JPH0692678B2 - エキスパンションジョイント - Google Patents

エキスパンションジョイント

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JPH0692678B2
JPH0692678B2 JP398788A JP398788A JPH0692678B2 JP H0692678 B2 JPH0692678 B2 JP H0692678B2 JP 398788 A JP398788 A JP 398788A JP 398788 A JP398788 A JP 398788A JP H0692678 B2 JPH0692678 B2 JP H0692678B2
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edge
cover
locking
spring
groove
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Inventor
正樹 荻島
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理研軽金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、建造物躯体間の隙間を遮蔽状に覆設するエ
キスパンションジョイントに関する。
(従来の技術) 従来、この種の建造物躯体間、例えば屋根対屋根、壁対
壁等の躯体間に介装されるエキスパンションジョイント
としては各種の構造のものが開発され、とくに、躯体間
の間隔の大きな寸法、あるいは躯体の大きな変動に対処
するジョイントとして特開昭61−200237号公報のものが
あり、この公報に開示された技術内容は所定の間隔をも
って対向する躯体の端縁に固着されるとともに、内方に
開口する長手方向凹溝を有する一対の縁材と、この間隔
を有する躯体の間隔部を外方から施蓋するためのカバー
プレートと、上記縁材の凹溝に摺動可能かつ揺動可能に
係合する係合突出子を両端に有するとともにカバープレ
ートの裏面側に首振り自在に連結具を介して取付けられ
る橋絡杆体とより構成されたもので、とくに、この公報
に開示された屋根体屋根、壁体壁に装着されるジョイン
トにおける上記連結具はカバープレートの溝部に所定の
ピッチで貫設された孔に挿通されるとともに、橋絡杆体
の長孔に挿通されるボルトとこのボルトの頭部とカバー
プレートとの間に介装されるシール用ワッシャと、カバ
ープレートと橋絡杆体との間に介装されて両者の間隔を
所定寸法以下となるのを防止する円筒状スペーサと、コ
字型板材からなる回転止め板部を有し、かつこれに溶接
等で一体化されたナット部を有し上記ボルトに螺着され
るスプリング保持具と、上記ボルトの外装されかつ保持
具と橋絡杆体との間に介装されて弾発的に橋絡杆体とカ
バープレートとを引寄せるコイルスプリング等の弾発部
材とから構成されている。
(解決しようとする課題) しかしながら、上記従来技術におけるカバープレートと
橋絡杆体との間に介装される連結具では極めて部品点数
が多く、さらに、コイルスプリングに加えてカバープレ
ートと橋絡杆体との間に板ばねを介装する構成であるか
ら、連結具の組付け施工において例えば板ばねが正常な
状態で組付けることが困難で外れ等を生じて極めて手数
を要するとともに、部品管理工数を多く必要とし、ま
た、コイルスプリングはボルトに外装されているので、
橋絡杆体に対し集中加圧するので橋絡杆体にフレを生じ
て縁材の凹溝との摺動に円滑性を欠く等の問題点があ
る。
本発明は、上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、カバー部材と揺動部材との連結部材の部品点数を最
小数とすることができて、連結施工を容易にし得るとと
もに、ジョイントとしての機能を充分に有するエキスパ
