JPH0436730Y2 - - Google Patents

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JPH0436730Y2
JPH0436730Y2 JP5985388U JP5985388U JPH0436730Y2 JP H0436730 Y2 JPH0436730 Y2 JP H0436730Y2 JP 5985388 U JP5985388 U JP 5985388U JP 5985388 U JP5985388 U JP 5985388U JP H0436730 Y2 JPH0436730 Y2 JP H0436730Y2
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saucer
opening
plate
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body case
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、箱状のケース体内に容器を収納した
化粧用コンパクト容器に係り、更に詳しくは、ケ
ース体側に容器の出し入れに連動して自動的に開
閉される蓋板を設けた化粧用コンパクト容器に関
する。
〔従来の技術〕
従来、口紅やアイシヤドー等のペースト状化粧
料および塗布用の筆具など化粧用品一式を収納し
た容器を、箱状のケース体内に出し入れする構造
のものとしては、既に多くのものが市販品として
供され、且つ提案されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる従来の箱状ケース体に収
納容器をスライドさせて出し入れする構造のコン
パクト容器の場合、ケース体が箱状に形成された
ものであるために、容器側はもとより、ケース体
の内外のいずれの部位にも化粧用鏡が取り付け難
いという事情がある。したがつて、従来のこの種
のコンパクト容器としては、化粧鏡は別途に携帯
せざるを得ないといつた不便さがある。
本考案の課題は、蓋部材としての機能がある箱
状ケース体の一部に化粧鏡が取り付けられるよう
にし、しかも、その蓋部材を自動的に開閉できる
ようにして、使用性を高めた化粧用コンパクト容
器を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この課題を達成するために、本考案による化粧
用コンパクト容器は次なる構成となつている。
即ち、前部を開口端とした箱状の本体ケースを
形成して、この本体ケース10内にはスプリング
17に抗して押し込み摺動可能に受皿20を収納
してある。
また、本体ケース10の天板部11に開口部1
2を設けて、この開口部12にはこれを開閉する
蓋板30が軸支部31を介して蝶開自在に取り付
けてある。
そして、この軸支部31に下向突起状の回動作
用部32a,32bを設け、さらに、蓋板30の
下面に鏡33とロツク爪34をそれぞれ設けてあ
る。
一方、前記受皿20の後端部に係合突起部23
を設けるとともに、受皿20の上面にロツク爪3
4に係脱する係止凹部25を設け、係合凹部25
とロツク爪23の係合状態を前記スプリング17
の力で保持してある。
このスプリング17の力に抗した押し込みによ
る受皿20の摺動によつてロツク爪34と係止凹
部25との係合状態を解除するとともに、その後
の受皿20の引き出しにより係合突起部23が前
記蓋板30側の回動作用部32aに係合して、こ
のときの当接力で蓋板30を開く方向に回動せし
め、受皿20の押し込み時に係合突起部23が回
動作用部32bに作用して蓋板30を閉じる方向
に回動せしめ、その後、係止凹部25にロツク爪
34が係合するよう構成して化粧用コンパクト容
器とした。
〔作用〕
本体ケース10内に受皿20が収納された状態
から、使用に際して、受皿20をスプリング17
に抗して押し込むと、蓋板30側のロツク爪34
から受皿20側の係止凹部25が一旦後方へ離脱
する方向に逃げる。受皿20への押し込み力を解
除すると、スプリング17による弾性反発力で受
皿20が押し戻される。この受皿20の後退によ
つて、受皿20側の係合突起部23が後方から蓋
板30側の回動作用部32aに当接し、この当接
力で蓋板30を開く方向に反転させる。そして、
必要に応じて(第1図〜第3図の実施例の場合)
この状態からさらに受皿20を引き出し、使用で
きる状態にセツトする。
受皿20の収納に際しては、受皿20を押し込
むと、開かれている蓋板30の回動作用部32b
に受皿20側の係合突起部23が当接し、この当
接力で蓋板30が閉じる方向に回動する。
次いで、蓋板30のロツク爪34が受皿20側
の係止凹部25に係合する。そして、受皿20の
押し込みをやめるとスプリング17の弾性反発力
でロツク爪34と係止凹部25の係合が保持され
る。
〔実施例〕
以下、本考案による化粧用コンパクト容器の一
