JP2533141B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [概要] 半導体装置の製造方法のうち、特にベース引出し電極
形トランジスタ素子の形成方法に関し、 品質の維持・安定化を目的とし、 フィールド絶縁膜を設けた半導体基板上に第1絶縁膜
とベース引出し電極になるべき多結晶シリコン膜と酸化
シリコン膜と第2絶縁膜とを順次に積層する工程、次い
で、前記第2絶縁膜,酸化シリコン膜および多結晶シリ
コン膜を選択的にエッチングしてエミッタ形成領域を窓
開けする工程、次いで、該窓の内部側面に露出した前記
多結晶シリコン膜を酸化して酸化シリコン膜を生成する
工程、次いで、該窓の内部底面に露出した前記第1絶縁
膜をエッチングし、更に該窓の内部側面の該第1絶縁膜
をもサイドエッチングし、同時に表面に露出した前記第
2絶縁膜を全面エッチング除去する工程が含まれること
を特徴とする。
形トランジスタ素子の形成方法に関し、 品質の維持・安定化を目的とし、 フィールド絶縁膜を設けた半導体基板上に第1絶縁膜
とベース引出し電極になるべき多結晶シリコン膜と酸化
シリコン膜と第2絶縁膜とを順次に積層する工程、次い
で、前記第2絶縁膜,酸化シリコン膜および多結晶シリ
コン膜を選択的にエッチングしてエミッタ形成領域を窓
開けする工程、次いで、該窓の内部側面に露出した前記
多結晶シリコン膜を酸化して酸化シリコン膜を生成する
工程、次いで、該窓の内部底面に露出した前記第1絶縁
膜をエッチングし、更に該窓の内部側面の該第1絶縁膜
をもサイドエッチングし、同時に表面に露出した前記第
2絶縁膜を全面エッチング除去する工程が含まれること
を特徴とする。
[産業上の利用分野] 本発明は半導体装置の製造方法のうち、特に、ベース
引出し電極形トランジスタ素子の形成方法に関する。
引出し電極形トランジスタ素子の形成方法に関する。
最近、IC,LSIなど半導体装置は高性能化するためにす
べて高集積化,高密度化する方向に技術開発が進められ
ており、そのためのセルフアライン(自己整合:Self Al
ign)方式の製造方法が採られている。しかし、そのよ
うな製造方法においては品質の維持について十分に配慮
されなければならない。
べて高集積化,高密度化する方向に技術開発が進められ
ており、そのためのセルフアライン(自己整合:Self Al
ign)方式の製造方法が採られている。しかし、そのよ
うな製造方法においては品質の維持について十分に配慮
されなければならない。
[従来の技術] さて、セルフアライン技術を利用して、多結晶シリコ
ンベース引出し電極形のベース・エミッタをセルフアラ
インで形成し、微細化して高速に動作させるバイポーラ
トランジスタの形成方法に、SST(Super Self align Te
chnology)方式があり、重用されている。
ンベース引出し電極形のベース・エミッタをセルフアラ
インで形成し、微細化して高速に動作させるバイポーラ
トランジスタの形成方法に、SST(Super Self align Te
chnology)方式があり、重用されている。
第2図(a)〜(i)はそのSST方式バイポーラトラ
ンジスタの形成工程順断面図を示しており、同図によつ
て順を追つて説明すると、 第2図(a)参照;p型シリコン基板1にn+型埋没層2,p+
型チャネルカット層3を設け、n型エピタキシャル成長
層4(コレクタ領域となる)を成長し、更に、SiO2膜5
(膜厚500Å程度;酸化シリコン膜)を介したSi3N4膜6
(膜厚1000Å程度;窒化シリコン膜)パターンをマスク
にしてLOCOS法により膜厚数千ÅのSiO2膜からなるフィ
ールド絶縁膜7を形成する。
ンジスタの形成工程順断面図を示しており、同図によつ
て順を追つて説明すると、 第2図(a)参照;p型シリコン基板1にn+型埋没層2,p+
型チャネルカット層3を設け、n型エピタキシャル成長
層4(コレクタ領域となる)を成長し、更に、SiO2膜5
(膜厚500Å程度;酸化シリコン膜)を介したSi3N4膜6
(膜厚1000Å程度;窒化シリコン膜)パターンをマスク
にしてLOCOS法により膜厚数千ÅのSiO2膜からなるフィ
