JPH04362653A - 電子写真感光体 - Google Patents

電子写真感光体

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JPH04362653A
JPH04362653A JP13890991A JP13890991A JPH04362653A JP H04362653 A JPH04362653 A JP H04362653A JP 13890991 A JP13890991 A JP 13890991A JP 13890991 A JP13890991 A JP 13890991A JP H04362653 A JPH04362653 A JP H04362653A
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JP
Japan
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group
charge
substance
compound
electrophotographic photoreceptor
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Pending
Application number
JP13890991A
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English (en)
Inventor
Seiji Tai
誠司 田井
Mitsuo Katayose
光雄 片寄
Yoshii Morishita
芳伊 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Corp
Original Assignee
Hitachi Chemical Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04362653A publication Critical patent/JPH04362653A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体レーザー発振領
域である700〜800nm前後の長波長光に対して高
感度を有する電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子写真感光体としては、アルミ
ニウム等の導電性基板上に50μm程度のセレン(Se
)膜を真空蒸着法により形成したものがある。しかし、
このSe感光体は、波長500nm付近までしか感度を
有していない等の問題がある。また、導電性基板の上に
50μm程度のセレン層を形成し、この上に更に数μm
のセレン−テルル(Se −Te)合金層を形成した感
光体があるが、この感光体は、上記Se −Te 合金
のTeの含有率が高い程、分光感度が長波長にまで伸び
る反面、Te の添加量が増加するにつれて表面電荷の
保持特性(与えられた表面電荷を暗所で保持する能力)
が不良となり、事実上、感光体として使用できなくなる
という重大な問題がある。
【0003】また、アルミニウム基板の上に1μm程度
のクロロシアンブルー又はスクワリリウム酸誘導体をコ
ーティングして電荷発生層を形成し、この上に絶縁抵抗
の高いポリビニルカルバゾール又はピラゾリン誘導体と
ポリカーボネート樹脂との混合物を10〜20μmコー
ティングして電荷輸送層を形成したいわゆる複合二層型
の感光体もあるが、この感光体は700nm以上の光に
対して感度を有していないのが実状である。
【0004】さらに、この複合二層型の感光体において
、上記欠点を改善した、即ち、半導体レーザー発振領域
780nm前後に感度を有する感光体もあるが、これら
のうち多くのものが真空蒸着法によって周期律表のII
I 族又はIV族の金属を中心金属に持つ金属フタロシ
アニンの膜厚1μm程度の薄膜を形成した後、シフト化
剤溶液中に浸漬するか又はその蒸気に接触させることに
よって本来650nm前後である吸収帯を780nm前
後にシフトさせ、長波長感度を実現させている。
【0005】この膜の上に絶縁抵抗の高いポリビニルカ
ルバゾール又はピラゾリン誘導体若しくはヒドラゾン誘
導体とポリカーボネート樹脂若しくはポリエステル樹脂
との混合物を10〜20μmコーティングして電荷輸送
層を形成して複合二層型の感光体を形成している。
【0006】しかしながら、この場合、電荷発生層とし
て用いられている周期律表のIII 族又はIV族の金
属を中心金属に持つ金属フタロシアニン薄膜は、本質的
に半導体レーザー発振領域780nm前後に吸収がなく
、シフト化剤で処理しない限り、この薄膜を用いて形成
した感光体は、780nm前後の光に対して感度を有し
ないか又は低感度であるという重大な問題がある(特開
