JP3127315B2 - 板状ワークの搬送・貯留装置 - Google Patents

板状ワークの搬送・貯留装置

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JP3127315B2
JP3127315B2 JP03339055A JP33905591A JP3127315B2 JP 3127315 B2 JP3127315 B2 JP 3127315B2 JP 03339055 A JP03339055 A JP 03339055A JP 33905591 A JP33905591 A JP 33905591A JP 3127315 B2 JP3127315 B2 JP 3127315B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のフロアパネル
のような板状ワークを、第1のラインから第2のライン
へ搬送する間に貯留する板状ワークの搬送・貯留装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】自動車の車体組み立て工程では、プレス
ラインにおいて製造した車体パネルを搬送装置で溶接ラ
インに搬送して組み立てている。従来、車体パネルを隣
接するライン間で搬送する際に、多数の台車を循環させ
る搬送装置を両ライン間に設け、その搬送装置の各台車
に車体パネルを立て掛け姿勢で搭載することにより、該
車体パネルの搬送と貯留を同時に行うものが提案されて
いる(実開昭63−107332号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記従来のも
のは、搬送装置が多数の台車を備えるために大きな設置
スペースが必要となって各ラインのレイアウトが制約を
受けるだけでなく、装置全体の構造が複雑化して設備費
が嵩むという問題があった。
【0004】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、狭い設置スペースに多数の板状ワークを貯留可能で
あり、且つ低廉な設備費で設置可能な板状ワークの搬送
・貯留装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、第1のラインから第2のラインに
向けて板状ワークを搬送する間に該板状ワークを貯留す
る板状ワークの搬送・貯留装置において、前記第1のラ
インから板状ワークを排出する第1搬送装置と、この第
1搬送装置から板状ワークを受け取って略水平姿勢で支
持する昇降可能な中継治具と、この中継治具上の一枚の
板状ワークを略水平姿勢のままクランプして水平に搬送
すると共にその搬送途中で該一枚の板状ワークを所定角
度傾倒させる第2搬送装置と、この第2搬送装置から前
記板状ワークを前記所定角度傾倒したままの姿勢で一枚
ずつ順次受け取って、所定角度傾倒した立て掛け姿勢で
重ね合わせて貯留運搬し得る運搬台車と、この運搬台車
を前記第2のラインに向けて搬出する第3搬送装置とを
備えて成り、前記運搬台車は、下面に車輪を有すると共
に上面に前記立て掛け姿勢の各板状ワークの下縁を載置
し得る水平な基板と、この基板上に傾倒姿勢で最初に搬
送されてきた板状ワークの前面を支持し得るように該基
板の、ワーク搬送方向前側の端部に立設した支持部とを
有していると共に、その支持部の対向面が、傾倒姿勢で
搬送されてくる板状ワークの通過を許容すべく開放され
おり、前記第2搬送装置は、前記中継治具と運搬台車
とに亘るワーク搬送経路を挟んでその左右両側に配設さ
れて該搬送経路に沿って往復動可能な左右一対の支持腕
と、それら支持腕にそれぞれ回転変位可能に支持される
左右一対の傾倒腕と、その両傾倒腕にそれぞれ設けられ
てワークをその左右両側よりクランプ可能な左右のクラ
ンプ手段とを有しており、前記各支持腕は、クランプ手
段が中継治具上のワークを直接クランプし得る後退位置
と、同クランプ手段によりクランプされ且つ前記所定角
度傾倒した姿勢にあるワークを前記支持部への立て掛け
状態で前記基板上に直接移載し得る前進位置との間を移
動可能である
【0006】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳述
する。
【0007】図1〜図6は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は搬送・貯留装置の全体側面図、図2は図1の
2−2線矢視図、図3は図2の要部拡大図、図4は図3
