JPH04352062A - プロセッサ間通信システム - Google Patents

プロセッサ間通信システム

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Publication number
JPH04352062A
JPH04352062A JP15403191A JP15403191A JPH04352062A JP H04352062 A JPH04352062 A JP H04352062A JP 15403191 A JP15403191 A JP 15403191A JP 15403191 A JP15403191 A JP 15403191A JP H04352062 A JPH04352062 A JP H04352062A
Authority
JP
Japan
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processor
communication
lock
processing
processors
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Application number
JP15403191A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenori Takegawa
竹川 茂則
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NEC Computertechno Ltd
Original Assignee
NEC Computertechno Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH04352062A publication Critical patent/JPH04352062A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は、プロセッサ間通信システムに関
し、特にマルチプロセッサ構成の情報処理装置における
プロセッサ間通信システムに関する。
【0002】
【従来技術】従来のこの種のプロセッサ間通信を行うシ
ステム構成は図6のようになっている。主記憶(MM)
1はメモリを有する他、P−ABロック回路11及びP
−BCロック回路12を有している。
【0003】P−ABロック回路11はプロセッサAと
プロセッサBとの間のプロセッサ間通信を排他的にロッ
ク取得制御する機能を有し、また、P−BC回路12は
プロセッサBとプロセッサCとの間のプロセッサ間通信
を排他的にロック取得制御する機能を有している。
【0004】インタフェイスユニット2はプロセッサA
〜Cおよび主記憶1の間のデータおよび制御記号を中継
する機能を有している。プロセッサAは命令を制御する
命令制御部31、命令制御部31によって制御される演
算器33およびプロセッサBから送出されるプロセッサ
A−B間通信指示(以下P−ABと称す)によってセッ
トされるP−AB割込フラグ32から構成されている。
【0005】プロセッサBは命令を制御する命令制御部
41、命令制御部41によって制御される演算器44、
プロセッサAから送出されるP−ABによってセットさ
れるP−AB割込フラグ42およびプロセッサCから送
出されるプロセッサB−C間通信指示(以下P−BCと
称す)によってセットされるP−BC割込フラグ43か
ら構成される。
【0006】プロセッサCは命令を制御する命令制御部
51、命令制御部51によって制御される演算器53お
よびプロセッサBから送出されるP−BCによってセッ
トされるP−BC割込フラグ52により構成される。
【0007】図7はプロセッサAからプロセッサBへ、
そしてプロセッサCにプロセッサ間通信を行い処理を移
行するフローである。図6,7を参照して上記の処理を
説明する。
【0008】いま、プロセッサAの処理すべき命令中に
プロセッサBとCとでのみ可能な処理があったとする。 プロセッサAの命令制御部31は、現在実行中の処理が
プロセッサBおよびCを必要とすると、まず主記憶1の
