JPH0678072B2 - 自動車車体の組立方法 - Google Patents

自動車車体の組立方法

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JPH0678072B2
JPH0678072B2 JP29883388A JP29883388A JPH0678072B2 JP H0678072 B2 JPH0678072 B2 JP H0678072B2 JP 29883388 A JP29883388 A JP 29883388A JP 29883388 A JP29883388 A JP 29883388A JP H0678072 B2 JPH0678072 B2 JP H0678072B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動車車体のメインボデーを組立てる方法
に関するものである。
(従来の技術) 従来、メインボデーの組立工程においては、アッシ部品
が多いため、先ず、第1工程において、アンダボデーを
治具にセットし、このアンダボデーに対し左右のサイド
メンバを治具を介して位置決めした状態で所定の精度で
スポット溶接により仮付けした後、アンダンボデーに左
右のサドメンバを仮付けしたそれぞれの治具によるセッ
ト状態を解除して第2工程へ搬送する。この第2工程に
おいてはアンダボデーが治具により位置決めされた状態
で室内側の所要の構成部品が搬入されて室内のスポット
溶接作業が行なわれる。次に、アンダボデーの位置決め
が解除され、第3工程で再度アンダボデーが位置決めさ
れるとともに、サイドメンバも治具保持され、フロント
アッシ、ヘッダインナ、オープニングアッシおよびルー
フアッシが順次スポット溶接されてメンインボデーの仮
付け組立を完了し、以下増打工程へ搬送するものであっ
た。
(解決しようとする課題) しかしながら、上記従来のメインボデーの仮付け組立は
第1工程から第3工程の各工程へ搬送するその都度アン
ダボデーの位置決めおよび解除、サイドメンバの治具保
持および解除を行なうため、治具へのセット不良やキズ
が発生しやすく、また再位置決めによる精度不良および
治具クランプ時間のロス等を発生する問題点があった。
本発明は、上記従来の問題点を解消すべくなされたもの
で、アンダボデーを位置決めセットするアンダボデース
キッド台車と左右のサイドメンバを位置決めセットする
サイドメンバスキッド台車とを組合せ連結することでア
ンダボデーに対し左右のサイドメンバを要求する精度内
にセットするとともに、この両スキッド台車を組合せ連
結した状態でメンインボデー仮付け工程内、すなわちア
ンダボデーとサイドメンバの仮付けからルーフアッシを
組付けてメインボデー仮付け組立完了までの工程内を移
動させることで、メインボデー仮付け工程が複数工程と
なってもメインボデーの精度を確保することのできる自
動車車体の組立方法を提供することを目的とするもので
ある。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記技術課題を解決するため、 アンダボデーセット工程でアンダボデーセット治具にセ
ットしたアンダボデーをアンダボデーボデーセット治具
とともに第1の仮付け工程へ搬送する。
この第1の仮付け工程で一対のサイドメンバセット治具
にセットしたサイドメンバと前記アンダボデーとを各治
具を合体させることで位置決めして仮付けする。
次いで、仮付けされたアンダボデーとサイドメンバを各
セット治具と一体に第2の仮付け工程へ搬送し、第2の
仮付け工程で、仮付けされたアンダボデーとサイドメン
バ他のメインボデー構成部品を仮付けする。
その後、サイドメンバセット治具を仮付け組立されたメ
インボデーから切離して、仮付け組立されたメインボデ
ーをアンダボデーセット治具とともに増打工程へ搬送す
る。
増打工程で仮付けされた後のメインボデーを増打ちする
自動車車体の組立方法に存する。
(作用) アンダボデーセット工程から第1仮付け工程に搬入され
るアンダボデーを位置決めセットしたアンダボデースキ
ッド台車の左右側方より左右のサイドメバを位置決めセ
ットしたサイドメンバスキッド台車を起立状にして仮付
け工程に設置された組立装置の搬送枠体に移動可能に建
付けるとともに、同左右のサイドメンバスキッド台車を
アンダボデースキッド台車に組合せ連結することで、ア
ンダボデーに対し左右のサイドメンバが所定の精度にセ
ットされ、この両治具台車を組合せ連結して移動し、ル
