JPH0439029B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0439029B2
JPH0439029B2 JP58026166A JP2616683A JPH0439029B2 JP H0439029 B2 JPH0439029 B2 JP H0439029B2 JP 58026166 A JP58026166 A JP 58026166A JP 2616683 A JP2616683 A JP 2616683A JP H0439029 B2 JPH0439029 B2 JP H0439029B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
gas detection
detection
pattern
gases
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP58026166A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59153159A (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP58026166A priority Critical patent/JPS59153159A/ja
Priority to US06/581,667 priority patent/US4638443A/en
Publication of JPS59153159A publication Critical patent/JPS59153159A/ja
Publication of JPH0439029B2 publication Critical patent/JPH0439029B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/0004Gaseous mixtures, e.g. polluted air
    • G01N33/0009General constructional details of gas analysers, e.g. portable test equipment
    • G01N33/0027General constructional details of gas analysers, e.g. portable test equipment concerning the detector
    • G01N33/0031General constructional details of gas analysers, e.g. portable test equipment concerning the detector comprising two or more sensors, e.g. a sensor array
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08BSIGNALLING OR CALLING SYSTEMS; ORDER TELEGRAPHS; ALARM SYSTEMS
    • G08B17/00Fire alarms; Alarms responsive to explosion
    • G08B17/10Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means
    • G08B17/117Actuation by presence of smoke or gases, e.g. automatic alarm devices for analysing flowing fluid materials by the use of optical means by using a detection device for specific gases, e.g. combustion products, produced by the fire

Description

【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕 本発明は、単独で飛来する特定のガスの種類お
よび濃度等のガス情報を検出するガス検出装置に
関する。 〔従来技術〕 従来、酸化スズ(SnO2)、酸化鉄(Fe2O3)、
酸化亜鉛(ZnO)などの半導体ガス検出素子は、
その導電率がガス濃度により変化する特性を有
し、使い易く安価であるために多く用いられてき
た。その動作原理は、SnO2、ZnOなどのn形半
導体の活性部に水素や炭化水素などの電子供与性
の還元気体が吸着した場合には、電子密度が増加
して導電率が増大し、また酸素などの電子吸引性
気体の吸着では、電子密度が減少し導電率が低下
する現象を利用するものである。一方NiOなどの
p形半導体の場合は、n形とは逆に電子供与性気
体で導電率が低下し、電子吸引性気体では導電率
が増大する現象を利用する。 検出ガス濃度と素子導電率との関係は、第1図
のプロパン(C3H8)をSnO2糸検出素子で検出し
た代表的な検出特性12が示すように、ガス濃度
に対し特定の関数特性を有しているため実用的測
定に耐え得る。ところが、上記したような一般的
に使用されているガス検出素子が、ある特定種類
のガスに対してだけ選択的に感度をもつことはほ
とんどなく、第1図に示す如くメタン(CH4
11、水素(H2)13、エタノール蒸気
(C2H5OHg)14等の種々のガスに対してそれぞ
れ異なる検出特性を有する。さらに、メタン、プ
ロパン等の可燃性ガスの検出出力が、多くの場
合、それらと同濃度のエタノール蒸気に代表され
る有機溶剤蒸気の検出出力より低いことも第1図
に示すとうりである。以上のような性質のため、
一般の半導体ガス検出素子による特定のガス、特
に可燃性ガスの選択的な検出のためには、上記特
定のガス以外のガス検出出力への配慮が従来より
大きな技術課題となつている。 そこで、上記の課題を解決すべく、ガス検出特
性が各々異なる複数個のガス検出素子を具備し、
適数種類のガスの識別、定量を実現する方法、装
置が提案されている。例えば、特開昭50−80192
号公報には、aなるガスの識別を目的とするがこ
のガスaを選択的に検出する素子がない場合に、
ガスaおよび他のガスbのいずれも検出できる素
子Sabと、ガスbだけを選択的に検出する素子Sb
とを併せて具備することにより、素子Sabが何ら
かのガスを検出した際に素子Sbがガスbを検出
しているか否かを確認することでガスaの有無を
識別する方法が開示されている。また本発明者ら
の一部は、複数個のガス検出素子を具備せしめ、
