JPH0439304Y2 - - Google Patents
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- JPH0439304Y2 JPH0439304Y2 JP12585687U JP12585687U JPH0439304Y2 JP H0439304 Y2 JPH0439304 Y2 JP H0439304Y2 JP 12585687 U JP12585687 U JP 12585687U JP 12585687 U JP12585687 U JP 12585687U JP H0439304 Y2 JPH0439304 Y2 JP H0439304Y2
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- JP
- Japan
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- ground
- foundation
- foundation slab
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- slab
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- Expired
Links
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 claims description 4
- 239000011513 prestressed concrete Substances 0.000 description 16
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000011440 grout Substances 0.000 description 2
- 229920013716 polyethylene resin Polymers 0.000 description 2
- 239000011178 precast concrete Substances 0.000 description 2
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Bridges Or Land Bridges (AREA)
- Foundations (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
本考案は、埋立地など、地盤沈下の大きい所に
適する橋梁用基礎に係るものである。
適する橋梁用基礎に係るものである。
「従来の技術」
地盤沈下の大きい埋立地で、例えば、モノレー
ル、リニヤモータカーのレールを敷設するため
に、高架橋等を建設する場合、従来は、杭基礎が
採用され、第5図に示すように、埋立地盤aに支
持地盤bまで達する杭c……を打ち込み、該杭の
上に基礎スラブd……を設け、該基礎スラブの上
に柱e……を立て、該柱に桁f……を架設して、
杭c……に上部架構の荷重を支持させ、沈下を防
止している。
ル、リニヤモータカーのレールを敷設するため
に、高架橋等を建設する場合、従来は、杭基礎が
採用され、第5図に示すように、埋立地盤aに支
持地盤bまで達する杭c……を打ち込み、該杭の
上に基礎スラブd……を設け、該基礎スラブの上
に柱e……を立て、該柱に桁f……を架設して、
杭c……に上部架構の荷重を支持させ、沈下を防
止している。
「考案が解決しようとする問題点」
しかし、この杭基礎によると、次の問題点があ
る。
る。
支持地盤bが深いと杭c……のコストが嵩
む。
む。
埋立地盤aで全体の沈下量が大きいとき、杭
c……に支持された基礎スラブd……は、沈下
量が小さく、周辺地盤との間にレベル差を生
じ、また、杭には、ネガテイブフリクシヨンが
生じて、その対策も必要となる。
c……に支持された基礎スラブd……は、沈下
量が小さく、周辺地盤との間にレベル差を生
じ、また、杭には、ネガテイブフリクシヨンが
生じて、その対策も必要となる。
本考案は、独特のPC(プレストレストコンクリ
ート)基礎スラブを採用して、斯る従来の問題点
を解決しようとするものである。
ート)基礎スラブを採用して、斯る従来の問題点
を解決しようとするものである。
「問題点を解決するための手段」
本考案は、表層地盤を縦行方向に地盤改良して
帯状の改良地盤を設け、該改良地盤上にPC基礎
スラブを設け、該PC基礎スラブには、PC鋼線を
水平面内にて波形に装入してプレストレストを導
入して成る。
帯状の改良地盤を設け、該改良地盤上にPC基礎
スラブを設け、該PC基礎スラブには、PC鋼線を
水平面内にて波形に装入してプレストレストを導
入して成る。
「作用」
如上の構成であるから、地盤の表層部に強靱な
直接基礎を設けることができ、地盤の全体的な沈
下に対しては、基礎全体としてこれに追随し、ま
た、部分的に生ずる不等沈下に対しては、PC基
礎スラブの強靱な力学的耐力を以てこれに耐え
る。この不等沈下の際には、PC基礎スラブの下
に部分的に空間が生ずることとなるが、この空間
は、グラウトの注入等によりその都度適宜に補修
すればよい。
直接基礎を設けることができ、地盤の全体的な沈
下に対しては、基礎全体としてこれに追随し、ま
た、部分的に生ずる不等沈下に対しては、PC基
礎スラブの強靱な力学的耐力を以てこれに耐え
る。この不等沈下の際には、PC基礎スラブの下
に部分的に空間が生ずることとなるが、この空間
は、グラウトの注入等によりその都度適宜に補修
すればよい。
而して、PC基礎スラブにおいて波形に装入さ
れたPC鋼線は、実質的に前後・左右両方向のプ
レストレスト導入をもたらし、施工の簡素化を可
能にする。
れたPC鋼線は、実質的に前後・左右両方向のプ
レストレスト導入をもたらし、施工の簡素化を可
能にする。
「実施例」
第1図乃至第4図は、本考案の実施例を示して
いる。
いる。
この場合は、埋立地の表層地盤1に、桁行方向
