JPH0438338Y2 - - Google Patents

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JPH0438338Y2
JPH0438338Y2 JP1985122595U JP12259585U JPH0438338Y2 JP H0438338 Y2 JPH0438338 Y2 JP H0438338Y2 JP 1985122595 U JP1985122595 U JP 1985122595U JP 12259585 U JP12259585 U JP 12259585U JP H0438338 Y2 JPH0438338 Y2 JP H0438338Y2
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JP
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shutter
film
winding
driven
rotates
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JP1985122595U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はデイスクカメラの巻上機構に関し、
特にデイスクカメラの手動による巻上機構に関す
る。
〔従来の技術〕
円板状のデイスクフイルムを回転させて15枚の
画面を撮影するデイスクカメラは、小型軽量で操
作性が良好であり、同時にフイルムの安定性にも
優れているので、超小型カメラの決定版になりつ
つある。
一般に、デイスクフイルムの各駒間の回転角は
24度であるが、スタート位置から1駒目までと15
駒から最終の巻上停止位置までは略その半分しか
回転しない。
これに対して、シヤツタのチヤージ角は常に一
定であるので、フイルムの巻上げとシヤツタのチ
ヤージとを連動させるには、構造の複雑なクラツ
チ機構が必要になる。
このような複雑な構造を避けるため、従来のデ
イスクカメラはフイルムの巻上げやシヤツタのチ
ヤージをカメラに内蔵した電動モータで夫々別個
に行なうようにするか、シヤツタにチヤージ操作
の不要なエバーセツトシヤツタを採用していた。
すなわち、前者においては、フイルム巻上時に
はフイルムだけを所定の方向に回転させ、フイル
ムの外周部に24度間隔で設けられた位置決め用の
切欠部に巻止爪が落込むことによつて、モータへ
の通電を断つてフイルムの回転を停止させ、撮影
に当つてレリーズボタンを押圧すると、先ず上記
のモータへ通電されてシヤツタがチヤージされた
後レリーズされるようになつていた。
また、後者においては、フイルム巻上時には前
者と同様にフイルムだけを所要角度回転させ、撮
影に当つてレリーズボタン押圧の第1ストローク
でシヤツタをチヤージし、続く第2ストロークで
シヤツタをレリーズするものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、このような従来のデイスクカメ
ラにあつては、前者はシヤツタ作動に先立つてシ
ヤツタがモータによりチヤージされるので、レリ
ーズボタンを押圧してから実際にシヤツタが作動
するまでにはある程度のタイムラグが見込まれ、
動きの早い被写体の場合にはシヤツタチヤンスを
失するおそれがあつた。
また、後者もシヤツタ作動に先立つてシヤツタ
がチヤージされる点は前者と同様であるが、その
チヤージはレリーズボタンの押圧力を利用して行
なわれるので、レリーズボタン押圧のストローク
及び力量が共に大きくなり、レリーズボタン押圧
からシヤツタ作動までのタイムラグを小さくしよ
うとして、レリーズボタン押圧を急激に行なうと
カメラブレを生ずるおそれがあつた。
さらに、現在市販されているデイスクカメラ
は、すべてカメラ本体に電動モータ及びその電源
を含んだ電動巻上機構を内蔵したものであつて、
操作性は良好であるが、その分カメラ本体の大き
さや重さが増大して携帯性に難があり、より小型
軽量な手動巻上げのデイスクカメラが要望されて
いた。
この考案は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、上述のような従来の諸問題を解決し得るデイ
スクカメラの巻上機構を提供することを目的とす
る。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため、この考案によるデイスクカメラの巻
上機構は、外部から操作する巻上部材に連動して
往復回転する駆動部材と、この駆動部材に結合ば
ねを介して従動する従動部材とを設け、上記駆動
部材によりシヤツタ作動部材をチヤージ状態に駆
動すると共に、上記従動部材に一方向クラツチを
介してフイルム巻上部材を連動させ、それによつ
てデイスクフイルムを所要角度回転させるように
したものである。
〔作 用〕
上記のように構成することにより、巻上部材に
連動して往復回転する駆動部材によつてシヤツタ
