JPH021503A - 位置検出装置 - Google Patents

位置検出装置

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JPH021503A
JPH021503A JP1036745A JP3674589A JPH021503A JP H021503 A JPH021503 A JP H021503A JP 1036745 A JP1036745 A JP 1036745A JP 3674589 A JP3674589 A JP 3674589A JP H021503 A JPH021503 A JP H021503A
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優和 真継
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謙治 斉藤
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須田 繁幸
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丹羽 雄吉
Minoru Yoshii
実 吉井
Tetsushi Nose
哲志 野瀬
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亮 黒田
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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野ン 本発明は位置検出装置に関し、例えば半導体素子製造用
の露光装置において、マスクやレチクル(以下「マスク
」と総称する。)等の第1物体面上に形成されている微
細な電子回路パターンをウェハ等の第2物体面上に露光
転写する際にマスクとウェハとの相対的な位置決め(ア
ライメント)を行う場合に好適な位置検出装置に関する
ものである。
(従来の技術) 従来より半導体製造用の露光装置においては、マスクと
ウェハの相対的な位置合わせは性能向上を図る為の重要
な一要素となっている。特に最近の露光装置における位
置合わせにおいては、半導体素子の高集積化の為に、例
えばサブミクロン以下の位置合わせ精度を有するものが
要求されている。
多くの位置合わせ装置においては、マスク及びウニ八面
上に位置合わせ用の所謂アライメントパターンを設け、
それらより得られる位置情報を利用して、双方のアライ
メントを行っている。このときのアライメント方法とし
ては、例えば双方のアライメントパターンのずれ量を画
像処理を行うことにより検出したり、又は米国特許第4
037969号や特開昭56−157033号公報で提
案されているようにアライメントパターンとしてゾーン
プレートを用い該ゾーンプレートに光束を照射し、この
ときゾーンプレートから射出した光束の所定面上におけ
る集光点位置を検出すること等により行っている。
般にゾーンプレートを利用したアライメント方法は、単
なるアライメントパターンを用いた方法に比べてアライ
メントパターンの欠損に影響されずに比較的高精度のア
ライメントが出来る特長がある。
第10図はゾーンプレートを利用した従来の位置合わせ
装置の概略図である。
同図において光源72から射出した平行光束はハーフミ
ラ−74を通過後、集光レンズ76で集光点78に集光
された後、マスク68面上のマスクアライメントパター
ン68a及び支持台62に載置したウニ八60面上のウ
ェハアライメントパターン60aを照射する。これらの
アライメントパターン68a、60aは反射型のゾーン
プレートより構成され、各々集光点78を含む光軸と直
交する平面上に集光点を形成する。このときの平面上の
集光点位置のずれ量を集光レンズ76とレンズ80によ
り検出部82上に導光して検出している。
そして検出器82からの出力信号に基づいて制御回路8
4により駆動回路64を駆動させてマスク68をウェハ
60の相対的な位置決めを行っている。
第11図は第10図に示したマスクアライメントパター
ン68aとウェハアライメントパターン60aからの光
束の結像関係を示した説明図である。
同図において集光点78から発散した光束はマスクアラ
イメントパターン68aよりその一部の光束が回折し、
集光点78近傍にマスク位置を示す集光点78aを形成
する。又、その他の一部の光束はマスク68を0次透過
光として透過し、波面を変えずにウニへ60面上のウェ
ハアライメントパターン60aに入射する。このとき光
束はウェハアライメントパターン60aにより回折され
た後、再びマスク68を0次透過光として透過し、集光
点78近傍に集光しウェハ位置をあらゎす集光点78b
を形成する。同図においてはウェハ60により回折され
た光束が集光点を形成する際には、マスク68は単なる
素通し状態としての作用をする。
このようにして形成されたウェハアライメントパターン
60aによる集光点78bの位置は、ウニハロ0のマス
ク68に対するずれfjtΔσに応じて集光点78を含
む光軸と直交する平面に沿って該ずれ量Δσに対応した
量のずれ量Δ0′として形成される。
このような方法においては、マスク面や半導体露光装置
内のマスクホルダー面等の基準面、そして露光装置の接
地部等に対してウニへ面が傾斜しているとセンサ上に入
射する光束の重心位置が変化し、アライメント誤差とな
ってくる。
一般にセンサ上に絶対座標系を設け、その基準原点を設
定することは他のアライメント誤差要因、例えばウニへ
面のそりゃたわみ等を有する傾斜、レジストの塗布ムラ
による光束の重心位置の変動、アライメント光源の発振
波長、発振出力、光束出射角の変動、センサ特性の変動
、そしてアライメントヘット位置の繰り返しによる変動
等により、その原点の設定を高精度に行うのが大変難し
くなるという問題点があった。
(発明か解決しようとする問題点) 本発明はマスク等の第1物体とウェハ等の第2物体の位
置合わせを行う際の基準点を高精度に、しかも容易に設
定することができ、高精度な位置合わせな可能とした位