昭58−158649号公報参照)。
【0007】レーザー光を光源とし、電子写真感光体を
用いたレーザービームプリンタ等では、近年、半導体レ
ーザーを光源に用いることが種々試みられており、この
場合、該光源の波長は780nm前後であることから、
780nm前後の長波長光に対して高感度な特性を有す
る電子写真感光体が強く要求されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明は
、780nm前後の長波長の光に対して高い感度を有す
る電子写真感光体を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、導電性支持体
上に有機光導電性物質を含有する光導電層を有する電子
写真感光体において、前記有機光導電性物質として、一
般式(I)
【化4】 〔式中、Mは、Si 、Al 、Ga 、In 、Ge
 又はSn を表し、環A1 〜A8 はそれぞれ独立
にベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、
【化5】
【化6】 を表し、置換基Xはそれぞれ独立にハロゲン原子、−R
1 、−OR2 、−SR3、−Si R4 R5 R
6 、−SO2 NR7 R8 、−SO2 R9 、
−COR10、−COOR11、−CONHR12、−
NR13R14、−R15−OR16、−NO2 、−
SO3 H、−CN及び−NHCOR17から成る群か
ら選択され、g、h、i、j、k、l、m及びnは、そ
れぞれ独立に0〜8の整数を表し、置換基Xの個数を表
し、Y1 及びY2 は存在しても、存在しなくてもよ
く、それぞれ独立にハロゲン原子、ヒドロキシル基、−
R18、−OR19又は−OSi R20R21R22
を表し、R1 〜R22は水素原子、アルキル基、シク
ロアルキル基、アリール基、ハロゲン化アルキル基又は
珪素含有基を表す〕で示される化合物を含有してなる電
子写真感光体に関する。
【0010】前記一般式(I)において、Y1 及びY
2 の具体例としては、アリールオキシ基としてはフェ
ノキシ基、トリルオキシ基、アニシルオキシ基等があり
、アルコキシ基としてはアミロキシ基、ヘキシロキシ基
、オクチロキシ基、デシロキシ基、ドデシロキシ基、テ
トラデシロキシ基、ヘキサデシロキシ基、オクタデシロ
キシ基、エイコシロキシ基、ドコシロキシ基等があり、
トリアルキルシロキシ基としてはトリメチルシロキシ基
、トリエチルシロキシ基、トリプロピルシロキシ基、ト
リブチルシロキシ基、トリヘキシルシロキシ基、トリベ
ンジルシロキシ基、トリシクロヘキシルシロキシ基、ジ
メチルt−ブチルシロキシ基、ジメチルオクチルシロキ
シ基、ジメチルオクタデシルシロキシ基、ジメチルシク
ロヘキシルシロキシ基、ジメチルシクロペンチルシロキ
シ基、ジエチルシクロヘキシルシロキシ基、ジエチルシ
クロペンチルシロキシ基、ジプロピルシクロヘキシルシ
ロキシ基、ジプロピルシクロペンチルシロキシ基、ジブ
チルシクロヘキシルシロキシ基、ジブチルシクロペンチ
ルシロキシ基、ジシクロヘキシルメチルシロキシ基、ジ
シクロヘキシルエチルシロキシ基、ジシクロヘキシルプ
ロピルシロキシ基、ジシクロヘキシルブチルシロキシ基
、ジシクロペンチルメチルシロキシ基、ジシクロペンチ
ルエチルシロキシ基、ジシクロペンチルプロピルシロキ
シ基、ジシクロペンチルブチルシロキシ基、ジメチルフ
ェニルシロキシ基、ジメチルメトキシシロキシ基、ジメ
チルオクトキシシロキシ基、ジメチルフェノキシシロキ
シ基、
【化7】 等があり、トリアリールシロキシ基としてはトリフェニ
ルシロキシ基、トリアニシルシロキシ基、トリトリルシ
ロキシ基等があり、トリアルコキシシロキシ基としては
トリメトキシシロキシ基、トリエトキシシロキシ基、ト
リプロポキシシロキシ基、トリブトキシシロキシ基等が
あり、トリアリールオキシシロキシ基としてはトリフェ
ノキシシロキシ基、トリアニシロキシシロキシ基、トリ
トリルオキシシロキシ基等がある。
【0011】前記一般式(I)中のA1 〜A8 で表
される芳香環に結合した有機置換基XにおけるR1 〜
R17並びにY1 及びY2 の定義においてR18〜
R22で示されるアルキル基としては、例えば、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−
ブチル基、sec −ブチル基、t−ブチル基、n−ア
ミル基、t−アミル基、2−アミル基、3−アミル基、
ネオペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基
、デシル基、ドデシル基、テトラデシル基、ヘキサデシ
ル基、オクタデシル基、エイコシル基、ドコシル基等が
あり、シクロアルキル基としては、例えば、シクロプロ
ピル基、シクロブチル基、シクロペンチル基、シクロヘ
