JP3027633B2 - レジストパターンの形成方法 - Google Patents

レジストパターンの形成方法

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JP3027633B2 JP3262277A JP26227791A JP3027633B2 JP 3027633 B2 JP3027633 B2 JP 3027633B2 JP 3262277 A JP3262277 A JP 3262277A JP 26227791 A JP26227791 A JP 26227791A JP 3027633 B2 JP3027633 B2 JP 3027633B2
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中村洋之
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、個別半導体、
LSI、超LSI等の高密度集積回路の製造の際のレジ
ストパターンの形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路等の高性能化、高
集積度化への要求は一層増大している。そのため、従来
の紫外線を用いたフォトリソグラフィーに代わって、電
子線、軟X線、イオンビーム等を用いるリソグラフィー
により、超微細なパターン加工技術を確立する努力が払
われている。特にフォトマスクの製造においては、すで
に電子線リソグラフィーが工業的に実用化されており、
ウェーハ基板への電子線の直接描画も試みられている。
しかしながら、半導体集積回路等の製造コストの問題か
ら、フォトリソグラフィーによる微細パターン形成に努
力が払われ、その中で、現在、フォトマスクの改良とし
て位相シフトフォトマスクの開発が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位相シ
フトフォトマスクには開発しなければならない課題が多
く、実用化には至っていない。
【0004】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、位相シフトフォトマスク上の
位相シフターに相当するパターンを、半導体基板等に塗
布したレジストの上に形成することにより、通常のフォ
トリソグラフィーでは転写できない超微細なレジストパ
ターンを形成する方法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するべ
く種々研究の結果、基板上へ2層のレジストを塗布し、
上層レジストをパターンニングした後に、可視光、紫外
線又はX線を用いて下層レジストを加工する際に、該上
層レジストパターンを可視光、紫外線又はX線の位相シ
フト層として利用することによって上記問題点を解決し
得ることを見い出して、本発明を完成したものである。
【0006】すなわち、本発明のレジストパターンの形
成方法は、基板上へ感光波長特性又は感光電離放射線特
性の異なる2種以上のレジストを順次塗布し、順次異な
る波長の光又は電離放射線を用いて各レジスト層を露光
し、パターニングして行くことを特徴とする方法であ
る。
【0007】この場合、基板上へ2層のレジストを塗布
し、上層レジストのパターニング後に、可視光、紫外線
又はX線を用いて該上層レジストパターンを介して下層
レジストを露光するようにし、その露光の際に、該上層
レジストパターンを該可視光、紫外線又はX線に対する
位相シフト層として利用し、該上層レジストパターンの
エッジ部の遮光効果により該下層レジストにパターンを
形成するようにするのが、最も典型的なレジストパター
ンの形成方法である。
【0008】なお、この特定の可視光、紫外線又はX線
に対して、下層レジストは高感度のレジストを、上層レ
ジストは低感度のレジストをそれぞれ用いるのが望まし
く、場合によっては、上層レジストと下層レジストの間
に、金属、無機物もしくは有機物の中間層を介するよう
にするのが望ましい。
【0009】
【作用】本発明においては、基板上のレジストパターン
形成において、基板上の下層レジストの上に、直接光転
写用位相シフターパターンを形成し、その位相シフター
パターンのエッジ部の遮光効果により下層レジストにパ
ターンを形成するようにすることにより、位相シフトフ
ォトマスクを用いずに、超微細なレジストパターンを形
成することができる。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を説明する前に、本発明の方
法の基本となる位相シフト法の原理を簡単に説明する
と、空間的に直線(曲線の場合も同様)を境にして照射
光の位相が相互に180°又はその奇数倍異なるように
透明媒質に段差を設けて、その光を照射すると、その直
線に近接して後側に配置した感光層には、その直線に対
応する照射波長オーダより微細な未感光領域ができるの
で、超微細なレジストパターン等を形成することができ
るという方法である。本発明はこのような位相シフト法
を利用してレジストパターンを形成しようとするもので
ある。
【0011】以下、本発明の実施例について、図面を参
照にして説明する。本発明のレジストパターンの形成方
法を利用して、GaAsウェーハ基板を用いたHEMT
(高電子移動度トランジスタ、High Electoron Mobili
ty Transistor )デバイスのゲートを以下の手順で作成
することにする。
【0012】まず、図1(a)に示すように、半絶縁性
GaAs基板1、高純度GaAsエピタキシャル層2、
n型AlGaAs層3を順次成膜後、ソース、ドレイン
両電極金属(AuGe−Au)4、5を真空蒸着、形成
し、層2と層3の間に形成される2次元電子チャンネル
6とオーミック接触を得るために、合金化を行う。
【0013】次に、図1(b)に示すように、その上に
スパッタリング法によりAlからなる0.3μm厚のゲ
ート金属層7を成膜する。
【0014】次に、図1(c)に示すように、ノボラッ
ク樹脂を主成分とするi線レジスト(商品名:東京応化
(株)製TSMR−365iB)をスピン塗布し、それ
をホットプレートにて110℃で90秒間プリベーキン
グし、膜厚0.7μmの下層レジスト膜8を得た。次い
で、ノボラック樹脂を主成分とするg線レジスト(商品
名:東京応化(株)製OFPR−5000)をスピン塗
布し、それをホットプレートにて110℃で90秒間プ
リベークし、膜厚約0.45μmの上層レジスト膜9を
得た。この膜による位相遅れは、膜がない部分に比較し
て、i線波長の2分の1(180°)に相当するもので
ある。
【0015】次に、図1(d)に示すように、ゲート位
置を境にしてソース側(又は、ドレイン側)の上層レジ
スト膜9のみをg線ステッパにて露光し、アルカリ系現
像液(商品名:東京応化(株)製NMD−W)にて現像
し、上層レジストパターン10を得る。
【0016】次に、図1(e)に示すように、フォトマ
スク11を用いて、i線ステッパによりソース電極4と
ドレイン電極5の間の下層レジスト膜8をi線12で露
光すると、上層レジストパターン10がi線12に対す
る位相シフト層(位相シフター)として作用し、上層レ
ジストパターン10のエッジ部は微細な遮光部となり、
また、フォトマスク11のクロムパターンも遮光部とな
り、下層レジスト膜8のそれ以外の部分が感光され、i
線12による感光部分13になる。
【0017】次いで、図1(f)に示すように、全面に
g線14を照射し、アルカリ系現像液(商品名:東京応
化(株)製NMD−W)にてg線で感光した上層レジス
トパターン部15を現像除去し、同時に、下層レジスト
膜8のi線12による感光部分13を現像除去すること
により、図1(g)に示すように、0.2μm幅のゲー
ト用レジストパターン16が形成される。
【0018】次に、図1(h)に示すように、ゲート用
レジストパターン16をマスクとして、反応性イオンエ
ッチング(Reactive Ion Etching)装置を用いてSiC
4 プラズマによりゲート金属層7をエッチング後、有
機溶剤にてレジストパターン16を除去し、図1(i)
に示すような0.2μm幅のゲート電極17を形成する
ことができる。
【0019】以上、i線レジストとg線レジストの2層
を用いて、位相シフト法によりHEMTの微細なゲート
用のレジストパターンを作成する本発明の実施例につい
て説明してきたが、本発明はこの実施例に限定されず種
々の変形が可能である。例えば、位相シフト層を形成す
る上層レジストとして、g線以外の可視光、紫外線、X
線、電子線、イオン線等に感光するレジストを用いるこ
とができる。また、下層レジストとしては、可干渉な可
視光、紫外線、X線に感光するのもであればよい。な
お、その原理上、上層レジストと下層レジストとは、感
光する波長又は電離放射線が相互に異なるものでなけれ
ばならない。また、上層レジストは、下層レジストが感
光する光又は電離放射線を透過する特性を備えていなけ
ればならない。
【0020】ところで、レジストを2層重ねて塗布する
と、その層の間でレジストの混ざり合い(intermixing
)が生じ、形成されるレジストパターンの分解能が低
下する等の問題が生じることがある。これを防ぐには、
上層レジストと下層レジストの間に、金属、無機物もし
くは有機物の中間層を介するようにすればよい。
【0021】以上の説明から明らかなように、本発明の
レジストパターンの形成方法によれば、基板上のレジス
トパターン形成において、基板上の下層レジストの上
に、直接光転写用位相シフターパターンを形成し、その
位相シフターパターンのエッジ部の遮光効果により下層
レジストにパターンを形成するようにすることにより、
位相シフトフォトマスクを用いずに、超微細なレジスト
パターンを形成することができる。
【0022】なお、段差の大きな基板においても、下層
レジストによって表面を平坦化し、その上に上層レジス
トを塗布し、上層レジストを通常のフォトリソグラフィ
でパターンニングした後、焦点深度の余裕の大きな位相
シフト法で下層レジストパターンを形成することができ
るという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1A】本発明によるレジストパターンの形成方法を
HEMTデバイスのゲートパターン作成方法に適用した
場合の実施例のプロセスを示す断面図である。
【図1B】本発明によるレジストパターンの形成方法を
HEMTデバイスのゲートパターン作成方法に適用した
場合の実施例のプロセスを示す断面図である。
【図1C】本発明によるレジストパターンの形成方法を
HEMTデバイスのゲートパターン作成方法に適用した
場合の実施例のプロセスを示す断面図である。
【符号の説明】
1…半絶縁性GaAs基板 2…高純度GaAsエピタキシャル層 3…n型AlGaAs層 4…ソース電極 5…ドレイン電極 6…2次元電子チャンネル 7…ゲート金属層 8…下層レジスト膜 9…上層レジスト膜 10…上層レジストパターン 11…フォトマスク 12…i線 13…i線による感光部 14…g線 15…g線による感光部 16…ゲート用レジストパターン 17…ゲート電極
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−21681(JP,A) 特開 昭64−47085(JP,A) 特開 昭63−70425(JP,A) 特開 昭62−198855(JP,A) 特開 平2−4262(JP,A) 特開 昭62−165651(JP,A) 特開 昭63−157421(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03F 7/00 - 7/42