あらかじめそれらガス検出素子のガス検出特性を
測定しておくことにより、既知の成分からなる混
合ガスの成分ガスの種類、濃度等のガス情報を測
定する混合ガス検出装置を特願昭55−140470号と
して既に提案した。 しかしながら、上述の例に類似する方法、装置
には次の如き欠点がある。まず前者については、
第1に測定の対象とできる2種のガスの組合せが
かなり制約される。なぜなら組合わせる2種のガ
スに対するガス検出素子における検出機構が相異
なつていなければ、一方のガスだけを選択的に検
出する素子は実現されないからである。また第2
は、ガス濃度の定量的把握、特に2種のガスが同
時に飛来した場合のそれぞれのガス濃度の把握
が、簡単な信号処理回路では実現できないことで
ある。 次に後者についてであるが、これは前者にみら
れる欠点を大幅に改善しその応用範囲を拡げたも
のである。しかし基本的に、得られるガス情報の
数が具備する検出素子数以下であるため、より多
くのガス情報を入手するには必然的に多数の素子
の設置が要求される。ところが、この後者の方式
はあらかじめ測定してある各素子のガス検出特性
を近似した特性関数を基盤にして、各素子のガス
検出出力を代数学的解法を以つて処理することに
より所定のガス情報を導出するものである。この
ため、素子数の増加はガス情報を導出するまでの
代数学的解法手順の飛躍的な増加をもたらし、信
号処理回路の規模の大幅な増大、マイクロプロセ
ツサを使用した場合に必要となる莫大な記憶容
量、ならびに処理過程における誤差蓄積による演
算精度の低下、等の問題を招来する。このため、
後者の方式の実現は理論的には充分可能である
が、具備する素子数の増加につれて発生する問題
を解消するために、ガス検出素子自体に要求する
性能を非常に高度化しなければならなくなる。す
なわち、後者の実現において具備することのでき
るガス検出素子数には限界があり、その限界値は
素子に要求される性能を満足するための技術的難
易度によつて決定され、この限界の存在のために
本方式の有効性は甚だ減退する。 〔発明の目的〕 本発明の目的は、具備するガス検出素子が必要
最小限であるにもかかわらず、素子数を大幅に上
回る数量にのぼる単独で飛来する特定のガスの種
類および濃度等のガス情報を、迅速かつ高精度に
検出する小形、低価格なガス検出装置を提供する
ことにある。 〔発明の概要〕 本発明は、多様なガスに反応するとともにガス
感度がガス種に応じて相異なるガス検出素子を適
数個具備し、これらのガス検出出力を量子化して
得られる検出パターンと、予め成分ガスの種類及
び濃度の組合せを想定して記憶手段に記憶してお
いた複数個の標準パターンとを比較し、同一又は
最も類似した標準パターンから成分ガスの種類を
識別するようになしたことを特徴とする。これに
より具備する素子数を上回る多種類のガスに関す
るガス種別の検出を実現せしめたことを特徴とす
る。また、ガスの種類を識別した後、そのガス種
に最も感度の高い素子の出力から、濃度等の正確
な定量が可能となる。実施例を説明する前に、本
発明の原理について簡単に説明する。 いま、一般的な酸化スズ(SnO2)糸検出素子
のガス検出特性は第2図の如くである。本図に示
すように、縦軸に示した素子導電率比G/G0(対
数座標)は横軸に示したガス濃度C(ppm)(対数
座標)に対して直線的に変化し、この直線の傾き
はガス種によつて異なる。また、これらの直線の
傾きはそれぞれのガス種に対する感度を与える。
このような特性を関数式で表現すると式(1)の如く
となる。 G/G0=b(C+1)m (1) ただし、mはガス感度を示す特性値、b、1は
座標原点を調整する補正値である。ここで、式(2)
に示す境界条件を満足するbは式(3)の如くと G/G0=1;C=0 (2) b=1-m (3) なり、このことから式(1)を変形すると式(4)とな
る。ただし、αは座標原点を調整する補正係数で
あり、 G/G0=(αC+1)m (4) 素子材料には無関係にガスの種類によつて相異な
る数値をとるものとする。また、mのとる数値
は、素子材料とガス種のいずれについても相異な
ることとする。 以上のような特性は、SnO2に代表される金属
酸化物半導体ガス検出素子において一般的にみら
れるものである。そのため、上述のガス検出特性
を有し、また相異なるm値をもつ検出素子の実現
は、素子材料の変更{例えば、酸化亜鉛(ZnO)、
酸化タングステン(WO3)等}、素子材料への触
媒添加および添加量の変更{白金(Pt)、パラジ
ユーム(Pd)}、あるいは製造方法、製造条件の
変更等の操作により容易である。 そこで、ガス検出特性、つまり各々のm値が異
なるN個のガス検出素子を具備し、M種類のガス
の識別を目的とする場合を例に挙げて本発明の原
理を簡単に説明する。 まず、本発明の技術的思想は、ガスを検知した
際に見られる素子それぞれ検出出力によつて描か
れるパターンがガス種、濃度により相異なること
を利用し、この検出パターンをパターン認識技術
に基づいて解析することにより、飛来したガスの
種類、濃度等のガス情報を定める点にある。すな
わち、式(4)に従い濃度C(ppm)の被検出ガスi
を検知した際の検出素子jの検出出力xjは式(5)と
なる。ただし、xは式(4)におけるG/G0を略記
したものであり、αiは被検出ガスiに対する補正
係数、またmijは検出素子jの被検 xj=(αiC+1)mij (5) (i=1,2,…M、j=1,2,
…,N) 出ガスiに対する特性値である。ここで、式(5)両
辺の対数をとり式(6)以降に示す如く操作すると、
式(7)のように濃度Cに関係しない数値Pi jが得られ
る。ただし、式(7)よりPi jは式(8)を満たす。 N Σj=1 Pi j=1 (8) つまり、上記の操作とは数値データ処理の一般
的な方法における数値の標準化を意味し、得られ
たPi jを第j要素とするベクトルPiは、被検出ガス
に対するN個の素子の検出出力によつて描かれる
標準パターンと称することができる。また、この
標準パターンとして取り挙げることのできる種類
の数、すなわち検出対象とできる被検出ガスの種
類数は、具備する検出素子数に無関係であり、取
り挙げる標準パターンが相互に異なつている限り
幾種類でも設定することができる。 このようにして設定された標準パターン各々
と、N個の素子の検出出力によつて描かれる検出
パターンとを比較することにより、検出パターン
に最も類似している標準パターンに対応するガス
種を飛来しているガス種として識別するのであ
る。上記の識別にはN次元ユークリツド空間にお
ける距離の概念を導入し、式(9)に従つて2つのパ
ターン間の距離diを算出する。ただし、Xは検出