ールド絶縁膜7を形成する。
第2図(b)参照;次いで、SiO2膜5/Si3N4膜6パター
ンのマスクを除去した後、SiO2膜8(膜厚500Å程度)
を介したSi3N4膜9(膜厚1500Å程度)を全面に被着
し、更に、ボロンをドープしたp+型の多結晶シリコン膜
10(膜厚3000Å;ベース引出し電極となる)を被着す
る。
ンのマスクを除去した後、SiO2膜8(膜厚500Å程度)
を介したSi3N4膜9(膜厚1500Å程度)を全面に被着
し、更に、ボロンをドープしたp+型の多結晶シリコン膜
10(膜厚3000Å;ベース引出し電極となる)を被着す
る。
第2図(c)参照;次いで、フォトプロセスを適用して
Si3N4膜11(膜厚700Å程度)パターンを形成し、これを
マスクにして露出した多結晶シリコン膜10を選択的に熱
酸化してSiO2膜12を生成する。
Si3N4膜11(膜厚700Å程度)パターンを形成し、これを
マスクにして露出した多結晶シリコン膜10を選択的に熱
酸化してSiO2膜12を生成する。
第2図(d)参照;次いで、Si3N4膜11を除去した後、
上部全面にSiO2膜13(膜厚3000Å程度)を被着する。
上部全面にSiO2膜13(膜厚3000Å程度)を被着する。
第2図(e)参照;次いで、再びフォトプロセスを適用
してエミッタ形成領域(内部ベース形成領域でもある)
上のSiO2膜13とp+型多結晶シリコン膜10とをRIE(リア
クティブイオンエッチ)法でエッチングして窓wを開け
る。
してエミッタ形成領域(内部ベース形成領域でもある)
上のSiO2膜13とp+型多結晶シリコン膜10とをRIE(リア
クティブイオンエッチ)法でエッチングして窓wを開け
る。
第2図(f)参照;次いで、熱酸化して窓W内部側面の
多結晶シリコン膜をSiO2膜14(膜厚2000〜3000Å)に変
成する。
多結晶シリコン膜をSiO2膜14(膜厚2000〜3000Å)に変
成する。
第2図(g)参照;次いで、熱燐酸液でエッチングし
て、窓W内部のSi3N4膜9を除去し、更に、窓w内部側
面に故意にSi3N4膜のサイドエッチングを進行させる。
次に、その下層のSiO2膜8は弗酸でエッチング除去す
る。なお、このSiO2膜8のエッチングによつてSiO2膜1
3,14もエッチングされるが、そのSiO2膜13,14の膜厚が
十分に厚いので問題はない。
て、窓W内部のSi3N4膜9を除去し、更に、窓w内部側
面に故意にSi3N4膜のサイドエッチングを進行させる。
次に、その下層のSiO2膜8は弗酸でエッチング除去す
る。なお、このSiO2膜8のエッチングによつてSiO2膜1
3,14もエッチングされるが、そのSiO2膜13,14の膜厚が
十分に厚いので問題はない。
第2図(h)参照;次いで、窓W内に高純度な多結晶シ
リコン膜を被着して、上記窓側面のサイドエッチング部
分にも多結晶シリコン膜を充填する。そうすると、充填
した窓側面の多結晶シリコン膜(サイドエッチング部
分)にはp+型多結晶シリコン膜10からボロンが拡散して
p型化する。従つて、次に、苛性カリ液によつてエッチ
ングすると、p型多結晶シリコン膜はエッチングされず
に、高純度な多結晶シリコン膜のみをエッチング除去す
ることできる。更に、熱処理してp+型多結晶シリコン膜
10からボロンを拡散しp+型外部ベース領域15を画定し、
且つ、窓W内側面に充填した多結晶シリコン膜の表面に
SiO2膜を生成する。この熱処理時間は比較的に短い。
リコン膜を被着して、上記窓側面のサイドエッチング部
分にも多結晶シリコン膜を充填する。そうすると、充填
した窓側面の多結晶シリコン膜(サイドエッチング部
分)にはp+型多結晶シリコン膜10からボロンが拡散して
p型化する。従つて、次に、苛性カリ液によつてエッチ
ングすると、p型多結晶シリコン膜はエッチングされず
に、高純度な多結晶シリコン膜のみをエッチング除去す
ることできる。更に、熱処理してp+型多結晶シリコン膜
10からボロンを拡散しp+型外部ベース領域15を画定し、
且つ、窓W内側面に充填した多結晶シリコン膜の表面に
SiO2膜を生成する。この熱処理時間は比較的に短い。