P−ABロック回路11に線620 を通してテスト&
セットリクエストを送出し、P−ABロックの取得要求
を行う。
【0009】P−ABロック回路11はテスト&セット
リクエストを受信すると、P−ABロックがすでに他プ
ロセッサによって取得済であるかどうかチェックし、他
のプロセッサがロックを取得していなかった場合(アン
ロック状態)には、線610 を通じてロック成功リプ
ライを命令制御部31に送出するとともに、プロセッサ
AによるP−ABロック取得済とする。他プロセッサに
よって既に取得済であるとP−ABロック回路11は線
610 を通してロック不成功リプライを命令制御部3
1に送出する。
【0010】命令制御部31は線610 からの受信す
るリプライが不成功リプライであるときは、成功リプラ
イを受信するまでP−ABロック回路11にテスト&セ
ットリクエストを送出とリプライ受信とを繰返す。命令
制御部31は成功リプライを受信すると、こんどはP−
BCロック回路12に対し線620を通してテスト&セ
ットリクエストを送出し、P−BCとロックの取得要求
を行う。
【0011】P−BCロック回路12はP−ABロック
回路11と同様に線610 を通してロック成功リプラ
イ又はロック不成功リプライを命令制御部31に送出す
る。 命令制御部31はP−ABロックを取得した時と同じよ
うに、ロック成功リプライを受信するまでテスト&セッ
トリクエスト送出とリプライ受信とを繰返す。
【0012】命令制御部31はP−BCロックを取得す
ると、プロセッサBとCとに行ってもらう処理を示す情
報(通信データ)を線620 を通して主記憶1の通信
データエリアに格納し、線630 を通しP−ABをプ
ロセッサBに送出する。P−ABを送出したプロセッサ
Aはリプライ用のP−AB通信を受信するまでリプライ
待ちを行う。
【0013】プロセッサBのP−AB割込フラグ42は
プロセッサAの送出するP−ABによってセットされる
。プロセッサBの命令制御部41は、実行中の処理が終
了すると、P−AB割込フラグ42とP−BC割込フラ
グ43とから、割込要因があるかないかををチェックす
る。この場合、P−AB割込フラグ42がセットされて
いるので、P−AB割込処理を行う。
【0014】プロセッサBの命令制御部41は、先ずP
−AB割込フラグ42をリセットして主記憶1の通信デ
ータエリアに格納された通信データを読出すことにより
、自プロセッサで何をすべきかを認識する。この例では
、自プロセッサで処理を行った後プロセッサCに処理を
移行し、プロセッサCの処理が終了するとプロセッサA
に対してリプライ用のP−ABを送出すると認識する。
【0015】命令制御部41は自プロセッサで行うべき
処理を行った後、主記憶1上の通信データエリアにプロ
セッサCが処理すべき情報を格納する。そして命令制御
部41は線142 を通してP−BCをプロセッサCに
送出すると、プロセッサCからのリプライ用のP−BC
を受信するまでリプライ待ちする。
【0016】プロセッサCのP−BC割込フラグ52は
、プロセッサBの送出するP−BCによってセットされ
る。プロセッサCの命令制御部51は、実行中の処理が
終了すると、P−BC割込フラグ52をチェックするこ
とにより、割込要因の有無を認識する。この場合P−B
C割込フラグ52がセットされているので、命令制御部
51はP−BC割込処理を行う。
【0017】プロセッサCの命令制御部51は先ず始め
にP−BC割込フラグ52をリセットし、主記憶1上の
通信データエリアに格納された情報を読出すことにより
、自プロセッサで何をすべきかを認識する。この例では
、「処理を行った後、処理結果を主記憶1上の通信デー
タエリアに格納し、リプライ用のP−BCをプロセッサ
Bに送出する」ことと認識する。
【0018】命令制御部51は指定された処理を行った
後、処理結果を主記憶1上の通信データエリアに格納し
、処理の終了を通知するリプライ用のP−BCを線65
0 を通しプロセッサBに送出する。プロセッサCはリ
プライ用のP−BCを送出すると、P−BC割込処理を
終了する。
【0019】リプライ待ちを行っていたプロセッサBの