パターンを表現するN次元スペクトルであり、xj
はその第j要素で式(10)を満足するものとする。 di=(‖X−Pi22N Σj=1 (xj−Pi j2 (9)N Σj=1 xj=1 (10) そこで、式(11)を満たすdminを与えるiが確定
す dmin=min i{di} (11) れば飛来したガス種を決定できるのである。 また、式(7)に示す濃度に無関係な標準パターン
Piが得られない、つまり濃度の変化によつて検出
パターンが変動するようなガス種が存在する場合
には、次のいずれか措置をとればよい。 (1) 多少変動するが他の標準パターンとは明確に
異なる場合。 いま表題の如き性質を有するガス種を示す添
字をiとする。このガス種iについて濃度をLi
通りに定めることによつて得られる検出パター
ン集合{Pi k}、(k=1,2,…,Li)を一つの
クラスとし、後述する手順に従つて距離を算出
し類似度を解析する。 (2) 著しく変動する場合。 濃度の全変域を、検出されるパターンが相互
に特異的となるようなQ個の領域r(r=1,
2,…,Q)に区分し、それぞれの領域rにお
いて(1)項と同様にLr通りの濃度に対する検出パ
ターン集合{Pr k}、(k=1,2,…,Lr)を
一つのクラスとし、次に述べる手順に従つて類
似度を解析する。 いま、N次元検出パターンをX、あるガス種i
に対応するクラスに属するLi個のN次元パターン
の集合を{Pi k}、(k=1,2,…,Li)とする。
このとき、このクラスと検出パターンXとの類似
の度合を距離の関数として式(12)のように定義し、
これを類似度Siと称すことにする。 Si=1/Li Li Σk=1 N Σj=1 ωi j(xj−Pi kj2 (12) ただし、xj、Pi kjはそれぞれパターンX、Pi k
第j要素であり、ωi j第j要素にかける重みであ
る。ここでωi jは式(13)で定められ、クラス内のク
ラスタ化すなわちあるクラスに属するパターンの
集まりをより密なかたまりにする操作を行なうも
のであり、式(13)より式(15)を満たす。ただし、
σi jは式(14)に示す如く分散を意味する。 (σi j2={1/Li Li Σk=1 (Pi kj2−(1/Li Li Σk=1 pi kj2} (14) N Σj=1 ωi j=1 (15) このとき、式(12)によつて導出される類似度Si
ついて式(16)を満足するSminを与えるiが確
定するならば、飛来したガス種が第iクラス Smin=min i{Si} (16) に対応するガス種であると識別することができる
のである。 さらに、ガス種が識別されれば、そのガス種に
対する感度が相対的に高い素子の検出出力を解析
することにより、このガスの濃度を容易に導出で
きる。 以上述べたことから明らかなように、ガス検出
素子における検出特性の操作により、ガス検知時
に得られる検出パターンを、検出対象ガス種のそ
れぞれに対して特異的なものとすることが技術的
に可能である限り、具備する素子数とは無関係に
任意数のガス種に対して、それぞれを識別、定量
することが可能となる。 〔発明の実施例〕 以下本発明にかかるガス検出装置の実施例につ
いて図面を用いて詳細に説明する。なお実施例の
内容は次の如くである。 実験:3素子センサ体を使用したガス検出装置に
おけるセンサ体の製法、ガス検出特性、演算処
理方法および装置構成。 実施例 1 6素子センサ体を使用した臭いおよび有機溶剤
蒸気検出装置におけるセンサ体の製法、ガス検出
特性、演算処理方法および装置構成。 実施例 2 実施例1における演算処理方法の他の実施例。 実施例 3 実施例2と同様の臭いおよび有機溶剤蒸気検出
装置における学機能を実現する装置構成。 (実験) (1‐1) ペーストの作製 本実験で使用した材料は、SnO2材料、酸化
タングステン(WO3)材料、ニツケル酸ラン
タン(LaNiO3)材料の3種類であり、WO3
料は一酸化炭素検知用として、LaNiO3材料は
アルコール蒸気検知用としてそれぞれ有効であ
る。ここでLaNiO3材料の検出特性について説
明を加えておくと、該材料は300℃前後の加熱
下でアルコール蒸気等の強い還元性ガスに触れ
ると組成中の酸素が奪われ、M−O−M連結が
切断され導電率が減少する。しかしアルコール
蒸気を除去すると再び元の酸化物組成比をとる
ため、初期の導電率を回復する。さらに
LaNiO3材料の特徴として、上記の減少がアル
コール蒸気に対してだけ発生し、水素、メタ
ン、プロパン、イソブタン、一酸化炭素などの
ガスに対しては全く反応を示さない。以上の原
理によりLaNiO3材料はアルコール蒸気専用検
出素子として実用に耐える。 (1‐1‐1) LaNiO3ペーストの作製 濃縮・乾固したLaおよびNiの酢酸塩を600
℃の空気中で加熱分解し、1000℃の空気中で
焼成してLaNiO3組成の多結晶固形物とな
し、これを粉砕して黒色のLaNiO3微粉末を
得る。この微粉末10gに有機ベヒクルを6c.c.
とSi−Pd−Zn−Ti系結晶化ガラスを約10wt
%加えて混練し、LaNiO3ペーストとなす。 (1‐1‐2) WO3ペーストの作製 粒径1μm以下に粉砕した純度99.99%の
WO3粉末18gに、Pd粉末0.2gとバインダガ
ラス2gと10cpsエチルセルロースの9%ト
リデカノール溶液7c.c.とを加えて混練し、感
ガスペーストとなす。 (1‐1‐3) SnO2ペーストの作製 純度99.99%の金属スズSnを濃硝酸で処理
し、水洗後スズ酸の白色沈澱物を蒸発・乾固
し、粉砕後700℃の空気中で焙焼してSnO2
末とし、この粉末にPdCl2水溶液を加え混練
してSnO21%Pd混合の粉末を得る。この粉
末を前記LaNiO3ペースト作製と同様の方法
で処理し、感ガスペーストとなす。 (1‐2) センサ体の構成 上述の如く作製した3種類の感ガスペースト
を使用して構成したガス検出素子部(以下セン
サ体と称す)について説明する。 第3図は本実験の要部であるセンサ体の概略
構成図であり、同図aは平面図、同図bは裏面
図、同図cは同図aのAA′断面図である。同図
aに示す如く上述のLaNiO3、WO3、SnO2
ーストを使用した3個のガス検出素子(以下セ
ンサと称す)301,302,303が配置さ
れている。個々のセンサの構成順序を説明する
と、まず共通の耐熱絶縁基板311上に金導体
ペースト(例えばDupont社製No.8760ペースト)
を用いて共通の下部電極312、接続導体31
3,314をよく知られた厚膜印刷技術を用い
て所定の位置に形成し、乾燥する。また同時
に、同図bに示すように耐熱絶縁基板311の
裏面に金導体ペースト(同No.8760ペースト)を
用いて加熱用ヒータのパターン316を形成し
