JPH04345162A - マスクおよびその製造方法 - Google Patents
マスクおよびその製造方法Info
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- JPH04345162A JPH04345162A JP3118488A JP11848891A JPH04345162A JP H04345162 A JPH04345162 A JP H04345162A JP 3118488 A JP3118488 A JP 3118488A JP 11848891 A JP11848891 A JP 11848891A JP H04345162 A JPH04345162 A JP H04345162A
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Landscapes
- Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)
- Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体装置製造の転
写工程で用いるマスクおよびその製造方法に関するもの
である。
写工程で用いるマスクおよびその製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、メサ構造のように基板上に段差の
設けられた半導体装置にパターンを転写する場合、レジ
スト膜厚の差により最適露光量が一定とならず、多重露
光を行っていた。
設けられた半導体装置にパターンを転写する場合、レジ
スト膜厚の差により最適露光量が一定とならず、多重露
光を行っていた。
【0003】図6(a) は、メサ構造をした電界効果
トランジスタ(以下、FETと称す)のゲートパターン
の転写に用いる第1のマスクの平面図であり、図6(b
) は図6(a) の VIb−VIb 線における断
面図である。また、図7(a) は、同じく上記FET
のゲートパターン転写に用いる第2のマスクの平面図で
あり、図7(b) は図7(a) のVIIb−VII
b線における断面図である。図において、1は第1のマ
スク、2は第2のマスク、3はガラス基板、4はガラス
基板3上に形成された、例えば、クロム(Cr)膜より
成る遮光膜、5aは第1のマスク1に形成された透過光
領域で、ゲートパターンの一部で細線状の部分(以下、
ゲートフィンガーパターンと称す)、5bは第2のマス
ク2に形成された透過光領域で、ゲートパターンのうち
ゲートフィンガーパターン5a以外の両端の部分(以下
、ゲートスクエアパターンと称す)である。
トランジスタ(以下、FETと称す)のゲートパターン
の転写に用いる第1のマスクの平面図であり、図6(b
) は図6(a) の VIb−VIb 線における断
面図である。また、図7(a) は、同じく上記FET
のゲートパターン転写に用いる第2のマスクの平面図で
あり、図7(b) は図7(a) のVIIb−VII
b線における断面図である。図において、1は第1のマ
スク、2は第2のマスク、3はガラス基板、4はガラス
基板3上に形成された、例えば、クロム(Cr)膜より
成る遮光膜、5aは第1のマスク1に形成された透過光
領域で、ゲートパターンの一部で細線状の部分(以下、
ゲートフィンガーパターンと称す)、5bは第2のマス
ク2に形成された透過光領域で、ゲートパターンのうち
ゲートフィンガーパターン5a以外の両端の部分(以下
、ゲートスクエアパターンと称す)である。
【0004】次に、図6および図7に示すマスクを用い
た、メサ構造のFETのゲート電極の形成方法について
説明する。これを図8〜図10に基づいて説明する。こ
こで、図8(b) は図8(a) のVIII−VII
I線における断面図、また図9(b) は図9のIX−
IX線における断面図である。まず、メサ構造をした、
例えば、GaAs基板より成る半導体基板6の、メサ段
上部6aにリース電極7およびドレイン電極8が設けら
れた基板6上の全面に、ポジ型のホトレジスト膜9を約
5000Åの膜厚に形成する。基板6のメサ段6aは約
7000〜8000Åの段差で形成されているため基板
6上に形成されたホトレジスト膜9の膜厚は均一となら
ず、メサ段上部6a上の膜厚Taは約5000Åである
が、メサ段差部6b下端上の膜厚Tbは約7500Åと
なる(図8(a)(b))。よって、これらの領域を最
適な条件でパターニングするためには、異なった露光量
でパターニングを行なう必要がある。そこで、第1のマ
スク1および第2のマスク2の2枚のマスクを用いて露
光を行なう。
た、メサ構造のFETのゲート電極の形成方法について
説明する。これを図8〜図10に基づいて説明する。こ
こで、図8(b) は図8(a) のVIII−VII
I線における断面図、また図9(b) は図9のIX−
