JPH0436221B2 - - Google Patents

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JPH0436221B2
JPH0436221B2 JP60085285A JP8528585A JPH0436221B2 JP H0436221 B2 JPH0436221 B2 JP H0436221B2 JP 60085285 A JP60085285 A JP 60085285A JP 8528585 A JP8528585 A JP 8528585A JP H0436221 B2 JPH0436221 B2 JP H0436221B2
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JP
Japan
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JP60085285A
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JPS61246444A (ja
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Makoto Suzuki
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Publication date
Application filed by Riken Keikinzoku Kogyo KK filed Critical Riken Keikinzoku Kogyo KK
Priority to JP8528585A priority Critical patent/JPS61246444A/ja
Publication of JPS61246444A publication Critical patent/JPS61246444A/ja
Publication of JPH0436221B2 publication Critical patent/JPH0436221B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は隣接する建造物の躯体例えば屋根対
屋根、屋根対壁、壁対壁(入隅部を含む)との間
の隙間を伸縮自在に覆設するエキスパンシヨンジ
ヨイントに関する。
(従来の技術) 従来、この種エキスパンシヨンジヨイントは第
13図に示すように隣接する建造物の躯体W,
W′間に沿つて配設される対をなす固定部材Aと、
この固定部材Aを介して躯体W,W′間の隙間T
を遮蔽するカバー部材Bとからなるもので、この
カバー部材Bの背面側には固定部材A間に伸縮可
能に係着するばね部材Dとカバー部材Bを被冠状
に弾性係着する基板部材Eとよりなる係合部材C
を附設して建造物躯体W,W′の相対伸縮等に対
処するように構成されている。
(解決しようとする問題点) したがつて、この従来のエキスパンシヨンジヨ
イントの構成ではカバー部材Bを弾性係着する係
合部材Cのばね部材Dは固定部材Aの係合突片F
に単に係着する構成であるから外力、例えば台風
等によりカバー部材Bが煽られるとばね部材Dと
係止突片Fとの係合が外れる等の可能性があつ
た。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記問題点を解決すべくなされたもの
で、隣接する建造物の躯体の相対伸縮等に対処し
得るとともに、カバー部材に外力が作用してもば
ね部材の外れを防止することのできるエキスパン
シヨンジヨイントを提供することを目的とし、そ
の要旨は隣接する建造物躯体間の隙間の長手方向
に沿つて支持部材を対設し、この両支持部材の前
記躯体側背面にばね部材を跨架状に配設し、かつ
このばね部材の少なくとも一方の脚部が前記支持
部材の背面に対し前記隙間の幅方向へ摺接可能に
圧接して設け、また、両支持部材の外側に前記ば
ね部材と対応してカバー部材を係着する係合部材
を跨架状に配設するとともに、前記ばね部材と係
合部材とを連結部材を介して前記支持部材に対し
摺接可能に圧接して挟持状に取着して、前記係合
部材に長尺のカバー部材を被冠状に係着して前記
躯体間の隙間を覆設する構成としたエキスパンシ
ヨンジヨイントに存する。
(第1実施例) 次に、本考案の第1実施例を第1図ないし第3
図にしたがつて説明すると、図中1は隣接する建
造物の屋根間、例えば建造物の屋上に形成された
パラペツトW,W′間にその隙間Tを遮蔽状に覆
設したエキスパンシヨンジヨイント(以下単にジ
ヨイントという)であつて、このジヨイント1は
支持部材2,3とばね部材21と係合部材26と
連結部材36およびカバー部材40とより構成さ
れている。