命令制御部41は、プロセッサCのリプライ用P−BC
によって、P−BC割込フラグがセットされるため、リ
プライ待ちから抜ける。リプライ待ちから抜けた命令制
御部41は、P−BC割込フラグ43をリセットした後
、リプライ用P−ABを線640 を通しプロセッサA
に送出する。プロセッサBはリプライ用のP−ABを送
出すると、P−AB割込処理を終了する。
【0020】リプライ待ちを行っていたプロセッサAの
命令制御部31は、プロセッサBのリプライ用P−AB
によってP−AB割込フラグ32がセットされるため、
リプライ待ちから抜ける。リプライ待ちから抜けた命令
制御部31はP−AB割込フラグ32をリセットした後
、プロセッサCが主記憶1の通信データエリアに格納し
た処理結果を読出す。
【0021】次に、P−ABロック回路11とP−BC
ロック回路12とに線620 を通して夫々P−ABロ
ック、P−BCロックの解除要求を行う。そして、命令
制御部33は読出した処理結果をもとに処理を続行する
【0022】図8はプロセッサCからプロセッサBへ、
そしてプロセッサAにプロセッサ間通信を行い処理を移
行するフローである。処理の概要は図7と同じなので簡
単に説明する。
【0023】プロセッサCはまずP−ABロックを取得
し、次にP−BCロックを取得する。ロックを取得した
プロセッサCは主記憶1の通信データエリアに通信デー
タをセットし、P−BCをプロセッサBに送出する。そ
してリプライ待ちを行う。
【0024】P−ABを受信したプロセッサBはP−A
B割込処理を行う。プロセッサBが行うP−AB割込処
理は先ずP−AB割込フラグ42をリセットし通信デー
タエリアの通信データを読出す。そして通信データに従
って処理を行った後、通信データエリアに通信データを
格納し、P−ABをプロセッサAに送出する。P−AB
を送出したプロセッサBはリプライ待ちを行う。
【0025】プロセッサAはP−AB割込処理を実行す
る。プロセッサAが行うP−AB割込処理は先ずP−A
B割込フラグ32をリセットし、通信データエリアの通
信データを読出す。次にプロセッサAは通信データに従
って処理を行い、処理結果を通信データエリアに格納す
る。そしてリプライ用のP−BCをプロセッサBに送出
し、P−AB割込処理を終了する。
【0026】プロセッサBはP−ABを受信するので、
リプライ待ちから抜け、P−AB割込フラグ42をリセ
ットする。そしてリプライ用のP−BCをプロセッサC
に送出し、P−BC割込処理を終了する。
【0027】プロセッサCはP−BCを受信するのでリ
プライ待ちから抜け、P−BC割込フラグ52のリセッ
トとプロセッサAが通信データエリアに格納した処理結
果を読出す。そしてP−ABロック、P−BCロックを
解除し処理を続行する。
【0028】次に通信ロックが2種類ある理由について
述べる。多数のプロセッサで構成されている情報処理装
置は、プロセッサの種類によって処理速度が異なるため
1つの通信ロックではシステム全体の性能を効率良く出
すことが出来ない。例えば、図6の従来例でプロセッサ
Cが複数個存在し、全て1つのP−ABロックで行なわ
れることとする。また、プロセッサAとプロセッサBは
低速でかつP−ABの使用頻度が高く、そしてプロセッ
サCは高速で、かつプロセッサC間のプロセッサ間通信
の使用頻度も高いとする。
【0029】この様な情報処理システムでは、低速なプ
ロセッサAとプロセッサB間のP−ABによって高速な
プロセッサC間同士のプロセッサ間通信が妨げられ、シ
ステム全体の性能を十分発揮出来ない。
【0030】しかし、P−BCロックを追加し、プロセ
ッサBとプロセッサC間の使用頻度の少ないP−BCと
、プロセッサC間同士のプロセッサ間通信を、このP−
BCロックで排他制御すると、使用頻度の高い2つのプ
ロセッサ間通信は並列に動作するので、システム全体の
性能を十分発揮することが出来る。以上説明したことか
ら2つのロックによって通信の排他制御が行われている
のである。
【0031】次にロックの取得順位について述べる。連
続した1つの処理中に2つのロックを同時に取得する必
要のある場合には、決った順序でロックを取らなければ
ならない。これをロックの取得順位と呼ぶ。たとえば図