置合わせ装置の提供を特徴とする 特に本発明では、基準光束(参照光束)のウェハ而の傾
斜に対するセンサ上での重心移動の作用がアライメント
光束(信号光束)と全く等しくなるようにし、又、アラ
イメントヘットの位置の変動に対しても基準光束がアラ
イメント光束と全く等しい重心移動の作用を受けるよう
に設定し、これにより基準光束とアライメント光束のセ
ンサ上での相対的な位置の変動が原理的にマスクとウェ
ハとの位置ずれのみに依存するようにし、高精度な位置
合わせを可能とした位置合わせ装置の提供を目的として
いる。
(問題点を解決するための手段) 本発明の位置検出装置は、対向する第1物体と第2物体
に光束を照射する光源手段と、前記第1物体と第2物体
から出射する、首記第1、第2物体間の対向方向と直交
する方向に関する位置ずれ情報と少なくとも一方の物体
の傾き情報を含む第1光束の入射位置を検出する第1検
出手段と、首記第1物体と第2物体から出射する、前記
一方の物体の傾き情報を含む第2光束の入射位置を検出
する第2検出手段と、1)「記第1及び第2検出手段の
検出結果によって、首記一方の物体の傾きの影響を実質
的に受けずに首記第1物体と第2物体との対向方向と直
交する方向に関する位置ずれを検出する位置ずれ検出手
段とを有することを特徴としている。
具体的には、物理光学素子としての機能を有する第1ア
ライメントマークと第1参照マークを形成した第1物体
と物理光学素子としての機能を有する第2アライメント
マークと第2参i1qマークを形成した第2物体との相
対位置を検出する際に、該第1アライメントマークに光
束を入射させたときに生ずる回折光を該第2アライメン
トマークに入射させ、該第2アライメントマークからの
回折光の位置を第1検出手段で検出し、該第1検出手段
からの信号と該第1参照マークに光束を入射させ、該第
1参照マークから射出した光束を該第2参照マークに入
射させ、該第2参照マークから射出した光束の位置を第
2検出手段で検出し、該第2検出手段から得られる信号
を基準信号とし、双方の信号を利用して、該第1物体と
第2物体との相対位置検出を行うことである。
(実施例) 第1図は本発明の第1実施例の要部概略図である。図中
、1は第1物体で、例えばマスクである。2は第2物体
で、例えばマスク1と位置合わせされるウェハである。
5.3は各々第1.第2アライメントマークであり、各
々マスク1面上とウェハ2面上に設けられている。6,
4は第1゜第2参照マークであり、各々マスク1面」二
とウェハ2面上の第1.第2アライメントマーク5.3
に隣接して設けられている。第1.第2アライメントマ
ーク3.5と第1参照マーク6は、例えばフレネルゾー
ンプレート等のグレーティンクレンズより成り、第2参
照マーク4は等ピッチの直線グレーティングであり、マ
スク1面上とウェハ2而上のスクライブライン9.10
上に設けられている。7は第1光束としてのアライメン
ト光束、8は第2光束としての参照光束であり、これら
の光束7.8はアライメントヘッド内の光源7aから出
射する。該出射光束は不図示のコリメーターレンズで所
定のビーム径にコリメートされ光源7aと共に投光手段
(光源手段)を形成している。
本実施例において、光源の種類としては半導体レーザー
 He−Neレーザー、A、レーザー等のコヒーレント
光束を放射する光源や、発光ダイオード等の非コヒーレ
ント光束を放射する光源等である。11.12は各々第
1検出手段と第2検出手段としてのセンサ(受光器)で
あり、アライメント光束7と参照光束8を受光する例え
ば1次元CCD等より成っている。1次元CCDの素子
配列方向は位置検出方向(X方向)に一致している。
本実施例ではアライメント光束7と参照光束8は各々マ
スク1面上の第1アライメントマーク5と第1参照マー
ク6に所定の角度で入射した後、透過回折し、更にウェ
ハ2面上の第2アライメントマーク3と第2参照マーク
4で反射回折し、センサ11,12面上に入射している
。そしてセンサ11,12で該センサ面上に入射したア
ライメント光束と参照光束の重心位置を検出し、該セン
サ11,12からの出力信号を利用してマスク1とウェ
ハ2をスクライブライン9.10方向(X方向)につい
て位置検出を行っている。この検出方法については後述
する。
ここで光束の重心とは光束断面内において、断面円各点
のその点からの位置ベクトルにその点の光強度を乗算し
たものを受光面全面で積分したときに積分値が0ベクト
ルになる点のことである。
別の実施例として、光強度がピークとなる点の位置を検
出してもよい。
次に本実施例における第1.第2アライメントマーク5
,3と第1.第2参照マーク6.4にっいて説明する。
アライメントマーク3.5と参照マーク6は各々異った
値の焦点距離を存するフレネルゾーンプレート(又はグ
レーティングレンズ)より成っている。又、参照マーク
4は光束を単に偏向させるレンズ作用を有しない直線グ
レーティングである。これらのマークの寸法は各々スク
ライブライン方向に140μm、スクライブライン幅方
向(X方向)に50μmである。
本実施例においてはアライメント光束7と参照光束8は
、いずれもマスク1に対して入射角10°で、マスク1
面への射影成分がスクライブライン方向(X方向)に直
交するように入射している。
これらの所定角度でマスク1に入射したアライメント光
束7と参照光束8は各々グレーティングレンズ5.6の
レンズ作用を受けて収束(又は発散)光となり、マスク
1からその主光線がマスク1の法線に対して所定角度に
なるように射出している。
そして第1アライメントマーク5と第1参照マーク6を
透過回折したアライメント光束7と参照光束8を各々ウ
ェハ面2の鉛直下方238.0μmと20.107m 
mの点に集光させている。このときのアライメントマー
ク5と参照マーク6の焦点距離は各々238μm、20
.107μmである。又、マスク1とウェハ2との間隔
は30μmにしている。
アライメントマーク5で透過回折した光はウェハ2面上
の第2アライメントマーク3で凹(凸)レンズ作用を受
け、第1検出手段としてのセンサ11面上に集光してい
る。このときセンサ11面上へは光束がアライメントマ