IX線における断面図である。まず、メサ構造をした、
例えば、GaAs基板より成る半導体基板6の、メサ段
上部6aにリース電極7およびドレイン電極8が設けら
れた基板6上の全面に、ポジ型のホトレジスト膜9を約
5000Åの膜厚に形成する。基板6のメサ段6aは約
7000〜8000Åの段差で形成されているため基板
6上に形成されたホトレジスト膜9の膜厚は均一となら
ず、メサ段上部6a上の膜厚Taは約5000Åである
が、メサ段差部6b下端上の膜厚Tbは約7500Åと
なる(図8(a)(b))。よって、これらの領域を最
適な条件でパターニングするためには、異なった露光量
でパターニングを行なう必要がある。そこで、第1のマ
スク1および第2のマスク2の2枚のマスクを用いて露
光を行なう。
【0005】まず、図6に示した第1のマスク1を用い
てホトレジスト膜9を露光すると、ソース・ドレイン電
極7.8間にゲートフィンガー部10aが露光される(
図9(a)(b))。次に図7に示した第2のマスク2
を用いてホトレジスト膜9を露光する。これによりゲー
トスクエア部10bが露光される。ここで、ゲートスク
エア部10bは基板6上のメサ段差部6bからメサ段以
外の部分6cにわたって形成された2つの部分で、メサ
段上部6aに形成されたゲートフィンガー部10aの両
端と接続している。また、前述した様にゲートスクエア
部10bはゲートフィンガー部10aに比べホトレジス
ト膜9の膜厚が厚いため、第2のマスク2を用いた2回
目の露光は、第1のマスク1を用いた1回目の露光に比
べ1.2 〜1.5 倍の露光量で行う(図10(a)
)。
てホトレジスト膜9を露光すると、ソース・ドレイン電
極7.8間にゲートフィンガー部10aが露光される(
図9(a)(b))。次に図7に示した第2のマスク2
を用いてホトレジスト膜9を露光する。これによりゲー
トスクエア部10bが露光される。ここで、ゲートスク
エア部10bは基板6上のメサ段差部6bからメサ段以
外の部分6cにわたって形成された2つの部分で、メサ
段上部6aに形成されたゲートフィンガー部10aの両
端と接続している。また、前述した様にゲートスクエア
部10bはゲートフィンガー部10aに比べホトレジス
ト膜9の膜厚が厚いため、第2のマスク2を用いた2回
目の露光は、第1のマスク1を用いた1回目の露光に比
べ1.2 〜1.5 倍の露光量で行う(図10(a)
)。
【0006】次に、現像により露光したゲート領域10
のホトレジスト膜9を溶解した後、基板6上の全面にゲ
ートメタルを蒸着する。その後、リフトオフ法によりホ
トレジスト膜9およびホトレジスト膜9上のゲートメタ
ルを除去すると、ソース・ドレイン電極7.8間にゲー
ト電極11が形成され、FETが完成する(図10(b
))。
のホトレジスト膜9を溶解した後、基板6上の全面にゲ
ートメタルを蒸着する。その後、リフトオフ法によりホ
トレジスト膜9およびホトレジスト膜9上のゲートメタ
ルを除去すると、ソース・ドレイン電極7.8間にゲー
ト電極11が形成され、FETが完成する(図10(b
))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のメサ構造のFE
Tのゲート電極は、以上のように形成されているので、
2度のマスク合わせ露光を行わなければならず、製造工
程が複雑になる、また、パターンのアライメント余裕を
持つ必要があるなどの問題点があった。
Tのゲート電極は、以上のように形成されているので、
2度のマスク合わせ露光を行わなければならず、製造工
程が複雑になる、また、パターンのアライメント余裕を
持つ必要があるなどの問題点があった。
【0008】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、領域によって、適正な露光量に
差があるパターン転写を1度のマスク合わせ露光で行え
る様なマスクを得る事を目的としており、さらにこのマ
スクに適した製造方法を提供することを目的とする。
ためになされたもので、領域によって、適正な露光量に
差があるパターン転写を1度のマスク合わせ露光で行え
る様なマスクを得る事を目的としており、さらにこのマ
スクに適した製造方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明に係るマスクに
おいては、透過光領域の一部を吸光性膜で覆い、マスク
の面内で透過光量に格差を設けたものである。
おいては、透過光領域の一部を吸光性膜で覆い、マスク
の面内で透過光量に格差を設けたものである。
【0010】そして上記のようなマスクの製造方法とし
ては、マスクパターンが描画された遮光膜と反対側のガ
ラス基板上に吸光性膜を形成する工程と、上記吸光性膜
上に感光性樹脂膜を形成する工程と、遮光膜側から透過
光領域の一部を露光して、上記感光性樹脂膜をパターニ
ングする工程と、形成された感光性樹脂膜パターンをマ