ーファッシの仮付け完了までのメインボデー組立を行
う。
(実施例) 次に、本発明の一実施例を図面に従って説明すると、第
1図はメインボデーWの組立ラインを示すもので、アン
ダボデーセット工程A、第1仮付け工程B、第2仮付け
工程C、増打工程Dがアンダボデースキッド台車(アン
ダボデーセット治具ともいう)14の搬送ライン1に沿っ
て順次配設され、第1仮付け工程B及び第2仮付け工程
Cは一体の組立装置20が形成され、第1仮付け工程Bの
左右にはサイドメンバセット工程BL,BRが設けられてい
る。また、アンダボデーセット工程AはアンダボデーW1
の組立工程とハンガー装置2Aを介して搬入可能に接続さ
れ、また、左サイドメンバセット工程BL及び右サイドメ
ンバセット工程BRはそれぞれ左右のサイドメンバW2,W3
の組立工程とハンガー装置2Bを介して搬入可能に接続さ
れている。また、第2仮付け工程Cはフロントアッシ、
ヘッダインナアッシW4、オープニングアッシW5、ルーフ
アッシW6等の各組立工程とハンガー装置2C,2D,2Eにより
搬入可能に接続されている。
3は搬送ライン1に沿って敷設される軌条台(第4図参
照)であって、この軌条第3上にはアンダボデースキッ
ド台車14を移動可能に載置するレール4が所定の間隔で
載置するレール4が所定の間隔で締結装置5を介して敷
設されている。また、6は各工程A〜Dにおける軌条台
3の中心上の所定位置に配設されてアンダボデースキッ
ド台車14を次位工程へ押送するプッシャ装置であって、
所定の長さを有する断面略U字形状のフレーム7の左右
の側片には上下に対応して対をなすガイドローラ8が複
数箇所に配設され、このガイドローラ8間には作動部
(図示せず)に連結され先端側にプッシャ10を有するプ
ッシャレール9が水平状に往復動可能に支承されてい
る。また、このプッシャ装置6の左右にはアンダボデー
スキッド台車14を所定の高さ位置に保持搬送する複数の
基準ローラ12を回転可能に支承した基準ローラ装置11が
配設されるとともに、各工程A〜Dの所定のローラ装置
11にはアンダボデースキッド台車14を位置決めする基準
ピン13が出没可能に設けられている。
14はアンダボデースキッド台車で、アンダボデーW1を載
置可能な略方形状の基台15にはレール4を転動する車輪
16が回転可能に支承され、図示右側の車輪16側に近接し
てレール4の左右側部に沿って転動するガイドローラ17
が枢着されている。また、基台15の下面側のほぼ中央部
の所定位置には搬送時にプッシャー装置6のプッシャ10
と嵌合されて押送するフック部18が突出形成されてい
る。このように形成されたスキッド台車14の上面にはア
ンダボデーW1を所定の位置にセットする治具類19(一部
を略示した)が装設されている。
20はメインボデーWを組立てる組立装置であって、第1
仮付け工程B及び第2仮付け工程Cを構成するもので、
左右の搬送枠体21L,21Rを主体とするもので、この搬送
枠体21L,21Rは対称形状に形成されているので、右側の
搬送枠体21Rについて説明すると、この搬送枠体21Rは上
枠22と下部の支台枠23と前後の支柱24により枠組み形成
されるとともに、中間部に所定の間隔で中間支柱25が立
設され第1仮付け工程Bと第2仮付け工程Cとに区画形
成されている。この上枠22の搬送ライン1側には複数の
ブラケット26が配設され上部ガイドレール27が条設され
ている。また、この上部ガイドレール27は第1仮付け工
程B及び第2仮付け工程Cにおいて後述のサイドメンバ
スキッド台車67を建付け・離脱するための切欠き部28,2
9がそれぞれ対称位置に設けられ、切欠き部28には上部
位置決めユニット30が、また、切欠き部29には上部ガイ
ドレール逃しユニット34がブラケット26を介して装着さ
れている。この上部位置決めユニット30はサイドメンバ
スキッド台車67を所定の位置に建付け保持して搬送ライ
ン1の所定位置の位置決め停止されたアンダボデースキ
ッド台車14上にセットしたアンダボデーW1に対しサイド
メンバスキッド台車67上にセットしたアンダボデーW2,W
3を要求する精度内に位置設定するもので、その作動シ
リンダ31は図示のように上枠22のライン1側にブラケッ
ト26を介して下向きに取付けられるとともに、同ピスト
ンロッド31aの先端には上部ガイドレール27の中心に整
合してほぼ同幅を有し、かつ切欠き部30に納まる板状の
位置決めピン33が取付けられ、作動シリンダ31の作動に
より同ピン33の先端はガイドレール27より所定の寸法が
