JPH04358976A - 自動車の組立方法、及び組立装置 - Google Patents

自動車の組立方法、及び組立装置

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JPH04358976A
JPH04358976A JP3161125A JP16112591A JPH04358976A JP H04358976 A JPH04358976 A JP H04358976A JP 3161125 A JP3161125 A JP 3161125A JP 16112591 A JP16112591 A JP 16112591A JP H04358976 A JPH04358976 A JP H04358976A
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door
storage device
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doors
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Shinichi Ikeda
伸一 池田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の組立、生産ラ
インにおける塗装工程の後に車体本体、ドアに構成部品
を組み付けるための組立方法、及び組立装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種自動車の組立装置として特
開昭61―119479号が開示されている。この技術
は、塗装が終了した車体からドアを取外し、該ドアを枠
組みで覆ったドアストレージ装置でストレージし、爾後
ストレージ装置からドアを搬出し、ドア組立ラインでド
ア構成部品を組み付け、部品組付後に車体本体にドアを
組み付けるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上の従来技術は以下
の如き不都合がある。即ち、自動車を組立る際、溶接工
程や塗装工程における仕上げの不具合が、後の工程で発
見されたり、各部品の組み付け工程において、部品の組
み付けにおける不具合が発生することが多々ある。
【0004】上記の従来技術では、車体から取外したド
アは、その儘ストレージ装置にストレージされ、しかも
ストレージ装置は枠体で覆われた構造をなし、爾後ドア
をかかるストレージ装置から搬出し、ドア構成部品をド
アに組み付け、車体本体に該ドアを組み付けいるので、
先ず、ドア組立ラインでの部品組み付け作業以前にしか
ストレージすることができず、従って、ストレージ装置
の上記した覆いのある構造と相俟って、ドアの溶接工程
や塗装工程における仕上げ等の不具合を、ドアがストレ
ージ装置にストレージされている時には修正することが
極めて困難である。
【0005】次に、ドアストレージ装置から搬出され、
構成部品を組み付けたドアは、その儘車体本体への組み
付けラインに搬送され、従って、部品を組み付けた完成
ドアに部品組付の不具合や部品の不具合が発生した場合
、完成ドアは、搬送装置で所定速度で車体への組み付け
ステーションに搬送されていることから、完成ドアの点
検、不具合部分等の修正が極めて困難で、車体本体にそ
の儘欠陥のあるドアが組み付けられてしまうとういう不
都合が発生することとなり、完成車となった後での修正
は、甚だ困難、面倒、且つ煩雑である。
【0006】更に上記した従来技術は、ドア取外しステ
ーションからストレージ装置へドアを搬送する搬送装置
を備え、且つ、ドア組立ラインから車体本体のドア組立
ステーションへドアを搬送する搬送装置を備え、従って
、ドア搬送装置はストレージ装置を挟んで2系統となり
、搬送路の設置、搬送機をなすハンガー等が2系統とな
り、設備が複雑化し、搬送路等のメンテナンス等に不利
であり、又ハンガー等も搬送路ごとに点検、修理する必
要がある等管理が煩雑化し、更に2系統分のハンガーを
要する等の不都合がある。
【0007】本発明は、かかる課題を解決すべくなされ
たもので、その目的とする処は、ドアストレージ装置を
ループ状のドア搬送ラインに前後して設け、各ドアスト
レージ装置は周囲に枠体等の無いオープンタイプとし、
部品組み付け前のドアの点検、修正、部品組み付け後の
ドアの点検、修正を可能とし、車体組付後のドア修正を
無くした自動車の組立方法、及び組立装置を提供するこ
とにある。又搬送装置をストレージ装置への搬入、組立
後のドアの搬出、車体本体組立ステーションへの搬送を
共通化し、以て搬送装置の簡素化、ハンガーの有効利用
を図ってこれを削減して最小限のハンガーで運転し得る
ようにし、更に搬送路、ハンガー等のメンテナンス、修
理等の管理を容易化し得るようにしたことである。
【0008】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めの手段は、塗装が完了した車体からドアを取外し、該
ドアを搬送装置を介して第1のドアストレージ装置に搬
送し、該第1のドアストレージ装置に送り込む工程と、
第1のドアストレージ装置にストックされたドアを点検
し、必要に応じて修正する工程と、第1のドアストレー
ジ装置からドアをドア組立ラインに搬出し、組立ライン
で該ドアにドア構成部品を組み付ける工程と、ドア構成
部品を組み付けたドアを第2ドアストレージ装置に搬送
し、該第2のストレージに送り込む工程と、第2のドア
ストレージ装置にストックされたドアを点検し、必要に
応じて修正する工程と、第2のドアストレージからドア
を搬出し、部品の組付を完了した車体本体とドアとの組
付場所まで該ドアを搬送し、車体にドアを組み付ける工
程と、からなる自動車の組立方法である。
【0009】又、塗装が完了した車体から取外したドア
をドア取外しステーションから第1のドアストレージ装