ンションジョイントを提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記技術課題を解決するため間隔を隔てて隣
接する建造物間の躯体端部の間隔を遮蔽状に覆設するエ
キスパンションジョイントであって、前記躯体端部に溝
部付きの支持部材を取付け、この支持部材間裏側に躯体
間隔より長尺の揺動部材を橋架してこの端部を前記支持
部材の溝部へ支持され、揺動部材の裏側に弾性係合する
ばね部材とこのばね部材の脚片を介してカバー部材また
はカバー用係止部材に当接して連繋部材にて係止し、前
記ばね部材は前記連繋部材を介して揺動部材と弾性係合
する第1脚片と、カバー部材またはカバー用係止部材の
裏側に弾性係合する第2脚片とを設けるとともに、第1
脚片は第2脚片より強弾性に設定したエキスパンション
ジョイントである。
(第1実施例) 次に、本発明の第1実施例を第1図ないし第3図にした
がって説明すると、このエキスパンションジョイント1
(以下、単にジョイントという)は隣接する建造物の壁
体等の躯体W,Wの壁面が同一平面である場合、その間隔
Tに両躯体Wの上下動、前後動等の変動に対処して遮蔽
状に取付けられるもので、壁体等の躯体Wの縁部に沿っ
て対設して取付けられる長尺の支持部材2と長尺のカバ
ー部材3と揺動部材4およびばね部材7とより構成され
ている。
この左右の支持部材2はその断面形状がほぼ対称形状に
形成されているので図示右側の支持部材2について説明
すると、この支持部材2は溝付きの支持部材2であっ
て、その断面形状は壁面に沿う取付縁2aの間隔T側の端
部には外側に向って鉛直状に張出す支持縁2bが形成さ
れ、同支持縁2bの先端には間隔T側に張出す断面略かぎ
形状の受承縁2cが形成されて間隔T側に開口する溝部2d
が長手方向に沿って形成されている。また支持縁2bは間
隔T側の面に沿って延出され同端部には止水板20を取付
ける嵌着溝2eが形成されている。このように形成された
支持部材2は左右の壁体等の躯体Wの縁部に沿って取付
ボルトにより止着されている。
3はカバー部材であって、例えばアルミニウム等の軽合
金材あるいはステンレス鋼板により形成された長尺部材
であって、その断面において3aは天板であって、間隔T
および左右の支持部材2を遮蔽可能とする所定の幅を有
して壁面に平行に設けられ、その両端には側縁3bが設け
られるとともに、両側縁3bには対向状に気密部材9を取
付ける突縁3cが形成されている。このように形成された
カバー部材3の天板3aの中心部には所定の間隔、すなわ
ち揺動部材4の取付け間隔で連繋ボルト10を挿通する孔
が貫設されている。
4は揺動部材であって、左右の支持部材2の溝部2d間に
連繋ボルト10を介して所定の角度(例えば連繋ボルト10
を中心として支持部材2に対して45度方向)で斜状に掛
渡しされるもので、この揺動部材4は断面略コ字形状で
溝部5aを有する揺動杆5とこの揺動杆5の両端には支持
部材2の溝部2dに摺動可能に嵌合する略弾頭形状の摺動
子6が枢着され、また、揺動杆5の中央には連繋ボルト
10を挿通する孔5bが貫設されている。
7はカバー部材3の背面側に揺動部材4を揺動可能に取
付けるばね部材であって、ばね鋼板あるいはステンレス
鋼板等を折曲成形してなるもので、第3図に示すように
中央部の略方形状のウエブ7aの両端には所定の角度で対
称形状に開拡するばね部7bが形成されている。このばね
部7bはウエブ7aの端部より所定の角度でばね基部7cが上
設され、このばね基部7cの先端側では切込みC1,C1がな
されて中央部に第1脚片7dが形成され、その両側に第2
脚片7eがそれぞれ形成され、この第1脚片7dは揺動杆5
の溝部5aに嵌込み可能な幅でかつ揺動杆5の下面に当接
可能な長さを有して湾曲状、鈎形状等に折曲形成され、
また、左右の第2脚片7eの間隔は揺動杆5を嵌込み可能
な間隔に形成されるともに、この第2脚片7eはカバー部