スクにして上記吸光性膜をエッチング除去した後、残存
する感光性樹脂膜を除去する工程とを含む事を特徴とす
るものである。
ては、マスクパターンが描画された遮光膜と反対側のガ
ラス基板上に吸光性膜を形成する工程と、上記吸光性膜
上に感光性樹脂膜を形成する工程と、遮光膜側から透過
光領域の一部を露光して、上記感光性樹脂膜をパターニ
ングする工程と、形成された感光性樹脂膜パターンをマ
スクにして上記吸光性膜をエッチング除去した後、残存
する感光性樹脂膜を除去する工程とを含む事を特徴とす
るものである。
【0011】
【作用】この発明におけるマスクは、透過光領域の一部
が吸光性膜で覆われているため、パターン転写の際の露
光時に吸光性膜が露光光を吸光して、吸光性膜で覆われ
た領域の透過光量を低減調整する。このため、領域によ
って、適正な露光量の差があるパターン転写が、所望の
領域のマスクパターンを吸光性膜で覆うことにより、同
一マスクで一度のマスク合わせ露光で行うことが可能に
なる。
が吸光性膜で覆われているため、パターン転写の際の露
光時に吸光性膜が露光光を吸光して、吸光性膜で覆われ
た領域の透過光量を低減調整する。このため、領域によ
って、適正な露光量の差があるパターン転写が、所望の
領域のマスクパターンを吸光性膜で覆うことにより、同
一マスクで一度のマスク合わせ露光で行うことが可能に
なる。
【0012】また、この発明におけるマスクの製造方法
は、マスク自身のパターンを用いて吸光性膜のパターニ
ングを行っている為、マスクの製造が容易に行える。
は、マスク自身のパターンを用いて吸光性膜のパターニ
ングを行っている為、マスクの製造が容易に行える。
【0013】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1(a) はこの発明の一実施例によるマスク
の平面図、図1(b) は図1(a)のIb−Ib線に
おける断面図、図2は図1(a) の裏面図である。図
において、3はガラス基板、4はガラス基板3上に形成
された、例えば、クロム(Cr)膜より成る遮光膜、1
5は透過光領域でゲートパターン、16はゲートパター
ン15のうちゲートフィンガー領域15aの透過光領域
を覆うように遮光膜4側と反対側のガラス基板3に形成
された吸光性膜である。
する。図1(a) はこの発明の一実施例によるマスク
の平面図、図1(b) は図1(a)のIb−Ib線に
おける断面図、図2は図1(a) の裏面図である。図
において、3はガラス基板、4はガラス基板3上に形成
された、例えば、クロム(Cr)膜より成る遮光膜、1
5は透過光領域でゲートパターン、16はゲートパター
ン15のうちゲートフィンガー領域15aの透過光領域
を覆うように遮光膜4側と反対側のガラス基板3に形成
された吸光性膜である。
【0014】このように構成されるマスクは次のように
製造される。図2 (a)〜(f) はこの発明の一実
施例によるマスクの製造方法を示したものである。まず
ガラス基板3の上にゲートパターン15がパターニング
されたCr膜による遮光膜4を形成する。このときマス
クのゲートフィンガーパターン15aの幅は約0.5
μmに形成する(図3(a))。次に、遮光膜4と反対
側のガラス基板3の全面に吸光性膜16を形成する。こ
の吸光性膜16はシリコン酸化膜SiO2を酸素雰囲気
中で蒸着した SiOx 膜から成り、約1.2 μm
の膜厚に形成する。またこの場合、吸光性膜16は露光
波長365 Nmのi線で30%吸光する。(図3(b
))。次に、吸光性膜16上にネガ型ホトレジスト膜1
7を約1μmの膜厚に形成する(図3(c))。次に、
遮光膜4側からゲートフィンガーバターン15aのみ露
光を行う(図3(d))。次に、現像により、露光され
ていないホトレジスト膜17を溶解すると、遮光膜4の
ゲートフィンガーパターン15a直下の吸光性膜16上
に幅約2μmのレジストパターン17が形成される(図
3(e))。次に、レジストパターン17をマスクにし
て、下地の吸光性膜16を反応性イオンエッチング(以
下、RIEと称す)によりエッチングすると、遮光膜4
のゲートフィンガーパターン15a直下に幅約2μmの
吸光性膜16のパターンが形成される。このとき、遮光
膜4側から見た平面図は図1(a) の様に、また裏面
図は図2の様になって、マスクは完成する(図3(f)
)。
製造される。図2 (a)〜(f) はこの発明の一実
施例によるマスクの製造方法を示したものである。まず
ガラス基板3の上にゲートパターン15がパターニング
されたCr膜による遮光膜4を形成する。このときマス
クのゲートフィンガーパターン15aの幅は約0.5
μmに形成する(図3(a))。次に、遮光膜4と反対
側のガラス基板3の全面に吸光性膜16を形成する。こ
の吸光性膜16はシリコン酸化膜SiO2を酸素雰囲気
中で蒸着した SiOx 膜から成り、約1.2 μm
