JPH04330710A - レーザトリミング用位置合わせマーク、半導体装置、及び半導体装置の製造方法 - Google Patents

レーザトリミング用位置合わせマーク、半導体装置、及び半導体装置の製造方法

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JPH04330710A
JPH04330710A JP3047024A JP4702491A JPH04330710A JP H04330710 A JPH04330710 A JP H04330710A JP 3047024 A JP3047024 A JP 3047024A JP 4702491 A JP4702491 A JP 4702491A JP H04330710 A JPH04330710 A JP H04330710A
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reflection
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造工程中
に用いられる位置合わせマーク、レーザトリミング装置
及び半導体装置の製造方法に関する。
【0002】一般に、半導体装置の製造工程における縮
小投影露光時のウェーハとマスクパターンの位置合わせ
や、レーザトリミング装置を用いて素子パターン上のレ
ーザフューズを切断する場合の位置合わせ等は、高精度
が要求される。
【0003】
【従来の技術】例えば、レーザトリミング装置を用いて
素子パターン上のレーザフューズを切断する場合、ウェ
ハをトリミング装置上でアライメントする必要があり、
また製造段階で生じた素子パターンの伸縮により素子パ
ターンの座標系が変動し、レーザトリミング装置の有す
る座標系と一致しない場合が生じる。ウェーハ上の素子
パターンの設計データの座標系と、レーザトリミング装
置の座標系を一致させないと、設計データから求めたフ
ューズ切断位置の座標が変動しているため正確な位置に
レーザ光を照射することができず、レーザフューズの切
断不良を発生させる原因となる。
【0004】そこで、レーザトリミング装置の有する座
標系を正確に素子パターンの座標系と一致させるために
、各素子パターン内の数箇所に位置合わせマークが形成
されている。従来の位置合わせマークは反射率の高いA
l層で形成され、通常L字型又はI字型の凸型平面形状
をしている。各位置合わせマークの周囲のバックグラン
ドは、何も他の不透明層がないフィールド領域である。
【0005】レーザ光を素子パターンのX方向またはY
方向に走査させ、位置合わせマークと周囲のバックグラ
ンドとの垂直反射光強度の変化から位置合わせマークを
検出する。位置合わせマークの座標から素子パターンの
X,Y,θ方向の位置決め補正を行い、レーザトリミン
グ装置の座標系と素子パターンの座標系とを一致させて
から、レーザフューズの正確な切断位置の座標を決定す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】通常、位置合わせマー
クのAl層上やフィールド領域上には、PSG或いはプ
ラズマ窒化膜等のカバー膜が形成されている。Al層上
やフィールド酸化膜上にカバー膜が形成されていると、
カバー膜上でもレーザ光の垂直反射が起こる。すると、
コヒーレント光であるレーザ光はAl層上での垂直反射
とカバー膜上での垂直反射及びフィールド酸化膜上での
垂直反射とカバー膜上での垂直反射によりそれぞれ干渉
する。従って、Al層上の垂直反射率及びフィールド酸
化膜上の垂直反射率は、レーザ光を垂直反射するカバー
膜の膜厚に依存することになる。カバー膜の膜厚によっ
てはAl層上の垂直反射率とフィールド酸化膜上の垂直
反射率が同程度になり、位置合わせマークとその周囲の
バックグランドとのコントラストが悪化し、位置合わせ
が不可能となる場合もある。
【0007】このためAl層上のカバー膜をエッチング
で取り去る方法も用いられているが、その場合素子パタ
ーン内の任意の位置へ位置合わせマークを配置できない
という制約がある。
【0008】本発明は、レーザ等の光学系を用いた位置
合わせにおいて、位置合わせマークとその周囲のバック
グランドの垂直反射光強度を変化させコントラスト差を
大きくし、SN比を改善して正確な位置合わせのできる
位置合わせマーク、該位置合わせマークを用いたレーザ
トリミング装置及び半導体装置の製造方法を提供するこ
とを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、位置検出光
を垂直反射させる反射領域と、前記位置検出光を散乱し
垂直反射を減少させる垂直反射率減少領域と、を有する
ことを特徴とする位置合わせマークによって、また位置
検出光を散乱し垂直反射を減少させる凹凸部よりなる垂
直反射率減少領域と、前記位置検出光を垂直反射させる
平面部を有する反射領域とを有することを特徴とする位
置合わせマークによって達成される。
【0010】また、上記目的は、光反射膜をパターニン
グして形成した位置合わせマークを有する半導体装置で
あって、該位置合わせマークは位置検出光を反射するタ
ーゲットパターンと、該ターゲットパターンよりも小さ
い複数のパターンを有し、前記光反射膜はカバー膜で覆
われており、前記複数のパターン部分では垂直入射光が
散乱することを特徴とする半導体装置によって達成され
