JPH0692679B2 - エキスパンションジョイント - Google Patents

エキスパンションジョイント

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JPH0692679B2
JPH0692679B2 JP63129357A JP12935788A JPH0692679B2 JP H0692679 B2 JPH0692679 B2 JP H0692679B2 JP 63129357 A JP63129357 A JP 63129357A JP 12935788 A JP12935788 A JP 12935788A JP H0692679 B2 JPH0692679 B2 JP H0692679B2
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Inventor
正樹 荻島
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理研軽金属工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、隣接する躯体間の隙間部を覆設するエキス
パンションジョイントに係り、詳しくは雨水等の導水路
を備えたエキスパンションジョイントに関する。
(従来の技術とその解決問題) 従来、この種のエキスパンションジョイント(以下単に
ジョイントという)は例えば屋根対屋根、外壁対屋根、
内壁対床、床対床、外壁対外壁、外壁入隅等に装着され
るものが種々開発されている。しかし、これら各ジョイ
ントにおいては、外装されるジョイントあるいは内装さ
れるジョイントはともにその背面側に止水板が附設され
て雨水あるいは床洗い用水対策を行っていたが、これら
雨水および床洗い用水の排水処理は別施工した排水樋に
より行われていた。したがって、排水樋の施工はジョイ
ントとの関連においては極めて施工が困難で手数を要す
る等の問題点があった。
本発明は上記従来の問題点を解決すべくなされたもの
で、ジョイントに雨水等の排水機能を付加してジョイン
トとして機能を高めることのできるエキスパンションジ
ョイントを提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記技術課題を解決するため、隣接する建造
物の躯体と躯体との間の隙間部の屋外壁面に一連に縦設
されて雨水等を排出するためのエキスパンションジョイ
ントであって、前記躯体に支持部材を取付けるととも
に、この支持部材間にホルダー部材を横架して該ホルダ
ー部材は前記支持部材の少なくとも一方に対しカバー部
材を摺動可能に取着し、さらに、このカバー部材は軽合
金材またはステンレス材より形成するとともに、その屋
外面側に樋枠により雨水用の導水路を設けて屋外壁面の
隙間部を覆うカバー部材構成としたことであり、 いま一つは、前記躯体に支持部材を取付けるとともに、
この支持部材間にはカバー部材に係止したホルダー部材
を横架して取着し、前記支持部材の少なくとも一方に対
しカバー部材を摺動可能に取着し、さらに、このカバー
部材は軽合金材またはステンレス材より形成してその屋
外面側に樋枠により雨水用の導水路を設けて屋外壁面の
隙間部を覆うカバー部材構成としたエキスパンションジ
ョイントである。
(作用) 隣接する建造物の躯体の外壁対外壁、外壁コーナー部の
隙間部の屋外側に附設するジョイントのカバー部材に雨
水用の導水路を設けて、躯体の変動を対処し、かつ雨水
の排水を可能とする。
(実施例) 次に、本発明の第1の態様を第1図ないし第5図にした
がって説明すると、図中1は隣接する建造物WA,WBの例
えば、屋上床、またはある階層の床躯体W1,W2間の隙間
部T1を遮蔽状に装着した床用のジョイントであって、こ
のジョイント1は左右の床面Wa上にその隙間部T1側の縁
部に沿って対設される対をなす支持部材2,3とカバー部
材4およびホルダー部材5とガスケット6、止水板7と
より構成されている。