ーク5.3の位置ずれ、即ち軸ずれが拡大された状態と
なって入射し、この結果、センサ11面上への入射光束
の重心位置が変動している。
本実施例ではマスク1とウェハ2の位置ずれが0のとき
、即ちマスク1上のアライメントマーク5とウェハ2上
のアライメントマーク3とがX方向に共軸系をなしたと
き、アライメント光束の主光線のウェハ2からの出射角
が面法線に対し5度、又、位置ずれ0のときの出射光の
ウェハ2面上への射影成分がスクライブライン幅方向(
y方向)と直交し所定位置、例えばウェハ2面から2O
n+mの高さに位置しているセンサ11面上に集光する
ように設定している。
又、第1参照マーク6で透過回折した光はウェハ2面上
の第2参照マーク4で単なる偏向作用を受け、出射角8
度、ウェハ2而への射影成分がスクライブライン幅方向
と直交するように射出し、第2検出手段としてのセンサ
12面上に集光している。
このとき参照マーク6.4を経た参照光束8はマスク1
に対してウェハ2との間に相対位置の変動かあってもセ
ンサ12而への1■心位置は常に一定となっている。
本実施例においては、マスク面1上の第1参照マーク6
のグレーティングレンズは参照光束がマスク1面を透過
後、ウェハ2面を反射してセンサ12面に到達するまで
の比較的長い焦点距離を有している。
グレーティングレンズ5.3はマスク1とウェハ2が位
置ずれを起こすとそれぞれの光軸が相対的にずれる、所
謂レンズの軸ずれと同様の状態となる。この場合グレー
ティングレンズ5からの出射光の主光線は位置ずれを起
こす前と後でグレーティングレンズ3上の入射位置が異
なるので出射角も変動し、よフてアライメント光束の集
光位置か変動する。この集光位置変動量は位置ずれ量に
比例する。
これに対しグレーティングレンズ6から出射した参照光
束は直線グレーティング4に入射し、所定角度で出射す
る。マスクとウェハが位置ずれを起こすとグレーティン
グレンズ6からの出射光の主光線の直線グレーティング
4への入射位置も変化するが、どこへ入射しても直線グ
レーティング4からの出射光の出射角は変化しない。マ
スクとウェハの位置ずれ検出の場合、一般にマスクは装
置に固定されているので、このマスクのグレーティング
レンズ4によって参照光束が集光するセンサ12面の位
置は位置ずれか発生しても変化しない。これよりアライ
メント光束と参照光束の間隔は位置ずれ量に比例するこ
とがわかる。
従フて、本実施例ではマスクとウェハの位置(アライメ
ント)ずれが0の場合のアライメント光束と参照光束の
重心位置の位置検出方向に沿フた間隔を予め求めておき
、位置検出時にアライメント光束と参照光束の重心位置
の位置検出方向に沿った間隔を検出し、この間隔のずれ
が0のときの間隔に対する変動量からマスクとウェハの
アライメントずれをCPU11aで求める。
次に本発明の位(δずれ訃検知方法の原理を第12図〜
第14図を用いて更に詳細に説明する。
第12図は本発明に係るマスク1、ウェハ2及びセンサ
11の光学配置を示す説明図である。同図は第1光束と
しての信号光束の光路を示している。
今、マスク1とウェハ2とが平行方向にΔσずれており
、ウェハ2からウェハ2のグレーティングレンズ3で反
射した信号光束の集光点までの距離をb、マスク1のグ
レーティングレンズ5を通過した信号光束の集光点まで
の距離をaとすると検出面11上での集光点の重心ずれ
量ΔδはΔδ=Δσx(−+1)   ・・・・・・・
・・(a)となる。即ち重心ずれ量Δδは(b / a
 + 1 )倍に拡大される。
例えば、a = 0 、 5 mm、 b = 5 O
n+n+とすれば重心ずれ量Δδは(a)式より101
倍に拡大される。
尚、このときの重心ずれ量Δδと位置ずれ量Δσは(a
)式より明らかのように比例関係となる。検出器11の
分解能が0.1μmであるとすると位置ずれ量Δσは0
.001μmの位置分解能となる。
次に本発明に係る第2光束としての参照光束を用いた位
置ずれ量検知の基本手順について説明する。
本発明において参照光束を発生する手段として第13図
に示すようにマスク1面上にクレーティングレンズ6を
設定し、ウェハ2面上にレンズ作用のない物理光学素子
4(例えば直線格子、反射面など)を設定する。
グレーティングレンズ6に入射する所定の波面形状を有
する光束(例えば平面波、球面波など)はグレーティン
グレンズ6を出射後、所定面上で結像(集光)する収束
光となってウェハ2上の物理光学素子で反射してセンサ
12に到達する。
この光束のセンサ12上での入射位置(Rsとする)を
基準点とし、アライメント信号光のセンサ11上での入
射位置(S、lとする)を測定することによってマスク
1、ウェハ2の位置ずれ星を求める。
本発明においては、例えば第12図の光学配置で決まる
位置ずれ検出感度なAとすると位置ずれ雀dは d= (Sg −R,I )/A と求まり、位置ずれ量dが0となるように位置合わせを
行なう物体のいずれか一方を動かせばよい。
ただし、位置ずれ[1dの値は必ずしも0に収束するよ
うに光学系及び信号処理系を設定し、制御しなくてもよ
く例えば位置ずれ量dが0のとき位置ずれhldが所定
の目標値ε(有限値)に収束するようにしてもよい。以
上の手順を第14図に示す。この目標値は例えばマスク
パターンの露光転写の後、重ね合わせ精度を評価して決
定しもよい。
次に本実施例における第1.第2アライメントマーク5
,3と第1参照マーク6(グレーティングレンズ)の製
造方法の一実施例を述べる。
まず、マスク用のマーク5.6は所定のビーム径の平行
光束が所定の角度で入射し、所定の位置に集光するよう
に設計される。一般にグレーティングレンズのパターン
は光源(物点)と像点にそれぞれ可干渉性の光源を置い
たときのレンズ面における干渉縞パターンとなる。今、
第1図のようにマスク1面上の座標系を定める。ここに
原点はスクライブライン幅の中央にあり、スクライプラ
イン方向にX軸、幅方向にy軸、マスク面1の法線方向
にZ軸をとる。マスク面1の法線に対しαの角度をなし
、その射影成分がスクライプライン方向と直交する平行
光束がマスク上のマークに入射し、更に透過回折後、集
光点(XI 、’/rz+)の位置で結像するようなグ
