JPH04338740A - ロールフィルムキャリア - Google Patents

ロールフィルムキャリア

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JPH04338740A
JPH04338740A JP11033991A JP11033991A JPH04338740A JP H04338740 A JPH04338740 A JP H04338740A JP 11033991 A JP11033991 A JP 11033991A JP 11033991 A JP11033991 A JP 11033991A JP H04338740 A JPH04338740 A JP H04338740A
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JP
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microfilm
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JP11033991A
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Inventor
Keiichirou Bungo
圭一朗 豊後
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロフィルムに記
録された多数の画像情報から任意の情報を検索する画像
読取装置等に使用され、前記マイクロフィルムを送り出
すためのロールフィルムキャリアに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロフィルムには多数の画像情報が
縮小して記録されており、このフィルムに記録された画
像情報をスクリーンに投影して所定の画像情報を閲読し
て検索し、更に所定の画像を複写するために、リーダプ
リンタ等の画像読取装置が用いられている。
【0003】ロール状に巻付けられたマイクロフィルム
を用いるリーダプリンタにあっては、マイクロフィルム
を送り出すフィルム送り出し装置(以下、ロールフィル
ムキャリアと言う)が設けられている。ロールフィルム
キャリアは、マイクロフィルムがロール状に巻き付けら
れた供給リールと、供給リールから繰り出されたマイク
ロフィルムが巻き取られる巻き取りリールとを有してい
る。更に、供給リールが装着された際に、供給リールに
巻き付けられたマイクロフィルムの先端部を前記巻き取
りリールに向けて送り出す送り出し機構としてのサプラ
イ部が設けられている。このサプライ部によって送り出
されたマイクロフィルムは、上下の圧着ガラスの間を通
って、巻き取りリールに巻き取られている。そして、前
記両リールの間でマイクロフィルムを巻き取ったり、巻
き戻したりすることにより、上下の圧着ガラスの間でマ
イクロフィルムの搬送を行うようになっている。
【0004】マイクロフィルムに記録された画像情報を
スクリーンに拡大投影する場合には、所望の画像駒が、
上下の圧着ガラスの間に搬送され、両ガラスにより挟持
される。ランプからの光は、コンデンサーレンズにより
集光された後に、上下の圧着ガラスの間に位置するマイ
クロフィルムを照射し、これによりマイクロフィルムに
記録された画像は投影レンズにより拡大さて、プリズム
、ミラーを介してスクリーンに投影される。また、マイ
クロフィルムは、投影レンズの方向から見た圧着ガラス
上での画像情報の像方向(以下単に、圧着ガラス上での
像方向とも言う)が鏡像となるように搬送されている。
【0005】ここでプリズムは、当該プリズムを回転さ
せることにより、スクリーンに投影される画像情報を回
転投影させる役割を果たしている。更に、プリズムは、
その構造により、像を反転させる機能をも備えている。 このため、プリズムを有するリーダプリンタでは、偶数
枚(例えば、2枚)のミラーを配置して、スクリーンに
正像で画像を投影している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、プリズムを
有すると共に奇数枚のミラーを有するリーダプリンタや
、プリズムが無く偶数枚のミラーを有するリーダプリン
タの場合にあっては、圧着ガラス上での前記像方向が鏡
像となるようにマイクロフィルムを搬送すると、スクリ
