JP2861927B2 - 光学的多層物体の傾きもしくは高さの検出方法及びその装置 - Google Patents

光学的多層物体の傾きもしくは高さの検出方法及びその装置

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JP2861927B2
JP2861927B2 JP8097987A JP9798796A JP2861927B2 JP 2861927 B2 JP2861927 B2 JP 2861927B2 JP 8097987 A JP8097987 A JP 8097987A JP 9798796 A JP9798796 A JP 9798796A JP 2861927 B2 JP2861927 B2 JP 2861927B2
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    • G03F9/00Registration or positioning of originals, masks, frames, photographic sheets or textured or patterned surfaces, e.g. automatically
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    • G03F9/7003Alignment type or strategy, e.g. leveling, global alignment
    • G03F9/7023Aligning or positioning in direction perpendicular to substrate surface
    • G03F9/7026Focusing

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエハ等光学的多
層物体の傾きもしくは高さを光学的に検出する方法及び
その装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の半導体ウエハ等の光学的多層構造
物体の傾き検出装置は第1の公知例である特開昭61−
170605号公報に記載のよう図8のレーザダイオー
ド2を出射した光をレンズ14により指向性のビームと
しウエハ4に上方より照射し、反射光を2次元位置検出
器20で位置検出するものである。
【0003】また計測対象を光学的多層構造物体に限ら
ず一般的対象の距離(高さ)及び傾き計測装置は第2の
公知例である図9の特開昭62−218802号公報に
示されている。この公知例では傾きについては垂直に入
射し、第1の公知例と同様第2の受光器で求められ、距
離(被測定物6の面に垂直方向)は第1の光路9により
入射角60°程度で照射されたスポットを第1の検出器
上に結像し、その結像位置から求めている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は半導体
ウエハ等ウエハ表面上に薄膜構造で形成されたパターン
や、その上にフォトレジストを1〜数μmの厚さで塗布
されたものに適用すると照射光は被測定物の表面で反射
するだけでなく、屈折して層構造の内部にも入射し、下
地層で反射した光が、再び表面を通り、上記の最上面で
反射した光に重畳される。この際最上面と下地面で反射
した光は互に干渉しあい、膜の厚さと照射光の入射角度
の微小な変化に対し干渉強度が大きく変化する。図8や
図9の距離を検出する系のように斜めより照射すると図
4に示すように被測定物体からの反射光の分布は入射時
の分布(例えばガウス分布)とは異なったものとなり、
しかも、被測定物体の層構造や、それを構成する物質の
光学定数により分布は異って来る。この結果、被測定物
が異なるたびに測定データにオフセットが発生し、正確
な絶対値測定が困難になる。また図9の傾き検出では垂
直に照射しているが、傾きや高さ検出を半導体露光装置
や、半導体パターン検査装置に適用しようとすると、露
光光学系や検出光学系と照射光学系が重なり、光学系の