第2図(i)参照;次いで、窓W内にボロンイオンを注
入してp+型内部ベース領域16を画定し、更に、燐ドープ
したn+型多結晶シリコンからなるエミッタ電極17を被着
し、熱処理してn+型エミッタ領域18を画定する。且つ、
SiO2膜13に窓を開けて引出しベース電極19を形成する。
入してp+型内部ベース領域16を画定し、更に、燐ドープ
したn+型多結晶シリコンからなるエミッタ電極17を被着
し、熱処理してn+型エミッタ領域18を画定する。且つ、
SiO2膜13に窓を開けて引出しベース電極19を形成する。
以上が従来から実施されているバイポーラトランジス
タのSST方式の形成方法である。
タのSST方式の形成方法である。
[発明が解決しようとする問題点] ところで、上記のSST方式の形成方法において問題と
なるのは、第2図(f)の形成工程で説明した熱酸化に
よるSiO2膜14の生成である。その際、比較的に厚いSiO2
膜13が上面に被覆されてはいるが、このSiO2膜13はポー
ラス(多孔質)であるため、ベース引出し電極となる多
結晶シリコン膜10の酸化が進行してその膜厚が減少し、
ベース電極の抵抗が増加する問題がある。特に変動の激
しい場合は、膜厚3000Å程度の多結晶シリコン膜10が約
膜厚2000Å程度に減少する。
なるのは、第2図(f)の形成工程で説明した熱酸化に
よるSiO2膜14の生成である。その際、比較的に厚いSiO2
膜13が上面に被覆されてはいるが、このSiO2膜13はポー
ラス(多孔質)であるため、ベース引出し電極となる多
結晶シリコン膜10の酸化が進行してその膜厚が減少し、
ベース電極の抵抗が増加する問題がある。特に変動の激
しい場合は、膜厚3000Å程度の多結晶シリコン膜10が約
膜厚2000Å程度に減少する。
本発明にかかる形成方法は、このような問題点を解消
させ、品質の維持・安定化を目的とした半導体装置の製
造方法を提案するものである。
させ、品質の維持・安定化を目的とした半導体装置の製
造方法を提案するものである。
[問題点を解決するための手段] その目的は、フィールド絶縁膜を設けた半導体基板上
に第1絶縁膜(例えばSi3N4膜)とベース引出し電極に
なるべき多結晶シリコン膜と酸化シリコン膜と第2絶縁
膜(例えばSi3N4膜)とを順次に積層する工程、次い
で、前記第2絶縁膜,酸化シリコン膜および多結晶シリ
コン膜を選択的にエッチングしてエミッタ形成領域を窓
開けする工程、次いで、該窓の内部側面に露出した前記
多結晶シリコン膜を酸化して酸化シリコン膜を生成する
工程、次いで、該窓の内部底面に露出した前記第1絶縁
膜をエッチングし、更に該窓の内部側面の該第1絶縁膜
をもサイドエッチングし、同時に表面に露出した前記第
2絶縁膜を全面エッチング除去する工程が含まれる半導
体装置の製造方法によつて達成される。
に第1絶縁膜(例えばSi3N4膜)とベース引出し電極に
なるべき多結晶シリコン膜と酸化シリコン膜と第2絶縁
膜(例えばSi3N4膜)とを順次に積層する工程、次い
で、前記第2絶縁膜,酸化シリコン膜および多結晶シリ
コン膜を選択的にエッチングしてエミッタ形成領域を窓
開けする工程、次いで、該窓の内部側面に露出した前記
多結晶シリコン膜を酸化して酸化シリコン膜を生成する
工程、次いで、該窓の内部底面に露出した前記第1絶縁
膜をエッチングし、更に該窓の内部側面の該第1絶縁膜
をもサイドエッチングし、同時に表面に露出した前記第
2絶縁膜を全面エッチング除去する工程が含まれる半導
体装置の製造方法によつて達成される。
[作用] 即ち、本発明は、第2絶縁膜(例えばSi3N4膜)を多
結晶シリコン膜上のSiO2膜の上に被覆し、この第2絶縁
膜を酸化防止膜としてベース引出し電極となるべき多結
晶シリコン膜の窓内部側面に露出した部分を酸化してSi
O2膜を生成する。そうすれば、多結晶シリコン膜の酸化
が抑制され膜厚が減少せずに、ベース電極が一定の低抵
抗に維持される。
結晶シリコン膜上のSiO2膜の上に被覆し、この第2絶縁
膜を酸化防止膜としてベース引出し電極となるべき多結
晶シリコン膜の窓内部側面に露出した部分を酸化してSi
O2膜を生成する。そうすれば、多結晶シリコン膜の酸化