置へ搬送し、又第2のドアストレージ装置からドア取付
けステーションに自走して搬送するドア搬送装置と、ド
ア搬送装置に一端を臨ませ、搬送されてきたドアを受取
り、該ドアを搬出、及び修正可能な状態でストックする
第1のドアストレージ装置と、第1のドアストレージ装
置の下流に配設され、該第1のドアストレージ装置から
搬出されるドアにドア構成部品を組み付けるドア組立ラ
インと、ドア組立ラインの下流に設けられ、該ドア組立
ラインで部品を組み付けたドアを受取り、該ドアを搬出
、及び修正可能にストックする第2のドアストレージ装
置と、からなる自動車の組立装置である。
【0010】そして、上記自動車の組立装置における上
記ドア搬送装置は、車体本体からドアを取外すステーシ
ョンと、車体本体にドアを組み付けるステーションとを
一本のループ状の搬送路で結び、ドアを取外しステーシ
ョンから組み付けステーションに自走搬送するドア搬送
装置としたことである。
【0011】更に、車体から取外したドアをストックす
るドアストレージ装置と、ストレージ装置から取り出さ
れたドアにドア構成部品を組み付ける組立ラインと、ド
アを取外しステーションからストレージ装置へ、組立ラ
インから車体本体へ組み付ける組付ステーションへ搬送
する搬送装置を備え、該搬送装置は一本のループ状の搬
送路で構成され、且つ自走式の搬送機で構成した自動車
の組立装置である。
【0012】
【作用】上記手段によれば、塗装工程を経て車体から取
外したドアは第1のストレージ装置に送られ、該ストレ
ージ装置はオープン式で、格納されたドア部品の組付以
前のドアは溶接や塗装を点検し、不具合があった場合に
は修正が可能であり、第1のストレージ装置から搬出さ
れ、部品を組み付けられたドアは、車体への組み付け以
前に第2ストレージ装置に搬送され、ここで格納され、
格納状態で部品組み付け状態を点検し、不具合がある場
合には修正を行なうことができ、車体への組み付けを行
なうべく組み付けステーションに搬出されるドアは、不
具合の全くないものが送られる。
【0013】又、搬送路はループ状をなし、ドア取外し
ステーションからストレージ装置へ、ストレージ装置か
ら車体のドア組付ステーションへ循環する一本の搬送路
でドアを搬送し、従って、搬送設備は1台で足り、搬送
路のメンテナンス、ハンガー等のメンテナンスも集中し
て行なえ、管理上極めて有利で、ハンガーも一本の搬送
路を搬送させるので、ハンガーの有効利用が図れ、最小
限のハンガーで効率的なドア搬送が行なえる。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例を添付した図面に従
って詳述する。図1は本発明に係る組立方法、及び組立
装置の概略を示す模式的説明図、図2は車体から取外し
たドアを搬送するステーションを示し、図1の矢視2部
分の拡大図、図3はドアを載置、支持するパレットの斜
視図、図4はドアを載置、支持し、ストレージ装置に自
走、搬送する搬送装置をなすハンガーの斜視図、図5は
ハンガーにパレットを載置し、搬送する状態を示す斜視
図、図6は上記ハンガーにドアを載置、支持したパレッ
トをセットする装置の一例を示す正面図、図7は図6の
装置を一側から見た側面図、図8は上記図1における第
1ストレージ装置の部分の拡大図で、図1の矢視8部分
の拡大図、図9はストレージ装置の平面図、図10は第
1ストレージ装置のドア投入側を詳細に示す側面図、図
11は同投入側の正面図、図12は同平面図、図13は
上記ストレージ装置に用いられるストッパ装置の一例を
示す側面図、図14は上記ストレージ装置のドア搬出側
に設けられる回転装置の平面図、図15は同正面図で図
14の矢視15方向の図、図16は上記回転装置に用い
られるストッパ装置の一例を示す側面図、図17は上記
回転装置からドア部品組み付けラインにドアを移載する
装置、及びドアを昇降させる装置の平面図、図18は同
要部の正面図、図19は同全体の正面図、図20は第2
ストレージ装置の部分の拡大説明図で、図1の矢視20
部分の拡大図、図21は車体へのドア組み付けステーシ
ョンを含む図1の矢視21部分の拡大説明図である。
【0015】図1は本発明を示す模式的説明斜視図で、
塗装を完了した自動車Wは組立ラインLを搬送され、自
動車Wはドアを組み付けた状態にある。組立ラインLは
図ではU字型に短く示されているが、実際には極めて長
く構成され、ドア以外の部品、即ちエンジン、足廻り、
室内設備その他を車体に組み付けるラインを構成してい
る。この組立ラインをなす搬送路は矢印方向に自動車W
を搬送する。かかる自動車本体の組立ラインLの上流側
の一部に、ドア組立ラインにドアDを搬送する搬送路D
Lが、搬送路DLの一部をラップするように設けられて
いる。尚、組立ラインLは、実際には階層をなし、例え
ば、ドア取外しステーションAは2階に、又ドア取付ス
テーションFは1階に設けられ、図及び説明の便宜上同
フロアにあるように示している。
【0016】ドアを搬送する搬送路DLは、図1で明示
したように欠部の全く無い連続したループ状に構成され
ている。このドアラインDLを構成する搬送路はドアD
を矢印方向に搬送する。搬送路DLは、ドア取外しステ
ーションAに臨み、ドアを搭載したハンガーを案内、走
行せしめ、Uターンして後述する第1のストレージ装置
20…に至り、ここで片側のドアをストレージ装置20
…の2台で組をなす一方の組に移載し、この先で搬送路
DLはU字型に屈曲DLし、ストレージ装置20…の他
の組に他側のドアを移載する。
【0017】搬送路DLは連続して後述する第2ストレ
ージ装置71…の搬出側に臨み、一組のストレージ装置
71…から部品の組付を完了した完成ドアの片側を受取
り、DL5の部分でU字型に屈曲し、他の組のストレー
ジ装置71…から完成ドアの他側を受取り、爾後DL7
で下降し、自動車本体へのドア組付ステーションFにド