この左右の支持部材2,3はアルミニウム等の軽合金材を
押出し成形した型材よりなるもので長尺に形成され、そ
の断面形状は左右対称形状に形成されているので図示左
側の支持部材2について説明する。この支持部材2は床
躯体W1に埋設されたアンカーボルトまたは差筋9に溶着
手段等により取付けられたアンカー部材10を介して取付
けられるもので、その断面形状は水平状のウエブ2aの隙
間部T1側の端部には下方へ折曲されて支持縁2bが形成さ
れ、この支持縁2bの下端には止水板7を嵌着する嵌着溝
2dを有する取付部2cが形成され、同嵌着溝2dの反対側に
はアンカー部材10の係合凹部10aと係合する係合縁2eが
突出形成されている。また、取付部2cの隙間部T1側の端
部には支持縁2bと対設状に係止縁2fが上設され、同係止
縁2fの内側面には断面略のこ刃状の係止面2gが形成され
ている。また、ウエブ2aの内側端部には上方に向ってガ
スケット6の端縁6bを嵌着するあり溝状の凹溝2jを有す
る嵌着部2hが形成され、また、同端部には下方に断面略
かぎ形状に形成されてアンカー部材10の係合片10bと係
合する係止縁2kが形成されている。このように形成され
た支持部材2は床面Wa上に所定の間隔で配設されたアン
カー部材10の係合凹部10aおよび係合片10bにその係合縁
2e,2kを介して取付けられている。なお、支持部材3は
上記支持部材2の同位の符号a〜kを付してその説明は
省略する。
また、カバー部材4はアルミニウム等の軽合金材を押出
し成形した型材またはステンレス材より成形してなるも
ので長尺に形成され、その断面形状は支持部材2,3間に
横架されて隙間部T1を遮蔽可能とする所定の幅を有し、
上面に凹条を凹設した水平状で肉厚のウエブ4aを主体と
し、その両端にはガスケット6の端縁6cを押圧係止する
押え凸縁4bが形成され、また、ウエブ4aのほぼ中央部の
下面には先端に矢尻形状の係止突起4dを有するばね等の
ホルダー部材4cが垂設されている。
また、ホルダー部材5はばね部材等からなるもので、左
右対称形状をなす略V字形状のばね板5a,5bの対応する
内板部の上部側がリベット、ビス、点溶着等の固着手段
8により固着されて略W形状に形成されるとともに、こ
の固着部8の上部側にはカバー部材4に形成したホルダ
ー係止部4cに係着する係止爪5dを有する略U字形状の係
止部5cが形成されている。また、ばね板5a,5bの折返し
状の脚片5e,5fの上端には支持部材2,3の係止縁2f,3fと
弾性係着する係止爪5hを有する略逆U字形状の係止部5g
が形成されている。
6は支持部材2,3とカバー部材4との間に取付けられる
ガスケットであって、合成樹脂あるいは合成ゴム等によ
り長尺に形成され、図示のようにカバー部材4と支持部
材2,3との間に充填状に附設されるもので、その断面形
状は蛇腹状に形成されて伸縮可能な充填部6aを主体と
し、同充填部6aの一端には支持部材2,3のあり溝状の凹
溝2j,3jに嵌着される端縁6bが形成され、また、充填部6
aの他端にはカバー部材4の押え凸縁4bに押圧され、か
つ同凸縁4bに係合する略かぎ形状の端縁6cが形成されて
いる。
また、止水板7は支持部材2,3の嵌着溝2d,3dに取付けら
れて図示隙間部T1にループ状に吊持されるもので、合成
樹脂あるいは合成ゴム等からなるもので、所定の幅を有
するウエブ7aを主体とし、その両端には嵌着溝2d,3dに
嵌着する取付部7bが一体に形成されている。
このように形成された左右の支持部材2,3はアンカー部
材10を介して両床面Wa上に対設されるとともに、両支持
部材2,3の嵌着溝2d,3dには止水板7の取付部7bが嵌着さ
れ、また凹溝2j,3jにはガスケット6の端縁6bが嵌着さ
れている。このように設けられた左右の支持部材2,3の
上方よりカバー部材4がそのホルダー部材係止部4cの長
手方向に所定の間隔でホルダー部材5が係止部5cを介し
て係着されて、同ホルダー部材5を支持部材2,3間に挿
入していくと、ばね板5a,5bは係止縁2f,3fに案内されて
