JPH04341035A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JPH04341035A
JPH04341035A JP3140732A JP14073291A JPH04341035A JP H04341035 A JPH04341035 A JP H04341035A JP 3140732 A JP3140732 A JP 3140732A JP 14073291 A JP14073291 A JP 14073291A JP H04341035 A JPH04341035 A JP H04341035A
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JP3140732A
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Tatsuki Inuzuka
達基 犬塚
Yasuyuki Kojima
康行 小嶋
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信端末装置に係り、
特に、有線、無線にかかわらず、データ伝送を行う機能
を有する通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、通信端末装置が相互に通信を行
う場合、送信側及び受信側の端末装置は、それぞれの間
の端末能力に互換性がないと通信を行うことができない
。このため、従来技術による端末装置は、端末能力の互
換性を保持するために、標準方式という制約を設けて構
成され、これにより相互間の通信が可能にされていた。
【0003】例えば、ファクシミリに関する標準方式と
して、CCITT(THE INTERNATIONA
L TELEGRADH AND TELEPHONE
 CONSULTATIVE COMMITTEE、国
際電信電話談門委員会)が制定したTシリーズ勧告と呼
ばれるものが知られている。この標準方式は、ファクシ
ミリ通信における、画面サイズ、伝送速度、符号化方式
等についての標準を定めたものである。
【0004】図2はG3ファクシミリにおける通信手順
を示す図であり、前述したCCITTにより標準方式と
して勧告されたものである。この手順は、既にファクシ
ミリ装置で使用されているものであるので、ここでは、
その説明を省略する。
【0005】このような標準方式を用いることにより、
送信側及び受信側の端末装置の端末能力を厳密に一致さ
せることができ、端末装置相互間の通信において、送信
側の意図した情報を、受信側で正確に再現させることが
できる。
【0006】前述では、ファクシミリ端末の標準方式の
例について説明したが、デジタル網を利用したテレマテ
ィクス端末においても、同様に、端末能力を一致させる
必要がある。そして、能力の異なる各種の端末装置間で
、能力の一致する端末との通信を可能にするために、端
末能力の確認を行う標準的手順が、プロトコルという形
式で、前記CCITTにより勧告されまとめられている
【0007】一方、複数の地点間(多地点間)で通信を
行う、TV会議システム、あるいは、マルチメディア端
末等については、現時点では、端末能力の確認等の標準
的手順をまとめたプロトコルは確定していないが、近い
将来、同様のCCITT勧告になると考えられる。
【0008】また、本発明に関連する他の従来技術とし
て、例えば、特開昭62−226766号公報、特開昭
64−81573号公報等に記載された技術が知られて
いる。これらの従来技術は、例えば、ファクシミリにお
ける画像伝送において、受信側装置のメモリ容量が不足
した場合に、他の装置のメモリを使用するものであり、
また、受信側装置が何らかの理由により受信不能の場合
に、送信側装置が、予め定められたグループ内の他の装
置を選択し、選択した装置を受信側装置としてデータの
送信を行うようにしたものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
いずれも、通信の開始に先立ち、端末装置相互の端末能
力の一致の確認を行い、一致する端末能力が相互間に成
り立たない場合には、その後の通信を開始することがで
きないという問題点を有している。
【0010】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、相互に通信を行う端末装置の端末能力一致しな