材3の天板3aの背面に当接可能な長さに設けられて先端
側は湾曲状に形成されている。このように対称形状に開
拡形成されたばね部7bの第1脚片7dのばね圧は第2脚片
7eのばね力より強く設定されている。また、ウエブ7aの
中心には連繋ボルト10を挿通可能な孔7fが貫設されると
ともに、同孔7fには連繋ボルト10と螺合するナット8が
溶着手段等により取着されている。なお、第2脚片7eを
一体に形成して例示したが、別体に形成して基部7cに重
合止着する構成でもよい。また、ウエブ7aに孔7fを貫設
して同孔7f部位にナット8を取付ける構成としたが、図
示はしないが同孔7f部位を左右に切起して孔7fを形成す
るとともに、この左右の切起し片にねじを螺設する構成
としてもよい。
かくして形成されたばね部材7はその第2脚片7eとの間
に揺動部材4の揺動杆5が嵌込まれるとともに、第1脚
片7dは揺動杆5の溝部5aに納められ、この状態で揺動部
材4の両端に設けられた摺動子6は左右の支持部材2の
溝部2dに嵌合されて斜状に保持したもとで間隔Tおよび
支持部材2を遮蔽状に覆設したカバー部材3の孔より連
繋ボルト10が挿通されてばね部材7に取付けたナット8
と螺合していくと第2脚片7eの先端側の湾曲部はカバー
部材3に背面側に当接されて開拡状に4点で弾発支持
し、また、第1脚片7dも揺動杆5の背面に強く当接しな
がら開拡状に2点で強接状に弾発支持してカバー部材3
と揺動部材4とは主に第1脚片7dの強い弾発力により引
寄せられて装着されている。なお、9aは支持部材2の受
承縁2cに貼着された気密部材である。
次に、上記のように構成された第1実施例の作用および
効果について説明する。
さて、本実施例は間隔Tを隔てて隣接する建造物W間の
躯体端部の間隔Tを遮蔽状に覆設するエキスパンション
ジョイント1であって、躯体端部に溝部2d付きの支持部
材2を取付け、この支持部材2間の裏側に躯体間隔Tよ
り長尺の揺動部材4を橋架してこの端部を支持部材2の
溝部2dへ支持され、揺動部材4の裏側に弾性係合するば
ね部材7とこのばね部材7を介してカバー部材に当接し
て連繋ボルト10にて係止し、ばね部材7は連繋部材10を
介して揺動部材4に弾性係合する第1脚片7dと、カバー
部材3の裏側に弾性係合する第2脚片7eとを設けるとと
もに、第1脚片7dは第2脚片7eより強ばね圧に設定する
構成としたものである。したがって、カバー部材3と揺
動部材4との連繋は単一的な連繋ボルト10と開拡状のば
ね部材7とによる連結構成であるから連繋ボルト10とば
ね部材7に取付けたナット8とを単に螺合するのみでカ
バー部材3の取付け施工を極めて省力的かつ確実に施工
することができる。また、第1脚片7dは揺動杆5に溝部
5a内に納められ、かつ開拡状に弾発支持するものである
から、揺動部材4をフレ等を生ずることなく水平状に均
等支持し得るので、支持部材2の溝部2dに対する摺動性
が良好となり、躯体Wの変動に円滑に追従作動すること
ができる。また、最小部品点数であるから製造の生産
性、部品管理工数を省力化することのできる経済性を有
するものである。
(第2実施例) 次に、本発明の第2実施例を第4図にしたがって説明す
ると、このジョイント11は屋根対屋根例えばパラペット
等の躯体P、P間の間隔Tを遮蔽状に装着されるもの
で、ジョイント11は左右の支持部材12と同支持部材12に
取付けられる水切部材13とカバー部材14と揺動部材4、
ばね部材7および連繋部材10とより構成されている。
12は上記した支持部材であって、この支持部材12はパラ
ペット等の躯体P,Pの上面に突出状に設けられたアンカ
ー部材19に取付けられるもので長尺に形成され、その断
面形状はほぼ同一形状に形成されているので、図示右側
の支持部材12について説明すると、その断面において12
aは取付ウエブであって水平状に設けられ、同ウエブ12a
に内側(図示右側)には水切部材13の取付縁12bが形成
