JPH07146457A - 光導波路素子の電極形成方法 - Google Patents

光導波路素子の電極形成方法

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JPH07146457A
JPH07146457A JP29496993A JP29496993A JPH07146457A JP H07146457 A JPH07146457 A JP H07146457A JP 29496993 A JP29496993 A JP 29496993A JP 29496993 A JP29496993 A JP 29496993A JP H07146457 A JPH07146457 A JP H07146457A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロトン交換チャンネル光導波路に電圧を印
加する電極を、その縁部がチャンネル光導波路の縁部と
整合する位置に精度良く形成する。 【構成】 基板10の表面に成膜されて、プロトン交換時
のマスクとして使用された金属膜(Cr膜)20を、その
開口22の縁部の少なくとも一部を残して所定形状に加工
し、それをそのまま電極とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プロトン交換によりチ
ャンネル光導波路が形成された光導波路素子において、
チャンネル光導波路に電圧印加するための電極を形成す
る方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、基板上にチャンネル光導波路
が形成された光導波路素子が種々提供されている。そし
て、チャンネル光導波路を形成する方法の1つとして、
プロトン交換法が知られている。このプロトン交換法に
よるチャンネル光導波路の作成は、基板表面に金属膜を
成膜し、この金属膜を所定形状の開口が残るようにエッ
チングし、この金属膜をマスクとして基板表面にプロト
ン交換処理を施す、という手順でなされる。
【0003】ところで、上述のような光導波路素子にお
いては、チャンネル光導波路に近接させて、あるいは直
上に電極を配設し、該電極からチャンネル光導波路に電
圧を印加させることが多い。従来この種の電極は、図4
に示すような方法によって形成されていた。すなわち
(1)(この番号は図中の番号と対応している)まず基
板1上にCr膜等の金属膜2を成膜し、(2)この金属
膜2の上にフォトリソ法により所定形状としたレジスト
3を残し、(3)このレジスト3をマスクとして金属膜
2を、所定形状の開口4が残るようにエッチングした
後、レジスト3を除去し、(4)次に、この金属膜2を
マスクとしてプロトン交換を行なって、基板1の表面部
分にチャンネル光導波路5を形成し、(5)金属膜2を
すべてエッチングにより除去し、また必要に応じてその
後アニールし、(6)その上にAl等からなる導電性膜
7を成膜し、(7)この導電性膜7の上に、フォトリソ
法によりチャンネル光導波路5に対面する部分は除かれ
たレジスト8を残し、(8)次に上記レジスト8をマス
クとしてエッチングを行ない、導電性膜7のチャンネル
光導波路5に対面する部分を取り除く。
【0004】以上の処理により、各チャンネル光導波路
5の左右両側部分において導電性膜7が残るので、これ
らの導電性膜7を電極として用いれば、各チャンネル光
導波路5に電圧を印加することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の方法にお
いては、フォトリソ法により(7)のようにレジスト8
を残す際に、露光装置の精度や作業者の熟練度に起因す
るバラツキにより、フォトマスクを正確に所定位置に配
置することができない。そのため、電極(導電性膜)7
は図5に拡大して示すように、その縁部がチャンネル光
導波路5の縁部と整合する正規の位置から、アライメン
トエラーLだけずれて形成され、これが性能のバラツ
キ、ひいては歩留まりの低下の原因となっていた。
【0006】本発明は上記のような事情に鑑みてなされ
たものであり、プロトン交換チャンネル光導波路に電圧