2および3は上記した支持部材であつて、例え
ばアルミニウム等の軽合金材を押出し成形した型
材、または金属材よりなるもので、この両支持部
材2,3はほぼ対称形状に形成されているので、
図示左側の支持部材2について説明すると、この
支持部材2は短尺に形成されてパラペツト(躯体
ともいう)Wの上面に沿つて所定の間隔で配設さ
れるもので、内側(図示左側)へやや傾斜する取
付片2aと、同取付片2aの図示右端部(外側
端)には上方へ鉛直状に所定の高さを有して立上
る上垂片2bが設けられ、この上垂片2bの上端
には気密部材94を嵌着するあり溝2cが形成さ
れるとともに、このあり溝2cの下面には水切り
部材44を係着する係止片2dが形成されてい
る。また、上垂片2bは下方へ延設されて脚片2
eが設けられるとともに、この脚片2eの下端に
は止水板49を嵌着するあり溝2fが形成され、
同あり溝2fの上側には後述のばね部材21を挿
通するばね用孔2gが貫設されている。また、取
付片2aの左端部にも脚片2hが形成されてい
る。なお、支持部材3は長尺に形成され、その断
面形状はほぼ対称形状に形成されているので番号
3に同位の符号a〜hを付してその説明は省略す
る。なお、ばね用孔3gは支持部材2の配設位置
と対応する位置に貫設されている。このように形
成された支持部材2,3はパラペツトW,W′の
上面に沿つて対設して取付ボルト96により止着
されている。なお、パラペツトWはパラペツト
W′の幅より大きく形成されていることから支持
部材と対応して補助部材4が取付けられている。
4は上記した補助部材であつて、この補助部材
4は支持部材2とにより水切り部材44を係着す
るもので、同補助部材4は固定ホルダー5と支持
ホルダー11および係止ホルダー18とから形成
されている。
この固定ホルダー5はリツプ溝形断面に形成さ
れ、そのウエブ6とリツプ7との間に嵌入溝8が
形成され、ウエブ6には長孔9が貫設されてい
る。また、リツプ7にはその長手方向に沿つて係
止突起10が形成されている。また、支持ホルダ
ー11は水平状の取付ウエブ12の両側に支持脚
片13,14が設けられ、支持脚片13の上端に
は水切り部材44に当接する当接片15が形成さ
れ、また、脚片14の上端には固定ホルダー5の
嵌入溝8に嵌着される嵌入片16が形成され、こ
の嵌入片16の上面、または下面には嵌入溝8に
対し強固に嵌着するための係止突条17が形成さ
れている。また、係止ホルダー18は固定ホルダ
ー5の嵌入溝8に嵌着される嵌入片19と同片1
9の端部より所定の角度で内側下方へ垂下する係
止脚片20とからなり、嵌入片19の上面には支
持ホルダー11と同様に嵌入溝8に対し強固に嵌
着するための係止突条17が形成されている。こ
のように形成された補助部材4はその取付長さが
調整可能に設けられ、支持部材2と対応する位置
に取付ボルト96により止着されている。
21はばね部材であつて、このばね部材21は
支持部材2,3の背面側でばね用孔2g,3gに
挿通されて跨架状に取付けられるもので、このば
ね部材21は自然状態時には二点鎖線で示す形状
に形成されている。すなわち、同部材21はばね
鋼あるいはステンレスばね鋼等を折曲成形してな
るもので、その形状は中央部に水平状の受け部2
2が形成され、この受け部22の両側には略S字
形状の脚部23が形成され、その先端には折返し
部24が形成されている。また、受け部22のほ
ぼ中央部には連結部材36のボルト37を挿通す
る孔25が貫設されている。
26は係合部材であつて、ばね部材21と対応
して支持部材2,3間に跨架状に配設されるもの
で、この係合部材26は連結ホルダー27と左右
の係止ホルダー32とより形成されている。
この連結ホルダー27はリツプ溝形断面に形成
され、そのウエブ28とリツプ29との間に嵌入
溝27aが形成され、ウエブ28の中心には連結
部材36のボルト37を挿通する孔30が貫設さ
れている。また、リツプ29にはその長手方向に
沿つて係止突起31が形成されている。また、左
右の係止ホルダー32が連結ホルダー27の嵌入
溝27aに嵌着される嵌入片33と同片33の端
部より所定の角度で内側下方へ垂下する係止脚片
34とからなり、嵌入片33の上面には嵌入溝2
9に対し強固に嵌着するための係止突条35が形
成されている。このように形成された係合部材2
6はその取付長さが調整可能に設けられている。
36は連結部材であつて、この連結部材36は
全ねじ38を螺設した所定の長さのボルト37と
ナツト39とより構成されている。
かくして形成されたばね部材21は支持部材
2,3のばね用孔2g,3gにその脚部23の端
部が挿通されるとともに、このばね部材21に対
応して支持部材2,3間に係合部材26が跨架さ
れ、相互の孔25,30にボルト37が挿通さ