る。
【0011】さらに上記目的は、位置検出光を垂直反射
させる反射領域と、該反射領域の近傍に形成され前記位
置検出光を散乱し垂直反射を減少させる垂直反射率減少
領域と、を有する位置合わせマークを備えるとともに、
ステージ上に載置された半導体装置に位置検出光を照射
する光照射手段と、前記位置合わせマークで反射される
垂直反射光の強度を測定する測定手段と、前記半導体装
置に関するテストデータおよび設計データを記憶する記
憶手段と、前記垂直反射光の強度と、前記テストデータ
及び設計データとから前記半導体装置のトリミング位置
を装置上座標で求める演算処理手段と、前記ステージを
駆動するステージ駆動手段と、を有することを特徴とす
るレーザトリミング装置によって、また、レーザ光を散
乱し垂直反射を減少させる垂直反射率減少領域と、該垂
直反射率減少領域の近傍に形成され前記レーザ光を垂直
反射させる垂直反射領域と、を有する位置合わせマーク
を備えるとともに、ステージ上に載置された半導体装置
に前記レーザ光を照射するレーザ光照射手段と、前記位
置合わせマークで反射される垂直反射光の強度を測定す
る測定手段と、前記半導体装置に関するテストデータ及
び設計データを記憶する記憶手段と、前記垂直反射光の
強度と、テストデータ及び設定データとから前記半導体
装置のトリミング位置を装置上座標で求めるとともに、
装置全体を制御する演算処理手段と、前記ステージを駆
動するステージ駆動手段と、を有し、前記レーザトリミ
ング位置の検出後レーザ光強度を上昇させてレーザトリ
ミングを行うことを特徴とするレーザトリミング装置に
よって達成される。
【0012】その上、上記目的は、半導体基板上にフュ
ーズ部分を形成する工程と、前記フューズ部分以外の領
域に光反射膜を形成する工程と、該光反射膜をパターニ
ングして位置検出光を垂直反射させる反射領域と、該反
射領域よりも小さい複数のパターンよりなり前記位置検
出光を散乱し垂直反射を減少させる垂直反射率減少領域
と、を形成する工程と、前記反射領域及び前記垂直反射
率減少領域上にカバー膜を形成する工程と、前記反射領
域及び前記垂直反射率減少領域に位置検出光を略垂直に
照射して、その垂直反射光強度から求められる基準点に
基づきフューズの位置を算出する工程と、該フューズに
レーザ光を照射して切断する工程と、を有することを特
徴とする半導体装置の製造方法によって、また、半導体
基板上にフューズ部分を形成する工程と、前記フューズ
部分以外の領域に位置検出光を散乱し垂直反射を減少さ
せる凹凸部よりなる垂直反射率減少領域と、前記位置検
出光を垂直反射させる平面部を有する垂直反射領域と、
を有する位置合わせマークを形成する工程と、前記位置
合わせマーク上にカバー膜を形成する工程と、前記位置
合わせマークが形成された半導体装置にレーザ光を略垂
直に照射し、前記位置合わせマークで反射される垂直反
射光の反射強度からフューズの装置上座標での位置を算
出する工程と、前記フューズにレーザ光を照射して切断
する工程と、を有するこを特徴とする半導体装置の製造
方法によって達成される。
【0013】
【作用】本発明の位置合わせマークにおいては、位置合
わせマークの位置検出用ターゲットとその周囲のバック
グランドとの垂直反射光強度を変化させ反射率のコント
ラスト差を大きくする。
【0014】また、本発明の位置合わせマークを用いた
レーザトリミング装置及び半導体装置の製造方法におい
ては、位置合わせマークで反射されるレーザ光の反射率
の変化から位置合わせマークの座標を装置上座標で求め
るとともに、装置上座標と設計上座標の変換係数を算出
し、該変換係数を用いて高精度にトリミング位置を求め
て正確にレーザ光を出射する。そのため,トリミングの
不良ひいては半導体装置の製造不良を発生させない。
【0015】
【実施例】本発明の位置合わせマークの第1の実施例を
図1を用いて説明する。同図(a)は本実施例による位
置合わせマーク1の平面図、同図(b) は本実施例に
よる位置合わせマーク1のA−A断面図である。
【0016】半導体基板12上にフィールド酸化膜10
が形成され、フィールド酸化膜10上部にPSG層8が
形成されている。PSG層8上部に位置検出用ターゲッ
ト2と垂直反射率減少領域3が形成されている。位置検
出用ターゲット2のレーザ光走査方向の幅は、レーザ光
のスポット径の約2倍程度とする。垂直反射率減少領域
3は、レーザ光走査方向に対して垂直方向に伸びたAl
層4のストライプ構造で形成されている。ストライプ構
造のAl層4の幅はレーザスポット径の1/3以下また
は2μm以下、Al層4間のギャップの幅はレーザスポ
ット径の1/2以下または3μm以下とする。
【0017】位置検出用ターゲット2と垂直反射率減少
領域3の上部に、例えばPSG或いはプラズマ窒化膜等
のカバー膜6が形成されている。ストライプ構造のAl
層4により垂直反射率減少領域3のカバー膜6は凹凸形
状になっている。カバー膜6の厚さは、Al層4間のギ
ャップの幅との関係では、カバー膜厚はギャップ幅の1
/2倍程度が最良であるが、同程度でもよい。
【0018】本実施例では位置検出用のレーザ光源は、
波長1030〜1060nm、スポット径6μmφの赤
外線レーザ(図示せず)を用いている。従って、本実施
例においては、位置検出用ターゲット2のレーザ光走査
方向の幅12μm、ストライプ構造のAl層4の幅はレ
ーザスポット径の1/6の1μm、Al層4間のギャッ