弾性変形されるとともに、脚片5e,5fの係止部5gは係止
縁2f,3fに弾性係着されてカバー部材4はホルダー部材
5を介して引込み状に取付られ、同カバー部材4の両端
に形成した押え凸縁4bはガスケット6の端縁6cを押圧係
合している。このように取付けられたジョイント1の止
水板7は第4図に示すように同隙間部T1の外壁面Wb間に
取付けられて同隙間部T1を遮蔽するジョイント11にその
端部が排水可能に連繋されている。
このジョイント11は第3図に示すように隣接する建造物
WA,WBの隙間部T1の外壁面Wb間に取付けられるもので、
このジョイント11は隙間部T1に対設される対をなす支持
部材12,13とカバー部材14およびホルダー部材15とより
構成されている。
この対をなす支持部材12,13はアルミニウム等の軽合金
材を押出し成形した型材、またはステンレス材より成形
してなるもので長尺に形成され、その断面形状は対称形
状に形成されているので図示左側の支持部材12について
説明すると、その断面において、12aは取付縁で、その
隙間部T1側の端部には屋外側に向って突出する支持縁12
bが形成され、その先端には水平状にウエブ12cが設けら
れ、このウエブ12cの隙間部T1の反対側の端部には屋外
側に向って後述のホルダー部材15の基板部材16を摺接支
持する突縁12dが突設され、またウエブ12cの隙間部T1側
の端部には断面略かぎ形状でホルダー部材15のばね部材
17と係合する係止突縁12eが形成されている。また、支
持縁12bの基部側には止水板7′を嵌着する嵌着溝12fが
その長手方向に沿って形成されている。なお、躯体WA側
に取付けられる支持部材13は対称形状に形成されている
ので、同位の符号a〜fを付してその説明は省略する。
14はカバー部材であって、上記各部材と同様にアルミニ
ウム等の軽合金材を押出し成形した型材またはステンレ
ス材より成形してなるもので長尺に形成され、その断面
において、14aは基ウエブであって壁面Wbに対し平行状
に設けられて隙間部T1および左右の支持部材12,13を跨
架状に遮蔽可能な幅に形成され、その両端には側縁14b
が設けられるとともに、両側縁14bには対向状に内側に
突出する突縁14cが形成されている。また、この両突縁1
4cの一部には基ウエブ14a側に向ってその対向面に断面
のこ刃状の係止面14eを有する係止縁14dが対設され、ま
た、突縁14cの下面側には気密部材20を嵌着する溝状の
嵌着部14fが形成されている。また、基ウエブ14aの屋外
側にはそのウエブ14aの幅に対応する断面コの字形状の
樋枠14gが一体にまたは樋枠14gを一体的に附設して中空
状に形成されて雨水等を導水する導水路14hが形成され
ている。
15はホルダー部材であって、支持部材12,13間に所定の
間隔で横渡し状に取付けられるもので、ばね鋼板あるい
はステンレス鋼板を折曲成形してなるもので、カバー部
材14に弾性係着する基板部材16と支持部材12,13間に弾
性係着するばね部材17とより構成されている。この基板
部材16は基ウエブ16aを主体とし、同ウエブ16aは支持部
材12,13間に摺接可能に支持される長さに形成され、そ
の両端にはカバー部材14の係止縁14dに形成した係止面1
4eと弾性係着する係止片16bが所定の角度で折曲形成さ
れている。また、ばね部材17は図示のように略W形状に
折曲形成され、左右の折返し状の脚片17a,17bの先端に
は支持部材12,13の係止突縁12e,13eと係合する略かぎ形
状の係止片17cがそれぞれ形成されている。このように
形成されたばね部材17はその略W形状の中央部が基板部
材16の基ウエブ16aのほぼ中央部にリベットあるいは点
溶着(本例ではリベットの場合を例示した)等の固着手
段8により一体に形成されている。
このように形成された対をなす支持部材12,13は躯体WA,
WBの屋外面Wbの隙間部T1の縁部に沿ってアンカーボルト
9′により止着されるとともに、支持部材12,13の嵌着
溝12f,13fに止水板7′の取付部7b′が取付けられ、ま