キシル基、シクロヘプチル基、シクロオクチル基、2−
メチルシクロペンチル基、3−メチルシクロペンチル基
、4−メチルシクロヘキシル基、
【化8】 1,1−ジシクロヘキシルメチル基、1,1−ジシクロ
ペンチルメチル基、シクロヘキシルメチル基、シクロプ
ロピルメチル基、2−シクロヘキシルエチル基、2−シ
クロペンチルエチル基、2−シクロヘキシルプロピル基
、3−シクロヘキシルプロピル基等がある。
【0012】また、R1 〜R22で示されるアリール
基としては、例えば、フェニル基、トリル基、アニシル
基、ハロフェニル基、ナフチル基等があり、ハロゲン化
アルキル基としては、例えば、−CF3 、−C2 F
5 、−C3 F7 、−n−C4 F9 、−t−C
4 F9 、−C5 F11、−C6 F13、−C7
 F15等がある。
【0013】前記一般式(I)においてA1 〜A8 
で表される芳香環は、吸収の波長を調整する役割を果た
す。
【0014】前記一般式(I)において、Y1 及びY
2 並びに置換基X中のアルキル基の長さは、一般式(
I)で表される化合物を有機溶媒に溶解するときの溶解
度だけでなく、この化合物の融点に大きな影響を及ぼす
【0015】一方、A1 〜A8 で表される芳香環に
結合した有機置換基X中のアルキル鎖長は、前述のY1
 及びY2 のアルキル鎖長を変化させたときのこの化
合物の有機溶媒に対する溶解度及び融点を調節する機能
を有する。
【0016】本発明に用いる一般式(I)で示される化
合物は、特定の方法に限らず、様々な方法で製造するこ
とができ、例えば、公知の方法で合成された一般式(I
I)
【化9】 〔式中、A1 〜A4 、M、X、g、h、i、j、k
、l、m及びnは前記のものを表し、Z1 及びZ2 
は存在しても、存在しなくてもよく、それぞれ独立にハ
ロゲン原子又はOH基を示す〕で表される化合物同士を
縮合させることにより一般式(III)
【化10】 〔式中、A1 〜A4 、M、X、g、h、i、j、k
、l、m、n、Z1 及びZ2 は前記のものを表す〕
で示される化合物を得ることができる。
【0017】一般式(I)中のY1 及び/又はY2 
が−R18、−OR19又はOSi R20R21R2
2である化合物は、前記の一般式(III)の化合物を
従来公知の方法により一般式(IV)       R20R21R22SiCl      
                         
    (IV) 〔式中、R20、R21及びR22は前記のものを表す
〕で示されるクロロシラン、一般式(V) R20R21R22SiOH 〔式中、R20、R21及びR22は前記のものを表す
〕で示されるシラノール又は一般式(VI)       R19OH              
                         
       (VI) 〔式中、R19は前記のものを表す〕で示されるアルコ
ールと反応させることにより得ることができる。
【0018】また、一般式(I)の化合物は、他の方法
として、従来公知の方法により合成された一般式(VI
I)
【化11】 〔式中、A1 〜A4 、M、X、g、h、i、j、k
、l、m、n、Y1 及びY2 は前記のものを表す〕
で示される化合物同士を縮合させることによって製造す
ることができる。
【0019】前記の一般式(III)で示される化合物
は、上記縮合による方法の他に、公知の方法により合成
可能な一般式(VIII)
【化12】 〔式中、A1 、X及びgは前記のものを表す〕で示さ
れる化合物と一般式(IX) ZpM−O−MZp                
         (IX)〔式中、Zはハロゲン原子
を表し、MがSi 、Ge 又はSn を表す場合、p
は3であり、MがAl 、Ga 又はIn を表す場合
には、pは2である〕で示される化合物と反応させるこ
とにより合成することができる。
【0020】一般式(I)で示される化合物としては、
表1〜表8に示すようなものが挙げられるが、これらに
限定されるものではない。
【0021】なお、表1〜表8中のA1 〜A8 の欄
中に記載された数字は、芳香環の種類を表し、それぞれ
下記の芳香環を表す。
【化13】
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【表3】
【0025】
【表4】
【0026】
【表5】
【0027】
【表6】
【0028】
【表7】
【0029】
【表8】
【0030】前記一般式(I)で示される化合物は、光
の照射により電荷を発生する。
【0031】本発明に係る電子写真感光体は、導電性支
持体の上に光導電層を設けたものである。本発明におい
て、導電性支持体としては、導電処理した紙又はプラス
チックフィルム、アルミニウム箔等の金属箔を積層した
プラスチックフィルム、アルミニウム金属板、アルミニ
ウムドラム等の導電体が挙げられる。