の4−4線矢視図、図5は図3の5−5線矢視図、図6
は図1の6−6線矢視図である。
【0008】図1に示すように、プレスラインにおいて
プレス加工が終了した自動車のフロアパネルWは、オー
バーヘッド型の第1搬送装置C1 によって矢印a方向に
搬出ステージS1 まで搬送される。搬出ステージS1
おいて前記第1搬送装置C1から中継治具J上に矢印b
方向に受け渡されたフロアパネルWは、更にオーバーヘ
ッド型の第2搬送装置C2 によって貯留ステージS2
で矢印c方向に搬送される。フロアパネルWは第2搬送
装置C2 で搬送される間に水平姿勢から略垂直に近い傾
姿勢に矢印d方向に傾倒され、前記貯留ステージS2
において運搬台車Dに受け渡される。複数のフロアパネ
ルWが立て掛け姿勢で貯留された運搬台車Dは、第3搬
送装置C3 によって運搬台車D毎に溶接ラインに向けて
搬出される。
【0009】図1および図2に示すように、前記第1搬
送装置C1 は門型支柱1に端部を支持された2本のガイ
ドビーム2に沿って走行可能な自走台車3を備え、この
自走台車3には前記フロアパネルWを吸着保持するクラ
ンプ手段4が、シリンダ5により昇降可能に設けられ
る。
【0010】図1、図2および図4に示すように、前記
中継治具Jは、床面に立設した支持枠6に設けた一対の
ガイド部材7にガイドロッド8を介して摺動自在に支持
され、シリンダ9により昇降駆動される平面視T字状の
支持部材10を備える。支持部材10の上面には、フロ
アパネルWに形成された開口部に係合する3本の支持ピ
ン11が上向きに設けられる。
【0011】図1および図2に示すように、前記第2搬
送装置C2 は門型支柱1と該門型支柱1に対向するよう
に設けられた他の支柱12との間に架設された2本のガ
イドビーム13を備え、このガイドビーム13に敷設し
たガイドレール14には自走台車15が走行自在に支持
される。自走台車15は前記ガイドレール14の上面お
よび側面にそれぞれ当接するガイドローラ16,17を
備え、モータ18により回転するピニオン19を一方の
ガイドビーム14に敷設したラック20に噛合させて走
行する。自走台車15の下端に設けられて水平に延びる
側面視L字状の左右一対の支持腕21は、前記自走台車
15が搬出ステージS1 にある時に中継治具Jからフロ
アパネルWを受け取るべく、該中継治具Jの左右両側に
沿うように配設される。而して左右一対の支持腕21
は、中継治具Jと運搬台車Dとに亘るワーク搬送経路を
挟んでその両側に配置されていて、その搬送経路に沿っ
て往復動可能である。
【0012】図3および図4を併せて参照すると明らか
なように、前記左右の支持腕21には、フロアパネルW
をクランプして傾倒させる左右一対の傾倒腕22の中間
部が、枢軸23を介して回転自在に支持される。各支持
腕21の上面に設けられたシリンダ24に接続されてラ
ックガイド25に沿って摺動するラック26は、前記枢
軸23に設けたピニオン27に噛合する。したがって、
前記シリンダ24を伸縮駆動することにより、左右の傾
倒腕22は水平姿勢から約70°回転した起立姿勢へと
枢軸23回りに回転する。左右の支持腕21の先端間を
接続する連結腕28の内部には連動軸29が回転自在に
支持され、その連動軸29の両端に設けたスプロケット
30と前記枢軸23の先端に設けたスプロケット31が
それぞれ無端チェン32で連結される。これにより左右
の傾倒腕22は互いに平行な状態を保って同期して回動
することができる。
【0013】図3〜図5から明らかなように、前記傾倒
腕22の一端上面と他端下面には、それぞれ第1クラン
プ手段33と第2クランプ手段34が設けられる。第1
クランプ手段33は傾倒腕22の上面にブラケット35
を介して設けた一対のガイド部材36にガイドロッド3
7を摺動自在に係合させてシリンダ38によって進退駆
動される固定クランプ爪39と、この固定クランプ爪3
9の上部にピン40を介して枢支され、前記固定クラン
プ爪39との間に設けたシリンダ41で開閉駆動される
可動クランプ爪42を備える。また、前記第2クランプ
手段34は傾倒腕22の下面にブラケット43を介して
設けたガイド部材44にガイドロッド45を摺動自在に
係合させてシリンダ46によって進退駆動される固定ク
ランプ爪47と、この固定クランプ爪47の上部にピン
48を介して枢支され、前記固定クランプ爪47との間
に設けたシリンダ49で開閉駆動される可動クランプ爪
50を備える。
【0014】図3に示すように、支持腕21の上面に設