た、両支持部材12,13間にはホルダー部材15が所定の間
隔でその基板部材16が横架状にしてばね部材17が支持部
材12,13の係止突縁12e,13eと弾性係着されて配設され、
この各ホルダー部材15に対しカバー部材14の基ウエブ14
aか冠状にして押圧するとカバー部材14の係止縁14dに対
し基板部材16の両端に形成された係止片16bが弾性係着
されてカバー部材14は取付けられる。なお、このカバー
部材14は第4図および第5図に示すように各階層間例え
ば4Fにおいてはその上端は5Fのジョイント1を附設した
位置の若干下方側に位置し、下端は同4Fのジョイント1
の配設位置より若干上方位置となる長さLに形成され
て、上下のカバー部材14間には間隔tが設けられ、この
間隔tより各階層に配設されたジョイント1の止水板7
の端部がカバー部材14に形成した導水路14h内に垂れ下
がり状に挿入されて各階層の床洗い用水を排水可能に連
繋されている。また、このように取付けられたカバー部
材14の上下においては第5図に示すようにその上部側と
なるカバー部材14の導水路14hの下端にはジョイント樋1
8が嵌着され、このジョイント樋18の下端は下部側のカ
バー部材14の導水路14hに近接状又は上部に嵌め込み状
若しくは一部切欠き状の上部を嵌め込み、前記これらを
ビス止め溶接および圧入状に取付けるように設けられて
一連に連結されるとともに、この間隔t部位の外周(屋
外側と左右両側)には上下に亘ってジョイントカバー19
がビス等により止着されて間隔t部位は遮蔽されてい
る。このようにして、他の各階層2F,3F…も床躯体W1,W2
間に附設されたジョイント1はジョイント11に連枝状に
排水可能に連繋されている。
このようにジョイント11は躯体WA,WBの隙間部T1の屋外
面Wbの縁部に沿って支持部材12,13を対設して取付ける
とともに、この支持部材12,13間にホルダー部材15を横
架して、該ホルダー部材15は支持部材12,13に対しカバ
ー部材14を摺動可能に取着し、さらに、このカバー部材
14の屋外側に樋枠14gにより雨水用の導水路14hを設けて
屋外面Wbの隙間部T1を覆う構成としたものである。した
がって、このジョイント11は躯体WA,WBの変動に対処し
得るとともに、躯体WA,WBの各階層の隙間部T1を遮蔽状
に附設したジョイント1に設けた止水板7の端部をカバ
ー部材14の導水路14hに垂れ下がり状に挿入連繋するこ
とで床各階層の床洗い用水を容易に排水することができ
て、従来のように別設の排水樋の取付施工を排除するこ
とのできる経済性を有するものである。
なお、上記実施例においては床対床のジョイント1につ
いて例示したが、躯体WA,Wbの屋根対屋根に取付けられ
たジョイントの止水板の端部もカバー部材14の導水路14
hに連繋されている。
次に、第6図ないし第8図に示すものはジョイント11の
変更例であって、第6図のこのジョイント21はカバー部
材14に設けた樋枠14gを基ウエブ14aの幅より小さなほぼ
隙間部T1相当幅の樋枠14g′に形成したもので、その他
の構成はジョイント11と同様である。
また、第7図に示すジョイント22はジョイント11の支持
部材12,13とホルダー部材15が異るもので、このジョイ
ント22における左右の支持部材23,24は図示のように対
称形状の断面形状を有して長尺に設けられ、ウエブ23a,
24aの隙間部T1側の端部には止水板7′の嵌着溝23b,24b
が形成され、同嵌着溝23b,24bには片面に断面略こ刃状
の係止面23d,24dを有する係止縁23c,24cが屋外側に突出
形成されている。また、ホルダー部材25は基板部材26と
ばね部材27の2部材からなり、この基板部材26は基ウエ
ブ26aを主体とし、その両端にはカバー部材14の係止縁1
4dの係止面14eと弾性係着する係止片26bが所定の角度で
折曲形成されるとともに、基ウエブ26aのほぼ中央部に
は先端に矢尻形状の係止突起26dを有するばね係止部26c