ーンには鏡像あるいは逆像で画像が投影されてしまうこ
とになる。
【0007】このようなリーダプリンタでは、スクリー
ンに投影されべき画像が正像、若しくは、プリズムの機
能により正像となる倒立像となるためには、圧着ガラス
上での前記像方向が倒立像となるようにマイクロフィル
ムを搬送する必要がある。
【0008】供給リールをロールフィルムキャリアに装
填する形態としては、供給リールからマイクロフィルム
を送り出す際にこの供給リールが時計方向に回転する「
表装填」と、マイクロフィルムを送り出す際に供給リー
ルが反時計方向に回転する「裏装填」とがある。供給リ
ールを表装填した場合に圧着ガラス上での前記像方向が
鏡像となるマイクロフィルムの搬送が行われるとすると
、圧着ガラス上での前記像方向が倒立像となるマイクロ
フィルムの搬送を行うためには、供給リールを裏装填し
なければならないことになる。このため、プリズムを有
すると共に奇数枚のミラーを有するリーダプリンタ等で
は、裏装填された供給リールのローディングが可能なロ
ールフィルムキャリアを別途用意しなければならなかっ
た。
【0009】このように、従来では、表装填された供給
リールのローディングを行うサプライ部を備えたロール
フィルムキャリアと、裏装填された供給リールのローデ
ィングを行うサプライ部を備えたロールフィルムキャリ
アとの2種類のロールフィルムキャリアを用意しなけれ
ば、リーダプリンタの構成つまりプリズムの有無とミラ
ーの枚数の組み合わせに合致した向きにマイクロフィル
を搬送することができなかった。そのため、1台で、プ
リズムの有無とミラーの枚数の組み合わせに合致した向
きにマイクロフィルを搬送し得るロールフィルムキャリ
アが要求されていた。
【0010】そこで、本発明の目的は、供給リールがい
ずれの方向に装着された場合であっても、供給リールの
装着方向に拘らずマイクロフィルムのローディングを行
い得るロールフィルムキャリアを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、マイクロフィルムがロール状に巻き付けら
れた供給リールと、前記マイクロフィルムが巻き取られ
る巻き取りリールとを有し、前記マイクロフィルムを前
記供給リールから送り出して前記巻き取りリールに巻き
取るロールフィルムキャリアにおいて、前記供給リール
に巻き付けられたマイクロフィルムの先端部を前記巻き
取りリールに向けて送り出す送り出し機構と、前記供給
リールに巻き付けられたマイクロフィルムの送り出し方
向を設定する設定手段と、前記設定手段によって設定さ
れた送り出し方向に基づいて、前記供給リール及び前記
送り出し機構を切り替え駆動する駆動手段とを有してな
るロールフィルムキャリアである。
【0012】
【作用】供給リールに巻き付けられたマイクロフィルム
の送り出し方向が設定手段により設定され、供給リール
及び送り出し機構を駆動する駆動手段が設定手段により
設定された送り出し方向に基づいて切り替え駆動される
。すると、供給リールに巻き付けられたマイクロフィル
ムの先端部は、設定された送り出し方向に沿って、送り
出し機構により巻き取りリールに向けて送り出され、こ
の巻き取りリールに巻き取られる。従って、マイクロフ
ィルムの送り出し方向が異なるように供給リールがロー
ルフィルムキャリアに装着された場合であっても、つま
り、供給リールがいずれの方向に装着された場合であっ
ても、供給リールの装着方向に拘らずマイクロフィルム
のローディングを行い得る。
【0013】
【実施例】以下、図示する本発明の実施例に基いて本発
明を詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明のロールフィルムキャリア
を適用したリーダプリンタを示す図であり、リーダプリ
ンタ本体10の正面にはスクリーン11が設けられ、マ
イクロフィルムFに記録された画像がこのスクリーン1
1に投影されるようになっている。マイクロフィルムF
はスクリーン11の下側に設けられたロールフィルムキ
ャリア12内に装填されるようになっており、マイクロ
フィルムFの画像をスクリーン11に投影させて閲読し
て検索し、検索された所定の画像を複写するために、リ
ーダプリンタ本体10内には、図示しない公知の電子写
真プリンタ部が組込まれている。このリーダプリンタを
操作するために、マイクロフィルムFの巻き取りを行な
う際に操作するリワインドスイッチや、プリント濃度を