を印加する電極を、その縁部がチャンネル光導波路の縁
部と整合する位置に精度良く形成することができる光導
波路素子の電極形成方法を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の光導
波路素子の電極形成方法は、プロトン交換時に光導波路
パターンを設定するためのマスクとして用いられた金属
膜を残しておいて、それを電極として利用するようにし
たものであり、具体的には請求項1に記載の通り、基板
表面に金属膜を成膜し、この金属膜を所定形状の開口が
残るようにエッチングし、この金属膜をマスクとして基
板表面にプロトン交換処理を施し、チャンネル光導波路
を形成した後、上記金属膜を、上記開口の縁部の少なく
とも一部を残して所定形状に加工して、チャンネル光導
波路に電圧を印加するための電極とすることを特徴とす
るものである。
【0008】本発明による第2の光導波路素子の電極形
成方法は、請求項2に記載の通り、上記第1の方法にお
いて、チャンネル光導波路を形成した後、その上に光学
薄膜を成膜し、電極を形成した後、その上側から該電極
に接続する結線用パッド電極を形成して、このパッド電
極とチャンネル光導波路との間に、上記光学薄膜からな
るバッファ層を設けることを特徴とするものである。
【0009】一方本発明による第3の光導波路素子の電
極形成方法は、プロトン交換時に光導波路パターンを設
定するためのマスクとして用いられた金属膜を残してお
いて、それを電極形状を規定するためのフォトマスクと
して利用するようにしたものであり、具体的には請求項
3に記載の通り、基板表面に金属膜を成膜し、この金属
膜を所定形状の開口が残るようにエッチングし、この金
属膜をマスクとして基板表面にプロトン交換処理を施
し、チャンネル光導波路を形成した後、上記金属膜の開
口の縁部の少なくとも一部を残したまま基板上にフォト
レジストを塗布し、次いで上記金属膜をフォトマスクと
して基板側から上記フォトレジストに露光し、このフォ
トレジストの感光した部分を除去した後、残ったフォト
レジストをマスクとして基板上に導電性膜を成膜し、次
いで上記金属膜、フォトレジストおよびその上に堆積し
ている導電性膜を除去し、残った上記導電性膜をチャン
ネル光導波路に電圧を印加するための電極とすることを
特徴とするものである。
【0010】本発明による第4の光導波路素子の電極形
成方法は、請求項4に記載の通り、上記第3の方法にお
いて、上記フォトレジストの感光した部分を除去した
後、残ったフォトレジストをマスクとして基板上に光学
薄膜および導電性膜をこの順に成膜し、次いで上記金属
膜、フォトレジストおよびその上に堆積している光学薄
膜と導電性膜とを除去し、残った上記導電性膜および光
学薄膜をそれぞれ、チャンネル光導波路に電圧を印加す
るための電極、該電極とチャンネル光導波路との間のバ
ッファ層とすることを特徴とするものである。
【0011】また本発明による第5の光導波路素子の電
極形成方法も、第3の方法と同様、プロトン交換時に光
導波路パターンを設定するためのマスクとして用いられ
た金属膜を残しておいて、それを電極形状を規定するた
めのフォトマスクとして利用するようにしたものであ
り、具体的には請求項5に記載の通り、基板表面に金属
膜を成膜し、この金属膜を所定形状の開口が残るように
エッチングし、この金属膜をマスクとして基板表面にプ
ロトン交換処理を施し、チャンネル光導波路を形成した
後、上記金属膜の開口の縁部の少なくとも一部を残した
まま基板上にフォトレジストを塗布し、次いで上記金属
膜をフォトマスクとして基板側から上記フォトレジスト
に露光し、このフォトレジストの感光しなかった部分を
除去した後、上記金属膜を除去し、残ったフォトレジス
トをマスクとして基板上に導電性膜を成膜し、次いで上
記フォトレジストおよびその上に堆積している導電性膜
を除去し、残った上記導電性膜をチャンネル光導波路に
電圧を印加するための電極とすることを特徴とするもの
である。
【0012】また本発明による第6の光導波路素子の電
極形成方法は、請求項6に記載の通り、上記第5の方法
において、チャンネル光導波路を形成した後、その上に