が突出形成されている。また、ばね部材27はジョイント
1のホルダー部材5とほぼ同種のもので、略W形状に形
成され、その中央部27aの上部には基板部材26のばね係
止部26cに係着する係止爪27cを有する略U字形状の係止
部27bが形成され、また、折返し状の左右の脚片27d,27e
の上端には支持部材23,24の係止縁23c,24cと弾性係着す
る係止爪27gを有する略逆U字形状の係止部27fが形成さ
れている。このように形成されたばね部材27は左右の支
持部材23,24に対し所定の間隔でその脚片27d,27eに形成
された係止部27fが係止縁23c,24cに弾性係着されるとと
もに、基板部材26のばね係止部26cがばね部材27の中央
の係止部27bに係着されて係止縁23c,24cに横架状に支持
されてこの基板部材26に対しカバー部材14を冠状にして
押圧することで基板部材26の係止片26bとカバー部材14
の係止縁14dとが係合されてカバー部材14は縦設されて
いる。
また、第8図に示すジョイント28はその左右の支持部材
29,30およびホルダー部材31が異るもので、この支持部
材29,30は前述したジョイント11における支持部材12,13
の突縁12d,13dに代り断面略あり溝形状の凹溝29d,30dを
形成して気密部材20を嵌着可能に設けたもので、その他
の構成は支持部材12,13と同様である。また、ホルダー
部材31は基板部材32とばね部材33とからなるもので、こ
の基板部材32はジョイント11における基板部材16と同様
に形成されるとともに、この基板部材32の基ウエブ32a
のほぼ中央部には連結ボルト34の頭部34aを没入可能と
する凹部32cが凹設され、同凹部32cには連結ボルト34を
挿通する孔32dが貫設されている。また、ばね部材33は
ジョイント11におけるばね部材17とほぼ同様の略W形状
に形成され、その中央部33dには連結ボルト34と螺着す
るねじ受け33eが形成されている。このように形成され
た基板部材32とばね部材33とは連結ボルト34により連結
されてばね部材33の脚片33a,33bに形成した係止片33cが
支持部材29,30の係止突縁29e,30eに係合されて基板部材
32は支持部材29,30に嵌着した気密部材20間に弾性的に
当接支持されている。このように配設されたホルダー部
材31にカバー部材14が冠状にして押圧することで基板部
材32の係止片32bとカバー部材14の係止縁14dとが係合さ
れてカバー部材14は縦設されている。
次に、第9図および第10図は第2の態様を示すもので、
一方の躯体WAが壁躯体W′1で他方の躯体WBが床躯体
W′2の場合、すなわち壁対床又は入隅状のコーナ躯体
の隙間部T2に装着されるジョイント41,51について説明
すると、このジョイント41は第9図に示すように床体
W′2に取付けられる支持部材42と壁体W′1に沿って
取付けられる支持部材43とカバー部材44、補助カバー部
材45およびばね部材のホルダー部材5とガスケット6、
止水板7とより構成されている。
この床体W′2側に取付けられる支持部材42はジョイン
ト1における支持部材2,3と同一面形状の型材が使用さ
れてアンカー部材10を介して取付けられるもので、番号
42に同位の符号a〜kを付してその説明は省略する。ま
た、支持部材43は支持部材42と対応して壁体W′1に沿
って取付けられるもので、その断面形状において、43a
は取付ウエブであって、同ウエブ43aの下端には支持部
材42の取付部42cと対向して止水板7の嵌着溝43cを有す
る取付部43bが突出形成され、この取付部43bの端部には
支持部材42の係止縁42fと対設状に設けられて断面略こ
刃形状の係止面43eを有する係止縁43dが上設されて取付
ウエブ43aと係止縁43dとの間には溝部43gが形成されて
いる。また、取付ウエブ43aの図示上端部寄りの所定位
置には補助カバー部材45を取付ける取付溝43hが形成さ
れている。
なお、この支持部材42,43は長尺あるいは短尺いずれの
ものであってもよい。