調整する際に操作するレバー等を有する操作パネル13
がリーダプリンタ本体10の前面に設けられている。
【0015】図1に示されたロールフィルムキャリア1
2の内部構造は、図2及び図3に示す通りである。ここ
に、図2はプリズム43と偶数枚のミラー44,45(
図示例では2枚)とを備えたリーダプリンタを示してお
り、図3はプリズム43と奇数枚のミラー46(図示例
では1枚)とを備えたリーダプリンタを示しているが、
それぞれのリーダプリンタに装着されるロールフィルム
キャリア12は同じ構成を有している。
【0016】図示するように、マイクロフィルムFは供
給リール20にロール状に巻付けられている。この供給
リール20はロールフィルムキャリア12の左端部に設
けられた図示しない開口部からこのキャリア12内に挿
入し得るようになっており、供給リール20から繰り出
されたマイクロフィルムFは、ロールフィルムキャリア
12内に設けられた巻き取りリール22に巻き取られる
ようになっている。
【0017】供給リール20は、駆動手段としての供給
リール駆動用モータMR により駆動される駆動軸23
によって、フィルムFを繰り出す方向と巻き戻す方向と
に正逆回転可能となっている。この駆動軸23は、供給
リール20が前記開口部からロールフィルムキャリア1
2内に装填されると、図示しないスイッチによってソレ
ノイドが作動して供給リール20の中心部に設けられた
コア部に向けて前進するようになっている。また、前記
巻き取りリール22は巻き取りリール駆動用モータMF
 に連結された駆動軸24によって、回転するようにな
っている。
【0018】ロールフィルムキャリア12には、図1に
示すように、マイクロフィルムFの先端部を巻き取りリ
ール22に向けて送り出す送り出し機構としてのサプラ
イ部15が設けられている。このサプライ部15を拡大
して示すと、図5及び図6の通りである。
【0019】図示するように、このサプライ部15は、
駆動手段としてのローディングモータML に直結され
フィルムFを繰り出す方向と巻き戻す方向とに正逆回転
可能となった送出しローラ25と、この送出しローラ2
5にスプリング等の付勢手段により押し付けられる上下
の圧着ローラ26、27とを有している。更に、供給リ
ール20に対して進退移動自在に設けられた剥離ローラ
28を有し、この剥離ローラ28は図示しないソレノイ
ド等により供給リール20に押し当てられるようになっ
ている。送出しローラ25と剥離ローラ28とは、伸縮
自在なベルト29を介して結合されており、送出しロー
ラ25の回転がベルト29を介して剥離ローラ28に伝
達されるようになっている。この剥離ローラ28が供給
リール20に押し当てられた状態で、剥離ローラ28と
供給リール20とが同方向に回転すると、マイクロフィ
ルムFの先端部は剥離ローラ28に接触することにより
剥ぎ取られ、マイクロフィルムFは送出しローラ25に
向けて送り出される。これにより、マイクロフィルムF
は、図2に示されるリーダプリンタでは送出しローラ2
5と上方の圧着ローラ26との間に挟み込まれ、図3に
示されるリーダプリンタでは送出しローラ25と下方の
圧着ローラ27との間に挟み込まれることになる。剥離
ローラ28は、マイクロフィルムFのローディングが終
了すると、供給リール20に対して離間した位置まで後
退するようになっている。
【0020】また、図2、図3に示すように、供給リー
ル20から繰り出されたマイクロフィルムFの先端部を
巻き取りリール22に向けて搬送するために、ロールフ
ィルムキャリア12内には、送出しローラ25と上方の
圧着ローラ26とから送り出されたフィルムF、あるい
は、送出しローラ25と下方の圧着ローラ27とから送
り出されたフィルムFを案内するガイドローラ30を有
している。このガイドローラ30には、マイクロフィル
ムFの前進及び後進両方向の搬送距離をカウントするた
めの図示しないエンコーダが連結されている。更に、ロ
ールフィルムキャリア12内には、ガイドローラ30と
同一のレベルの位置となったガイドローラ31が設けら
れている。
【0021】供給リール20から繰り出されたマイクロ
フィルムFを巻き取りリール22にまで案内するために
、これらの間には、複数のガイド32〜37が設けられ
ており、これらのガイド32〜37によってフィルム搬
送路が形成されている。
【0022】図2、図3に示すように、ランプ40等の
光源からの光は、コンデンサーレンズ41により集光さ