い場合にも、仮想的な互換性を実現することにより、相
互に通信を行うことを可能にした通信端末装置を提供す
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、通信端末装置に、その端末能力として、■通信端末
装置が基本的に備えている複数の端末能力、■通信端末
装置が前記■の中から実際に使用する端末能力、■通信
端末装置が他の機器の端末能力を統合して実現すること
のできる端末能力の中の1つの端末能力、あるいは、複
数の端末能力を設定する手段を備え、該手段を用いて、
通信のための互換性に関する情報を管理するようにする
ことにより達成される。
【0012】また、前記目的は、通信端末装置に、その
端末能力として、■機器として備えなくても、ソフトウ
ェアによって擬似的に実現(エミュレート)することの
できる端末能力、■実時間処理が不可能であっても、オ
フライン処理によって実現することのできる端末能力の
中の1つあるいは両者の端末能力を設定する手段を備え
、該手段を用いて、通信のための互換性に関する情報を
管理するようにすることにより達成される。
【0013】さらに、前記目的は、通信端末装置に、伝
送する情報を、端末能力に依存しない形式に符号化ある
いは復号化する手段を設け、相手端末との端末能力が合
致する範囲内で通信を行うようにすることにより達成さ
れる。
【0014】
【作用】通信端末装置は、前述した手段のいずれかを用
いることにより、相互に通信を行う通信端末装置の端末
能力が厳密に一致しない場合にも、仮想的な互換性を設
定することができ、これにより、通信端末装置相互間の
通信を行うことができる。
【0015】
【実施例】以下、本発明による通信端末装置の実施例を
図面により詳細に説明する。
【0016】図1は本発明により、通信端末装置相互間
の仮想的互換性を実現する概念を説明する図、図3は端
末能力の例を説明する図である。
【0017】まず、図3を参照して端末能力について説
明する。端末能力は、例えば、データ形式、画面構成、
画素データ、表示能力等であり、通常の端末装置におけ
る端末能力は、これらの少なくとも1つにより構成され
ている。
【0018】そして、データ形式は、端末装置相互間伝
送送受信されるデータが、キャラクタコード、画素デー
タあるいは符号化データのいずれかであり、それぞれの
データ形式に対して、コード方式、符号化方式等がその
能力として定められる。
【0019】画面構成は、画面を構成する画素数であり
、その能力として、画面サイズ、線密度等が定められる
【0020】画素データは、各画素が表示可能な色数、
その色を表すビット数等であり、その能力として、白黒
2値、マルチカラー、フルカラー等が定められる。
【0021】表示能力は、表示可能な画面の画素数であ
り、縦横の画素数によりその能力が定められる。
【0022】図1は通信端末装置Xと通信端末装置Aと
が相互に通信を行うものとして、前述した本発明による
端末能力の仮想的互換性を実現することを説明するもの
であり、以下、図1を参照して端末能力の互換性を実現
する方法を説明する。
【0023】(1)端末能力の統合化 図1(a)において、通信端末装置Aが、他の機器B、
C、D、……等との間で相互にデータ転送を行う能力を
有している場合、通信端末装置Aは、自装置には備えら
れていないが、他の機器B、C、D、……等が備えてい
る端末能力を、あたかも端末装置A自身の端末能力とし
て統合して設定することが可能である。すなわち、通信
端末装置Aは、他の機器B、C、D、……等との間でデ
ータ転送を行うことにより、自装置が備えていない端末
能力を、他の機器B、C、D、……等に代行させること
ができる。
【0024】これにより、通信端末装置Aは、通信を行
う相手の通信端末装置Xに対して、通信端末装置Aの端
末能力を、A、B、C、D、……等の端末能力を統合し
た形式で通知し、相互通信のための端末能力の確認を図
ることができる。
【0025】図4は構内交換機(PBX)等のネットワ
ークを介して通信端末Aと他の機器B、C、D、……等
との間のデータ転送を行い、通信端末装置Aが端末能力
の統合を行うことを説明する図である。
【0026】図4(a)においては、通信端末装置Aが
画像情報を受信可能であるが、その画像を記録出力する
ことができない場合、通信端末装置Aが、機器Bが持つ
