JPH0435775Y2 - - Google Patents

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JPH0435775Y2
JPH0435775Y2 JP15914885U JP15914885U JPH0435775Y2 JP H0435775 Y2 JPH0435775 Y2 JP H0435775Y2 JP 15914885 U JP15914885 U JP 15914885U JP 15914885 U JP15914885 U JP 15914885U JP H0435775 Y2 JPH0435775 Y2 JP H0435775Y2
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transistor
emitter
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collector
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  • Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は、ダイオードを用いた温度センサに係
り、特に温度に対して直線的に変化する出力電圧
を得る温度センサに関する。
〈従来の技術〉 第4図に従来の温度センサ回路を示しこれにつ
いて説明する。
この温度センサ回路はトランジスタのベース・
エミツタの温度依存性を利用したものである。一
定電圧Eが抵抗Rcを介して演算増幅器Q1の反転
入力端(−)に印加され、その非反転入力端
(+)は共通電位点に接続されている。演算増幅
器Q1の出力端は抵抗R1を介して出力端子Ttに接
続されている。演算増幅器Q1の反転入力端(−)
と出力端子Ttとの間にはトランジスタQ2のコレ
クタとエミツタとが接続され、トランジスタQ2
のベースは共通電位点に接続されている。また、
演算増幅器Q1の反転入力端(−)と出力端との
間にはコンデンサC1が接続されている。
以上の構成において、トランジスタQ2のコレ
クタには抵抗Rcで一定電圧Eを割つた電流Ipが流
れ、ベース・エミツタ間には電圧Vbe2が現われ
る。このため出力端子Ttと共通電位点との間に
発生する出力電圧VpはVp=−Vbe2となる。
出力電圧VpはトランジスタQ2のベース・エミ
ツタ間の接合電圧として得られるので、温度に関
してほぼ直線的に変化する電圧となり、温度セン
サとして用いることができる。
なお、コンデンサC1と抵抗R1とは寄生振動を
防止するためのものであり、この温度センサ回路
にとつては付加的要素である。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかしながら、この様な従来の温度センサ回路
では、温度の変化範囲が広いと温度に対する出力
電圧の関係が直線的でなくなり、温度センサ回路
として使用し難い問題点がある。
〈問題点を解決するための手段〉 この考案は、以上の問題点を解決するため、 A ベースとコレクタとが接続されこの接続点に
一定電流が供給されエミツタに第1抵抗の一端
が接続された第1トランジスタと、このベース
の電位と同じ電位がベースに与えられエミツタ
が第1抵抗の他端に接続されコレクタより一定
電流に対応する電流出力を得る第2トランジス
タとからなる第1カレントミラー回路と、 B ベースとコレクタとが接続されこの接続点に
電流出力が供給されエミツタに第2抵抗の一端
が接続された第3トランジスタと、この第3ト
ランジスタのベースの電位と同じ電位がベース
に与えられエミツタが第2抵抗の他端に接続さ
れコレクタがダイオードよりなる温度センサを
介して前記第2トランジスタのエミツタに接続
された第4トランジスタとからなる第2カレン
トミラー回路とを具備し、 C 各トランジスタのエミツタ面積と、一定電流
の電流値と、各抵抗の抵抗値と、その温度係数
値とを任意に選定して、第4トランジスタのコ
レクタより温度に対して直線的に変化する出力
電圧を得る構成としたものである。
〈実施例〉 以下、本考案の実施例について図面に基づき説
明する。第1図は本考案の一実施例を示す回路図
である。
トランジスタQ3はそのベースとコレクタとが
接続され、このコレクタと正電源端+Vとの間に
は定電流源CCが接続されて一定電流Ic3が流され
ている。トランジスタQ3のエミツタと負電源端
の間には抵抗R3が接続されている。トランジス
タQ4はそのベースがトランジスタQ3のベースに
接続され、そのエミツタは負電源端−Vに接続さ
れている。そして、トランジスタQ3,Q4はカレ
ントミラー回路を形成し、一定電流Ic3に対応し
た出力電流Ic4がトランジスタQ4のコレクタに得
られる。
この一定電流Ic3はベースとコレクタが接続さ
れたトランジスタQ5のコレクタに流される。ト
ランジスタQ5のエミツタは抵抗R5を介して正電
源端+vに接続されている。トランジスタQ6
ベースはトランジスタQ5のベースに接続され、
そのエミツタは+電源端に接続されている。ま
た、そのコレクタは温度センサTsとして機能す
るダイオードD1,D2〜Doの直列回路を介して負
電源端に接続されている。トランジスタQ6のコ
レクタより出力端子Ttに出力電圧Vtを得る。
トランジスタQ5,Q6はカレントミラー回路を
形成し、出力電流Ic4に対応した出力電流Ic6がダ
イオードD1,D2〜Doに流される。
次に、以上の温度センサ回路の動作につき説明