44はカバー部材であって長尺に形成され、その断面形状
は所定の幅で上面に凹条を凹設した肉厚状の基ウエブ44
aと同ウエブ44aの壁体W′1側の端部には水平状に張出
し、かつ下方に折曲されて支持部材43の溝部43gに係合
する断面略かぎ形状の係合縁44bが一体に形成されて隙
間部T2を遮蔽可能に設けられ、基ウエブ44aの支持部材4
2側の端部にはガスケット6の端縁6cを押圧する押え凸
縁44cが形成されている。また、基ウエブ44aと係合縁44
bとの区画部には先端に矢尻形状の係止突起44eを有する
ばね係止部44dが形成されている。
45は補助カバー部材であって、支持部材43の取付ウエブ
43aを遮蔽状に取付けられるもので、その断面形状は鉛
直状に取付けられるウエブ45aを主体とし、その上端に
は気密部材20を嵌着する略あり溝状の嵌着溝45bが形成
され、下端部には壁側へ折曲されて側縁45cが形成され
ている。また、ウエブ45aの内側面の所定位置には支持
部材43の取付溝43hに弾性状のクリップ46を介して挿通
固定する取付縁45dが形成されている。なお、ホルダー
部材5,ガスケット6および止水板7はジョイント1のも
のが適用されている。このように構成されたジョイント
41により隙間部T2は遮蔽されるとともに、同止水板7は
同隙間部T2の外壁面、すなわち躯体WAと躯体WBによる入
隅部Rに沿って縦設された第10図のジョイント51に排水
可能に連繋されている。
このジョイント51は躯体WAと躯体WBとの屋外面Wbが入隅
部Rを形成した隙間部T2に取付けられるもので、同ジョ
イント51は躯体WB側の屋外面Wbの隙間部T2の縁部に沿っ
て取付けられる支持部材52と同支持部材52と対応して躯
体WAの屋外面に沿って取付けられる支持部材53と、カバ
ー部材54およびホルダー部材55とより構成されている。
この支持部材52はジョイント11における支持部材12と断
面ほぼ同一形状に形成されているので、番号52に同位に
符号a〜fを付してその説明は省略する。また、支持部
材53はその取付ウエブ53aの図示上端には屋外側に向っ
て略かぎ形状の係合縁53bが形成され、また、取付縁53a
の図示下端には外側へ水平状に張出し、さらに斜上方へ
向って延出する支持縁53cが設けられ、この支持縁53cに
はホルダー部材55のばね部材57と係合する係止突縁53d
が形成されている。また、この支持縁53cの基部側には
止水板7の嵌着溝53eが形成されている。また、カバー
部材54は長尺に形成され、その断面において、54aは基
ウエブであって、この基ウエブ54aは躯体Wbの屋外面Wb
と平行状の第1ウエブ54bと躯体WAの屋外面Wbと平行状
の第2ウエブ54cとにより断面略L形状に形成され、第
1ウエブの端部には側縁54dが設けられ同端部には内側
へ突出する突縁54eが形成され、この突縁54eの一部には
第1ウエブ54b側に向って断面略のこ刃状の係止面54gを
有する係止縁54fが突設され、また、突縁54eの下面には
気密部材20を嵌着するあり溝状の嵌着部54hが形成され
ている。また、第1ウエブ54bと第2ウエブ54cとの角部
には係止縁54eと対設して係止面54kを有する係止縁54j
が形成されている。また、第2ウエブ54cの端部には気
密部材20を嵌着する嵌着部54lが形成されるとともに、
同端部寄りには支持部材53の係合縁53bと係合する略か
ぎ形状の係合縁54mが形成されている。また、基ウエブ5
4aの屋外側には同ウエブ54aより側縁54nを介して略L形
状の樋枠54pが一体に形成されて雨水等を導水可能とす
る導水路54rが形成されている。なお、上記導水路54rの
形状は略L形状で例示したが、方形状の導水路であって
もよい。
また、ホルダー部材55は基板部材56とばね部材57との2
部材からなるもので、この基板部材56はジョイント11の
基板部材16と同様に基ウエブ56aを主体として両側にカ
バー部材54の係止縁54f,54jと弾性係着する係止片56bが
形成されている。また、ばね部材57は折曲形成されて略
