JP2695515B2 - 基準電圧発生回路 - Google Patents

基準電圧発生回路

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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はバイポーラIC電源や、電圧レギュレータ、AC
/DCコンバータ、コンパレータ等において、基準電圧を
供給する基準電圧発生回路に関するものである。
従来の技術 第4図は従来の基準電圧発生回路1を採用した電圧レ
ギュレータを示しており、ここで基準電圧発生回路1は
コレクタが抵抗Rc1を介して入力電圧ライン2に接続さ
れエミッタが抵抗R2を介して接地点に接続された第1ト
ランジスタT1と、同じくコレクタが抵抗Rc2を介して入
力電圧ライン2に接続されたエミッタが抵抗R1を介して
第1トランジスタT1のエミッタに接続された第2トラン
ジスタT2とから成り、それらの第1、第2トランジスタ
T1,T2のベースは互いに接続され、抵抗R3,R4の接続中点
(a)に結合されている。そして、基準電圧Vrefはこの
ベースと接地点との間に生じる。第2トランジスタT2の
エミッタ面積は第1トランジスタT1のエミッタ面積に比
し8倍に選ばれている。前記第1、第2トランジスタT
1,T2のコレクタ出力は演算増幅器3の非反転入力端
(+)と反転入力端(−)に供給される。そして、この
演算増幅器3の出力はトランジスタT0のベースに与えら
れ、レギュレータとしての出力Voはそのエミッタから取
り出される。今、第1、第2トランジスタT1,T2のコレ
クタ電流をそれぞれIc1、Ic2とし、各トランジスタに流
れるエミッタ電流を、 IE≒Ic1+Ic2 ……(1) とすると、各トランジスタT1,T2のベース・エミッタ間
導通電圧VBE1、VBE2はそれぞれ VBE1=kT/q・lnIE/IS1 ……(2) VBE2=kT/q・lnIE/IS2 ……(3) となる。ただし、kはボルツマン定数、qは電荷、
IS1、IS2はそれぞれトランジスタT1,T2の逆方向飽和電
流である。第1、第2トランジスタT1,T2のVBE1とVBE2
間の差ΔVBEは、(2),(3)式より ΔVBE =kT/q・lnIE/ISE−kT/q・lnIE/IS2 =kT/q・lnIS2/IS1 ……(4) ここで、第2トランジスタT2のエミッタ面積は第1トラ
ンジスタT1のそれに対し8倍に選ばれているので、 IS2=8IS1 である。それ故、(4)式は ΔVBE=kT/q・ln8 ……(5) となる。kT/qは25.9mVであるから、結局(5)式は、 ΔVBE≒54mV となる。尚、このΔVBEはkT/qが正の温度係数をもって
いることから同じように正の温度係数をもつことにな
る。
一方、基準電圧VREFは、 VREF=VBE1+2IE・R2 =VBE1+2R2/R1・ΔVBE ……(6) となる。ここで、(6)式の第1項VBE1は負の温度係数
をもっており、第2項の2R2/R1・ΔVBEは正の温度係数
をもっている。従って、設計に際してはR2/R1の比で正
の温度係数を調整してVREF全体の温度係数が零になるよ
うに調整している。
発明が解決しようとする課題 ところで、上述の第1、第2トランジスタT1,T2の動
作にはベース電流IBが必要であり、このベース電流IB
第1トランジスタT1のベース電流IB1と第2トランジス
タT2のベース電流IB2を加算した電流値である。しか
も、これらのベース電流IB1、IB2は、IC1、IC2をコレク
タ電流とすると、 IB1=IC1/hFE IB2=IC2/hFE となり、電流増幅率hFEに関与する。しかしながら、こ
の電流増幅率hFEはよく知られているように温度依存性
が非常に大きい。そのため、温度によってIBが大きく変
化する。特に低いhFEで著しく温度変化を受けるので、
基準電圧VREFも変化し、結局レギュレータの出力Vo(=
R3/R4・VREF)が温度特性に影響されるという問題を生
じる。
本発明はこのような点に鑑みなされたものであって、
トランジスタの電流増幅率hFEの温度やバラツキによる
変動によって基準電圧が影響を受けないように工夫され
ている。
課題を解決するための手段 上記目的を達成するため本発明では、エミッタを第1
抵抗を介して基準電位点に接続した第1トランジスタ
と、エミッタを第2抵抗を介して前記第1トランジスタ
のエミッタに接続した第2トランジスタとを備え、前記
第1、第2トランジスタの共通接続されたベースから基
準電圧を得るようにした基準電圧発生回路において、 前記第1トランジスタのコレクタ側に該第1トランジ
スタと同一の第3トランジスタを接続するとともに、第
2トランジスタのコレクタに該第2トランジスタと同一
の第4トランジスタを接続し、且つ前記第3、第4トラ
ンジスタのベースを共通接続し、前記第1、第2トラン
ジスタのベースと前記第3、第4トランジスタのベース
に同一の電流を供給するベース電流供給手段を接続した
構成としている。
その際、前記ベース電流供給手段を前記第3、第4ト
ランジスタのベース側によって駆動されるカレントミラ
ー回路で構成し該カレントミラー回路の出力側を前記第
1、第2トランジスタのベースに接続するようにしても
よい。
作 用 このような構成によると、第1トランジスタT1及び第
2トランジスタT2とそれぞれ同一の素子であるトランジ
スタT1′,T2′は第1、第2トランジスタT1,T2のコレク