構成が難しくなる。
【0005】上述の光学的多層物体の干渉による測定誤
差の発生は特に干渉方式により被測定物の表面の傾きや
高さを測定する場合に顕著に問題となる。干渉方式の場
合被測定物の表面で反射した光と参照光とで発生する干
渉縞から反射光の波面の傾きや位相を求め、これが被測
定物の傾きや高さを表わすことになる。しかし多層構造
物の場合、図4に示すように被測定物に0〜85°程度
の通常の入射角度で入射すると多層構造物体の表面や内
部の各層間で反射した光が干渉し、被測定物反射直後の
光の振幅や位相は各層の厚さや、その場所による変化に
より大きく変化を受ける。この結果参照光を重畳して得
る干渉縞は正確な正弦波形とならず、大きな誤差を発生
してしまう。
【0006】本発明の目的は上記従来の課題を解決し、
半導体ウエハ等層構造から成る物体の傾き又は高さの少
くとも一方を被測定物体の構造や光特性に関係なく、正
確に測定することができるようにした光学的多層物体の
傾きもしくは高さの検出方法及びその装置を提供するこ
とにある。
【0007】また、本発明の目的は露光装置や、検査装
置に実装容易にすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においてはウエハ等多層構造を有する被測定
物体の表面に、比較的指向性の高い光を、その主光線の
入射角が85°以上になるように斜めより照射する。入
射角度が85°以上になると図5,図6に示すように入
射光の振幅に対する反射光の振幅の比は小さくなり、ほ
とんどの光が表面で反射し、内部への入射は僅かにな
る。更に照射する光の振幅をS偏光にすると表面での反
射は益々大きくなる。
【0009】被測定物体に入射する照射光の正反射の方
向は被測定物体の傾きαに対し2αとなる。この正反射
光をほぼ垂直に反射させ元の光路に戻し、再び被測定物
に入射させると、図12に示すように正反射光は4αと
なる。即ち被測定物の傾きの4倍の傾きが正反射光に生
じることになる。
【0010】更に本発明では傾きや高さを検出する方法
として干渉を用いる場合、前述した干渉法を用いる従来
の課題に対し、表面での反射を大きくすることにより正
反射光の振幅や位相はほとんど表面の情報を表わすこと
になり、内部の層の厚さやパターン段差の影響を受けな
くなる。
【0011】被測定物体に入射する光の振幅をS偏光、
P偏光に対しAS,APとすると、屈折率nの物体の表面
で反射及び屈折する光の振幅RS,RPおよびDS,DP
入射角θ、屈折角ψ(sinψ=sinθ/n)に対
し、以下の式で与えられる。
【0012】
【数1】
【0013】
【数2】
【0014】
【数3】
【0015】
【数4】
【0016】S偏光では入射角が0°から60°、P偏
光では0°から75°程度までは表面反射光より透過光
の方が大きく、下地の多層構造の境界からの反射光より
表面反射光との間で振幅の大きな干渉が発生する。入射
角が上記値から85°程度までは表面反射光の振幅の方
が大きくなるが、正確な測定を実施するには不十分な条
件である。以下にその理由を示す。
【0017】図3に示すように入射角θで入射した振幅
Aの光は屈折角ψ、振幅Dで屈折し、下地で振幅反射率
Rbで反射すると、この反射光の振幅はD・Rbとなる。
ここで入射光Aの振幅を1とするとDは振幅透過率にな
る。従って下地で反射した光が表面を通過するとその振
幅はRb・D 2 となる。他方振幅A(=1)で入射した光
は表面で反射しその振幅はRとなる。ここでRやDは入
射光の偏光がSかPかでRS,DS及びRP,DPで表わせ
ば上記(数1)〜(数4)が成立する。表面で反射した
光R0と下地で反射した光R1は層の厚さdが薄いと重な
り、その結果次式で示す複素振幅ARの光となる。
【0018】
【数5】
【0019】但しここでλは測定に用いる光の波長であ
る。図3に示す膜の厚さdは僅かな変化(波長の1桁下
の長さの変化)に対しても(数5)からARの位相が変
化することが分る。そこで入射角θとR,Dの関係はS
及びP偏光に対しそれぞれ図5及び図6に示す通りであ
り、このグラフから更に分り易くするためノイズ成分と