8のフロー中でプロセッサCのロックを取得する順序を
P−BCロック先取とすると、プロセッサCがP−BC
ロックを取得する。これと同じタイミングで図7のフロ
ーで示す様にプロセッサAがP−ABロックを取得した
とする。プロセッサAは次にP−BCロックを取得しよ
うとするが、プロセッサCが既に取得しているため取得
出来ない。
【0032】一方プロセッサCもP−BCロックを取得
するとP−ABロックを取得しようとするが、プロセッ
サAが既にP−ABロックを取得しているため、P−A
Bロックを取得出来ない。従って永遠に2つのプロセッ
サはロックが取得出来なくなる。この様なことが発生し
ない様にロック取得順位が設定されているのである。
【0033】上述した従来の情報処理装置では、一連の
処理でプロセッサAからプロセッサBそしてプロセッサ
Cとプロセッサ間で処理を移行する必要がある場合には
、処理を開始するプロセッサAが最初に2つの通信ロッ
クを先ず取得している。
【0034】しかし、この場合プロセッサAがP−BC
ロックを取得するので、P−BCロックの取得時間が長
く、他のプロセッサがP−BCロックのみを必要として
いる場合でも、P−BCロックが取得出来ず、システム
全体の性能をダウンさせている1つの要因になっている
。またこの通信方式は、3つのプロセッサが全て2つの
ロックを取れる構成が要求されることになる。
【0035】
【発明の目的】本発明の目的は、3つのプロセッサがプ
ロセッサ間通信を効率良く取得することができるように
して、システムの性能向上を可能としたプロセッサ間通
信システムを提供することである。
【0036】
【発明の構成】本発明によれば、第1及び第2のプロセ
ッサ間通信の取得要求に応答して当該通信を排他的にロ
ック取得制御する第1の排他通信ロック手段と、前記第
2及び第3のプロセッサ間通信の取得要求に応答して当
該通信を排他的にロック取得制御する第2の排他通信ロ
ック手段とを有し、前記第1〜第3のプロセッサ間の通
信処理を行うプロセッサ間通信システムであって、前記
第1のプロセッサが所定命令を実行中に前記第2及び第
3のプロセッサに対して処理を夫々移行する命令が存在
したとき、この命令に応答して、前記第1のプロセッサ
は、前記第1の排他通信ロック手段による前記第1及び
第2のプロセッサ間通信の排他的ロック取得を行った後
、前記第2のプロセッサに対して通信開始指示を行う手
段を有し、前記第2のプロセッサは、前記第1のプロセ
ッサからの通信開始指示に応答して前記第2の排他通信
ロック手段による前記第2及び第3のプロセッサ間通信
の排他的ロック取得を行った後、前記第3のプロセッサ
に対して通信開始指示を行う手段を有することを特徴と
するプロセッサ間通信システムが得られる。
【0037】
【実施例】以下に、図面を用いて本発明の実施例を説明
する。
【0038】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、図6と同等部分は同一符号により示す。主記憶1は
メモリとP−ABロック回路11とから構成され、イン
タフェースユニット2から入力されるリクエストに従い
、P−ABロック回路11へのテスト&セット、メモリ
への書込み及びメモリの読出しを行う。
【0039】インタフェースユニット2は、プロセッサ
BとCとによってテスト&セットされるP−BCロック
回路21と、プロセッサA〜Cおよび主記憶(MM)1
の間のデータおよび制御信号を中継する機能を有してい
る。
【0040】プロセッサAは命令を制御する命令制御部
31、命令制御部31によって制御される演算器33お
よびプロセッサBから送出されるP−ABによってセッ
トされるP−AB割込フラグ32から構成されている。
【0041】プロセッサBは命令を制御する命令制御部
41、命令制御部41によって制御される演算器44、
プロセッサAから送出されるP−ABによってセットさ
れるP−AB割込フラグ42およびプロセッサCから送
出されるP−BCによってセットされるP−BC割込フ
ラグ43から構成される。
【0042】プロセッサCは、命令を制御する命令制御