作動部材を所定角度回転させてシヤツタをチヤー
ジ状態にすることができ、この駆動部材に結合ば
ねを介して従動する従動部材によつてフイルム巻
上部材を回転させることにより、円板状のデイス
クフイルムを所要角度回転させデイスクフイルム
が所定の位置で停止した後は、上記従動部材及び
フイルム巻上部材の回転が停止したまま、結合ば
ねが伸長して駆動部材だけが所定角度回転するこ
とができ、構造簡単な手動によるデイスクカメラ
の巻上機構を得ることが可能となる。
〔実 施 例〕
以下、添付図面の第1図乃至第4図を参照して
この考案の実施例を説明する。
第1図及び第2図は共にこの実施例の巻上前の
状態を示している。
外部から操作し得る操作部1aを有するスライ
ド板である巻上部材1を長孔1bと軸2とでデイ
スクカメラの本体固定部に摺動自在に装着し、こ
の巻上部材1に連結ピン3を垂設して、軸4で枢
着したレバーである駆動部材5の一端二又部5a
に緩嵌させ、駆動部材5をばね6によつて右旋方
向に付勢する。
駆動部材5と同軸4に扇形歯車7aを一体とし
たレバーである従動部材7を枢着し、駆動部材5
との間に結合ばね8を係着して、常時は従動部材
7の側面7bが駆動部材5の壁面5bに係合して
駆動、従動両部材5,7が一体となるようにして
いる。
また、本体固定部にフイルム巻上部材であるフ
イルム巻上軸9を回転自在に装着し、その下端部
にクラツチ歯10を一体に形成し、フイルム装填
時、デイスクフイルム11の中心部に設けられた
クラツチ内歯12に噛み合うようにする。
さらに、本体固定部に矢示A方向に付勢される
巻止レバー13を僅かに回転並びにその回転と直
交する方向へ変位可能に設け、その一端に巻止爪
13aを下垂して設け、フイルム巻上時、この巻
止爪13aの先端部がデイスクフイルム11の表
面に軽く圧接して摺動し、位置決め用の切欠部1
1aに係合するに及んで落込み、フイルムの回転
によつて若干同動した後、巻止レバー13の回転
が止められるようにしている。
フイルム巻上軸9の上端部にはクラツチ外輪1
4を回転自在に装着し、このクラツチ外輪14の
外周部に歯部14aを設けて従動部材7の扇形歯
車7aに連結し、従動部材7の往復運動により、
クラツチ外輪14は往復回転するが、フイルム巻
上軸9は一方向クラツチ15によつて時計方向に
のみ回転するようにする。
一方、本体固定部に軸16でシヤツタ作動部材
17を枢着し、開きばね18により右旋方向に付
勢する。シヤツタ作動部材17の一腕17aに、
駆動部材5の一端に垂設した半円柱状の駆動ピン
19を係脱可能となし、駆動部材5の反時計方向
の回転により、駆動ピン19がシヤツタ作動部材
17を開きばね18に抗して反時計方向に回転さ
せるようにし、他腕17bの先端部に垂直面17
c及び斜面17dを形成する。
また、軸20で係止レバー21を枢着して一体
に形成したばね片21aを固定ピン22に係合さ
せることにより左旋方向に付勢し、その一端に係
止段部21bを設けてシヤツタ作動部材17をチ
ヤージ状態で係止し得るようにし、他端に斜面部
21cを設けて、外部から押圧可能なレリーズボ
タン23の斜面部23aに係合させ、レリーズボ
タン23を押圧することにより、係止レバー21
がばね片21aの付勢力に抗して右旋して、シヤ
ツタ作動部材17の係止が解除されるようにす
る。
さらに、軸24でシヤツタ羽根25を枢着し、
固定部との間に、開きばね18より弱い閉じばね
26を係着して右旋方向に付勢し、シヤツタ羽根
25の一腕25aに垂直面25b及び斜面25c
を設け、シヤツタ作動部材17が左旋する時に
は、斜面17dがシヤツタ羽根25の斜面25c
を乗り越えて回転し、右旋する時には、シヤツタ
作動部材17の垂直面17cがシヤツタ羽根25
の垂直面25bを駆動して閉じばね26に抗して
シヤツタ羽根25を左旋させて撮影レンズ開口部
27を開放した後、シヤツタ作動部材17とシヤ
ツタ羽根25との係合が外れ、シヤツタ羽根25
が閉じばね26の付勢力によつて右旋して図示の
状態となるように夫々の関係位置を定める。
次に、このような構成からなる実施例の作用を
説明する。
第1図及び第2図に示す状態から巻上部材1を
右行させると、連結ピン3を介して駆動部材5が
ばね6に抗して左旋し、駆動ピン19がシヤツタ
作動部材17を開きばね18に抗して左旋させ、
その一腕17bがシヤツタ羽根25の一腕25a
を乗り越えた時点で係止レバー21がシヤツタ作
動部材17を係止してシヤツタチヤージが完了す
る。
これと並行して、従動部材7が結合ばね8の付
勢力により、駆動部材5に追従して一体となつて
左旋し、一方向クラツチ15を介してフイルム巻
上軸9が時計方向に回転してデイスクフイルム1
1が同動する。
デイスクフイルム11が所要角度回転すると、
巻上爪13aが外周の切欠部11aに係合して僅
かに回転方向に同動した後停止してデイスクフイ
ルム11の回転が阻止される。
これにより、フイルム巻上軸9、クラツチ外輪
14、従動部材7の回転も阻止されるので、その
後は駆動部材5だけが結合ばね8を伸長しながら