プの幅はレーザスポット径の約1/4の1.4 μm、
カバー膜厚はギャップ幅の1/2の0.7μmとしてい
る。
【0019】次に動作を説明する。走査された位置検出
用のレーザ光が垂直反射率減少領域3に到達すると、レ
ーザ光はカバー膜6及びストライプ構造のAl層4で反
射する。垂直反射率減少領域3のカバー膜6の表面は、
ストライプ構造のAl層4により凹凸形状になっている
。従って、カバー膜6の凹凸形状の表面及びAl層4の
エッジ部分でレーザ光は散乱され、垂直に反射する部分
が著しく減少する。また、Al層4はレーザ光のスポッ
ト径に比して十分細いストライプであるので、Al層4
の平坦部分よりエッジ部分での散乱の割合が大きく、垂
直反射率は下がる。
【0020】レーザ光が位置検出用ターゲット2に到達
すると、位置検出用ターゲット2面はレーザビーム径に
対し広い面積を有し、かつレーザ光に垂直であるので垂
直反射率は高い。位置検出用ターゲット2のカバー膜6
表面での反射により、カバー膜6の膜厚に応じた垂直反
射率の変動はあるが、位置検出用ターゲット2の垂直反
射光の方が垂直反射率減少領域3で垂直に反射されてく
る光強度により非常に大きいものとなる。このようにし
て、位置検出用ターゲット2と垂直反射率減少領域3の
垂直反射率の差が大きくなるため常にコントラストの良
い反射率波形を得ることができる。
【0021】また、本実施例は、凹凸(段差)を有する
カバー膜6の形成に、あえて反射率の高いAl層4を用
いたことも特徴としている。位置検出用ターゲット2の
Alと同じ層に形成することにより、位置検出用ターゲ
ット2の製造工程で同時に垂直反射率減少領域3のAl
層4を形成できるから、製造プロセス上に誤差要因を無
くすことができる。
【0022】さらに、Al層は他の材料に比して厚く形
成することができるので、カバー膜6の凹凸の湾曲を大
きくすることができる。多結晶シリコンなどは、0.5
 μm程度の厚さまでしか形成できないが、Alを用い
ると1μm程度まで厚く形成できる。このためカバー膜
6表面でレーザ光を散乱させる効果が大きくなる。従っ
て、反射率の高いAlを用いても問題はなく、むしろ都
合がよい。
【0023】本発明の位置合わせマークの第2の実施例
を図2を用いて説明する。同図(a)は本実施例による
位置合わせマーク11の平面図、同図(b) は本実施
例による位置合わせマーク11のB−B断面図である。
【0024】本実施例は、垂直反射率減少領域3のAl
層4をドット形状に形成したことを特徴とする。Al層
4をドット形状にすることにより、第1の実施例のスト
ライプ形状のAl層4よりAl層4の平坦部の面積が減
少し、エッジ部分が増加し、さらに上部のカバー膜6の
凹凸をより多くすることができる。従って、第1の実施
例のストライプ形状のAl層4よりさらに優れた垂直反
射率減少効果が生じる。
【0025】ドット構造のAl層4の幅はレーザスポッ
ト径の1/3以下または2μm以下、Al層4間のギャ
ップの幅はレーザスポット径の1/2以下又は3μm以
下とする等の条件は第1の実施例と同様である。
【0026】本発明の位置合わせマークの第3の実施例
を図3を用いて説明する。本実施例による位置合わせマ
ーク21は、垂直反射率減少領域3のAl層4を市松形
状に形成したことを特徴とする。市松形状に形成するこ
とにより第2の実施例と同様な垂直反射率減少効果が得
られる。
【0027】図3において、市松模様の黒い部分はAl
層4であり、白い部分はギャップ部分である。本発明の
位置合わせマークの第4の実施例を図4を用いて説明す
る。同図(a)は本実施例による位置合わせマーク22
の平面図、同図(b) は本実施例による位置合わせマ
ーク22のC−C断面図である。
【0028】PSG層8上部に段差形成用のAl層14
が形成され、PSG層16を介して位置検出用ターゲッ
ト2が形成され、位置検出用ターゲット2と同層でAl
層14上部にPSG層16を介してストライプ構造のA
l層4が形成されている。Al層14が段差となり、P
SG層16上のAl層4は傾斜している。
【0029】位置検出用ターゲット2とAl層4の上部
に、カバー膜6が形成されている。ストライプ構造で傾
斜しているAl層4により垂直反射率減少領域3のカバ
ー膜6は傾斜面を有し、Al層4間のギャップにより凹
部形状を有する。
【0030】本実施例は、Al層4及びその上部のカバ
ー膜6において、水平面を極力減らすことにより垂直反
射率を減らすことを特徴としている。本発明の位置合わ
せマークの第5の実施例を図5を用いて説明する。同図
(a)は本実施例による位置合わせマーク23の平面図
、同図(b) は本実施例による位置合わせマーク23
のD−D断面図である。
【0031】PSG層8上部に段差形成用のAl層14
が形成され、Al層14上部のPSG層16にコンタク
トホールが形成されている。PSG層16を介して位置
検出用ターゲット2が形成され、位置検出用ターゲット
2と同層でAl層14上部に、PSG層16のコンタク
トホールを介してAl層4がコンタクトしている。Al
層4はコンタクトホールのため中央部で凹部を形成して
いる。Al層14中央部の凹部と周辺部のエッジ部及び
Al層4間のギャップにより、垂直反射率減少領域3の
カバー膜6は凹凸部を形成する。
【0032】本実施例は、第4の実施例と同様にAl層
4及びその上部のカバー膜6において、水平面を極力減
