JPH08120795A - 止水シートの取付方法 - Google Patents

止水シートの取付方法

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JPH08120795A
JPH08120795A JP25698494A JP25698494A JPH08120795A JP H08120795 A JPH08120795 A JP H08120795A JP 25698494 A JP25698494 A JP 25698494A JP 25698494 A JP25698494 A JP 25698494A JP H08120795 A JPH08120795 A JP H08120795A
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JP
Japan
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fitting
gap
waterproof sheet
water blocking
sheet
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JP25698494A
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English (en)
Inventor
Hisatsugu Wakabayashi
久嗣 若林
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ABC Trading Co Ltd
Original Assignee
ABC Trading Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 躯体間隙の広狭に関わらず同一の支持部材を
使用し、かつ、両端部を未加工の状態でも止水シートを
躯体間隙に配設し得る止水シートの取付方法を提供す
る。 【構成】 凹凸状の係合部9cを形成した挿入部9b
を、鍔状の押込部9aの裏面から突設した取付具9に対
し、その挿入部9bに止水シート8の端部を被着させた
状態で当該挿入部9bを支持部材3の本体11の止水シ
ート嵌着部11dに圧入し、取付具9の係合部9cと、
当該止水シート嵌着部11dの内側面に設けられた凸凹
状の係合部11eとを係合させる。両係合部は、止水シ
ート8の端部を挟んだまま互いの凹凸部分を係合してい
るため、止水シート8は、その端部が未加工で、しか
も、躯体間隙が広くても固着状態が損なわれることなく
確実に躯体間隙に配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、隣接躯体の間隙を被閉
し、かつ躯体の変動を吸収すべく施工されるエキスパン
ションジョイント部において、躯体間隙への雨水の浸入
を防止すべく配設される止水シートの取付方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】エキスパンションジョイント(以下、単
に「ジョイント」という)は、隣接する建物の躯体間隙
を被閉して雨水の浸入を防止すると共に、建物の変動を
吸収すべく施工されるものであり、その構成は様々なも
のが既に知られている。従来のジョイントの中には、例
えば、図7に示すような躯体101と102とが間隔W
を隔てて隣接している場合に施工されるジョイント10
3がある。このジョイント103は、支持部材104、
105を躯体101、102の角部外面に固定し、その
上でバネ体106を介在させつつカバー材107を嵌着
することによって施工するものである。
【0003】このようなジョイント103の場合は、雨
水の浸入を防止するため止水シート108を躯体間隙に
配設してある。この止水シート108は、支持部材10
4、105の躯体間隙内側方向に突出する部分に設けら
れた取付部104a、105aに対し、止水シート10
8の両端部に設けられた嵌着部108a、108bをそ
れぞれ嵌着することによって配設されていた。
【0004】上記の嵌着部108a及び108bと、取
付部104a及び105aとには、両部が互いに係合す
る凹凸状の係合部を形成してあり、当該係合部同士が係
合することにより、止水シート108はその両端部を支
持されているものであった。このため、躯体101と1