なる(数5)の第1項に対する第2項の振幅比Rb・D2
/Rを求めれば、測定に及ぼす誤差の程度を評価するこ
とができる。そこで最悪のケースとしてRb=1の場合
を考え、D2/Rを入射角度θに対し、また2つの偏光
に対して求めたものが図7である。D2/Rは各種検出
方法において雑音(誤差)成分となるため、この値を5
%以下に保つには85°以上の入射角にする必要がある
ことが分る。またS偏光状態で入射すれば更に雑音が小
さくなり、上記値を5%以下に保つには、82°以上で
あればよいことが図7から分る。
【0020】被測定物体表面で2度反射させる方法は前
述した様に傾きと高さの検出感度を向上させることにな
り、精度の高い測定を可能にする。
【0021】また干渉法による検出では下地面からの反
射光は干渉パターンに重畳し干渉縞のピッチャ位相を乱
すが、85°以上の入射によりまた更にS偏光を用いる
ことにより前述した通りほとんどこの影響を除くことが
可能となり、精度の高い検出が可能となる。更にこの干
渉測定に用いる参照光の光路を測定光とほぼ同一の光路
にすることにより空気のゆらぎ等の測定環境の影響をほ
とんど受けない安定で高精度の測定を実現する。
【0022】上述の傾き及び高さ測定方法を半導体露光
装置に適用すると、露光光学系との空間的干渉がなく、
しかも上記のように高精度にウエハの露光部分の傾きと
高さを検出することが可能なため、この検出値から、ウ
エハの傾きや高さを制御し、露光結像面にウエハの表面
を精密に合せることができ、サブミクロンパターンを露
光領域全面に亘り、正確に焼付けることが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図1に
示す。図1は半導体露光装置の露光状態にありウエハの
露光領域の傾きを検出するものである。81は露光照明
系、9はレチクルであり、8は縮小露光レンズであり、
レチクル9のパターンがウエハ4上に露光される。この
際ウエハ表面に塗布されたフォトレジストの面は、ウエ
ハのうねり、厚さむら、ウエハチャックの平面性等によ
り必ずしも平面でない。そこで1の半導体レーザから出
射したレーザ光をコリメートレンズ11により細い平行
ビームとし、ミラー13を介しウエハのレジスト表面の
しかも露光領域に85°以上の入射角で入射する。反射
した光はミラー210、集光レンズ20により、光位置
検出器3′上に集光させ、その集光位置を検出する。露
光領域がα傾いていると正反射光は2α傾くため集光レ
ンズの焦点距離をfとすると光位置検出器の集光スポッ
トは2αfずれる。従って、検出された信号は処理回路
5′に送られ、ウエハチャックを搭載したチルト機構を
駆動し、レチクルパターン像面にウエハ上のフォトレジ
スト面が一致する様に制御される。この際半導体レーザ
出射光161′がウエハ面にS偏光で入射するように半
導体レーザを配置すれば前述したごとくより正確な傾き
検出が可能になる。図1の実施例では光位置検出器3′
はx,y両方向を検出するタイプであり、一つの検出系
で2方向の傾きを求めることができる。
【0024】図1で紙面と垂直な方向に第2の検出系を
設け、xとyの方向の傾きを別々に検出してもよい。ま
た光源は比較的指向性の高い光をウエハに照射できれば
半導体レーザに限らない。
【0025】図2は本発明の一実施例であり、図1と同
一番号は同一物を表す。半導体レーザ1を出射した光は
入射角85°以上でウエハに入射し集光レンズ11′に
より光源像がウエハ上の露光領域内に形成される。反射
した光はミラー210、レンズ21,22により光位置
検出器3′′上に集光される。ウエハ表面が露光光学系
のレジストパターン結像位置にあれば光位置検出器
3′′の中心に、上下にずれれば光位置検出器3′′の
中心から左右にずれるため、光位置検出器3′′の検出
信号を処理回路5′に送り、ウエハ上下テーブルを駆動
制御すれば、常に正しい焦点合せが可能となる。レーザ
光の偏光をウエハ面にS偏光で入射するように構成すれ
ばより正確にフォトレジスト表面の高さを求めることが
可能となる。