記録出力機能をあたかも自装置が持つものとして、通信
端末装置Xとの間で通信を行い、受信画像情報を機器B
に転送して、機器Bに受信画像の記録出力を代行させる
ようにして端末能力の統合を行うことを示している。
【0027】図4(b)においては、前述と同様に、デ
ータの蓄積を、機器Cに代行させるようにして端末能力
の統合を行うことを示している。
【0028】図4(c)においては、機器Dが、PBX
からの指示により、直接通信端末装置Xと通信を行うこ
とにより端末能力の統合を行うことを示している。
【0029】図4(d)においては、通信端末装置Aを
ネットワークのフロントエンド装置として動作させるよ
うにし、通信端末装置Aにネットワーク内の全ての機器
との間でデータの転送を行うことを可能にさせて端末能
力の統合を行うことを示している。
【0030】前述した通信端末装置Aと他の機器B、C
、D、……等との間のデータ転送の手段は、PBX等を
介した電話網による接続、ローカルエリアネットワーク
による接続、あるいは、RS232C等による直接的な
接続手段等を利用することができるが、本発明は、これ
らの接続手段に依存するものではない。
【0031】前述において、機器B、C、D、……等の
能力を、通信端末装置Aの端末能力に統合化する手段は
、前述したようなデータ転送手段を用いて、機器B、C
、D、……等の機器能力に関する情報を、通信端末装置
Aに通知することにより実現することができ、あるいは
、これらの通信端末装置、機器等を管理する管理者が、
操作手順に基づき、通信端末装置A内に設定するように
してもよい。
【0032】また、機器B、C、D、……等の中に、通
信端末装置Aと同様の通信能力を有する機器がある場合
、その機器と相手通信端末装置Xとが通信を行うことが
できるように接続を行う手段を、通信端末装置Aに備え
るようにすることによっても、前述した端末能力の統合
化と同様の効果をあげることができる。
【0033】前述したように、通信端末装置Aは、A自
身、及び、装置Aに接続可能な機器の能力を使用して、
自装置に備えられていない端末能力に関して、通信相手
の端末装置に通知して、通信を行うことが可能である。
【0034】図5は前述ような端末能力に関する情報を
統合するために使用するテーブルを説明する図である。
【0035】各通信端末装置及び機器の端末能力は、図
5に示すようなテーブルに格納保持することにより管理
される。このテーブルは、図5に示すように、端末装置
対応に、図3により説明した端末能力を記述して構成さ
れている。
【0036】そして、このように構成されるテーブルは
、図4の場合、PBX内に共通に備えられてもよく、通
信端末装置に個別に備えられてもよく、さらに、図示し
ないセンタ装置等に備えられてもよい。また、テーブル
の内容は、予め決められていてもよく、また、他の機器
の端末能力を統合して通信を行おうとする通信端末装置
が、自装置の端末能力の不足を認識したとき、他の機器
に問合せて作成してもよい。このようなテーブルの形式
で、端末能力保持する手段を備えておくことにより、通
信端末装置は、前述したような処理を実行することがで
きる。
【0037】前述では、テーブル内に各通信端末装置及
び機器の端末能力を保持して管理するとしたが、端末能
力を統合管理することができるものであれば、どのよう
な手段を使用してもよい。
【0038】(2)端末能力の仮想化 図1(b)に示すように、通信端末装置Aに接続されて
いる機器Yのソフトウェア及びハードウェアの組み合わ
せにより、通信端末装置Aの能力の1部を代替して実行
できる場合には、通信端末装置Aは、通信端末装置A自
身の能力として、機器Yの能力を仮想的に設定すること
ができる。そして、通信端末装置Aは、通信相手端末装
置Xに対して、通信端末装置Aの端末能力を、装置A及
び機器Yの組み合わせにより実現することのできる能力
として通知し、相互通信のための端末能力の確認を行う
ことができる。
【0039】図6は前述した通信端末装置Aと機器Yと
の構成例を示すブロック図である。
【0040】図示例は、通信端末装置Aがファクシミリ
装置であり、接続される機器Yが、例えば、パーソナル
コンピュータ、あるいは、ワークステーションと呼ばれ
る装置、あるいは、これらと同等の機能を有する装置で
ある。図6に示す通信端末装置Aと機器Yとの構成は、
公知の構成であるので、その説明を省略するが、通信端
