JPH04329644A - ゲート電極の形成方法 - Google Patents
ゲート電極の形成方法Info
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、特にショットキーゲート電界効果トランジスタの
ゲート電極の形成方法に関する。
関し、特にショットキーゲート電界効果トランジスタの
ゲート電極の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ショットキーゲート電界効果トランジス
タ(以下MESFETと略記する)は、特に超高周波に
おける優れた増幅素子或いは発振用素子として用いられ
ている。又、超高速動作の集積回路の基本構成素子とし
ても優れたものであることは周知である。特に近年では
、素子の高速性および高出力化、高効率化も同時に要求
されており、この様な要求に対してMESFETでは、
素子寸法の縮小化と同時に、ゲート長の短縮化が強く要
求されており、ゲート長 0.8μm或いはそれ以下の
MESFETも開発されている。
タ(以下MESFETと略記する)は、特に超高周波に
おける優れた増幅素子或いは発振用素子として用いられ
ている。又、超高速動作の集積回路の基本構成素子とし
ても優れたものであることは周知である。特に近年では
、素子の高速性および高出力化、高効率化も同時に要求
されており、この様な要求に対してMESFETでは、
素子寸法の縮小化と同時に、ゲート長の短縮化が強く要
求されており、ゲート長 0.8μm或いはそれ以下の
MESFETも開発されている。
【0003】しかしながら、この様なサブミクロン領域
のゲート長を有するMESFETにおいて、単純なゲー
ト長の短縮化はゲート断面積の低減によるゲート抵抗の
増加という問題が生じることになる。このため、ゲート
断面積を低減することなくゲート長を短縮したゲート電
極構造として、ゲート電極の断面形状をT型に構成する
ことが行われており、その製造方法として種々の方法が
提案されている。
のゲート長を有するMESFETにおいて、単純なゲー
ト長の短縮化はゲート断面積の低減によるゲート抵抗の
増加という問題が生じることになる。このため、ゲート
断面積を低減することなくゲート長を短縮したゲート電
極構造として、ゲート電極の断面形状をT型に構成する
ことが行われており、その製造方法として種々の方法が
提案されている。
【0004】図2は従来のT型断面形状を有するゲート
電極形成方法を示したものである。先ず、同図(a)に
示すように、GaAs基板1上にCVD法でSiO2
膜2Aを膜厚が約5000Åに形成し、かつそのゲート
電極形成位置を開口した後、例えば、Al又はWSix
等のショットキー金属膜4を被着する。この時の膜厚
は約1000〜3000Åである。ショットキー金属膜
4としてのWSix 膜は熱的に安定であるため、良好
なショットキー特性を得るために用いる熱処理が可能で
あるが、比抵抗が大きいという問題がある。
電極形成方法を示したものである。先ず、同図(a)に
示すように、GaAs基板1上にCVD法でSiO2
膜2Aを膜厚が約5000Åに形成し、かつそのゲート
電極形成位置を開口した後、例えば、Al又はWSix
等のショットキー金属膜4を被着する。この時の膜厚
は約1000〜3000Åである。ショットキー金属膜
4としてのWSix 膜は熱的に安定であるため、良好
なショットキー特性を得るために用いる熱処理が可能で
あるが、比抵抗が大きいという問題がある。
【0005】そこで、同図(b)に示すようにショット
キー金属膜4上に導電性の良いAuからなる導電性金属
膜5を膜厚が約4000〜6000Å程度に被着する。 この時、金属間の密着性とバリア性を上げるため通常、
Ti(チタン)とPt(白金)をショットキー金属膜4
と導電性金属膜5との間に被着する。その後、同図(c
)に示すようにレジスト6をマスクにしてゲート電極と
しての導電性金属膜5とショットキー金属膜4を選択エ
ッチングし、かつSiO2 膜2Aを除去することでT
型ゲート電極を形成していた。
キー金属膜4上に導電性の良いAuからなる導電性金属
膜5を膜厚が約4000〜6000Å程度に被着する。 この時、金属間の密着性とバリア性を上げるため通常、
Ti(チタン)とPt(白金)をショットキー金属膜4
と導電性金属膜5との間に被着する。その後、同図(c
)に示すようにレジスト6をマスクにしてゲート電極と
しての導電性金属膜5とショットキー金属膜4を選択エ
ッチングし、かつSiO2 膜2Aを除去することでT
型ゲート電極を形成していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のゲー
ト電極形成方法では、ゲート長が短くなればなる程、S
iO2 膜の開口幅と膜厚との比、即ちアスペクト比が
