JPH0322496B2 - - Google Patents

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JPH0322496B2
JPH0322496B2 JP15175284A JP15175284A JPH0322496B2 JP H0322496 B2 JPH0322496 B2 JP H0322496B2 JP 15175284 A JP15175284 A JP 15175284A JP 15175284 A JP15175284 A JP 15175284A JP H0322496 B2 JPH0322496 B2 JP H0322496B2
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Japan
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Yoshimasa Shima
Makoto Suzuki
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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Riken Keikinzoku Kogyo KK
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は隣接するコンクリート躯体の建造物
の例えば屋根対屋根(パラペツト対パラペツト)
および屋根対壁との間に覆設するエキスパンシヨ
ンジヨイントに関する。
(従来の技術) 従来、この種エキスパンシヨンジヨイントは第
8図および第9図に示すように隣接する建造物の
パラペツトP1対パラペツトP2あるいはパラペ
ツトP1対壁Wとの間にその相互間の間隔Tおよ
びパラペツトPの頂部を一体的に覆設するには相
互間の距離H1,H2が大きく、また、風圧等に
対する取付強度に問題を生じ、このため、図示の
ように固定部材101,102をパラペツトP
1,P2の頂部へ取付け、この固定部材101に
水切部材103を掛着するとともに、この水切部
材103間あるいは水切部材103と固定部材1
02間にカバー部材104,105をばね部材1
06,107を介して取付けられていた。
(解決しようとする問題点) このように従来のエキスパンシヨンジヨイント
においては遮蔽体を水切部材103とカバー部材
104,105とに分割する構成であつたので、
部材点数が多くなつて構成が複雑となり、また、
雨仕舞の問題にも格別の考慮を払わなければなら
なかつた。
本発明は、上記従来の問題点を解消すべくなさ
れたもので、隣接する躯体の隙間および躯体のパ
ラペツトの頂部を含む幅広部を一体に覆うことの
できるエキスパンシヨンジヨイントを提供するこ
とを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記技術課題を解決するため、隣接
する建造物の屋根間、または屋根と壁躯体との間
に装着して相互の隙間および屋根の頂部を一体的
に覆設するエキスパンシヨンジヨイントであつ
て、前記両屋根の頂部または屋根の頂部と壁躯体
に支持部材を取付け、この支持部材間にホルダー
部材を横架して該ホルダー部材は前記支持部材の
少なくとも一方に対して摺動可能に、かつばね部
材を介して該支持部材に弾着し、さらに、このホ
ルダー部材に対し前記隙間および屋根を覆うカバ
ー部材を弾性係着する構成としたエキスパンシヨ
ンジヨイントに存する。
(第1実施例) 次に、本発明の第1実施例を第1図ないし第3
図にしたがつて説明すると、図中1は隣接する建
造物の屋根間、例えば建造物の屋上に形成された
パラペツトP1,P2間にその間隙Tを遮蔽状に
覆設したエキスパンシヨンジヨイント(以下単に
ジヨイントという)であつて、このジヨイント1
は対をなす支持部材2,3、ホルダー部材4とば
ね部材8およびカバー部材7とより構成されてい
る。
2および3は上記した対をなす支持部材であつ
て、例えばアルミニウム等の軽合金材を押出成形
した型材よりなるもので、両支持部材2,3は対
称形状に形成されているので、図示右側の支持部
材3について説明する。この支持部材3は長尺に
形成されてパラペツトP2の上面Paの屋内側に
沿つて取付けられるもので、その断面において、
3aは取付縁でパラペツトP2の上面Paに沿つ
て水平状に設けられ、その内側端部には上方へ鉛
直状に立上る支持縁3bが設けられるとともに、