アを搬送し、ドアの払出後、DL8を通って上昇に、上
の階に至り、再度ドア取外しステーションAに戻る。こ
のように、ドアDをストレージ装置、組付ラインへ搬送
する搬送路DLは、一本の連続したレールでループ状に
構成され、搬送設備は1台である。
【0018】以下に各部を詳細に説明する。組立ライン
Lの上流で、これとラップするドア搬送路DLの一部に
は、車体からドアを取外し、取外したドアを搬送装置に
移載して搬送するステーションAが設けられる。実施例
では4ドアのセダンタイプの自動車を示し、自動車Wが
ステーションAに搬送されてくると、左右の前後のドア
D…を車体W1から取外し、取外し作業は手作業で行な
い、取外したドアD…は個々にパレット1に載置する。 これを図2で示した。
【0019】パレット1は図3に示す如くで、前後方向
に長い板状をなし、側部に前後方向に長い凹欠部1―1
を、又端部に凹欠部1―2を備え、一側部の前後に上向
きV型の受け部材2,2を備え、又前後部に、高さを異
ならせて夫々が対向するように前後方向にV型部を向け
た受け部材3,4を備える。図では右側の前部ドアD1
を示しているが、かかるドアD1の下端部の前後を受け
部材2,2で、又前後端部を受け部材3,4で係合、支
持し、ドアD1を起立状態で載置、支持している。他の
ドアD…も同様にパレット1…で夫々載置、支持する。 図2は車体W1から取外した4枚のドアD…の夫々を、
右側の前後のドアは右側のパレット1,1に、又左側の
前後のドアは左側のパレット1,1に載置し、上記した
ようにドアD…のパレット1…へのセットは手作業で行
なう。尚図2では先のドアD…をも示している。以上の
パレット1の基板1―3には、前部に位相を異ならせて
係止孔1―4,1―5が、又後部に同様に係止孔1―6
,1―7が設けられている。
【0020】以上のドアDを載置、支持したパレット1
…は、ハンガー5に載置、セットし、ハンガー5は図4
に示す如くで、搬送路をなすレールRに吊下げられ、レ
ールRは既述のようにロープ状に形成されてドア組立ラ
インの搬送路を構成し、実施例ではI型鋼を用いて構成
した。ハンガー5はレールRと平行でこれの下に臨む上
部ビーム6、下方のこれと平行する下部ビーム7、この
間を繋ぐ前後に配設された縦のステム8,8、下部ビー
ム7の左右に、且つ前後に離間して側方に突設されたア
ーム9…を備え、アーム9…は左右各2個前後に設けら
れ、各アーム9…には係止ピン9―1…が各突設されて
いる。
【0021】ハンガー5の上部ビーム6には、上方に突
出したステイ10―1が前後に設けられ、これの上端部
に、フレーム10―2を介してローラ10―3が設けら
れ、かかるローラ10―3は前後に設けられ、この下に
レールRが臨み、ローラ10―3がレールR上に係止さ
れる。以上の前後のローラ10―3、10―3の一方は
モータ10―4を備え、モータ10―4で当該ローラ1
0―3を駆動して自走機構11を構成し、自走式のハン
ガー5の吊下げ、移送機構10を構成する。かかるハン
ガー5は自走機構11を除く同一のものを前後に2台配
設し、夫々5A,5Bを上部ビーム6,6を連結杆12
で連結し、全体として1台のユニット化された自走式の
ハンガー5を構成する。従って、ハンガー単体5A,5
Bを直列に連装することにより夫々のアーム9…は2個
で前後の2組、左右に設けられることとなり、計4組の
アームを備えることとなる。
【0022】以上のハンガー5に、上記したドアD…を
載置したパレット1…を載置、セットして、支持し、レ
ールRによって後述する第1のストレージ装置に搬送す
る。ハンガー5は、上記した如く左右に、前後に計4組
のアーム9…を備え、右側の前後のドア、左側の前後の
ドア、計4枚のドアを、個々に載置する4個のパレット
1…を載置、支持する。ハンガー5の右側の前後2組の
アーム9,9には、右側の前後のドアを個々に載置した
パレット1、1を載置し、又左側ハンガー5の左側の前
後2組のアーム9,9には、左側の前後のドアを個々に
載置したパレット1,1を載置する。各パレット1…に
は、上記したように係止孔1―4乃至1―7が設けられ
、該係止孔の内の前後に離間したものの所定のものを係
止ピン9―1に係合し、アーム9…にパレット1…を係
止する。ハンガー5に4個のパレットを載置して搬送す
る状態を図5で示した。
【0023】図6、及び図7はドアDを載置、セットし
たパレット1をハンガー5に載置、セットする移載装置
13を示す。図6の如く、搬送されてくるハンガー5の
ドア取外しステーションAに臨む部分には、移載装置1
3がハンガー5の両側位置に設けられ、移載装置13は
、基体13―1の端部にパレット1が臨み、これに取外
したドアDを手作業でセットし、基体13―1にはチエ
ン等の搬送機構14を備える昇降テーブル15を有する
。昇降テーブル15は、下部にリフトローラ15―1,
15―1を備え、基体13―1の底部に設けたシリンダ
16のロッド16―1で摺動するリフトカム17,17
と係合している。以上の移載装置13は、図7で明らか
なようにハンガー5の各片側に左右に2台ずつのパレッ
トを受けてハンガー方向に搬送し、且つセットするよう
に4個の移載機構を備える。
【0024】以上において、図6で示すように、投入台
18上にパレット1が載置され、これに上記の如くドア
Dを手作業で載置、セットする。投入台18のレベルは
、下降時の昇降テーブル15のレベルよりも高い。上記
した搬送機構14は治具19を備え、シリンダ16を駆
動させてリフトカム17を摺動させてカムローラ15―
1を介して昇降テーブル15を想像線で示す15Aの如
く上昇させる。治具19は投入台18に臨み、下から上
昇し、これのピンをパレット1の上記した係止孔1―4
乃至1―7の所定のものと係合させ、投入台18から治
具19にドアDを載置したパレット1を受取る。
【0025】爾後、ハンガー5の方向に治具を搬送機構
14を介して搬送し、ハンガー5の片側に達すると、片