らすことにより垂直反射率を減らすことを特徴としてい
る。なお、Al層4は、その材質をAlでなくポリシリ
コン、PSG等で形成してもある程度の効果を得られる
【0033】図6に、上述した本発明の位置合わせマー
クの位置検出用ターゲット2の形状の例を示す。尚、同
図(a) 乃至(d) の何れも垂直反射率減少領域3
のAl層をドット形状としたもので、上記本発明の位置
合わせマークの第2の実施例に該当する。同図(a) 
はL字ターゲットパターン、同図(b) はI字ターゲ
ットパターン、同図(c) はII字ターゲットパター
ン、同図(d) は+字ターゲットパターンを示す。
【0034】図7に、本発明の位置合わせマークを用い
た反射率測定データを示す。同図で、(a) ,(b)
 ,(c) は何れも本発明の散乱パターンが形成され
た位置合わせマークの反射率曲線であり、(a′) ,
(b′) ,(c′) は従来の散乱パターンの無い位
置合わせマークの反射率曲線である。また、(a) ,
(a′) はカバー膜が標準の厚さのものであり、(b
) ,(b′) は標準に対し−0.1 μmのもの、
(c) ,(c′) は標準に対し+0.1 μmのも
のである。
【0035】同図(a) ,(b) ,(c) から明
らかなように、本発明の散乱パターンが形成されている
位置合わせマークは、反射率がカバー膜厚に影響されず
、カバー膜厚が標準よりも薄くても厚くてもターゲット
パターン領域と散乱パターン領域とでコントラスト差が
大きい。
【0036】これに対し、同図(a′) ,(b′) 
,(c′) から明らかなように、従来の散乱パターン
が無い位置合わせマークは、カバー膜厚が標準よりも薄
くても厚くても反射率が変化してしまい、ターゲットパ
ターン領域とフィールド領域とでコントラスト差が小さ
い。
【0037】本発明の位置合わせマークの第6の実施例
を図8を用いて説明する。同図(a)は本実施例による
位置合わせマーク24の平面図、同図(b) は本実施
例による位置合わせマーク24のE−E断面図である。
【0038】フィールド酸化膜10上部にPSG層8が
形成されている。PSG層8上部に位置検出用ターゲッ
ト2と垂直反射領域18が形成されている。位置検出用
ターゲット2は、レーザ光走査方向に対して垂直方向に
伸びたAl層20のストライプ構造で形成されている。 垂直反射領域18のレーザ光走査方向の幅は、レーザ光
のスポット径の約2倍程度である。位置検出用ターゲッ
ト2と垂直反射領域18の上部に、PSGのカバー膜6
が形成されている。ストライプ構造のAl層20により
位置検出用ターゲット2のカバー膜6は凹凸形状になっ
ている。
【0039】次に動作を説明する。走査されたレーザ光
が垂直反射領域18に到達すると、垂直反射領域18は
レーザビーム径に対し広い面積を有し、かつ水平である
ので垂直反射率は高い。
【0040】位置検出用のレーザ光が位置検出用ターゲ
ット2に到達すると、レーザ光はカバー膜6及びストラ
イプ構造のAl層20で反射する。位置検出用ターゲッ
ト2のカバー膜6の表面は、ストライプ構造のAl層2
0により凹凸形状になっている。従って、カバー膜6の
凹凸形状の表面及びAl層20のエッジ部分でレーザ光
は散乱され、垂直に反射する成分が著しく減少する。ま
た、Al層20はレーザ光のスポット径に比して十分細
いストライプであるので、Al層20の平坦部分よりエ
ッジ部分での散乱の割合が大きく、垂直反射率は下がる
。位置検出用ターゲット2の垂直反射光の方が垂直反射
領域18で垂直に反射されてくる光強度よりも著しく弱
い。従って、位置検出用ターゲット2と垂直反射領域1
8の垂直反射率の差が大きくなるため常にコントラスト
の良い反射率波形を得ることができる。
【0041】本実施例の位置合わせマーク24は、凹凸
部を有する位置検出用ターゲットで位置検出光を散乱し
垂直反射を減少させ、凸平面部を有する垂直反射領域で
位置検出光を垂直反射させることを特徴としている。す
なわち、凸平面部と凹凸部の役割が第1の実施例と逆の
関係になっている。従って、垂直反射を減少させる位置
検出用ターゲットの凹凸部は、ストライプ形状以外に、
第2乃至第5の実施例で用いたドットや市松形状等で形
成してもよい。
【0042】このように、本実施例によれば、カバー膜
厚のロット間のばらつきに関係なくコントラストの高い
位置合わせパターンの反射波形が得られ、これによりレ
ーザトリマ等の位置合わせ精度の向上が図られる。また
、従来カバー膜の膜厚の差で多重反射が起こりコントラ
ストが悪化するため、Alの位置合わせパターン上のカ
バー膜をエッチングしていたが、この工程も不要となる
。また、垂直反射率減少領域とした位置検出用ターゲッ
ト2の部分は、L字パターン、I字パターン、II字パ
ターン、+字パターン等に形成できる。
【0043】本発明の位置合わせマークは上記実施例に
限らず種々の変形が可能である。例えば、垂直反射率減
少領域3のパターン形成用材質はAl以外でも、散乱効
果を大きく取れれば他の材料を用いてもよい。
【0044】また、第2の実施例のドット形状は他の形
状、例えば正方形又はそれに近い円或いは長方形等でも
よい。次に、位置合わせマークを用いるレーザトリミン
グ装置をICチップの冗長用ビットのフューズを切断す
る場合を例として説明する。
【0045】図9に、冗長用ビット26の極めて簡単な
回路を例示する。同図に示すように、a点と接地したc