れた後に、上下の圧着ガラス38、39の間に位置する
マイクロフィルムFを照射し、これによりマイクロフィ
ルムFに記録された画像は投影レンズ42により拡大さ
れる。この後、拡大された画像は、図2に示されたリー
ダプリンタにあっては、プリズム43、2枚のミラー4
4,45を介してスクリーン11に投影され、図3に示
されたリーダプリンタにあっては、プリズム43、1枚
のミラー46を介してスクリーン11に投影される。
【0023】ここでプリズム43は、当該プリズム43
を回転させることにより、スクリーン11に投影される
画像情報を回転投影させる役割を果たしている。これに
より、投影される画像情報の傾きを微調整することもで
きる。更に、プリズムは、その構造により、像を反転さ
せる機能をも備えている。
【0024】スクリーン11に投影される画像を検索す
る際には、オペレータが操作パネル13のキーを操作す
ることになり、画像が投影されるときには、下方の圧着
板39はマイクロフィルムFを介して上方の圧着ガラス
38に圧着するように、下方の圧着ガラス39は上下動
自在となっている。
【0025】スクリーン11上の投影像(所定位置にス
クリーンを置き光源の反対側から眺めた状態の像)を示
すと図7の通りであり、プリズム43が無いリーダプリ
ンタの場合には、同図(A)に示すように、投影像は正
像である必要がある。一方、プリズム43を有するリー
ダプリンタの場合には、投影画像の回転が可能であるた
め、同図(A)に示される正像、あるいは、同図(B)
に示される倒立像のいずれであっても良い。スクリーン
11上の投影像が正像又は倒立像となるためには、プリ
ズム43が有るか無いか、ミラーの枚数が偶数枚である
か奇数枚であるか、及び、投影レンズ42の方向から見
た圧着ガラス38、39上での画像情報の像方向が鏡像
であるか倒立像であるかとの間に一定の関係がある。そ
こで、スクリーン11に投影される画像が正像又は倒立
像となるための、プリズム43の有無とミラーの枚数の
組み合わせと、圧着ガラス38、39上での前記像方向
との関係を以下の表1に示す。この表において、圧着ガ
ラス38、39上での画像情報の像方向を表す符号「A
」は投影レンズ42の方向から見て鏡像を表し、符号「
B」は倒立像を表している。
【0026】
【表1】
【0027】この表から明らかなように、プリズム43
を有すると共に偶数枚のミラー44、45を有するリー
ダプリンタや、プリズムが無く奇数枚のミラーを有する
リーダプリンタの場合にあっては、マイクロフィルムF
は、圧着ガラス38、39上での前記像方向が鏡像とな
るように搬送される必要がある。一方、プリズム43を
有すると共に奇数枚のミラー46を有するリーダプリン
タや、プリズムが無く偶数枚のミラーを有するリーダプ
リンタの場合にあっては、マイクロフィルムFは、圧着
ガラス38、39上での前記像方向が倒立像となるよう
に搬送される必要がある。
【0028】従って、図2に示されたリーダプリンタは
プリズム43を有すると共に偶数枚(2枚)のミラー4
4、45を有するプリンタであるため、マイクロフィル
ムFは、圧着ガラス38、39上での前記像方向が鏡像
となるように搬送されている。一方、図3に示されたリ
ーダプリンタはプリズム43を有すると共に奇数枚(1
枚)のミラー46を有するプリンタであるため、マイク
ロフィルムFは、圧着ガラス38、39上での前記像方
向が倒立像となるように搬送されている。
【0029】また、図示する実施例では、図4(A)に
示す「表装填」の形態で駆動軸23に供給リール20を
装着すると、圧着ガラス38、39上での前記像方向が
鏡像となり、図4(B)に示す「裏装填」の形態で供給
リール20を装着すると前記像方向が倒立像となるよう
に、それぞれの画像情報がマイクロフィルムFに写し込
まれている。
【0030】また、リーダプリンタにおけるプリズム4
3の有無とミラーの枚数との組み合わせにより、各リー
ダプリンタではマイクロフィルムFを圧着ガラス38、
39上での前記像方向が鏡像となるように搬送しなけれ
ばならないか、倒立像となるように搬送しなければなら
ないかが予め決まる。このため、圧着ガラス38、39
上での前記像方向が鏡像となるようにマイクロフィルム
Fが搬送されるタイプのリーダプリンタつまり図2に示
されるリーダプリンタでは、ローディング時における送
出しローラ25の回転方向と、供給リール20の回転方
向とは図5に示すA方向に回転するように設定されてい