側のアーム9上にパレット1は臨み、この位置で昇降テ
ーブル15を下降させる。この結果、パレット1はアー
ム9の上に載置され、係止孔が上記したようにアーム9
のピンに係合し、移載を完了し、一方、昇降テーブル1
5は下限迄下降し、治具19は図6の19Aの如くハン
ガー5の障害とならない高さ迄下降し、爾後搬送機構1
4によって原位置に復帰し、これを反復する。以上の結
果、ドアDを載置したパレット1は、ハンガー5に移載
されることとなる。以上の移載装置13で、ハンガー5
の前後、左右のアームにドアを載置したパレット1を積
載し、ハンガー5で、左右、前後の4枚のドアを一組と
して下流に設けた第1のドアストレージ装置20に搬送
する。
【0026】上記したハンガー5で吊下げられ、ライン
DLをなすレールRで自動車1台文の4枚のドアD…は
搬送され、図1のBで示す第1のドアストレージステー
ションに搬送される。ドアストレージステーションBは
図8で拡大して示す如くで、詳細は図9乃至図13で示
す如くである。図8乃至図9で示す如くドアストレージ
装置は上流側の第1のドアストレージ装置20と、これ
の下流に配設された第2のドアストレージ装置からなる
【0027】図9の平面図で示すように第1のストレー
ジ装置20は、4枚のドアを個々にストックするように
平行に設けられた4台の装置からなる。かかるストレー
ジ装置20は、この下にドアDの部品組み付けラインが
設けられることから、建物の2階等に設けられている。 第2のストレージ装置は同様に4台の装置からなり、第
1のストレージ装置20の個々の装置の直線上の延長上
の下流に配設されている。
【0028】次に第1のストレージ装置20を説明する
。ストレージ装置20は図10乃至図12に示す如く長
い基枠状をなし、基台21上に前後方向に長い方形枠状
の枠体22が固設され、枠体22の上流端部に支持枠2
3が固設され、支持枠23の端部で枠体22の上流端部
の手前には搬送機構25のモータ24が設けられ、モー
タ24は支持枠23上の減速機24―1を介してチエン
、スプロケット等からなる搬送機構25を駆動する。 かかる搬送機構25は、枠体22の長さ方向の略全長に
亘り架設されている。以上のストレージ装置20は、枠
体22上に搬送機構25が露出し、上には屋根や覆い、
カバー等の類は一切無く、枠体22上が開放されたオー
プン状態にある。
【0029】支持枠23の上流部には、図11で示すよ
うに上記したパレット1の受渡装置26が配設され、受
渡装置26は、左右に延びたアーム27、これを昇降さ
せるリフトシリンダ28、昇降をガイドするガイド機構
29,29を備える。そして、アーム27の左右の両端
部には、上向きの係止ピン27―1,27―1を備える
。以上の受渡装置26は、支持枠23に支持された摺動
枠30に支持され、図12で示す前後方向に設けられた
シリンダ31、ガイド機構32等により、上記したリフ
トシリンダ28、アーム27を含んで、前後方向に摺動
可能に構成されている。以上のストレージ装置20は、
図9で示すように4台、20A,20B,20C,20
D、夫々が接近して隣接するように平行に並設されてい
る。
【0030】以上において、上記したハンガー5で、ド
アDは右側に2枚、左側に2枚、計4枚ずつ夫々専用の
パレット1…に積載された状態で、搬送レールRによっ
てストレージ装置20の上流側に送られてくる。先ず、
ストレージ装置20の手前側のもの、図8、図9の20
C,20Dの上流部にハンガー5が搬送されてくる。こ
の場合、各ストレージ装置20の上流部にはハンガー5
の片側が臨み、片側の2枚の前後のドアD,Dがストレ
ージ装置20の上流部に達する。ドアDのストレージ装
置20に対する姿勢は、ハンガー5の搬送路DLの搬送
方向に対してストレージ装置20の長さ方向が直角とな
るように設定され、従って、ドアDはストレージ装置2
0の枠体22の長さ方向に対し直角、即ちストレージ装
置20の搬送方向にドアDの表裏が向くように設定され
ている。
【0031】ハンガー5のパレット1を搭載した片側の
アーム7が、図10の如く枠体22の上流端部22A上
に臨み、この状態で受渡装置26がシリンダ31により
前進し、パレット1の下方に臨むと、リフトシリンダ2
8の上動で受渡アーム27は上昇し、ハンガー5のアー
ム7に載置、支持された上方に位置するパレット1の上
記ハンガー5のアーム7と係合するピン係合孔とは別の
余った係合孔とピン27―1が係合する。爾後、受渡ア
ーム27の更なる上動で、ドアDを載置したパレット1
はハンガー1のアーム7から上方に離座し、パレット1
は受渡アーム27上に係合、支持され、一方、ハンガー
5は次の隣接するストレージ装置に搬送され、上流端部
22Aから離れる。
【0032】ハンガー5の離脱後、リフトシリンダ28
を下降させ、受渡アーム27を下降させてパレット1を
枠体22上に載置し、更に受渡アーム27を下降させて
ピン27―1をパレットから離脱させ、爾後受渡アーム
27はシリンダ31で後退動し、旧位に復する。かくし
て、ドアDを載置、支持した既述のパレット1は、スト
レージ装置20の上流部に受け渡されたこととなり、パ
レット1は、枠体22に設けた搬送機構25で下流方向
に順次搬送されて行く。
【0033】ところで、上記した受け渡しは、ハンガー
5の搬送経路の手前側にあるストレージ装置20D,2
0Cに達することからこの部分でなされ、ストレージ装
置20Dの部分で片側のドアの前部ドアが受け渡され、
隣接するストレージ装置20Cで同側の後部ドアが同様
に受け渡され、かくして、ハンガー5の片側の前後のド
アDは、手前側の2台のストレージ装置20D,20C
に受け渡されることとなる。搬送路のこの部分をDL1
で示した。片側の前後のドアをストレージ装置20D,
20Cに払い出したハンガー5は、反対側のドアを積載
した状態で更に進行し、図8、図9で示されるように、