され、また、同ウエブ12aの間隔T側には上方へ垂直状
に立上がる支持縁12cが設けられ、同支持縁12cの上端に
は内側に張出状に気密部材9bを嵌着するあり溝12dがそ
の長手方向に沿って形成され、同あり溝12dの下面には
水切部材13を係着する係止縁12eが形成されている。ま
た、支持縁12cの上端には間隔T側に向って断面略かぎ
形状の受承縁12fが張出し形成されて同受承縁12fの下面
側には溝部12gが長手方向に沿って形成されている。ま
た、支持縁12cの下端部にはその長手方向に沿って止水
板20を嵌着する嵌着溝12hが形成されるとともに、受承
縁12fと嵌着溝12hとの間の所定の位置には間隔T側へ所
定の長さで突出する突縁12jが形成されている。このよ
うに形成された支持部材12はアンカー部材19を介してパ
ラペットなどの躯体Pの縁部に沿って取付けられてい
る。このように配設された左右の支持部材12には水切部
材13が取付けられている。
13は上記した水切部材であって、長尺に形成され、その
断面形状は対称形状に形成されているので図示右側につ
いて説明すると、その断面において、13aは水切ウエブ
であって、内側へ所定の角度で下傾状に設けられ、その
内側端部には支持部材12の取付縁12bに取付けられる断
面略Z形状に取付縁13bが形成され、また、水切ウエブ1
3aの外側端部には上方へ上設されて支持部材の係止縁12
eと係合される係合縁13cが形成されている。このように
形成された水切部材13はその係合縁13cが支持部材12の
係止縁12eに係合されるとともに、取付縁13cが支持部材
12の取付縁12bにビスにより止着されている。
また、カバー部材14は第1実施例のカバー部材3と同質
部材より形成された長尺部材であって、その断面におい
て、14aは天板であって、中央部より左右へ所定の角度
で下傾する略山形状に形成されて、間隔Tおよび左右の
支持部材12を遮蔽可能な幅に形成され、その両端には側
縁14bが形成され、両側縁14bの端部には対向状に突縁14
cが形成されている。このように形成されたカバー部材1
4の天板14aの中心部には第1実施例と同様に所定の間隔
で連繋ボルト10を挿通する孔が貫設されている。
かくして形成されたカバー部材14は第1実施例と同様に
して支持部材12間に揺動部材4が斜状に掛渡しされると
ともに、ばね部材7が取付けられて、連繋ボルト10によ
り連繋されている。したがって、この第2実施例におい
ても第1実施例と同等の作用効果を奏するものである。
次に、第5図ないし第10図のものはカバー部材の取付の
態様の変更例を示すもので、この第5図に示すジョイン
ト15においては第1実施例とほぼ同様の構成であるが、
その相違する点はカバー部材3の取付構造である。この
カバー部材3においてはカバー用係止部材16を介してカ
バー部材3を取付けるもので、したがって、この係止部
材16と揺動部材4とがばね部材7を介して連繋される。
この係止部材16は弾性を有する鋼板、アルミニウム型材
等の部材からなるもので、所定の幅(この場合、揺動杆
5の幅とほぼ同じ幅に形成されている。)を有して支持
部材2間に横架され、さらに側方へ延出する長さのウエ
ブ16aが設けられ、その両端は所定の角度で下傾する係
止片16bが形成されるとともに、ウエブ16aの中央部には
連繋ボルト10を挿通する孔が貫設されてこの係止部材16
は揺動部材4およびばね部材7と連繋ボルト10とにより
固定部材2間に所定の間隔で取付けられている。この取
付け状態でばね部材7の第2脚片7eは係止部材16の両側
を挟み状にして上方へ延出されている。一方、カバー部
材3はその突縁3cが省略されて側縁2bの内側には係止部
材16の係止片16bと係合する長尺または短尺の係合部材1
7が取付けられている。この係合部材17は取付片17aと係
合片17bとが略L形状に形成され、係合片17bの内側面に