る。一方、前記像方向が倒立像となるようにマイクロフ
ィルムFが搬送されるタイプのリーダプリンタつまり図
3に示されるリーダプリンタでは、ローディング時にお
ける送出しローラ25の回転方向と、供給リール20の
回転方向とは図6に示すB方向に回転するように設定さ
れている。このような設定は、ロールフィルムキャリア
12内に設けた設定手段としてのDIPスイッチや、リ
ーダプリンタからの信号等により行われる。
【0031】図1に示すように、マイクロフィルムFの
ローディング方向を表示するために、ローディング方向
表示灯47、48がリーダプリンタ本体10の前面に設
けられている。上方側の表示灯47は図4(A)の表装
填を表し、下方側の表示灯48は同図(B)の裏装填を
表している。これらの表示灯47、48は、DIPスイ
ッチによって設定された送り出し方向に基づいて、上方
か下方かのいずれかの表示灯47(48)が点灯するよ
うになっている。
【0032】更に、図1に示すように、マイクロフィル
ムFのローディングが正常に行われなかったことをオペ
レータに警告するため、警告灯49がリーダプリンタ本
体10の前面に設けられている。この警告灯49は、ロ
ーディングが開始してから所定の時間(例えば、10秒
)以内に、エンコーダにより検出したマイクロフィルム
Fの搬送距離が所定距離(例えば、600mm)以上に
ならない場合に点灯する。
【0033】図9に示すように、供給リール20が駆動
軸23にセットされたことを検知するマイクロスイッチ
50が駆動軸23内に設けられており、このマイクロス
イッチ50の可動接点50aの一部分は、同図(A)に
示すように、駆動軸23に形成した開口部23aから外
部に露出している。供給リール20が駆動軸23にセッ
トされていないときには、接点が閉じ、このときが、マ
イクロスイッチ50のオフ状態と設定されている。一方
、同図(B)に示すように、供給リール20が駆動軸2
3にセットされると、供給リール20の中心部に設けら
れたコア部20aにより可動接点50aが押し下げられ
、接点が開いている。このときが、マイクロスイッチ5
0のオン状態と設定されている。このように、マイクロ
スイッチ50のオン、オフによって、供給リール20が
駆動軸23にセットされたか否かが検知される。
【0034】図10は、本発明のロールフィルムキャリ
ア12の作動を制御する制御回路を示す概略ブロック図
であり、マイクロコンピュータCPU51には、ROM
、RAM等の記憶媒体52、オペレータが操作する操作
パネル13、マイクロフィルムFの搬送距離を検知する
エンコーダ53が接続され、また、供給リール20が駆
動軸23にセットされたことを検知するマイクロスイッ
チ50や、DIPスイッチ54等の各種スイッチ類も接
続されている。図2及び図3に示した供給リール駆動用
モータMR や巻き取りリール駆動用モータMF 、ロ
ーディングモータML には、これらモータの回転を制
御する制御信号がCPU51から送られるようになって
いる。更に、剥離ローラ28を供給リール20に対して
進退移動したり押し当てるためのソレノイド55等にも
、制御信号がCPU51から送られるようになっている
。 また、リーダプリンタ本体10の前面に設けられローデ
ィング方向表示灯47,48や警告灯49もCPU51
に接続されている。
【0035】次に、本実施例の作用を、図11、図12
に示すフローチャートに基づいて説明する。上述したよ
うに、リーダプリンタの構成つまりプリズム43の有無
とミラーの枚数の組み合わせに応じて供給リール20に
巻き付けられたマイクロフィルムFの送り出し方向が予
め決まることから、本実施例におけるロールフィルムキ
ャリア12は、この送り出し方向に基づいて、供給リー
ル20を駆動する供給リール駆動用モータMR 及びサ
プライ部15を駆動するローディングモータML の回
転方向を切り替え、1台のロールフィルムキャリア12
よって、プリズム43の有無とミラーの枚数の組み合わ
せに合致した向きにマイクロフィルムFを搬送すること
が可能となっている。
【0036】先ず、図2に示されるプリズム43を有す
ると共に偶数枚のミラー44、45を有するリーダプリ
ンタ、つまり、圧着ガラス38、39上での前記像方向
が鏡像となるようにマイクロフィルムFを搬送すべきリ
ーダプリンタの場合を説明する。
【0037】このリーダプリンタでは、ロールフィルム
キャリア12内に設けたDIPスイッチ54やリーダプ