この支持縁3bには上方に開口するねじ溝3cが
その長手方向に沿つて形成されている。また、取
付縁3aと支持縁3bとを接合部の長手方向には
合成樹脂、合成ゴム等からなる止水板29を嵌着
する溝部3dが形成され、また、取付縁3aの下
面には気密部材あるいは止水板29を取付けるた
めの凹部3eがその長手方向に沿つて凹設されて
いる。
4はホルダー部材であつて、左右の支持部材
2,3に所定の間隔で横架されるもので、このホ
ルダー部材4はホルダー基材5と左右の係止ホル
ダー6とより構成されている。
5は上記したホルダー基材で、支持部材2,3
に横架可能な長さを有し、その断面形状はウエブ
5aとこのウエブ5aの両側には側片5bが設け
られて例えば断面略C型状に形成され、この両側
片5bの対向面には対向して突片5cが突設され
てリツプ溝5dが形成されるとともに、この突片
5cの下面長手方向には係止突条5eが突設され
ている。また、ウエブ5aの中心線に沿つて長溝
孔5fが貫設されている。
6は係止ホルダーであつて、ホルダー基材の両
側にそのリツプ溝5bに嵌入して取付けられるも
ので、左右対称形状に形成されているので、図示
右側の係止ホルダー6について説明すると、この
係止ホルダー6はホルダー基材5のリツプ溝5d
に嵌着される取付片6aと下端が外方に開いた斜
状の脚片6bとが一体に形成されて略かぎ形状に
設けられ、取付片6aの上面にはリツプ溝5dに
対して強固に嵌着するための複数の断面略山形状
の係止突起6cが形成されている。このように形
成されたホルダー基材5と係止ホルダー6とはホ
ルダー基材5のリツプ溝5dに対して係止ホルダ
ー6の取付片6aの嵌入量を調整してカバー部材
7の幅に対する取付け長さに調整可能である。な
お、ホルダー基材5と係止ホルダー6とはその係
止突条5eと係止突起6cとが相互に噛込み状に
係止されて結合される。
7はカバー部材であつて、例えばアルミニウム
等の軽合金材あるいはステンレス鋼材等からなる
もので、その断面において、7aは天板であつて
図示両側へ下傾する山形状に形成されるととも
に、両パラペツトP1,P2の頂部を遮蔽可能と
する幅に形成され、その両端には所定の長さを有
する側板7bが一体に形成されるとともに、この
側板7bには弾性能が付与され、これら両側板7
bの下端部には互いに内方へ突出する突片7cが
形成されている。
8はばね部材であつて、ばね鋼板あるいはステ
ンレスばね鋼板を切欠きC1,C2して図示基板
8aの対角四隅側を上方へほぼ対称の湾曲形状に
折曲成形して支持片8bが形成され、中央の左右
の片は下方へほぼ対称の湾曲形状に折曲形成され
て支持脚片8cが形成されて、ばね部材8全体に
弾性能が付与されている。
かくして形成された支持部材2,3はパラペツ
トP1,P2の上面にボルト9により止着されて
対設されるとともに、両支持部材2,3間には所
定の間隔でホルダー部材4が配設され、各ホルダ
ー部材4はばね部材8を挿通したボルト10がそ
の長溝孔5fに挿通されるとともに、支持部材
2,3のねじ溝2c,3cに螺合されてホルダー
部材4は支持部材2,3に対し摺動可能にばね部
材8の弾性能により弾着され、この状態でばね部
材8の支持片8bはホルダー部材4の上面より上
方へ突出されている。なお、支持部材2,3はそ
の支持縁2b,3bに螺着したボルト10を含め
て支持部材2,3という。また、ホルダー部材4
の係止ホルダー6の脚片6bの下端部はパラペツ
トP1,P2の側方の位置されている。このよう
に支持部材2,3に横架して弾着された各ホルダ
ー部材4に対し、カバー部材7を被せるように押
圧すると、カバー部材7の突片7cは各ホルダー
部材4の係止ホルダー6と摺接して側板7bが弾
性的に開拡される一方、カバー部材7の天板7a
の背面側にはばね部材8の支持片8bが当接され
るとともに、この押圧力によりばね部材8全体が
弾性変形され、さらに押圧すると突片7cは係止
ホルダー6の脚片6bの下端部と係合されてカバ
ー部材7は係着され、パラペツトP1,P2の頂
部および間隙Tはカバー部材7により一体的に被
冠されるとともに、このパラペツトP1,P2の
側部とカバー部材7の側板7bとの間隔はパラペ
ツトP1,P2の変位に対処し得る間隔に設定さ
れている。
なお、図中29は止水板、30は合成樹脂ある
いは合成ゴム等からなる防水シートである。
次に、上記のように構成された第一実施例の作
用および効果について説明する。
さて、本例ジヨイント1は隣接する建造物の屋
上に形成されたパラペツトP1,P2間にその間