乾燥する。これを焼成温度1200℃、保持時間2
時間で焼成してセンサ体用基板を準備する。次
に、LaNiO3ペースト321、WO3ペースト3
22、SnO2ペースト323を下部電極312
等の場合と同様の厚膜印刷技術を用いて所定の
位置に形成し、これを乾燥した後に金導体ペー
スト(同No.8760ペースト)を用いて上部電極3
24,325を所定の形状に印刷形成し乾燥す
る。これを焼成温度900℃、保持時間10分で焼
成する。さらに、本実施例において特にセンサ
303に対して実施したフイルタ形成作業を施
す。つまり該フイルタ材料である前述の
LaNiO3ペーストを使用してフイルタ331を
センサ303における所定の位置に印刷形成
し、これを乾燥した後に焼成温度900℃、保持
時間10分で焼成する。以上の如くして、各々に
サンドイツチ構造あるいはシート構造を有した
センサ体が完成する。 (1‐3) ガス検出特性 上述の如くに構成したセンサ体のガス検出特
性を説明する。 第4図はLaNiO3素子の特性であり、アルコ
ール蒸気だけを感知し、一酸化炭素、プロパ
ン、水素には反応しないことを示している。た
だし、該素子はP型半導体でありガス感知によ
り導電率が減少するため、第4図では縦座標を
便宜上G0/Gの対数値として特性を表わして
いる。また第5図、第6図はそれぞれWO3
子、SnO2素子の特性である。 ここで、第4図ないし第6図に示した特性が
ほぼ直線状となつているのは、前述の(4)式に従
つて測定データを処理したためである。 いま、第4図ないし第6図から一酸化炭素、
プロパン、水素、アルコール蒸気のそれぞれの
単独ガスに対する標準パターンが得られ、それ
らを図示するとそれぞれ第16図a,e,j,
dとなる。 また、混合ガスに対する標準パターンについ
ては、ここでは一酸化炭素とアルコール蒸気、
プロパンとアルコール蒸気、一酸化炭素と水素
の3通りの組合せからなる混合ガスに対して例
示しており、それらの混合比率をパラメータと
してガス検出特性を測定し標準パターンを算出
した。それらの混合ガスに対する標準パターン
は次の如くである。 まず、一酸化炭素とアルコール蒸気の混合ガ
スにおいて、混合比率をパラメータとしたガス
検出特性によつて導出した標準パターンについ
て説明する。3素子のそれぞれのガス検出特性
は、それぞれ第7図ないし第9図に示す如く混
合比率に依存して変動する。そこで本実験で
は、できるだけ顕著な特徴をもつ標準パターン
を得る目的で、一酸化炭素とアルコール蒸気の
混合比率を95対5、75対25とした2通りの場合
について標準パターンを導出した。これらの標
準パターンを図示するとそれぞれ第16図b,
cとなる。 つぎに、プロパンとアルコール蒸気の混合ガ
スに対する3素子それぞれのガス検出特性を示
すと第10図ないし第12図の如くとなり、前
述と同様に混合比率を95対5、75対25とした場
合の標準パターンを図示するとそれぞれ第16
図f,gとなる。 同様にして、一酸化炭素と水素の混合ガスに
対する3素子のガス検出特性を第13図ないし
第15図に示し、混合比率を95対5、75対25と
した場合の標準パターンをそれぞれ第16図
n,iに示す。 (1‐4) 検出ガスの識別、定量 前述のように導出した10種類の標準パターン
に基づいてクラスを構成する。特に混合ガスに
対する場合には、ガス濃度によつてパターンに
多少の変動がみられるため、各々のクラスに属
する標準パターン数を3例ないし7例増加させ
ている。また、それぞれのクラスに対する重み
を式(13)に従つて算出する。第1表に各クラスに
属する標準パターン、および重みを示す。
【表】
【表】
【表】
【表】 以上のようにして準備したクラス群に準拠し
て、任意のガスの識別を試行した計算例を第2
表に示す。計算例は20件であり、各々は一酸化
炭素、プロパン、水素およびアルコール蒸気の
単独ガス、あるいはそれらを適宜に混合した混
合ガスに対するLaNiO3、WO3、SnO2それぞ
れの素子導電率を測定し、それらから式(6)に従
つて検出パターンを算出しており、さらにこの
検出パターンの10種類のクラスに対する類似度
をすべて算出し、これらの中で最小の値を与え
るクラスを見出し、こうして推定されたクラス
と実際に設定されたガス濃度から分類した場合
のクラスとの符号を検証したものである。第2
表に示す如く、推定したクラスと実際のクラス
とは20件の計算例すべてについて一致してお
り、特に一酸化炭素およびプロパンの単独ガス
に対して算出される類似度には、顕著な差異が
みられる。 また、上述のように検出ガスが属するクラス
を推定することが、すなわち検出ガスの識別が
可能であれば、検出ガスの濃度定量をある特定
素子の検出出力から実施できることは、特に例
を挙げないが明らかである。 (1‐5) 装置構成 ここでは、前述したセンサ体を使用したガス
検出装置の構成および該センサ体からの検出信
号の演算処理方法について説明する。 (1‐5‐1) 処理回路 第17図は本実験で説明するガス検出装置
の概略構成図である。センサ体171には前
述のLaNiO3、WO3、SnO2材料からなる3
個のセンサ1711(301)、1712(302)
及び1713(303)が具備されており、こ
れらのセンサ1171,1712,1713
に対し直列に設けてある固定抵抗体172
1,1722,1723における電圧降下値
を、センサそれぞれに設けてある演算増幅器
1727、1728,1729により適宜に
増幅しアナログ信号1731,1732,1
733を得る。これらのアナログ信号は、マ
イクロコンピユータ174からの制御信号1
751で動作するマルチプレクサ173によ
り適宜に選択され、演算増幅器1761で増
幅された後、マイクロコンピユータ174か
らの制御信号1752で動作するA/Dコン
バータ176においてアナログ・デイジタル
変換を施され、デイジタル信号1762とな
る。ここで、該デイジタル信号1762の演
算処理の詳細は後述することとする。また、
マイクロコンピユータ174にはMPU17
41、RAM1744、ROM1742、信
号バスライン1743、およびI/Oポート
1745,1746,1747が内蔵されて
いるため後述する演算処理を実施し得るので
ある。 また、マイクロコンピユータ174での演
算結果によつて発生されるガス供給径路遮
断、警報発生等の指令は、制御信号175
3,1754,1755として出力される。
制御信号1753はガス供給径路遮断弁17
7を駆動する電源回路1771中の電磁リレ
ー1772の入切を制御し、遮断弁177、
を通常は開放、ガス漏洩時には閉鎖するよう
に動作させる。一方制御信号1754は、一
酸化炭素警報ブザー1781を一酸化炭素検