部51、命令制御部51によって制御される演算器53
およびプロセッサBから送出されるP−BCによってセ
ットされるP−BC割込フラグ52により構成される。
【0043】そして、P−ABロック回路11およびP
−BCロック回路12のP−ABロック、P−BCロッ
クの取得順位はP−ABロック先取とする。また、プロ
セッサBの命令制御部41は、1命令終了後、図2に示
す処理を行う様になっている。1命令が終了すると命令
制御部41のシーケンスは、システムイベントポーラに
分岐する。
【0044】システムイベントポーラは、P−BC割込
フラグ43が“1”(セット状態)か“0”(リセット
状態)かチェックして“1”であればP−BC割込処理
を実行する。P−BC割込フラグ43が“0”のときは
、P−AB割込フラグ42が“1”か“0”かチェック
し、“1”であればP−AB割込処理を実行する。P−
AB割込フラグ42が“0”のときは、割込要因がなか
ったとして、次の命令を実行する。P−BC割込処理、
P−AB割込処理が終了した場合は、1命令が終了した
時と同じようにシステムイベントポーラに分岐する。
【0045】命令制御部31,51も同様に1命令又は
1つの処理が終了時点でシステムイベントポーラに分岐
する。ただし、命令制御部31はP−AB割込フラグ3
2を、命令制御部51はP−BC割込フラグ52を夫々
チェックする。
【0046】ここで、プロセッサAの処理の中でプロセ
ッサCでしか出来ない処理があったとする。図3はプロ
セッサAからプロセッサBへ、そしてプロセッサCにプ
ロセッサ間通信を通して処理を移行するフローである。 この図を参照して上記の処理を説明する。
【0047】プロセッサAは直接プロセッサ間通信をプ
ロセッサとに送出できないので、プロセッサBを中継し
て通信を送らなければならない。先ず、プロセッサAは
プロセッサBに通信を送出するため線130 を通して
主記憶1のP−ABロック回路11にテスト&セットリ
クエストを送出し、P−ABロック取得要求を行う。そ
して線110 から送られてくるロックリプライ信号に
よってロックが成功したか否かを知る。
【0048】ロック不成功のときには、ロックが成功す
るまで繰返す。ロック成功の場合には、プロセッサCの
行うべき処理を示す情報を主記憶上にセットしP−AB
をプロセッサBに送出すると、P−AB割込フラグ42
が“1”になるまで待つ。
【0049】プロセッサBはプロセッサAのP−ABの
送出によりP−AB割込フラグが“1”にセットされる
。従って1命令または1処理の終了によってP−AB割
込処理が実行される。P−AB割込処理は、先ず主記憶
にプロセッサAが格納したプロセッサBの行うべき処理
を示した情報を読出し、自プロセッサが何をすべきかを
認識する。この場合、プロセッサBはプロセッサCにプ
ロセッサAから処理の要求があることを知らせれば良い
。従ってプロセッサBの命令制御部41はプロセッサC
にP−BC送出に必要なP−BCロックを取得するため
、線143 を通じてP−BCロック回路21にロック
リクエストを送出する。
【0050】そして、命令制御部41は、P−BCロッ
ク回路21から線121 を通して送出されるロックリ
プライ信号によってP−BCロックの取得の成功と不成
功を知る。不成功の場合はロック成功となるまで繰返す
。成功した場合は、P−AB割込フラグ42をリセット
しP−BCに必要な情報を主記憶上に書移す。
【0051】次に、命令制御部41はプロセッサCに対
しP−BCを送出し、プロセッサCからP−BCが送出
されるまで待つ。プロセッサCはP−BC割込フラグ5
2がプロセッサBのP−BCによってセットされるので
、1命令終了時にP−BC割込処理が実行される。P−
BC割込処理は、最初にP−BC割込フラグ52をリセ
ットした後、プロセッサBが主記憶1に格納した情報を
読出し、その情報に従った処理を行う。そして処理結果
を主記憶上の通信データエリアに格納し、プロセッサB
に対し、P−BCを送出し、P−BC割込処理を終了す
る。
【0052】プロセッサBの命令制御部41は、プロセ
ッサCのP−BCによってP−BC割込フラグ43が“
1”になるため、リプライ待ちをやめて次の処理を行な
