JPS6037079Y2 - 鍋等のための着脱可能な把手具 - Google Patents

鍋等のための着脱可能な把手具

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JPS6037079Y2
JPS6037079Y2 JP15137983U JP15137983U JPS6037079Y2 JP S6037079 Y2 JPS6037079 Y2 JP S6037079Y2 JP 15137983 U JP15137983 U JP 15137983U JP 15137983 U JP15137983 U JP 15137983U JP S6037079 Y2 JPS6037079 Y2 JP S6037079Y2
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handle
pot
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JP15137983U
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JPS6063134U (ja
Inventor
耕民 山田
Original Assignee
文化軽金属鋳造株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、鍋等の台所用品の柄に着脱可能に取付けて使
用する把手具に関する。
かかる把手具は、鍋等を取扱うための補助具として、必
要に応じて鍋等の柄や周縁部に取付けて使用されるもの
である。
従来の把手具は、鍋の柄や周縁部に取付は固定する基本
的手段として、いずれの構造においてもスプリングを用
いている。
このため、使用者にとっては把手具の着脱の操作を軽快
になし得る利便はあるが、かかるスプリングを用いた構
造では基本的な問題があった。
すなわち、かかる構造では長期の使用の間にスプリング
が劣化してくると取付固定部分にガタを生じてきて、把
手具使用時に鍋等が横にずれたり、あるいは場合によっ
ては把手具から外れてしまったりするなどの極めて固定
状態が不安定化する問題があった。
これは、スプリングを用いて把手具を鍋等に掛止め式に
取付は固定する構造では不可避の問題であり、耐久性の
向上を妨げる要因をなすものであった。
従って、本考案の目的は、かかる従来の把手具の問題を
解消し、長期にわたって安定して使用し得るとともに構
造が簡単で廉価に製作し得る新規な、鍋等のための着脱
可能な把手具を提供するにある。
上記目的達成のため、本考案による把手具は基本的にい
って、従来に見られるような取付は固定のためのスプリ
ングを一切採用せず、一対のクランプ部材の一方に設け
た突起を鍋等の柄に形成した嵌合穴に嵌合させ、一対の
クランプ部材を閉威することによって確実な取付固定を
なし得るようにしたものである。
以下本考案を図面に示す実施例に従って更に詳細に説明
する。
第1図において、本考案の把手具1を、被把持部材であ
る鍋2の柄3に取付けた状態を示しであるが、この鍋2
は、たとえば鋳物で柄3と一対に作られたもので、柄3
には第2図及び第3図で見るように柄3の途中に矩形の
嵌合穴4が形威されている。
当該嵌合穴4は柄3の長手方向(軸方向)に沿って長く
なった貫通孔の態様をなし、柄3の長手方向の対向壁面
4a、4bが下方に開いたテーパ面をなし、第3図で見
るように柄3の長手方向の縦断面で見て台形状をなす。
把手具1は第4図に示す外観をなし、使用者が把持する
に適した外側形状をなす上下一対のクランプ部材5,6
を有し、その一端部1a(図において左側端部)は、第
6図の断面で示すように、枢軸7により枢支されるとと
もに第5図で示すように、当該一端部1aの端面に、柄
3を内部に挿入する開口8が形威されている。
すなわち、一端部1aでは、下に開放のコ字状をなした
上側クランプ部材5が下側クランプ部材6を抱持して、
その間に開口8を残す態様をなしている。
一対のクランプ部材5,6の他端部1b(第4図及び第
6図において右側端部)は上下に開閉可能とされ、そこ
には掛止部材としての掛止りング9が設けられている。
当該リング9は第10図で示すように半円弧状をなし基
端が下側クランプ部材6に差込まれて枢支されて回動可
能なループをなし、第4図に示すクランプ部材の閉成状
態において上側クランプ部材5に掛けて突設可能な錠止
ノブ10により錠止される。
これにより、クランプ部材5,6は閉成状態に確実に保
持される。
両クランプ部材5,6の本体部分はベークライトなどの
硬質プラスチックでそれぞれ成型され、この本体部分の