知時に発音させ、また制御信号1755はプ
ロパン警報ブザー1782をプロパン漏洩時
に発音させる。 さらに、外部入力手段179によりバスラ
イン1756を介してマイクロコンピユータ
174に送る制御信号を設定することによ
り、検知対象とするガス種の変更、濃度の変
更等が容易に実施できる。 (1‐5‐2) 演算処理フローチヤート 第18図を用いて本実施例におけるマイク
ロコンピユータ174内部で実行される演算
プログラムについて説明する。ステツプ1811
にて「始め」が指示されると、まず外部入力
手段の179の設定に従いステツプ1812にて
「検出対象特定」を実施する。ここで検出対
象特定とは、検出対象ガスの特定、或いは混
合ガス中の検出対象ガスの濃度の特定等、ガ
ス検出装置の使用目的に応じて検出対象を特
定するものである。この特定情報は、I/O
ポート1747、信号バスライン1743を
介してRAM1744に書込まれる。 つぎにマルチプレクサ173およびA/D
コンバータ176を制御してLaNiO3
WO3、SnO2の3素子のそれぞれについて
「検出電圧取り込み」1821を行い、これらの
値とあらかじめROM1742に記憶されて
いる「電圧→導電率変換テーブル」1801から
引用した数値とから「3素子の導電率比の算
出」1822を実施する。その後、該導電率比を
ROM1742に記憶されている「対数変換
テーブル」1802を使用して「3素子の導電率
比の対数値算出」1823を行い、さらに「検出
パターンX算出」1824を実施する。 つぎに、ROM1742に記憶されている
「標準パターンPテーブル」1803、および
「重みωテーブル」1804から適宜な数値を引
用しながら、上述の如くに算出した検出パタ
ーンXと各クラスとの「類似度Sの算出」
1831を行い、それらから最小の類似度を見い
出すことにより、「ガス種識別」1832を実施
する。さらにガス種識別が終了したところ
で、濃度定量に用いる素子についてこれまで
求めてきた導電率比等の数値を適宜に使用し
て「濃度テーブル引数算出」1841を行い、こ
れによりROM1742に記憶されている
「濃度テーブル」1805から適宜な数値を引用
して「検出ガス濃度定量」1842を実施する。 最後に、上述のガス種識別、濃度定量の結
果及び上記RAM1744に書込まれた特定
情報とから「警報あるいは制御の要否判断」
185を行い、「NO」ならばステツプ1821から
再実行し、「YES」ならば「出力制御」1861
を経て例えば「一酸化炭素警報」1862、もし
くは「プロパン警報」1863を発生するか、あ
るいは「ガス供給径路遮断」1864を実施す
る。また上記の警報、制御については「繰返
し制御」187によつて継続され、再びステツ
プ1821から演算を開始するのである。 以上に述べた構成、および演算処理方法に
より、従来半導体ガス検出素子を用いては実
現し得なかつたアルコール蒸気に妨害される
ことのない一酸化炭素およびプロパンの濃度
定量を可能にしたばかりでなく、具備するガ
ス検出素子数を上回る種類数のガスについて
も、その識別、定量を可能にした。しかも該
識別、定量演算を迅速に、かつリアルタイム
で実施できる装置構成を実現しており、これ
らの効果は斯界において極めて大である。 さらに、外部入力手段による多様な検出対
象の特定が可能であるため、検出対象ガスの
変更あるいは成分ガスの様々な組合せからな
る混合ガス、例えば各地で使用されている
種々の都市ガスの濃度定量についても、簡単
なスイツチ切換操作で対応することが可能と
なるため、汎用性および量産性等の点で大い
に効果がある。 実施例 1 (2‐1) ペーストの作製 本実施例で使用した材料は、ZnO材料、ZnO
+Pt材料(ZnO材料に適量のPtを添加したも
の、以下同様)、WO3材料、WO3+Pt材料、
SnO2材料、およびSnO2+Pd材料の6種類であ
る。ただし、上記6種類の材料の作成工程はほ
ぼ同様であるため、ここではZnOおよびZnO+
Pt材料の作成工程についてだけ説明する。 まず、市販のZnO粉末(例えば、高純度化学
製99.9%、レアメタリツク社製99.9%)を適当
量秤量する。ただし、この粉末の原料粉体粒径
はあらかじめ造粒しておく。次に、貴金属触媒
として例えばPt粉末あるいはPtcl2を、それに
含まれるPt重量が上記Znに対し1wt%となるよ
うに粉砕混合して原料粉末とする。また、添加
する貴金属触媒がPdである場合についても作
成工程は同様であり、貴金属の添加量について
もその一例を示したに過ぎず、添加量が異なる
場合でも作成工程は同様である。ただしZnO材
料作成の場合には、上述した貴金属添加は実施
しない。 さらに、上記原材料粉末90wt%に対しPbO
−TiO2−SiO2系ガラス粉末10wt%を混合し、
この混合粉末10gに対しニトロセルロース−α
−テルピネオールからなるビヒクル3mlを加え
て混練し、感ガスペーストとなす。 (2‐2) センサ体の構成 上述の如く作製した6種類の感ガスペースト
によつて構成したセンサ体について説明する。 第19図aおよびbは本実施例におけるセン
サ体の概略構造を示す平面図、およびAA′断面
図である。該センサ体には上述の6種類の感ガ
スペーストのそれぞれを使用したセンサ190
1ないし1906が配置されている。個々のセ
ンサは、まず共通の耐熱絶縁基板191上に、
白金導体ペースト(例えば、田中マツセイ社製
TR760A)を用いて6個の下部電極192を所
定の位置に形成し、同時に下部電極192の接
続導体193,196も形成して乾燥し、さら
に該基板191の裏面に白金ペースト(同
TR760A)を用いて加熱用ヒータのパターン1
97を形成し乾燥する。これを焼成温度1200
℃、保持時間2時間で焼成してセンサ体用基板
を準備する。次に、下部電極192ごとに前述
の6種類の感ガスペースト1941〜1946
を所定膜厚(約50μm)となるよう印刷形成
し、これを乾燥した後に白金ペースト(同
TR760A)を用いて上部電極195及び端子1
951〜1956を所定の形状に形成し乾燥す
る。これを最高温度900℃、保持時間10分で焼
成し、各々にサンドイツチ構造を有したセンサ
体が完成する。 また、第20図aはセンサ体の構成における
他の実施例による場合の概略構造平面図を示す
ものであり、第20図bはそのAA′断面図であ
る。これらの図から明らかなように、本実施例
において共通の基板上に配置されている6個の
センサ2001ないし2006は、検出面が露
出しているシート形構造をなしている。本実施
例の製造方法は第19図に示す実施例の場合と
類似しており、まず共通の耐熱絶縁基板201
上に金属体ペースト(例えば、Dupont社製No.