れ、同ボルト37にはナツト39が螺合されてい
る。しかして、このナツト39を螺進するとばね
部材21の脚部23は図示のように拡開状に弾性
変形され、このばね部材21の弾性復元力により
係合部材26はばね部材21とにより支持部材
2,3を挟持状に取付けられている。このように
取付けられた係合部材26にはカバー部材40が
弾性係着されている。
40は上記したカバー部材であつて、アルミニ
ウム等の軽合金材を押出し成形あるいはステンレ
ス鋼板を折曲形成してなるもので、その断面にお
いて、41はウエブであつて左右方向へ所定の傾
斜角で下傾して図示山形状に形成され、このウエ
ブ41の幅寸法はパラペツトW,W′間の隙間T
を遮蔽し、かつ建造物の相対移動に対処し得る幅
寸法に形成され、その両端には所定長さの側縁4
2が垂設されるとともに、同側縁42の下端には
対向して係止突縁43が形成されている。このよ
うに形成されたカバー部材40は複数個の係合部
材26を介して隙間Tを遮蔽状に弾性係着される
とともに、図示のようにパラペツトW,W′側は
その上側はカバー部材21により覆設され、また
パラペツトW側はその幅寸法が大きく形成されて
いるので、支持部材2および補助部材4を介して
水切り部材44が弾性係着されている。なお、こ
の水切り部材44はアルミニウム等の軽合金材を
押出し成形した型材あるいはステンレス鋼板を折
曲成形してなるもので、長尺に形成され、その断
面形状は所定の傾斜角で図示左側へ下傾するウエ
ブ45と同ウエブ45の図示右端部には上方へ鉛
直状に設けられて支持部材2の係止片2dと係合
する立上片46と同ウエブ45の図示左端部には
下方に垂下し、下端部に係止縁48を有する水切
り縁47が設けられて断面略Z字形状に形成され
ている。
なお、図中49は支持部材2,3のあり溝2
f,3f間に取付けられた止水板である。
次に、上記のように構成された第1の実施例の
作用および効果について説明する。
さて、本例ジヨイント1は隣接する建造物躯体
W,W′間の隙間Tの長手方向に沿つて支持部材
2,3を対設し、この両支持部材2,3の躯体
W,W′側背面にばね部材21を跨架状に配設し、
また、両支持部材2,3の外側にばね部材21と
対応してカバー部材40を係着する係合部材26
を跨架状に配設するとともに、ばね部材21と係
合部材26とを連結部材36を介して支持部材
2,3に対し摺接可能に圧接して挟持状に取着し
て、係合部材26に長尺のカバー部材40を被冠
状に係着して躯体W,W′間の隙間Tを覆設する
構成としたものである。したがつて、このジヨイ
ント1はそのばね部材21と係合部材26とを連
結部材36を介して支持部材2,3に対し摺接可
能に圧接して挟持状に取着したものであるから例
えば第1図に示すように躯体W,W′が図示矢印
方向へ若干の変動を生じてもこれに対処すること
ができ、また、連結部材36のナツト39を締付
け調整することで支持部材2,3に対し所要の保
持力で挟着することができて従来のばね部材10
4のように掛け外れを防止することができてカバ
ー部材40を安定に係着保持することができる等
多くの特長がある。
なお、上記第1実施例においてはパラペツト
W,W′の幅を異る幅で例示したが、パラペツト
W′の幅がパラペツトWの幅と等しい場合には図
示二点鎖線で示すように補助部材4および水切り
部材44を並設し、また、パラペツトWの幅がパ
ラペツトW′の幅と等しい場合には補助部材4お
よび水切り部材44を省略する構成でよい。
(第2実施例) 次に本発明の第2実施例を第4図にしたがつて
説明すると、この第2実施例のジヨイント51は
図示のように入隅部Rを構成する例えば建造物の
屋根体(パラペツト)Wと隣接する建造物の壁体
W′との間に附設して隙間Tを覆設するものであ
つて、同ジヨイント51は支持部材52,53と
ばね部材60、係合部材65および連結部材36
とカバー部材69とより構成されている。
支持部材52はパラペツトWの上面に沿つて配
設されるもので、この支持部材52は第1実施例
の支持部材2と同形状に形成されるとともに、パ
ラペツトWは第1実施例と同様に幅が広く形成さ
れているので、支持部材52に対応して補助部材
4が配設されている。また、支持部材53は支持
部材52と対応して壁体W′面に止着されるもの
で、長尺あるいは短尺に形成され、その取付片5
4の上端には略かぎ形状の係合片55が形成さ
れ、また、取付片54の下端部には止水板49を
嵌着するあり溝56が形成されるとともに、同あ
り溝56には図示水平状に張出す突片57が設け
られ、同突片57の先端には支持部材52の上垂
片52bと対応して上方へ立上る支持片58が形
成され、また、同端部には下方に向つてばね部材
60を係止する略かぎ形状の係止片59が形成さ
れている。
60はばね部材であつて、第1実施例のばね部