に所定幅で、かつ比較的浅く、即硬性グラウトの
混煉による地盤改良を施して、帯状の改良地盤2
を設け、該改良地盤上にポリエチレン樹脂シート
3を敷き、該シートの上に同じ帯状のPC基礎ス
ラブ4を重ねている。
に所定幅で、かつ比較的浅く、即硬性グラウトの
混煉による地盤改良を施して、帯状の改良地盤2
を設け、該改良地盤上にポリエチレン樹脂シート
3を敷き、該シートの上に同じ帯状のPC基礎ス
ラブ4を重ねている。
而して、そのPC基礎スラブ4には、PC鋼線た
る複数のアンポンドケーブル5……を、水平面内
にて波形に装入してプレストレストを導入してお
り、アンポンドケーブル5……は、例えば、第4
図に示すように、一側から同側へ2つ山を形成す
るように屈曲させて装入し、これを両側から順次
に配して、第2図に示すように、全体として網目
状となるようにしている。また、各アンボンドケ
ーブル5……の端部は、スラブに付設した定着体
に支持させている。
る複数のアンポンドケーブル5……を、水平面内
にて波形に装入してプレストレストを導入してお
り、アンポンドケーブル5……は、例えば、第4
図に示すように、一側から同側へ2つ山を形成す
るように屈曲させて装入し、これを両側から順次
に配して、第2図に示すように、全体として網目
状となるようにしている。また、各アンボンドケ
ーブル5……の端部は、スラブに付設した定着体
に支持させている。
なお、各々の寸法としては、例えば、
改良地盤2の厚さ 15cm
PC基礎スラブ4の厚さ 30cm
これらの幅 5m
アンボンドケーブル5の直径 15.2mm
にするとよい。
斯様に構築したPC基礎スラブ4上には、PC,
PCa(プレキヤストコンクリート)等による所要
数の柱6……を、所定間隔毎に配して、それぞれ
脚部7……にて高さおよび傾きの調整可能に設置
し、柱頭部相互に桁8……を架設する。
PCa(プレキヤストコンクリート)等による所要
数の柱6……を、所定間隔毎に配して、それぞれ
脚部7……にて高さおよび傾きの調整可能に設置
し、柱頭部相互に桁8……を架設する。
「考案の効果」
本考案によれば、地盤が全体的に沈下する場合
には、基礎全体がこれに追随して、周辺地盤との
レベル差を生ずることがなく、また、地盤が不等
沈下する場合には、PC基礎スラブがこれを問題
とすることなく所定の状態を維持し、そして、沈
下部分の補修が簡単に行え、したがつて、地盤沈
下が避けられない条件の下でも杭を用いる必要が
なく、基礎工事費を低減でき、レベル差解消の対
策も、ネガテイブフリクシヨンの対策も不要であ
る。
には、基礎全体がこれに追随して、周辺地盤との
レベル差を生ずることがなく、また、地盤が不等
沈下する場合には、PC基礎スラブがこれを問題
とすることなく所定の状態を維持し、そして、沈
下部分の補修が簡単に行え、したがつて、地盤沈
下が避けられない条件の下でも杭を用いる必要が
なく、基礎工事費を低減でき、レベル差解消の対
策も、ネガテイブフリクシヨンの対策も不要であ
る。
第1図乃至第4図は、本考案の実施例で、第1
図は、截断側面図、第2図は、截断平面図、第3
図は、截断正面図、第4図は、要部の説明図、第
5図は、従来例の説明図である。 1……表層地盤、2……改良地盤、3……ポリ
エチレン樹脂シート、4……PC基礎スラブ、5
……アンボンドケーブル、6……柱、7……脚
部、8……桁、a……埋立地盤、b……支持地
盤、c……杭、d……基礎スラブ、e……柱、f
……桁。
図は、截断側面図、第2図は、截断平面図、第3
図は、截断正面図、第4図は、要部の説明図、第
5図は、従来例の説明図である。 1……表層地盤、2……改良地盤、3……ポリ
エチレン樹脂シート、4……PC基礎スラブ、5
……アンボンドケーブル、6……柱、7……脚
部、8……桁、a……埋立地盤、b……支持地
盤、c……杭、d……基礎スラブ、e……柱、f
……桁。
Claims (1)
- 表層地盤を縦行方向に地盤改良して帯状の改良
地盤を設け、該改良地盤上にPC基礎スラブを設
け、該PC基礎スラブには、PC鋼線を水平面内に
て波形に装入してプレストレスを導入したことを
特徴とする橋梁用基礎。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12585687U JPH0439304Y2 (ja) | 1987-08-19 | 1987-08-19 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12585687U JPH0439304Y2 (ja) | 1987-08-19 | 1987-08-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6431139U JPS6431139U (ja) | 1989-02-27 |
JPH0439304Y2 true JPH0439304Y2 (ja) | 1992-09-14 |
Family
ID=31376830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12585687U Expired JPH0439304Y2 (ja) | 1987-08-19 | 1987-08-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0439304Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3758871B2 (ja) * | 1998-12-28 | 2006-03-22 | 日立造船株式会社 | 高架橋の基礎構造 |
-
1987
- 1987-08-19 JP JP12585687U patent/JPH0439304Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6431139U (ja) | 1989-02-27 |
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