けたシリンダ51により進退自在なロックピン52は、
傾倒腕22の上面に設けた係合部材53に対向する。し
たがって、前記ロックピン52をシリンダ51で突出さ
せて係合部材53に嵌合させることにより、前記傾倒腕
22を図示する水平姿勢にロックすることができる。
【0015】図1および図6に示すように、貯留ステー
ジS2 に設けられ第3搬送装置C3は床面に敷設した一
対のガイドレール54を備え、そのガイドレール54上
には前記運搬台車Dを搭載可能な運搬台車56が4個の
車輪57により走行自在に支持される。運搬台車56は
ロッドレスシリンダ59に接続され、貯留ステージS2
と該貯留ステージS2 の両側の運搬台車搬入位置および
運搬台車搬出位置の3つの位置間を移動する
【0016】運搬台車Dは、下面に4個の車輪60を有
するとともに所定角度傾斜した立て掛け姿勢のフロアパ
ネルWの下縁を載置可能な水平の基板61と、その基板
61上に傾倒姿勢で最初に搬送されてきたフロアパネル
Wの前面を支持し得るように該基板61の、パネル搬送
方向前側の端部に立設した支持部62とを備える。そし
て運搬台車Dは、前記支持部62の対向面が、第2搬送
装置C2 により傾倒姿勢で搬送されてくるフロアパネル
Wの通過を許容すべく開放され、更にその左右両側面も
開放されている。運搬台車Dが第2搬送装置C2 からフ
ロアパネルWを受け取る貯留ステージS2 には、該運搬
台車Dを固定するための台車固定装置63が設けられ
る。
【0017】次に、前述の構成を備えた本発明の実施例
の作用について説明する。
【0018】図1において、プレス加工が終了した自動
車のフロアパネルWは、第1搬送装置C1 のクランプ手
段4に水平姿勢でクランプされて矢印a方向に搬送され
る。第1搬送装置C1 が搬出ステージS1 の上方に達す
ると、シリンダ5が伸長してフロアパネルWは矢印b方
向に下降する。搬出ステージS1 に設けられた中継治具
Jは、そのシリンダ9を伸長することにより支持部材1
0を図4に実線で示す位置に上昇させた状態にあり、前
記クランプ手段4にクランプされて下降するフロアパネ
ルWは、支持部材10に設けた3個の支持ピン11上に
水平姿勢で受け渡される。
【0019】図2に示すように、最初のフロアパネルW
が中継治具J上に移載された時、第2搬送装置C2 の自
走台車15に設けた左右一対の支持腕21は、図1実線
に示す後退位置に待機させてあって、中継治具J上の
ロアパネルWの左右両側に位置するとともに、その支持
腕21に枢軸23で枢支された左右一対の傾倒腕22は
シリンダ51で突出するロックピン52で図示した水平
位置にロックされている。この状態から傾倒腕22に設
けた第1クランプ手段33のシリンダ38を伸長する
と、図3および図5に実線で示す位置にあった固定クラ
ンプ爪39と可動クランプ爪42が鎖線で示す位置に前
進し、シリンダ41を伸長して可動クランプ爪42を固
定クランプ爪39に接近させることによりフロアパネル
Wの一端両側がクランプされる。これと並行して傾倒腕
22に設けた第2クランプ手段34のシリンダ46を伸
長すると、その固定クランプ爪47と可動クランプ爪5
0が鎖線で示す位置に前進し、シリンダ49を伸長して
可動クランプ爪50を固定クランプ爪47に接近させる
ことによりフロアパネルWの他端両側がクランプされ
る。
【0020】上述のようにして中継治具J上のフロアパ
ネルWが第2搬送装置C2 に移載されると、中継治具J
の支持部材10は下方に退避する。続いてモータ18を
駆動することによりピニオン19およびラック26を介
して自走台車15を図1の矢印c方向に走行させる。第
2搬送装置C2 が傾倒位置に達すると、前記ロックピン
52を係止部材53から離脱させた後にシリンダ24を
駆動し、傾倒腕22を図1に矢印dで示す方向に枢軸2
3回りに約70°回転させる。傾倒したフロアパネルW
を保持した状態で第2搬送装置C2 の自走台車15が矢
印c方向に更に走行し、貯留ステージS2 において台車
固定装置63に固定されて待機する運搬台車Dの上方に
達すると、左右の支持腕21は、第1,第2クランプ手
段33,34によりクランプされ且つ所定角度傾倒した
姿勢にあるフロアパネルWを支持部62に立て掛けた状
態で基板61上に直接移載し得る前進位置となる。即ち
この位置では、第1および第2クランプ手段33,34
をアンクランプすることにより、最初のフロアパネルW
を運搬台車Dの基板61と支持部62に立て掛けた状態
直接移載することができる。