材26と同様に支持部材52,53に跨架状に取
付けられるもので、このばね部材60は自然状態
時には二点鎖線で示す形状に形成されている。す
なわち、同部材60はばね鋼あるいはステンレス
ばね鋼等を折曲成形してなるもので、その形状は
中央部に水平状の受け部61が形成され、この受
け部61の両側には略S字形状の脚部62が形成
され、その先端には折返し部63が形成されてい
る。また、受け部61のほぼ中央部には連結部材
36を挿通する孔64が貫設されている。
65は係合部材であつて、第1実施例と同様に
固定ホルダー66と左右の係止ホルダー67,6
8とからなり図示右側の係止ホルダー68の係止
脚片68aは若干短く形成され、この係合部材も
その取付長さを調整可能に設けられている。ま
た、固定ホルダー66のウエブ66aの所定の位
置には連結部材36のボルト37を挿通可能と
し、かつ所定の範囲移動可能とする長孔66bが
貫設されている。
69はカバー部材であつて、アルミニウム等の
軽合金材を押出し成形あるいはステンレス鋼板を
折曲形成してなるもので、その断面において、7
0はウエブであつて図示左方向へ所定の傾斜角で
下傾して形成され、このウエブ70の幅寸法は隙
間Tを遮蔽し、かつ建造物の相対移動に対処し得
る幅寸法に形成され、その左端部には所定長さの
側縁71が垂設されるとともに、同側縁71の下
端には係止ホルダー67の係止脚片67aと係合
する係止突縁72が形成されている。また、ウエ
ブ70の図示右端部には所定長さの側縁73が垂
設され、同側縁73の下端には係止ホルダー68
の係止脚片68aと係合する係止突縁74が形成
されている。また、ウエブ70の図示右端部には
壁体W′と所定の間隔を隔てて対設する上垂縁7
5が設けられるとともに、その上端部には気密部
材94を嵌着するあり溝76が形成され、同あり
溝76の一部には支持部材53の係合片55と係
合する係合縁77が形成されている。
このように形成された支持部材52,53はパ
ラペツトWと壁体W′とにそれぞれその長手方向
に沿つて対設され、パラペツトW側の支持部材5
2側には補助部材4が対応して取付けられて水切
り部材44が係着され、また、支持部材52のば
ね用孔52gにばね部材60の一方の脚部62が
挿通されるとともに、同他方の脚部62の折返し
部63は支持部材53の係止片59に係止されて
ばね部材60は支持部材52,53間に跨架状に
配設され、また、支持部材52,53の上垂片5
2bと支持片58との間にはばね部材60と対応
して係合部材65が跨架状に配設され、相互の孔
64および長孔66bには連結部材36のボルト
37が挿通され、同ボルト37にナツト39が螺
合されている。しかして、このナツト39を螺進
するとばね部材60は拡開状に弾性変形され、こ
のばね部材60の変形過程で支持部材52側の脚
部62は自由状態にあることからボルト37は図
示矢印の左方向へ係合部材65に設けた長孔66
bを介してその移動が許容され、このばね部材6
0の弾性復元力により支持部材52,53を挟持
状に取付けられている。このように隙間Tに所定
の間隔で取付けられた係合部材65間にはカバー
部材69を被冠状にして押圧することで側縁7
1,73は係止ホルダー67,68の係止脚片6
7a,68aと弾性係着されるとともに、その上
垂縁75は壁体W′と対設されてそのあり溝76
の形成された係合縁77は支持部材53の係合片
55と係合されあり溝76に嵌着した気密部材9
4は壁体W′に当接されて、同カバー部材69に
より隙間Tおよび支持部材52,53は遮蔽状に
覆設されている。したがつて、この第2実施例に
おいても第1実施例と同等の作用効果を奏するも
のである。
次に、第5図は第2実施例における支持部材5
3の別態様を示すもので、この支持部材78はの
基部材79と補助部材87とからなるもので、こ
の基部材79は支持部材52と対応して壁体
W′に取付けられるもので、取付片80の上端に
は略かぎ形状の係合片81が設けられ、同取付片
80の下端部寄りには水平に張出す張出片82が
設けられ、同張出片82の端部には支持部材52
の上垂片52bと対応して上方へ斜状に立上る支
持片83が形成されている。また取付片の下端部
には止水板49を嵌着するあり溝84が形成さ
れ、同あり溝84にはばね部材60と係合する略
かぎ形状の係止片85が形成されている。また、
取付片80のほぼ中央部近傍には補助部材87を
支持する当接支持片86が設けられている。ま
た、補助部材87は平板状のウエブ88を主体と
し、同ウエブ88の上端には気密部材94を嵌着
するあり溝89が形成されるとともに、同あり溝
89には基部材79の係合片81と係合する突片
90とカバー部材69を係着する係止突片91が
それぞれ形成され、また、ウエブ88の下端部に