レーティングレンズの曲線群の方程式は、グレーティン
グの輪郭位置なx、yで表わし ysin  a    P、(x、y)−P2 =mλ
/ 2 ・(])P + (X *’/) ”  (X
−X () 2”  (y−V 1 ) 2+  Zl
’P2  =5ワーフ7丁77丁 で与えられる。ここにλはアライメント光の波長、mは
整数である。
主光線を角度αで入射し、マスク面1上の原点を通り、
集光点(xI + ’J I + ZI )に達する光
線とすると(+)式の右辺はmの値によって主光線に対
して波長のm/2倍光路長が長い(短い)ことを示し、
左辺は主光線の光路に対しマスク上の点(x、y、O)
を通り点(XI + yl + Zl )に到達する光
線の光路の長さの差を表わす。第2図(A)にマスク1
上の第1アライメントマーク、同図(B)に第1参照マ
ークを示す。
一方、ウェハ2上のグレーティングレンズ3は所定の点
光源から出た球面波を所定の位置(センサ面上)に集光
させるように設計される。点光源はマスク1とウェハ2
の露光時のギャップをgと右くと(XI 、Yr 、Z
r  g)で表わされる。
マスク1とウェハ2の位置合わせはX軸あるいはy l
+b方向に行なわれるとし、アライメント完了時にセン
サ面上の点(Xz、yl、Z2)の位置にアライメント
光が集光するものとすれば、ウェハ上のグレーティング
レンズの曲線群の方程式は先に定めた座標系で 十 m λ/ 2                 
       ・・・・軸・・・ (2)と表わされる
(2)式はウェハ面がz=−gにあり、主光線がマスク
面上原点及びウニへ面上の点(0,0゜−g)、更にセ
ンサ面上の点(xz+ yzZ2)を通る光線であると
して、ウェハ面上のグレーティング(x、y、−g)を
通る光線と主光線との光路長の差が半波長の整数倍とな
る条件を満たす方程式である。
更に本発明に適用可能なグレーティングレンズとして、
例えばマスク而1の法線に対しαの角度で入射し、その
射影成分がスクライブライン方向と直交する平行光束が
マスク用のアライメントマークを(x、y、0)点で透
過回折後、集光点(x+ 、y、Z+ )の位置で線状
に結像するようなりレーテインクレンズを用いてもよい
。設計方程式は、グレーティング上の位置をx、yで表
わすと ysin  a    P、(x)−P2 =mλ/2
   …(3)PI(X)  =バ「J璽下コ】 P、   =  x、2  +  zアで与えられる。
ここに人はアライメント光の波長、mは整数である。
主光線を角度αで入射し、マスク面1上の原点を通り、
集光点(X+ 、y、Z+ )に達する光線とすると(
3)式の右辺はmの値によって主光線に対して波長のm
 72倍光路長が長い(短い)ことを示し、左辺は主光
線の光路に対し、マスク1上の点(x、y、0)を通り
点(x+ 、y、Z、)に到達する光線の光路の長さの
差を表わす。
(3)式ではマスク1上での点yを通フた光は結像点で
はy方向に変換されない。
一方、(3)式に対応してウェハ2上のグレーティング
レンズは所定の線光源2から出た円筒波を所定の位置(
センサ面上)に集光させるように設計してもよい。線光
源はマスク1とウェハ2の露光時のギャップなgとおく
と(x+ 、y。
Z+−g)で表わされる。マスク1とウェハ2の位置合
わせはxIPI11方向に行なわれるとし、アライメン
ト完了時にセンサ面上の点(X2 、y。
Z2)の位置にアライメント光が集光するものとすれば
、ウェハ2上のグレーティングレンズの曲線群の方程式
は先に定めた座標系で π乙)2 +  z、2 一月77羽コTπτF。y sinβ = Jx・′・ 2・′ −57717ズ十mλ/2 
              ・・・・・・・・・(4
)と表わされる。
(4)式はウェハ面がz=−gにあり、主光線がマスク
面上原点及びウェハ面上の点(0,0゜−g)、更に検
出面上の点(X2 、 y+yZ2)を通る光線(y′
は定数)であるとして、ウェハ2面上のグレーティング
(x、y、−g)を通る光線と主光線との光路長の差が
半波長の整数倍となる条件を満たす方程式である。
ここにβは光束のy方向偏向角(ウニへ面法線に対する
角度)を表わし、 で与えられる。
第3図(A)にウェハ2上の第2アライメントマーク、
同図(B)に第2参照マークを示す。
一般にマスク用のゾーンプレート(グレーティングレン
ズ)は、光線の透過する領域(透明部)と光線の透過し
ない領域(遮光部)の2つの領域が交互に形成される0
、1の振幅型グレーティング素子として作成されている
。又、ウェハ用のゾーンプレートは、例えば矩形断面の
位相格子パターンとして作成される。 (+) 、 (
2)式に3いて主光線に対して半波長の整数倍の位置で
、グレーティングの輪郭を規定したことは、マスク1上
のグレーティングレンズでは透明部と遮光部の線幅の比
が1:1であること、ウェハ2上のグレーティングレン
ズでは矩形格子のラインとスペースの比が1:1である
ことを意味している。
マスク1上のグレーティングレンズはポリイミド製の有
機薄膜・上に予めEB露光で形成したレチクルのグレー
ティングレンズパターンを転写して形成した。
又、ウェハ2の上マークはマスク上にウェハの露光パタ
ーンを形成したのち露光転写して形成した。
次に本実施例における検出手段としてのセンサ(例えば
1次元の蓄積型の1次元COD等)に入射するアライン
メント光である信号光と参照光との関係について説明す
る。
本実施例においては参照光とアラインメント用の信号光
はウェハ面の法線に対して各々805°の角度で出射す
る。又、スクライブライン方向に対しては参照光8と位
置ずれ0のときの信号光7はウェハ面射影成分が直交す
る角度で出射する。センサ11,12の空間的配置は、
予めアライメント完了時に光束がセンサのほぼ中央の位
置に入射するようにセツティングされている。
センサ11,12の中心間隔は2mmであり、約0.1
μm精度でSiの同一基板上に設定されている。又、セ
ンサ11,12の配置されたSi基板は、その法線が位
置ずれがOのときアライメント光出射角と参照先出射角
の2等分線と略平行に配置されている。