並設された先のストレージ装置20A,20Bの上を搬
送路DLの屈曲部DL2に従って搬送され、180°反
転してストレージ装置20A,20Bの上流部に達し、
既述の如くハンガー5の前部ドアを積載した側を臨ませ
、パレットをストレージ装置20A,20Bの上流部に
受け渡す。この部分をDL3で示した。このようにして
、4枚のドアD…をパレット1…を含んで隣接し、並設
された4台のストレージ装置20…に受渡しする。
【0034】以上のストレージ装置20には、ストッパ
機構33が設けられている。ストッパ機構33は図13
に示す如くで、上記した枠体22の上枠部材22―1の
下側に臨むように配設され、枠体22の高さ方向中間上
部に設けられた中間枠部材22―2に取付けられている
。上記枠部材22―2上にシリンダ34が固設され、一
方、L型の第1ストッパリンク35を備え、リンク35
の一端部はブラケット36に枢着35―1され、リンク
35は、作動リンク37によりシリンダ34のロッド3
4―1で進退する駆動板38に連結されている。駆動板
38は、ブラケット39に一端部を枢着40―1したL
型の第2ストッパリンク40の昇降カムローラ41に連
結板42を介して連結され、カムローラ41は、ストッ
パ機構33の基台33―1上に設けたレール33―2上
を転動する。
【0035】以上のストッパ機構33は、必要に応じて
枠体22の適所に適宜数配設し、ストッパ機構33の作
動は、以下の如くである。図13は第2のストッパリン
ク40が起立し、これの先端部のストッパ部40―2が
、前後方向に連続して搬送機構25上に載置されたパレ
ット1の所定のものに当接し、これを搬送機構25の搬
送作動に抗して、当該位置で停止させている。一方、第
1ストッパリンク35は倒れ、ストッパ部35―2はパ
レット1の搬送面よりも下位にあり、従って、これの拘
束の無いパレット1は搬送機構25のチエン等によって
下流方向に搬送されることとなる。
【0036】今、シリンダ34を駆動してロッド34―
1を後退(ストロークを縮小)させると、第1ストッパ
リンク35は揺動、起立し、第2ストッパリンク40は
カムローラ41が図13の左方向に転動し、リンク40
下面の凹部40―3にカムローラ41が係合し、リンク
40は下動し、倒れた状態となり、ストッパ部40―2
のパレット1側端縁部への規制が外れ、搬送機構25の
作用で搬送される。移動を開始したパレット1は、第1
ストッパリンク35が起立しているので、これのストッ
パ部35―2に当接し、これにより下流方向への移動が
阻止され、一方、移動したパレット1の上流に次のパレ
ットが移載、搬送されてくる。このようにして、パレッ
ト1…は、間欠的に一台ずつ枠体22上を上流から下流
方向に搬送されてゆく。そして、最終的にはストレージ
装置20の排出側に達する。
【0037】以上の如く、各ストレージ装置20で進行
方向に対し直角に表裏面を向けるようにしてドアはパレ
ットごと貯溜され、上流から下流にストッパ機構33の
作動で間欠的に搬送され、この際、重要なことは、スト
レージ装置20が一種の間欠搬送装置をなし、且つ、ド
アDはパレット1を介して裸でストレージ装置20上に
貯溜され、外側から目視で溶接や、塗装状態を確認する
ことができる。従って、ストレージ装置20に貯溜され
ているドアD…群は、外観を観察して溶接、塗装等の不
具合を容易に発見することができ、発見した場合には、
周囲が開放されていることから、不具合部分を補修等す
ることが容易に行なえる。
【0038】ストレージ装置20…で貯溜されたドアD
は、上記の如く間欠的に上流から下流に搬送され、最終
的には最下流の払出部分22Bに達する。各ストレージ
装置20の下流端部には、方向転換装置43が設けられ
、ここでドアDは、ストレージ装置20の搬送方向と直
角の姿勢を90°転換せしめられ、搬送方向とドアDの
前後方向が一致するようにセットされる。方向転換装置
43は2台設けられ、各方向転換装置43は片側の前後
のドアを貯溜するストレージ装置の20A,20Bで1
台、反対側の前後のドアを貯溜するストレージ装置20
C,20Dで1台宛て配設されている。
【0039】方向転換装置43は図14、図15に示す
如くで、ストレージ装置20の終端部に臨む基台44を
備え、基台44は平面視L型をなし、基台44の受取り
側の部分は44―2は、図14では転換装置本体47と
平行で、この下に隠れて表われていないが、ストレージ
装置20の終端部に添って矢印aで示す搬送方向に対し
て直角に臨む。図14では実線で表わされているように
、受取り側部分44―2に90°離間した基台44の払
出側の部分44―1と上記部分44―2の各先端部分間
には、弧状のレール45が配設され、上記部分44―1
,44―2の交差する基部44―3には径の大きい固定
ギヤ46が設けられている。
【0040】以上の基台44上には、図14、図15の
実線で示すように転換装置本体47が配設され、本体4
7は長い方形枠状をなす基枠48と、チエン、スプロケ
ット、モータ等からなる移送機構49を備え、且つ、こ
れで駆動される搬送ローラ群50を有する。更に基部4
4―3側の一側部にはモータ51、これで駆動されうギ
ヤ52を備え、ギヤ52は既述のギヤ46と噛合してい
る。又、基枠48の下面にはガイドローラ53を備え、
レール45上を転動するように構成されている。そして
、図16に示すようなストッパ機構54を備え、ストッ
パ機構54はシリンダ55、ブラケット56に一端部を
枢着57―1したL型のストッパリンク57を備え、ロ
ッド55―1の伸縮でリンク57は起倒動する。かかる
ストッパリンク57は、同側の前後2枚のドアを移載し
て方向転換する間、保持しておく必要から、下流端部、
中間部の2ヵ所に設置する。
【0041】又、本体47の上記ローラ群50の一部間
には昇降ローラ47a…が配設されている。昇降ローラ
47a…は、長さ方向に離間して4列設けられ、夫々4