【0026】図10は本発明の一実施例であり、図1と
同一部品番号は同一物を表わしている。コリメートレン
ズ11により得られた平行光はビームスプリッタ19′
を通り、ウエハのフォトレジスト面に85°以上の入射
角例えば87°で入射する。正反射した光は平面鏡14
にほぼ垂直に入射し、反射光は再びフォトレジスト面で
正反射し、ビームスプリッタ19′で反射され集光レン
ズ20により光位置検出器3′上に集光され、集光スポ
ットの位置が検出される。ウエハへの入射角を87°と
し図11に示すようにS偏光16Sになる様にすると図
7に示すようにDS 2/RSは0.0065、即ち0.6
5%となり、ほとんどフォトレジスト内に入る光162
1は無視できるようになり、図11に示すように下地層
が凸凹しているも、その影響は全くほとんど受けず、平
行光のまま正反射する。従って光位置検出器3′には集
光度の高い鋭いスポット光が得られる。更に本実施例で
は図12に示すように平面鏡14で垂直に反射され、再
びウエハに入射するため、ウエハが4から4′にαだけ
傾くと、最終的に光位置検出器に戻って来る光は4α傾
くことになり、図1の実施例に比べ2倍高い感度で光位
置を検出することが可能となる。この結果S/N、感度
とも従来に比べ非常に優れた傾き検出が可能となる。
【0027】図13は本発明の一実施例であり、図2と
同一番号は同一物を表す。集光レンズ11′で得られた
集光ビームはウエハ上の照射位置Aでほぼ集光する。入
射角度は85°以上である。正反射光はコリメートレン
ズ141により平行光にされ、平面鏡14にほぼ垂直に
入射する。反射光は往路とほぼ同一光路を通り、ウエハ
上でほぼ集光し、再び反射し、ビームスプリッタ12を
通過し、集光レンズ22により光位置検出器3′′上に
集光される。図14は実線で示したウエハの表面(反射
面Σ)4が点線の4′(反射面Σ)に変化した場合のウ
エハ近傍の集光点の位置を説明している。反射面がΣの
時には往路、復路ともA点に集光する場合について考え
る。反射面がΣ′の時にはΣ′面が鏡面となり、往路の
A点はA′点に鏡像を作る。このA′点から出た光はレ
ンズ141平面鏡14により、復路ではA′′に集光す
る。この集光点はΣ′が鏡面となりA′′′にA′′点
の鏡像を作る。従って復路からはあたかもA′′′から
光が出射するごとく集光レンズ22入射し、光位置検出
器3′′にはA′′′の像位置に光が集光する。Σと
Σ′の距離、即ちウエハの上下移動をΔhとすると
【0028】
【数6】
【0029】となり、復路の発光点位置はウエハの変位
量の4倍(4Δh)シフトする(図14参照)。この結
果図2の実施例に比べ2倍の変位量が光位置検出器
3′′で検出される。この結果高感度でS/Nの高い高
さ検出が可能となる。
【0030】図15は本発明の一実施例図である。図1
と同一番号は同一物を表わしている。レーザ等可干渉性
光源1を出射した光はコリメータレンズ11により平行
光15となりプリズム10に入射する。プリズム10は
入射光15を2つの平行ビーム16と17に分離する。
この2つの平行ビームは0点で重なる様に互に一定の角
度θ0−θ1が付いている。一方の平行ビーム16はウエ
ハに入射角θ1で入射し、他方は参照光でありウエハに
立てた垂線に対しθ0(>90°)の角度でウエハには
照射せずに進む。ウエハで反射した平行ビーム16は平
面鏡14にほぼ垂直に入射し、再びウエハに入射し、往
路を逆に辿り、ビームスプリッタ12で反射し、レンズ
21と22を通過後平行ビームとなり、一次元センサ3
に入射する。他方参照光は0点から直接平面鏡14にほ
ぼ垂直に入射し、反射後往路を逆に辿り、同じく一次元
センサ3に入射し、ウエハで反射させた一方のビームと
の間で干渉縞を発生する。ウエハで反射させた光の復路
にはピンホール23と、楔ガラス26が配置されてい
る。ピンホール23は、参照光路にもあり、光学部品の
裏面で反射したノイズ光を除去する役割を担っている。
他方楔ガラス26はウエハで反射した光を屈折させるこ
とにより、一次元センサ上でウエハ照射位置を結像させ
るとともに、参照光と重なるようにしている。一次元セ