光学薄膜を成膜し、電極を形成した後、その上側から該
電極に接続する結線用パッド電極を形成して、このパッ
ド電極とチャンネル光導波路との間に、上記光学薄膜か
らなるバッファ層を設けることを特徴とするものであ
る。
【0013】
【作用および発明の効果】プロトン交換時に光導波路パ
ターンを設定するためのマスクとして用いられた金属膜
は、当然、その縁部がチャンネル光導波路の縁部と整合
している(図4の(4)参照)。したがってこの金属膜
から電極を形成し、あるいはこの金属膜を電極形状を規
定するためのフォトマスクとして利用すれば、電極の縁
部をチャンネル光導波路の縁部と精度良く整合させるこ
とができる。
【0014】それにより、本発明方法によれば、電極位
置精度が高くて性能バラツキが無い光導波路素子を安定
して製造可能となる。
【0015】そして本発明の方法では、高いアライメン
ト精度でフォトマスクを配設するような必要無しで、上
述のようにして位置精度の高い電極を簡単に形成可能で
あるので、高性能な装置を使用することなく歩留りおよ
び作業能率を向上させることができ、光導波路素子のコ
ストダウンも実現される。
【0016】なお上記第1および第5の方法によれば、
電極は、その縁部がチャンネル光導波路の縁部と整合す
る状態で、該光導波路に近接して形成される。そしてこ
のような電極に結線用パッド電極を接続する場合、この
パッド電極は比較的大きく形成されて、チャンネル光導
波路の上部にも位置するのが一般的であるが、第2およ
び第6の方法によれば、チャンネル光導波路とパッド電
極との間に容易にバッファ層を形成可能となる。
【0017】一方上記第3の方法によれば、電極は、そ
の縁部がチャンネル光導波路の縁部と整合する状態で、
該光導波路の直上に形成される。この場合も、第4の方
法によれば、チャンネル光導波路と電極との間に、容易
にバッファ層を形成可能となる。
【0018】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施例による光
導波路素子の電極形成方法の処理の流れを示すものであ
る。また図2は、この方法により電極が形成された光導
波路素子の平面形状を示している。
【0019】説明を容易にするため、まず完成した光導
波路素子について説明する。この光導波路素子は、例え
ばLiNbO3 の結晶からなる基板10の表面部分にY分
岐光導波路が2つ結合した形のチャンネル光導波路11が
設けられ、そしてこのチャンネル光導波路11の2本平行
して延びている部分の各々の左右側部に電極12、13、14
が形成されてなるものである。これらの電極12、13、14
は図示しない駆動回路に接続されて、各チャンネル光導
波路11に所定の電圧を印加するために使用される。
【0020】ここで電極12、13、14は、平面視状態でそ
れぞれの縁部が各チャンネル光導波路11の縁部と正確に
整合するように配設する必要がある。そうでなければ、
各チャンネル光導波路11に所定の電圧を印加することが
困難となる。
【0021】以下、このように電極12、13、14を配設可
能にした本発明の第1実施例による方法を、図1を参照
して説明する。なお、以下の説明では各工程に順次
(1)(2)(3)…の番号を付して示すが、これらの
番号は図1中の番号と対応している(以下、同様)。
【0022】(1)まず基板10上に、金属膜の一つであ
るCr膜20を成膜する。 (2)このCr膜20の上に、公知のフォトリソ法により
所定形状、すなわち、チャンネル光導波路11の形状に対
応する切欠き部分を有する形状としたフォトレジスト21
を残す。 (3)上記フォトレジスト21をマスクとして、Cr膜20
をエッチングする。それによりCr膜20は、レジスト21
の切欠き部分と同形状の開口22を有するようにエッチン
グされる。 (4)上記エッチングされたCr膜20をマスクとして、
プロトン交換およびアニールを行なって、基板10の表面
部分にチャンネル光導波路11を形成する。このチャンネ
ル光導波路11は、上記Cr膜20の開口22の形状に対応し
た形状のものとなる。
【0023】(5)公知のフォトリソ法により、Cr膜
20の上に所望の電極形状に対応した形状のフォトレジス
