JP2638771B2 - 基準電圧発生装置 - Google Patents

基準電圧発生装置

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は集積回路装置に多用にされる基準電圧発生手
段に関するものであり、特に温度変化及び電流電圧変化
に対して一定の出力電圧を維持することのできる基準電
圧発生装置に関するものである。
従来の技術 以下、従来の基準電圧発生回路について説明する。
第3図は従来のバンドギャップ型基準電圧発生回路で
あり、14,15,16はNPNトランジスタ、17,18はPNPトラン
ジスタ,19,20,21,22は抵抗、13は上記トランジスタで構
成されるバンドギャップ基準電圧回路に電流を供給する
定電流源、23は出力基準電圧であり、NPNトランジスタ1
6には、PNPトランジスタ17,18及び抵抗22で構成される
定電流回路が接続される。
以上のように構成されたバンドギャップ型基準電圧回
路については(例えば「IEEE.JOURNAL OF SOLID−STATE
CIRCUIT」VOL.SC−6,NO.11971)に示されており、以下
その動作について説明する。
まずNPNトランジスタ14と15は異なる電流密度に動作
しており、抵抗21及び抵抗20には正の温度傾斜を有する
電圧が発生する。さらにNPNトランジスタ16は、抵抗20
に発生する電圧と加えられて出力電圧23を発生させる。
その結果、出力電圧VOUtはNPNトランジスタ16のベース
・エミッタで電圧VBEと抵抗20に発生する温度依存電圧
が加算された電圧として出力される。ここで出力電圧V
OUtをシリコンのバンドギャップ電圧(約1.2V程度)に
設定すると、抵抗20に発生する電圧は、NPNトランジス
タ16のベース・エミッタ電圧VBEの温度係数を補正し温
度変化に対して一定の出力基準電圧23を得ることができ
る。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら上記のような構成では、基準電圧回路を
構成するために低電流源13を必要とするため回路構成が
複雑となるばかりでなく、その電流値が、前記基準電圧
回路の回路電流に一致しない場合には出力基準電圧23に
誤差を生じるという問題点を有していた。
本発明は、上記問題点に艦み、定電流源を必要とせ
ず、簡易な構成で安定な微小温度系数の基準電圧を得る
ことを可能にする集積回路装置に好適な基準電圧発生回
路を提供するものである。
問題点を解決するための手段 そこで、本発明の基準電圧発生回路は、コレクタとベ
ースを接続し、エミッタを第2の抵抗を介して接地した
第1のトランジスタと、この第1のトランジスタのベー
スとベースを共通接続し、エミッタは第1の抵抗を介し
て前記第1のトランジスタのエミッタに接続した第2の
トランジスタと、前記1のトランジスタのコレクタにエ
ミッタを接続し、コレクタ・ベースをダイオード接続し
た第3のトランジスタと、この第3のトランジスタのコ
レクタ・ベース及び前記第2のトランジスタのコレクタ
に接続し、前記第2のトランジスタのコレクタ電流に比
例した電流を第1及び第3のトランジスタに供給するカ
レントミラー回路と、前記第3のトランジスタのベース
とベースを共通接続し、エミッタは第3の抵抗を介して
接地した第4のトランジスタとからなり前記カレントミ
ラー回路の入力側に電流端子を接続することにより、第
4のトランジスタのエミッタと接地端子間に接続される
負荷に定電圧を発生させる如く構成したものである。
作用 上記構成によれば、第1のトランジスタのベースエミ
ッタ電圧は負の温度傾斜を有しており、第1、第2の抵
抗比を適当に設定することにより、第2の抵抗で電圧降
下とトランジスタのベース・エミッタ間電圧の加算され
た基準電位として微小温度係数の基準電圧を得ることが
できる。さらに第3のトランジスタとカレントミラー回
路の接続点から第4のトランジスタが接続され負荷抵抗
の両端に出力基準電圧を出力するので、出力基準電圧は
第3のトランジスタのベース・エミッタ間電圧と第4の
トランジスタのベース・エミッタ電圧が相殺し合い、出
力電圧は微小温度係数の基準電圧を得ることができる。
実施例 以下本発明の一実施例の基準電圧発生回路について、
図面を参照しながら説明する。
第1図は本発明の第1の実施例における基準電圧発生
回路を示すものであり、第1図において、1,2は異なる
エミッタ面積を有するNPNトランジスタで、第1のNPNト
ランジスタ1はそのコレクタとベースが接続され、第2
のNPNトランジスタ2とベースが共通接続されている。
3はNPNトランジスタ1とダイオード接続されたNPNトラ
ンジスタ、4は基準電圧をそのエミッタ端子に出力す
る、出力NPNトランジスタで、第3のNPNトランジスタ3
とベースが共通接続されている。5,6はトランジスタ2
のコレクタ電流に比例した電流をトランジスタ3、及び
1に供給するカレントミラー回路を構成するPNPトラン
ジスタ、7及び8はその両端に正の温度傾斜を有する電