個の昇降するローラ47b…、外側の1個の固定ローラ
47cからなり、長さ方向の2個で1組で前記したパレ
ット1を1台支持する。かかる昇降ローラ47b…は基
枠48に設けたシリンダ47d…で昇降する。
【0042】上記したストレージ装置20から搬出され
るドアDを載置したパレット1は、図14の基台44の
受取り側の部分44―2に臨み、本体47上に上昇した
2組の昇降ローラ47a…の昇降するローラ47b…上
に移載される。図15はローラ47b…が上昇した状態
を示している。次にローラ47b…がシリンダ47dの
作動で下降し、片側の前後のドアを積載したパレット1
,1は本体47上に移載される。移載した状態で、スト
ッパ機構54のストッパリンク57が図16の想像線で
示すように起立しており、2台のパレット1は搬送機構
49、ローラ50…が駆動していても一端部がリンク5
7に当接して停止せしめられ、図14で示すように、ス
トッパリンク57と離間して設けた昇降式のストッパピ
ン58でパレット1の他端部を規制し、パレット1は本
体47上に固定されている。
【0043】本体47に2台のパレット1を移載した後
、モータ51を駆動し、これによりギヤ52が回転し、
固定ギヤ46とギヤ52が噛合していることから、本体
47は、基部44―3の部分を支点として図14中下方
に回転し、払出側44―1にセットされる。これを鎖線
で図14に示した。このようにして、ドアDを含む2台
のパレット1は、90°姿勢を転換せしめられることと
なる。
【0044】姿勢を転換した本体47の進行方向には、
図17に示すように移載台59が配設され、移載台59
は、平面視長方形の枠状をなす枠体60を備え、枠体6
0に転動ローラ群61…が設けられ、方向転換装置43
の図14の状態に方向転換した本体47上の上記した片
側2個のパレット1は、ストッパリンク57、ストッパ
ピン58の解除で矢印b方向に搬送され、パレット1は
移載台59上に移載される。図17では移載台59が1
台示されているが、図19に示すように左右に2台配設
され、即ち、各移載台59,59には、夫々片側ずつの
前後のドアが移載され、図17の想像線で示すように待
機している。
【0045】左右2台の移載台59,59の両側には、
図19で示すように離間して2台の昇降装置63,63
が配設される。昇降装置63は、上の階に設けられた上
記ストレージ装置20、方向転換装置43、移載台59
の下の階に設けられた組立ラインCと該移載台59とを
繋ぎ、組立ラインCはドアDが方向転換しており、前後
のドアが前後方向に並び、組立ラインCを前後して流れ
てゆくことから、2系統設けられ、具体的には上記スト
レージ装置20B,20Cの下方のこれと同方向にドア
が流れてゆくように配設されている。
【0046】組立ラインCは、上記第1のドアストレー
ジステーションBの延長上に配設した第2のドアストレ
ージステーションEの該当するストレージ装置の下を通
り、これの上流側に達するようにその搬送ラインが形成
されている。従って、組立ラインCで組立られたドアは
、組立後に搬送されて第2ストレージ装置の搬入側であ
る上流部に搬送される。これに関しては、後述する。
【0047】移載台59,59は、上記したように各方
向転換装置43,43の下流に設けられ、各移載台59
の外側に昇降装置63,63が夫々配設される。各昇降
装置63は、図19で示す如く下層のフロア62上に起
設された支持タワー64,64、該各タワー64に昇降
自在に支持された昇降台65を備え、昇降台65はタワ
ー64の頂部に設置したモータ66、チエン67でタワ
ー64に添って昇降動するように構成されている。
【0048】昇降台65は、タワー64に昇降自在に嵌
装された本体65―1、本体65―1の下部に設けられ
た水平な支持枠部65―2、支持枠部65―2と本体を
連結して補強する補強枠65―3を備え、且つ図17で
示したように平面視略H型の移載アーム68を有し、移
載アーム68は支持枠部65―2に固設したシリンダ6
9のロッド69―1に連結され、シリンダ69の作動で
図18の左右に摺動し、進退するように構成され、アー
ム68は図17,図18の如くガイドレール65―4,
65―4に係合し、前後動を保障されている。以上の移
載アーム68は、図17で明らかなように2組設けられ
、従って上記した片側前後の2枚のドアDに対応するよ
うに設けられている。そして、移載アーム68は、2本
の先端部に上記したパレット1の係止孔の所定のものと
係合するピン68―1,68―1を備える。
【0049】上記した反転装置43から、片側の前後の
ドアDを夫々載置した2台のパレット1,1は、移載台
59上に進入し、載置される。この状態で昇降装置63
の前後の移載アーム68,68は、移載台59の各パレ
ット1,1の下側に臨み、移載アーム68,68の高さ
調節、前後調節は、本体65のタワー64に対する昇降
、シリンダ69の作動でなされ、シリンダ69はロッド
69―1が伸張状態にある。次に、本体65を上昇させ
、移載アーム68のピン68―1をパレット1の未使用
の係止孔に下から係合させ、パレット1をアームに移載
、係止させ、爾後本体65を更に上昇させ、パレット1
を移載台59から離脱させる。そして、シリンダ69を
上記と逆作動させ、移載アーム78を移載台59と干渉
しないような位置まで後退させる。
【0050】上記したドアストレージ装置20…の下方
に、上記したように組立ラインCが配設され、組立ライ
ンCは、図19の如く左右の昇降装置63,63間の下
部間に配設されている。組立ラインCの組立装置70,
70は、タワー64,64の各内側に配設され、上記し
た本体65を下降させ、載置アーム68を各組立装置7
0まで下降させ、シリンダ69の伸長動でパレット1を
組立装置70に臨ませ、パレット1を各組立装置70に
移載する。かくして、左右のドアを載置した前後のパレ
ット1…は、夫々左右の組立装置70,70に分配、セ