【0032】本発明において、光導電層とは、有機光導
電性物質を含む層であり、有機光導電性物質の皮膜、有
機光導電性物質と結合剤を含む皮膜、電荷発生層及び電
荷輸送層からなる複合型皮膜などがある。
【0033】上記有機光導電性物質としては、前記一般
式(I)で示される化合物が必須成分として用いられ、
さらに公知のものを併用することができる。また、有機
光導電性物質として、前記一般式(I)で示される化合
物又は該化合物及び電荷を発生する有機顔料と電荷輸送
性物質とを併用するのが好ましい。なお、上記電荷発生
層には、前記一般式(I)で示される化合物又はこれと
電荷を発生する有機顔料が含まれ、電荷輸送層には電荷
輸送性物質が含まれる。
【0034】前記電荷を発生する有機顔料としては、ア
ゾキシベンゼン系、ジスアゾ系、トリスアゾ系、ベンズ
イミダゾール系、多環キノン系、インジゴイド系、キナ
クリドン系、ベリレン系、メチン系、α型、β型、γ型
、δ型、ε型、χ型等の各種結晶構造を有する無金属タ
イプ又は金属タイプのフタロシアニン系、ナフタロシア
ニン系、テトラアザポルフィリン系などの電荷を発生す
ることが知られている顔料を使用することができる。 これらの顔料を電荷発生物質として使用できることは、
例えば、特開昭47−37543号公報、特開昭47−
37544号公報、特開昭47−18543号公報、特
開昭47−18544号公報、特開昭48−43942
号公報、特開昭48−70538号公報、特開昭49−
1231号公報、特開昭49−105536号公報、特
開昭50−75214号公報、特開昭53−44028
号公報、特開昭54−17732号公報などに開示され
ている。
【0035】また、特開昭58−183640号公報及
びヨーロッパ特許公開第92255号公報などに開示さ
れているτ,τ,η及びη’型無金属フタロシアニンも
使用可能である。このようなもののほか、光照射により
電荷担体を発生する有機顔料は、いずれも使用可能であ
る。
【0036】前記電荷輸送性物質としては、高分子化合
物ではポリ−N−ビニルカルバゾール、ハロゲン化ポリ
−N−ビニルカルバゾール、ポリビニルピレン、ポリビ
ニルインドロキノキサリン、ポリビニルベンゾチオフェ
ン、ポリビニルアントラセン、ポリビニルアクリジン、
ポリビニルピラゾリン等があり、低分子化合物ではフル
オレノン、フルオレン、2,7−ジニトロ−7−フルオ
レノン、4H−インデノ−(1,2,6)チオフェン−
4−オン、3,7−ジニトロ−ジベンゾチオフェン−5
−オキシド、1−ブロムピレン、2−フェニルピレン、
カルバゾール、N−エチルカルバゾール、3−フェニル
カルバゾール、3−(N−メチル−N−フェニルヒドラ
ゾン)メチル−9−エチルカルバゾール、2−フェニル
インドール、2−フェニルナフタレン、オキサジアゾー
ル、2,5−ビス(4−ジエチルアミノフェニル)−1
,3,4−オキサジアゾール、1−フェニル−3−(4
−ジエチルアミノスチリル)−5−(4−ジエチルアミ
ノスチリル)−5−(4−ジエチルアミノフェニル)−
ピラゾリン、1−フェニル−3−(p−ジエチルアミノ
フェニル)−ピラゾリン、p−(ジメチルアミノ)−ス
チルベン、2−(4−ジプロピルアミノフェニル)−4
−(4−ジメチルアミノフェニル)−5−(2−クロロ
フェニル)−1,3−オキサゾール、2−(4−ジメチ
ルアミノフェニル)−4−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−5−(2−フルオロフェニル)−1,3−オキサ
ゾール、2−(4−ジエチルアミノフェニル)−4−(
4−ジメチルアミノフェニル)−5−(2−フルオロフ
ェニル)−1,3−オキサゾール、2−(4−ジプロピ
ルアミノフェニル)−4−(4−ジメチルアミノフェニ
ル)−5−(2−フルオロフェニル)−1,3−オキサ
ゾール、イミダゾール、クリセン、テトラフェン、アク
リデン、トリフェニルアミン、N,N’−ジフェニル−
N,N’−ビス(3−メチルフェニル)−〔1,1’−
ビフェニル〕−4,4’−ジアミン、N,N,N’,N
’−テトラ(4−メチルフェニル)−〔1,1’−ビフ
ェニル〕−4,4’−ジアミン、N,N,N’,N’−
テトラ(4−メチルフェニル)−3,3’−ジメチルベ
ンジジン、これらの誘導体などがある。
【0037】前記一般式(I)で示される化合物又は該
化合物及び電荷を発生する有機顔料と電荷輸送性物質と
を混合して使用する場合は、後者/前者を重量比で10
/1〜2/1の割合で配合するのが好ましい。このとき
、電荷輸送性物質が高分子化合物のものであれば、結合
剤を使用しなくてもよいが、この場合でも又は電荷輸送
性物質が低分子化合物の場合でも、結合剤を、前記一般
式(I)で示される化合物又は該化合物及び電荷を発生
する有機顔料に対して500重量%以下で使用するのが
好ましい。また、電荷輸送性物質として低分子化合物を