タの代わりとして動作し、T1′,T2′のベース電流はT1,
T2のベース電流と同一であるので、ベース電流の変動は
自動的にキャンセルされるようになり、実質的に電流増
幅率hFEの温度変動やバラツキ等の影響を受けない。
実施例 以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
本発明の実施した第1図において、第4図の従来例と
同一部分には同一の符号を付して重複説明を省略する。
本実施例では第1、第2トランジスタT1,T2のコレクタ
側に第1、第2トランジスタT1,T2と同一の第3、第4
トランジスタT1′,T2′を図示のように接続している。
即ち、第3トランジスタT1′のエミッタを第1トランジ
スタT1のコレクタに接続するとともに第3トランジスタ
T1′のコレクタを抵抗Rc1を介して入力電圧ライン2に
接続し、一方、第4トランシスタT2′のエミッタを第2
トランジスタT2のコレクタに接続するとともに第4トラ
ンジスタT2′のコレクタを抵抗Rc2を介して入力電圧ラ
イン2に接続している。この第4トランジスタT2′のエ
ミッタ面積は第2トランジスタT2のエミッタ面積を同様
に第1、第3トランジスタT1,T1′のエミッタ面積に対
し、8倍の大きさに選ばれている。第3、第4トランジ
スタT1′,T2′のベースは共通に接続され、カレントミ
ラー回路4の入力側に結合されている。このカレントミ
ラー回路4は一対のトランジスタT3,T4と抵抗R5,R6とか
ら成っており、その出力側、即ちトランジスタT4のコレ
クタは第1、第2トランジスタT1,T2のベースに接続さ
れる。
この回路では、第1、第2トランジスタT1,T2に流れ
る電流IBと、第3、第4トランジスタT1′,T2′のベー
スに流れる電流IB′は、IB′=IBであり、且つカレント
ミラー回路4からIB′が第1、第2トランジスタT1,T2
のベース側へ与えられるため第1、第2トランジスタT
1,T2に対する入力インピーダンスZinが∞となり、トラ
ンジスタの電流増幅率hFEに影響されない基準電圧VREF
が得られる。
次に、第2図の実施例は第3、第4トランジスタT
1′,T2′のコレクタと入力電圧ライン2間に挿入される
抵抗Rc1,Rc2の代わりにカレントミラー回路5を設けて
いる点以外は第1図の実施例と同一である。
また、第3図の実施例はカレントミラー回路6、7、
8によって前記第3、第4トランジスタT1′,T2′のコ
レクタ側へ流れる電流I1,I2を別経路へ得るとともに、
それらの電流差I1〜I2をトランジスタT5,T6,コンデンサ
C1の帰還回路を介してトランジスタT7に帰還し、そのエ
ミッタ電流を制御するようにしている。この回路で入力
電圧は端子11に与えられ、出力電圧は端子12から取り出
される。尚、コンデンサンC1は発振防止のため位相調整
コンデンサとして機能する。
発明の効果 以上説明した通り、本発明によれば、第1トランジス
タT1及び第2トランジスタT2とそれぞれ同一の素子であ
る第3、第4トランジスタT1′,T2′は第1、第2トラ
ンジスタT1,T2のコレクタの代わりとして動作し、第
3、第4トランジスタT1′,T2′のベース電流は第1、
第2トランジスタT1,T2のベース電流と同一であるの
で、ベース電流の変動は自動的にキャンセルされるよう
になり、これら第1、第2トランジスタのベースと例え
ば接地点との間に生じる基準電圧が実質的に電流増幅率
hFEの温度変動やバラツキ等の影響を受けないという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した基準電圧発生回路の回路図で
あり、第2図は第2の実施例の回路図、そして第3図は
第3の実施例の回路図である。第4図は従来例の回路図
である。 T1……第1トランジスタ、 T2……第2トランジスタ、 T1′……第3トランジスタ、 T2′……第4トランジスタ、 R1……第2抵抗、R2……第1抵抗、 VREF……基準電圧、 2……入力電圧ライン、 4……カレントミラー回路。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エミッタを第1抵抗を介して基準電位点に
    接続した第1トランジスタと、エミッタを第2抵抗を介
    して前記第1トランジスタのエミッタに接続した第2ト
    ランジスタとを備え、前記第1、第2トランジスタの共
    通接続されたベースから基準電圧を得るようにした基準
    電圧発生回路において、 前記第1トランジスタのコレクタ側に該第1トランジス
    タと同一の第3トランジスタを接続するとともに、第2
    トランジスタのコレクタに該第2トランジスタと同一の
    第4トランジスタを接続し、且つ前記第3、第4トラン
    ジスタのベースを共通接続し、前記第1、第2トランジ
    スタのベースと前記第3、第4トランジスタのベースに
    同一の電流を供給するベース電流供給手段を接続したこ
    とを特徴とする基準電圧発生回路。
  2. 【請求項2】前記ベース電流供給手段は、前記第3、第
    4トランジスタのベース側によって駆動されるカレント
    ミラー回路であり、該カレントミラー回路の出力側が前
    記第1、第2トランジスタのベースに接続されているこ
    とを特徴とする第1請求項に記載の基準電圧発生回路。
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