JPH04355366A - 成分純度検定方法 - Google Patents

成分純度検定方法

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JPH04355366A
JPH04355366A JP15542691A JP15542691A JPH04355366A JP H04355366 A JPH04355366 A JP H04355366A JP 15542691 A JP15542691 A JP 15542691A JP 15542691 A JP15542691 A JP 15542691A JP H04355366 A JPH04355366 A JP H04355366A
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JP
Japan
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volume
wavelengths
component
peak
column
Prior art date
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Application number
JP15542691A
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English (en)
Inventor
Naoki Hamada
浜田 尚樹
Hiroyuki Murakita
宏之 村北
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速液体クロマトグラ
フを利用して成分の純度を検定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】高速液体クロマトグラフから溶出された
成分の純度は、その溶出特性がピ−ク点に対して対称で
あるという性質を積極的に利用して、図5に示したよう
にピ−ク頂点を対称点aとbの2つの吸光度との比を求
めることにより行なわれていた。すなわち、純粋な物質
であれば対称性が高いためその比が1に極めて近くなり
、また不純物が含まれていると一方側の形状が異なって
対称性が無くなるのでその比が1から遠ざかることにな
る。したがってこれらの比を求めることにより同一ピ−
クを構成している成分の純度を検定することが可能とな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら一方の採
用点を点aにとり、また他方の採用点をピ−クに対して
対称なb点に取ると、図に示した挾雑成分によるピ−ク
Cの吸光度が検定用データに含まれなくなって、検定結
果に誤差を含むことになる。このため、信頼性が高い検
定結果を得るためには経験を必要とするという問題があ
る。本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであ
って、その目的とするところは短時間に信頼性の高い測
定結果を得ることができる成分純度検定方法を提案する
ことにある。
【0004】
【課題を解消するための手段】このような問題を解消す
るために本発明においては、分離分析手段から溶出され
た単一ゾーンを複数波長でその吸光度の時間的変化を測
定する工程と、前記複数波長により構成される三次元ク
ロマトグラムの全体積を求める工程と、主成分に起因す
るピ−クのみの体積を求める工程と、前記両工程の体積
を比較する工程を備えるようにした。
【0005】
【作用】三次元クロマトグラムの全体の体積と主成分の
ピ−クに基づくピ−クの体積とを比較するから、全ての
時間的、波長的な要素を加味したデータを検定データに
用いることになり、人的な判断要素の介入がなくなって
客観的な判定結果を得ることができる。
【0006】
【実施例】そこで以下に本発明の詳細を図示した実施例
に基づいて説明する。図1は、本発明に使用する装置の
一実施例を示すものであって、図中符号1は、高速液体
クロマトグラフで、分析用カラム2の流入口には試料注
入機構3を介して送液ポンプ4が接続され、タンク5に
収容されている移動相液を試料注入機構3を経由させて
分析用カラム2に送出するように構成されている。分析
用カラム2の排出口には後述する分光分析用セル6が接
続されていて、分析用カラム2から分離された成分をセ
ル6に送り込むようになっている。6は、前述の分光分
析用セルで、例えば重水素放電ランプやタングステンハ
ロゲンランプなどの多波長成分を含む光源7、集光ミラ
ー8、及び回折分光器9により構成した分光光路10内
に配置されている。回折分光器9の出射側にはフォトダ
イオード11,11,11…を一列に配列したフォトダ
イオードアレイからなる受光器12を配置して、分光器
9からの各波長λ1、λ2、λ3、λ4の強度を電気信
号に変換するようになっており、また分光器9と受光器
12を恒温槽13に収容して温度変化による測定誤差を
無くするようになっている。受光器12からの各スペク
トル信号は、スキャナ14を介してデータ処理装置15
に出力している。このデータ処理装置15は、マイクロ
コンピュータにより構成され、各測定波長により検出さ
れたピ−クの面積と波長間隔との積の値、及びメインピ
−クに起因する体積を演算し、これらの比を出力するよ
うに構成されている。
【0007】このように構成された装置において、送液
ポンプ4によりタンク5内の移動相をカラム2に送液し
た状態で試料注入機構3に試料を注入すると、試料に含
まれている各成分は分析カラム2により決るリテンショ
ンタイムでもってゾーンを形成してカラム2から順次排
出され、分光分析用セル6に流入する。分光分析用セル