末装置Aと機器Yとは、外部インタフェース(IF)を
介して相互に接続されており、通信端末装置Aは、機器
Yのソフトウェア及びハードウェアの組み合わせて得る
ことのできる端末能力を自装置の能力として実行するこ
とができる。
【0041】例えば、通信端末装置Aであるファクシミ
リ装置の再生画面サイズがA4サイズのみであるような
場合、通信端末装置Aは、機器Yに備えられているディ
スプレイに受信した画像を表示することを前提にし、画
面スクロール等によって再生画面サイズがA4以外も可
能であるとして、自通信端末装置Aの端末能力を仮想的
に設定することができる。
【0042】また、同様に、通信端末装置Aは、符号化
方式、線密度等の端末能力を、仮想的に設定することが
できる。
【0043】(3)情報の階層化 図1(c)は通信端末装置Xから通信端末装置Aにデー
タを転送する場合に、様々な端末能力に対応した階層性
を持たせたデータ形式とすることにより、通信端末装置
Xと通信端末装置Aとの端末能力が厳密に一致しなくて
も、データ伝送の互換性を保ってデータ伝送を行うこと
ができることを説明する図である。
【0044】例えば、送信側の通信端末装置Xが、10
00×1000画素の画像データを送信したいのに対し
て、受信側の通信端末装置Aの表示能力が500×50
0画素しかない場合、両端末装置は、画素構成に関する
端末能力が不一致となる。このような場合、■送信側が
、画素構成を修正して送信する。■受信側が、画素構成
を修正して表示する。という2つの方法により、両端末
装置は、画素構成に関する端末能力を一致させて画像情
報の送受信を行うことができるが、さらに、■送信する
画像データを、250×250、500×500、10
00×1000画素というような階層的なデータとして
、送信側となる端末送信が、これらの画像データの伝送
を行うようにすれば、受信側端末送信は、その端末能力
に一致するまでの情報を用いて、画像データを受信し再
生表示することができる。
【0045】前述したようなデータの階層化は、例えば
、前記CCITTで検討されている階層的符号化方式を
採用することにより実現することができる。
【0046】前述では、画像データの伝送における画素
構成に関してであったが、画像データの1画素あたりの
ビット数で表わされる階調レベルについても、同様にデ
ータの階層化を行って、送信側装置及び受信側装置の端
末能力を一致させることができる。
【0047】すなわち、送信側装置が、画像データの各
画素の階調レベルを中間調レベルで伝送し、受信側装置
が、2値記録の1つである誤差拡散法により、擬似中間
調で記録するようにする。これにより、たとえ、送信側
装置と受信側装置の端末能力に不一致がある場合にも、
相互通信を実現することができる。
【0048】同様に、送信側装置がフルカラー画像を伝
送する能力を持ち、受信側装置が白黒表示しかできない
ような場合でも、両端末装置の端末能力の不一致のまま
、相互に通信を開始することができる。この点は、カラ
ーテレビジョン放送における白黒受像機によるカラー放
送の受信とよく似ているが、通信端末装置においては、
端末能力の確認を通信に先立ち実行する手順がとられる
点が相違している。
【0049】以上では、1対1の通信における端末能力
の統合化、端末能力の仮想化、情報の階層化について説
明したが、通信端末装置相互を接続するネットワークの
構成としては、図7に示すように、1対1、1対n、n
対n等の形態がある。以下、これらの通信形態に対応す
る端末能力の統合化、端末能力の仮想化、情報の階層化
について説明する。
【0050】(1)1対1 これは、図1により既に説明した通りである。
【0051】(2)1対n 通信端末装置Xが、複数の通信端末装置A、B、C、…
…等に対して、同一の情報を同時に伝送する場合である
。このような場合に、各通信端末装置の端末能力の一致
を、通信開始のための条件とすれば、通信端末装置Xは
、通信端末装置A、B、C、……等の全てに対して、端
末能力の確認を行うことが必須となる。
【0052】従って、ファクシミリ通信等の場合には、
通信毎に画面サイズ等が異なるため、通信に先立って全
通信相手端末装置の端末能力の確認が必要となり、この
例の場合のように、1対n型の通信を確実に行うために
受信側装置の端末能力が全て一致することが要求される
ことになるので、従来技術の場合には、端末能力の確認
のための手順が複雑になり、端末能力を一致させるため