内側、つまり、鍋などの柄が挿入される係合内面にそれ
ぞれステンレスなどよりなる折曲加工された金属プレー
)11,12がボルト13により取付は固定されている
プレート11.12は鍋の柄と直接摺接するクランプ部
材5.6の内面を補強腰耐まもう性を上げる役目をなす
錠止ノブ10は、上側クランプ部材5の本体部分に形威
した支持穴14に挿入され、スプリング15により外方
に向けて付勢されている。
スプリング15の下端は金属プレート11を折曲して形
威したスプリング受け16により支持され、上端部はノ
ブ10の下端部にスカート状に一体に形威した保持スリ
ーブ10aによりノブ10の上下動時に横にずれないよ
うに保持されている。
このノブ10をスプリング15に抗して押下げれば没入
してリング9を上側クランプ部材5より外すことができ
る。
又、リング9を掛ける場合は、ノブ10の上面のわん曲
面がカム作用をなすので、リング9はノブ10上を滑っ
て自動的に錠止位置に保持される。
下側クランプ部材6には、他方のクランプ部材5と対向
する内面に突起17が設けられている。
当該突起17は第3図に示す柄3の嵌合穴4に対応する
形状をなし、第6図で示すようにクランプ部材5,6の
長手方向(軸方向)の縦断面で見て台形状をなし長手方
向の対向面17a、17bが上すぼまりのテーパ面とな
っている。
当該突起17はプレート12の矩形状の開口18より下
側クランプ部材6のプラスチックの本体部分を台形状に
一体に突出させた部分と、その台形状の突出部分の上面
に沿って設けたステンレスよりなる帯状の補強プレート
19により構成されている。
この実施例において、この補強プレート19はプレート
12と別部材で作られてスポット溶接によりプレート1
2に固着されているが、これを一枚の金属板を成型して
プレート12と一体に形成することもできる。
突起17は、第7図で見るように、クランプ部材6の長
手方向に長い矩形をなし、両側面17c、17dは第9
図で見るように平行な垂直面をなす。
又、当該突起17の位置は、クランプ部材の長手方向に
おいて枢軸7のあるクランプ部材の一端部寄りに設けら
れている。
両クランプ部材5,6の開き角度は、第11図及び第1
2図で示すように、一定の開度αで一時的に保持される
構成となっている。
すなわち、上側のプレート11の折曲耳部11aの一方
にエンボス加工で内方に突出したストッパ20を形威し
、これを下側クランプ部材のプレート12の側縁12a
に対向させる構成としである。
従って、開度αに達すると、ストッパ20が側縁12a
に係合するので、両クランプ部材5,6はこの開度状態
で止められる。
従って、上側のクランプ部材5のみを手で持って下方の
クランプ部材6を放した場合でも下方のクランプ部材6
は自重で開いて開度αの位置で止められるので、使用時
にクランプ部材5,6が必要以上に開く恐れがなく、使
用し易くなっている。
なお、ストッパ20の突出度合は比較的小さくしである
ので、両クランプ部材5,6を手で強制的に開けば、ス
トッパ20が折曲耳部11aの弾性で側縁12aを乗り
越える。
従って、組立時あるいは保守・点検時に、このストッパ
20が何等支障とならない。
開度αは、25度あるいはその前後の角度が実用上望ま
しい。
なお、第11図には説明上、上下のクランプ部材5,6
のプレート11.12のみを示しである。
以上の構成の本考案の把手具1を使用する場合、当該把
手具の開口8を介して鍋等の柄3を挿入し、突起17を
柄の嵌合穴4に嵌合させるとともに両クランプ部材5,
6を握って閉戒腰掛止リング9を掛ければ、柄3に把手
具1が一体状態に取付は固定される。
突起17のテーパ面17a、17bが柄3の嵌合穴4の
テーバ面4a、4bにぴったりと係合するので長手方向
の相対移動が止められるとともに、突起17の両側面1
7C,17dが嵌合穴4の対応側面に摺接するので、横
方向の相対移動も防止される。
突起17は長手方向に長い矩形状のため、平行な両側面
17c、17dと嵌合穴4の対応側面との係合面積が大
きく、横方向のガタが解消される。
取付は固定状態は、第6図及び第9図に特に示されてい
る。
更に、上側クランプ部材5を閉成する際に、プレート1
1により柄3が下方に押されて両クランプ部材5,6に
より柄3を挾持する状態となるので、突起17の両テー
パ面17a、17bは柄3の嵌合穴4の対応テーパ面4
a、4bに対し積極的に押圧される。
従って、柄3に対する把手具1の固定状態は一層確実に
なされる。
又、更に、突起17の位置は枢軸7に近いクランプ部材
5,6の一端部1a寄りに設けられているので、使用者
がクランプ部材の他端部1bに近い部分を持って閉成す
る場合に、突起17の部分にはテコの原理により、より