使用する場合は、結合剤を30重量%以上使用するのが
好ましい。また、電荷輸送性物質を用いない場合でも同
様の量で結合剤を使用してもよい。これらの結合剤を使
用する場合、さらに、可塑剤、流動性付与剤、ピンホー
ル抑制剤等の添加剤を必要に応じて添加することができ
る。
【0038】電荷発生層及び電荷輸送層を含有してなる
複合型の光導電層を形成する場合、電荷発生層中には、
前記一般式(I)で示される化合物又はこれと電荷を発
生する有機顔料が含有させられ、結合剤を該有機顔料に
対して500重量%以下で含有させてもよく、また、前
記した添加剤を前記一般式(I)で示される化合物又は
これと電荷を発生する有機顔料の総量に対して5重量%
以下で添加してもよい。また、電荷輸送層には、前記し
た電荷輸送性物質が含有され、結合剤を該電荷輸送性物
質に対して500重量%以下で含有させてもよい。電荷
輸送性物質が低分子量化合物の場合には、結合剤を該化
合物に対して50重量%以上含有させるのが好ましい。 電荷輸送層には、前記した添加剤を電荷輸送性物質に対
して5重量%以下で含有させてもよい。
【0039】前記した場合すべてに使用し得る結合剤と
しては、シリコーン樹脂、ポリアミド樹脂、ポリウレタ
ン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリアクリル樹脂、ポリ
スチレン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、スチレン−
ブタジエン共重合体、ポリメタクリル酸メチル樹脂、ポ
リ塩化ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体、塩化ビ
ニル−酢酸ビニル共重合体、ポリアクリルアミド樹脂、
ポリビニルカルバゾール、ポリビニルピラゾリン、ポリ
ビニルピレン等が挙げられる。また、熱及び/又は光に
よって架橋される熱硬化型樹脂及び光硬化型樹脂も使用
できる。
【0040】いずれにしても、絶縁性で通常の状態で皮
膜を形成しうる樹脂、並びに熱及び/又は光によって硬
化し、皮膜を形成する樹脂であれば、特に制限はない。 可塑剤としては、ハロゲン化パラフィン、ジメチルナフ
タリン、ジブチルフタレート等が挙げられる。流動性付
与剤としては、モダフロー(モンサントケミカル社製)
、アクロナール4F(バスフ社製)等が挙げられ、ピン
ホール抑制剤としては、ベンゾイン、ジメチルフタレー
ト等が挙げられる。これらは適宜選択して使用され、そ
の量も適宜決定されればよい。
【0041】本発明の電子写真感光体は、導電性支持体
の上に光導電層を形成したものである。光導電層の厚さ
は、5〜50μmが好ましい。光導電層とし電荷発生層
及び電荷輸送層の複合型を使用する場合、電荷発生層は
好ましくは0.001〜10μm、特に好ましくは0.
2〜5μmの厚さとする。0.001μm未満では、電
荷発生層を均一に形成するのが困難になり、10μmを
越えると、電子写真特性が低下する傾向にある。電荷輸
送層の厚さは、好ましくは5〜50μm、特に好ましく
は8〜35μmである。5μm未満の厚さでは、初期電
位が低くなり、50μmを越えると、感度が低下する傾
向がある。
【0042】導電性支持体上に、光導電層を形成するに
は、有機光導電性物質を導電層に蒸着する方法、有機光
導電性物質及び必要に応じその他の成分をアセトン、メ
チルエチルケトン等のケトン系溶剤、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル系溶剤、トルエン、キシレン等の芳香族
系溶剤、塩化メチレン、四塩化炭素等のハロゲン化炭化
水素系溶剤、メタノール、エタノール、プロパノール等
のアルコール系溶剤に均一に溶解又は分散させて導電層
上に塗布し、乾燥する方法などがある。塗布法としては
、アプリケート法、スピンコート法、浸漬法等を採用で
きる。電荷発生層及び電荷輸送層を形成する場合も同様
に行うことができるが、どちらを上層としてもよく、電
荷発生層を二層の電荷輸送層で挟むようにしてもよい。
【0043】前記一般式(I)で示される化合物を真空
蒸着する場合、10−5〜10−6mmHgの高真空下
で該化合物を加熱するのが好ましい。また、スピンコー
ト法により塗布する場合、前記一般式(I)で示される
化合物をクロロホルム、トルエン等のハロゲン化溶剤又
は非極性溶剤に分散して得た塗布液を用いて回転数30
00〜7000rpm でスピンコーティングするのが
好ましく、また、浸漬法によって塗布する場合には、前
記一般式(I)で示される化合物をメタノール、ジメチ
ルホルムアミド等の極性溶剤にボールミル、超音波等を
用いて分散させた溶液導電性支持体を浸漬するのが好ま
しい。
【0044】本発明に係る電子写真感光体は、さらに、
導電層のすぐ上に薄い接着層又はバリア層を有していて