点間にフューズ27と抵抗28を直列接続し、中間のb
点から分岐してインバータ29を接続する。フューズ2
7の抵抗値をR、抵抗28の抵抗値を2Rとしてa点の
電圧をVccとすれば、b点の電位はフューズ27の切
断前は2/3Vcc、切断後は0となる。これを「1」
と「0」に対応させることができ、フューズ27の切断
加工をアドレス記憶ROMの形成過程に用いることがで
きる。
【0046】図10に位置合わせマークと冗長用ビット
が形成された半導体装置の、冗長用ビットのフューズ部
分で切断された極めて模式的な断面図を示す。半導体基
板12上にフィールド酸化膜10が形成され、次にフィ
ールド酸化膜10上にPSG層8が形成される。そして
、PSG層8上に冗長用ビット26のポリシリコン等を
用いたフューズ27部分が設けられ、後PSG層8′が
積層される。次に、冗長用ビット26形成領域外のPS
G層8′上部には、本発明の位置合わせマークの第1の
実施例と全く同じAl層4の平坦部分に形成された位置
検出用ターゲット2とAl層4のストライプ構造で形成
された垂直反射率減少領域3が形成され、その上部には
例えばPSG或いはプラズマ窒化膜等のカバー膜6が形
成される。
【0047】図11には、冗長用ビット26が形成され
ているICチップ30内に、位置合わせマーク31が配
置される例を示す。同図には冗長用ビット26のフュー
ズ27部分を模式的に例示してある。この例では、位置
合わせマーク31の位置検出用ターゲット2のターゲッ
トパターンはI字パターンであり、ICチップ30内の
四隅にX軸用ターゲット32aとY軸用ターゲット32
bの対が4個設けられている。
【0048】図13は、位置合わせマークを用いるレー
ザトリミング装置34の一実施例の構成図であり、同図
を参照して以下説明する。クリプトンアークランプ等の
励起用光源35a、Hd:YAG結晶等の活性媒質であ
るレーザロッド35b、共振器を形成する反射鏡35c
等から成るレーザ光源36からは、コヒーレントな平行
光が出射される。Qスイッチ37は冗長用ビット26の
フューズ27を切断する際、スイッチがONされて時間
幅が狭く尖頭出力の大きい単一パルス(ジャイアントパ
ルス)を発振させる。減衰器38はレーザ光の強度を必
要に応じ(例えば位置合わせ時)減衰させ、ビームエク
スパンダ39は細い平行光線束を太い平行光線束に変換
させる。
【0049】第1のハーフミラー40は、レーザ光源3
6からQスイッチ37、減衰器38、ビームエクスパン
ダ39を経て入射してくるレーザ光を一部透過して入射
光パワーメータ41に入射させ、反射光をフォーカスコ
ントロールを行う対物レンズ42に向かわせる。
【0050】フォーカスコントロールされた入射光は、
XYステージ43上に載置された冗長用ビット26及び
位置合わせマーク31が配置されているICチップ30
が形成されているウェハ44上に照射される。上記Qス
イッチ37、減衰器38、ビームエクスパンダ39、第
1のハーフミラー40及び対物レンズ42は、レーザ光
照射手段36′を構成する。
【0051】第2のハーフミラー45は、入射光路を戻
り対物レンズ42を通過して進むウェハ44からの反射
光の一部を反射させてモニタTVカメラ46に入射させ
、透過光を反射光パワーメータ47に入射させる。モニ
タTVカメラ46により位置合わせを含むトリミング時
のウェハ44上の状況が把握される。
【0052】入射光パワーメータ41、反射光パワーメ
ータ47は、各々入射光、垂直反射光の強度を検出し、
その検出強度を反射率算出回路48に出力する。反射率
算出回路48では、垂直反射光強度/入射光強度=反射
率を算出し、反射率データを装置全体を統括制御する演
算処理手段49に出力する。
【0053】演算処理手段49に接続される記憶手段5
0のうちの第1記憶部50aは冗長用チップ,アドレス
データ等のプライマリーテストデータを格納し、第2記
憶部50bは、位置合わせマークの位置検出用ターゲッ
トの座標、冗長用ビット26のフューズ座標等の設計パ
ターンデータを格納し、ROM50cは演算処理手段4
9が装置に対して各種制御を行うときのシステムプログ
ラムを格納する。
【0054】演算処理手段49は、反射率算出回路48
で算出された反射率からX軸用ターゲット32a、Y軸
用ターゲット32bの中心の座標を装置上座標で求め、
記憶手段50に格納されている各種データを適宜読み出
し、反射率から求めた位置合わせマーク31の装置上座
標での座標と予め記憶されている設計上座標での座標と
の比較から装置上座標と設計上座標との変換係数を求め
、該変換係数と予め記憶されている冗長用ビット26の
切断するフューズ27の設計上座標での座標から切断す
るフューズ27の位置を装置上座標で求め、これらのデ
ータに基づきレーザ光を照射してフューズ27を切断す
る他、装置全体を統括制御する。
【0055】記憶手段50内に設けられているRAM5
0dは、演算処理回路49で算出される変換係数、切断
するフューズの装置上座標での位置等のデータを一旦格
納し、必要に応じ演算処理回路49からの読み出しに応
ずる。
【0056】ステージ駆動手段51は、演算処理手段4
9の指示によりXYステージ43をX方向、Y方向に移
動させ、ステージ上に載置されるウェハ44の冗長用ビ
ット26の切断するフューズ27の位置を光学系のレー
ザ光照射位置に一致させる。
【0057】光源駆動手段52は、演算処理手段49の