強い力を加えることができる。
従って、使用者は軽快な操作で、突起17と嵌合穴4の
嵌合をなし得る。
尚、把手具1を取外す場合には、リング9を外し両クラ
ンプ部材5,6を開威し、突起17より柄の嵌合穴4を
外し、開口8より柄3を引出せば容易に取外せる。
以上、実施例について説明したが、突起17は上側クラ
ンプ部材5の方に設けることもできる。
又、場合によっては、両クランプ部材5,6の内面に、
ともに突起を設ける構成も考えられる。
又、突起17の形状は、テーパ面17a、17bを有す
る台形状としたが、突起17の側面の加工仕上げの精度
を上げれば、テーパ面のない形状にすることもできる。
又、突起17の数も1個に限定されない。
更に、突起17に対応する柄の嵌合穴4は貫通孔の形状
をなしているが、実施例では突起17が穴4に約2/3
の深さまで嵌合しているので、残りの穴4の部分は盲穴
状になっていてもよい。
嵌合の深さが浅いと支持力が安定せず、又、あまり深い
と取外す際に手間がかかるので、実施例程度の状態が望
ましい。
以上のように、本考案によれは、把手具を鍋等の柄に取
付けるための基本的な手段として、従来のようなスプリ
ングを一切用いていないので、スプリングの劣化による
ガタッキや保持力の弱化等の問題が生ぜず、長期にわた
って安定した状態で用いることができる。
特に今日、鋳物製の鍋などがよく使われる関係上、かか
る重量のある鍋などの把手具としての利用価値が高く、
構造が簡単で低順に製作し得る等、その実用的効果は極
めて大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例の態様を示すもので、第1図は鍋
の柄に本考案の把手具を取付けた状態を示す全体外観図
、第2図は把手具が取付けられる鍋の柄部分を示す部分
的平面図、第3図は第2図を■−■線に沿って見た部分
拡大断面図、第4図は閉じた状態の把手具の外観を示す
正面図、第5図は第4図の左側面図、第6図は第5図の
VI−VI線に沿う縦断面図、第7図は第6図の■−■
線に沿って見た下側クランプ部材の平面図、第8図は上
側クランプ部材の内面を示す底面図、第9図及び第10
図は第6図のIX−IX線及びX−X線に沿う横断面図
、第11図は一対のクランプ部材の開度関係を示す説明
図、第12図は第11図の■−刈線より見た拡大説明図
である。 1・・・・・・把手具、5・・・・・・上側クランプ部
材、6・・・・・・下側クランプ部材、訃・・・・・開
口、17・・・・・・突起、20・・・・・・ストッパ

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)鍋等の柄に着脱可能に取付けて使用するものであ
    って、一端部が枢着されるとともに他端部において開閉
    可能とされた一対のクランプ部材を有し、当該クランプ
    部材の前記一端部に鍋等の柄を挿入する開口を形成する
    とともに一対のクランプ部材の一方において他方のクラ
    ンプ部材と対向する面に突起を形成し、前記開口を介し
    て一対のクランプ部材間に挿入される鍋等の柄に形成し
    た嵌合穴に、一対のクランプ部材の閉成とともに前記突
    起を嵌合させ、鍋等の柄に対して一対のクランプ部材を
    固定するようにしたことを特徴とする鍋等のための着脱
    可能な把手具。
  2. (2)前記一対のクランプ部材の前記他端部に設けた掛
    止部材により当該クランプ部材を閉成状態に掛止保持し
    てなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の鍋等のため
    の着脱可能な把手具。
  3. (3)前記突起は一対のクランプ部材の長手方向におい
    てクランプ部材の前記一端部寄りに設けられてなる実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の鍋等のための着脱可能
    な把手具。
  4. (4)前記突起はクランプ部材の長手方向に沿って台形
    状をなす実用新案登録請求の範囲第1項記載の鍋等のた
    めの着脱可能な把手具。
JP15137983U 1983-10-01 1983-10-01 鍋等のための着脱可能な把手具 Expired JPS6037079Y2 (ja)

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JPS6063134U JPS6063134U (ja) 1985-05-02
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