突出され、同シリンダ31の復動によりピン33は後退され
て先端は上部ガイドレール27の下面とほぼ同一面となる
ように設けられている。また、切欠き部29に設けられる
上部ガイドレール逃しユニット34はサイドメンバW2にセ
ットしたサイドメンバスキッド台車67を搬送枠体21側へ
容易に建付けるためのもので、その作動シリンダ35はブ
ラケット26を介して下向きに取付けられ、そのピストン
ロッド35a先端には切欠き部29にはほぼ相当する上部ガ
イドレール27と同断面形状のレール片36aを先端に有す
るレール素子36が取付けられて、通常時にはピストンロ
ッド35aは伸長されてレール片36a上部ガイドレール27に
整合され、サイドメンバスキッド台車67を建付ける際に
はロッド35aは短縮されてレール片36aはガイドレール27
の取付け位置より後退され、上部位置決めユニット30に
よりサイドメンバスキッド台車67が位置決めされるとピ
ストンロッド35aは伸長して台車67を建付けるように設
けられている。
37は支台枠23の搬送ライン1側に沿って設けられた下部
案内摺動部であって、支台枠23上に配設された軌条台38
に沿って同案内摺動部37はサイドメンバスキッド台車67
を所定の高さ位置に保持して摺動案内する基準摺動部39
と台車67を直線的に案内する下部ガイド部50とが並設さ
れている。この基準摺動部39は上部ガイドレール27と対
応して配設されるもので、サイドメンバスキッド台車67
にセットしたサイドメンバW2,W3をアンダボデーW1に対
して所定の仮付け高さ精度位置に保持案内するもので、
複数の基準ローラ41(本例では3個の場合を例示した)
を回転可能に支承した複数の基準ローラ装置40が基準ロ
ーラ41を同位にして所定の間隔で配設され、この基準ロ
ーラ装置40間の上枠27側に設けた上部位置決めユニット
30と対向状に下部位置決めユニット42が設けられ、ま
た、上部ガイドレール逃しユニット34を設けた位置より
若干位置ずれしてガイドローラユニット46が配設されて
いる。この下部位置決めユニット42はブラケット43を介
して上向きに取付けられた作動シリンダ44と同シリンダ
44のピストンロッド44の先端に取付けた位置決めピン45
とより構成されて、ピストンロッド44aの伸縮作動によ
り位置決めピン45の先端は基準ローラ41の面より所定の
寸法出没可能に設けられている。また、ガイドローラユ
ニット46は後述のサイドメンバセット工程BL,BRにおい
てサイドメンバW2,W3をセットしたサイドメンバスキッ
ド台車67をセットフレーム65により継承するためのもの
で、上向きに設けられた作動シリンダ47のピストンロッ
ドの先端には断面略U字形状の支持枠48が水平状に取付
けられるとともに、同支持枠48には基準ローラ41とは直
交する向きに2個のガイドローラ49が回動可能に支承さ
れて、作動シリンダ47の伸長作動によりガイドローラ49
は基準ローラ41のローラ面より上位に保持されてスキッ
ド台車67を継承可能に設けられ、短縮されると同ガイド
ローラ49の面は基準ローラ41面より下位となるように設
けられている。なお、上記第1仮付け工程Bの各ユニッ
ト30,34,42,46を説明したが第2仮付け工程Cにおける
各ユニット30,34,42,46はサイドメンバスキッド台車67
を搬送枠体21より離脱するための動作を行う。
50は基準摺動部39と並設される下部ガイド部であって、
2本のガイドレール51が所定の間隔で軌条台38上に複数
の締結装置52(本例では4か所例示した)を介して条設
され、この各締結装置52の中央部において2本のガイド
レール51は所定の長さ切欠きされて切欠き部53がそれぞ
れ設けられ、各切欠き部53には下部ガイドレール逃しユ
ニット54が付設されている。このレール逃しユニット54
は上向きに設けられた作動シリンダ55のピストンロッド
55aの先端には水平状の支持板56が取付けられ、この支
持板56にはガイドレール51と同断面形状のレール片51a
が2本のガイドレール5に対し整合可能に並設されて各
レール逃しユニット54は常時にはピストンロッド55aが
伸長されてガイドレール51とレール片51aは同位に整合
され、サイドメンバスキッド台車67の建付け時にはピス
トンロッド55aは短縮作動されて下位に退避するように
設けられている。
次に、第1仮付け工程Bの左右のサイドメンバセット工
程BL,BRに設けられるスキッド反転装置57について説明
する。なお、このスキッド反転装置57は第2仮付け工程
Cの左右にも設置され、第1仮付け工程Bでは左右のサ