指示により、レーザパルスの出射時或いは位置合わせ時
に応じて、Qスイッチ37、減衰器38をON,OFF
させ、レーザ光の光強度の調節を行う。
【0058】以下、図14に示す処理手順を参照して、
レーザトリミング装置34の動作を説明する。先ず、位
置合わせを行う、位置合わせはウエハ44に形成されて
いるチップ30上に配置された位置合わせマーク31の
ポイントを装置上座標で検出することにより行われる。 ここで、図12に一例を示すようにポイント33とはX
軸用ターゲット32aの中心とY軸用ターゲット32b
の位置検出用ターゲット2の中心を延長した線のクロス
する点をいうものとする。チップ30の四隅に位置合わ
せマーク31が配設されていれば、4個のポイントがあ
ることになる。尚、少なくとも2個検出すれば良く、そ
れ以上検出すれば位置合わせの精度が増す。各ポイント
の検出は、各々のX軸用ターゲットの検出とY軸用ター
ゲットの検出により行われる。
【0059】ステップ(以下、STとする)1は第1ポ
イントの検出であり、ステップST1xのX軸用ターゲ
ット検出と、ステップST1yのY軸用ターゲット検出
とよりなる。
【0060】図15にステップST1xのX軸用ターゲ
ット検出の処理手順を示す。ステップST1x1では、
反射率算出回路48により反射率の測定とターゲットの
中心を装置上座標で求めることが行われる。即ち、ステ
ージ駆動手段51を作動させXYステージ43をX方向
に動かし、光源駆動手段52を作動させターゲットの予
想位置の前後±20乃至80μmの区間を線状にレーザ
光の走査をしながらウェハ44上にレーザ光を照射し、
該区間を一回走査する間に垂直反射光強度/入射光強度
で求める反射率のディジタル情報を約1024個取り込
む。このとき、位置合わせマーク31の散乱パターンと
ターゲットパターンの反射率の差から装置上座標のター
ゲット幅が求まる。この装置上座標で求めたターゲット
幅は、位置合わせマーク30の位置検出用ターゲット2
のエッジ部分の散乱から厳密には設計上ターゲット幅と
一致していない。反射率を測定して求めたターゲット幅
と設計上ターゲット幅と比較して略一致していればその
ターゲットの中心の座標を装置上座標で求める。
【0061】ステップST1x2では、ステージ駆動手
段51を作動させXYステージ43をY方向に約5〜7
μm動かして前走査位置とは別の位置でステップST1
x1と同様な処理を行いターゲットの中心の座標を装置
上座標で求める。
【0062】ステップST1x3では、上記で求めた2
つのターゲットの中心の座標の差を求め、その差が設定
誤差(例えば0.3 μm)内にあるかどうか判定が行
われる。その差が誤差内になければ設定誤差内になるま
で、XYステージ43をY方向に約5〜7μm動かして
上記ステップを繰り返す。設定誤差内になれば次のステ
ップST1X4に進む。
【0063】ステップST1X4では、上記ステップで
求めたターゲットの中心位置の座標のうち、誤差が最小
となる2測定位置の座標の平均を算出し、その値をX軸
用ターゲット32aの即ち測定ポイントの装置上座標の
X座標とする。
【0064】上記ステップST1X1乃至ステップST
1X4のステップにより第1ポイントの装置上座標での
X座標が求まる。また、Y軸用ターゲット検出のステッ
プST1yでも、上記X軸用ターゲット32a検出のス
テップST1xの操作でX軸とY軸を入れ換えるだけの
同様な操作が行われてY軸用ターゲット32bの装置上
座標でのY座標が検出され、結局、ステップST1で第
1ポイントの装置上座標でのX.Y座標が求まる。
【0065】ステップST2,ステップST3,ステッ
プST4で行われる操作はステップST1と略同様であ
るのでその説明を省略する。少なくともステップST1
及びステップST2、或いは必要に応じてステップST
3,ステップST4の操作を加えることで、XYステー
ジ43に載置されているウェハ44内のチップ30の第
1ポイント及び第2ポイントの装置上座標での各X,Y
座標が求まり、さらにそれに加えて第3ポイント、第4
ポイントの装置上座標での各X,Y座標が求まる。
【0066】次に、ステップST5では、装置上座標と
設計上座標との変換係数が算出される。これは、上記し
たステップST1及びステップST2の少なくとも2つ
のステップから得られた装置上座標での各ポイントの座
標と、予め記憶されている設計上座標での各ポイントの
座標とを比較することにより行われる。例えば、第1ポ
イントと第2ポイントとの装置上座標での座標間の距離
及び方向と、予め記憶されている設計上座標での第1ポ
イントと第2ポイントとの座標間の距離及び方向とを比
較すれば、製造段階で生じた半導体装置の素子パターン
の伸縮,拡張の程度が把握できるとともに、装置上座標
と設計上座標の変換係数が算出できる。
【0067】次に、ステップST6では、予め第1記憶
部50aに記憶されているプライマリーテストの冗長用
チップ,アドレスデータ及び予め第2記憶部50bに記
憶されている設計上フューズ座標データから、切断する
フューズ27の設計上座標での座標を読み出す。
【0068】次に、ステップST7では、ステップST
5で算出された装置上座標と設計上座標の変換係数と、
ステップST6で読み出された切断するフューズ27の
設計上座標での座標から、切断するフューズ27の位置
を装置上座標での座標で求める。そして、求めたデータ
をステップST8で一旦RAM50dのファイルに収納