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板上へ感光波長特性又は感光電離放射
    線特性の異なる2種以上のレジストを順次塗布し、順次
    異なる波長の光又は電離放射線を用いて各レジスト層を
    露光し、パターニングして行くことを特徴とするレジス
    トパターンの形成方法において、前記基板上へ2層のレ
    ジストを塗布し、上層レジストのパターニング後に、可
    視光、紫外線又はX線を用いて該上層レジストパターン
    を介して下層レジストを露光するようにし、その露光の
    際に、該上層レジストパターンを該可視光、紫外線又は
    X線に対する位相シフト層として利用し、該上層レジス
    トパターンのエッジ部の遮光効果により該下層レジスト
    にパターンを形成するようにしたことを特徴とするレジ
    ストパターンの形成方法。
  2. 【請求項2】 該可視光、紫外線又はX線に対して、下
    層レジストは高感度のレジストを、上層レジストは低感
    度のレジストをそれぞれ用いることを特徴とする請求項
    1記載のレジストパターンの形成方法。
  3. 【請求項3】 上層レジストをポジ型のレジストとした
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のレジストパター
    ンの形成方法。
  4. 【請求項4】 上層レジストと下層レジストの間に、金
    属、無機物もしくは有機物の中間層を介することを特徴
    とする請求項1から3の何れか1項記載のレジストパタ
    ーンの形成方法。
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