う。命令制御部41はP−BC割込フラグ43をリセッ
トし、線143を通じてP−BCロック回路21にロッ
ク解除リクエストを送出し、P−BCロックをアンロッ
ク状態にする。そしてプロセッサAに対し、P−ABを
送出する。
【0053】プロセッサAの命令制御部31は、プロセ
ッサBのP−AB送出によってP−AB割込フラグ33
がセットされるので、リプライ待ちから抜ける。そして
、命令制御部31はP−AB割込フラグ32をリセット
し、プロセッサCが主記憶に格納した処理結果を読出す
。そして、P−ABロック回路11に線130 を通じ
P−ABロック解除リクエストを送出し、P−ABロッ
クをアンロック状態にし、処理を続行する。
【0054】次にプロセッサCの処理中にプロセッサA
でのみ処理可能な部分があった場合の動作について図4
を用いて説明する。
【0055】プロセッサCはプロセッサ間通信を用いプ
ロセッサBを中継してプロセッサAに処理の通信を行わ
なければならないので、P−BCロックとP−Aロック
の両方のロックを取得する必要がある。これはプロセッ
サCがP−BCをプロセッサBに送出する時に、P−B
Cロックの取得が必要とするが、ロック取得順位がP−
ABロックの先取となっているため、先にP−ABロッ
クも取得する必要があるためである。
【0056】プロセッサCの命令制御部51は先ず線1
50 を通して主記憶のP−ABロック回路11にP−
ABロック取得要求を行う。P−ABロック回路11は
線112 を通し、ロックの成功/不成功を示すロック
リプライ信号を命令制御51に送出するので、命令制御
部51はロック不成功であればロック成功となるまで繰
返す。ロック成功のとき命令制御部51は線153 を
通してインタフェイスユニット2内のP−BCロック回
路21にロック取得要求を送出する。P−BC回路21
は線122 を通してロックの成功/不成功を示すロッ
クリプライ信号を命令制御部51に送出するので、命令
制御部51はロック不成功であればP−BCロック成功
となるまで繰返す。
【0057】ロックリプライ信号がロック成功を示して
いる場合、プロセッサCはプロセッサAの行うべき処理
を示す情報を主記憶上にセットし、P−BCをプロセッ
サBに送出する。そしてP−BC割込フラグ52が“1
”になるまでリプライ待ちを行う。
【0058】プロセッサBは、プロセッサCからのP−
BCによってP−BC割込フラグ43が“1”になるの
で、システムイベントポーラで呼出され、P−BC割込
処理を行う。P−BC割込処理は先ずフラグ43をリセ
ットし、プロセッサCがセットした主記憶上の通信デー
タを読出す。プロセッサBは読出した通信データによっ
てプロセッサCからプロセッサAへの通信の橋渡しを行
う処理であることを認識する。
【0059】そして、プロセッサBは主記憶上のデータ
エリアにP−AB通信に必要なデータを書移し、プロセ
ッサAにP−ABを送出する。P−ABを送出したプロ
セッサBはP−AB割込フラグ42が“1”になるまで
リプライ待ちを行う。
【0060】プロセッサAは、P−AB割込フラグ32
がプロセッサBのP−ABによってセットされるので、
1命令または1処理の終了時にP−AB割込処理が実行
される。P−AB割込処理は、最初にP−AB割込フラ
グ32をリセットした後、プロセッサBが主記憶に格納
した情報を読出し、その情報に従った処理を行う。そし
て処理結果を主記憶上の通信データエリアに格納し、プ
ロセッサBに対しP−ABを送出し、P−AB割込処理
を終了する。
【0061】プロセッサBの命令制御部41はプロセッ
サCのP−BCによってP−BC割込フラグ43が“1
”になるため、リプライ待ちをやめ、P−AB割込フラ
グ42をリセットすると同時にプロセッサCにP−BC
を送出し、P−BC割込処理を終了する。
【0062】プロセッサCの命令制御部51は、プロセ
ッサBのP−BC送出によってP−AB割込フラグ52
が“1”になるので、リプライ待ちから抜ける。そして
命令制御部51はP−BC割込フラグ52をリセットし
、主記憶上に格納されたプロセッサAの処理結果を読出
す。次に、P−ABロック、P−BCをアンロックし処
理を続行する。
