JPH02142442A - 中間水分米及びその製造法 - Google Patents
中間水分米及びその製造法Info
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- JPH02142442A JPH02142442A JP63294405A JP29440588A JPH02142442A JP H02142442 A JPH02142442 A JP H02142442A JP 63294405 A JP63294405 A JP 63294405A JP 29440588 A JP29440588 A JP 29440588A JP H02142442 A JPH02142442 A JP H02142442A
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Landscapes
- Cereal-Derived Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、湯戻りが速く、復元後の外観、味、食感が、
通常量される炊飯米飯に近く、保存性にもすぐれた中間
水分米及びその製造方法に関するものである。
通常量される炊飯米飯に近く、保存性にもすぐれた中間
水分米及びその製造方法に関するものである。
注湯により簡便に復元し可食し得る゛乾燥食品は、カッ
プ麺等麺類が広く普及しているが、米飯類については、
IHiに匹敵するほどの普及には至っていない。その原
因は種々あるが、主たる原因として次の事柄があげられ
る。即ち、米粒は、小麦粉等、澱粉から作られる麺類に
比べて米粒固有の複雑な構造を有するため、炊飯しα化
した米粒を単に乾燥しただけでは、注湯復元時の吸水性
が悪く、即席性に欠け、また通常、食される炊飯米飯と
同等の食味とはいえないほどの欠点を有しているためで
ある。
プ麺等麺類が広く普及しているが、米飯類については、
IHiに匹敵するほどの普及には至っていない。その原
因は種々あるが、主たる原因として次の事柄があげられ
る。即ち、米粒は、小麦粉等、澱粉から作られる麺類に
比べて米粒固有の複雑な構造を有するため、炊飯しα化
した米粒を単に乾燥しただけでは、注湯復元時の吸水性
が悪く、即席性に欠け、また通常、食される炊飯米飯と
同等の食味とはいえないほどの欠点を有しているためで
ある。
即席乾燥米を製造する方法として、α化した米を水分含
量の高い状態にして調湿・乾燥する方法(特開昭56−
151471.56−151472.58−22065
8.59−85263、59−204558)酵素を用
いた製造法、(特開昭53−9338)等がある。しか
し、いずれも注湯復元後の外観が白く濁っていて、米飯
特有のつやに欠け、又、食感も、あられ的で、歯ごたえ
に乏しいあるいは、復元後の食感が硬い、芯がある等の
欠点を有している。
量の高い状態にして調湿・乾燥する方法(特開昭56−
151471.56−151472.58−22065
8.59−85263、59−204558)酵素を用
いた製造法、(特開昭53−9338)等がある。しか
し、いずれも注湯復元後の外観が白く濁っていて、米飯
特有のつやに欠け、又、食感も、あられ的で、歯ごたえ
に乏しいあるいは、復元後の食感が硬い、芯がある等の
欠点を有している。
〔発明が解決しようとする課題]
本発明は、上記従来の即席乾燥米における問題点、即ち
、吸水性が悪く、即席性に欠け、また復元後の食感、外
観等が通常の炊飯米飯よりも劣る等の点を解決し、復元
性が良好で復元後の食感、外観等が通常の炊飯米飯と同
等の即席米を得ることを目的とする。
、吸水性が悪く、即席性に欠け、また復元後の食感、外
観等が通常の炊飯米飯よりも劣る等の点を解決し、復元
性が良好で復元後の食感、外観等が通常の炊飯米飯と同
等の即席米を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明者らは、このような従来法による即席乾燥米の欠
点を解決することを目的として種々研究した結果、精白
米を常法により水洗、浸漬した後、炊飯しα化した米飯
を、水分活性値が0.5ないし0.95になる様に調湿
することにより、注湯後短時間で復元し、外観や食味が
、通常量される炊飯米飯と同等の中間水分米を発明する
にいたった。
点を解決することを目的として種々研究した結果、精白
米を常法により水洗、浸漬した後、炊飯しα化した米飯
を、水分活性値が0.5ないし0.95になる様に調湿
することにより、注湯後短時間で復元し、外観や食味が