【0021】最初のフロアパネルWを解放した第2搬送
装置C2 は貯留ステージS2 から搬出ステージS1 に戻
って次のフロアパネルWを受け取り、そのフロアパネル
Wを前述と同様の手順で運搬台車D上に移載する。この
ようにして所定枚数のフロアパネルWが運搬台車D上に
貯留されると、台車固定装置63を解除して第3搬送装
置C3 のロッドレスシリンダ59を駆動し、これにより
前記フロアパネルWが貯留された運搬台車Dを支持した
運搬台車56が貯留ステージS2 から運搬台車排出位置
へ向けて矢印e方向に移動する。運搬台車56上から運
搬台車D上が矢印f方向に搬出されると、該運搬台車5
6はロッドレスシリンダ59により運搬台車搬入位置に
復帰する。そして新たな空の運搬台車Dが矢印g方向に
搬入された運搬台車56は、貯留ステージS2 に向けて
矢印h方向に移動する。而して、前記第2搬送装置C2
によるフロアパネルWの移載の繰り返しにより、運搬台
車DへのフロアパネルWの貯留が再び行われる。
【0022】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の小設
計変更を行うことが可能である。
【0023】例えば、運搬台車Dに積み込むワークは自
動車のフロアパネルWに限定されず、板状ワークであれ
ば適宜のものに適用することができる。また第3搬送装
置C3 の運搬台車56を2台連結し、運搬台車搬入位置
から貯留ステージS2 への空運搬台車Dの搬入と、貯留
ステージS2 から運搬台車搬出位置への実運搬台車Dの
搬出を同時に行わせても良い。
【0024】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、運搬台車
に複数の板状ワークを、所定角度傾倒した立て掛け姿勢
で重ね合わせて貯留しているので、従来の各台車に1枚
づつの板状ワークを搭載するものに比べて、狭いスペー
スに多数の板状ワークを貯留することが可能となってラ
インのレイアウトの自由度が増加するだけでなく、台車
の台数減少と該台車の搬送装置の簡略化による設備費の
削減が可能となり、しかも各運搬台車に機種毎の板状ワ
ークを貯留して機種対応の容易化を図ることができる。
【0025】また特に第2搬送装置は、中継治具上の一
枚の板状ワークを略水平姿勢のままクランプして水平に
搬送すると共にその搬送途中で該一枚の板状ワークを所
定角度傾倒させるようにし、その第2搬送装置から運搬
台車が、板状ワークを前記所定角度傾倒したままの姿勢
で一枚ずつ順次受け取って該台車上において立て掛け姿
勢で重ね合わせるようにしており、しかもその運搬台車
は、前記立て掛け姿勢の各板状ワークの下縁を載置し得
る水平な基板と、この基板上に傾倒姿勢で最初に搬送さ
れてきた板状ワークの前面を支持し得るように該基板
の、ワーク搬送方向前側の端部に立設した支持部とを有
していて、その支持部の対向面が、傾倒姿勢で搬送され
てくる板状ワークの通過を許容すべく開放されており、
また特に第2搬送装置は、中継治具と運搬台車とに亘る
ワーク搬送経路を挟んでその左右両側に配設されて該搬
送経路に沿って往復動可能な左右一対の支持腕と、それ
ら支持腕にそれぞれ回転変位可能に支持される左右一対
の傾倒腕と、その両傾倒腕にそれぞれ設けられてワーク
をその左右両側よりクランプ可能な左右のクランプ手段
とを有しており、各支持腕は、クランプ手段が中継治具
上のワークを直接クランプし得る後退位置と、同クラン
プ手段によりクランプされ且つ所定角度傾倒した姿勢に
あるワークを支持部に立て掛けた状態で基板上に直接移
載し得る前進位置との間を移動可能である。このため、
第2搬送装置は、板状ワークを只1枚だけ水平搬送する
機構や只1枚だけ姿勢変化(傾倒)させる機構を備える
だけで足り、しかもこの第2搬送装置の傾倒腕により傾
倒姿勢で一枚ずつ水平搬送されて きた板状ワークを、そ
の傾倒姿勢のまま単に該傾倒腕から運搬台車の基板上に
直接移載するだけで、その基板上にワークを、支持部へ
の適正な立て掛け状態で順次重ね合わせることができ、
特にそのワーク重ね合わせの際には第2搬送装置の支持
腕や傾倒腕はワーク搬送経路の両側に在って、運搬台車
と干渉することなくその左右両側まで充分に前進するこ
とができるから、ワーク駆動手段を運搬台車側に特別に
設けなくても台車上でのワークの順次重ね合わせを的確
に行うことが出来る。それらの結果、中継治具から第2
搬送装置を経て運搬台車に至るまでの板状ワークの動き