圧を発生させるところの抵抗であり、抵抗9,10の両端に
は、目的とする微小温度係数を有する基準電圧VOUt及び
VOUt′が出力される。
以上のように構成された実施例においてNPNトランジ
スタ1と2のエミッタ面積比を1対Nになるように構成
した場合、トランジスタ1に流れる電流をIE1、トラン
ジスタ2に流れる電流をIE2とすると、それぞれのトラ
ンジスタ1,2のベース・エミッタ間電圧VBE1,BBE2は、 で表される。(ここでKはボルツマン定数、Tは絶対温
度、qは電子の電荷、IOはトランジスタ逆方向飽和電
流、AEはエミッタ面積である。)ところで上記IE1とIE2
はPNPトランジスタ5,6で構成されるカレントミラー回路
によってIE1=IE2が成立する。従って上記3,4式より抵
抗7の両端に発生する差電圧ΔVBEとなり、さらに抵抗7の抵抗値をR1として前記IE1とIE2
を求めると、 の表され、さらに抵抗8には前記エミッタ電流IE1とIE2
が合成されて流れるため、抵抗8の抵抗値をR2として、
R2での電圧降下VR2を求めると が求まる。
ここで、(7)式を温度Tに関して微分すると、 となり、N>1が成立する時、電圧VR2は正の温度係数
を有する電圧となる。
一方、前記(3)式においてトランジスタ1のベース
・エミッタ電圧VBE1は−3000PPM(−2mV/℃)の負の温
度傾斜を有しており、前記抵抗7及び8の抵抗比R2/R1
を適当に設定することにより、前記抵抗8での電圧降下
VR2とトランジスタ1のVBE1の加算された基準電位を得
ることができる。
さらに本発明においては、ダイオード接続されたNPN
トランジスタ3がNPNトランジスタ1に縦続接続されて
カレントミラー回路のPNPトランジスタ5に接続される
とともに、その接続点から出力PNPトランジスタ4が接
続され負荷抵抗9の両端に出力基準電圧VOUtを出力す
る。ここで上記出力基準電圧VOUtは、トランジスタ3の
ベース・エミッタ間電圧と出力NPNトランジスタ4のベ
ース・エミッタ電圧が相殺し合い、 VOUt=Vref …(9) が成立し、出力電圧VOUtは微小温度係数の基準電圧を得
ることができる。
さらに、出力NPNトランジスタ4のコレクタを抵抗10
を介して電源に接続することにより、抵抗10の両端に微
小温度係数の基準電圧VOUt′を得ることができる。
また第2図は、本発明の第2の実施例であり、ベース
電流供給用のNPNトランジスタ24を設けて高精度で電流
容量の大きい出力回路を構成したものである。
発明の効果 以上詳述した如く本発明によれば定電流源を必要とせ
ず、簡易な構成で集積化に好適な微小温度係数の基準電
圧回路を構成することができ、しかも本発明の基準電圧
発生の回路は従来例において、その出力基準電圧が定電
流源の電流値に依存して変化するのに対して、安定で精
度の高い基準電圧を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例における基準電圧発生装
置の回路図、第2図は本発明の第2の実施例における基
準電圧発生装置の回路図、第3図は従来の基準電圧発生
装置の回路図である。 1……第1のトランジスタ、2……第2のトランジス
タ、3……第3のトランジスタ、4……第4のトランジ
スタ、5,6……カレントミラー回路用トランジスタ、7
……第1の抵抗、8……第2の抵抗、9……負荷抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−156153(JP,A) 特開 昭55−123711(JP,A) 特開 昭57−10815(JP,A) 特開 昭60−175131(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コレクタとベースを接続し、エミッタを第
    2の抵抗を介して接地した第1のトランジスタと、この
    第1のトランジスタのベースとベースを共通接続し、エ
    ミッタは第1の抵抗を介して前記第1のトランジスタの
    エミッタに接続した第2のトランジスタと、前記第1の
    トランジスタのコレクタにエミッタを接続し、コレクタ
    ・ベースをダイオード接続した第3のトランジスタと、
    この第3のトランジスタのコレクタ・ベース及び前記第
    2のトランジスタのコレクタに接続し、前記第2のトラ
    ンジスタのコレクタ電流に比例した電流を第1及び第3
    のトランジスタに供給するカレントミラー回路と、前記
    第3のトランジスタのベースとベースを共通接続し、エ
    ミッタは第3の抵抗を介して接地した第4のトランジス
    タとからなり前記カレントミラー回路の入力側に電流端
    子を接続した基準電圧発生回路。
  2. 【請求項2】第4のトランジスタのコレクタは負荷抵抗
    を介して電流端子に接続し、前記負荷抵抗の両端に定電
    圧を発生させてなる特許請求の範囲第1項記載の基準電
    圧発生回路。
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