ト23を残す。なおこのレジスト23が形成された際の平面
形状を図3の(1)に示す。 (6)上記レジスト23をマスクとしてCr膜20をエッチ
ングし、このレジスト23に覆われていないCr膜20の部
分を除去し、次いでレジスト23を除去する。なおこのと
きの平面形状を図3の(2)に示す。
【0024】以上の処理により基板10上には、Cr膜20
からなる電極12、13、14が形成される。これらの電極1
2、13、14は、チャンネル光導波路11の形状を規定した
Cr膜20の開口22の縁部をそのまま残して形成されたも
のであるから、各電極12、13、14のチャンネル光導波路
11側の縁部は、該チャンネル光導波路11の側縁部と精度
良く整合するものとなる。
【0025】(7)次に結線用パッド電極を形成するた
めに、電極12、13、14の上からAl膜24を成膜する。 (8)上記Al膜24の上に、フォトリソ法により所定形
状のフォトレジスト25を残す。 (9)上記フォトレジスト25をマスクとしてAl膜24を
エッチングし、このレジスト25に覆われていないAl膜
24の部分を除去し、次いでレジスト25を除去する。この
ときの平面形状を図3の(3)に示す。以上の処理によ
り、Al膜24からなりそれぞれ電極12、13、14に接続し
たパッド電極26、27、28が形成される。
【0026】なお、上記(4)の工程におけるアニール
は省かれてもよい。このようなアニールがなされた場合
は、チャンネル光導波路11と基板10との屈折率差が小さ
くなって、チャンネル光導波路11が目視では全く認めら
れないこともある。そうなると、前述した従来方法では
フォトマスクを高いアライメント精度で所定位置に配設
することが非常に困難となるので、本発明方法が特に有
効である。
【0027】また上記工程(4)と(5)との間におい
て、背面露光法、リフトオフ法により、チャンネル光導
波路11とパッド電極27との間にSiO2 等からなるバッ
ファ層を配設することもできる。
【0028】さらにプロトン交換用マスク金属として
は、上記実施例におけるCrの他に、Ta、W等の、プ
ロトン交換に使用する酸に侵されない金属、あるいはそ
れらの合金、積層構造等を使用することができる。また
パッド電極材料としてはAlの他に、Cr、Ti、C
u、Ag、Au等の導電性金属あるいは合金、積層構造
等も適宜選択可能である。
【0029】次に図6および図7を参照して、本発明の
第2実施例について説明する。図6は、この第2実施例
の方法の処理の流れを示すものである。ここに図示され
る(1)、(2)、(3)、(4)までの工程、つまり
プロトン交換チャンネル光導波路11を形成するまでの工
程は、第1実施例におけるのと同じである。なお図6お
よび図7において、図1中のものと同等の要素には同番
号を付してあり、それらについての重複した説明は省略
する(以下、同様)。上記(4)の工程の後、 (5)Cr膜20の上にポジ型のフォトレジスト30を塗布
した後、基板10の裏面側にフォトマスク31を配してこの
マスク31越しに背面露光する。このときの平面形状を図
7の(1)に示す。図示されるようにフォトマスク31
は、中央部に電極長さを規定するための開口31aを有す
るものである。 (6)フォトレジスト30の、背面露光により感光した部
分、つまりチャンネル光導波路11に対面する部分を現像
により除去する。 (7)フォトレジスト30の上から、バッファ層となる光
学薄膜としてのSiO2膜32、電極となるCr膜33をこ
の順に成膜する。 (8)リフトオフによりCr膜20から上の部分を除去す
る。このときの平面形状を図7の(2)に示す。図示さ
れるように、各チャンネル光導波路11の真上部分のみに
SiO2 膜32、およびCr膜33が残る状態となるので、
これらのCr膜33をチャンネル光導波路11に電圧印加す
る電極34、35とする。 (9)次に結線用パッドを形成するために、電極34、35
の上からAl膜36を成膜する。 (10)上記Al膜36の上に、フォトリソ法により所定形
状のフォトレジスト37を残す。 (11)上記レジスト37をマスクとしてAl膜36をエッチ
ングし、このレジスト37に覆われていないAl膜36の部