センサ11,12のサイズは信号光用のセンサ11が幅
101111、長さ6mm、又参照光用のセンサ12が
幅1mm、長さ1mmである。又、各画素のサイズは2
5μmX500μmである。
各々のセンサは入射光束の重心位置を測定し、センサの
出力は受光領域の全光量で規格化されるように信号処理
される。これによりアライメント光源の出力が多少変動
しても、センサ系から出力される測定値は正確に重心位
置を示すように設定している。尚、センサの重心位置の
分解能はアライメント光のパワーにもよるが、例えば5
0mW、波長0,83μmの半導体レーザーを用いて測
定した結果、0.2μmであった。
本実施例に係るマスク用のグレーティングレンズとウェ
ハ用のグレーティングレンズの設計例では、マスクとウ
ェハの位置ずれを100倍に拡大して信号光束がセンサ
面上で重心位置を移動する。従フて、マスクとウェハ間
に0.01μmの位置ずれがあったとすると、センサ面
上では1μmの実効的な重心移動が起こり、センサ系は
これを0.2μmの分解能で測定することができる。
本実施例において、ウェハ面2がxz面内で1 mra
d傾斜したとすると、センサ11.)1では信号光束は
約40μm重心移動を起こす。一方、参照光束8も信号
光束7と軸対称、即ちxy平面への射影成分が信号光、
参照先の双方の光束のウェハへの入射点2点を結ぶ線分
の中間点を通るy軸に平行な直線に関し線対称で、且つ
光路長の等しい光路を通るのでセンサ12上では、信号
光と全く等しい重心移動を起す。これによりセンサ系で
は各々センサからの実効的重心位置の信号の差を出力す
るようにCPollaで信号処理をすると、ウェハ面が
XZ面内で傾斜してもセンサ系からの出力信号は変わら
ない。
一方、ウェハがyz面内で傾斜すると、信号光束、参照
光束ともにセンサ(1次元のCCD)の素子配列方向と
直交する幅方向に重心移動を起こすが、これはセンサ上
で検出する、位置ずれに伴う光束の重心移動の方向と直
交する方向なので、参照光がなくても実効的なアライメ
ント誤差にはならない。
更に、アライメント用光源、及び投光用レンズ系及びセ
ンサなどを内蔵するアライメントヘッドが、マスク−ウ
ェハ系に対して位置の変動を起こした場合、例えばヘッ
ドをマスクに対して5μmX方向に移動したとする。こ
のとき信号光はセンサ11上で5.0μmの実効的重心
移動を起こし、これに対して参照光もセンサ12上で全
く等しく5.0μmの重心移動を起こす。
同様にマスク面とヘッドとの間に2方向に10μmの変
動が起こると、信号光用のセンサ11及び参照光用のセ
ンサ12で共に3μm光束の重心移動を起こす。
従って、最終的なセンサ系からの出力、即ち、信号光の
重心位置出力と参照先の重心位置の出力との差信号は何
ら変動しない。
又、y軸方向の位置の変動は参照光束がなくても本質的
なアライメント誤差にはならないことがわかる。
尚、アライメントマーク3.5と参照マーク6は本実施
例のように各々異なった値の焦点距離を有するように設
定する必要はなく、例えばアライメントマーク3.5の
焦点距離は同じでもよい。
第4図は本発明の第2実tjK例の概略図である。
本実施例では第1図の第1実施例と同様に参照光束の設
定手段として、所定のグレーティングレンズより成る第
1参照マーク6と無地の反射面の第2参照マーク14を
用いている。
マスク1面上の互いに隣接するグレーティングレンズよ
り成る第1アライメントマーク5と第1参照マーク6は
第1実施例と同様にマスク1面の法線に対して所定の角
度で入射した光束7.8をマスク1面の鉛直下方に各々
238.0 μm、20.2mmの位置に集光するよう
に設定されている。
方、ウェハ2面上の第2アライメントマーク13はマス
ク1面の法線に対して軸対称のグレーティングレンズよ
り成り、アライメント光用として焦点距離239.4μ
mのフレネルゾーンプレートより成っている。又、これ
に隣接して第2参照マーク14として無地の反射面を設
けている。
第1.第2アライメントマーク5.13、第1.第2参
照マーク6.14は各々第1実施例と同しくスクライブ
ライン9,10方向に140μm、スクライブラインの
幅方向(y方向)に50μmである。
木実176例においては、マスク1面の第1アライメン
トマーク5を透過回折した球面波はウェハ2面上の第2
アライメントマーク13で反射回折した後、マスク1面
上な0次回折光として透過し、アライメント光(信号光
)としてセンサ11で検出される。
従って、マスクとウェハのアライメントが完了した時に
は、信号光の主光線はウェハ面上から鉛直上方に反射し
、マスク面を0次で透過してマスク面鉛直上方のセンサ
11に到達する。又、ウェハ上の参照充用のマーク14
は無地であるので、マスク面の参照光用のグレーティン
グレンズ6を透過、回折した球面波はウェハ上では第1
実施例と同様にクレーティングレンズのレンズ作用を受
けずに、単に反射して、マスク(或はウェハ)面沿直上
方のセンサ12に到達する。この為、参照光8はマスク
、ウニへ間に位置ずれがあっても、常にセンサ12上の
同じ重心位置に到達する。信号光及び参照先の基本光路
は平行、かつ光路長が等しいので、ウェハ面の傾斜に対
しては信号光と参照光はセンサ上で全く等しい重心移動
を生じる。同様にアライメントヘッドの位置の変動があ
っても重心移動は信号光と参照光との間で相対的に起こ
らない。
第2実施例においては、ウェハ上の参照光用のマーク1
4を無地としたことにより、第1実施例のグレーティン
グマークに比べてセンサ22に到達する光1を大幅に向
上させている。第1実施例においては、ウェハ面の反射
率に更にグレーティングの回折効率(5%程度)が掛か
るが、第2実施例ではグレーティングの回折効率の因子
による光量の減衰が起こらない。
本実施例では第1実施例に比べて約20倍の0.8mW
の光量をセンサ面上で得ている。
一方、信号光用のウェハ上のグレーティングレンズ13
は軸対称、即ちマークの形成された領域の中心を通り、
ウニ八法線に平行な釉に関して軸対称な形状であり、信
号光の主光線の向きはウェハ面の反射の作用を受けて、
再びマスク−ウェハ面に対して垂直方向に戻る。第1実