もよく、表面に保護層を有していてもよい。保護層の形
成は、光導電層の形成における塗布・乾燥方法と同様に
すればよい。
【0045】本発明の電子写真感光体のうち、前記一般
式(I)においてMがSi 又はGeである化合物を主
成分とする光導電層を有するものが好ましい。
【0046】また、前記一般式(I)においてY1 及
びY2 がトリアルキルシロキシ基である化合物を主成
分とする光導電層を有する電子写真感光体が好ましい。
【0047】さらに、前記一般式(I)においてA1 
〜A8 で表される環が
【化14】 で表される芳香環からなる群から選択される環である化
合物を主成分とする光導電層を有する電子写真感光体が
好ましい。
【0048】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに具体的に
説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるもので
はない。
【0049】合成例1:表2の化合物 No.14の合
成キノリン100mlにエチルチオ−1,3−ジイミノ
ベンゾイソインドリン5g及び四塩化珪素10mlを加
え、180〜200℃で3時間加熱攪拌した後、70℃
まで冷却した。反応液中に水10mlを徐々に加え、2
00℃で1時間加熱攪拌した後、180℃まで放冷した
。反応液中にトリエチルシラノール5mlを加え、18
0℃で2時間加熱攪拌した後、冷却し、メタノール20
0mlを加え、析出した固体を濾取した。得られた固体
をエタノールで充分洗浄した後、減圧乾燥して得られた
結晶をシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィー
を用いて精製することにより濃緑色結晶1.1gを得た
【0050】得られた結晶は、下記の元素分析の結果か
ら、化合物 No.14(但し、置換基Xの個数は各々
1個)であることが確認された。                       C  
        H          N     
     S  計算値(%)    69.65  
    6.52      8.33      9
.54  分析値(%)    69.58     
 6.35      8.07      9.29
【0044】合成例2:表1の化合物 No.3の合成
キノリン100mlに1,3−ジイミノベンゾイソイン
ドリン5g及び四塩化珪素10mlを加え、180〜2
00℃で3時間加熱攪拌した後、70℃まで冷却した。 反応液中に水10mlを徐々に加え、200℃で1時間
加熱攪拌した後、150℃まで放冷した。次に、反応液
中にトリ(n−プロピル)クロロシラン5mlを加え、
150℃で1時間加熱攪拌した後、冷却した。次に、合
成例1と同様の操作で精製を行い、濃緑色結晶970m
gを得た。
【0045】この結晶は、下記の元素分析の結果から、
化合物 No.3であることが確認された。                       C  
        H            N  計
算値(%)    76.70      5.50 
       10.37  分析値(%)    7
6.44      5.49        10.
46
【0046】合成例3:表2の化合物 No.10
の合成尿素20gに2,3−ジシアノピラジン5g、モ
リブデン酸アンモニウム80mg及び四塩化珪素10m
lを加え、230〜240℃で約3時間反応させた。放
冷後、固化した反応混合物にキノリン50ml及び水5
mlを加え、約3時間還流し、150℃まで放冷した後
、トリ(n−プロピル)クロロシラン5mlを加え、1
50℃で1時間反応させた。放冷後、合成例1と同様な
精製を行い、濃青色結晶740mgを得た。
【0047】この結晶は、下記の元素分析の結果から、
化合物 No.10であることが確認された。                       C  
        H          N  計算値
(%)    54.91      2.93   
   31.05  分析値(%)    55.18
      2.86      30.84
【004
8】合成例4:表1の化合物 No.1の合成無水キノ
リン50mlにジクロロシリコンフタロシアニン4.2
g(6.87ミリモル)及びジヒドロキシシリコンナフ
タロシアニン5.4g( 6.87ミリモル)を加え、
3時間還流した。150℃まで冷却した後、トリ(n−
プロピル)クロロシラン5mlを加え、150℃で1時
間加熱攪拌した。放冷後、メタノール200mlを加え
、析出した固体を濾取した。合成例1と同様な精製を行
うことにより青緑色結晶 1.2gを得た。
【0049】この結晶は、下記の元素分析の結果から、
化合物 No.1であることが確認された。                       C  