、通常量される炊飯米飯と同等の中間水分米を発明する
にいたった。
以下本発明の詳細な説明する。
主蓄、軟質米、硬質米、あるいは古米、古・米が用いら
れる。またこれらの米は、通常梗米であるが繻米でもよ
く、また両者を併用してもよい。
れる。またこれらの米は、通常梗米であるが繻米でもよ
く、また両者を併用してもよい。
これらの精米を水洗した後、水に予備浸漬し、水あるい
は、調味液を加えて加熱炊飯しα化処理する。α化処理
に用いる水、あるいは、調味液の量は、米に対する重量
比で0.4倍ないし 1.7倍であればよく、1.0倍
ないし1.5倍が普通である。
は、調味液を加えて加熱炊飯しα化処理する。α化処理
に用いる水、あるいは、調味液の量は、米に対する重量
比で0.4倍ないし 1.7倍であればよく、1.0倍
ないし1.5倍が普通である。
この調味液に溶解されるものとしては、食塩、砂糖、し
ょう油、味淋、酢、清酒等の調味料、ならびに界面活性
剤および砂糖以外の糖類、あるいは、プロピレングリコ
ール等の多価アルコール等の物質が用いられる。
ょう油、味淋、酢、清酒等の調味料、ならびに界面活性
剤および砂糖以外の糖類、あるいは、プロピレングリコ
ール等の多価アルコール等の物質が用いられる。
本発明の中間水分米は全部又は一部がα化されているが
、α化の程度については50%以上、更には90〜10
0%が好ましい。
、α化の程度については50%以上、更には90〜10
0%が好ましい。
α化の方法は、電気釜炊飯等の通常の加熱方法でも、圧
力釜炊飯等の加圧加熱方法でも、蒸煮による方法でもよ
く、本発明において特に限定されるものではない。
力釜炊飯等の加圧加熱方法でも、蒸煮による方法でもよ
く、本発明において特に限定されるものではない。
この炊飯α化処理した米粒を水分活性(Ah)が、0.
5ないし0.95望ましくは0.6〜0.8になる様に
調湿を行なう。
5ないし0.95望ましくは0.6〜0.8になる様に
調湿を行なう。
調湿の方法は、炊飯α化処理した米粒を所定の水分活性
値までゆるやかに乾燥させてもよいし、−度水分を5%
以下に乾燥したものを再び加湿して、所定の水分活性値
に調整してもよい。
値までゆるやかに乾燥させてもよいし、−度水分を5%
以下に乾燥したものを再び加湿して、所定の水分活性値
に調整してもよい。
調湿の際の温度ば、調湿中に米粒の褐変が生じ9度であ
れば良く、望ましくは10’〜60°Cの範囲で行なう
ことにより、−i風味の優れた中間水分米を得ることが
できる。
れば良く、望ましくは10’〜60°Cの範囲で行なう
ことにより、−i風味の優れた中間水分米を得ることが
できる。
調湿に用いる装置は、恒温恒湿槽の他、熱風乾燥機、流
動乾燥機、真空乾燥機等の通常乾燥法でよく、さらには
マイクロウェーブ乾燥、遠赤外乾燥法を組み合せたり、
あるいは単独で用いることもできる。
動乾燥機、真空乾燥機等の通常乾燥法でよく、さらには
マイクロウェーブ乾燥、遠赤外乾燥法を組み合せたり、
あるいは単独で用いることもできる。
以上説明したような、方法で得られた、本発明の中間水
分米は通常の乾燥米に比べ、内部に含まれる水分が多い
ため、調理時の復元性が良く、また米粒自体がしなやか
になっているため、保存時の米粒の破砕も住しにくい。
分米は通常の乾燥米に比べ、内部に含まれる水分が多い
ため、調理時の復元性が良く、また米粒自体がしなやか
になっているため、保存時の米粒の破砕も住しにくい。
従って、本発明の中間水分米を容器に入れ、沸騰水を加
えた後、蓋をして、数分間放置する事により、あるいは
、容器に入れ水を加えた後、電子レンゲで、数分間調理
をすることによって、容易に復元する。復元して得られ
る米飯は、食味が通常量される炊飯米飯の食味と同等で
あり、かつ従来の即席米が有していた欠点、すなわち、
外観が悪い、風味が悪い点を払拭するものである。
えた後、蓋をして、数分間放置する事により、あるいは
、容器に入れ水を加えた後、電子レンゲで、数分間調理
をすることによって、容易に復元する。復元して得られ
る米飯は、食味が通常量される炊飯米飯の食味と同等で
あり、かつ従来の即席米が有していた欠点、すなわち、
外観が悪い、風味が悪い点を払拭するものである。
実施例1
精米1.0kgを、洗米した後、20°Cの水に60分
間予備浸漬した。水切り後、1300gの水を加えて、
電気炊飯釜にて炊飯し、α化した。α化した米粒220
0gをボールに移し、均一となる様に軽く混合した後、
1100gずつ2等分し各々30°Cの水に3時間浸漬
した。
間予備浸漬した。水切り後、1300gの水を加えて、