【0063】次にプロセッサCの処理中にプロセッサB
でのみ処理可能な部分があった場合について図5を用い
て説明する。プロセッサCはプロセッサBに通信を送出
するので、P−BCロックを取得する必要がある。プロ
セッサCの命令制御部51は線153 を通してインタ
フェ−スユニット2内のP−BCロック回路21にロッ
ク取得要求を送出する。P−BCロック回路21は線1
22を通してロックの成功、不成功を示すロックリプラ
イ信号を命令制御部51に送出するので、命令制御部5
1はロック不成功であれば、ロック成功となるまでロッ
ク処理を繰返す。
【0064】ロックリプライ信号がロック成功を示して
いる場合、プロセッサCはプロセッサBの行うべき処理
を示す情報を主記憶上にセットし、P−BCをプロセッ
サBに送出する。そしてP−BC割込フラグ52が“1
”になるまでリプライ待ちを行う。
【0065】プロセッサBの命令制御部41は、プロセ
ッサBのP−BC送出によってP−BC割込フラグ43
がセットされるので、1命令または1処理の終了時にP
−BC割込処理が実行される。P−BC割込処理は、最
初にP−BC割込フラグ43をリセットした後、プロセ
ッサCが主記憶上に格納した情報を読出し、その情報に
従った処理を行う。そして処理結果を主記憶上の通信デ
ータエリアに格納し、プロセッサCに対しP−BCを送
出し、P−BC割込処理を終了する。
【0066】プロセッサCの命令制御部51は、プロセ
ッサBのP−BC送出によってP−BC割込フラグ52
がセットされるので、リプライ待ちから抜ける。そして
命令制御部51はP−BC割込フラグ52をリセットし
、プロセッサBが主記憶に格納した処理結果を読出す。 そしてP−BCロック回路21に線153 を通しP−
BC解除リクエストを送出し、P−BCロックをアンロ
ック状態にし、処理を続行する。
【0067】次に、前述したプロセッサAからプロセッ
サCへの処理の移行と、プロセッサCからプロセッサB
への処理の移行が同時に行った場合について述べる。
【0068】プロセッサAはP−ABロックを取得し、
P−ABをプロセッサBに送出する。一方、プロセッサ
Cは、P−BCロックを取得し、P−BCをプロセッサ
Bに送出する。従って、プロセッサBのP−BC割込フ
ラグ43、P−AB割込フラグ42の両方がセットされ
る。プロセッサBの命令制御部41はP−BC割込処理
を先に行い、プロセッサCからの処理を優先して行い、
プロセッサCからの処理を終了した後、プロセッサAか
らの処理を行う。
【0069】これは、プロセッサAからの処理を先に実
行すると、P−BCロックはプロセッサCによりすでに
取得されているために、永久にロック取得が不可能とな
り、システム無動作状態となるからである。
【0070】この様に、プロセッサCからプロセッサB
への通信、プロセッサCからプロセッサB経由でのプロ
セッサAへの通信が共にある場合、プロセッサBのシス
テムイベントポーラにてP−BC割込フラグとP−AB
割込フラグとが共にセット状態になると、P−BC割込
処理を優先的に処理することにより、システム無動作状
態をなくすことができる。
【0071】
【発明の効果】叙上の如く、本発明によれば、プロセッ
サAがプロセッサB経由でプロセッサCに通信を行うと
き、P−ABに必要なP−ABロック回路のみプロセッ
サAが取得し、プロセッサBがP−BC送出時にP−B
Cロック回路を取得するようにしたので、P−BCロッ
ク回路をプロセッサAがハードウェア構造上取得不可能
であっても、プロセッサCに通信を出すことが可能とな
る。
【0072】また、P−BCロック回路をプロセッサB
がP−BC送出直前に取得するようにしているので、P
−BCロック回路の取得時間が短くなり、システム全体
の処理能力の低下が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステムブロック図である。
【図2】本発明の実施例のプロセッサが有するシステム
イベントポーラの処理フロー図である。
【図3】本発明の実施例において、プロセッサAがプロ
セッサB経由でプロセッサCに通信を行う際の処理フロ
ー図である。
