JPH043897Y2 - - Google Patents

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JPH043897Y2
JPH043897Y2 JP1984192872U JP19287284U JPH043897Y2 JP H043897 Y2 JPH043897 Y2 JP H043897Y2 JP 1984192872 U JP1984192872 U JP 1984192872U JP 19287284 U JP19287284 U JP 19287284U JP H043897 Y2 JPH043897 Y2 JP H043897Y2
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JP
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push rod
silencer
brake lever
latch
rattling
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JP1984192872U
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JPS61107671U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は車両のハンドブレーキの操作装置に関
するものである。
[従来の技術] ハンドブレーキにおけるプツシユロツドの径方
向のガタツキを抑えるものは、実開昭58−52060
号公報に開示されている。しかし、従来のものは
プツシユロツドの径方向の揺れだけを抑えるだけ
であり、ブレーキ操作時の騒音発生源であるプツ
シユロツド、ばね、爪片などのガタツキを効果的
に減衰させるに十分とは言えない。
プツシユロツドにゴムからなる円板を支持した
だけでは、常にプツシユロツドがブレーキレバー
の円筒内面と同心状態にあるわけではない(傾
く)から、円板と円筒内面との間に多少の隙間が
必要である。したがつて、プツシユロツドの径方
向のガタツキだけを規制するだけでは、ブレーキ
操作時戻しばねとラツチを乗り越える爪片とが、
プツシユロツドを軸方向にガタつかせ、ブレーキ
レバーの円筒部が騒音を増幅していた。
[考案が解決しようとする問題点] 本考案の目的は上述の問題に鑑み、プツシユロ
ツドの軸方向のガタツキを抑え、爪片や戻しばね
のガタツキによる騒音を減衰する、ハンドブレー
キの操作装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本考案の構成はプ
ツシユロツドに結合した1対のストツパの間に、
ゴムなどの弾性体からなるサイレンサを摺動可能
に外嵌支持し、サイレンサに放射方向に延びる複
数のリツプを一体に形成し、リツプをブレーキレ
バーの円筒内面に変形状態に係合したものであ
る。
[作用] 本考案によれば、プツシユロツドに支持された
ゴムなどの弾性体からなるサイレンサが、径外方
に延びる複数のリツプを、ブレーキレバーの円筒
内面に変形した状態で係合されるので、プツシユ
ロツドの径方向はもちろん軸方向のガタツキをも
減衰する。プツシユロツドの軸方向のガタツキが
抑えられるので、戻しばねや爪片の振動も抑えら
れ、騒音が大幅に低減される。
[考案の実施例] 第1図に示すように、車体側に固定したラツチ
板7にラツチ11が設けられ、ラツチ板7に支軸
10によりブレーキレバー15が回動可能に支持
される。ブレーキレバー15の断面逆U字形をな
す基端部に、ピン9によりケーブル8が連結さ
れ、ケーブル8の終端は車輪のブレーキレバー
(図示せず)に連結される。
ブレーキレバー15の先端は円筒状とされ、円
筒部にプツシユロツド13とサイレンサ14が支
持される。プツシユロツド13の基端はピン12
により爪片5に連結される。爪片5は中間部分を
支軸6によりブレーキレバー15に支持され、先
端をラツチ11に噛み合される。
プツシユロツド13の先端はブレーキレバー1
5の先端部に摺動可能に支持した解除ボタン2に
結合される。解除ボタン2とブレーキレバー15
の円筒部に固定したばね座4との間に戻しばね3
が介装される。戻しばね3の力によりプツシユロ
ツド13は第1図において左方へ押され、爪片5
が支軸6を中心として反時計方向に回動されてラ
ツチ11に噛み合い、ブレーキレバー15をその
傾きに保持する。
第2図に示すように、本考案によれば、サイレ
ンサ14はゴムなどの弾性体から構成され、中心
の軸穴13aをプツシユロツド13のストツパ1
6と17の間に摺動可能に支持される。
第3図に示すように、サイレンサ14は単なる
円板ではなく、放射方向に延びる複数のリツプ1
4aを一体に備えている。リツプ14aはブレー
キレバー15の円筒部の半径よりも長く、押し縮