する。
【0069】次に、ステップST8でファイルされたデ
ータに従い、ステップST9でステージ駆動手段51に
よりXYステージ43のコントロールを行いウェハ44
上の冗長チップ26の切断するヒューズ27の位置にレ
ーザ光の照射位置を合わせ、レーザパルスを出射する。 そして、ファイルに従いXYステージコントロール及び
レーザパルス出射を繰り返す。
【0070】このように、本実施例では、位置合わせマ
ークで反射されるレーザ光の反射率を測定して、該反射
率の変化から位置合わせマークのポイントの座標を少な
くとも2個装置上座標で求めるとともに、該ポイントの
反射率測定で求められた装置上座標と予め記憶されてい
る設計上座標での座標を比較して装置上座標と設計上座
標との変換係数を算出し、該変換係数と予め記憶されて
いるプライマリーテストの冗長チップ,アドレスデータ
及び設計上フューズの設計上座標での座標データから、
切断するフューズの位置を装置上座標で高精度に求めて
正確にレーザ光を出射する。そのため、冗長用ビットの
フューズ切断不良を発生させない。
【0071】尚、上記実施例では、位置合わせマーク及
びトリミング装置を、冗長用ビットのフューズ切断用の
位置合わせマーク及びそのトリミング装置として説明し
たが、本発明の位置合わせマークは半導体装置のトリミ
ング工程用に限られることはなく、さらに本発明のトリ
ミング装置は冗長用ビットのフューズ切断にのみ用いら
れるものではない。
【0072】
【発明の効果】以上の通り、本発明の位置合わせマーク
によれば、レーザ等の光学系を用いた位置合わせにおい
て、位置合わせマークの位置検出用ターゲットとその周
囲のバックグランドの垂直反射光強度を変化させ反射率
のコントラスト差を大きくできるので、SN比が改善さ
れ正確な位置合わせができるようになる。
【0073】また、本発明のレーザトリミング装置及び
半導体装置の製造方法においては、高精度にトリミング
位置を求めて正確にレーザ光を出射するので、トリミン
グの不良ひいては半導体装置の製造不良を発生させない
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の位置合わせマークの第1の実施例を示
す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の位置合わせマークの第2の実施例を示
す図であり、(a)は平面図,(b)は断面図である。
【図3】本発明の位置合わせマークの第3の実施例を示
す平面図である。
【図4】本発明の位置合わせマークの第4の実施例を示
す図であり、(a)は平面図,(b)は断面図である。
【図5】本発明の位置合わせマークの第5の実施例を示
す図であり、(a)は平面図.(b)は断面図である。
【図6】本発明の位置合わせマークのターゲットパター
ンの例を示す図であり、(a)はL字ターゲットパター
ン、(b)はI字ターゲットパターン、(c)はII字
ターゲットパターン、(d)は十字ターゲットパターン
である。
【図7】本発明と従来例の位置合わせマークの反射率測
定データを示す図であり、(a),(b),(c)は本
発明の位置合わせマークで散乱パターンが有り、(a′
),(b′),(c′)  は従来例の位置合わせマー
クで散乱パターンが無く、(a),(a′)はカバー膜
厚が標準のもの、(b),(b′)は標準より−0.1
 μmのもの、(c),(c′),は標準より+0.1
 μmのものである。
【図8】本発明の位置合わせマークの第6の実施例を示
す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図9】冗長用ビットの極めて簡単な回路例を示す図で
ある。
【図10】冗長用ビットのフューズと位置合わせマーク
が形成されている半導体装置の断面図である。
【図11】チップ内のターゲット配列例を示す図である
【図12】ポイントの説明図である。
【図13】本発明のレーザトリミング装置の一実施例の
構成例を示す図である。
【図14】位置合わせからレーザ光出射までの処理手順
を示す図である。
【図15】X軸用ターゲット検出の処理手順を示す図で
ある。
【符号の説明】
1,11,21,22,23,24,31      
位置合わせマーク 2      位置検出用ターゲット 3      垂直反射率減少領域 4      Al層 6      カバー膜 8      第1のPSG層 8′    第2のPSG層 10    フィールド酸化膜 12    基板 14    Al層 16    PSG層 18    垂直反射領域 20    Al層 26    穴長用ビット 27    フューズ 30    チップ 31    位置合わせマーク 34    レーザトリミング装置 36    レーザ光源 36′  レーザ光照射手段 43    XYステージ 48    反射率算出回路 49    演算処理手段 50    記憶手段 51    光源駆動手段 52    ステージ駆動手段

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  位置検出光を垂直反射させる反射領域
    と、前記位置検出光を散乱し垂直反射を減少させる垂直
    反射率減少領域と、を有することを特徴とする位置合わ
    せマーク。
  2. 【請求項2】  位置検出光を散乱し垂直反射を減少さ