02との間隔Wが広がるに従い、止水シート108自体
の重さが増すことも相まって両部の係合状態が甘くな
り、経時的に止水シート108が外れてしまうおそれが
あった。
【0005】そこで、特に間隔Wが広い場合(例えば、
350mm程度を越える場合)にあっては、図8に示す
ようにして止水シートを躯体間隙に配設していた。すな
わち、躯体109と110との角部外面に止水シート1
11の両端を当接し、その当接部分のうち躯体109側
には上側から下地材112とバネ体113及びカバー材
114からなる被閉部材115を、バネ体113及び下
地材112とにボルト116を挿通させて強固に固着
し、同様にして躯体110側には上側から下地材117
とバネ体118及びカバー材119からなる被閉部材1
20を、バネ体118及び下地材117とにボルト12
1を挿通させて強固に固着していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、間隔Wが
広い場合に止水シートを躯体間隙に配設するには、図7
に示す支持部材104、105とは別構成の被閉部材1
16、121を用いて配設せざるを得ず、この場合、被
閉部材116、121は部品が多くて構成が複雑である
から、取付け作業が複雑かつ煩わしくなり、また被閉部
材の製造コストも高価になるという問題点があったので
ある。
【0007】本発明は、このような問題点を解消すべく
なされたものであり、その目的とする所は、躯体同士の
間隔の広狭に関わらず同一部材を使用できるようにし、
上記のような複雑な構成の被閉部材を使用せず、しか
も、止水シートの両端部を加工していなくても躯体間隙
に配設することを可能とする止水シートの取付方法を提
供せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、間隙を有する隣接躯体の間隙角部に沿う
と共に、間隙方向に開口する溝状開口部の内側面に凹凸
状係合部を形成した止水シート嵌着部を有する支持部材
を両躯体角部に固着し、かつ上記嵌着部に嵌入可能な挿
入部の側面に凹凸状係合部を形成した止水シート取付具
を準備し、上記嵌着部と上記取付具との間に止水シート
の端部を介在させた状態で、上記取付具を上記嵌着部に
圧嵌することにより、止水シート端部を支持部材に止着
させるようにした止水シートの取付方法を特徴とするも
のである。
【0009】また、上記の取付方法は、間隙を有する隣
接躯体の間隙角部に沿うと共に、間隙方向に開口する溝
状開口部の内側面に凹凸状係合部を形成した止水シート
嵌着部を有し、さらに上記嵌着部よりも間隙内方に突出
した部位にエキスパンションジョイント連結部を連結し
て又は一体的に形成してなる支持部材を両躯体角部に固
着し、一方、上記嵌着部に嵌入可能な挿入部の側面に凹
凸状係合部を形成した止水シート取付具を準備し、上記
嵌着部と上記取付具との間に止水シートの端部を介在さ
せた状態で、上記取付具を上記嵌着部に圧嵌することに
より、止水シート端部をエキスパンションジョイント連
結部よりも躯体側において支持部材に止着させるように
して止水シートの取付方法とすることもできる。
【0010】
【作用】止水シート取付具の係合部と止水シート嵌着部
の内側面の係合部とは互いに係合作用を発揮することか
ら、両者の係合は外れ難くくなり、止水シートが支持部
材から外れるおそれがない。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る止水シートの取付方法の
実施例について、図面を用いて説明する。図1は、間隔
Aを隔てて隣接する躯体1と2とのそれぞれの間隙角部
に支持部材3、4を固定し、その上側から連結部材5を
介してカバー材6を被着させる等してジョイント7を施
工した状態を図示したものである。止水シート8は、本
発明に係る止水シート取付具9、10によりその両端部
を支持部材3、4に固着してある。
【0012】支持部材3、4は、図2乃至図4に示すよ
うに、それぞれ支持部材本体11とボルト挿通部材12
とから構成してある支持部材本体11は、躯体1に固定
する板部11aの躯体間隙側端部を躯体の角部に沿う折
曲端部11bとし、この折曲端部11bの躯体間隙内側
面に溝状の係止部11cを形成すると共に、さらにその
下方に止水シート嵌着部11dを形成し、かつ躯体間隙
長手方向の長尺材としてなり、ボルト挿通部材12は、
上記係止部11cにスライド式(躯体間隙長手方向)に