リンタからの信号等により、供給リール駆動用モータM
R 及びローディングモータML は、ローディングの
際には、送出しローラ25及び供給リール20を図5に
示すA方向に回転させるように設定されている。更に、
このリーダプリンタでは、上方側のローディング方向表
示灯47が点灯している。この点灯によって概念的に表
される図4(A)の表装填の形態に従い、オペレータは
ロールフィルムキャリア12に供給リール20を装着す
ることになる。
【0038】図11に示すプログラムがスタートすると
、ステップ10で、ロールフィルムキャリア12内のサ
プライ部15において、マイクロフィルムFの先端部を
巻き取りリール22に向けて送り出すローディングが行
われる。図12に示すローディングを行うサブルーチン
がスタートすると、マイクロスイッチ50がオンされた
か否か、つまり供給リール20が駆動軸23にセットさ
れたか否かが判断される(ステップ20)。図9(A)
に示すように、供給リール20が駆動軸23にセットさ
れておらず、接点が閉じてマイクロスイッチ50がオフ
のときには、ステップ20でNOと判断し、供給リール
20が駆動軸23にセットされるまで待機する。 一方、図9(B)に示すように、供給リール20が駆動
軸23にセットされ、接点が開いてマイクロスイッチ5
0がオンのときには、ステップ20でYESと判断して
ステップ21に進む。
【0039】このステップ21において、送出しローラ
25は、図5に示すように、ローディングモータML 
によって駆動され、予め設定されているA方向に向けて
回転する。剥離ローラ28は、図5の実線で示すように
、供給リール20に対して離間した位置にあり、送出し
ローラ25の回転がベルト29を介して伝達され、同じ
A方向に向けて回転する。また、送出しローラ25の回
転と同時に駆動軸23が供給リール駆動用モータMR 
により駆動され、供給リール20はA方向に向けて回転
する。
【0040】次いで、ステップ22においてソレノイド
55がオンされ、剥離ローラ28は、図5の破線で示す
ように、供給リール20に対して前進移動されこれに押
し当てられる。更に、駆動軸24が巻き取りリール駆動
用モータMF により駆動され、巻き取りリール22も
回転する。このように剥離ローラ28が供給リール20
に押し当てられた状態で両者がA方向に向けてそれぞれ
回転することにより、図5において仮想線で示すマイク
ロフィルムFの先端部が剥ぎ取られることになる。この
後、マイクロフィルムFの先端部は、ベルト29とガイ
ド板32との間のスペースに導かれて、送出しローラ2
5まで送り出される。すると、マイクロフィルムFの先
端部は、送出しローラ25と、これにスプリング等の付
勢手段により押し付けられた上方の圧着ローラ26とに
より挟み込まれる。送出しローラ25と上方の圧着ロー
ラ26とから送り出されたフィルムの先端部は、ガイド
34、35とガイドローラ30とに案内されて上下の圧
着ガラス38、39の間を通り、更に、ガイドローラ3
1とガイド36、37とに案内されて巻き取りリール2
2に巻き取られる。
【0041】このようにしてローディングを行っている
間、マイクロフィルムFの搬送距離がエンコーダ53に
より検知されており、この搬送距離に基づきローディン
グが正常に行われたか否かがステップ23において判断
される。つまり、ローディングが開始してから所定の時
間(例えば10秒)以内に、マイクロフィルムFが所定
距離(例えば600mm)以上搬送されているかどうか
を判断する。
【0042】ステップ23における判断が「YES」の
場合つまりローディングが正常に行われた場合には、ス
テップ24に進み、ソレノイド55をオフして剥離ロー
ラ28を供給リール20に対して離間した位置まで後退
移動させると共に、供給リール駆動用モータMR 、巻
き取りリール駆動用モータMF をオフして両駆動軸2
3、24の回転を停止させる。更に、ローディングモー
タML をオフして送出しローラ25及び剥離ローラ2
8の回転を停止させる。そして、図11に示されるステ
ップ10に戻り、画像情報の検索を行うステップ11に
進む。
【0043】一方、ステップ23における判断が「NO
」の場合つまりローディングが正常に行われなかった場
合には、ステップ25に進んで前記ステップ24と同様
の動作を行った後に、ステップ26で警告灯49を点灯
して、プログラムが停止する。オペレータは、警告灯4
