JPH0433029Y2 - - Google Patents

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JPH0433029Y2
JPH0433029Y2 JP1987037506U JP3750687U JPH0433029Y2 JP H0433029 Y2 JPH0433029 Y2 JP H0433029Y2 JP 1987037506 U JP1987037506 U JP 1987037506U JP 3750687 U JP3750687 U JP 3750687U JP H0433029 Y2 JPH0433029 Y2 JP H0433029Y2
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は浴槽エプロンの取付構造に関し、詳
しくはエプロンの位置決め・固定手段に特徴を有
するエプロン取付構造に関する。
(従来の技術) 従来、浴槽側面のエプロンの取付構造は、浴槽
本体に取り付けた支持金具にてエプロンを下側か
ら支持する構造とされていた。第8図はその一例
を示している。図示のエプロン取付構造は、エプ
ロン100の上端部を浴槽手摺部102の下側に
嵌合させるとともに、浴槽本体104の下部位に
取り付けた支持金具106の嵌合凸部にエプロン
100側の金具108の嵌合凹部を嵌め合せ、そ
の支持金具106によりエプロン100を下側か
ら支える構成となつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながらこのような構造でエプロンを取り
付けると、エプロンの全重量が支持金具にかかる
こととなり、このため金具、特にその付け根の部
分が次第に曲つて来てエプロンが下方にずり下が
つてしまう。
これを避けようとして支持金具の剛性を高くす
ると、今度は逆にエプロンが負けてしまつて長期
の間にエプロンが曲つて来るという問題が生ず
る。またこの外、かかる金具による支持構造にお
いては、金具が発錆する問題もある。
ところで、エプロン直下の排水口を掃除したり
浴槽を点検修理したりする場合、エプロンを着脱
することが必要となる。この場合、支持金具の剛
性が高いとエプロンの着脱操作がしにくくなり、
また上記金具支持の場合、かかる着脱操作によつ
て金具の変形が助長される問題も生ずる。
このようなことから、本出願人は先の実用新案
登録願(実願昭59−4098(実開昭60−115091号公
報))において、防水パンに形成した突条部によ
りエプロンを支持することを特徴とするエプロン
取付構造を提案した。第9図及び第10図はその
具体例を示している。第9図において110は防
水パン112に形成した突条部で、この突条部1
10によりエプロン114が支持されるととも
に、浴槽手摺部116に設けられた第一係合部と
エプロン114の上端部に設けられた第二係合部
との係合によりエプロン114上端部が位置決め
されるようになつている。
このようにすればエプロン114を支持するた
めの金具を使わなくても良くなり、以て上記の不
具合を解消することができる。
ところで突条部110の上にエプロン114を
載せて支持する場合、第11図に示すようにエプ
ロン上端部の第二係合部を手摺部116の第一係
合部で挟圧して、エプロン114の下端部を突条
部110の上に押し付け、以て同下端部が突条部
110の上を動かないようにするのが普通であ
る。しかしながらこのようにしてもエプロン11
4が前方向(第9図中左方向)に押されればエプ
ロン下端部が突条部の上を移動してしまうことを
避けられない。このため上記第10図の例におい
ては、突条部110にストツパ118を設けてエ
プロン114が前方向に相対移動するのを阻止し
ている。ところが実際にはエプロンが前方向に押
されればその反動で、或いは浴槽側からエプロン
114に伝わる振動等によつて、エプロン114
が後方側にずれる現象も生じ、場合によつてエプ
ロン114が突条部110から脱落してしまう恐
れのあることがその後判明した。
(問題点を解決するための手段) 本考案はこのような問題点を解消するためにな
されたものであり、その要旨は、浴槽手摺部の下
面側に第一の係合部を設けるとともにエプロンの
上端部に、該第一の係合部に対して下側から嵌ま
り合い且つ嵌合状態において上下に一定距離相対
移動可能で前後方向に相対移動不能な第二係合部
を設ける一方、該エプロンの下端縁に沿つて形成
された防水パンの突条部に第三の係合部を設け
て、該第三の係合部に対して上側から嵌まり合い
且つ嵌合状態において前後に相対移動不能な第四
の係合部をエプロン下端部に設け、該エプロンを
該突条部の上面に載置した状態においてそれら係
合部の係合により該エプロンを位置決め・固定す
るようにしたことある。
(作用) 本考案の取付構造においては、エプロンを下か
ら持ち上げてその上端部の第二係合部を浴槽手摺
部の第一係合部に嵌め合せて略一杯まで摺り上
げ、次いでその下端部の第四係合部を防水パンの
突条部の第三係合部に上側から嵌め合せつつエプ