ットされ、爾後、各ドアDへ構成部品を組込む。かかる
組立装置はラインに添って複数設けられ、各ステーショ
ンで部品を順次組み付け、最終的には完成ドアを得る。
【0051】組立ラインCで組立られた完成ドアは、第
2のドアストレージ装置71…を有する第2ドアストレ
ージステーションEにその下方を通って送られる。第2
のドアストレージ装置71は、上記した第1のドアスト
レージ装置20と同構造で、第1のドアストレージ装置
20…の延長上に離間して設けられ、4枚のドアD…を
個別に貯溜するので、上記と同様に4台71A,71B
,71C,71D相互に近接して、平行して設けられて
いる。以上のストレージ装置71…は、上記ストレージ
装置20…と向きが反対に設けられている。
【0052】以上のストレージ装置71上流部E1には
、上記したと同様の反転装置72が2台設けられ、上記
した完成ドアを載置したパレット1は上記昇降装置と同
様の装置で上昇せしめられ、上記と同様の移載装置73
上にパレット1を移載し、爾後反転装置72上にパレッ
ト1を移載し、反転装置72を反転させ、左右に並列さ
せたパレット1をストレージ装置71の上流部71―1
に投入する。第2のドアストレージ装置71…に投入さ
れた完成ドアは、ストレージ装置71…が上記と同構造
なので、周囲が開放されたオープン式であり、従って周
囲から目視でドア組み付け状態を観察でき、完成ドアの
点検、必要に応じた補修が行なえ、ストレージ装置71
…での貯溜中に点検、補修を行ない、欠陥の全く無い完
成ドアがストレージ装置71の下流に送られることとな
る。
【0053】ストレージ装置71…に投入された完成ド
アは、パレットごと下流部71―2まで搬送され、下流
部71―2に上記搬送路DLが臨み、搬送路DLの受取
り部分DL4で、上記パレットを降ろして空となったハ
ンガー5の片側にストレージ装置71A,71Bから搬
出される片側のドアを各載置したパレット1を積載し、
搬送路はU字型に屈曲DL5し、この部分を通過して1
80°方向転換して搬送路の屈曲した部分DL5の先の
部分DL6にハンガー5を臨ませ、ストレージ装置71
C,71Dにハンガー5の反対側が臨み、ハンガー5の
空いた側に反対側のドアを載置せるパレット1を積載す
る。
【0054】完成ドアを1台分、計4枚積載したパレッ
ト1は、ハンガー5によって車体への組み付けステーシ
ョンFに送られ、搬送路DLは、部分DL7で下のフロ
アに下降し、この先に車体への組み付けステーションF
が設けられてここでドアDをパレット1ごと取りだし、
車体W1の左右に前後のドアを組み付ける。ドアDを取
付けた自動車は次の工程に送られ、又、ドアを取外した
パレット1は上記したドアを取外し、パレットに載置、
セットするステーションAに送られる。パレット1を取
外したハンガー5は、搬送路DLの部分DL8で上の階
に上昇し、搬送路に従って旧位に復し、再度ドアを載置
、セットしたパレットを積載し、上記を行なう。このよ
うにループ状の搬送路DLをハンガーは循環し、作業を
行なう。
【0055】以上、本実施例では4ドア車の組立を説明
したが、2ドア車、3ドア車、5ドア車等車種は任意で
あり、車種によるドアの数に応じてストレージ装置の並
設数を変更すれば良く、又ハンガー、反転装置、移載装
置、昇降装置等の具体的構成は上記に限られず任意であ
る。
【0056】又実施例ではストレージ装置が部品組付以
前のもの20…、組付後のもの71…の2系統を示した
が、ストレージ装置を部品組付以前の1系統とし、搬送
路をループ状とし、ドア取外しステーションからストレ
ージ装置へ、完成ドアを車体組付ステーションへ各搬送
する搬送装置を設備とした1台とする構造も本発明に含
まれるものである。
【0057】
【発明の効果】以上で明らかなように本発明によれば、
塗装後の自動車のドアを車体から取外し、車体とドアと
を個別に組立るに際し、ストレージ装置にドアを貯溜さ
せて車体への組み立てステーションに搬送するので、ド
ア組み立て、搬送ラインが車体組み立てラインとの関係
で時間調整のために徒に長くなることがなく、ラインの
短縮、組み立て装置を含む工場等のスペース利用性の向
上が図れることは勿論、更に以下のごとき効果がある。
【0058】特に本発明は、ドアストレージ装置を部品
組付前、部品組付後の2段に亘って設け、且つストレー
ジ装置は開放タイプとしたので、部品組付前の第1のス
トレージ装置では、ドアの塗装、溶接等を目視で観察し
、点検を行なうことができ、溶接工程、塗装工程での不
具合が有る場合には、これを補修することができ、従っ
て、不具合のあるドアへの部品の組付を未然に防止する
ことができ、溶接、塗装等において不具合のあるドアへ
の部品の組付を確実に防止することができる。
【0059】又、上記第1のドアストレージ装置の下流
に第2のドアストレージ装置を設け、この間に部品組付
ラインを設けたので、部品を組み付けた完成ドアはスト
レージ装置に一旦貯溜され、ストレージ装置は上記した
第1のストレージ装置と同様に開放タイプなので、完成
ドアは外観を目視することができ、従って、部品の組付
工程での不具合を点検して補修することができ、完成ド
アの車体への組付以前の点検、補修を完全に行なって、
全く不具合のない完全な状態でドアを車体に居給するこ
とができ、車体への組付ステーションでのドアの補修、
組付後のドアの補修等を排し、自動車の組み立てを合理
的に、補修を無くする方向で行なうことができ、自動車
の製作上極めて有利である。
【0060】特に本発明は、搬送路をループ状としたの
で、ハンガーによるドアの搬送を一つの搬送設備で行な
うことができ、従来技術に比し搬送設備、搬送装置の大
幅な簡素化が図れ、又ハンガーはループ状搬送路に従っ
て搬送させれば良く、ハンガーの有効利用が図れ、最少
の台数のハンガーで、効率的、合理的な運転が行なえ、
設備、ハンガーの削減が図れる。又ハンガーは一本の搬