W形状に形成されるもので、水平状の取付ウエブ57aの
両側には略V字形状のばね板57b,57cが折曲形成され、
この支持部材52側のばね板57bは他方のばね板57cより大
型に形成され、この両ばね板57b,57cの折返し状の脚片5
7d,57eの上端には支持部材52,53の係止突縁52e,53dと係
合する略かぎ形状の係止片57fが形成されている。この
ように形成されたばね部材57はその取付ウエブ57aが基
板部材56の基ウエブ56aの一端部寄りの所定の位置にリ
ベットあるいは点溶着手段等により一体状に取付けられ
ている。
このように形成された支持部材52,53は躯体WA,WBの屋外
面Wbに対応して取付ボルト9′により止着されるととも
に、支持部材52,53の嵌着溝53f,53eに止水板7の取付部
7bが取付けられ、また、両支持部材52,53間にはホルダ
ー部材55が所定の間隔でその基板部材56が横架状にして
ばね部材57の係止脚57d,57eが支持部材52,53の係止突縁
52e,53dに弾性係着されて配設され、この各ホルダー部
材55に対し、カバー部材54の第1ウエブ54b側が冠状に
して押圧するとカバー部材54り係止縁54f,54jに対し基
板部材56の係止片56bが弾性係着されてカバー部材は取
付けられる。
このように設けられたジョイント51はジョイント11と同
様に各階層におけるジョイント41の止水板7がカバー部
材54の導水路54r内に垂れさがり状に挿入されて床洗い
用水を排水可能に連繋されている。なお、各階層におけ
るカバー部材54の連結手段はジョイント11とほぼ同様で
ある。
次に、第11図に示す例は、前述の第7図に示したジョイ
ント22のホルダー部材25を構成する基板部材26を省力し
た例である。すなわち、この例のホルダー部材25はばね
部材27からなり、このばね部材27の中央部27aの上部に
形成された係止爪27c付きの略U字形形状の係止部27b
に、カバー部材14に設けた矢尻形状の係止突起14iを有
するばね係止部14jを弾性係着する構成としている。つ
まり、カバー部材14はその基ウエブ14aの中央に係止突
起14i付きのばね係止部14jを一体に備えており、このば
ね係止部14jをばね部材27の係止部27bに係着することに
よって縦設されている。なお、その他の構成は第7図に
示した例と同様であるので、同一符号を付してその説明
を省略する。
また、第12図に示す例は前述の第10図に示したジョイン
ト51の変更例である。第10図では導水路54rがカバー部
材54に一体に形成しているが、この第12図では別体構成
となっている。すなわち、導水路61dを構成するカバー
部材61は対称形に形成された内側部材61aと外側部材61b
(樋枠ともいう)とに分割形成され、それら両部材61a,
61bを基ウエブに連なる側縁部61cにおいてビス止めある
いは溶接等の固定手段65にて固着することにより方形中
空状の導水路61dを形成している。なお、カバー部材61
の端部に形成される気密部材20の嵌着部61eは内側部材6
1aと外側部材61bとを対向させることで形成され、また
支持部材62の係合縁62aと係合する略かぎ形状の係合縁6
1fは内側部材61aの端部に形成されている。
また、この例ではホルダー部材64はばね部材からなり、
支持部材62,63に対する取付けは第9図に示した例と同
様の構成を採用している。すなわち、略W字状のホルダ
ー部材64はその両端に係止爪64aを有する略逆U字形状
の係止部64bを備え、この係止部64bを支持部材62,63の
係止縁62b,63bに弾性係着することで取着される。ま
た、ホルダー部材64の中央部には係止爪64cを有する係
止部64dが形成され、この係止部64dに前記カバー部材61
の内側部材61aに設けた矢尻形状の係止突起61gを有する
ばね係止部61hを弾性係着することによりカバー部材61
を取付けている。なお、その他の構成は第10図に示した
例と同様となっている。
また、第13図に示す例は第2図に示した例のカバー部材