ロンをずり下げて同下端部を突条部の上に載せれ
ば、それら係合部の係合によりエプロンが位置決
め・固定された状態に取り付けられる。
而してかかる取付構造においては、エプロンの
上端部と下端部との何れもが前後に位置決めされ
るため、エプロンが押されたりしてもその下端部
が突条部から脱落したりせず、しかも本取付構造
によればエプロンを僅かに上に持ち上げるだけで
簡単に着脱することができ、前述の排水口の掃
除、浴槽の点検・修理等のメンテナンスも容易と
なる。
本考案の取付構造においては、上下端部ともに
前後に位置決めされることから、浴槽手摺部の第
一係合部においてエプロン上端部の第二係合部を
挟圧して下方に押圧する必要がない。即ちエプロ
ンの下端部を突条部の上面に押し付ける必要がな
い。このためエプロンの着脱が一層容易になると
ともに、着脱時にエプロン下端と突条部とが擦り
合つて摩滅したりしなくなる外、エプロンの曲り
の問題もなくなる。前述のようにエプロンに下方
への押付力がかかつていると、長期間の間にエプ
ロンが歪んで曲つて来るが、本考案によればこう
した問題を生じないのである。
(実施例) 次に本考案の実施例を図面に基づいて詳しく説
明する。
第1図及び第2図において10は浴槽で、上端
外周部に手摺部12を有している。手摺部12か
らはエプロン14が垂下しており、エプロン14
に沿つて防水パン16に形成された突条部(水切
り)18の上にその下端が載置されて支持されて
いる。エプロン14の上端部には第二係合部とし
ての嵌合凸部20が設けられており、その嵌合凸
部20が手摺部12の下面側に形成された第一係
合部としての嵌合凹部22に下側から嵌まり込ん
で位置決めされている。嵌合凸部20は第3図に
詳しく示すように、エプロン14の表面より僅か
に引き込んだ位置から立上る第一立上部23と、
その上端から水平に延びる水平部26と、水平部
26の端から立上る第二立上部24とから成つて
おり、これら一対の立上部23,24が嵌合凹部
22の相対向する内面に嵌合して前後に位置決め
されている。尚第一立上部23は、エプロン14
を突条部18の上に載置した状態において、手摺
部12における周縁の垂下部25の下端よりも一
定距離下側まで延びている。即ち垂下部25の下
端と第一立上部23の付け根の段違部27との間
のクリアランスcが確保されている。また第二立
上部24の上端と手摺部12の下面との間にはク
リアランスaが確保され、而してaとcとの関係
はa<cとなつている。
一方第4図に示すように、エプロン14の下端
はL字状に折れ曲つていて、その折曲り部30の
両端に近い部位に一対の切欠32が形成されてお
り、これらの切欠32が防水パン突条部18の相
対応する位置に設けられた突起28に嵌合させら
れるようになつている。折曲り部30には、ま
た、切欠32と32との中間において下向きの突
起34が折曲り部30の先端部位に設けられてお
り、この突起34が突条部18の前側(第1図、
第4図中左側)の面に係合させられるようになつ
ている。即ち本例ではエプロン14側の切欠32
と突起34とが一体となつて第三係合部を構成
し、そして突条部18の側の突起28と突条部1
8の一面が第四係合部を構成している。尚これら
突起28,34の高さb,dは、エプロン14を
持ち上げたときに段違部27が上記垂下部25の
下端に当接する以前に、切欠32或いは突条部1
8に対する係合が外れるように定められている。
具体的にはb,d<cとなつている。尚本例では
更にd<bの関係となつている。
次にエプロン14の着脱操作の手順及び本例の
取付構造の作用について説明する。
先ずエプロン14を取り付けるには、エプロン
14を手に持つて下端部を一旦突条部18を超え
て浴槽10側へと落とし、次いで上端部の嵌合凸
部20を浴槽手摺部12の嵌合凹部22に下側か
ら略一杯まで(段違部27が垂下部25の下端に
ほぼ当接するまで)嵌め込む。このとき突条部1
8の突起28とエプロン14の切欠32、更にエ
プロン14の突起34と突条部18とは上下に離
れた状態にあつて係合不能状態にあり、エプロン
14の下端は自由に前後する。そこでエプロン1
4の下端部を突条部18の上側に位置させてその
ままエプロン14をずり降ろす。するとこれら突
起28と切欠32、突起34と突条部18とが互
いに係合して、つまりエプロン14側の第三係合
部と突条部18側の第四係合部とが互いに嵌まり
合つてエプロン下端を前後方向に移動不能に位置
決めする。尚このとき、段違部27は垂下部25
の下端から距離cだけ下がつた状態となる。
他方、エプロン14を浴槽10から取り外すに
は以上の操作と逆の操作をすれば良い。即ちエプ
ロン14を上方に持ち上げてその下端部と突条部
18との係合を解除した上で同下端部を突条部1
8から外し、次いでその上端部を手摺部12から
抜き出せば良い。
このように、本例の取付構造によればエプロン
14を極めて簡単に着脱でき、これにより排水口
その他各部のメンテナンスが楽となる。また本例
の取付構造においては、エプロン14の上端部及