イドメンバW2,W3をセットしたサイドメンバセット台車6
7を水平状態より直立状態に回転して同セット台車67を
搬送枠体21に建付け、また、第2仮付け工程Cでは同工
程Cに移動されたセット台車67を搬送枠体21より離脱し
て水平状に回動し、両装置57間には受渡しレール84が設
けられてセット台車67を第1仮付け工程B側へ搬送する
ように設けられている。
このスキッド反転装置57は基台58上に所定の間隔で敷設
したレール59上に摺動可能に載置されたスライドフレー
ム60と同スライドフレーム60に回転可能に枢着されてサ
イドメンバスキッド台車67を着脱可能に設けられたセッ
トフレーム65とより構成されている。このスライドフレ
ーム60はレール59を摺動する摺動枠部61と同摺動枠部61
の一端側を連結する連結枠部62とにより略コ字形状に形
成され、左右の摺動枠部61の他端部側にはセットフレー
ム65の回動可能に、かつサイドメンバスキッド台車67を
搬送枠体21に建付可能とする高さを有し、上端に回転保
持部64を有する略逆L型形状の支持支柱63が立設され、
この支持支柱63間にはセットフレーム65が回転保持部64
に支軸66を介して回転可能に枢着されて図示はしないが
セートフレーム65を水平位置と垂直位置とに位置決め固
定可能に設けられている。また、セットフレーム65はサ
イドメンバスキッド台車67を取付可能とする図示略柵形
状に形成されて、その取付面側には図示はしないが、ス
キッド台車67を所定の位置に脱着可能に取付ける取付部
材が配設されている。
67はサイドメンバスキッド台車(サイドメンバセット治
具ともいう)であって、上枠68、下枠69及び左右の縦枠
70と中間縦枠71とによりサイドメバW2,W3を載置可能
で、かつ搬送枠体21に建付可能とする略柵形状に形成さ
れ、この上枠68の上面側には搬送枠体21の上部ガイドレ
ール27に形成した切欠き部29と対応する位置に上部ガイ
ド装置72が設けられ、また、同ガイドレール21に形成し
た切欠き部28と対応する位置にはピン受部76が形成され
ている。この上部ガイド装置72のブラケット73には上部
ガイドレール27の左右側面に沿って転動する対をなす2
組のガイドローラ74が枢着されるとともに、この2組の
対をなすガイドローラ74間にはガイドレール27の下面に
沿って転動するがイドローラ75が枢着されて、同ガイド
装置72を介してサイドメンバスキッド台車67の左右方向
及び上方向への位置ずれを規制するように設けられてい
る。また、スキッド台車67の下枠69の反転装置57側とな
る面には下部ガイド部50のガイドレール51に形成した切
欠き部53と対応して下部ガイド装置77がそれぞれ取付け
られている。この下部ガイド装置77は下枠69に取付けら
れる取付片79と下部ガイドレール51の上方に近接状に臨
む支持片80とにより略L形状に形成されたブラケット78
と、支持片80の下面側に枢着されて下部ガイドレール51
間を転動する対をなすガイドローラ81から形成され、ま
た、下枠69の下面側で下部位置決めユンニット42と対応
する位置にはピン受け凹部82が凹設されている。また、
このスキッド台車67の取付面67a側にはサイドメンバW2,
W3を所定の位置に着脱可能にセットする治具類83が装設
されている。このように設けられたサイドメバスキッド
台車67はその下部側には基準摺動部39の基準ローラ装置
40により同台車67は所定の高さ位置に保持案内されると
ともに、下部ガイド装置77により左右方向の位置ずれを
規制するように構成されている。このように建付可能に
設けられたサイドメンバスキッド台車67の下枠69の搬送
ライン1側にはアンダボデースキッド台車14の左右の所
定位置に側方へ突出状に設けた連結腕85と連結してアン
ダボデーW1と左右のサイドメンバW2,W3を治具類19,83を
介して移動可能に合体する連結腕86が設けられている。
なお、図中87は第1仮付け工程Bの移動枠体21間の上方
に前後・左右に移動可能に装設された室内スポット装
置、88は第2仮付け工程Cの移動枠体21間の上方に前後
・左右に移動可能に装設されたロボット溶接装置であ
る。
さて、メインボデーWの組立てに際し、まず、アンダボ
デー組立工程よりバンガー装置2Aによりアンダボデーセ
ット工程Aに搬入されたアンダボデーW1はアンダボデー
スキッド台車14上に装設された治具類19によりセットク
ランプされる。また、一方、第1仮付け工程Bの左右の
サイドメンバセット工程BL,BRではサイドメンバ組立工