ンサ上にはセンサのアレイ方向Xに対し図16図の実線
で示されるような強度の干渉縞が検出されている。ウエ
ハ照射位置(X=0)を中心にウエハが点線で示される
ようにΔθ傾くと、検出される干渉縞は図16の点線の
ようになる。即ちX=0での強度はほとんど変化しない
が、縞のピッチPからP′に変化する。即ちピッチPと
傾きΔθの関係は干渉縞の強度I(X)が(数7)で与
えられるため、この式から(数8)で求められる。
【0031】
【数7】
【0032】
【数8】
【0033】上記(数7)でMはウエハ上の照射位置を
一次元センサに結像する倍率であるが、話を簡単にする
ため楔ガラスの楔角は0度と仮定している(楔ガラスが
ない場合)。
【0034】また(数7)のcosineの中の第2項はウエ
ハ面がΔZ変化した時の干渉縞の変化を表わしており、
図17に示すごとくウエハ面がΔZ変化すると干渉縞の
ピッチは変化せず位相がシフトする。従って本実施例で
は一次元センサ3で得られた干渉縞を処理回路5に送
り、ここで干渉縞ピッチと位相を求め得ることにより、
ウエハ面の高さと傾きが同時に求められることになる。
また本実施例では入射角度θ1を87〜89度に取るこ
とも可能であり、S偏光を照射光に用いれば図7からも
明らかなように下地多層構造の影響はほとんど受けず
に、傾きと高さを正確に求めることが可能となる。また
本実施例では参照光はウエハ照射光とほとんど同一の光
路を通っており、また使用光学部品もまたウエハ面での
反射を除き総て共通のため、空気のゆらぎ等の影響をほ
とんど受けずに安定な測定を実現することができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、半
導体回路製作過程での様々の多層構造からなるウエハ等
光学的多層物体の傾きもしくは高さを多層構造に影響さ
れずに正確に測定することが可能となり、半導体露光装
置に於る焦点合せ及びウエハ面の結像面への合せ込みの
ための傾き制御を正確に実行することが可能となり、
0.8μm以下、特に0.5μm近傍以下の線幅回路パ
ターンの露光に用いられる高NAi線縮小露光装置や、
エキシマレーザ縮小露光装置で発生すると予想される浅
い焦点深度に伴なう、露光焦点マージンの減少に対し、
極めて顕著な効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】各々本発明の一実施例を示す装置構成図。
【図2】各々本発明の一実施例を示す装置構成図。
【図3】本発明の原理説明のための図。
【図4】従来の課題を説明する図。
【図5】本発明の原理と効果を説明する特性図。
【図6】本発明の原理と効果を説明する特性図。
【図7】本発明の原理と効果を説明する特性図。
【図8】従来技術を説明するための図。
【図9】従来技術を説明するための図。
【図10】本発明の他の一実施例を示す構成図。
【図11】図10の実施例を説明するための図。
【図12】図10の実施例を説明するための図。
【図13】更に本発明の他の一実施例図を示す構成図。
【図14】図13に示す実施例を説明するための図。
【図15】更に本発明の他の一実施例を示す構成図。
【図16】図14に示す実施例を説明するための図。
【図17】図14に示す実施例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
1…光源、11…コリメートレンズ、11´…集光レン
ズ、20…集光レンズ、21,22…レンズ、13,1
4,210…ミラー、16,19…ハーフミラー、3…
一次元センサ、3´,3´´…光位置検出器、4…ウエ
ハ、5,5´…処理回路、7…ステージ、8…縮小露光
レンズ、81…照明、9…リチクル。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−113706(JP,A) 特開 昭56−101112(JP,A) 特開 昭60−136311(JP,A) 特開 昭62−140419(JP,A) 特開 昭61−74338(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 G01B 11/02 G01B 11/26 G03F 7/20 521 G03F 9/00