び下端部の何れも前後に位置決めされるため、外
力によつてエプロン14が外れてしまう恐れがな
く、しかもエプロン14を突条部18の上に押し
付けた状態とする必要がないから、長期の間にエ
プロン14が曲つて来る等の不具合も生じない。
以上本考案の実施例を詳述したが、本考案はそ
の他の形態で構成することも可能である。
例えば第5図に示すように、エプロン下端部に
係合穴36を、また突条部18の側に係合突起3
8を設けてそれらを係合させることによりエプロ
ン14を位置決めすることも可能であるし、また
第6図に示すように、エプロン下端の先端部に係
合凸部40を形成してこれを突条部18に設けた
係合凹部42に係合させることも可能である。こ
の外第7図に示すようにエプロン14側に係合溝
44を、突条部18の側に係合段部46をそれぞ
れ形成して位置決めするようにしたり、突条部1
8の上端部或いはエプロン14の下端部の形状を
そのまま利用してエプロン14側の第三係合部或
いは突条部18側の第四係合部をそれらに係合さ
せるようにすることも可能である。
この他第一の実施例においてb<dとしても差
支えないなど本考案はその主旨を逸脱しない範囲
において様々な変更を加えて構成することが可能
である。
(考案の効果) このように、本考案はエプロンの上端部及び下
端部を浴槽手摺部、防水パン突条部に対して前後
に相対移動不能に係合させて位置決め・固定する
ものである。
これによりエプロンが前後方向に確実に固定さ
れて外力或いは振動等によつて突条部から外れる
恐れがなくなり、しかも係合部においてエプロン
を下方に押圧する必要がなくなることからエプロ
ンの歪みの問題も解消され、加えてエプロンの着
脱も容易となる等優れた効果が生ずる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるエプロン取付
構造を示す要部断面図であり、第2図はエプロン
を取り付けた状態において浴槽とその周辺部を示
す斜視図、第3図は第1図、第2図のエプロン上
端部と浴槽手摺部との係合状態を示す要部断面図
である。第4図は第1図、第2図のエプロン下端
部と防水パン突条部との係合関係を示す要部斜視
図であり、第5図乃至第7図はそれぞれ本考案の
他の実施例におけるエプロン下端部と防水パン突
条部との係合状態を示す各要部断面図である。第
8図は従来のエプロン取付構造の一例を示す要部
断面図であり、第9図及び第10図は本出願人に
おける先願考案の一例を示す要部断面図である。
第11図は第9図の取付構造においてエプロンに
下方への押圧力を作用させる機構を示す要部拡大
断面図である。 10……浴槽、12……手摺部、14……エプ
ロン、16……防水パン、18……突条部、20
……嵌合凸部、22……嵌合凹部、28,34…
…突起、32……切欠。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 浴槽上端の手摺部から垂下して該浴槽の側面を
    覆うエプロンの取付構造にして 該浴槽手摺部の下面側に第一の係合部を設ける
    とともにエプロンの上端部に、該第一の係合部に
    対して下側から嵌まり合い且つ嵌合状態において
    上下に一定距離相対移動可能で前後方向に相対移
    動不能な第二の係合部を設ける一方、該エプロン
    の下端縁に沿つて形成された防水パンの突条部に
    第三の係合部を設けて、該第三の係合部に対して
    上側から嵌まり合い且つ嵌合状態において前後に
    相対移動不能な第四の係合部をエプロン下端部に
    設け、該エプロンを該突条部の上面に載置した状
    態においてそれら係合部の係合により該エプロン
    を位置決め・固定するようにしたことを特徴とす
    る浴槽エプロンの取付構造。
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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746232Y2 (ja) * 1990-03-23 1995-10-25 東陶機器株式会社 浴槽エプロン取付構造
JP2502630Y2 (ja) * 1990-03-23 1996-06-26 東陶機器株式会社 浴槽エプロン取付構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS639981B2 (ja) * 1984-02-29 1988-03-03 Inax Corp

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JPS639981U (ja) * 1986-07-03 1988-01-22

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JPS63144087U (ja) 1988-09-22

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