電気炊飯釜にて炊飯し、α化した。α化した米粒220
0gをボールに移し、均一となる様に軽く混合した後、
1100gずつ2等分し各々30°Cの水に3時間浸漬
した。
サンプルA:10メンシュの金網の上に厚さ10圓にな
る様に浸漬した米飯をひろげ、 通風乾燥機内で、120’C1hrの乾燥を行なった。
る様に浸漬した米飯をひろげ、 通風乾燥機内で、120’C1hrの乾燥を行なった。
サンプルB:10メツシュの金網の上に厚さIO鵬にな
る様に浸漬した米飯をひろげ、 恒温恒湿槽内で25°C平衡水分65 %の状態に一夜静置し、調湿した。
る様に浸漬した米飯をひろげ、 恒温恒湿槽内で25°C平衡水分65 %の状態に一夜静置し、調湿した。
次に、A、Bの60gを各々発泡スチロール容器に入れ
、沸騰水300m1をを加えた後、蓋をして5分間湯戻
しした後、復元米粒をとりだし、しかる後、速やかに、
この復元米粒の食味と外観を官能検査(n=5)により
評価した。官能検査のコントロールには通常炊飯米を用
いた。
、沸騰水300m1をを加えた後、蓋をして5分間湯戻
しした後、復元米粒をとりだし、しかる後、速やかに、
この復元米粒の食味と外観を官能検査(n=5)により
評価した。官能検査のコントロールには通常炊飯米を用
いた。
結果を表1に示す。
表 1
5名のパネルにより、コントロールを0点とする5段階
評価を行なった結果の平均点。
評価を行なった結果の平均点。
実施例2
精白米0.5kgを洗米した後、20℃の水に2時間予
備浸漬した。水切り後、蒸し器に布巾を敷き、予備浸漬
米をひろげ、25分間蒸煮した。次に80°Cの温水に
20分浸漬し、再び、10分間の蒸煮を行ない、完全に
α化させた。この蒸煮米を40℃の温水に1時間浸漬し
た。浸漬米を厚さ10+n+nになるようにひろげ、熱
風乾燥機を用いて、60°C45分乾燥させサンプルC
を得た。
備浸漬した。水切り後、蒸し器に布巾を敷き、予備浸漬
米をひろげ、25分間蒸煮した。次に80°Cの温水に
20分浸漬し、再び、10分間の蒸煮を行ない、完全に
α化させた。この蒸煮米を40℃の温水に1時間浸漬し
た。浸漬米を厚さ10+n+nになるようにひろげ、熱
風乾燥機を用いて、60°C45分乾燥させサンプルC
を得た。
一方、サンプルCと同様にして得た浸漬米を熱風乾燥機
で120℃60分乾燥させて、乾燥米サンプルDを得た
。
で120℃60分乾燥させて、乾燥米サンプルDを得た
。
実施例1と同様に沸騰水を加え、5分後、食味、外観を
官能検査により評価した。また各々のサンプルについて
解砕後の粒度分布を測定し、8メツシユをパスしたもの
を破砕米として破砕米率を求めた。結果を表2に示す。
官能検査により評価した。また各々のサンプルについて
解砕後の粒度分布を測定し、8メツシユをパスしたもの
を破砕米として破砕米率を求めた。結果を表2に示す。
表2
食塩、しょう油、MSGからなる食塩濃度が10%の調
味液に室温で3時間浸漬する。浸漬後の米を熱風乾燥機
で60°C35分乾燥させて、中間水分米を得た。実施
例1.2と同様に沸騰水を注ぎ、5分後に官能検査で評
価を行なった。外観、食感が炊飯米と同等であるぞうず
い状食品を得た。
味液に室温で3時間浸漬する。浸漬後の米を熱風乾燥機
で60°C35分乾燥させて、中間水分米を得た。実施
例1.2と同様に沸騰水を注ぎ、5分後に官能検査で評
価を行なった。外観、食感が炊飯米と同等であるぞうず
い状食品を得た。
参考例
実施例1と同様に炊飯α化した米飯を得た後、40℃の
温水に1時間浸漬する。浸漬米を恒温恒湿槽内で、25
°CR1160%の条件で一夜調湿し中間水分米を得た
。電子レンチ耐性のある容器に、中間水分米40g、ワ
カメ等の乾燥具材3g、粉末しょう油、食塩、MSG等
からなる調味料10g、水250mゼを入れ電子レンチ
(500W)で3.5分調理することにより、簡便にぞ
うすいを得ることができる。
温水に1時間浸漬する。浸漬米を恒温恒湿槽内で、25
°CR1160%の条件で一夜調湿し中間水分米を得た
。電子レンチ耐性のある容器に、中間水分米40g、ワ
カメ等の乾燥具材3g、粉末しょう油、食塩、MSG等
からなる調味料10g、水250mゼを入れ電子レンチ
(500W)で3.5分調理することにより、簡便にぞ
うすいを得ることができる。
実施例3
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、全部又は一部がα化され、かつ、水分活性値が0.
5ないし0.95であることを特徴とする中間水分米。 2、アルファー化後の水分含量が50%以上になるよう