6に流入した各ゾーンを形成する成分は、分析光路10
の光を受けて成分により決る波長の光を吸収する。セル
6を出た光は回折分光器9により波長λ1、λ2、λ3
、λ4の成分に分光され、各波長に対応して配置されて
いるフォトダイオード11,11,11…に入射する。 各波長λ1、λ2、λ3、λ4の光は、その強度を電気
信号に変換されてスキャナー14を介して信号処理装置
15に出力される。いうまでもなく、分析用カラム2か
ら排出されるゾーンを構成している成分の濃度は、時間
的に変化するから、各スペクトル光も時間とともに変化
し、その結果波長λ1、λ2、λ3、λ4毎の吸光度は
、図2に示したように波長λ1、λ2、λ3、λ4をパ
ラメータとしたピ−ク波形として三次元的に表示される
。つまり時間軸をX軸に、波長をY軸に、吸光度をZ軸
にした3次元のクロマトグラムが得らることになる。と
ころで、分析用カラム2から排出されたゾーンが単一成
分で構成されている場合には、各波長のクロマトグラム
も単一のピ−クとなるが、ゾーンに挾雑成分が含まれて
いる場合には、挾雑成分が主成分溶出時間と若干時間差
を有するとともに、吸光特性も異なるから、各波長毎に
主成分のピ−クPに付属する第2のピ−クP’が発生す
ることになる。 データ処理装置15は、各波長λ1、λ2、λ3、λ4
のそれぞれのピ−ク波形を時間軸でスライスし、各波長
毎の吸光度の和を求め、この和と波長間隔Δλとの積S
1を演算する。このような操作を時間軸全体にわたって
実行し、各面積S1、S2、S3…(図3)を求め、こ
れにサンプリング毎の時間差ΔTを乗算したものの和、
つまりV1=S1ΔT+S2ΔT+…+SnΔTを算出
する。これにより図2に示す挾雑物を含む三次元クロマ
トグラムの全体の体積V1が求まることになる。
【0008】次いで、メインピ−クを構成している成分
だけでサンプルが構成されていると仮定した場合の三次
元クロマトグラムの体積を求めるのであるが、純度10
0パーセントの成分のピ−クは、模式的には伏摺り鉢状
となるから、波長方向で、また時間軸方向でスライスし
ても単一のピ−クを持つことになる。そこで、図2に示
された三次元クロマトグラムの内、主成分に起因するピ
−クをそのピ−ク頂点となる時間でスライスする。そし
てこの図形の各波長λ1、λ2、λ3、λ4での吸光度
を求め、これら吸光度に波長間隔Δλを乗算すると、ピ
−ク頂点となる時間での三次元クロマトグラムの断面積
Spが求まる。一方、ピ−ク頂点から時間ΔTだけずれ
ると、単一成分によるピ−ク各吸光度との比に比例して
その面積も小さくなり、またその減少する比率は時間で
のピ−ク波形の各時間の吸光度β1、β2、β3…との
比、つまりβ1/α、β2/α、β3/α…に比例する
から(図4)、各時間での断面積は(β1/α)Sp、
(β2/α)Sp、…(βn/α)Spとなる。したが
ってこれらの断面積に時間差ΔTを乗算し、これらの和
、つまりV2=(β1/α)SpΔT+(β2/α)S
pΔT+‥‥+(β19/α)SpΔTを演算すること
により、単一成分による三次元クロマトグラムの体積V
2が求まることになる。
【0009】もとより分析用カラムから溶出した成分が
挾雑物を含んでいない場合には、単一のピ−クとなるか
ら、上記2つの体積V1,V2との比V1/V2が1と
なり、また挾雑物が含まれている場合には挾雑成分に起
因する体積分だけ全体積が大きくなるから比は、1より
も小さくなる。いうまでもなく、これら体積の演算には
クロマトグラムを構成している時間要素と波長要素の両
方が加味されているから、この比は極めて客観的なデー
タで、挾雑物の有無を極めて高い信頼性で判定すること
ができる。なお、この実施例においては液体クロマトグ
ラフに例を採って説明したが、ガスクロマトグラフ等他
の分離分析法に適用しても同様の作用を奏することは明
らかである。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明においては、
分離分析手段から溶出された単一ゾーンを複数波長でそ
の吸光度の時間的変化を測定する工程と、複数波長によ
り構成される三次元クロマトグラムの全体積を求める工
程と、主成分に起因するピ−クのみの体積を求める工程
と、これら両工程の体積を比較する工程とを備えたので
、波長全体のスペクトルを綜合して判断できて、判定ポ
イントの選択による個人差をなくして純度を高い信頼性
で検定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する装置の一例を示す構成図であ
る。
【図2】同上装置により得た挾雑成分を含むゾーンの3
次元クロマトグラムの一例を示す図である。
【図3】上記三次元クロマトグラムを時間軸によりスラ
イスしたピ−ク図形を示す線図である。
【図4】単一ゾーンを構成している主成分のみによるピ
−クの体積を算出する過程を示す説明図である。
【図5】分離分析手段から排出された単一ゾーンの純度
を検定する従来の方法を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  分離分析手段から溶出された単一ゾー
    ンを複数波長でその吸光度の時間的変化を測定する工程
    と、前記複数波長により構成される三次元クロマトグラ
    ムの全体積を求める工程と、主成分に起因するピ−クの
    みの体積を求める工程と、前記両工程の体積を比較する
    工程からなる成分純度検定方法。
JP15542691A 1991-05-31 1991-05-31 成分純度検定方法 Pending JPH04355366A (ja)

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