の膜厚に形成する。またこの場合、吸光性膜16は露光
波長365 Nmのi線で30%吸光する。(図3(b
))。次に、吸光性膜16上にネガ型ホトレジスト膜1
7を約1μmの膜厚に形成する(図3(c))。次に、
遮光膜4側からゲートフィンガーバターン15aのみ露
光を行う(図3(d))。次に、現像により、露光され
ていないホトレジスト膜17を溶解すると、遮光膜4の
ゲートフィンガーパターン15a直下の吸光性膜16上
に幅約2μmのレジストパターン17が形成される(図
3(e))。次に、レジストパターン17をマスクにし
て、下地の吸光性膜16を反応性イオンエッチング(以
下、RIEと称す)によりエッチングすると、遮光膜4
のゲートフィンガーパターン15a直下に幅約2μmの
吸光性膜16のパターンが形成される。このとき、遮光
膜4側から見た平面図は図1(a) の様に、また裏面
図は図2の様になって、マスクは完成する(図3(f)
)。
【0015】次に、上記実施例によるマスクを用いた、
メサ構造のFETのゲート電極の形成方法について説明
する。これを図4〜図5に基づいて説明する。ここで図
4(b) は図4(a) の IVb−IVb 線にお
ける断面図である。まず、メサ構造をした、例えば、G
aAs基板より成る半導体基板6の、メサ段上部6aに
ソース電極7およびドレイン電極8が設けられた基板6
上の全面に、ポジ型のホトレジスト膜9を約5000Å
の膜厚に形成する。ここで、基板6のメサ段6aは約7
000〜8000Åの段差で形成されているため、基板
6上に形成されたホトレジスト膜9の膜厚は均一となら
ず、メサ段上部6a上の膜厚Taは約5000Åである
が、メサ段差部6b下端上の膜厚Tbは約7500Åと
なる。(図4(a)(b))。
メサ構造のFETのゲート電極の形成方法について説明
する。これを図4〜図5に基づいて説明する。ここで図
4(b) は図4(a) の IVb−IVb 線にお
ける断面図である。まず、メサ構造をした、例えば、G
aAs基板より成る半導体基板6の、メサ段上部6aに
ソース電極7およびドレイン電極8が設けられた基板6
上の全面に、ポジ型のホトレジスト膜9を約5000Å
の膜厚に形成する。ここで、基板6のメサ段6aは約7
000〜8000Åの段差で形成されているため、基板
6上に形成されたホトレジスト膜9の膜厚は均一となら
ず、メサ段上部6a上の膜厚Taは約5000Åである
が、メサ段差部6b下端上の膜厚Tbは約7500Åと
なる。(図4(a)(b))。
【0016】次に、図1で示したマスクを用いて、ゲー
トパターンの露光を行って、ホトレジスト膜9のゲート
領域18を露光する。このとき基板6のメサ段上部6a
上のホトレジスト膜9に露光されたゲートフィンガー領
域18aは、マスクのゲートフィンガーパターン15a
の裏面の吸光性膜16のために露光量の30%を吸光さ
れている。このため、ゲートフィンガー領域18aに比
べホトレジスト膜9の膜厚の厚くなっているゲートスク
エア領域18bの方が露光量が大きくなり、どちらの領
域に対しても最適な露光量を照射できる(図5(a))
。さらに、露光したゲート領域18のホトレジスト膜9
を現像により溶解した後、基板6上の全面にゲートメタ
ルを蒸着する。その後、リフトオフ法によりホトレジス
ト膜9およびホトレジスト膜9上のゲートメタルを除去
すると、ソース・ドレイン電極7.8間にゲート電極1
9が形成されFETが完成する(図5(b))。
トパターンの露光を行って、ホトレジスト膜9のゲート
領域18を露光する。このとき基板6のメサ段上部6a
上のホトレジスト膜9に露光されたゲートフィンガー領
域18aは、マスクのゲートフィンガーパターン15a
の裏面の吸光性膜16のために露光量の30%を吸光さ
れている。このため、ゲートフィンガー領域18aに比
べホトレジスト膜9の膜厚の厚くなっているゲートスク
エア領域18bの方が露光量が大きくなり、どちらの領
域に対しても最適な露光量を照射できる(図5(a))
。さらに、露光したゲート領域18のホトレジスト膜9
を現像により溶解した後、基板6上の全面にゲートメタ
ルを蒸着する。その後、リフトオフ法によりホトレジス
ト膜9およびホトレジスト膜9上のゲートメタルを除去
すると、ソース・ドレイン電極7.8間にゲート電極1
9が形成されFETが完成する(図5(b))。
【0017】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、吸光
性膜を形成することによって、同一マスク面内で露光量
を変化させて露光できる為、従来多重露光していたパタ
ーン転写を、一度のマスク合わせ露光で行なうことが可
能となり、半導体装置の製造工程が短縮でき、またマス
クが1枚になる為、アライメント余裕を設ける必要がな
くなり、信頼性が向上する。
性膜を形成することによって、同一マスク面内で露光量
を変化させて露光できる為、従来多重露光していたパタ