隙Tを遮蔽状に覆設するもので、両パラペツトP
1,P2の上面に支持部材2,3を対設するとと
もに、この支持部材2,3間にホルダー部材4を
横架して該ホルダー部材4は支持部材2,3に対
してばね部材8を介して摺動可能に弾着し、さら
に、このホルダー部材4に対し間隙Tおよびパラ
ペツトP1,P2の頂部を覆うカバー部材7を弾
性係着し、かつ該カバー部材7をばね部材8によ
り弾性支持する構成としたものである。したがつ
て、例えばパラペツトP1,P2に上下方向への
相対変位が生じた場合にはホルダー部材4はばね
部材8を介して弾着したものであるから支持部材
2,3およびボルト10に対しホルダー基材5の
長溝孔5fを介して自由(摺動可能)であり、ま
た、ばね部材8が弾性変形可能であることから、
ホルダー部材4はパラペツトP1,P2の変位に
追従して左あるいは右に傾動されて、このホルダ
ー部材4に被冠状に弾性係着したカバー部材7も
一体的に傾動されるが、同カバー部材7は間隙T
および両パラペツトP1,P2の頂部を被冠した
状態に保持されている。また、パラペツトP1,
P2が左右方向への相対変位を生じた場合におい
てもホルダー部材4はカバー部材7を安定保持し
て間隙TおよびパラペツトP1,P2の頂部を被
冠した状態を維持することができる。また、この
パラペツトP1,P2の相対変位に対しカバー部
材7の取付幅が大きいことからホルダー部材4と
の係合状態が問題となるが、同カバー部材7はそ
れ自体の弾性能によりホルダー部材4に弾性係着
されるとともに、さらに、このホルダー部材4と
カバー部材7との間にばね部材8を介装して弾着
したものであるから、カバー部材7とホルダー部
材4とは強固に係合されて、したがつて、パラペ
ツトP1,P2の相対変位あるいは風等により煽
られることがあつても掛外れを生じることがな
い。また、カバー部材7はばね部材8により弾性
支持されるものであるから、カバー部材7が幅広
で長尺であつてもパラペツトP1,P2の相対変
位に基因する歪、ねじれ等はこのばね部材8によ
り著減される。また、カバー部材7は間隙Tおよ
びパラペツトP1,P2の頂部を一体的に被冠す
るものであるから、従来のように雨仕舞に対する
格別の考慮を行なう必要がなく、カバー部材7の
側板7bはパラペツトP1,P2の内側の側方へ
垂下するものであるから雨水は充分に水切され、
また、この側板7bとパラペツトP1,P2の間
の隙間より風に煽られて浸入しようとする雨水は
支持部材2,3の支持縁2b,3bにより堰止め
されてその浸入を著減することができる。また、
カバー部材7の取付けは各ホルダー部材4の上方
より押圧して弾性係着するものであるから、その
取付施行を極めて省力的に行なうことができると
ともに、しかも、ねじ等の締結部材を必要としな
いので、雨仕舞および外観を向上することができ
る等多くの特長がある。
(第2実施例) 次に、第4図は本発明の第2実施例を示すもの
で、この第2実施例は建造物の屋根(パラペツ
ト)P1と隣接する建造物の壁躯体Wとの間に附
設して間隙TとパラペツトP1の頂部とを遮蔽状
に覆設するジヨイント11であつて、このジヨイ
ント11は対をなす支持部材12,13、ホルダ
ー部材14およびカバー部材17とばね部材18
と構成され、一方の支持部材12は第1実施例の
支持部材2と同形状に形成されている。また、支
持部材13は支持部材12と対応して壁体Wに止
着されるもので長尺に形成され、その断面におい
て、13aは取付縁であつて、同取付縁13aの
上端には外側へ水平状に突出する突縁13bが設
けられ、この外端には下方に向つて段差状の係止
縁13cが垂設されている。また、取付縁13a
の下端には外側へ水平状に張設し、さらに上方へ
向つて突出する断面略かぎ形状の支持縁13dが
設けられ、同支持縁13dの下面には止水板29
を嵌着する溝部13eが形成されている。また、
14はホルダー部材であつて、このホルダー部材
14はホルダー基材15と左右の係止ホルダー1
6,16′とからなり、ホルダー基材15と係止
ホルダー16とは第1実施例のホルダー基材5お
よび係止ホルダー6と同形状に形成され、図示右
側の係止ホルダー16′はその脚片16′bが支持
部材13の支持縁13dと掛合可能に短尺に形成
されて、係止ホルダー16′全体が肘状に形成さ
れている。なお、取付縁16′aは第1実施例の
係止ホルダー6の取付片6aと同様に形成されて
いる。また、カバー部材17は第1実施例と同様
の材料から長尺に形成され、その断面において、