する。各トランジスタQ3〜Q6の電流増幅率hFE
hFE≫1とする。
トランジスタQ5,Q6のベース・エミツタ間電
圧をそれぞれVbe5,Vbe6熱電圧をVT(=kT/q、
k:ボルツマン定数、q:電子の電荷、T:絶対
温度)、トランジスタQ5,Q6の逆方向飽和電流を
Is5,Is6、エミツタ面積をA5,A6、電流密度をJ
とすれば以下の各式が成立する。
Vbe5+Ic4R5=Vbe6 (1) Vbe5=VTlnIc4/Is5 (2) Vbe6=VTlnIc6/Is6 (3) Is5=JA5 (4) Is6=JA6 (5) ここで、(1)〜(4)式を用いると、 Ic6=A6/A5Ic4・exp(Ic4・R5/VT (6) となる。
また、トランジスタQ3,Q4のベース・エミツ
タ間の電圧をそれぞれVbe3,Vbe4、逆方向飽和電
流をIs3,Is4、エミツタ面積をA3,A4とすれば、
以下の各式が成立する。
Vbe3+Ic3R3=Vbe4 (7) Vbe3=VTlnIc3/Is3 (8) Vbe4=VTlnIc4/Is4 (9) IS3=JA3 (10) Is4=JA4 (11) (7)〜(11)式よりIc4を求めると、 Ic4A4/A3Ic3exp(Ic3R3/VT) (12) となる。(6)、(12)式より、 Ic6=A6/A5・A4/A3・Ic3exp(Ic3R3/VT) ×exp〔A4/A3・Ic3R5/VTexp(Ic3R3/VT)〕 (14) となる。
ここで、基準温度T0における抵抗R3,R5の抵
抗値をR30,R50、その温度係数をα30,α50とすれ
ば、 R3=R30{1+α30(T−T0)} (15) R5=R50{1+α50(T−T0)} (16) なる関係がある。
第2図には、温度Tと出力電流Ic6、出力電圧
Vtの関係を示す。温度センサTsに一定の電流を
流したときの温度センサTsの両端の出力電圧は
温度Tの変化に対して上に凸形を示すA曲線で示
され、(14)〜(16)で示す出力電流Ic6を温度センサTs
に流したときの出力電圧Vtは温度Tの変化に対
して下に凸形を示すB曲線で示される。
そこで、(14)〜(16)式におけるA3〜A6、R30,R50
α30,α50の定数を選択することにより、第2図の
曲線Cに示すように温度Tに対して直線的に変化
する温度センサ回路とすることができる。
第3図は第1図に示すNPN形トランジスタ
Q3,Q4とPNP形トランジスタQ5,Q6をPNP形
のトランジスタQ3′,Q4′とNPN形トランジスタ
Q5′,Q6′で構成したときの温度センサ回路であ
り、その動作は第1図の場合と同じである。
なお、抵抗R3,R5はこれ等をトリミングする
ことにより温度補正量を微調整できる。
〈考案の効果〉 以上、実施例とともに具体的に説明したように
本考案によれば、各カレントミラー回路を構成す
る要素素子を調整することにより温度に対して直
線的に変化する温度センサ回路を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回路図、第2
図は第1図に示す回路の特性を示す特性図、第3
図は本考案の他の実施例を示す回路図、第4図は
従来の温度センサ回路を示す回路図である。 CC……定電流源、Q1……演算増幅器、Q2〜Q6
……トランジスタ、Ts……温度センサ、D1,D2
〜Do……ダイオード。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 A ベースとコレクタとが接続されこの接続点に
    一定電流が供給されエミツタに第1抵抗の一端
    が接続された第1トランジスタと、前記ベース
    の電位と同じ電位がベースに与えられエミツタ
    が前記第1抵抗の他端に接続されコレクタより
    前記一定電流に対応する電流出力を得る第2ト
    ランジスタとからなる第1カレントミラー回路
    と、 B ベースとコレクタとが接続されこの接続点に
    前記電流出力が供給されエミツタに第2抵抗の
    一端が接続された第3トランジスタと、この第
    3トランジスタのベースの電位と同じ電位がベ
    ースに与えられエミツタが前記第2抵抗の他端
    に接続されコレクタがダイオードよりなる温度
    センサを介して前記第2トランジスタのエミツ
    タに接続された第4トランジスタとからなる第
    2カレントミラー回路とを具備し、 C 前記各トランジスタのエミツタ面積と、前記
    一定電流の電流値と、前記各抵抗の抵抗値と、
    その温度係数値とを任意に選定して、前記第4
    トランジスタのコレクタより温度に対して直線
    的に変化する出力電圧を得る温度センサ回路。
JP15914885U 1985-10-17 1985-10-17 Expired JPH0435775Y2 (ja)

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JP15914885U JPH0435775Y2 (ja) 1985-10-17 1985-10-17

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JPS6267225U JPS6267225U (ja) 1987-04-27
JPH0435775Y2 true JPH0435775Y2 (ja) 1992-08-25

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