8760ペースト)を用いて12個の下部電極20
2、その接続導体203端子2021〜202
6および2031を所定の位置に印刷形成し、
同時に該基板201の裏面に白金ペースト(前
記TR760A)を用いて加熱用ヒータのパターン
205を形成し焼成してセンサ体用基板を準備
し、つぎに第19図に示した実施例の場合と同
様の感ガスペーストを使用して個々のセンサご
とにスパツタ法によりガスセンサ層2041〜
2046を構成したものである。 上述の如く、センサのガス検出特性を相異な
らしめる目的のために、第19図および第20
図に示した実施例では感ガスペースト自体を異
なるものとした。しかしこの他にも、センサに
使用する感ガスペーストが同一であつてもその
製造法や製造条件を変化させればよく、また絶
縁性基体上にすべてのセンサを同様の構造で配
置せず一部を一体化しても、ガス検出特性を相
異ならしめ得ることは特に実施例を挙げないが
明らかである。 (2‐3) ガス検出特性 前述の6種類の感ガスペーストを用い第19
図の如くに構成したセンサ体については、以下
7種類の臭いおよび有機溶剤蒸気、すなわちア
ニソール、シクロペンタン、オクタン、トリメ
チルペンタン、硫化水素、1−メンソールおよ
びアンモニアに対する6個のセンサの検出出力
から導出した標準パターンを第21図に示す。
本図の如く、どのセンサ1901〜1906
も、7種類のすべてかもしくはほとんどのガス
に反応し、一部の例外としてトリメチルペンタ
ンにはZnOおよびZnO+Pt材料が反応せず、ま
た1−メンソールにはWO3材料が反応しない
ことがわかる。また、第21図に示した標準パ
ターンを数値比したものを第3表に示す。 さらに、上記7種類の臭いおよび有機溶剤蒸
気の濃度を定量するため、それぞれのガスに対
して最も感度の高いセンサの検出出力を利用す
るので、それら定量用センサの各ガス濃度に対
する素子導電率比をあらかじめ測定している。
その結果を第4表に示す。
【表】
【表】
【表】
〔発明の効果〕
以上述べた如く、本発明になるガス検出装置に
より、種々のガス、臭い、あるいは有機溶剤蒸気
等の識別および定量を実現することができる。 また、具備するガス検出素子に対しては例えば
ある特定種類のガスにだけ反応するといつた特殊
な仕様を要求する必要はなく、各々のガス検出素
子のガス検出特性間に何らかの相対的差異が存在
すれば実用に適うため、安価なセンサ材料を使用
することが可能になると同時に、特殊仕様を満足
するガス検出素子の開発を待つことなく装置の実
用化、製品化を可能とすることができる。 さらに、同一仕様の装置においても、演算処理
過程で引用する特性値あるいは設定信号を外部か
ら変更することにより、同一仕様の装置において
も種々のガス、臭い、有機溶剤蒸気等を識別、定
量することが可能であるため、広範な応用分野を
有する安価なガス検出装置を実現することがで
き、斯界に対し大なる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は半導体ガス検出素子の検出
特性の実測例を示す図、第3図は3素子集積セン
サ体の一実験を示す概略構造図であつて同図aは
平面図、同図bは裏面図、同図cは同図aの
AA′断面図、第4図ないし第6図は単独のガスに
対する検出特性の実測例を示す図、第7図ないし
第15図は混合ガスに対する混合比率をパラメー
タとした検出特性の実測例を示す図、第16図は
第4図ないし第15図の実測例から導出した標準
パターンを示す図、第17図は本発明による実験
のガス検出装置における演算処理回路の概略回路
図、第18図は実験における演算処理過程を示す
フローチヤート、第19図は6素子集積センサ体
の一実施例を示す概略構造図であつて同図aは平
面図、同図bは同図aのAA′断面図、第20図は
6素子集積センサ体の他の実施例を示す概略構造
図であつて同図aは平面図、同図bは同図aの
AA′断面図、第21図は第19図に示したセンサ
体のガス検出特性の実測値から導出した標準パタ
ンを示す図、第22図は実施例1のガス検出装置
における演算処理回路の概略構造図、第23図は
実施例1における演算処理過程を示すフローチヤ
ート、第24図は実施例1における演算処理過程
のパターン認識演算部を示すフローチヤート、第
25図及び第26図は実施例2におけるパターン
認識演算部の他の実施例を示すフローチヤート、
第27図は実施例3のガス検出装置における演算
処理回路の概略構成図、第28図は実施例3にお
ける演算処理過程を示すフローチヤートである。 171……センサ体、1711……LaNiO3
出素子、1712……WO3検出素子、1713
……SnO2検出素子、1726……検出出力測定
用電源、173……マルチプレクサ、174……
マイクロコンピユータ、1741……MPU、1
742……ROM、1744……RAM。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 単独ガス及び混合ガスの種類を識別するガス
    検出装置であつて、ガス検出特性が互いに異なる
    複数個の半導体ガス検出素子と、複数個のガスに
    対する該複数個の半導体ガス検出素子の検出出力
    を標準化して得られる標準パターンを複数個記憶
    する記憶手段と、該記憶手段に記憶された複数個
    の標準パターンと該複数個の半導体ガス検出素子
    からのガス検出出力を標準化して導出されるガス
    検出パターンとを比較して同一又は最も類似した
    標準パターンを算出することにより検出ガスの種
    類を識別する演算手段とを備えることを特徴とす
    るガス検出装置。 2 単独ガス及び混合ガスの種類を識別するガス
    検出装置であつて、ガス検出特性が互いに異なる
    複数個の半導体ガス検出素子と、複数個のガスに
    対する複数個の半導体ガス検出素子の検出出力を
    標準化して得られる標準パターンを複数個記憶す
    る記憶手段と、該記憶手段に記憶された複数個の
    標準パターンと該複数個の半導体ガス検出素子か
    らのガス検出出力を標準化して導出されるガス検
    出パターンとを比較して同一又は最も類似した標
    準パターンを算出することにより検出ガスの種類
    を識別して該複数個の半導体ガス検出素子該識別
    された検出ガスの濃度を算出する演算手段とを備
    えることを特徴とするガス検出装置。
JP58026166A 1983-02-21 1983-02-21 ガス検出装置 Granted JPS59153159A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58026166A JPS59153159A (ja) 1983-02-21 1983-02-21 ガス検出装置
US06/581,667 US4638443A (en) 1983-02-21 1984-02-21 Gas detecting apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58026166A JPS59153159A (ja) 1983-02-21 1983-02-21 ガス検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59153159A JPS59153159A (ja) 1984-09-01
JPH0439029B2 true JPH0439029B2 (ja) 1992-06-26

Family

ID=12185956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58026166A Granted JPS59153159A (ja) 1983-02-21 1983-02-21 ガス検出装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US4638443A (ja)
JP (1) JPS59153159A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163192A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 可燃性ガスセンサ
EP2328193A2 (en) 2009-11-30 2011-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Piezoelectric ceramic, method for making the same, piezoelectric element, liquid discharge head, and ultrasonic motor
WO2013147295A2 (en) 2012-03-30 2013-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Piezoelectric ceramics, piezoelectric element, liquid ejection head, ultrasonic motor, and dust removing device
WO2018106082A1 (ko) * 2016-12-09 2018-06-14 삼성전자 주식회사 전자 장치 및 그의 제어방법
US11127272B2 (en) 2016-12-09 2021-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic gas sensors and method for controlling gas sensors

Families Citing this family (61)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3513761A1 (de) * 1985-04-17 1986-10-23 Bayer Diagnostic & Electronic Elektrochemischer messfuehler
US4782302A (en) * 1986-10-31 1988-11-01 The United States Of America As Represented By The United States Department Of Energy Detector and energy analyzer for energetic-hydrogen in beams and plasmas
GB8702390D0 (en) * 1987-02-03 1987-03-11 Warwick University Of Identifying/measuring odorants
US4818348A (en) * 1987-05-26 1989-04-04 Transducer Research, Inc. Method and apparatus for identifying and quantifying simple and complex chemicals