17aは天板であつて、壁体WよりパラペツトP
1側へ向つてやや下傾状に設けられて、間隙Tお
よびパラペツトP1の頂部を遮蔽する幅に設けら
れ、その図示左端部には係止ホルダー16と弾性
係着する側板17bが設けられるとともに、その
下端部には突片17cが形成されている。また、
天板17aの図示右端部には上方に向つて支持部
材13の係止縁13cと係合する係合縁17dが
形成されている。また、18はばね部材であつ
て、このばね部材18は第1実施例のばね部材8
と同様に形成されている。
このように形成された支持部材12,13はパ
ラペツトP1と壁体Wとにそれぞれ対応してボル
ト9により止着されるとともに、その長手方向に
所定の間隔でホルダー部材14がその係止ホルダ
ー16′が支持部材13の支持縁13dに掛合さ
れて支持部材12,13間に横架され、係止ホル
ダー16側はばね部材18を挿通したボルト10
がホルダー基材5の長溝孔5fに挿通され、さら
に同ボルト10は支持部材12のねじ溝12cに
螺着されてホルダー部材14は支持部材12に対
し摺動可能に弾着されている。このように支持部
材12,13間に横架して弾着された各ホルダー
部材14の上方よりカバー部材17をその一方の
係合縁17dを支持部材13の係合縁13cを係
合してカバー部材17の突片17cを被せるよう
に押圧すると、第1実施例と同様にカバー部材1
7の突片17cは各ホルダー部材14の係止ホル
ダー16と摺接して側板17bが弾性的に開拡さ
れる一方、カバー部材17の天板17aの背面側
にはばね部材18の支持片18bが当接されると
ともに、この押圧力によりばね部材18全体が弾
性変形され、さらに、押圧すると突片17cには
係止ホルダー16の下端部と係合され、パラペツ
トP1の頂部および間隙Tはカバー部材17によ
り一体的に遮蔽されている。したがつて、この第
2実施例においても第1実施例と同等の作用効果
を奏するものである。
なお、上記第1、第2実施例に例示したばね部
材8,18はその支持片8b,18b、支持脚片
8c,18を曲折成形して一体に形成して例示し
たがこれに限定するものではなく、例えば第5
図、第6図に示す構成形状としてもよい。すなわ
ち、第5図に示すばね部材19は上部ばね部材2
0と下部ばね部材21との2部材に分割したもの
で、上部ばね部材20はその基板20aの対応す
る側縁が図示上方へほぼ対称の湾曲形状に折曲形
成されて支持片20bが形成され、また、下部ば
ね部材21はその基板21aの対応する側縁が図
示下方へほぼ対称の湾曲形状に折曲形成されて脚
片21bが形成され、それぞれの基板21a,2
1aには整合してボルト10を挿通する孔20
c,21cが貫設されている。また、第6図のば
ね部材22はコイルばね部材23と線ばね部材2
4とからなり、このコイルばね部材23はカバー
部材7,17を弾性支持するものでその下部側に
はボルト10を挿通しかつその頭部を係止可能に
設けられ、また線ばね部材24はホルダー部材1
4を弾性押圧するもので、1本の線材を中央部に
おいてボルト10を挿通可能にリング状に折曲形
成して両端側をほぼ対称の湾曲形状に折曲形成し
て脚片を形成し、この脚片の先端はホルダー基材
4,14の中心線にほぼ直交する方向へ折曲さ
れ、たもので、これらばね部材19,22は第1
実施例のばね部材8と同等の作用能を有するもの
である。
(第三実施例) 次に、本発明の第3実施例を第7図にしたがつ
て説明する。この第3実施例のジヨイント25は
第1実施例と同様にパラペツトP1,P2および
間隙Tを遮蔽状に覆設するもので、このジヨイン
ト25は第1実施例、第2実施例におけるホルダ
ー部材4のホルダー基材とばね部材とが変更され
たもので、同ジヨイント25のホルダー基材26
の断面形状は係止ホルダー6の取付片6aを嵌入
可能とするリツプ溝26aを有するリツプ溝形断
面に形成され、そのリツプ26bの下面長手方向
には第1実施例のホルダー基材5の突片5cに形
成した係止突条が形成されるとともに、同ホルダ
ー基材26には長溝孔26cが貫設されている。
また、ばね部材は上部ばね部材27と下部ばね部
材28とに分割形成されて、両ばね部材27,2
8は第5図に示すばね部材19の上部ばね部材2
0とほぼ同形状に形成されて、下部ばね部材28
は支持部材2,3とホルダー基材26との間に、
また、上部ばね部材27はホルダー基材26とカ
バー部材7との間にそれぞれ弾着されている。し
たがつて、この第3実施例においても第1実施例
と同等の作用効果を奏するものである。