係合する係合部12aを板部12bの角部12cの折曲
先端部に形成してなるものであり、係合部12aを係止
部11cにスライド式に係合してボルト挿通部材12を
支持部材本体11に係合し、躯体間隙長手方向に対して
適宜長さに設定してある。
【0013】上記止水シート嵌着部11dは、躯体間隙
内側に向けて開口した断面略コの字形を有する溝状開口
部であって、その内側両側面(例えば、上面及び下面)
には一または二以上の個数の凹凸状の係合部11eを形
成してある。当該係合部11eは、その凹凸状部分と後
述の取付具9の凸凹状の係合部9cとを互いに係合可能
とすべく形成し、止水シート8の端部を取付具9に被着
させたまま当該取付具9を止水シート嵌着部11dに圧
嵌させるか、或いは止水シート嵌着部11dの開口部に
止水シート8の端部を重ねておいて取付具9を圧嵌させ
ることにより、止水シート8の一端部を支持部材3に挟
着させるべく形成したものである。なお、支持部材3、
4は上記のように、支持部材本体11とボルト挿通部材
12との別体として構成せず、予め両者を一体に形成し
たものでも良い。
【0014】取付具9は、アルミニウム等の金属或いは
硬質合成樹脂、硬質ゴム等からなり、適宜な大きさの鍔
状の押込部9aの裏面から上記止水シート嵌着部11d
に嵌入可能でその両側面に上記係合部11eに係合する
凹凸状の係合部9cを形成した挿入部9bを突設し、止
水シート8を介在させたまま止水シート嵌着部11dに
圧入係止するように設定してある。
【0015】押込部9aは、取付具9を止水シート嵌着
部11dに挿入する際に、手指或いは木槌で押し込むた
めのものであるため、その大きさは略掌の中央部分に載
置できる程度としてよく、形状も図3に示したような略
長方形として四つ角を落としたような形状が好ましい。
もちろん、大きさ及び形状は上記に限られることはな
く、例えば、略掌部分の大きさを有する厚肉円板状とす
ることもできるし、さらに、外側に向かって漸次小径と
なる略円錐状とすることもできる。さらに、躯体間隙長
手方向に適宜長くしたものとすれば、後述のように止水
シート8の配設作業をより簡便に行えるので、好ましい
ものとなる。
【0016】挿入部9bについては、図3に示したよう
な厚肉板状とするのが好ましく、その長手方向の長さを
上記押込部9aと同様に躯体間隙長手方向適宜長くして
形成したものが好ましい。
【0017】係合部9cは、図4に示す如く、突起部分
の形状を断面U字形としてあるが、止水シート8の端部
を介在したままで係合部9cと、止水シート嵌着部11
dの係合部11eとが係合し得るように係合部11eの
凹部よりも若干小型としてある。また、取付具9につい
ては、上記突起部分を図5に示す如き断面の形状が押込
部15a方向に斜めU字状となるようにした係合部15
cの如く形成して取付具15とすることができるが、こ
の場合は止水シート嵌着部を図6に示す如き止水シート
嵌着部16dとし、その係合部16eを上記係合部15
cと係合するように形成しておくことにより、取付具1
5が止水シート嵌着部16dから外れにくくなり、より
好ましいものとすることができる。
【0018】止水シート8を取付具9を用いて支持部材
3に固着するには、止水シート8の一端部を挿入部9b
に被着させ、そのままで押込部9aに手指で力を加える
か或いは木槌で叩き込んで挿入部9bを止水シート嵌着
部11dに圧入し、係合部9cを係合部11eに係合さ
せることにより、取付具9を止水シート嵌着部11dに
嵌着して行う。また、止水シート8の他端部は取付具1
0により上記と同様にして支持部材4に固着することが
でき、こうして止水シート8を躯体間隙に配設すること
ができる。
【0019】このとき、取付具9の押込部9a及び挿入
部9bを躯体間隙長手方向に適宜長くして形成しておく
と、止水シート8に対して使用する取付具9の個数が比
較的少なくても止水シート8を固着することができ、躯
体間隙長手方向に長尺の支持部材3に対して大まかに取
付具9を固着して止水シート8を配設できることによ
り、配設作業をより簡便に行うことができるようにな
る。
【0020】また、挿入部9bを止水シート嵌着部11
dに圧入する際、適量の洗剤或いは界面活性剤等を止水
シート8の端部に付着しておけば、止水シート8の端部
と止水シート嵌着部11dの内側面との間の摩擦が少な
くなり、スムーズに挿入することができる。
【0021】こうして、取付具9の係合部9cと、止水