        H          N  計算値
(%)    71.94      4.56   
   13.70  分析値(%)    71.67
      4.41      13.95
【005
0】合成例5:表7の化合物 No.47の合成無水キ
ノリン50ml中にテトラ(トリメチルシリル)ジクロ
ロシリコンナフタロシアニン5.0g( 4.54ミリ
モル)及びジヒドロキシシリコンピラゾシアニン2.6
4g( 4.54ミリモル)を加え、3時間還流した。 150℃まで冷却した後、トリ(n−プロピル)クロロ
シラン5mlを加え、150℃で1時間加熱攪拌した。 放冷後、メタノール200mlを加え、析出した固体を
濾取した。合成例1と同様な精製を行うことにより青緑
色結晶 1.1gを得た。
【0051】この結晶は、下記の元素分析の結果から、
化合物 No.47(但し、置換基Xの個数は各々1個
)であることが確認された。                       C  
        H          N  計算値
(%)    63.12      5.51   
   17.32  分析値(%)    63.41
      5.62      17.14
【005
2】実施例1〜25 表2に示した化合物を約3×10−6mmHgの真空下
に抵抗加熱法によってアルミニウム蒸着基板に3000
Åの厚さに真空蒸着して電荷発生層を形成した。
【0053】1,1−ビス(4−ジエチルアミノフェニ
ル)−4,4−ジフェニル−1,3−ブタジエン5gと
ポリカーボネート樹脂10gを塩化メチレンと1,1,
2−トリクロロエタンの1:1混合溶剤85gに溶解し
て得られた塗布液を用いて、上記基板の電荷発生層上に
浸漬塗工し、120℃で30分間乾燥し、厚さ15μm
の電荷輸送層を形成した。
【0054】静電気帯電試験装置(川口電機製)を用い
、前記感光体を5KVのコロナ放電で負に帯電させた。 その後、ハロゲンランプを外部光源とし、モノクロロメ
ーター(リツー応用光学製)で単色光にして照射するこ
とにより、該感光体の表面電位の光減衰を測定した。
【0055】その結果得られた近赤外域(700〜80
0nm)の単色光を用いた場合の半減露光量(電位残留
率が1/2になる時間と光強度の積)を表9にまとめて
示す。使用した化合物は、置換基Xを有するとき、その
置換基の個数(g,h,i,j,k,l,m,及びn)
は各々1個である。
【0056】
【表9】
【0057】比較例1無金属フタロシアニンを2×10
−5mmHgの真空下でアルミニウム蒸着基板上に真空
蒸着して、実施例1と同様の試料を作成し、同一条件で
表面電位の光減衰を測定したところ、780nmの単色
光に対する半減露光量は、3500mJ/m2であり、
また、710nmの単色光に対しては950mJ/m2
 を示し、さらに、750nmの単色光に対しては19
50mJ/m2 を示し、実施例1〜25における場合
に比べて感度が悪かった。
【0058】次に、下記の材料を用いて電子写真感光体
(100mm×70mm)を作製し、電子写真特性を評
価した。 (1)電荷発生物質 表10に示した化合物 (2)電荷輸送物質 ヒドラゾン誘導体:下記構造式を有するp−ジメチルア
ミノベンズアルデヒドジフェニルヒドラゾン(HYZと
略記する)
【化15】 (3)結合剤 シリコーンワニス:KR−255(固形分50重量%)
〔信越化学工業株式会社製〕ポリカーボネート樹脂:ユ
ーピロンS−2000(固形分100重量%)〔三菱瓦
斯化学株式会社製〕
【0059】実施例26〜44 (a)表10に示す化合物2.5g、シリコーンワニス
5.0g及びメチルエチルケトン92.5gを配合し、
この混合液をボールミル(日本化学陶業製3寸ポットミ
ル)を用いて8時間混練した。得られた顔料分散液をア
プリケータによりアルミニウム板(導電体100mm×
70mm)上に塗工し、90℃で15分間乾燥して厚さ
1μmの電荷発生層を形成した。
【0060】(b)次いで、電荷輸送物質としてヒドラ
ゾン化合物(HYZ)を10g、結合剤としてユーピロ
ンS−2000を10g、溶剤として塩化メチレンを4
0g及び1,1,2−トリクロルエタンを40g配合し
て均一に混合し、電荷輸送層用塗液を作製直後に上記電
荷発生層上に乾燥後の厚さが15μmになるように塗布
した後、120℃で2時間乾燥し、電荷輸送層を形成し
て電子写真感光体を製造した。
【0061】比較例2 電荷発生物質としてビス−(トリヘキシルシロキシ)−
シリコンナフタロシアニンを用いる以外は、実施例26
〜44と全く同様にして電子写真感光体を作製した。
【0062】比較例3 電荷発生物質としてα−型フタロシアニン(BASF社
製)を用いる以外は、実施例26〜44と全く同様にし
て電子写真感光体を作製した。
【0063】実施例26〜44及び比較例2〜3で得ら
れた電子写真感光体の電子写真特性を、前記した静電気