の装置コストも上昇することになる。
【0053】しかし、前述したような本発明による、(
1)端末能力の統合化、(2)端末能力の仮想化、(3
)情報の階層化の1つあるいは複数を組み合わせて使用
することにより、本来の端末能力の1部に不一致がある
場合にも、1対nの通信を行うことが可能となる。
【0054】(3)n対n 複数の通信端末装置が相互に接続され、それぞれの端末
装置が送信と受信とを行う場合である。この場合、従来
技術のように、各端末装置の端末能力の一致が通信の開
始の条件であるならば、それぞれの通信端末装置が、相
手となる通信端末装置の全てに対して、端末能力の一致
の確認を行う必要がある。
【0055】しかし、前述したような本発明による、(
1)端末能力の統合化、(2)端末能力の仮想化、(3
)情報の階層化の1つあるいは複数を組み合わせて使用
することにより、本来の端末能力の1部に不一致がある
場合にも、n対nの通信を開始することができる。
【0056】図8は今まで述べてきた手段を用いて、P
BX(構内交換機)に各種の通信端末装置を収容し、こ
れらを相互に接続すると共に、外部ネットワークに収容
されるたの端末装置との接続を可能としたシステム構成
の一例を示すブロック図である。
【0057】図8において、PBXと外部ネットワーク
とは、アナログ回線(電話回線)、ISDN(Inte
grated Services Digital N
etwark)、あるいは、他のデジタル回線等を利用
して接続することができる。また、構内ネットワークは
、PBXからの信号線をアナログ網、デジタル網等とし
て構成することができる。
【0058】そして、図8に示すような構内ネットワー
クに接続されている各種の通信端末装置の端末能力を管
理する機能は、PBXあるいは1部の通信端末装置に備
えるようにすることができ、これにより、外部ネットワ
ークからの通信の要求に対して、対応する通信端末の選
択等の処理を行うことにより、端末能力の互換性を最大
限に向上させ、端末能力の不一致を最小限に抑え、通信
開始の拒絶等の問題を回避することができる。
【0059】図9は前述のようなシステム構成例を用い
た場合の通信手順の1例を示す図である。
【0060】図9において、端末能力の設定を行う通信
端末装置は、直接通信を実行する端末装置である場合と
、前述したように端末能力の管理を行う機器である場合
とがあり得る。この場合、通信を開始するに適した通信
端末が、その時点で他の目的に使用中であれば、1時的
な端末能力の再設定を行うことにより、送信不良等の問
題に前もって対処することができる。
【0061】図10はマルチメディア端末装置の例を示
す図であり、この種マルチメディア端末装置は、ディジ
タルデータ、音声信号、動画像情報、カラー静止画情報
、白黒静止画情報の送受信を行うことが可能である。
【0062】そして、このようなマルチメディア端末、
TV会議システム等は、1つの通信を開始するにあたり
判断すべき端末能力の項目が複数に渡ることがあるが、
このような場合にも、本発明による前述した端末能力の
統合化、端末能力の仮想化、情報の階層化を利用して通
信を行うことにより、端末能力の一部に不一致の項目が
あっても、通信を開始させることができ、多くの利点を
得ることができる。
【0063】すなわち、本発明による端末能力の統合化
、端末能力の仮想化、情報の階層化を利用することによ
り、■端末能力の確認に要する手順を少なくすることが
でき、通信を迅速に開始させることができる。■全ての
端末能力を一致させる必要がないので、1部の通信端末
を安価な装置構成とすることができる。
【0064】■端末能力が一致した機能のみで、とりあ
えず通信を開始し、他の機能を補助的に利用することが
できる。等の利点を得ることができる。
【0065】前記■の具体例として、例えば、会社機構
の中で、本社と複数の支社とを接続する会議システムを
挙げることができる。この場合、本発明を使用すること
により、本社と支社のシステム構成を完全に一致させる
必要がないため、支社のシステムを簡易化して、支社に
おける装置コストの低減を図ることができる。また、1
部装置に故障等が生じた場合にも、全ての通信が不能に
なるというような支障を受けることを回避することがで
きる。
【0066】図11は外部ネットワークを利用した複数
の通信端末を備えるシステム構成例を示すブロック図で
ある。