シート嵌着部11dの係合部11eとが止水シート8の
端部を介在したまま互いに凹凸部分を係合する状態とな
るため、止水シート8は、支持部材3、4から外れるこ
となくその両端部が強固に固着された状態で躯体間隙に
配設されることになる。
【0022】このように、上記の取付方法によれば止水
シート8は端部を未加工の状態であっても躯体間隙に配
設することができ、しかも、両端部が強固に固着される
ことから、躯体間隙Aの広狭に関わらず止水シート8躯
体間隙に配設することができる。本発明の取付具は上記
の如き構成のジョイントに限られることなく、種々の構
成のものに使用することができるし、上記取付方法によ
り止水シートを躯体間隙の広狭に関わらず簡便に配設す
ることができる。
【0023】
【発明の効果】本発明の取付方法によると、止水シート
の両端部が取付具と支持部材の止水シート嵌着部との間
に挟着されているため、止水シートはその両端部が経時
外れてしまうおそれがなく、確実に支持部材に固着さ
れ、特に躯体間隙が広い場合であっても、固着状態の安
定性が損なわれることがない。しかも、止水シートは、
その端部を加工せずそのままの状態でも躯体間隙に配設
することができる。また、支持部材とジョインントとの
連結構成を上記止水シート嵌着部よりも間隙内方部分に
設けることにより、連結部から浸入する雨水等も確実に
止水できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】躯体間隙にジョイントを施工すると共に、本発
明によって止水シートを配設した状態の一例を示す断面
図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】止水シートの固着過程を示す要部斜視図であ
る。
【図4】図3の断面図である。
【図5】止水シート取付具の別の実施例を示す正面図で
ある。
【図6】止水シート嵌着部の別の実施例を示す要部拡大
正面図である。
【図7】従来の止水シートの配設例を示す断面図であ
る。
【図8】従来の止水シートの別の配設例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1,2 躯体 3,4 支持部材 8 止水シート 9,10 取付具 11d 止水シート嵌着部 11e 係合部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隙を有する隣接躯体の間隙角部に沿う
    と共に、間隙方向に開口する溝状開口部の内側面に凹凸
    状係合部を形成した止水シート嵌着部を有する支持部材
    を両躯体角部に固着し、かつ上記嵌着部に嵌入可能な挿
    入部の側面に凹凸状係合部を形成した止水シート取付具
    を準備し、上記嵌着部と上記取付具との間に止水シート
    の端部を介在させた状態で、上記取付具を上記嵌着部に
    圧嵌することにより、止水シート端部を支持部材に止着
    させるようにした止水シートの取付方法。
  2. 【請求項2】 間隙を有する隣接躯体の間隙角部に沿う
    と共に、間隙方向に開口する溝状開口部の内側面に凹凸
    状係合部を形成した止水シート嵌着部を有し、さらに上
    記嵌着部よりも間隙内方に突出した部位にエキスパンシ
    ョンジョイント連結部を連結して又は一体的に形成して
    なる支持部材を両躯体角部に固着し、一方、上記嵌着部
    に嵌入可能な挿入部の側面に凹凸状係合部を形成した止
    水シート取付具を準備し、上記嵌着部と上記取付具との
    間に止水シートの端部を介在させた状態で、上記取付具
    を上記嵌着部に圧嵌することにより、止水シート端部を
    エキスパンションジョイント連結部よりも躯体側におい
    て支持部材に止着させるようにした止水シートの取付方
    法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014177801A (ja) * 2013-03-14 2014-09-25 Sumitomo Rubber Ind Ltd 可撓性継手の固定構造
CN110173003A (zh) * 2019-06-25 2019-08-27 江苏新科工程仪器有限公司 一种自带止水条的单级插装咬合密封连接装置

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