送路を自走し、ドアを搬送しているので、ハンガーは搬
送路の所定の箇所で修理、点検等が行なえ、ハンガー等
の集中管理が一括して行な、運用上極めて有利であると
いう効果も併せて有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る組立方法、及び組立装置の概略を
示す模式的説明図
【図2】車体から取外したドアを搬送するステーション
を示し、図1の矢視2部分の拡大図
【図3】ドアを載置、支持するパレットの斜視図
【図4
】ドアを載置、支持し、ストレージ装置に自走、搬送す
る搬送装置をなすハンガーの斜視図
【図5】ハンガーに
パレットを載置し、搬送する状態を示す斜視図
【図6】上記ハンガーにドアを載置、支持したパレット
をセットする装置の一例を示す正面図
【図7】上記図6の装置を一側から見た側面図
【図8】
上記図1における第1ストレージ装置の部分の拡大図で
、図1の矢視8部分の拡大図
【図9】ストレージ装置の平面図
【図10】第1ストレージ装置のドア投入側を詳細に示
す側面図
【図11】上記ストレージ装置の同投入側の正面図
【図
12】上記ストレージ装置の同投入側の平面図
【図13
】上記ストレージ装置に用いられるストッパ装置の一例
を示す側面図
【図14】図14は上記ストレージ装置のドア搬出側に
設けられる回転装置の平面図
【図15】上記回転装置の正面図で図14の矢視15方
向の図
【図16】上記回転装置に用いられるストッパ装置の一
例を示す側面図
【図17】上記回転装置からドア部品組み付けラインに
ドアを移載する装置、及びドアを昇降させる装置の平面
【図18】上記装置の要部の正面図
【図19】上記装置の全体の正面図
【図20】第2ストレージ装置の部分の拡大説明図で、
図1の矢視20部分の拡大図
【図21】車体へのドア組み付けステーションを含む図
1の矢視21部分の拡大説明図
【符号の説明】
W…自動車、  W1…車体、  D…ドア、  R…
搬送路、  C…ドア組み立てライン、  A…ドア取
外しステーション、  F…ドア取付けステーション、
  5…ドア搬送装置、  20…第1のドアストレー
ジ装置、  71…第2のドアストレージ装置。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  塗装が完了した車体からドアを取外し
    、該車体本体、及びドアの夫々に個別に部品を組み付け
    、爾後車体本体とドアとを組み付けるようにした自動車
    の組立方法において、塗装が完了した車体からドアを取
    外し、該ドアを搬送装置を介して第1のドアストレージ
    装置に搬送し、該第1のドアストレージ装置に送り込む
    工程と、上記第1のドアストレージ装置にストックされ
    たドアを点検し、必要に応じて修正する工程と、上記第
    1のドアストレージ装置からドアをドア組立ラインに搬
    出し、組立ラインで該ドアにドア構成部品を組み付ける
    工程と、ドア構成部品を組み付けたドアを第2ドアスト
    レージ装置に搬送し、該第2のストレージに送り込む工
    程と、上記第2のドアストレージ装置にストックされた
    ドアを点検し、必要に応じて修正する工程と、上記第2
    のドアストレージからドアを搬出し、部品の組付を完了
    した車体本体とドアとの組付場所まで該ドアを搬送し、
    車体にドアを組み付ける工程と、からなることを特徴と
    する自動車の組立方法。
  2. 【請求項2】  塗装が完了した車体からドアを取外し
    、該車体本体、及びドアの夫々に個別に部品を組み付け
    、爾後車体本体とドアとを組み付けるようにした自動車
    の組立装置において、ドアをドア取外しステーションか
    ら第1のドアストレージ装置へ搬送し、又第2のドアス
    トレージ装置からドア取付けステーションに自走して搬
    送するドア搬送装置と、上記ドア搬送装置に一端を臨ま
    せ、搬送されてきたドアを受取り、該ドアを搬出、及び
    修正可能な状態でストックする第1のドアストレージ装
    置と、上記第1のドアストレージ装置の下流に配設され
    、該第1のドアストレージ装置から搬出されるドアにド
    ア構成部品を組み付けるドア組立ラインと、上記ドア組
    立ラインの下流に設けられ、該ドア組立ラインで部品を
    組み付けたドアを受取り、該ドアを搬出、及び修正可能
    にストックする第2のドアストレージ装置と、からなる
    ことを特徴とする自動車の組立装置。
  3. 【請求項3】  上記ドア搬送装置は、車体本体からド
    アを取外すステーションと、車体本体にドアを組み付け
    るステーションとを一本のループ状の搬送路で結び、ド
    アを取外しステーションから組み付けステーションに自
    走搬送するドア搬送装置とした請求項2の自動車の組立
    装置。
  4. 【請求項4】  塗装が完了した車体からドアを取外し
    、該車体本体、及びドアの夫々に個別に部品を組み付け
    、爾後車体本体とドアとを組み付けるようにした自動車
    の組立装置において、車体から取外したドアをストック
    するドアストレージ装置と、ストレージ装置から取り出
    されたドアにドア構成部品を組み付ける組立ラインと、
    ドアを取外しステーションからストレージ装置へ、組立
    ラインから車体本体へ組み付ける組付ステーションへ搬
    送する搬送装置を備え、該搬送装置は一本のループ状の
    搬送路で構成され、且つ自走式の搬送機で構成したこと
    を特徴とする自動車の組立装置。
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Cited By (4)

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