【0067】図示のシステム例において、外部ネットワ
ークとしては、公衆電話回線網、ISDN網、社内ネッ
トワーク等を使用することが可能である。また、このよ
うなネットワークに収容される通信端末装置は、TV会
議システム、モデムを介したワークステーション、図1
0により説明したようなマルチメディア端末装置、図8
により説明したPBXを使用したネットワークシステム
等であってよい。
【0068】このように構成されるシステムに収容され
る通信端末装置が、音声、動画像、静止画像データ等を
用いて相互通信を実行する場合、前述した本発明による
端末能力の統合化、端末能力の仮想化、情報の階層化を
利用すれば、 (1)システムに収容される通信端末装置の構成の全て
を同一にする必要がない。 (2)全ての通信端末において、その端末能力を一致さ
せる必要がない。 (3)1部機器の故障時に、機器能力の分散によるバッ
クアップが可能である。等の効果を得ることができ、装
置コストの低減を図ることができ、故障時のバックアッ
プを容易に行うことができる。
【0069】図12〜図15は通信端末装置Xと通信端
末装置Aとの間で通信を行う場合の動作を説明するシー
ケンスであり、次に、これらの図を参照して、前述した
本発明による端末能力の統合化、端末能力の仮想化、情
報の階層化を利用し、例えば、図8に示すようなシステ
ムにおける外部ネットワークに接続された通信端末装置
XとPBXに接続された通信端末装置Aとの間で通信を
行う場合の動作を説明する。
【0070】(1)端末能力が一致する場合端末装置X
から端末装置Aに呼設定が行われると、端末装置Aは、
自己の端末能力を装置Xに送信表示する。これを受けた
装置Xは、装置Aの端末能力と自装置の端末能力を比較
し、X≦Aである場合、自装置Xの端末能力を装置Aに
送信指示し、その後、情報の転送を行う。情報の転送終
了後、装置Aから情報受信の確認信号が装置Xに送られ
、これにより、装置Xは、呼切断を実行する。
【0071】(2)端末能力が一致しない場合端末装置
Xから端末装置Aに呼設定が行われると、端末装置Aは
、自己の端末能力を装置Xに送信表示する。これを受け
た装置Xは、装置Aの端末能力と自装置の端末能力を比
較する。この比較の結果、端末能力の一致が得られず、
X≠Aとなった場合、装置Xは、直ちに呼切断を実行す
る。
【0072】(3)通信開始前に、端末能力の統合化を
行う場合 端末装置Aは、予め、自装置が統合したい端末能力を持
つ補助端末装置Bに対してPBXを介して呼設定を行い
、装置Bから送られる端末能力を受信して、自己の端末
能力として登録し、装置Bとの間の呼を切断する。
【0073】その後、装置Aは、装置Xからの呼設定が
行われると、自己の端末能力として、本来装置Aが備え
る端末能力と、前述で登録した装置Bの端末能力、すな
わち、AorBを自己の端末能力として装置Xに表示す
る。これを受けた装置Xは、装置Aの端末能力と自装置
の端末能力を比較し、X≦AorBである場合、自装置
Xの端末能力を装置Aに送信指示し、その後、情報の転
送を行う。情報の転送終了後、装置Aから情報受信の確
認信号が装置Xに送られ、これにより、装置Xは、呼切
断を実行する。
【0074】(4)通信開始時に、端末能力の統合化を
行う場合 端末装置Xから端末装置Aに呼設定が行われると、端末
装置Aは、自装置が統合したい端末能力を持つ補助端末
装置Bに対してPBXを介して呼設定を行い、装置Bか
ら送られる端末能力を受信して、自己の端末能力として
登録し、装置Bとの間の呼を切断する。
【0075】その後、装置Aは、自己の端末能力として
、本来装置Aが備える端末能力と、前述で登録した装置
Bの端末能力、すなわち、AorBを自己の端末能力と
して装置Xに表示する。これを受けた装置Xは、装置A
の端末能力と自装置の端末能力を比較し、X≦AorB
である場合、自装置Xの端末能力を装置Aに送信指示し
、その後、情報の転送を行う。情報の転送終了後、装置
Aから情報受信の確認信号が装置Xに送られ、これによ
り、装置Xは、呼切断を実行する。
【0076】(5)交換機が、予め端末能力の統合化を
行う場合 PBXは、該PBXに収容されている端末装置A及び他
の補助端末装置B等に対して呼設定を行い、予めこれら
の端末装置からその端末能力を送信させ、登録しておく
。その後、通信端末装置XからPBXに対し、端末装置
A宛の呼設定があると、PBXは、端末装置Aの端末能