実施例について図面を参照しつつ説明する。
第1図〜第3図は、本考案の第一実施例を示
す。この、実施例では全体が前後方向に長い長方
体の箱状に本体ケース10が形成され、この本体
ケース10は、前部が開口されてここから受皿2
0がスライド方式で出し入れ自在となつている。
本体ケース10内では両側の側壁に受皿20の
摺動を案内するガイド長溝14,14が設けら
れ、このガイド長溝14,14に係合して摺動を
案内される受皿20の後部両側には、抜け止めス
トツパー26,26が設けられ、受皿20の出し
入れに際して、本体ケース10の前部両側のガイ
ド長溝14,14内に設けた図示しない係止スト
ツパーに係止して、受皿20が本体ケース10の
後部開口端から完全に抜けて脱落しないようにな
つている。本体ケース10の前部開口端にはこの
端面から内方に食い込んだ操作凹部端13が設け
てあり、端面の面一位置から受皿20を操作凹部
端13まで押し込めるようにしてある。
また、本体ケース10の上部天板部11には開
口部12が設けられ、この開口部12を蓋板30
で閉塞するようになつている。この蓋板30は後
端の軸支部31で本体ケース10側に蝶開自在に
支持され、使用時に開口部12を開く方向に反転
させることにより、内面に貼着された鏡33を使
用できるように形成されている。また、蓋板30
の上面を水平面とした場合、軸支部31から下向
きに延びる形で突起状の第1の回動作用部32a
が形成されているとともに、蓋板30の上面の水
平面延長面上に位置する形で第2の回動作用部3
2bが設けられている。この第1の回動作用部3
2aから前方に離れた鏡33の上方位置下面に
は、前端面から後方へ内向き鋭角θで傾斜した爪
状のロツク爪34が突設されている。即ち、この
ロツク爪34により閉じた蓋板30が閉錠される
ようになつている。
一方、受皿20の構造は、第1図で明らかなよ
うに、一部に形成した凹部内に口紅やアイシヤド
ー等の数種のペースト状化粧料C1,C2が充填し
てあり、更にはこれら各化粧料C1,C2を塗布使
用する塗布筆を収納する凹部21が設けてある。
また、この受皿20の後部には前後方向に一対の
プレート部22,22が延びており、これらプレ
ート部22,22の各先端には係合突起部23,
23がプレート面から上方向に突出して形成され
ている。プレート22,22間にはバネ当て突起
部24が設けられ、このバネ当て突起部24を本
体ケース10の内部前方に弾着されたスプリング
17に突き当てるようになつている。更に、受皿
20の上面ほぼ中央部には蓋板30側のロツク爪
34が係脱する係止凹部25が穿設され、この係
止凹部25はロツク爪34の傾斜角度θに対応し
た角度で斜め前方に切り込んで形成されている。
ロツク爪34と係止凹部25との係脱構造は、
側面断面を示す第2図aのように、係止凹部24
側の寸法が、ロツク爪34の係合時における前後
方向へ食い込み長さ寸法l1と、このロツク爪34
が係止凹部25から鉛直方向に抜け脱し得るだけ
の抜き代寸法l2とを見込んだものとなつている。
次に、かかる構成による実施例の動作態様およ
び作用は、第2図a,bのように、本体ケース1
0内に受皿20が収納された状態では、本体ケー
ス10の後壁16と蓋板30の第1の回動作用部
32aとの間に、受皿20の両側の係合突起部2
3,23が位置しており、また、蓋板30のロツ
ク爪34が受皿20の係止凹部25に係合してい
る。
受皿20の取り出しに際しては、本体ケース1
0の後部開口端に面一となつている受皿20を操
作凹部端13まで押し込む。この押し込みによつ
て、受皿20の前端部で本体ケース10内のスプ
リング17が押圧縮される。
この受皿20の押し込みによる後退移動で、係
止凹部25が係合状態にある蓋板30のロツク爪
34から抜け出るようにして離脱する。その際、
傾斜凹部25の傾斜面でロツク爪34を解して蓋
板30が僅かに回動して上方に押しあげられる。
こうして、受皿20への押し込み力を解除する
と、受皿20がスプリング17の弾性反発力でこ
の伸張ストローク分の距離を前進方向に押し戻さ
れる。この受皿20の前進で、受皿20の係合突
起部23,23が後側から蓋板30の第1の回動
作用部32aに当接し、この当接力でそれまで僅
かに開かれている蓋板30を更に開く方向に、つ
まり第3図における反時計回り方向に反転させ
る。完全に反転し終えると、受皿20の係合突起
部23,23が蓋板30の第1回動作用部32a
から離れる(第3図参照)。この時点で、本体ケ
ース10内では受皿20に対する係合る拘束が解
かれ、本体ケース10の操作凹部端13から飛び
出した受皿20の前部を把持してこれを第2図の
ように使用可能な位置まで引き出す。反転した蓋
板30ではその内側の鏡33が化粧に備えて使用
できる状態にセツトされている。
受皿20における化粧料C1,C2等の使用を終
え、受皿20を再び本体ケース10内に収納する
場合は、先の取り出し操作と逆の手順で受皿20