回転して第3図に示す状態となり、この状態で巻
上部材1を釈放すると、フイルム巻上軸9は回転
することなく、駆動部材5がばね6により巻上部
材1及び従動部材7を伴つて復帰して撮影準備が
完了する。
この状態で、レリーズボタン23を押圧すると
その下面の斜面23aにより係止レバー21が自
己の付勢力に抗して右旋するので、シヤツタ作動
部材17が自由になつて開きばね18の付勢力に
よつて右旋し、一腕17bが腕25aを駆動して
シヤツタ羽根25を閉じばね26に抗して左旋さ
せ、撮影レンズ開口部27が開放されて第4図に
示す状態となる。
シヤツタ作動部材17がさらに回転すると、腕
17bと腕25aとの係合が脱せられるのでシヤ
ツタ羽根25は閉じばね26により右旋して撮影
レンズ開口部27が閉鎖され、シヤツタ作動が完
了して再び第2図に示す状態に復帰する。
なお、シヤツタ羽根25の開放時、図示しない
機構により巻止爪13aが若干持ち上げられてデ
イスクフイルム11の切欠部11aから離脱する
ので巻止爪13aは巻止レバー13の付勢力によ
り僅かに左旋方向に変位し、シヤツタ羽根25の
閉止によりフイルム面上に圧接してフイルムの巻
上げが可能となる。
〔考案の効果〕
以上述べたように、この考案によるデイスクカ
メラの巻上機構は、巻上げにより所定角度回転す
る駆動部材によりシヤツタをチヤージし、この駆
動部材に結合ばねを介して従動する従動部材によ
りフイルムを巻上げるようにしたので、デイスク
フイルムのように巻上角度が異なる場合でも、フ
イルム停止後は上記結合ばねが伸長することによ
り容易にその角度差を吸収することができる。
したがつて、極めて簡単な構成で手動によるデ
イスクカメラの巻上機構を得ることができ、タイ
ムラグやカメラブレのない小型軽量なデイスクカ
メラを安価に供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す分解斜視
図、第2図乃至第4図は同じくその各作動状態を
示す平面図である。 1……巻上部材、5……駆動部材、7……従動
部材、8……結合ばね、9……フイルム巻上軸
(フイルム巻上部材)、11……デイスクフイル
ム、15……一方向クラツチ、17……シヤツタ
作動部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外部より操作する巻上部材と、該巻上部材に連
    動して所定角度往復回転する駆動部材と、該駆動
    部材に結合ばねを介して従動回転する従動部材
    と、上記駆動部材によつてチヤージ状態に駆動さ
    れるシヤツタ作動部材と、上記従動部材に一方向
    クラツチを介して連動し、デイスクフイルムを所
    要角度回転させるフイルム巻上部材とからなるこ
    とを特徴とするデイスクカメラの巻上機構。
JP1985122595U 1985-08-12 1985-08-12 Expired JPH0438338Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985122595U JPH0438338Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985122595U JPH0438338Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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Publication Number Publication Date
JPS6233032U JPS6233032U (ja) 1987-02-27
JPH0438338Y2 true JPH0438338Y2 (ja) 1992-09-08

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ID=31012930

Family Applications (1)

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JP1985122595U Expired JPH0438338Y2 (ja) 1985-08-12 1985-08-12

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4844819A (ja) * 1971-10-06 1973-06-27

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4844819A (ja) * 1971-10-06 1973-06-27

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JPS6233032U (ja) 1987-02-27

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