施例のようにウェハ面から斜めに偏向させると共にレン
ズパワーな持たせたグレーティング素子に比べて回折効
率を高くすることができる。
第1実施例においてはウェハ面上のマークの回折効率は
5%であり、第2実施例では10%で0.2mWに向上
させている。又、信号光のセンサ面に到達するトータル
光量は第1実施例に比べて約4倍である。
本実施例ではウェハ面上の参照充用マークを無地とし、
加えてウェハ面上の信号光用のマークを軸対称クレーテ
ィングレンズとすることにより、センサに到達する光量
を大幅に上げている。
この結果、センサのS/Nが向上し、重心位置測定の分
解能は0.1μmに向上している。更にセンサの蓄積時
間も10 m5ec以下である。これは第1実施例に比
べて1/4になっている。又、アライメント計測時間も
1/4で露光システムのトータルスループットをより向
上させている。
第5図は本発明の第3実施例の概略図である。
本実施例では第1図の第1実施例と同様に参照光束の設
定手段として、所定のグレーティングレンズより成る第
1参照マーク6とレンズ作用を有しない単に光束を偏向
させる直線グレーティングより成る第2参照マーク4を
用いている。
マスク面上の互いに隣接するグレーティングレンズ5,
6は第1実施例と同じくマスク面法線に対して所定の角
度で入射した光束をマスク面鉛直下方にそれぞれ、23
8.0 μm、20.2mmの位置で集光するように設
定されている。
本実施例では第1アライメントマーク5と第1参照マー
ク6、そして第2アライメントマーク4と第2参照マー
ク3を各々スクライブライン10.9の幅方向(y方向
)に互いに隣接させて設けている。
本実施例ではマスク1とウェハ2の位置ずれが0のとき
、即ちマスク1上のアライメントマーク5とウェハ2上
のアライメントマーク3とが共軸系をなしたとき、アラ
イメント光束の主光線のウェハ2からの出射角が面法線
に対して5度、又、このときの出射光のウェハ2面上へ
の射影成分がスクライブライン幅方向(y方向)と所定
角度で斜交し所定位置、例えばウェハ2面から20mm
の高さに位置しているセンサ11面上に集光するように
設定している。
又、第1参照マーク6で透過回折した光はウェハ2面上
の第2参照マーク4で単なる偏向作用を受け、出射角8
度、ウェハ2面への射影成分がスクライプライン幅方向
と所定角度で斜交するように射出し、第2検出手段とし
てのセンサ12面上に集光している。
このとき参照マーク6.4を経た参照光束はマスク1と
ウェハ2との間に位置ずれの変動があってもセンサ12
面への入射光束の重心位置は常に定となっている。
このように本実施例においては、マスク面1上の第1参
照マーク6のグレーティングレンズは参照光束がマスク
1面を透過後、ウェハ2面を反射してセンサ12面に到
達するまでの比較的長い焦点距離を有している。
尚、本実施例では第2参照マークの直線グレーティング
4はスクライブラインに対して斜めに傾斜して設定され
ている。
本実施例では信号光及び参照充用のセンサ11.12は
、それぞれの光束のウニへ面からの出射角が面法線に対
し5°、8°の2線が成す角の2等分線に関して対称に
なるように設定した。
又、センサ11,12は同一基板上に形成し、センサの
基板と2光束のウェハからの出射角の2等分線とは直交
するように(即ち、マスク(或はウニへ面)に対して6
.5 °の角度をなすように)基板を設置した。この結
果、ウニへ面から出射する信号光と参照光はセンサ基板
に対して軸対称で、かつ光路長が等しいので、ウニへ面
の傾斜に対しては信号光と参照光はセンサ上で全く等し
い重心移動を生じる。同様にアライメントヘットの位置
の変動があっても重心移動は、信号光と参照光との間で
相対的に起こらないようにしている。
信号光用のマークと5.3と参照充用の6.4のサイズ
は、それぞれスクライブライン方向に280μm、スク
ライブラインの幅方向に40Atmである。又、アライ
メントの方向はスクライブライン方向にとっている。
第3実施例においては、マークの配列をスクライブライ
ンの幅方向にとったが、この結果第1゜第2実施例に比
べて次の長所を有している。
第1.第2実施例ではスクライブライン方向に信号充用
マークと参照光用マークを配列している。アライメント
マークの設定領域がスクライプライン上の一定の面積(
例えば280μm X 80μm)に限られている。
例えば280μmx80μmの領域なスクライブライン
方向に等分割して、140ttmx80μmの領域で作
成する場合と幅方向に分割して280μm X 40μ
mの領域で作成する場合とでは、グレーティングの本数
がスクライブライン方向に約2倍異なる。一般にゾーン
プレートと結像性能(解像度)は、グレーティングの本
数が多く、最小輪帯幅が小さいものほど良い。
この為、本実施例のようにスクライブラインの幅方向に
配列して、それと直交するスクライブライン方向のレン
ズパワーを使ってアライメントすると、センサ上での光
束の歪が少なく高分解能化、高精度化が容易となる。
第6図は本発明の第4実施例の概略図である。
同図において第1図に示す第1実施例と同一要素には同
符番な付している。
次に本実施例における第1.第2アライメントマーク5
.3と第1.第2参照マーク6.4について説明する。
アライメントマーク3.5と参照マーク6は各々異った
値の焦点距離を有するフレネルゾーンプレート(又はグ
レーティングレンズ)より成っている。又、参照マーク
4は光束を単に偏向させるレンズ作用を有しない直線グ
レーティングである。これらのマークの寸法は各々スク
ライブライン方向に140μm、スクライブライン幅方
向(y方向)に50μmである。
本実施例においてはアライメント光束7と参照光束8は
、いずれもマスク1に対して入射角10°で、マスク1
面への射影成分がスクライブライン方向(×方向)に直
交するように入射している。
これらの所定角度でマスク1に入射したアライメント光
束7と参照光束8は各々グレーティングレンズ5.6の
レンズ作用を受けて収束(又は発散)光となり、マスク
1からその主光線がマスク1の法線に対して所定角度に
なるように射出している。
そして第1アライメントマーク5と第1参照マーク6を