は係合部材65の係止脚片68aと係合する略か
ぎ形状の係合縁92が形成されている。このよう
に形成された支持部材78を介して係着されるカ
バー部材69はその側縁73およびあり溝76が
省略されるとともに、このあり溝76に代り上垂
縁75の上端には係止突片91と係合する断面略
かぎ形状の係止縁93が形成されている。このよ
うに、支持部材78を基部材79と補助部材87
とより構成することにより、ステンレス鋼材を折
曲成形するカバー部材69の成形が容易となる利
点がある。
なお、上記実施例において、支持部材2,3,
52にばね用孔2g,3g,52gを設けて例示
したが、これに限定するものではなく、切欠き状
のものでもよい。また、係合部材26,65は3
部材で例示したが、これに限定するものではな
く、例えば一体のもの、あるいは2部材より構成
してもよい。
また、上記各実施例におけるばね部材21,6
0はばね鋼板あるいはステンレスばね鋼板を折曲
成形して一体状に形成して例示したが、これに限
定するものではなく、第6図ないし第8図に示す
構成形状としてもよい。すなわち、第6図に示す
ばね部材97は受け部98と左右の脚部99とよ
りなるもので、この受け部98は略長方形状のウ
エブ98aの四周には縁片98b,98cが形成
されて下方開放の略箱形形状に形成され、ウエブ
98aのほぼ中心には連結部材のボルト37の孔
98dが貫設され、また、対応する縁片98bに
は所定の間隔で対応して脚部99を嵌込みあるい
は挿入する凹部あるいは孔98eが形成されてい
る。また、脚部99はばね線材を折曲成形してな
るもので、所定の角度で傾斜する脚片99aの基
部には取付片99bが設けられ、また、先端側は
上方へ折曲成形されて押え部99cが形成されて
いる。この左右の脚部99は別体あるいは一体の
ものでもよく、また、受け部98に対し溶着手段
により止着する構成でもよい。また、第7図のば
ね部材100は対をなすばね素子101,102
からなるもので、このばね素子101,102は
対称形状に形成され、水平状の取付ウエブ101
a,102aの一方の端部には所定の角度で傾斜
する脚片101b,102bが設けられるととも
に、同脚片101b,102bの端部側には上方
へ湾曲状に円弧状端部101c,102cがそれ
ぞれ形成されている。また、ばね素子101の取
付ウエブ101aのほぼ中央部には連結部材のボ
ルト37を挿通する孔101dが貫設され、その
両側には切込みC1,C2されて押え片101e
が形成されてばね素子102の取付ウエブ102
aを挟み込み可能に形成され、ばね素子102の
取付ウエブ102aのほぼ中心には孔101dと
整合する孔102dが貫設されている。また、第
8図のばね部材103も対をなすばね素子10
4,105からなるもので、この両素子104,
105は略S字形状の脚片104a,105bを
主体とし、この脚片104a,105aの上端側
は略U字形状に折曲されて取付部104b,10
5bが形成され、この取付部104b,105b
の上片104c,105cのほぼ中央部にはボル
ト37を挿通可能な孔104d,105dが貫設
されるとともに、同取付部104b,105bの
折返し端縁のほぼ中央部には孔104d,105
dと対応して半円弧状の凹部104e,105e
が凹設されている。このように形成されたばね素
子104,105をボルト37に孔104d,1
05dを介して挿通して脚片104a,105a
を弾性変形していくと、その復元力のより孔10
4d,105dおよび凹部104e,105eの
ねじ部に係合されて係合部材と連結することがで
きる。
また、上記各実施例においては連結部材をボル
ト、ナツトにより構成して例示したが、これに限
定するものではなく、例えば第9図ないし第12
図に示す構成形状としてもよい。すなわち、第9
図のものはばね部材21と係合部材26にそれぞ
れ対応して掛着部材106を取付けて両掛着部材
106間に所定の引張圧を有するコイルばね10
7を掛着することでばね部材21を弾性変形して
係合部材26と連結することができる。また、第
10図はコイルばね107に代えて捩りばね10
8を掛着したものである。また、第11図のもの
は図示ばね部材109自体の弾性変形能を利用し
たものであつて、このばね部材109は対称形状
の対をなすばね素子110からなるもので、同素
子110の水平状のウエブ111の一端には先端
に円弧状端部を有する脚片112が斜状に設けら
れ、また、ウエブ111の他端には先端に係止突
起114を有する所定長さの係止片113が垂設
されている。このように形成されたばね素子11
0は相互の係止片114が重合状に当接されて鋲
115等により一体状に結合されてばね部材10
9が形成されている。また、一方の係合部材26