分を除去し、次いでレジスト37を除去する。このときの
平面形状を図7の(3)に示す。以上の処理により、A
l膜36からなりそれぞれ電極34、35に接続したパッド電
極38、39が形成される。
【0030】以上のようにして形成された電極34、35の
側縁部は、フォトレジスト30に形成された切欠き30a
(図6の(6)参照)によって位置規定され、そしてこ
れらの切欠きは、チャンネル光導波路11の形状を規定し
たCr膜20の開口22(図6の(3)参照)の縁部によっ
て位置規定されたものであるから、結局各電極34、35の
側縁部はチャンネル光導波路11の側縁部と精度良く整合
するものとなる。
【0031】なお上記実施例の方法において、(9)〜
(11) のパッド電極形成工程をリフトオフに代えること
もできる。そのようにすれば、パッド電極形成において
エッチング処理が不要となるので、電極材料としてCr
以外の例えばAl等も使用可能となる。この点は第1実
施例の工程(7)〜(9)についても同様であり、その
場合は電極材料となるCr膜20をAl膜等と置換え可能
である。
【0032】次に図8および図9を参照して、本発明の
第3実施例について説明する。図8に示す工程(1)〜
(5)は、第2実施例の工程(1)〜(5)と同じであ
る。ただしこの場合は、ネガ型のフォトレジスト40が用
いられる。なおフォトマスク31も、第2実施例で用いら
れたものと同形状のものである。上記(5)の工程の
後、 (6)フォトレジスト40の、背面露光により感光しなか
った部分を現像により除去する。これにより、チャンネ
ル光導波路11に対面する部分のみにフォトレジスト40が
残る。 (7)次に上記フォトレジスト40をマスクとしてエッチ
ングを行ない、Cr膜20を除去する。このときの平面形
状を、図9の(1)に示す。 (8)次にAl膜41を成膜する。 (9)フォトレジスト40をリフトオフする。 (10)残っているAl膜41の上に、フォトリソ法により
所定形状のフォトレジスト42を残す。このときの平面形
状を図9の(2)に示す。 (11)上記フォトレジスト42をマスクとしてAl膜41を
エッチングする。
【0033】以上の処理により基板10上には、Al膜41
からなる電極43、44、45が形成される。このときの平面
形状を図9の(3)に示す。これらの電極43、44、45の
チャンネル光導波路11側の縁部は、フォトレジスト40に
よって位置規定され、そしてこのフォトレジスト40は、
チャンネル光導波路11の形状を規定したCr膜20の開口
22(図8の(3)参照)の縁部によって位置規定された
ものであるから、結局各電極43、44、45の側縁部はチャ
ンネル光導波路11の側縁部と精度良く整合するものとな
る。
【0034】なおこの場合も、第1実施例のものと同様
の結線用パッド電極を形成するのであれば、工程(4)
と(5)との間において、背面露光法、リフトオフ法に
より、チャンネル光導波路11と結線用パッド電極との間
にSiO2 等からなるバッファ層を配設することができ
る。また本実施例では、特に電極44がチャンネル光導波
路11の上部にも位置する形状とされているが、上述のよ
うなバッファ層を形成すれば、該電極44とチャンネル光
導波路11との間にもこのバッファ層が介装されることに
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の方法を工程を追って示す
説明図
【図2】上記第1実施例の方法によって電極が形成され
た光導波路素子を示す斜視図
【図3】上記第1実施例の方法により基板表面部の構造
が変化する様子を順次示す概略平面図
【図4】従来の光導波路素子の電極形成方法を工程を追
って示す説明図
【図5】従来方法によって形成された電極の位置ずれを
説明する概略図
【図6】本発明の第2実施例の方法を工程を追って示す
説明図
【図7】上記第2実施例の方法により基板表面部の構造
が変化する様子を順次示す概略平面図
【図8】本発明の第3実施例の方法を工程を追って示す
説明図
【図9】上記第3実施例の方法により基板表面部の構造
が変化する様子を順次示す概略平面図
【符号の説明】