大きくなり、このため図3に示すように、SiO2 膜
2Aの開口部内への導電性金属膜5のカバレッジ性が劣
化してゲート電極内部に空間部Xが生じ、その結果ゲー
ト抵抗が十分に低減できないだけでなく電極膜が局部的
に極端に薄くなったり、又、空間部内にガスや薬品が残
ったりして信頼性が低下するという大きな問題があった
。このような問題に対しては、アスペクト比を下げるた
めゲート長の短縮化に応じてSiO2 膜2Aの膜厚を
薄くすることが考えられるが、この対策では形成された
ゲート電極のT型ひさし部分とGaAs基板1との間に
生じるゲート容量が増大し、特性が劣化されるという問
題が生じる。本発明の目的は、ゲート長の短縮化とゲー
ト抵抗の低減を図るとともに、半導体装置の信頼性を改
善し、かつ特性劣化を防止したゲート電極を形成する方
法を提供することにある。
ト電極形成方法では、ゲート長が短くなればなる程、S
iO2 膜の開口幅と膜厚との比、即ちアスペクト比が
大きくなり、このため図3に示すように、SiO2 膜
2Aの開口部内への導電性金属膜5のカバレッジ性が劣
化してゲート電極内部に空間部Xが生じ、その結果ゲー
ト抵抗が十分に低減できないだけでなく電極膜が局部的
に極端に薄くなったり、又、空間部内にガスや薬品が残
ったりして信頼性が低下するという大きな問題があった
。このような問題に対しては、アスペクト比を下げるた
めゲート長の短縮化に応じてSiO2 膜2Aの膜厚を
薄くすることが考えられるが、この対策では形成された
ゲート電極のT型ひさし部分とGaAs基板1との間に
生じるゲート容量が増大し、特性が劣化されるという問
題が生じる。本発明の目的は、ゲート長の短縮化とゲー
ト抵抗の低減を図るとともに、半導体装置の信頼性を改
善し、かつ特性劣化を防止したゲート電極を形成する方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のゲート電極の形
成方法は、半導体基板上に形成する絶縁膜をSi原子の
含有率が連続的に減少するように成長し、この絶縁膜に
レジストをマスクにして開口部を形成し、開口部を含む
全面に金属膜を形成し、前記開口部を含む金属膜を残す
ように選択エッチングして断面形状が略T型のゲート電
極を形成する。
成方法は、半導体基板上に形成する絶縁膜をSi原子の
含有率が連続的に減少するように成長し、この絶縁膜に
レジストをマスクにして開口部を形成し、開口部を含む
全面に金属膜を形成し、前記開口部を含む金属膜を残す
ように選択エッチングして断面形状が略T型のゲート電
極を形成する。
【0008】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例を製造工程順に示すのME
SFETの素子断面図である。先ず、図1(a)に示す
ように、GaAs基板1上にCVD法で厚さ約5000
ÅのSiO2 膜2を形成する。この時、原料ガスのシ
ランと酸素の流量比を成長時はシラン:酸素=2:1と
し、成長させるに従って、シランガスの流量を減少させ
、成長終了時の流量比はシラン:酸素=1:2とする。 その上で、このSiO2 膜2上にレジスト3を形成し
、ゲート電極形成位置に窓を開設する。
る。図1は本発明の一実施例を製造工程順に示すのME
SFETの素子断面図である。先ず、図1(a)に示す
ように、GaAs基板1上にCVD法で厚さ約5000
ÅのSiO2 膜2を形成する。この時、原料ガスのシ
ランと酸素の流量比を成長時はシラン:酸素=2:1と
し、成長させるに従って、シランガスの流量を減少させ
、成長終了時の流量比はシラン:酸素=1:2とする。 その上で、このSiO2 膜2上にレジスト3を形成し
、ゲート電極形成位置に窓を開設する。
【0009】次に、同図(b)に示すように、前記レジ
スト3をマスクにして異方性ドライエッチングとバッフ
ァードフッ酸によるウェットエッチングを併用してSi
O2 膜2をエッチングし、開口部2aを開設する。こ
の時、SiO2 膜2のバッファードフッ酸(温度22
〜24℃)に対するエッチングレートはシラン:酸素=
2:1の流量比で成長したSiO2は40Å/秒であり
、シラン:酸素=1:2の流量比で成長したSiO2
は 100/秒であるのでSiO2 膜2の上層部に行
くほど開口幅は拡がり、開口部2aはテーパ状に形成さ
れる。
スト3をマスクにして異方性ドライエッチングとバッフ
ァードフッ酸によるウェットエッチングを併用してSi
O2 膜2をエッチングし、開口部2aを開設する。こ
の時、SiO2 膜2のバッファードフッ酸(温度22
〜24℃)に対するエッチングレートはシラン:酸素=
2:1の流量比で成長したSiO2は40Å/秒であり
、シラン:酸素=1:2の流量比で成長したSiO2
は 100/秒であるのでSiO2 膜2の上層部に行
くほど開口幅は拡がり、開口部2aはテーパ状に形成さ
れる。