US4847783A (en) * 1987-05-27 1989-07-11 Richard Grace Gas sensing instrument
DE3722608A1 (de) * 1987-07-09 1989-02-02 Gyulai Maria Dobosne Anordnung und verfahren zur erfassung und anzeige der konzentrationen von zigaretten-, zigarren-, pfeifen- und autoabgasrauch
US4881183A (en) * 1988-03-25 1989-11-14 Sun Electric Corporation Method and apparatus for emission testing
DE3826263A1 (de) * 1988-08-02 1990-02-08 Siemens Ag Anordnung zur messung der konzentrationen von komponenten in einem gasgemisch unter verwendung von nicht selektiven gassensoren
US4943929A (en) * 1988-11-04 1990-07-24 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Chemical agent monitor and control interface
US4953387A (en) * 1989-07-31 1990-09-04 The Regents Of The University Of Michigan Ultrathin-film gas detector
GB8927567D0 (en) * 1989-12-06 1990-02-07 Gen Electric Co Plc Detection of chemicals
US5145645A (en) * 1990-06-15 1992-09-08 Spectral Sciences, Inc. Conductive polymer selective species sensor
EP0484645B1 (en) * 1990-11-09 1995-04-26 Hewlett-Packard Company Methods and systems for fluid identification and flow rate determination
US5552999A (en) * 1991-07-09 1996-09-03 Dallas Semiconductor Corp Digital histogram generator systems and methods
US5654497A (en) * 1992-03-03 1997-08-05 Lockheed Martin Energy Systems, Inc. Motor vehicle fuel analyzer
US5469369A (en) * 1992-11-02 1995-11-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Smart sensor system and method using a surface acoustic wave vapor sensor array and pattern recognition for selective trace organic vapor detection
US5426934A (en) * 1993-02-10 1995-06-27 Hitachi America, Ltd. Engine and emission monitoring and control system utilizing gas sensors
DE4311605C1 (de) * 1993-04-08 1994-12-01 Draegerwerk Ag Verfahren zur Bestimmung des Anteils brennbarer Gase in einem Gasgemisch sowie ihre Klassifizierung nach Gasklassenfaktoren
FR2710153B1 (fr) * 1993-09-17 1995-12-01 Alpha Mos Sa Procédés et appareils de détection des substances odorantes et applications.
EP0646791B1 (en) * 1993-09-30 2001-09-05 Nittan Company, Limited Sensor device, and electronic equipment each having sensor device incorporated therein
US5654899A (en) * 1993-10-04 1997-08-05 Leonard; Bobby E. Radiation instrument and method to measure radon and thoron concentration, air change rate and source emanation rate magnitudes
DE4401570A1 (de) * 1994-01-20 1995-07-27 Rwe Energie Ag Einrichtung für die Messung von Zustandsgrößen in Gasen mit zumindest einem Halbleiter-Gassensor
GB9403680D0 (en) * 1994-02-25 1994-04-13 Neotronics Ltd Gas sensor
US6118828A (en) * 1995-06-05 2000-09-12 The Chamberlain Group, Inc. Digital super-regenerative detector RF receiver
GB9521089D0 (en) * 1995-10-14 1995-12-20 Aromascan Plc Cluster analysis
US5777207A (en) * 1995-11-27 1998-07-07 Lg Electronics Inc. Gas sensor and method for fabricating the same
US5764150A (en) * 1996-04-10 1998-06-09 Fleury; Byron Gas alarm
US5908600A (en) * 1996-07-23 1999-06-01 Apl Group International, Llc Monitor for detecting hydrocarbons and other gases in an open area
US5987964A (en) * 1997-03-27 1999-11-23 Simon Fraser University Apparatus and method for detecting gas and vapor
JP3524724B2 (ja) * 1997-07-12 2004-05-10 株式会社堀場製作所 ガス分析計システムの制御装置およびその制御方法
US6133703A (en) 1998-03-12 2000-10-17 The Chamberlain Group, Inc. Bi-directional pass-point system for controlling the operation of movable barriers
US6095681A (en) * 1998-07-28 2000-08-01 The United States Of America As Represented By The Secretary Of Commerce Method for operating a sensor to differentiate between analytes in a sample
DE19845553C2 (de) * 1998-10-02 2003-10-16 Bosch Gmbh Robert Brandmelder
ATE295136T1 (de) * 2000-02-10 2005-05-15 Potencia Medical Ag Mechanische vorrichtung zur impotenzbehandlung
US6290594B1 (en) * 2000-08-16 2001-09-18 Ford Global Tech., Inc. System and method for ventilating hydrogen gas from a vehicle
AU2000279429A1 (en) * 2000-10-19 2002-04-29 Senseit Inc. Methods and apparatus for odor transmission
JP4016611B2 (ja) * 2001-05-25 2007-12-05 株式会社島津製作所 におい識別装置
DE10237834A1 (de) * 2002-08-19 2004-03-04 Robert Bosch Gmbh Sicherheitssystem für eine Einrichtung zur Energieerzeugung
DE10254852A1 (de) * 2002-11-25 2004-06-03 Robert Bosch Gmbh Schaltungsanordnung zur Sensorauswertung und Verfahren zur Auswertung mehrerer Sensoren
US7286942B1 (en) 2003-05-30 2007-10-23 United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy System and method of fluctuation enhanced gas-sensing using saw devices
US7588726B1 (en) * 2003-07-11 2009-09-15 Thermo Fisher Scientific Inc. Vapor analysis apparatus and method
US7287929B1 (en) * 2004-11-10 2007-10-30 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Army Smart bollard
ES2282006B1 (es) * 2005-04-18 2008-06-01 Servinge, S.L. Dispositivo de seguridad para instalaciones de gas y procedimiento de deteccion.