透過回折した各々アライメント光束7と参照光束8を各
々ウェハ面2の鉛直下方238.0μmと20.107
m mの点に集光させるように出射している。このとき
のアライメントマーク5と参照マーク6の焦点距離は各
々268μm、20.137m mである。又、マスク
lとウェハ2との間隔は30μmにしている。
アライメントマーク5で透過回折した光はウェハ2面上
の第2アライメントマーク3で凹(凸)レンズ作用を受
け、第1検出手段としてのセンサ11面上の一点に集光
している。このときセンサ11面上へは光束がアライメ
ントマーク5,3の位置ずれ、即ち軸ずれが拡大された
状態となって入射し、この結果、入射光束の重心位置が
変動している。
本実施例ではマスクlとウェハ2の位置ずれが0のとき
、即ちマスク1上のアライメントマーク5とウェハ2上
のアライメントマーク3とが共軸系をなしたとき、アラ
イメント光束の主光線のウェハ2からの出射角が面法線
に対し5度、又、このときの出射光のウェハ2面上への
射影成分がスゲライブライン幅方向(y方向)と2°を
なし所定位置、例えばウェハ2面から20mmの高さに
位置しているセンサ11面上に集光するように設定して
いる。
又、第1参照マーク6で透過回折した光はウェハ2面上
の第2参照マーク4で単なる偏向作用を受け、出射角が
面法線に対し5度、ウェハ2面への射影成分がスクライ
ブライン幅方向と一2°となすように射出し、第2検出
手段としてのセンサ12面上に集光している。
このとき参照マーク6.4を経た参照光束はマスク1と
ウェハ2との間に位置ずれの変動があってもセンサ12
面への入射光束の重心位置は常に一定となっている。
このように本実施例においては、マスク面1上の第1参
照マーク6のグレーティングレンズは参照光束がマスク
1面を透過後、ウェハ2面を反射してセンサ12面に到
達するまでの比較的長い焦点距離を有している。
尚、本実施例では第2参照マークの直線グレーティング
4はスクライブラインに対して斜めに傾斜して設定され
ている。
又、位置ずれ量を検出する1次元センサ11゜12は第
1実施例と同様に同一基板上に形成し、信号光と参照先
のウェハからの出棺角の2等分線と基板の面の法線とが
平行になるように設定している。
又、参照充用のマークと信号光用のマークは第1実施例
に示す式(1)、(2)を用いて設定している。
この結果、ウニへ面の傾斜及びアライメントヘットのマ
スク−ウェハ系に対する位置の変動は、参照光を受光す
るセンサからの重心位置の検知信号と信号光を受光する
センサからの重心位置の検知信号とからキャンセルする
ことができ、第1実施例と同等な位置ずれ検出性能を得
ている。
尚、本発明においては、マスク上のアライメントマーク
の真下にウェハ上のアライメントマークが位置した状態
を以で位置ずれ量0と判定するようなアライメントマー
クの配列を行っているが、位置ずれ量の検出方向に対し
て、直交方向にマスク上のアライメントマークとウェハ
上のアライメントマークの配列をずらしても良い。例え
ば第5図の第3実施例のようにマスク上のスクライプラ
イン方向にマスク、ウニへ間の位置ずれ量を検出する場
合は、ウェハ上のアライメントマークをその短手方向に
y方向にずらす。ここにスクライプライン方向はX方向
である。このようにウェハ上のアライメントマークの位
置を設けるとアライメントヘッドからマスク面に入射さ
せる光束の入射角を小さくすることができ、グレーティ
ングの間隔をアライメント光の波長(λ= 0.83μ
m)以上にすることができ、アライメントマークの製作
が容易になる。
又、センサも第1〜第4の実施例のように1次元的に位
置ずれ量を検出するようなものである必要はなく、2次
元の重心位置検出用のセンサ、例えば2次元CODでも
良い。
尚、本発明においては第1物体1と第2物体2との間隔
及び第1.第2アライメントマーク、又は第1.第2参
照マークの開口の大きさに応じて各マークの屈折力を選
択するのが良い。
例えば、第1.第2アライメントマークの開口に比較し
て間隔が大きい場合は6凸系が良い。
又、逆に開口に比較して間隔が小さい場合は第7図に示
す凹凸系、又は第8図に示す凸凹系が良い。
更に第7.第8図に示すように第2アライメントマーク
が第1アライメントマークよりも開口を大きくとれる場
合は第7図に示す凹凸系が良く、逆に第1アライメント
マークが第2アライメントマークよりも開口を大きくと
れる場合は第8図に示す凸凹系が良い。
以上の第7.第8図に示す各実施例においては、透過型
の物理光学素子について示したが反射型の物理光学素子
を用いても同様に本発明の目的を達成することができる
第9図は本発明の第5実施例の概略図である。
木実施例は所謂プロキシミテイー法による半導体製造用
の露光装置において、マスクとウェハとのアライメント
を行う位置合わせ装置に関し、特にそのうちのアライメ
ント光のみを示すものである。
第9図において第1図で示した要素と同一要素には同一
符番な付しである。図中、1はマスク、2はウェハであ
り各々相対的な位置合わせな行う第1物体と第2物体に
相当している。5はマスク面上のマスクアライメントパ
ターンで第1物理光学素子に相当し、3はウェハ2面上
のウェハアライメントパターンで反射型の第2物理光学
素子に相当している。
同図において光源91から出射された光束を投光レンズ
系92で平行光束とし、ハーフミラ−93を介してマス
ク用のアライメントパターン5を照射している。マスク
アライメントパターン5は入射光束をウェハの前方の点
Qで集光させるゾーンプレートより成っている。点Qに
集光した光束はその後発散し、ウェハ用のアライメント
パターン3に入射する。アライメントパターン3は反射
型のゾーンプレートより成っており、入射光束を反射さ
せマスクとハーフミラ−93とを通過させた後、検出面
11上に集光している。
これによりアライメント信号を得ている。尚、参照先に
よる参照信号も同様の方法で得ている。
このようにハーフミラ−を用いた光学系でも本発明は適
用可能である。
(発明の効果) 本発明によれば前述の光学的性質を有する第1.第2ア
ライメントマークと第1.第2参照マークを各々第1.