【0010】次に、同図(c)に示すように、レジスト
3を除去した後に、耐熱性ショットキー金属であるWS
ix 膜4と導電性金属膜5をTi(500Å),Pt
( 200Å),Au(6000Å)の順でスパッタ法
で被着する。 その後、同図(d)に示すように、新たにゲート電極に
相当するパターンのレジスト6を形成し、このレジスト
6をマスクにして前記導電性金属膜5及びショットキー
金属膜4をイオンミリング又は反応性ドライエッチング
で選択エッチングし、更にSiO2 膜2をバッファー
ドフッ酸で除去する。この時、ゲート電極は耐薬品性が
あるので、バッファードフッ酸でもエッチングされない
。
3を除去した後に、耐熱性ショットキー金属であるWS
ix 膜4と導電性金属膜5をTi(500Å),Pt
( 200Å),Au(6000Å)の順でスパッタ法
で被着する。 その後、同図(d)に示すように、新たにゲート電極に
相当するパターンのレジスト6を形成し、このレジスト
6をマスクにして前記導電性金属膜5及びショットキー
金属膜4をイオンミリング又は反応性ドライエッチング
で選択エッチングし、更にSiO2 膜2をバッファー
ドフッ酸で除去する。この時、ゲート電極は耐薬品性が
あるので、バッファードフッ酸でもエッチングされない
。
【0011】しかる後に、レジストパターン6を除去す
ることで、略T型をしたゲート電極が完成される。この
ゲート電極では、導電性金属膜5をスパッタ法で被着す
る際に、SiO2 膜2に開設された開口部2aがテー
パ状に形成されているため、導電性金属膜5のカバレッ
ジ性が改善され、内部に空間部が生じることはない。し
たがって、空間部が原因とされるゲート電極の抵抗の増
大が生じることはなく、かつゲート電極の強度が低下さ
れることもない。又、カバレッジ性が改善されるため、
SiO2 膜2の膜厚を厚くすることができ、ゲート容
量が増大して特性劣化が生じることもない。
ることで、略T型をしたゲート電極が完成される。この
ゲート電極では、導電性金属膜5をスパッタ法で被着す
る際に、SiO2 膜2に開設された開口部2aがテー
パ状に形成されているため、導電性金属膜5のカバレッ
ジ性が改善され、内部に空間部が生じることはない。し
たがって、空間部が原因とされるゲート電極の抵抗の増
大が生じることはなく、かつゲート電極の強度が低下さ
れることもない。又、カバレッジ性が改善されるため、
SiO2 膜2の膜厚を厚くすることができ、ゲート容
量が増大して特性劣化が生じることもない。
【0012】ここで、GaAs基板1上に形成する絶縁
膜をSiNx 膜とし、シランとアンモニアの流量比を
変えながら成長させてもよい。この場合でも、成長開始
時はシランの流量を多目にし、成長に応じてシラン流量
を減少させていく。このようにして成長されたSiNx
膜のバッファードフッ酸に対するエッチングレートは
シラン:アンモニア=1:5の場合は 200Å/分で
あり、シラン:アンモニア=1:10の場合は 400
Å/分である。 その後、前記実施例と同様に開口部を開設し、かつ金属
膜を被着し、エッチングしてゲート電極を形成する。
膜をSiNx 膜とし、シランとアンモニアの流量比を
変えながら成長させてもよい。この場合でも、成長開始
時はシランの流量を多目にし、成長に応じてシラン流量
を減少させていく。このようにして成長されたSiNx
膜のバッファードフッ酸に対するエッチングレートは
シラン:アンモニア=1:5の場合は 200Å/分で
あり、シラン:アンモニア=1:10の場合は 400
Å/分である。 その後、前記実施例と同様に開口部を開設し、かつ金属
膜を被着し、エッチングしてゲート電極を形成する。
【0013】このようにSiOX 膜を使用した場合で
も、前記実施例と同様にSiOX 膜に開設される開口
部をテーパ状に形成し、金属膜のカバレッジ性を改善し
てゲート電極中の空間部の発生を防止することができる
。 又、このSiOX 膜を使用する方法では、SiO2
膜に比べてエッチングレートが遅いので開口幅の制御性
を上げることができるだけでなくSiNx 膜はGaA
s界面の表面準位に与えられる影響が少ないのでデバイ
ス特性が安定するという利点がある。
も、前記実施例と同様にSiOX 膜に開設される開口
部をテーパ状に形成し、金属膜のカバレッジ性を改善し
てゲート電極中の空間部の発生を防止することができる
。 又、このSiOX 膜を使用する方法では、SiO2
膜に比べてエッチングレートが遅いので開口幅の制御性
を上げることができるだけでなくSiNx 膜はGaA
s界面の表面準位に与えられる影響が少ないのでデバイ
ス特性が安定するという利点がある。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明はGaAs基
板上に形成する絶縁膜のSi原子の含有率が成長するに
従って連続的に減少するように成長させることにより、