【図4】本発明の実施例において、プロセッサCがプロ
セッサB経由でプロセッサAに通信を行う際の処理フロ
ー図である。
【図5】本発明の実施例において、プロセッサCからプ
ロセッサBへの通信を行う際の処理フロー図である。
【図6】従来のプロセッサ間通信のためのシステムブロ
ック図である。
【図7】従来のプロセッサ間通信において、プロセッサ
AがプロセッサB経由でプロセッサCに通信を行う際の
処理フロー図である。
【図8】従来のプロセッサ間通信において、プロセッサ
CがプロセッサB経由でプロセッサAに通信を行う際の
処理フロー図である。
【符号の説明】
A,B,C  プロセッサ 1  主記憶 2  インタフェースユニット 11  P−ABロック回路 21  P−BCロック回路 31,41,51  命令制御部 32,42  P−AB割込フラグ 43,53  P−BC割込フラグ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  第1及び第2のプロセッサ間通信の取
    得要求に応答して当該通信を排他的にロック取得制御す
    る第1の排他通信ロック手段と、前記第2及び第3のプ
    ロセッサ間通信の取得要求に応答して当該通信を排他的
    にロック取得制御する第2の排他通信ロック手段とを有
    し、前記第1〜第3のプロセッサ間の通信処理を行うプ
    ロセッサ間通信システムであって、前記第1のプロセッ
    サが所定命令を実行中に前記第2及び第3のプロセッサ
    に対して処理を夫々移行する命令が存在したとき、この
    命令に応答して、前記第1のプロセッサは、前記第1の
    排他通信ロック手段による前記第1及び第2のプロセッ
    サ間通信の排他的ロック取得を行った後、前記第2のプ
    ロセッサに対して通信開始指示を行う手段を有し、前記
    第2のプロセッサは、前記第1のプロセッサからの通信
    開始指示に応答して前記第2の排他通信ロック手段によ
    る前記第2及び第3のプロセッサ間通信の排他的ロック
    取得を行った後、前記第3のプロセッサに対して通信開
    始指示を行う手段を有することを特徴とするプロセッサ
    間通信システム。
  2. 【請求項2】  第1及び第2のプロセッサ間通信の取
    得要求に応答して当該通信を排他的にロック取得制御す
    る第1の排他通信制御手段と、前記第2及び第3のプロ
    セッサ間通信の取得要求に応答して当該通信を排他的に
    ロック取得制御する第2の排他通信ロック手段とを有し
    、前記第1〜第3のプロセッサの間の通信処理を行うプ
    ロセッサ間通信システムであって、前記第1のプロセッ
    サは、プロセッサ間通信の必要性に応答して前記第1の
    排他通信ロック手段による前記第1及び第2のプロセッ
    サ間通信の排他的ロック取得を行った後、前記第2のプ
    ロセッサに対して通信開始指示を行う手段を有し、前記
    第3のプロセッサは、プロセッサ間通信の必要性に応答
    して前記第1の排他通信ロック手段による前記第1及び
    第2のプロセッサ間通信の排他的ロック取得を行い、更
    に前記第2の排他通信ロック手段による前記第2及び第
    3のプロセッサ間通信の排他的ロック取得を行った後、
    前記第2のプロセッサに対して通信開始指示を行う手段
    を有し、前記第2のプロセッサは前記第1及び第3のプ
    ロセッサからの各通信開始指示によりセットされる第1
    及び第2のフラグと、前記第1のフラグのセットに応答
    して前記第2の排他通信ロック手段による前記第2及び
    第3のプロセッサ間通信の排他的ロック取得を行った後
    、前記第3のプロセッサに対して通信開始指示を行う手
    段と、前記第1及び第2のフラグが同時にセット状態に
    ある時に、前記第3のプロセッサからの通信開始指示を
    優先処理する手段とを含むことを特徴とするプロセッサ
    間通信システム。
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