を全体として頗る単純化することができて、第2搬送装
置や運搬台車の構造簡素化や小型軽量化が達成されると
共に、第2搬送装置の支持腕や傾倒腕を駆動するアクチ
ュエータの負荷軽減が図られるため、製造コスト節減や
装置の小型化に大いに寄与することができ、しかもワー
ク搬送作業の能率向上が図られる。
【0026】更に運搬台車は、上記の如くワーク駆動手
段を不要として基板上の一端に支持部を立設した単純形
態であって、該支持部の対向面が開放されていて外部へ
の開放面を比較的広く確保し得ることから、この運搬台
車によって、立て掛け姿勢で重なり合う複数枚の板状ワ
ークを第2のラインまで纏めて効率よく迅速に搬送し得
るだけでなく、該第2のラインでの処理作業に際して運
搬台車上から直接、板状ワークを一枚ずつ簡単的確に取
り出すことができ、作業能率の向上に寄与することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】搬送・貯留装置の全体側面図
【図2】図1の2−2線矢視図
【図3】図2の要部拡大図
【図4】図3の4−4線矢視図
【図5】図3の5−5線矢視図
【図6】図1の6−6線矢視図
【符号の説明】
1 第1搬送装置 C2 第2搬送装置 C3 第3搬送装置 D 運搬台車 J 中継治具 W フロアパネル(板状ワーク) 61 基板 62 支持部
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23P 21/00 303 B65G 47/90 B65G 47/52 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のラインから第2のラインに向けて
    板状ワーク(W)を搬送する間に該板状ワーク(W)を
    貯留する板状ワークの搬送・貯留装置において、 前記第1のラインから板状ワーク(W)を排出する第1
    搬送装置(C1 )と、この第1搬送装置(C1 )から板
    状ワーク(W)を受け取って略水平姿勢で支持する昇降
    可能な中継治具(J)と、この中継治具(J)上の一枚
    の板状ワーク(W)を略水平姿勢のままクランプして水
    平に搬送すると共にその搬送途中で該一枚の板状ワーク
    (W)を所定角度傾倒させる第2搬送装置(C2 )と、
    この第2搬送装置(C2 )から前記板状ワーク(W)を
    前記所定角度傾倒したままの姿勢で一枚ずつ順次受け取
    って、所定角度傾倒した立て掛け姿勢で重ね合わせて貯
    留運搬し得る運搬台車(D)と、この運搬台車(D)を
    前記第2のラインに向けて搬出する第3搬送装置
    (C3 )とを備えて成り、 前記運搬台車(D)は、下面に車輪(60)を有すると
    共に上面に前記立て掛け姿勢の各板状ワーク(W)の下
    縁を載置し得る水平な基板(61)と、この基板(6
    1)上に傾倒姿勢で最初に搬送されてきた板状ワーク
    (W)の前面を支持し得るように該基板(61)の、ワ
    ーク搬送方向前側の端部に立設した支持部(62)とを
    有していると共に、その支持部(62)の対向面が、傾
    倒姿勢で搬送されてくる板状ワーク(W)の通過を許容
    すべく開放されており、 前記第2搬送装置(C 2 )は、前記中継治具(J)と運
    搬台車(D)とに亘るワーク搬送経路を挟んでその左右
    両側に配設されて該搬送経路に沿って往復動可能な左右
    一対の支持腕(21)と、それら支持腕(21)にそれ
    ぞれ回転変位可能に支持される左右一対の傾倒腕(2
    2)と、その両傾倒腕(22)にそれぞれ設けられてワ
    ーク(W)をその左右両側よりクランプ可能な左右のク
    ランプ手段(33,34)とを有しており、 前記各支持腕(21)は、クランプ手段(33,34)
    が中継治具(J)上のワーク(W)を直接クランプし得
    る後退位置と、同クランプ手段(33,34) によりク
    ランプされ且つ前記所定角度傾倒した姿勢にあるワーク
    (W)を前記支持部(62)への立て掛け状態で前記基
    板(61)上に直接移載し得る前進位置との間を移動可
    能である ことを特徴とする、板状ワークの搬送・貯留装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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