なお、上記各実施例においては支持部材2,3
をパラペツトP1,P2の頂部の内側となる位置
に止着して例示したが、想像線で示すようにパラ
ペツトP1,P2の頂部の外側となる位置に止着
する構成であつてもよい。また、とくにカバー部
材7の取付幅が大きくなる場合にはパラペツトP
1,P2の頂部の内側となる位置に長尺の支持部
材2,3を配置する一方、外側(想像線)の位置
に短尺の支持部材2,3を所定の間隔で配置して
それぞればね部材8を介装してカバー部材8を取
付ける構成としてもよい。また、ホルダー基材
5,15,26のリツプ溝5d,15d,26a
は中空としてもよく、また、ホルダー基材と係止
ホルダーとは一体としてもよい。
(発明の効果) さて、本発明は隣接する建造物の屋根間、また
は屋根と壁躯体との間に装着して相互の隙間およ
び屋根の頂部を一体的に覆設するエキスパンシヨ
ンジヨイントであつて、前記両屋根の頂部または
屋根の頂部と壁躯体に支持部材を取付け、この支
持部材間にホルダー部材を横架して該ホルダー部
材は前記支持部材の少なくとも一方に対して摺動
可能に、かつばね部材を介して該支持部材に弾着
し、さらに、このホルダー部材に対し前記隙間お
よび屋根を覆うカバー部材を弾性係着する構成と
したことにより、パラペツトあるいは壁体に相対
変位が生じた場合にはホルダー部材はばね部材を
介して弾着したものであるから支持部材(螺着し
たボルトを含む)に対しホルダー基材は摺動可能
であり、パラペツトの変位に追従して傾動され、
かつこのホルダー部材に被冠状に弾性係着したカ
バー部材はホルダー部材とともに一体的に傾動さ
れて隙間およびパラペツトの頂部を被冠した状態
で保持される。また、パラペツトあるいは壁体の
相対移動に対しカバー部材の取付幅が大きい場合
でもこのカバー部材とホルダー部材との間にばね
部材を介装して支持部材に弾着するものであるか
ら、カバー部材とホルダー部材とは強固に係合さ
れ、パラペツトあるいは壁体の相対移動、風等に
より煽られることがあつても掛外れを生ずること
がない。また、カバー部材は隙間およびパラペツ
トの頂部を一体的に被冠するものであるから、雨
雨仕舞に格別の考慮を行なう必要がなく、その取
付施工を省力的に行なうことができ、しかも、ね
じ等の締結部材を必要としないので、雨仕舞およ
び外観を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示
し、第1図は縦断面図、第2図はホルダー基材の
断面図、第3図はばね部材の斜視図、第4図は本
発明の第2実施例を示す縦断面図、第5図および
第6図はばね部材の別態様を示す斜視図、第7図
は本発明の第3実施例を示す一部抽出した縦断面
図、第8図および第9図は従来例を示す縦断面図
である。 1,11,25……エキスパンシヨンジヨイン
ト、2,3,12,13……支持部材、4,14
……ホルダー部材、7,17……カバー部材、
8,18,19,22,27,28……ばね部
材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 隣接する建造物の屋根間、または屋根と壁躯
    体との間に装着して相互の隙間および屋根の頂部
    を一体的に覆設するエキスパンシヨンジヨイント
    であつて、前記両屋根の頂部または屋根の頂部と
    壁躯体に支持部材を取付け、この支持部材間にホ
    ルダー部材を横架して該ホルダー部材は前記支持
    部材の少なくとも一方に対して摺動可能に、かつ
    ばね部材を介して該支持部材に弾着し、さらに、
    このホルダー部材に対し前記隙間および屋根を覆
    うカバー部材を弾性係着する構成としたエキスパ
    ンシヨンジヨイント。
JP15175284A 1984-07-19 1984-07-19 エキスパンシヨンジヨイント Granted JPS6136440A (ja)

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JPS6136440A JPS6136440A (ja) 1986-02-21
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JPS6363841A (ja) * 1986-09-04 1988-03-22 理研軽金属工業株式会社 エキスパンシヨンジヨイント
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