は係止片16bと係合可能とするのこ刃状の係止面17cが形
成されるとともに、同係止片17bの端部には気密部材9c
を嵌着するあり溝17dが形成されている。このように形
成された係合部材17はカバー部材3の側縁3に当接され
るとともに、取付片17aを介して溶着、鋲、ボルト等の
手段により止着され、この係合部材17を取付けたカバー
部材3をカバー用係止部材16の上方より被せ状にして押
圧することで係合部材17の係止面17cと係止部材16の係
止片16bとが弾性係着されてカバー部材3は間隔Tおよ
び支持部材2は遮蔽され、カバー部材3の背面にはばね
部材7の第2脚片7eが開拡、かつ弾性的に当接されてい
る。なお、この場合、ばね部材7の第2脚片7eは係止部
材16を跨ぎ状にしてカバー部材3の背面に弾性当接され
ているが、この場合における第2脚片7eの先端側の湾曲
部7gは大きく湾曲形成されて図示のようにその先端側が
係止部材16のウエブ16aの下面より図示下方に延出され
ているので、躯体Wに変動を生じて揺動部材4が連繋ボ
ルト10を中心として回動されても容易に係止部材16を乗
越えて追従することができるように形成されている。な
お、9dは支持部材の受承縁2cに貼着された気密部材であ
って、各係止部材16は躯体の変動により移動し得るよう
に形成されている。
また、第6図に示すジョイント21は上述したジョイント
15とほぼ同様のもので、このカバー用係止部材22は板状
に形成され、その両端部に上記した係止部材17の係止面
17cを省略した断面形状の取付部材23をビス止めしたも
ので、係止部材22の中央には連繋ボルト10の孔が貫設さ
れて、上記ジョイント15と同様にして揺動部材4とばね
部材7と連繋ボルト10により組付けられるとともに、各
係止部材22の図示上方よりカバー部材3が冠状に被せら
れてねじ24により止着されている。なお、このジョイン
ト21においてもばね部材7の第2脚片7eの先端側は大き
な湾曲部7gに形成されている。また、9dは上記ジョイン
ト15に貼着した気密部材9dと同様のもので支持部材2の
受承縁2cに形成されたあり溝2fに嵌着されて係止部材22
を移動可能に設けられている。
また、第7図に示すジョイント25は、カバー部材3を取
付けるカバー用係止部材26がホルダー形式のもので、こ
の係止部材26はホルダー基材27と左右の係止ホルダー28
とからなるもので、このホルダー基材27は係止ホルダー
28の取付部28aを挿入係止可能な上方に開口する断面略
C型形状に形成されている。また、左右の係止ホルダー
28はその取付部28aの端部に段差状にウエブ28bが形成さ
れ、同ウエブ28bの上面には所定の間隔で突起部28cが突
設されるとともに、ウエブ28bの端部には壁面側に向っ
て突片28dが突設されている。このように形成された係
止ホルダー28はホルダー基材27に挿入係止され、同ホル
ダー基材27の中心に貫設された孔に連繋ボルト10が挿通
されて上記ジョイント15,21と同様にばね部材7を介し
て揺動部材4が支持部材2間に斜状に取付られている。
また、カバー部材3の左右端部には長尺の係合部材29が
取付けられている。この係合部材29は左右対称の断面形
状に形成され、その断面において29aは取付縁であっ
て、その端部にはカバー部材3の側縁3bに重合当接さ
れ、先端に気密部材9を嵌着するあり溝29cを有する支
持縁29bが形成され、また、取付縁29aの図示下面には係
止ホルダー28に形成した突起部28cと対応して係合溝29d
が形成されている。このように形成された係合部材29は
カバー部材3の背面側両端に沿ってボルト18により止着
されている。このように係合部材29を取付けたカバー部
材3は係止部材26の上方より被せ状にして係合部材29の
係合溝29dと係止ホルダー28の突起部28cを対応させて、
第8図に示すように係合溝29dおよび突起部28c相互に係
合する係止爪付きクリップ30を介装して押圧することで