が抑制され膜厚が減少せずに、ベース電極が一定の低抵
抗に維持される。
[実施例] 以下、図面を参照して実施例によつて詳細に説明す
る。
る。
第1図(a)〜(i)は本発明にかかるSST方式バイ
ポーラトランジスタの形成工程順断面図を示している。
ポーラトランジスタの形成工程順断面図を示している。
第1図(a)参照;従来と同じく公知の製法によつて、
p型シリコン基板1にn+型埋没層2,p+型チャネルカット
層3を設け、n型エピタキシャル成長層4(コレクタ領
域となる)を成長し、更に、SiO2膜5(膜厚500Å程
度)を介したSi3N4膜6(膜厚1000Å程度)パターンを
マスクにしてLOCOS法により膜厚数千ÅのSiO2膜からな
るフィールド絶縁膜7を形成する。
p型シリコン基板1にn+型埋没層2,p+型チャネルカット
層3を設け、n型エピタキシャル成長層4(コレクタ領
域となる)を成長し、更に、SiO2膜5(膜厚500Å程
度)を介したSi3N4膜6(膜厚1000Å程度)パターンを
マスクにしてLOCOS法により膜厚数千ÅのSiO2膜からな
るフィールド絶縁膜7を形成する。
第1図(b)参照;次いで、SiO2膜5/Si3N4膜6パター
ンのマスクを除去した後、SiO2膜8(膜厚500Å程度)
を介したSi3N4膜9(膜厚1500Å程度;第1絶縁膜)を
全面に被着し、更に、ボロンをドープしたp+型の多結晶
シリコン膜10(膜厚3000Å;ベース引出し電極となる)
を被着する。
ンのマスクを除去した後、SiO2膜8(膜厚500Å程度)
を介したSi3N4膜9(膜厚1500Å程度;第1絶縁膜)を
全面に被着し、更に、ボロンをドープしたp+型の多結晶
シリコン膜10(膜厚3000Å;ベース引出し電極となる)
を被着する。
第1図(c)参照;次いで、フォトプロセスを適用して
Si3N4膜11(膜厚700Å程度)パターンを形成し、これを
マスクにして多結晶シリコン膜10を選択的に熱酸化して
SiO2膜12を生成し、不要な多結晶シリコン膜を絶縁体化
する。
Si3N4膜11(膜厚700Å程度)パターンを形成し、これを
マスクにして多結晶シリコン膜10を選択的に熱酸化して
SiO2膜12を生成し、不要な多結晶シリコン膜を絶縁体化
する。
第1図(d)参照;次いで、Si3N4膜11を除去した後、
上部全面にSiO2膜13(膜厚3000Å程度)を被着し、更
に、その上面にSi3N4膜21(膜厚700Å以下;第2絶縁
膜)を被覆する。
上部全面にSiO2膜13(膜厚3000Å程度)を被着し、更
に、その上面にSi3N4膜21(膜厚700Å以下;第2絶縁
膜)を被覆する。
第1図(e)参照;次いで、再びフォトプロセスを適用
してレジストマスク22を形成し、これをマスクにしてエ
ミッタ形成領域(内部ベース形成領域でもある)上のSi
3N4膜21とSiO2膜13とp+型多結晶シリコン膜10とをRIE法
でエッチングして窓wを開ける。反応ガスは弗素系ガス
を用いるが、その時、Si3N4膜のエッチングレイトがSiO
2膜のそれより劣るが、膜厚が薄いために同ガスによつ
て除去が可能である。
してレジストマスク22を形成し、これをマスクにしてエ
ミッタ形成領域(内部ベース形成領域でもある)上のSi
3N4膜21とSiO2膜13とp+型多結晶シリコン膜10とをRIE法
でエッチングして窓wを開ける。反応ガスは弗素系ガス
を用いるが、その時、Si3N4膜のエッチングレイトがSiO
2膜のそれより劣るが、膜厚が薄いために同ガスによつ
て除去が可能である。
第1図(f)参照;次いで、Si3N4膜21を被覆したま
ま、窓W内部側面の多結晶シリコン膜を熱酸化してSiO2
膜14(膜厚2000〜3000Å)を生成する。そうすれば、Si
3N4膜21が酸化防止の役目をして、従来のような多結晶
シリコン膜10の酸化が防止され、その膜厚の減少が抑制
される。
ま、窓W内部側面の多結晶シリコン膜を熱酸化してSiO2
膜14(膜厚2000〜3000Å)を生成する。そうすれば、Si
3N4膜21が酸化防止の役目をして、従来のような多結晶
シリコン膜10の酸化が防止され、その膜厚の減少が抑制
される。
第1図(g)参照;次いで、レジストマスク22を除去し
