JPH0797860B2 - 有線テレビジョン網端末装置への文字図形情報サービス方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は既存の文字図形情報ネットワークの文字図形情
報を有線テレビジョン局の各端末装置に流し得る有線テ
レビジョン網端末装置への文字図形情報サービス方式に
関する。

近年に至って、ニューメディアの開発が盛んに行なわれ
ている。このようなニューメディアの中には、例えば文
字図形情報ネットワーク、有線テレビジョン（CATV）等
がある。そして、これらニューメディアはその開発の初
期においてはそれぞれ単独に開発が進められていたが、
それらニューメディアに存在する共通の属性を有効に活
用し得る方向への開発努力も為されつつある。

〔従来の技術〕

従来における文字図形情報ネットワーク（日本電信電話
公社のキャプテン網）やCATV網は相互間の接続を考慮に
入れることなく、それ独自の型態で構成されているのが
現状である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従って、例えば、文字図形情報ネットワークの情報をCA
TV網の端末装置で利用し得る手立てがなく、CATV網端末
利用者が文字図形情報ネットワークの情報を利用したけ
れば、それ専用の端末装置を備えなければならないとい
う不都合がある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、上記問題点を解決し得る有線テレビジョン網
端末装置への文字図形情報サービス方式を提供するもの
で、その手段は、有線テレビジョン回線と、該有線テレ
ビジョン回線に接続される複数の端末装置と、通信処理
装置、及び前記複数の端末装置のうちの任意の端末装置
をそのリクエストに応答して前記通信処理装置に接続さ
せる接続装置を有する有線テレビジョン局と、前記有線
テレビジョン局及び前記複数の端末装置から成る有線テ
レビジョン網とは独立して文字図形情報通信網を構成
し、且つ複数の前記有線テレビジョン網により共通に利
用される文字図形処理装置と、該文字図形処理装置と前
記通信処理装置とを接続する文字図形処理装置毎のイン
タフェースとを備え、前記端末装置からのリクエストに
応答した前記接続装置によって、該リクエストを発した
端末装置を前記有線テレビジョン回線を介して前記通信
処理装置へ接続し、該通信処理装置によって当該通信処
理装置を前記文字図形処理装置対応のインタフェースを
介して文字図形処理装置へ接続して形成された前記当該
通信処理装置と前記文字図形処理装置との間の通信路を
介して、前記端末装置から前記文字図形処理装置に直接
且つリアルタイムの検索を為して得られた文字図形情報
を、前記リクエストを発した端末装置で利用し得るよう
に構成したものである。

〔作用〕

本発明方式によれば、有線テレビジョン局に所属する複
数の端末装置の内の或る端末装置から文字図形情報通信
網内の文字図形処理装置へのアクセスにおいて、前記或
る端末装置と、前記文字図形情報通信網内の文字図形処
理装置との間に通信路が形成され、この通信路を経て文
字図形情報は、その途中において何らの処理を要するこ
となく、直接転送される。

この直接転送により、端末装置は、必要な文字図形情報
をリアルタイムで文字図形処理装置から得ることができ
る。

〔実施例〕

以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を説明す
る。

第１図は本発明の一実施例を示す。この図において、１
は有線テレビジョン局（CATV局）で、ここには通信処理
装置２及びこれに接続されるポーリング装置３があっ
て、そのポーリング装置３はヘッドエンド４を介してCA
TV回線５に接続されている。CATV回線５には複数の端末
装置６が接続され、これら端末装置６はいずれもポーリ
ング装置３によってポーリングされ、そのポーリング時
に端末装置６のリクエストがポーリング装置にて受け入
れられるとき、その端末装置はCATV回線５、ヘッドエン
ド４、そしてポーリング装置３を介して通信処理装置２
に接続され得るように構成されている。ヘッドエンド４
は他の番組ソースを端末装置に供給するためのものであ
る。