4に導水路を付設したものである。すなわち、カバー部
材4の中央下面に断面3角形状の導水路4eを一体に設
け、カバー部材4に貫設した孔4fを通して水を集水する
ように構成される。また導水路4eの底部に矢尻形状の係
止突起4dを有するばね係止部4cを設け、このばね係止部
4cがホルダー部材5の係止爪5d付きの係止部5cに弾性係
着されている。なお、その他の構成は第2図に示した例
と同様である。
(発明の効果) さて、本発明は上記のように構成したことにより、隣接
する躯体の変動に対処し得る導水路付きのエキスパンシ
ョンジョイントを提供できるとともに、躯体の隙間部を
遮蔽状に附設したエキスパンションジョイントを容易に
取付け施工できる。又、美観を良好とし、さらに従来の
ように別設の排水樋の取付施工を排除することのできる
経済性を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図は本発明の第1の態様を示し、第1
図は相互に隣接する建造物の躯体の略体正面図、第2図
は各階層における隣接躯体の床又は屋上床の隙間部を覆
設するエキスパンションジョイントの縦断面図、第3図
は隙間部の両躯体屋外部を覆設するエキスパンションジ
ョイントの水平断面図、第4図は床又は屋上床のエキス
パンションジョイントの屋外端部の斜視図、第5図は隙
間部の両躯体屋外面を覆設するエキスパンションジョイ
ントの接続部の略側面図、第6図ないし第8図は隙間部
の両躯体屋外面を覆設するエキスパンションジョイント
の別態様を示す水平断面図、第9図および第10図は本発
明の第2の態様を示し、第9図は入隅部の隣接躯体の壁
対床の隙間部を覆設するエキスパンションジョイントの
縦断面図、第10図は同隙間部の両躯体屋外部が入隅に形
成された部位に覆設したエキスパンションジョイントの
水平断面図、第11図は第7図に示した例の変更例を示す
縦断面図、第12図は第10図に示した例の変更例を示す水
平断面図、第13図は第2図に示した例の変更例を示す縦
断面図である。 1,11,21,22,28,51…エキスパンションジョイント 2,3,12,13,23,24,29,30,52,53,62,63,…支持部材 4,14,54,61…カバー部材 14g,14g′,54p…樋枠 61b…外側部材(樋枠) 14h,14k,54r,61d…導水路 5,15,25,31,55,64…ホルダー部材 WA,WB…躯体 T1,T2…隙間部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】隣接する建造物の躯体と躯体との間の隙間
    部の屋外壁面に一連に縦設されて雨水等を排出するため
    のエキスパンションジョイントであって、前記躯体に支
    持部材を取付けるとともに、この支持部材間にホルダー
    部材を横架して該ホルダー部材は前記支持部材の少なく
    とも一方に対しカバー部材を摺動可能に取着し、さら
    に、このカバー部材は軽合金材またはステンレス材より
    形成するとともに、その屋外面側に樋枠により雨水用の
    導水路を設けて屋外壁面の隙間部を覆うカバー部材構成
    としたエキスパンションジョイント。
  2. 【請求項2】隣接する建造物の躯体と躯体との間の隙間
    部の屋外壁面に一連に縦設されて雨水等を排出するため
    のエキスパンションジョイントであって、前記躯体に支
    持部材を取付けるとともに、この支持部材間にはカバー
    部材に係止したホルダー部材を横架して取着し、前記支
    持部材の少なくとも一方に対しカバー部材を摺動可能に
    取着し、さらに、このカバー部材は軽合金材またはステ
    ンレス材より形成してその屋外面側に樋枠により雨水用
    の導水路を設けて屋外壁面の隙間部を覆うカバー部材構
    成としたエキスパンションジョイント。
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