た後、熱燐酸液でエッチングして、窓W内部のSi3N4膜
9を除去し、更に、窓w内部側面のSi3N4膜をもサイド
エッチングし、同時に上面のSi3N4膜21をすべてエッチ
ング除去する。次に、その下層のSiO2膜8を弗酸でエッ
チング除去する。なお、Si3N4膜をエッチングする際、S
i3N4膜9(第1絶縁膜)とSi3N4膜21(第2絶縁膜)を
同時にエッチング除去するため、Si3N4膜21の膜厚をSi3
N4膜9の膜厚よりも薄く形成しておき、Si3N4膜21が完
全に除去されるようにする。
た後、熱燐酸液でエッチングして、窓W内部のSi3N4膜
9を除去し、更に、窓w内部側面のSi3N4膜をもサイド
エッチングし、同時に上面のSi3N4膜21をすべてエッチ
ング除去する。次に、その下層のSiO2膜8を弗酸でエッ
チング除去する。なお、Si3N4膜をエッチングする際、S
i3N4膜9(第1絶縁膜)とSi3N4膜21(第2絶縁膜)を
同時にエッチング除去するため、Si3N4膜21の膜厚をSi3
N4膜9の膜厚よりも薄く形成しておき、Si3N4膜21が完
全に除去されるようにする。
第1図(h)参照;次いで、従来法と同様に、窓W内に
高純度な多結晶シリコン膜を被着して、上記窓側面のサ
イドエッチング部分にも多結晶シリコン膜を充填する。
そうして、充填した窓側面の多結晶シリコン膜をp型化
し、残りの窓内の高純度な多結晶シリコン膜を苛性カリ
液でエッチング除去する。更に、熱処理してp+型多結晶
シリコン膜10からボロンを拡散してp+型外部ベース領域
15を画定し、同時に、その熱処理(酸化雰囲気中)によ
つて窓W内側面に充填した多結晶シリコン膜の表面にSi
O2膜を生成する。
高純度な多結晶シリコン膜を被着して、上記窓側面のサ
イドエッチング部分にも多結晶シリコン膜を充填する。
そうして、充填した窓側面の多結晶シリコン膜をp型化
し、残りの窓内の高純度な多結晶シリコン膜を苛性カリ
液でエッチング除去する。更に、熱処理してp+型多結晶
シリコン膜10からボロンを拡散してp+型外部ベース領域
15を画定し、同時に、その熱処理(酸化雰囲気中)によ
つて窓W内側面に充填した多結晶シリコン膜の表面にSi
O2膜を生成する。
第1図(i)参照;次いで、窓W内にボロンイオンを注
入してp+型内部ベース領域16を画定し、更に、燐ドープ
したn+型多結晶シリコンからなるエミッタ電極17を被着
し、熱処理してn+型エミッタ領域18を画定する。且つ、
SiO2膜13に窓を開けて引出しベース電極19を形成する。
入してp+型内部ベース領域16を画定し、更に、燐ドープ
したn+型多結晶シリコンからなるエミッタ電極17を被着
し、熱処理してn+型エミッタ領域18を画定する。且つ、
SiO2膜13に窓を開けて引出しベース電極19を形成する。
以上が本発明にかかるバイポーラトランジスタの形成
方法である。
方法である。
上記は第2絶縁膜としてSi3N4膜を用いたが、酸化防
止膜として役立つて、且つ、第1絶縁膜と同時にエッチ
ング除去できる膜であれば、他の材料膜を使用しても良
い。
止膜として役立つて、且つ、第1絶縁膜と同時にエッチ
ング除去できる膜であれば、他の材料膜を使用しても良
い。
このように、本発明にかかる形成方法は、ベース引出
し電極となる多結晶シリコン膜10の酸化による膜厚減少
が防止され、ベース引出し電極を低抵抗化して、且つ、
一定に維持できる。実施結果によれば、従来、ベース電
極の抵抗値は100〜300Ω程度に変動していたが、本発明
を実施した後はその抵抗の変動値が50Ω内に納まつてき
た。
し電極となる多結晶シリコン膜10の酸化による膜厚減少
が防止され、ベース引出し電極を低抵抗化して、且つ、
一定に維持できる。実施結果によれば、従来、ベース電
極の抵抗値は100〜300Ω程度に変動していたが、本発明
を実施した後はその抵抗の変動値が50Ω内に納まつてき
た。
更に、ベース電極の抵抗値がこのように固定される
と、多結晶シリコン膜10の膜厚はその膜厚減少を見込ん
で規定膜厚以上に厚くする必要がなくなり、それだけ表
面が平坦化される利点も得られる。