力として、AorBを端末装置Xに表示する。これを受
けた端末装置Xは、表示された端末能力と自装置の端末
能力とを比較し一致を確認した後、自装置の端末能力を
PBXに指示する。この例の場合、装置Xの端末能力が
Bであるとしている。
【0077】これを受けたPBXは、指示された端末能
力がBであることにより、補助端末Bに対して呼設定を
行い、端末Xと補助端末Bとを接続する。この場合、端
末装置Xからは、あたかも、端末装置Aと接続されたよ
うに見える。端末装置Xは、その後情報の転送を行い、
転送の終了後補助端末装置Bからの確認情報を受けて、
呼の切断を実行する。
【0078】(6)計算機により、端末能力の仮想化を
行う場合 端末装置Aは、自装置と接続されている計算機Cとの間
で、計算機Cを使用して仮想することのできる端末能力
の設定を行い、この端末能力の全てを装置Aが持つもの
として登録しておく。
【0079】その後、端末装置Xから端末装置Aに呼設
定が行われると、端末装置Aは、前述で仮想した自己の
端末能力を装置Xに送信表示する。これを受けた装置X
は、装置Aの端末能力と自装置の端末能力を比較し、X
≦Aである場合、自装置Xの端末能力を装置Aに送信指
示し、情報の転送を行う。端末装置Aは、装置Xからの
受信情報を計算機Cに転送後、情報受信の確認信号を装
置Xに送信する。これにより、装置Xは、呼切断を実行
する。
【0080】(7)オフライン処理で、端末能力の仮想
化を行う場合 端末装置Aは、計算機Cを使用して仮想することのでき
る端末能力の設定を行い、この端末能力の全てを装置A
が持つものとして登録しておく。
【0081】その後、端末装置Xから端末装置Aに呼設
定が行われると、端末装置Aは、前述で仮想した自己の
端末能力を装置Xに送信表示する。これを受けた装置X
は、装置Aの端末能力と自装置の端末能力を比較し、X
≦Aである場合、自装置Xの端末能力を装置Aに送信指
示し、情報の転送を行う。端末装置Aは、装置Xからの
受信情報を計算機Cでオフライン処理させるため、所定
のデータ交換用媒体に記録し、情報受信の確認信号を装
置Xに送信する。これにより、装置Xは、呼切断を実行
する。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
信に直接関わる通信端末装置の端末能力のみに依存する
ことなく、自装置と接続可能な他の機器の端末能力を利
用することにより、通信を行う通信端末装置の端末能力
と相手通信端末装置の端末能力との互換性を実現するこ
とができるので、以下に述べるような効果を得ることが
できる。
【0083】(1)端末能力の確認のための手順を減ら
し、通信開始までに要する時間を減少させることができ
る。
【0084】(2)端末能力の不一致が、必ずしも通信
開始を妨げる理由にならないため、例えば、1部の機器
が故障した場合等が、通信を開始することができる。
【0085】(3)複数のメディアを使用した通信を行
いたい場合にも、1部の端末能力のみを利用して通信を
開始させることができるため、通信端末装置の機能を統
一する必要がない。
【0086】(4)構内ネットワーク等を利用して、機
能分散、負荷分散を図ることができるので、装置コスト
の低減、あるいは、装置利用時間の分散を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】通信端末装置相互間の仮想的互換性を実現する
概念を説明する図である。
【図2】G3ファクシミリにおける通信手順を示す図で
ある。
【図3】端末能力の例を説明する図である。
【図4】構内ネットワークによる端末能力の統合化を示
す図である。
【図5】端末能力に関する情報の管理のために使用する
テーブルの構成を説明する図である。
【図6】ファクシミリとパーソナルコンピュータとを接
続して端末能力の仮想化を行うことを説明する図である
【図7】ネットワークの形態を説明する図である。
【図8】システム構成の一例を説明する図である。
【図9】通信手順の一例を説明するシーケンスを示す図
である。
【図10】マルチメディア端末装置の構成例を示す図で
ある。
【図11】外部ネットワークを用いたシステム構成例を
示すブロック図である。
【図12】通信端末装置Xと通信端末装置Aとの間で通
信を行う場合の動作を説明するシーケンスを示す図であ
る。
【図13】通信端末装置Xと通信端末装置Aとの間で通
