インスタントライスの製造方法
ES2367965B2 (es) 2009-06-18 2012-06-07 Satake Corporation Método para producir arroz de cocción rápida y arroz de cocción rápida producido por el método.
JP6591180B2 (ja) * 2015-03-16 2019-10-16 株式会社セイシン企業 発酵穀物製造方法

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JPS6181756A (ja) 1986-04-25

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