    せる凹凸部よりなる垂直反射率減少領域と、前記位置検
    出光を垂直反射させる平面部を有する反射領域と、を有
    することを特徴とする位置合わせマーク。
  3. 【請求項3】  前記垂直反射率減少領域は、位置検出
    光走査方向に対して垂直方向に伸びたストライプ状の反
    射膜で形成されていることを特徴とする請求項1または
    2記載の位置合わせマーク。
  4. 【請求項4】  前記垂直反射率減少領域は、ドットパ
    ターンに形成されている反射膜であることを特徴とする
    請求項1または2記載の位置合わせマーク。
  5. 【請求項5】  前記垂直反射率減少領域は、市松形状
    パターンに形成されている反射膜であることを特徴とす
    る請求項1または2記載の位置合わせマーク。
  6. 【請求項6】  前記垂直反射率減少領域は、段差形成
    用の膜がストライプ構造に形成され、その上部にストラ
    イプ構造の反射膜が傾斜して形成されていることを特徴
    とする請求項1または2記載の位置合わせマーク。
  7. 【請求項7】  前記垂直反射率減少領域は、段差形成
    用の膜がドット構造に形成され、その上部に中央部で凹
    部を有する反射膜がコンタクトしていることを特徴とす
    る請求項1または2記載の位置合わせマーク。
  8. 【請求項8】  光反射膜をパターニングして形成した
    位置合わせマークを有する半導体装置であって、該位置
    合わせマークは位置検出光を反射するターゲットパター
    ンと、該ターゲットパターンよりも小さい複数のパター
    ンを有し、前記光反射膜はカバー膜で覆われており、前
    記複数のパターン部分では垂直入射光が散乱することを
    特徴とする半導体装置。
  9. 【請求項9】  位置検出光を垂直反射させる反射領域
    と、該反射領域の近傍に形成され前記位置検出光を散乱
    し垂直反射を減少させる垂直反射率減少領域と、を有す
    る位置合わせマークを備えるとともに、ステージ上に載
    置された半導体装置に位置検出光を照射する光照射手段
    と、前記位置合わせマークで反射される垂直反射光の強
    度を測定する測定手段と、前記半導体装置に関するテス
    トデータおよび設計データを記憶する記憶手段と、前記
    垂直反射光の強度と、前記テストデータ及び設計データ
    とから前記半導体装置のトリミング位置を装置上座標で
    求める演算処理手段と、前記ステージを駆動するステー
    ジ駆動手段と、を有することを特徴とするレーザトリミ
    ング装置。
  10. 【請求項10】  レーザ光を散乱し垂直反射を減少さ
    せる垂直反射率減少領域と、該垂直反射率減少領域の近
    傍に形成され前記レーザ光を垂直反射させる垂直反射領
    域と、を有する位置合わせマークを備えるとともに、ス
    テージ上に載置された半導体装置に前記レーザ光を照射
    するレーザ光照射手段と、前記位置合わせマークで反射
    される垂直反射光の強度を測定する測定手段と、前記半
    導体装置に関するテストデータ及び設計データを記憶す
    る記憶手段と、前記垂直反射光の強度と、テストデータ
    及び設定データとから前記半導体装置のトリミング位置
    を装置上座標で求めるとともに、装置全体を制御する演
    算処理手段と、前記ステージを駆動するステージ駆動手
    段と、を有し、前記レーザトリミング位置の検出後レー
    ザ光強度を上昇させてレーザトリミングを行うことを特
    徴とするレーザトリミング装置。
  11. 【請求項11】  半導体基板上にフューズ部分を形成
    する工程と、前記フューズ部分以外の領域に光反射膜を
    形成する工程と、該光反射膜をパターニングして位置検
    出光を垂直反射させる反射領域と、該反射領域よりも小
    さい複数のパターンよりなり前記位置検出光を散乱し垂
    直反射を減少させる垂直反射率減少領域と、を形成する
    工程と、前記反射領域及び前記垂直反射率減少領域上に
    カバー膜を形成する工程と、前記反射領域及び前記垂直
    反射率減少領域に位置検出光を略垂直に照射して、その
    垂直反射光強度から求められる基準点に基づきフューズ
    の位置を算出する工程と、該フューズにレーザ光を照射
    して切断する工程と、を有することを特徴とする半導体
    装置の製造方法。
  12. 【請求項12】  半導体基板上にフューズ部分を形成
    する工程と、前記フューズ部分以外の領域に位置検出光
    を散乱し垂直反射を減少させる凹凸部よりなる垂直反射
    率減少領域と、前記位置検出光を垂直反射させる平面部
    を有する垂直反射領域と、を有する位置合わせマークを
    形成する工程と、前記位置合わせマーク上にカバー膜を
    形成する工程と、前記位置合わせマークが形成された半
    導体装置にレーザ光を略垂直に照射し、前記位置合わせ
    マークで反射される垂直反射光の反射強度からフューズ
    の装置上座標での位置を算出する工程と、前記フューズ
    にレーザ光を照射して切断する工程と、を有するこを特
    徴とする半導体装置の製造方法。
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