カバー部材3は係着されている。なお、このジョイント
25においてはばね部材7の第2脚片7eは係止部材26の下
面に当接して例示したがカバー部材3の下面に当接する
構成でもよい。
次に、第9図に示すジョイント31はパラペット等の躯体
Pと屋根等の躯体Wとの間の間隔Tを遮蔽状に覆設する
ものであって、パラペット等の躯体P側の支持部材32に
は水切部材34の取付部材33が並設されて水切部材34が係
着されている。この支持部材32は長尺部材に形成され、
その断面において、32aは取付縁で、その間隔T側の端
部には支持縁32bが上設され、その上端には間隔T側に
向って断面かぎ形状の受承縁32cが突出されて同縁32cの
下面側に溝部32dが形成されるとともに、同支持縁32bの
端部には内側(図示左側)に向って水切部材34を係合す
る断面かぎ形状の係止縁32eが形成されている。また、
支持縁32bの内側面の所定の位置にはその長手方向に沿
ってねじ受け溝32fが形成されている。また、支持縁32d
の下端部には間隔T側に下傾状に突縁32gが設けられ
て、同突縁32gの先端には止水板20の嵌着溝32hが形成さ
れている。このように形成された支持部材32はパラペッ
トPの縁部に沿って取付ボルトにより止着されている。
33は取付部材であって、短尺に形成されてパラペットP
の上面に所定の間隔で支持部材32と並設されるもので、
その形状において33aは取付ウエブであって、同ウエブ3
3aの図示右端部には上方へ立上り、さらに支持部材32側
へ上傾する略くの字形状の支持片33bが形成され、ま
た、ウエブ33aの図示左端部には上方へ突出状に凸部33c
が形成されるとともに、同凸部33cには下方へ所定の角
度で下傾する係止脚33dが形成されている。このように
形成された取付部材33は取付ボルトによりパラペット等
の躯体Pの所定の位置に止着されている。
34は水切部材であって、弾性を有する鋼板、ステンレス
板、アルミニウム板等を折曲形成してなるもので長尺部
材に形成され、その断面において、34aは水切ウエブで
あって所定の角度で内側へ下傾状に設けられて取付部材
33の支持片33bと凸部33cに当接支持され、同ウエブ34a
の図示右端部には上方へ立上って支持部材32の係止縁32
eと係合縁34bが形成され、また、同ウエブ34aの図示左
端部には下方へ垂下する側縁34cが形成され、その下端
には取付部材33の係止脚33dの下端部と係合する突縁34d
が形成されている。このように形成された水切部材34は
その係合縁34bが係止縁32eに係合され側縁34cの突縁34d
が係止脚33dに係合させて弾性的に係合させている。
また、屋根等の躯体W側に取付けられる支持部材32はパ
ラペット等の躯体P側の支持部材32と対称形状に形成さ
れているのでその説明は省略する。また、この支持部材
32は屋根Wに設けられたアンカー部材19を介してパラペ
ット等の躯体P側の支持部材32と対設して取付けられて
いる。
35は屋根等の躯体W側の支持部材32に取付けられる水切
部材であって、長尺部材に形成され、その断面形状にお
いて、35aは水切ウエブで図示右側へ下傾状に設けら
れ、同ウエブ35aの右端部には断面略Z形状で支持部材3
2の取付縁32aに係合する取付縁35bが形成され、また、
左端部には上方へ立上る取付縁35cが形成されている。
このように形成された水切部材35は取付縁35b側が支持
部材32に係合され、取付縁35c側は支持部材のねじ受け
溝32fを介してねじにより止着されている。
36はカバー用係止部材であって、揺動部材4と対応して
支持部材32間に跨架状に配設されるもので、その形状は
中央部に水平部36aが形成され、この水平部36aの両側に
は左右へ所定の角度で下傾する傾斜部36bが形成される
とともに、傾斜部36bの端部には下方へ垂下する取付片3
6cがが形成されて、同取付片36cにはカバー取付用のピ