US7737700B2 (en) * 2005-11-23 2010-06-15 Ust Umweltsensortechnik Gmbh Arrangement and method for detecting air ingredients
JP4820659B2 (ja) * 2006-02-15 2011-11-24 佐 藤 由 紀 匂い弁別方法と匂い測定方法と匂い弁別プログラムと匂い測定プログラムと匂い弁別装置と匂い測定装置
US20080198524A1 (en) * 2007-02-16 2008-08-21 Dometic Corporation Absorption gas arrestor system
EP1978087A1 (en) * 2007-04-02 2008-10-08 Consultatie Implementatie Technisch Beheer B.V. System and method for detecting micro-organisms
KR101191386B1 (ko) * 2008-12-19 2012-10-15 한국전자통신연구원 센서용 산화물 반도체 나노섬유 제조 방법 및 그를 이용한 가스 센서
EP2697643B1 (en) 2011-04-13 2015-01-28 3M Innovative Properties Company Method of using an absorptive sensor element
WO2012141958A1 (en) 2011-04-13 2012-10-18 3M Innovative Properties Company Vapor sensor including sensor element with integral heating
JP5955379B2 (ja) 2011-04-13 2016-07-20 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 揮発性有機化合物の検出方法
CN103518130B (zh) * 2011-05-27 2016-05-18 株式会社Ntt都科摩 生物体气体检测装置及生物体气体检测方法
JP6038950B2 (ja) 2011-12-13 2016-12-07 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 気体媒質内の未知の有機化合物の同定及び定量測定方法
DE102011089608A1 (de) * 2011-12-22 2013-06-27 Horst Siedle Gmbh & Co. Kg Gehäuseteil für einen elektrischen Sensorsowie Verfahren zur Herstellung des Gehäuseteils
US20160187279A1 (en) * 2014-12-24 2016-06-30 Intel Corporation Metal oxide gas sensor array devices, systems, and associated methods
US10330624B2 (en) 2016-07-02 2019-06-25 Intel Corporation Metal oxide gas sensor array devices, systems, and associated methods
JP6836071B2 (ja) * 2017-05-12 2021-02-24 富士通株式会社 ガス分析装置およびガス分析方法
US10803382B2 (en) 2017-06-16 2020-10-13 Intel Corporation Gas identification apparatus and machine learning method
US11408871B2 (en) * 2018-12-31 2022-08-09 Dish Network L.L.C. Internet-of-things smell sensor devices and services
US11674937B2 (en) * 2019-12-13 2023-06-13 The Trustees Of Columbia University In The City Of New York Method and apparatus for encoding odorants
JP2022169273A (ja) * 2021-04-27 2022-11-09 株式会社日立製作所 ガス検出システム及びガス検出方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147493A (ja) * 1974-10-21 1976-04-23 Figaro Eng Gasukenshutsusochi
JPS5654342A (en) * 1979-09-19 1981-05-14 Bendix Autolite Corp Resistance type electrochemical oxygen detector
JPS5766347A (en) * 1980-10-09 1982-04-22 Hitachi Ltd Detector for mixture gas

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4443791A (en) * 1978-01-05 1984-04-17 Risgin Ojars Self-compensating gas detection apparatus
CH629905A5 (de) * 1978-07-17 1982-05-14 Cerberus Ag Gas- und/oder brandmeldeanlage.
US4490715A (en) * 1980-09-13 1984-12-25 Matsushita Electric Works, Ltd. Gas detector
US4458242A (en) * 1980-10-25 1984-07-03 Matsushita Electric Works, Ltd. Gas detector
US4542640A (en) * 1983-09-15 1985-09-24 Clifford Paul K Selective gas detection and measurement system

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5147493A (ja) * 1974-10-21 1976-04-23 Figaro Eng Gasukenshutsusochi
JPS5654342A (en) * 1979-09-19 1981-05-14 Bendix Autolite Corp Resistance type electrochemical oxygen detector
JPS5766347A (en) * 1980-10-09 1982-04-22 Hitachi Ltd Detector for mixture gas

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004163192A (ja) * 2002-11-12 2004-06-10 National Institute Of Advanced Industrial & Technology 可燃性ガスセンサ
EP2328193A2 (en) 2009-11-30 2011-06-01 Canon Kabushiki Kaisha Piezoelectric ceramic, method for making the same, piezoelectric element, liquid discharge head, and ultrasonic motor
WO2013147295A2 (en) 2012-03-30 2013-10-03 Canon Kabushiki Kaisha Piezoelectric ceramics, piezoelectric element, liquid ejection head, ultrasonic motor, and dust removing device
WO2018106082A1 (ko) * 2016-12-09 2018-06-14 삼성전자 주식회사 전자 장치 및 그의 제어방법
US11127272B2 (en) 2016-12-09 2021-09-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Electronic gas sensors and method for controlling gas sensors

Also Published As

Publication number Publication date
US4638443A (en) 1987-01-20
JPS59153159A (ja) 1984-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0439029B2 (ja)
CN102608183B (zh) 一种氮氧传感器
EP0089470A1 (en) Gas detecting apparatus
US20100032292A1 (en) Ammonia gas sensor
EP3258256B1 (en) Material for sensing electrode of nox gas sensor
US4016524A (en) Sensor for a gas detector, in particular for smoke detection
EP0130785B1 (en) Gas detecting element
Papadopoulos et al. Effect of surface catalysts on the long-term performance of reactively sputtered tin and indium oxide gas sensors
CN111656172A (zh) 氧化铝掺杂的金属氧化物气体传感器
Bhowmick et al. Multilayered and chemiresistive thin and thick film gas sensors for air quality monitoring
EP0022369B1 (en) Combustible gas detecting elements
US20100032318A1 (en) System and method for ammonia and heavy hydrocarbon (hc) sensing
JP2002243692A (ja) 窒素酸化物ガスセンサ
JPH1172476A (ja) 窒素酸化物ガスセンサ
JPH0532695B2 (ja)
JPH0875698A (ja) ガスセンサ
JP3541968B2 (ja) 硫化水素系ガスのセンサ
JP3026523B2 (ja) ガスセンサ
JP2922264B2 (ja) ガスセンサ
JPH07198651A (ja) 薄膜ガスセンサー及びその製造方法
JPH11337518A (ja) 炭化水素センサ
JP2575479B2 (ja) ガスセンサ
JP3424893B2 (ja) Noxガス検知素子
KR100246719B1 (ko) Wo3 감지막을 이용한 nox 가스 감지 소자 및 그의 제조 방법
JP3919306B2 (ja) 炭化水素ガス検知素子