第2物体面上に設け、各々のマークを介した光束を利用
し、例えば第1物体としてのマスクと第2物体としての
ウェハの位置合わせを行う際、次のような効果が得られ
る。
(イ)ウニへ面が傾斜するか、或はレジストの塗布むら
や、露光プロセス中に生じるそりなどのローカルな傾き
等によってアライメント光の重心位置が変動しても参照
信号光とアライメント信号光との相対的な重心位置検知
を行うことにより、ウニへ面の傾斜に左右されずに正確
に位置ずれを検出することができる。
(0)アライメントヘットの位置がマスクに対して相対
的に変動した為に、アライメント信号光のセンサ上の重
心位置が変動しても参照信号光とアライメント信号光と
の相対的な重心位置検知を行うことにより、アライメン
トヘッドの位置ずれに左右されずに正確にマスク−ウェ
ハ間の位置ずれを検出することができる。
(ハ)更にマスクとウェハ間のギャップが変動して、信
号光のアライメントセンサ上のアライメント検知方向の
重心位置が変動しても参照信号光とアライメント信号光
との相対的な重心位置検知を行うことにより、ギャップ
変動に左右されずに正確に位置ずれを検出することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例の光学系の概略図、第2図
(A)、CB) 、第3図(八)、(B)は第1図の部
分の説明図、第4.第5.第6図は本発明の第2.第3
.第4実施例の光学系の概略図、第7.第8図は各々第
1図の一部分の一変形を示す説明図、第9図は本発明を
プロキシミティー法の半導体露光装置に適用したときの
−実り色例の概略図、第10.第11図は各々従来のゾ
ーンプレートを用いた位置合わせ装置の説明図、第12
図〜第14図は本発明の位置ずれ量の検出方法を示す原
理説明図である。 図中、1は第1物体(マスク)、2は第2物体(ウェハ
)、s、3は各々第1.第2アライメントマーク、6.
4は各々第1.第2参照マーク、7はアライメント光、
8は参照光、9.10はスクライブライン、11は第1
検出系(センサ)、12は第2検出系(センサ)である
。 第

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)対向する第1物体と第2物体に光束を照射する光
    源手段と、前記第1物体と第2物体から出射する、前記
    第1、第2物体間の対向方向と直交する方向に関する位
    置ずれ情報と少なくとも一方の物体の傾き情報を含む第
    1光束の入射位置を検出する第1検出手段と、前記第1
    物体と第2物体から出射する、前記一方の物体の傾き情
    報を含む第2光束の入射位置を検出する第2検出手段と
    、前記第1及び第2検出手段の検出結果によって、前記
    一方の物体の傾きの影響を実質的に受けずに前記第1物
    体と第2物体との対向方向と直交する方向に関する位置
    ずれを検出する位置ずれ検出手段とを有することを特徴
    とする位置検出装置。
  2. (2)対向する第1物体と第2物体に投光手段から光束
    を照射し、該第1物体と第2物体を介して出射してくる
    第1光束と第2光束の2つの光束の所定面上への入射位
    置を受光手段で検出する際、該第1光束が該第1物体と
    第2物体との対向方向と直交する方向の位置ずれ情報及
    び該第1物体と第2物体の少なくとも一方の物体の傾き
    情報を有しており、該第2光束が該一方の物体の傾き情
    報を有するように各要素を設定し、該受光手段からの出
    力信号を利用し、位置ずれ検出手段により該一方の物体
    の傾きの影響を実質的に受けずに前記第1物体と第2物
    体との対向方向と直交する方向に関する位置ずれを検出
    するようにしたことを特徴とする位置検出装置。
  3. (3)物理光学素子としての機能を有する第1アライメ
    ントマークと第1参照マークを形成した第1物体と物理
    光学素子としての機能を有する第2アライメントマーク
    と第2参照マークを形成した第2物体との相対位置を検
    出する際に、該第1アライメントマークに光束を入射さ
    せたときに生ずる回折光を該第2アライメントマークに
    入射させ、該第2アライメントマークからの回折光の位
    置を第1検出手段で検出し、該第1検出手段からの信号
    と該第1参照マークに光束を入射させ、該第1参照マー
    クから射出した光束を該第2参照マークに入射させ、該
    第2参照マークから射出した光束の位置を第2検出手段
    で検出し、該第2検出手段から得られる信号を基準信号
    とし、双方の信号を利用して、該第1物体と第2物体と
    の相対位置検出を行うことを特徴とする位置検出装置。
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