ース37が止着されている。このように形成された係止部
材36の水平部36aに貫設された孔に連繋ボルト10が挿通
されて上記ジョイント15,21、25と同様にばね部材7を
介して揺動部材4が支持部材32間に斜状に取付られてい
る。
38はカバー部材であって、長尺部材に形成され、その断
面において38aは天板であって、中央部により左右へ所
定の角度で下傾されて係止部材36の傾斜部36bに当接す
る図示山形状に形成され、同天板38の両側には側縁38b
が形成されている。このように形成されたカバー部材38
は係止部材36の上方より被せ状に嵌着されてその側縁38
bはピース37に重合当接されてねじ着されている。な
お、この場合のばね部材7の第2脚片7eはジョイント1
5,21と同様にカバー部材38の天板38aの下面に当接され
ている。
また、第10図に示すジョイント41は建造物の屋根等の躯
体W対屋根等の躯体Wに取付けられるもので、42は左右
の支持部材であって屋根Wに設けられたアンカー部材19
に取付られるもので断面形状が対称形状の長尺部材に形
成され、その断面において、42aは取付縁であってその
間隔T側の端部には止水板20を嵌着する嵌着溝42bが形
成され、この嵌着溝42bには上方へ立上る支持縁42cが形
成されるとともに、その上端には内側へ水平に張出すウ
エブ42bが形成され同ウエブの端部にはカバー用係止部
材44を摺動可能に支承する凸縁42eが形成されている。
また、このウエブ42dの下面には支持縁42cに近接して係
合縁42fが垂設されている。また支持縁42cの上端には間
隔T側へ張出す断面略かぎ形状の受承縁42gが設けられ
て溝部42hが形成されている。また、取付縁42aの内側の
端部にはその長手方向に沿ってねじ受け溝42jが形成さ
れている。このように形成された支持部材42はアンカー
部材19にねじにより止着されている。
43は支持部材42に取付けられる水切部材であって、長尺
部材に形成され、その断面において43aに水切ウエブで
あって所定の角度で内側へ下傾状に設けられ、同ウエブ
43aの内側端部には下方に垂下する取付縁43bが形成さ
れ、また、外側端部には支持部材の係合縁42fと係合す
る係止縁43cが形成されている。このように形成された
水切部材43はその係止縁43cが支持部材の係合縁42fに係
合されるとともに、取付縁43bは支持部材42のねじ受け
溝42jを介してねじにより止着されている。
44は上述したジョイント25のカバー用係止部材26と同種
のホルダー型式のもので、この係止部材44はホルダー基
材45と左右の係止ホルダー46とからなるもので、このホ
ルダー基材45は係止ホルダー46の取付部46aを挿入係止
可能な上方に開口する断面略C型形状に形成されてい
る。また、左右の係止ホルダー46はその取付部46aの端
部に段差状にウエブ46bが形成され、同ウエブ28bの上面
には所定の間隔で突起部46cが突設されている。また、
取付部46aの端部にはホルダー基材45より上方に向って
突出する突片46dが突設されている。このように形成さ
れた係止ホルダー46はホルダー基材45に挿入係止され、
同ホルダー基材45の中心に貫設された孔に連繋ボルト10
が挿通されて上記ジョイント15,21,25と同様にばね部材
7を介して揺動部材4が支持部材42間に斜状に取付られ
ている。また、カバー部材38の天板38aの背面側の左右
端部寄りには長尺の係合部材47が取付けられている。こ
の左右の係合部材47は対称の断面形状に形成され、その
取付けウエブ47aの図示下面には係止ホルダー46に形成
した突起部46cと対応して係合溝47bが形成されている。
このように形成された係合部材47はカバー部材38のの背
面側両端に沿ってボルトにより止着されている。このよ
うに係合部材47を取付けたカバー部材38は係止部材44の
上方より被せ状にして係合部材47の係合溝47bと係止ホ