エッチングレートの差により開口形状をテーパー状にで
きるため、開口部内に導電性金属膜を良好に埋め込める
ため、ゲート長の短縮化とゲート抵抗の低減および高信
頼性が同時に可能になるという効果を有する。
板上に形成する絶縁膜のSi原子の含有率が成長するに
従って連続的に減少するように成長させることにより、
エッチングレートの差により開口形状をテーパー状にで
きるため、開口部内に導電性金属膜を良好に埋め込める
ため、ゲート長の短縮化とゲート抵抗の低減および高信
頼性が同時に可能になるという効果を有する。
【図1】(a)乃至(d)は本発明の一実施例を製造工
程順に示す断面図である。
程順に示す断面図である。
【図2】(a)乃至(c)は従来の製造方法を工程順に
示す断面図である。
示す断面図である。
1 GaAs基板
2 SiO2 膜
3 レジスト
4 ショットキー金属膜
5 導電性金属膜
6 レジストパターン
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板上に絶縁膜を成長し、この
絶縁膜にレジストをマスクにして開口部を形成し、開口
部を含む全面に金属膜を形成し、前記開口部を含む金属
膜を残すように選択エッチングすることで断面形状が略
T型のゲート電極を形成する方法において、前記絶縁膜
はSi原子の含有率が連続的に減少するように成長させ
ることを特徴とするゲート電極の形成方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12687591A JPH04329644A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ゲート電極の形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12687591A JPH04329644A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ゲート電極の形成方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04329644A true JPH04329644A (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=14946010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12687591A Pending JPH04329644A (ja) | 1991-04-30 | 1991-04-30 | ゲート電極の形成方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04329644A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6051454A (en) * | 1997-09-11 | 2000-04-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device and method for fabricating the same |
JP2007048863A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
US7319076B2 (en) * | 2003-09-26 | 2008-01-15 | Intel Corporation | Low resistance T-shaped ridge structure |
-
1991
- 1991-04-30 JP JP12687591A patent/JPH04329644A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6051454A (en) * | 1997-09-11 | 2000-04-18 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Semiconductor device and method for fabricating the same |
US7319076B2 (en) * | 2003-09-26 | 2008-01-15 | Intel Corporation | Low resistance T-shaped ridge structure |
JP2007048863A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Mitsubishi Electric Corp | 半導体装置およびその製造方法 |
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