のほぼ中央部には先端に係合爪117を有する係
合片116が対設されている。このように形成さ
れたばね部材109を押圧して弾性変形して係止
片113を係合片116に係合することで係合部
材26と係着される。また、第12図は第11図
とは逆に構成したもので、このばね部材118の
受け部119の両側には脚片120が形成される
とともに、この受け片119の下面には下端に係
止爪122を有する係合片121が対設され、ま
た、係合部材26のほぼ中央部には先端に係合爪
124を有する係合片123が上設されて相互に
係合する構成としたものである。
(発明の効果) さて、本発明は隣接する建造物躯体間の隙間の
長手方向に沿つて支持部材を対設し、この両支持
部材の前記躯体側背面にばね部材を跨架状に配設
し、かつこのばね部材の少なくとも一方の脚部が
前記支持部材の背面に対し前記隙間の幅方向へ摺
接可能に圧接して設け、また、両支持部材の外側
に前記ばね部材と対応してカバー部材を係着する
係合部材を跨架状に配設するとともに、前記ばね
部材と係合部材とを連結部材を介して前記支持部
材に対し摺接可能に圧接して挟持状に取着して、
前記係合部材に長尺のカバー部材を被冠状に係着
して前記躯体間の隙間を覆設する構成としたこと
により、躯体に若干の変動を生じてもこれに対処
することができ、また、ばね部材は自由度の大き
な構造形状であるので、連結部材のナツトを締付
け調整することで支持部材に対し所要の保持力で
挟着することができ、かつその背面に対し円滑に
摺接し得て、ばね部材の掛け外れを防止すること
ができてカバー部材を安全に係着保持することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は縦断面図、第2図は補助部材の斜視
図、第3図は係合部材の斜視図、第4図は本発明
の第2実施例を示す縦断面図、第5図は第2実施
例における支持部材の別態様を示す縦断面図、第
6図ないし第8図はばね部材の別態様を示す斜視
図、第9図ないし第12図は連結手段の別態様を
示す縦断面図、第13図は従来のエキスパンシヨ
ンジヨイントの縦断面図である。 1,51……エキスパンシヨンジヨイント、
2,3,52,53,78……支持部材、21,
6097,100,103,109,118……
ばね部材、26,65……係合部材、36……連
結部材、40,69……カバー部材、W,W′…
…躯体。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 隣接する建造物躯体間の隙間の長手方向に沿
    つて支持部材を対設し、この両支持部材の前記躯
    体側背面にばね部材を跨架状に配設し、かつこの
    ばね部材の少なくとも一方の脚部が前記支持部材
    の背面に対し前記隙間の幅方向へ摺接可能に圧接
    して設け、また、両支持部材の外側に前記ばね部
    材と対応してカバー部材を係着する係合部材を跨
    架状に配設するとともに、前記ばね部材と係合部
    材とを連結部材を介して前記支持部材に対し摺接
    可能に圧接して挟持状に取着して、前記係合部材
    に長尺のカバー部材を被冠状に係着して前記躯体
    間の隙間を覆設する構成としたエキスパンシヨン
    ジヨイント。 2 前記ばね部材はその一端を前記支持部材の一
    方に係着し、他端部を他方の支持部材の背面に摺
    接可能に圧接して跨架状に配設し、また、前記カ
    バー部材は前記係合部材に弾性係着し、かつ前記
    ばね部材を係止した支持部材の他端側に係合する
    構成とした特許請求の範囲第1項記載のエキスパ
    ンシヨンジヨイント。
JP8528585A 1985-04-20 1985-04-20 エキスパンションジョイント Granted JPS61246444A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5880044A (ja) * 1981-11-09 1983-05-14 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント

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Patent Citations (1)

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JPS5880044A (ja) * 1981-11-09 1983-05-14 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント

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