ルダー46の突起部46cを対応させて、係合溝47bおよび突
起部46c相互に係合するクリップ30を介装して押圧する
ことでカバー部材38は係着されている。なお、このジョ
イント41においてはジョイント25と同様にばね部材7の
第2脚片7eを係止部材44の下面に当接して例示したがカ
バー部材38の下面に当接する構成でもよい。
また、上述した各ジョイント15,21,25,31,41においても
第1実施例と同等の作用効果を奏するものである。
なお、揺動部材4は揺動杆5の端部に摺動子6を取付け
て例示したが、これに限定するものではなく、例えば第
11図に示すように揺動杆5の両端部を膨出状に形成して
摺動子5Aを一体形成する構成でもよい。
(発明の効果) さて、本発明は間隔を隔てて隣接する建造物間の躯体端
部の間隔を遮蔽状に覆設するエキスパンションジョイン
トであって、前記躯体端部に溝部付きの支持部材を取付
け、この支持部材間の裏側に躯体間隔より長尺の揺動部
材を橋架してこの端部を前記支持部材の溝部へ支持さ
れ、揺動部材の裏側に弾性係合するばね部材とこのばね
部材の脚片を介してカバー部材またはカバー用係止部材
に当接して連繋部材にて係止し、前記ばね部材は前記連
繋部材を介して揺動部材と弾性係合する第1脚片と、カ
バー部材またはカバー用係止部材の裏側に弾性係合する
第2脚片とを設けるとともに、第1脚片は第2脚片より
強ばね圧に設定する構成としたことにより、カバー部材
と揺動部材都の連繋は単一的な連繋部材とばね部材都に
よる連結構成であるから、連繋部材とばね部材に取付け
たナットを単に螺合するのみでカバー部材の取付け施工
を極めて省力的かつ確実に施工することができる。ま
た、ばね部材の第1脚片は揺動杆に溝部内に納められ、
かつ開拡状に弾発支持するものであるから、揺動部材を
フレ等を生ずることなく水平状に均等支持し得るので、
支持部材の溝部に対する摺動性が良好となり、躯体の変
動に円滑に追従作動することができる。また、最小部品
点数であるから製造の生産性、部品管理工数を省力化す
ることのできる経済性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1実施例を示し、第1
図は躯体間に取付けたエキスパンションジョイントの水
平断面図、第2図は揺動部材の取付けを示す一部正面
図、第3図は揺動部材とばね部材との斜視図、第4図は
第2実施例の縦断面図、第5図ないし第10図はカバー部
材の取付上端の変更例を示す断面図、第11図は揺動部材
の変更例を示す斜視図である。 1,11,15,21,25,31,41…エキスパンションジョイント 2,12,32,42…支持部材 2d,12g,32d,42h…溝部 3,14,38…カバー部材 4…揺動部材、7…ばね部材 7d…第1脚片、7e…第2脚片 16,22,26,36,44…カバー用係止部材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】間隔を隔てて隣接する建造物間の躯体端部
    の間隔を遮蔽状に覆設するエキスパンションジョイント
    であって、前記躯体端部に溝部付きの支持部材を取付
    け、この支持部材間の裏側に躯体間隔より長尺の揺動部
    材を橋架してこの端部を前記支持部材の溝部へ支持さ
    れ、揺動部材の裏側に弾性係合するばね部材とこのばね
    部材の脚片を介してカバー部材またはカバー用係止部材
    に当接して連繋部材にて係止し、前記ばね部材は前記連
    繋部材を介して揺動部材と弾性係合する第1脚片と、カ
    バー部材またはカバー用係止部材の裏側に弾性係合する
    第2脚片とを設けるとともに、第1脚片は第2脚片より
    強ばね圧に設定する構成としたことを特徴とするエキス
    パンションジョイント。
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