められた状態で円筒内面21にきつく係合され、
円筒内面21に対し摺動可能である。
第4図に示すように、サイレンサ14のリツプ
14bは3個でもよい。サイレンサ14の中心の
軸穴13aは、プツシユロツド13に対し適当な
摩擦力をもつように、プツシユロツド13の外径
よりも小さくされる。
本考案は上述のように、サイレンサ14の軸穴
13aをプツシユロツド13に適当な摩擦力をも
つて摺動可能に支持し、サイレンサ14のリツプ
14aをブレーキレバー15の円筒内面21へ係
合したものである。爪片5は戻しばね3の力によ
りラツチ11に噛み合されているので、ブレーキ
レバー15を支軸10を中心として引き上げる
と、爪片5がラツチ11を乗り越える時、爪片5
の正逆回転とプツシユロツド3の往復振動とが生
じるが、サイレンサ14のリツプ13aの変形に
よりプツシユロツド13の振動が抑えられるの
で、爪片5の振動も抑えられ、振動騒音が低減す
る。
[考案の効果] 本考案ではサイレンサがブレーキレバーの円筒
内面とプツシユロツドとに係合されているので、
サイレンサの摩擦係合力とリツプの変形により、
プツシユロツドの軸方向のガタツキが抑えられ、
戻しばねと爪片のガタツキも抑えられる。したが
つて、爪片は整然とラツチを乗り越えるので、爪
片とラツチとの噛合い変化による高周波の振動や
騒音が大幅に低減する。
車両走行中の車体の上下方向の振動に対して
は、リツプが撓んでブレーキレバーの円筒部での
プツシユロツドの径方向の振動を減衰し、プツシ
ユロツドと爪片との連結部のガタによる振動騒音
を抑える。
解除ボタンの操作によりプツシユロツドが軸方
向に移動する時、リツプが変形するだけでなく、
サイレンサとプツシユロツドとの間の摩擦滑りが
生じ、戻しばねとブレーキレバーとの接触による
振動騒音を抑える。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るハンドブレーキの操作装
置の側面断面図、第2図は同ハンドブレーキの操
作装置の要部を拡大して示す側面断面図、第3図
はサイレンサについての正面図、第4図はサイレ
ンサの他の実施例を示す正面図である。 2……解除ボタン、3……戻しばね、5……爪
片、6……支軸、7……ラツチ板、10……支
軸、11……ラツチ、13……プツシユロツド、
13a……軸穴、14……サイレンサ、14a…
…リツプ、15……ブレーキレバー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. プツシユロツドに結合した1対のストツパの間
    に、ゴムなどの弾性体からなるサイレンサを摺動
    可能に外嵌支持し、サイレンサに放射方向に延び
    る複数のリツプを一体に形成し、リツプをブレー
    キレバーの円筒内面に変形状態に係合したことを
    特徴とする、ハンドブレーキの操作装置。
JP1984192872U 1984-12-21 1984-12-21 Expired JPH043897Y2 (ja)

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JP1984192872U JPH043897Y2 (ja) 1984-12-21 1984-12-21

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JP1984192872U JPH043897Y2 (ja) 1984-12-21 1984-12-21

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JPS61107671U JPS61107671U (ja) 1986-07-08
JPH043897Y2 true JPH043897Y2 (ja) 1992-02-05

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5852060B2 (ja) * 1980-08-06 1983-11-19 日立建機株式会社 地下連続壁掘削装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56143151U (ja) * 1980-03-28 1981-10-28
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JPS5852060B2 (ja) * 1980-08-06 1983-11-19 日立建機株式会社 地下連続壁掘削装置

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JPS61107671U (ja) 1986-07-08

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