にしてアルファー化した米を、水分活性値が0.5ない
し0.95になるように調湿することを特徴とする中間
水分米の製造法。 3、アルファー化した米に、水分活性低下剤を添加する
ことを特徴とする、請求項2記載の中間水分米の製造法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294405A JPH02142442A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 中間水分米及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63294405A JPH02142442A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 中間水分米及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02142442A true JPH02142442A (ja) | 1990-05-31 |
Family
ID=17807316
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63294405A Pending JPH02142442A (ja) | 1988-11-21 | 1988-11-21 | 中間水分米及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH02142442A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH05316969A (ja) * | 1992-05-22 | 1993-12-03 | Q P Corp | 容器詰早炊米とその製法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52105243A (en) * | 1976-02-27 | 1977-09-03 | Maruzen Kk | Production of instant rice |
JPS55111759A (en) * | 1979-02-19 | 1980-08-28 | Shimadaya Honten:Kk | Preservation of water-containing starch foodstuff |
JPS57125666A (en) * | 1981-01-29 | 1982-08-05 | Dainippon Printing Co Ltd | Storing method of raw rice flour |
JPS6181756A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-25 | Ajinomoto Co Inc | 即席乾燥米の製造法 |
-
1988
- 1988-11-21 JP JP63294405A patent/JPH02142442A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52105243A (en) * | 1976-02-27 | 1977-09-03 | Maruzen Kk | Production of instant rice |
JPS55111759A (en) * | 1979-02-19 | 1980-08-28 | Shimadaya Honten:Kk | Preservation of water-containing starch foodstuff |
JPS57125666A (en) * | 1981-01-29 | 1982-08-05 | Dainippon Printing Co Ltd | Storing method of raw rice flour |
JPS6181756A (ja) * | 1984-09-28 | 1986-04-25 | Ajinomoto Co Inc | 即席乾燥米の製造法 |
Cited By (1)
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---|---|---|---|---|
JPH05316969A (ja) * | 1992-05-22 | 1993-12-03 | Q P Corp | 容器詰早炊米とその製法 |
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