10 基板 11 チャンネル光導波路 12、13、14、34、35、43、44、45 電極 20、33 Cr膜 21、23、25、30、37、40、42 フォトレジスト 22 Cr膜の開口 24、36、41 Al膜 26、27、28、38、39 パッド電極 31 フォトマスク 32 SiO2 膜(バッファ層)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板表面に金属膜を成膜し、 この金属膜を所定形状の開口が残るようにエッチング
    し、 この金属膜をマスクとして前記基板表面にプロトン交換
    処理を施し、チャンネル光導波路を形成した後、 前記金属膜を、前記開口の縁部の少なくとも一部を残し
    て所定形状に加工して、前記チャンネル光導波路に電圧
    を印加するための電極とすることを特徴とする光導波路
    素子の電極形成方法。
  2. 【請求項2】 前記チャンネル光導波路を形成した後、
    その上に光学薄膜を成膜し、 前記電極を形成した後、その上側から該電極に接続する
    結線用パッド電極を形成して、 このパッド電極と前記チャンネル光導波路との間に、前
    記光学薄膜からなるバッファ層を設けることを特徴とす
    る請求項1記載の光導波路素子の電極形成方法。
  3. 【請求項3】 基板表面に金属膜を成膜し、 この金属膜を所定形状の開口が残るようにエッチング
    し、 この金属膜をマスクとして前記基板表面にプロトン交換
    処理を施し、チャンネル光導波路を形成した後、 前記金属膜の開口の縁部の少なくとも一部を残したまま
    前記基板上にフォトレジストを塗布し、 次いで前記金属膜をフォトマスクとして基板側から前記
    フォトレジストに露光し、 このフォトレジストの感光した部分を除去した後、 残ったフォトレジストをマスクとして基板上に導電性膜
    を成膜し、 次いで前記金属膜、フォトレジストおよびその上に堆積
    している導電性膜を除去し、残った前記導電性膜を前記
    チャンネル光導波路に電圧を印加するための電極とする
    ことを特徴とする光導波路素子の電極形成方法。
  4. 【請求項4】 前記フォトレジストの感光した部分を除
    去した後、 残ったフォトレジストをマスクとして基板上に光学薄膜
    および導電性膜をこの順に成膜し、 次いで前記金属膜、フォトレジストおよびその上に堆積
    している光学薄膜と導電性膜とを除去し、残った前記導
    電性膜および光学薄膜をそれぞれ、前記チャンネル光導
    波路に電圧を印加するための電極、該電極とチャンネル
    光導波路との間のバッファ層とすることを特徴とする請
    求項3記載の光導波路素子の電極形成方法。
  5. 【請求項5】 基板表面に金属膜を成膜し、 この金属膜を所定形状の開口が残るようにエッチング
    し、 この金属膜をマスクとして前記基板表面にプロトン交換
    処理を施し、チャンネル光導波路を形成した後、 前記金属膜の開口の縁部の少なくとも一部を残したまま
    前記基板上にフォトレジストを塗布し、 次いで前記金属膜をフォトマスクとして基板側から前記
    フォトレジストに露光し、 このフォトレジストの感光しなかった部分を除去した
    後、 前記金属膜を除去し、 残ったフォトレジストをマスクとして基板上に導電性膜
    を成膜し、 次いで前記フォトレジストおよびその上に堆積している
    導電性膜を除去し、残った前記導電性膜を前記チャンネ
    ル光導波路に電圧を印加するための電極とすることを特
    徴とする光導波路素子の電極形成方法。
  6. 【請求項6】 前記チャンネル光導波路を形成した後、
    その上に光学薄膜を成膜し、 前記電極を形成した後、その上側から該電極に接続する
    結線用パッド電極を形成して、 このパッド電極と前記チャンネル光導波路との間に、前
    記光学薄膜からなるバッファ層を設けることを特徴とす
    る請求項5記載の光導波路素子の電極形成方法。
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