帯電試験装置(川口電機製SP−428)を用いて測定
し、結果を表10に示す。表10中、初期電位V0 は
、感光体をSP−428の回転円盤上にセットした後、
1000回転/分の速度で回転させながら、−5KVの
コロナを10秒間放電したときの帯電電位を示し、暗減
衰Vk はその後暗所において30秒間放置したときの
電位減衰(Vk =V30/V0 ×100、但しV3
0=30秒後の電位)を示し、半減露光量E50は、そ
の後ハロゲンランプを外部光源とし、モノクロメーター
(リツー応用光学製)で700〜800nmの単色光に
した光を照射することにより、V30が半分になるまで
の単位面積当りのエネルギー(光強度と時間の積)を示
し、残留電位VR は単色光を60秒間照射した後の電
位を示す。
【0064】表10に示す結果から明らかなように、実
施例26〜44で得られた電子写真感光体は、V0 が
いずれも絶対値で1000V以上となり、帯電性に優れ
、E50はいずれも25mJ/m2 以下となり、暗減
衰も小さく、残留電位も少なく、優れた特性を示した。 一方、比較例2〜3に示したナフタロシアニン化合物及
びフタロシアニン化合物を電荷発生層に用いた場合には
、感度が非常に劣るものであった。
【0065】
【表10】
【0066】
【発明の効果】本発明の電子写真感光体は、700〜8
00nm前後に大きい吸収を示し、シフト化剤で処理す
ることなく、この長波長域に対して高感度を示す特性を
有するので、特にレーザービームプリンタを用いる場合
に優れた効果を発揮する。また、本発明の電子写真感光
体は、上述のレーザービームプリンタばかりでなく、フ
ァクシミリ又はLEDを光源としたプリンタ、さらには
半導体レーザーを光源とするその他の光記録デバイスに
も好適に適用することができる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  導電性支持体上に有機光導電性物質を
    含有する光導電層を有する電子写真感光体において、前
    記有機光導電性物質として、一般式(I)【化1】 〔式中、Mは、Al 、Ga 、In 、Si 、Ge
     又はSn を表し、環A1 〜A8 はそれぞれ独立
    にベンゼン環、ナフタレン環、アントラセン環、 【化2】 【化3】 を表し、置換基Xはそれぞれ独立にハロゲン原子、−R
    1 、−OR2 、−SR3、−Si R4 R5 R
    6 、−SO2 NR7 R8 、−SO2 R9 、
    −COR10、−COOR11、−CONHR12、−
    NR13R14、−R15−OR16、−NO2 、−
    SO3 H、−CN及び−NHCOR17から成る群か
    ら選択され、g、h、i、j、k、l、m及びnは、そ
    れぞれ独立に0〜8の整数を表し、置換基Xの個数を表
    し、Y1 及びY2 は存在しても、存在しなくてもよ
    く、それぞれ独立にハロゲン原子、ヒドロキシル基、−
    R18、−OR19又は−OSi R20R21R22
    を表し、R1 〜R22は水素原子、アルキル基、シク
    ロアルキル基、アリール基、ハロゲン化アルキル基又は
    珪素含有基を表す〕で示される化合物を含有してなる電
    子写真感光体。
  2. 【請求項2】  光導電層が、電荷発生層及び電荷輸送
    層を含む請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】  光導電層が、電荷発生物質及び電荷輸
    送物質を含む請求項1記載の電子写真感光体。
  4. 【請求項4】  光導電層が結合剤を含む請求項1、2
    又は3記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】  光導電層が、電荷発生物質及び結合剤
    を含む電荷発生層並びに電荷輸送物質及び結合剤を含む
    電荷輸送層を含む請求項1記載の電子写真感光体。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0643671A (ja) * 1992-07-24 1994-02-18 Fuji Xerox Co Ltd 電子写真感光体
KR100529050B1 (ko) * 2002-03-09 2005-11-15 에스케이씨 주식회사 칼라표시장치용 광선택 흡광제, 이를 포함하는 코팅제 및상기 코팅제로 제조된 필터
WO2006015411A1 (en) * 2004-08-09 2006-02-16 Silverbrook Research Pty Ltd Hydrophilizable and hydrophilic cyanine dyes
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