信を行う場合の動作を説明するシーケンスを示す図であ
る。
【図14】通信端末装置Xと通信端末装置Aとの間で通
信を行う場合の動作を説明するシーケンスを示す図であ
る。
【図15】通信端末装置Xと通信端末装置Aとの間で通
信を行う場合の動作を説明するシーケンスを示す図であ
る。
【符号の説明】
A、X  通信端末装置 B、C、D、……  他の機器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  相互通信を行う通信端末装置において
    、該通信端末装置は、該通信端末装置が機器として備え
    ている端末能力、前記機器として備えている端末能力の
    うち実際に使用可能な端末能力、前記通信端末装置に接
    続される他の機器の持つ端末能力を統合して実現するこ
    とのできる端末能力の少なくとも1つを、自通信端末装
    置の端末能力として設定し、この端末能力を通信互換性
    に関する情報として通信相手先の通信端末装置に通知す
    ることを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】  前記他の機器がもつ端末能力は、構内
    ネットワークを介して前記通信端末装置に接続された複
    数の他の機器から、前記ネットワークを介した通信手順
    に基づいて収集されることを特徴とする請求項1記載の
    通信端末装置。
  3. 【請求項3】  相互通信を行う通信端末装置において
    、該通信端末装置は、ソフトウェアによって実現するこ
    とのできる端末能力、オフライン処理によって実現する
    ことのできる端末能力のいずれかあるいは両者を、自通
    信端末装置の端末能力として設定し、この端末能力を通
    信互換性に関する情報として通信相手先の通信端末装置
    に通知することを特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】  相互通信を行う通信端末装置において
    、通信端末装置相互間で伝送するデータを、通信端末の
    能力に依存しない形式とすることにより、端末装置相互
    間の端末能力の互換性がない場合にも、通信を開始する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  5. 【請求項5】  通信端末装置相互間の画像データ伝送
    において、画面サイズ、画素密度、画素あたりの階調数
    あるいは色数、符号化方式、画面の順次伝送の時間間隔
    の少なくとも1つの項目について、相互の通信端末装置
    の端末能力が一致しない場合にも、通信を開始すること
    を特徴とする通信端末装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6141729A (en) * 1995-09-26 2000-10-31 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Data transfer system which divides data among transfer units having different transfer speed characteristics
JP2006262066A (ja) * 2005-03-17 2006-09-28 Ricoh Co Ltd 画像データ通信方法及びその装置
KR100636110B1 (ko) * 1999-10-29 2006-10-18 삼성전자주식회사 엠펙-4 송수신용 시그널링을 지원하는 단말기
JP2008257743A (ja) * 1996-05-15 2008-10-23 Intertrust Technologies Corp 閉鎖、接続された機器における記憶媒体電子権利管理用の暗号法の方法、機器およびシステム
JP2009211566A (ja) * 2008-03-05 2009-09-17 Ntt Communications Kk 認証システム、情報機器、認証方法、及びプログラム
JP2010218144A (ja) * 2009-03-16 2010-09-30 Canon Inc 情報処理システム及びその処理方法

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