と、多結晶シリコン膜10の膜厚はその膜厚減少を見込ん
で規定膜厚以上に厚くする必要がなくなり、それだけ表
面が平坦化される利点も得られる。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、本発明にかかる製造
方法によれば、ベース電極の抵抗が低下して安定化し、
半導体装置の品質向上に顕著に寄与するものである。
方法によれば、ベース電極の抵抗が低下して安定化し、
半導体装置の品質向上に顕著に寄与するものである。
第1図(a)〜(i)は本発明にかかるSST方式バイポ
ーラトランジスタの形成工程順断面図、 第2図(a)〜(i)は従来のSST方式バイポーラトラ
ンジスタの形成工程順断面図である。 図において、 1はp型シリコン基板、 2はn+型埋没層、 3はp+型チャネルカット層、 4はn型エピタキシャル成長層(コレクタ領域)、 5,8,12,13,14はSiO2膜、 6,11はSi3N4膜、 7はフィールド絶縁膜、 9はSi3N4膜(第1絶縁膜)、 10はp+型多結晶シリコン膜、 15はp+型外部ベース領域、 16はp+型内部ベース領域、 17はエミッタ電極、 18はn+型エミッタ領域、 19はベース電極、 21はSi3N4膜(第2絶縁膜)、 22はレジストマスク を示している。
ーラトランジスタの形成工程順断面図、 第2図(a)〜(i)は従来のSST方式バイポーラトラ
ンジスタの形成工程順断面図である。 図において、 1はp型シリコン基板、 2はn+型埋没層、 3はp+型チャネルカット層、 4はn型エピタキシャル成長層(コレクタ領域)、 5,8,12,13,14はSiO2膜、 6,11はSi3N4膜、 7はフィールド絶縁膜、 9はSi3N4膜(第1絶縁膜)、 10はp+型多結晶シリコン膜、 15はp+型外部ベース領域、 16はp+型内部ベース領域、 17はエミッタ電極、 18はn+型エミッタ領域、 19はベース電極、 21はSi3N4膜(第2絶縁膜)、 22はレジストマスク を示している。
Claims (2)
- 【請求項1】フィールド絶縁膜を設けた半導体基板上に
第1絶縁膜とベース引出し電極になるべき多結晶シリコ
ン膜と酸化シリコン膜と第2絶縁膜とを順次に積層する
工程、 次いで、前記第2絶縁膜,酸化シリコン膜および多結晶
シリコン膜を選択的にエッチングしてエミッタ形成領域
を窓開けする工程、 次いで、該窓の内部側面に露出した前記多結晶シリコン
膜を酸化して酸化シリコン膜を生成する工程、 次いで、該窓の内部底面に露出した前記第1絶縁膜をエ
ッチングし、更に該窓の内部側面の該第1絶縁膜をもサ
イドエッチングし、同時に表面に露出した前記第2絶縁
膜を全面エッチング除去する工程が含まれてなることを
特徴とする半導体装置の製造方法。 - 【請求項2】前記第1絶縁膜および第2絶縁膜が窒化シ
リコン膜であることを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62281663A JP2533141B2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | 半導体装置の製造方法 |
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JP62281663A JP2533141B2 (ja) | 1987-11-06 | 1987-11-06 | 半導体装置の製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN115692197A (zh) * | 2022-12-30 | 2023-02-03 | 深圳市创芯微微电子有限公司 | 一种三极管及其制造方法 |
-
1987
- 1987-11-06 JP JP62281663A patent/JP2533141B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH01123473A (ja) | 1989-05-16 |
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