ーン転写を、一度のマスク合わせ露光で行なうことが可
能となり、半導体装置の製造工程が短縮でき、またマス
クが1枚になる為、アライメント余裕を設ける必要がな
くなり、信頼性が向上する。
【0018】また、この発明によれば、マスク自身のパ
ターンを利用して吸光性膜のパターニングを行なう為、
容易にかつ高精度にマスクが製造できる。
ターンを利用して吸光性膜のパターニングを行なう為、
容易にかつ高精度にマスクが製造できる。
【図1】この発明の一実施例によるマスクの平面図およ
び断面図。
び断面図。
【図2】この発明の一実施例によるマスクの裏面図。
【図3】この発明の一実施例によるマスクの製造工程図
。
。
【図4】この発明によるマスクを使用したFETの製造
工程図。
工程図。
【図5】この発明によるマスクを使用したFETの製造
工程図。
工程図。
【図6】従来のマスクの平面図および断面図。
【図7】従来のマスクの平面図および断面図。
【図8】従来のマスクを使用したFETの製造工程図。
【図9】従来のマスクを使用したFETの製造工程図。
【図10】従来のマスクを使用したFETの製造工程図
。
。
3 ガラス基板
4 遮光膜
15 透過光領域
16 吸光性膜
17 感光性樹脂膜
Claims (2)
- 【請求項1】 感光性樹脂膜へのパターン転写に用い
るマスクにおいて、透過光領域の一部を吸光性膜で覆い
、マスクの面内で透過光量に格差を設けた事を特徴とす
るマスク。 - 【請求項2】 マスクパターンが描画された遮光膜と
反対側のガラス基板上に吸光性膜を形成する工程と、上
記吸光性膜上に感光性樹脂膜を形成する工程と、遮光膜
側から透過光領域の一部を露光して上記感光性樹脂膜を
パターニングする工程と、形成された感光性樹脂膜パタ
ーンをマスクにして上記吸光性膜をエッチング除去した
後、残存する感光性樹脂膜を除去する工程とを含む事を
特徴とする、請求項第一項記載のマスクの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3118488A JPH04345162A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | マスクおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3118488A JPH04345162A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | マスクおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04345162A true JPH04345162A (ja) | 1992-12-01 |
Family
ID=14737919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3118488A Pending JPH04345162A (ja) | 1991-05-23 | 1991-05-23 | マスクおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04345162A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9005848B2 (en) | 2008-06-17 | 2015-04-14 | Photronics, Inc. | Photomask having a reduced field size and method of using the same |
US9005849B2 (en) | 2009-06-17 | 2015-04-14 | Photronics, Inc. | Photomask having a reduced field size and method of using the same |
-
1991
- 1991-05-23 JP JP3118488A patent/JPH04345162A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9005848B2 (en) | 2008-06-17 | 2015-04-14 | Photronics, Inc. | Photomask having a reduced field size and method of using the same |
US9005849B2 (en) | 2009-06-17 | 2015-04-14 | Photronics, Inc. | Photomask having a reduced field size and method of using the same |
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