７は文字図形情報ネットワーク（日本電信電話公社のキ
ャプテン網）システムにおける直接型情報センサ（DF）
で、これはDFインタフェース８を介して通信処理装置２
に接続される。７は文字図形情報ネットワーク（例え
ば、日本電信電話公社のキャプテン通信網）へ接続され
ることも可能である。9,10はそれぞれ、情報センタ７に
接続される情報入力端末装置、画像ファイルである。

次に、上述構成の下におけるCATV利用者端末装置への文
字図形情報のサービス態様を説明する。

上述システムのポーリング装置によってCATV回線５に接
続されている複数の端末装置６がポーリングされる（第
２図の参照）。ポーリングされた端末装置にリクエス
トがあり（第２図の参照）、そのリクエストがポーリ
ング装置３によって受け入れられると、ポーリング装置
３において回線選択及び確認処理が為される。そして、
通信処理装置２へのセンタ選択合図が為され（第２図の
参照）、通信処理装置２でセンタ選択が行なわれる。
IDを含む通知が情報センタ７へ為され（第２図の参
照）、該センタ７においてIDチェックが行なわれる。も
しそのチェックで異常が認められなければ、情報センタ
７からOK信号が通信処理装置２を経て（第２図の参
照）利用者端末装置へ伝えられる（第２図の参照）。
このOK信号の送出と共に情報センタ７から通信処理装置
２へ初期画面が送られる（第２図の参照）。

他方、上記OK信号を受け取った利用者端末装置では通信
処理装置２へ端末属性の通知を発する（第２図の参
照）。この通知を受けた通信処理装置は既に受け取って
いる初期画面を利用者端末装置へ送出する（第２図の
参照）。

利用者端末装置の利用者はその画面に表示されている初
期画面をみて所要の画面を情報センタから得るべく所要
のキーを打鍵して画面検索を通信処理装置２を介して情
報センタ７へ行なう（第２図の参照）。情報センタ７
で検索された画面データは通信処理装置２へ送られ、そ
のデータに対する課金処理が為された後、通信処理装置
２から検索画面データを利用者端末装置６へ送られ（第
２図の参照）、利用者が要求した画面を利用者端末装
置から放映してその利用に供する。

なお、上記実施例におけるポーリング装置をこれと同等
の機能を果たす手段にて代替してもよい。

〔発明の効果〕

以上述べたように、本発明によれば、文字図形情報通信
網の文字図形処理装置が有する文字図形情報をリアルタ
イムでCATV利用者端末装置に供給することができる。そ
の供給を受けるのに、文字図形情報及びCATV信号を受け
る端末装置を１台設ければよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す図、第２図は第１図実
施例の各装置の動作シーケンスを示す図である。 図中、１は有線テレビジョン局、２は通信処理装置、３
はポーリング装置、４はヘッドエンド、５は有線テレビ
ジョン回線、６は端末装置、７は直接型情報センタであ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】有線テレビジョン回線と、 該有線テレビジョン回線に接続される複数の端末装置
   と、 通信処理装置、及び前記複数の端末装置のうちの任意の
   端末装置をそのリクエストに応答して前記通信処理装置
   に接続させる接続装置を有する有線テレビジョン局と、 前記有線テレビジョン局及び前記複数の端末装置から成
   る有線テレビジョン網とは独立して文字図形情報通信網
   を構成し、且つ複数の前記有線テレビジョン網により共
   通に利用される文字図形処理装置と、 該文字図形処理装置と前記通信処理装置とを接続する文
   字図形処理装置毎のインタフェースとを備え、 前記端末装置からのリクエストに応答した前記接続装置
   によって、該リクエストを発した端末装置を前記有線テ
   レビジョン回線を介して前記通信処理装置へ接続し、 該通信処理装置によって当該通信処理装置を前記文字図
   形処理装置対応のインタフェースを介して文字図形処理
   装置へ接続して形成された前記当該通信処理装置と前記
   文字図形処理装置との間の通信路を介して、前記端末装
   置から前記文字図形処理装置に直接且つリアルタイムの
   検索を為して得られた文字図形情報を、前記リクエスト
   を発した端末装置で利用し得るようにしたことを特徴と
   する有線テレビジョン網端末装置への文字図形情報サー
   ビス方式。