を押し込む。この押し込みのほぼ最終段階で、受
皿20側の係合突起部23,23が開いた状態の
蓋板30の第2の回動作用部32bに前方から当
接し、軸支部31を介して今度は蓋板30が閉じ
る方向に図の時計回り方向に回動する。なおも受
皿20が押し込まれると、係合突起部23,23
が第1の回動作用部32aの後方に逃げ、第2図
a,bの収納保管状態になる。この時、蓋板30
のロツク爪34は受皿20の係止凹部25に不完
全な状態で係合しているので、蓋板30を上方か
ら押し下げると係止凹部25に完全に係合し、ス
プリング17の力で蓋板30が受皿20側にロツ
クされ、本体ケース10の開口端12を閉塞す
る。
次に、第4図に本考案の第2実施例を示す。こ
こで、第一実施例に対応する部材には同一符号が
付してある。
即ち、この第2実施例では、本体ケース10の
天板部11のほぼ全長全域にわたつて開口部12
を設けてあり、したがつて、蓋板30としても開
口部12の大きさに対応させて形成し、蓋板30
を開いてその直下の受皿20を使用可能に開放す
る構造である。この場合、受皿20のスライド量
としては、第一実施例で示した押し込みストロー
クのみである。
また、蓋板30側のロツク爪34に対応する位
置として、受皿20側の係止凹部25は最前部に
設けられている。
なお、第1実施例では、蓋板30を開かなくと
も受皿20を引き出せば化粧料を使用できるの
で、蓋板30を設けた理由は鏡33をつけるため
のみである。
これに対し、第2実施例では蓋板30を開かな
い限り化粧料を使用できないので、蓋板30を設
ける理由が第1実施例と異なる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案による化粧用コン
パクト容器は、箱状の本体ケース10に受皿20
を引き出し状に収納するようにしたこの種の従来
容器が、箱状であるがゆえに鏡33の内部への設
置は構造的に無理であるのに対して、受皿20の
押し込みに自動的に連動して、本体ケース10の
天板部11の一部または全域にわたつて設けた蓋
板30の内側に鏡33をセツトでき、非常に使用
性が向上し、従来のように別に鏡部材を携帯して
いた不便さが解消される効果がある。また、蓋板
30が自動開閉できるため、この点でも使い勝手
がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は、本考案による化粧用コンパ
クト容器の一実施例を示し、第1図は全体の斜視
図、第2図aは第1図のA1−A1断面図、第2
図bは第1図のA2−A2断面図、第3図は動作
態様を示した部分断面図、第4図は第2実施例を
示した断面図である。 10……本体ケース、11……天板部、12…
…開口部、17……スプリング、20……受皿、
23……係合突起部、25……係止凹部、30…
…蓋板、31……軸支部、32a,32b……回
動作用部、33……鏡、34……ロツク爪。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 前部を開口端とした箱状の本体ケースを形成し
    て、この本体ケース10内にはスプリング17に
    抗して押し込み摺動可能に受皿20を収納し、ま
    た、本体ケース10の天板部11に開口部12を
    設けて、この開口部12にはこれを開閉する蓋板
    30が軸支部31を介して蝶開自在に取り付けて
    あると共に、また、軸支部31に下向突起状の回
    動作用部32a,32bを設け、さらに、蓋板3
    0の下面に鏡33とロツク爪34をそれぞれ設
    け、一方、前記受皿20の後端部に係合突起部2
    3を設けるとともに、受皿20の上面にロツク爪
    34に係脱する係止凹部25を設け、係合凹部2
    5とロツク爪23の係合状態を前記スプリング1
    7の力で保持し、このスプリング17の力に抗し
    た押し込みによる受皿20の摺動によつてロツク
    爪34と係止凹部25との係合状態を解除すると
    ともに、その後の受皿20の引き出しにより係合
    突起部23が前記蓋板30側の回動作用部32a
    に係合して、このときの当接力で蓋板30を開く
    方向に回動せしめ、受皿20の押し込み時に係合
    突起部23が回動作用部32bに作用して蓋板3
    0を閉じる方向に回動せしめ、その後、係止凹部
    25にロツク爪34が係合するよう構成してなる
    化粧用コンパクト容器。
JP5985388U 1988-05-06 1988-05-06 Expired JPH0436730Y2 (ja)

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JPH01164919U JPH01164919U (ja) 1989-11-17
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