程よりハンガー装置2Bにより搬入されたサイドメンバW
2,W3を両セット工程BL,BRに水平状に保持されたスキッ
ド反転装置57のセットフレーム65上に取付けられたサイ
ドメンバスキッド台車67に同台車67に装設された治具類
83によりそれぞれセットクランプされる。この状態でア
ンダボデースキッド台車14はプッシャ装置6の作動によ
り第1仮付け工程Bに送り込まれ、同スキッド台車14は
同工程Bに配設された基準ローラ装置11の基準ローラ12
により所定の高さ位置に保持されるとともに、基準ピン
13により位置決め固定されて、同スキッド台車14上のア
ンダボデーW1は所定のセット位置に保持される。このア
ンダボデースキッド台車14が定位置に位置決めされる
と、サイドメンバスキッド台車67はセットフレーム65に
保持された状態で支軸66を中心として90度回転されて垂
直状に保持され、この状態でスライドフレーム60が移動
されて同台車67は搬送枠体21への建付け位置に移動され
る。このサイドメンバスキッド台車67の建付け移動に際
し、搬送枠体21の上部ガイドレール逃しユニット34及び
下部ガイドレール逃しユニット54はそれぞれ短縮作動さ
れて上下のガイドレール27,51の位置より退避されて切
欠き部29,53が開放されるとともに、下部案内摺動部37
の基準摺動部39に配設したガイドローラユニット46は伸
長作動されてそのガイドローラ49のローラ面は基準ロー
ラ41のローラ面より上位に保持されている。この状態で
スキッド台車67が移動されてくるとガイドローラ49によ
り案内されて所定の建付け位置に達すると、上下の位置
決めユニット30,42が作動されてピン受け部76及び受け
凹部82に係合されて位置決めされ、この状態でスキッド
台車67の上部ガイド装置74のガイドローラ74,75は上部
ガイドレール27の切欠き部29の所定の位置にありまた、
下部ガイド装置77のガイドローラ81は下部ガイドレール
51の切欠き部53の所定位置にある。このように位置決め
されるとガイドローラユニット46が短縮作動されてスキ
ッド台車67は基準ローラ装置40の基準ローラ41上に載置
されるともに、上部ガイドレール逃しユニット34及び下
部ガイドレール逃しユニット54が伸長作動されてそのレ
ール片36a及び51aはガイドレール27,51に整合されて各
ガイドローラ74,75,81はそれぞれ転動可能に当接されて
スキッド台車67は搬送枠体21に建付けられ、これにより
サイドメバスキッド台車67はその高さ位置が基準ローラ
41及びガイドローラ75により位置決めされるとともに、
左右の位置ずれは上部側はガイドローラ74により規制さ
れ、下部側は2本のガイドレール51(この状態ではレー
ル片51a)により規制され、この状態でスキッド台車67
にセットクランプされた左右のサイドメバW2,W3はアン
ダボデーW1に対し要求される精度範囲に対設され、スキ
ッド台車67はセットフレーム65との取付状態が解除さ
れ、反転装置57は後退され、アンダボデースキッド台車
14と左右のサイドメンバスキッド台車67とは連結腕85,8
6により一体的に連結される。このように両スキッド台
車14,67を一体的に連結した状態で室内部品等が供給さ
れて室内仮付け作業が室内スポット装置87により行われ
る。
上記の室内仮付け作業が終了すると両スキッド台車14,6
7の各位置決めが解除され、両スキッド台車14,67はプッ
シャ装置6により第2仮付け工程Cへ連結した状態で一
体的に搬送される。この搬送過程においても両スキッド
台車14,67は基準ローラ装置11,40により所定の高さ位置
に保持されるとともに、ガイドローラ74,75及びガイド
レール51により左右方向の位置ずれが規制されてアンダ
ボデーW1と左右のサイドメンバW2,W3との仮付け精度を
保持した状態で第2仮付け工程Cへ搬送される。
この第2仮付け工程Cに一体的に搬送されたアンダボデ
ースキッド台車14及びサイドメンバスキッド台車67は第
2仮付け工程C側の搬送枠体21に設けた基準ローラ装置
11及び上下部の位置決めユニット30,42により位置決め
され、フロントアッシ、ヘッダアッシW4がスキッド89に
セットクランプされ、また、オプニングアッシW5がスキ
ッド90にセットクランプされてハンガー装置2C,2Dによ
り搬送されて、それぞれ左右のサイドメンバスキッド台
車67にドッキングされてロボット溶設装置88によりスポ
ット作業がなされ、これが完了するとルーフアッシW6を
セットクランプしたスキッド91がハンガー装置2Eにより