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被測定物体に照射した光の反射光の情報か
    ら傾きもしくは高さを検出する方法において、照射光の
    入射角度を85度以上にしたことを特徴とする光学的多
    層物体の傾きもしくは高さの検出方法。
  2. 【請求項2】被測定物体に照射した光の反射光の情報か
    ら傾きもしくは高さを検出する方法において、照射光と
    してS偏光成分から成る偏光を用い、前記照射光の入射
    角度を82度以上にしたことを特徴とする光学的多層物
    体の傾きもしくは高さの検出方法。
  3. 【請求項3】上記反射光は固定された平面鏡でほぼ垂直
    に反射され、再び被測定物体に照射され、その正反射光
    取り出し、被測定物体の傾きもしくは高さを検出する
    ことを特徴とする請求項1記載の光学的物体の傾きもし
    くは高さ検出方法。
  4. 【請求項4】上記反射光を当該反射と可干渉性の固定の
    参照光と干渉させ、この干渉情報のピッチから傾きを、
    もしくは当該ピッチと位相から高さ情報を検出すること
    を特徴とする請求項1記載の光学的多層物体の傾きもし
    くは高さ検出方法。
  5. 【請求項5】上記参照光は当該参照光と干渉させられる
    上記照射光および反射光とほぼ同一光路を通過するごと
    く構成したことを特徴とする請求項4記載の光学的多層
    物体の傾きもしくは高さ検出方法。
  6. 【請求項6】光源と、当該光源より出射した光を光学的
    に多層構造を有する被測定物体の表面に、主光線の入射
    角が85°以上で入射せしめる照射手段と、被測定物で
    正反射した光の情報を検出する検出手段と、当該検出手
    段で得られた信号から、被測定物体の傾きもしくは高さ
    を導出する処理回路とを備えたことを特徴とする光学的
    多層物体の傾きもしくは高さ検出装置。
  7. 【請求項7】光源と、当該光源より出射した光をS偏光
    ならしめて光学的に多層構造を有する被測定物体の表面
    に、主光線の入射角が82°以上で入射せしめる照射手
    段と、被測定物で正反射した光の情報を検出する検出手
    段と、当該検出手段で得られた信号から、被測定物体の
    傾きもしくは高さを導出する処理回路とを備えたことを
    特徴とする光学的多層物体の傾きもしくは高さ検出装
    置。
  8. 【請求項8】光源と、当該光源より出射した光を光学的
    に多層構造を有する被測定物体の表面に、主光線の入射
    角が85°以上で入射せしめる照射手段と、被測定物で
    正反射した光をほぼ垂直に反射せしめ、再び被測定物に
    照射せしめる反射照射手段と、被測定物により再び正反
    射した光の情報を検出する検出手段と、当該検出手段で
    得られた信号から被測定物体の傾き、もしくは高さを導
    出する処理回路とを備えたことを特徴とする光学的多層
    物体の傾きもしくは高さ検出装置。
  9. 【請求項9】上記正反射光と可干渉性の固定の参照光を
    発生する参照光発生手段を具備し、上記正反射光と当該
    参照光を上記検出手段により干渉縞の形で検出し、得ら
    れた干渉信号のピッチと位相から、傾きもしくは高さを
    導出する処理回路を備えたことを特徴とする請求項6記
    載の光学的多層物体の傾きもしくは高さ検出装置。
  10. 【請求項10】上記参照光発生手段により発生した参照
    光は被測定物体面で反射しない点を除き、当該参照光と
    干渉させられる上記照射光および正反射光とほぼ同一光
    路を通過するごとく構成したことを特徴とする請求項9
    記載の光学的多層物体の傾きもしくは高さ検出装置。
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