9が点灯することによって、ローディングが正常に行わ
れなかったことを認識する。このようなロード不良は、
オペレータが供給リール20を逆方向につまり図4(B
)に示される裏装填の方向にセットした場合等に生じる
。供給リール20を誤った方向にセットした場合であっ
ても、剥離ローラ28と送出しローラ25は図5に示さ
れるA方向に回転しているために、マイクロフィルムF
の先端部は剥ぎ取られず、マイクロフィルムFがローデ
ィングされることはない。
【0044】ローディングが正常に行われると、ステッ
プ11において、マイクロフィルムFに記録された多数
の画像情報から任意の情報を検索する検索処理が行われ
る。この検索処理では、リール駆動用モータMR 、M
F が両駆動軸23、24を適宜正逆2方向に回転させ
ることによって、供給リール20と巻き取りリール22
との間でマイクロフィルムFを巻き取り、巻き戻しして
、所望の画像駒が上下の圧着ガラス38、39間で停止
される。画像情報の検索は、オペレータがリワインドス
イッチをオンするまで繰り返される(ステップ11、1
2)。そして、ステップ12でリワインドスイッチがオ
ンされたことを検出すると、供給リール20から繰り出
されたマイクロフィルムFは供給リール20に巻き戻さ
れ(ステップ13)、プログラムは終了する。
【0045】次に、図3に示されるプリズム43を有す
ると共に奇数枚のミラー46を有するリーダプリンタ、
つまり、投影レンズ42の方向から見た圧着ガラス38
、39上での画像情報の像方向が倒立像となるようにマ
イクロフィルムFを搬送すべきリーダプリンタの場合を
説明する。
【0046】このリーダプリンタでは、ロールフィルム
キャリア12内に設けたDIPスイッチ54やリーダプ
リンタからの信号等により、供給リール駆動用モータM
R 及びローディングモータML は、ローディングの
際には、送出しローラ25及び供給リール20を図6に
示すB方向に回転させるように設定されている。更に、
このリーダプリンタでは、下方側のローディング方向表
示灯48が点灯している。この点灯によって概念的に表
される図4(B)の裏装填の形態に従い、オペレータは
ロールフィルムキャリア12に供給リール20を装着す
ることになる。
【0047】このリーダプリンタにあっても、図12に
示すローディングを行うサブルーチンがスタートすると
、上述したのと同様に、ステップ20で供給リール20
が駆動軸23にセットされたか否かを判断して、セット
されていればステップ21に進む。
【0048】このステップ21において、送出しローラ
25は、図6に示すように、ローディングモータML 
によって駆動され、予め設定されているB方向に向けて
回転する。供給リール20に対して離間した位置にある
剥離ローラ28も、送出しローラ25の回転に伴い同じ
B方向に向けて回転する。また、送出しローラ25の回
転と同時に駆動軸23が供給リール駆動用モータMR 
により駆動され、供給リール20はB方向に向けて回転
する。
【0049】ステップ22でソレノイド55がオンされ
ると、剥離ローラ28は、図6の破線で示すように、供
給リール20に押し当てられ、更に、巻き取りリール2
2も回転する。このように剥離ローラ28が供給リール
20に押し当てられた状態で両者がB方向に向けてそれ
ぞれ回転することにより、図6において仮想線で示すマ
イクロフィルムFの先端部が剥ぎ取られることになる。 この後、マイクロフィルムFの先端部は、ベルト29と
ガイド板33との間のスペースに導かれて、送出しロー
ラ25まで送り出される。すると、マイクロフィルムF
の先端部は、送出しローラ25と、これにスプリング等
の付勢手段により押し付けられた下方の圧着ローラ27
とにより挟み込まれる。送出しローラ25と下方の圧着
ローラ27とから送り出されたフィルムFの先端部は、
ガイド34,35とガイドローラ30とに案内されて上
下の圧着ガラス38、39の間を通り、更に、ガイドロ
ーラ31とガイド36,37とに案内されて巻き取りリ
ール22に巻き取られる。ここに、ガイドローラ30以
降においては、供給リール20のセット方向に拘らず、
同じ機構によりマイクロフィルムFを巻き取りリール2
2に巻き取ることが可能である。
【0050】このプリンタにおいても、供給リール20
を誤った方向つまり図4(A)に示される表装填の方向
にセットした場合であっても、剥離ローラ28と送出し
ローラ25は図6に示されるB方向に回転しているため