搬入されてルーフアッシW6は位置決めされ、ルーフ自動
機(図示せず)及びロボット溶接位置88によりスポット
作業がなされる。これら各スポット作業が完了すると各
スキッド89,90,91は退避され、これにより第2仮付け工
程Cの左右にそのセットフレーム65を垂直状にして待機
したスキッド反転装置57が近接して左右のスキッド台車
67はセットフレーム65に連結されるとともに、左右のサ
イドメンバW2,W3は治具類83よりアンクランプされ、ま
た位置決めが解除され、同時に上下部のガイドレール逃
しユニット34,54が退避され、また、ガイドローラユニ
ット46が伸長作動してスキッド台車67を所定の高さに保
持し、これにより反転装置57が後退されてスキッド台車
67は搬送枠体21より外されセットフレーム65は90度回転
されてスキッド台車67を水平状にした後、同台車67のみ
が受渡しレール84を介してそれぞれサイドメンバセット
工程BL,BRに返送され、同工程BL,BRの反転装置57上で待
機される。また、第2仮付け工程Cで仮付け組立された
メインボデーWはアンアボデースキッド台車14に載置さ
れた状態で次工程以後の増打工程Dへ送り出され、増打
がなされる。
(発明の効果) 上述したように、本発明の組立方法はアンダボデーセッ
ト工程から第1仮付け工程に搬入されるアンダボデーを
位置決めセットしたアンダボデースキッド台車の左右側
方より左右のサイドメンバを位置決めセットしたサイド
メンバスキッド台車を起立状にして仮付け工程に設置さ
れた組立装置の移動枠体に移動可能に建付けるととも
に、同左右のサイドメンバスキッド台車をアンダボデー
スキッド台車に組合せ連結することで、アンダボデーに
対し左右のサイドメンバが所定の精度にセットされ、こ
の両治具台車を組合せ連結して移動し、ルーフアッシの
仮付け完了までのメインボデー組立を行うものであるか
ら、アンダボデーに対する左右のサイドメンバの初期の
仮付け精度はメインボデー組立完了まで保持することが
できるので、要求される精度内に仮付けしたアンダボデ
ーに対するサイドメンバの仮付け精度の狂いおよびこれ
による他部品の治具によるセット不良、治具クランプ時
間のロス等を解消することができるとともに、キズの発
生も著減することができ、メインボデーの組立を高品
質、高能率に施工することができ、以後の工程での組付
け施工を容易にすることができてライン全体の生産性を
向上することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はメインボデー
組立工程の略体斜視図、第2図はメインボデー組立工程
における組立装置の右側面図、第3図は第1仮付け工程
の右側面図、第4図は同じく正面図、第5図は第4図の
II−II線断面図、第6図は第5図のII−II線断面図であ
る。 W……メインボデー W1……アンデボデー W2,W3……サイドメンバ A……アンダボデーセット工程 B……第1仮付け工程 BL,BR……サイドメンバセット工程 C……第2仮付け工程 14……アンダボデースキッド台車 (アンダボデーセット治具) 67……サイドメンバスキッド台車 (サイドメンバセット治具) 20……メインボデー組立装置 21L,21R……搬送枠体 57……スキッド反転装置 85,86……連結腕

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車車体のメインボデーを組立てる方法
    であって、 アンダボデーセット工程でアンダボデーセット治具にセ
    ットしたアンダボデーをアンダボデーボデーセット治具
    とともに第1の仮付け工程へ搬送し、 この第1の仮付け工程で一対のサイドメンバセット治具
    にセットしたサイドメンバと前記アンダボデーとを各治
    具を合体させることで位置決めして仮付けし、 次いで、仮付けされたアンダボデーとサイドメンバを各
    セット治具と一体に第2の仮付け工程へ搬送し、第2の
    仮付け工程で、仮付けされたアンダボデーとサイドメン
    バに他のメインボデー構成部品を仮付けし、 その後、サイドメンバセット治具を仮付け組立されたメ
    インボデーから切離して、仮付け組立されたメインボデ
    ーをアンダボデーセット治具とともに増打工程へ搬送
    し、 増打工程で仮付けされた後のメインボデーを増打ちする
    自動車車体の組立方法。
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