に、マイクロフィルムFの先端部は剥ぎ取られず、マイ
クロフィルムFがローディングされることはない。この
ため、ステップ23においてローディングが正常に行わ
れなかったと判断されてステップ26で警告灯49が点
灯され、この点灯によって、オペレータはローディング
が正常に行われなかったことを認識することになる。
【0051】以上説明したように、ロールフィルムキャ
リア12のサプライ部15を上記のように構成すること
により、1台のロールフィルムキャリア12で、プリズ
ム43の有無とミラーの枚数の組み合わせに合致した向
きにマイクロフィルムFをローディングでき、また、検
索、リワインドも可能であり、スクリーン11に正像な
いし倒立像の画像情報を確実に投影することが可能とな
った。これにより、リーダプリンタのプリズム43の有
無等によって、諸機能が同じ2種類のロールフィルムキ
ャリアを使い分ける必要がなくなった。
【0052】尚、図示した実施例においては、ローディ
ングが開始してから所定の時間以内にマイクロフィルム
Fが所定距離以上搬送されないときには、ロード不良と
判断してモータを停止するようにしてあるが、更に、停
止した後逆方向に駆動するように構成しても良い。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のロールフ
ィルムキャリアによれば、供給リールがいずれの方向に
装着された場合であっても、供給リールの装着方向に拘
らず、1台でマイクロフィルムのローディング、検索、
リワインドを行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のロールフィルムキャリアを適用したリ
ーダプリンタの外観を示す正面図
【図2】プリズムを有すると共に偶数枚のミラーを有す
るリーダプリンタ内に組み込まれたロールフィルムキャ
リアを示す概略正面図
【図3】プリズムを有すると共に奇数枚のミラーを有す
るリーダプリンタ内に組み込まれたロールフィルムキャ
リアを示す概略正面図
【図4】供給リールが装填される形態を示しており、(
A)は表装填を、(B)は裏装填を表す概念図
【図5】
図2に示されたサプライ部15を拡大して示す概略正面
【図6】図3に示されたサプライ部15を拡大して示す
概略正面図
【図7】スクリーンに投影される画像情報の像方向を示
しており、(A)は正像を、(B)は倒立像を表す図

図8】投影レンズの方向から見た圧着ガラス上での画像
情報の像方向を示しており、(A)は鏡像を、(B)は
倒立像を表す図
【図9】供給リールの装着を検知するマイクロスイッチ
を示しており、(A)は駆動軸に供給リールが装着され
ていないときを、(B)は装着されたときを表す概略側
面図
【図10】本発明のロールフィルムキャリアの作動を制
御する制御回路を示す概略ブロック図
【図11】リーダプリンタの作動工程を示すフローチャ
ート
【図12】ローディングのサブルーチンを示すフローチ
ャート
【符号の説明】
12…ロールフィルムキャリア      15…サプ
ライ部(送り出し機構) 20…供給リール、                
22…巻き取りリール 25…送出しローラ                
26、27…圧着ローラ 28…剥離ローラ                 
 43…プリズム44、45、46…ミラー     
     54…DIPスイッチ(設定手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  マイクロフィルムがロール状に巻き付
    けられた供給リールと、前記マイクロフィルムが巻き取
    られる巻き取りリールとを有し、前記マイクロフィルム
    を前記供給リールから送り出して前記巻き取りリールに
    巻き取るロールフィルムキャリアにおいて、前記供給リ
    ールに巻き付けられたマイクロフィルムの先端部を前記
    巻き取りリールに向けて送り出す送り出し機構と、前記
    供給リールに巻き付けられたマイクロフィルムの送り出
    し方向を設定する設定手段と、前記設定手段によって設
    定された送り出し方向に基づいて、前記供給リール及び
    前記送り出し機構を切り替え駆動する駆動手段とを有し
    てなるロールフィルムキャリア。
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